JPS6327550A - プロピレン系樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

プロピレン系樹脂成形体の製造方法

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Publication number
JPS6327550A
JPS6327550A JP17227586A JP17227586A JPS6327550A JP S6327550 A JPS6327550 A JP S6327550A JP 17227586 A JP17227586 A JP 17227586A JP 17227586 A JP17227586 A JP 17227586A JP S6327550 A JPS6327550 A JP S6327550A
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JP
Japan
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temperature
molding
component
weight
propylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP17227586A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
好洋 傍島
Masaharu Nakai
中井 雅治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Gunma Kasai Co Ltd
Original Assignee
Mikuni Seisakusho Co Ltd
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Seisakusho Co Ltd, Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mikuni Seisakusho Co Ltd
Priority to JP17227586A priority Critical patent/JPS6327550A/ja
Publication of JPS6327550A publication Critical patent/JPS6327550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用性¥f】
本発明はプロピレン系樹脂成形体の製造方法に関し、特
に成形加工性、耐熱寸法安定性、#熱剛性、低温耐衝撃
性等に優れたプロピレン系樹脂成形体の製造方法に関す
るものである6
【従来の技術】
プロピレン系樹脂はその優れた成形加工性、機械的強度
、外観、耐久性、耐薬品性、経済性等により、幅広い分
野に用いられている。しかしながら、その市場の拡がり
に伴い種々の要求性能は高度化し、同時に低廉化も求め
られている。例えば、オフィスオートメーション用機器
部品、家電製品用部品、各種生活用品や自動車用部品分
野では優れた成形加工性と高度な#熱寸法安定性、耐熱
剛性、衝撃性強度を有しつつ経済性に富んだプロピレン
系樹脂の実現が望まれている。 従来、上記分野にはタルク、マイカ、ガラス繊維等の無
機フィラーを主体とした各種フィラーを充填したプロピ
レン系樹脂が、耐熱剛性や成形加工性が比較的良好であ
ることから相当量使用されているが、低温域での衝撃強
度が低かったり、特殊なフィラーや高価なフィラーを用
いて経済的にも不利であったり、耐熱寸法安定性が劣っ
たり、成形品表面の傷付き白化が徴しかったりする等の
理由によって使用が制限される場合があり、そのような
用途には耐熱アクリロニトリル・ブタジェンスチレンm
脂(ABS) ヤl[リフェニレンエーテル樹脂(PP
E)等のエンジニアリング樹脂が使用されている。 そこで、経済的に有利で、かつ、良好な機械的強度を有
するものとして、故紙やta!a屑を配合した樹脂組成
物が提案された(特開昭54−42470号、同59−
207988号公報)、どの組成物は前記分野での活用
を少なからず回走としたが、デザインが複雑な成形体で
の成形加工性や、耐熱寸法安定性、低温#衝撃性等が不
十分であり、最近の高度な市場の要求を満たすことがで
きない。 一方、攪拌造粒法による樹脂組成物も多く提案されてい
る。例えば、ポリオレフィンに無機フィラーを充填する
もの(特開昭58−198588号、同59−3814
9号、同59−172531号、同59−220319
号、同110−1229号各公報)や紙を配合したもの
(特開昭130−233134号公報)等がある。しか
しながら、これらのものは成形加工性、耐熱剛性、低温
耐衝撃等が不十分であることは前記各材料と同様であり
、外観もよくなく、経済性も必ずしも有利ではない。 [発明が解決しようとする問題点1 本発明は、これら従来のポリオレフィン系樹脂における
技術上の問題点、即ち、成形加工性、#熱寸法安定性、
耐熱剛性、低温耐衝撃性の不足するところを高度に改善
し、かつ経済性も有利にすることを目的としている。 c問題点を解決するための手段] 未発明は、特定成分配合物を、特殊な方法で混合・混練
して成形加工する際に特定の樹脂温度範囲で混合・混練
および成形を行なうことによって上記目的を達成し得る
ことを見い出してなされたものである。 即ち、本発明は、下記の(a)成分および(b)成分か
らなる配合物を、攪拌造粒法で混合会混練し、そののち
成形加工して成形体を製造するに際し、該混合・混練お
よび成形加工を、該配合組成物の温度が、■成形加工が
射出成形のときは (a)成分の融解終了温度以上〜こ
の温度+30℃以下、・■成形加工がその他の成形のと
きは(a)成分のファイバーストレスが4.Eikg/
cm2での熱変形温度以上〜融解終了温度+30℃以下
、の範囲内で行なうことを特徴とするプロピレン系樹脂
成形耐の製造方法である。 (a)メルトフローレート(MFR)が25./10分
以上、常温キシレン可溶分が5〜20重量2、かつ該可
溶分中のエチレン含量が20〜45重、i %、および
プロピレン単独重合部分のMFRが30〜150g/1
0分である結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合
体80〜40重量2 (b)ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニ
トリル系、レーヨン系、木綿、羊毛の各種繊維より選ば
れた少なくとも 1種の繊維20〜60重量2 (ただし、配合量は、最終成形体のものを表す、) [作用] 本発明で用いる上記(a)成分の結晶性プロピレン・エ
チレン共重合体は、JIS−に7210  (230℃
、荷重2.18kg)によるMFRが253/10分以
上(中でも33g/10分以上、とりわけ45g/10
分以上、特に80g710分以上がよい)、常温キシレ
ン可溶分が5〜20千Mr%C好ましくは6〜18重量
B)かつ該可溶分中のエチレン含量が20〜45重量2
 (好ましくは25〜35重量%)、およびプロピレン
単独重合部分のMFRが30〜150g/10分(中で
も30〜100g/10分、牛νに40〜80g/10
分がよい)のものである。 ここで、共重合体のMFRが25g/lo分未満では成
形加工性、耐熱寸法安定性、攪拌造粒時の混合容易性が
劣る。常温キシレン可溶分が5重量2未満では耐衝撃性
が劣り、20重量2超過では耐熱剛性が劣る。該可溶分
中のエチレン含量が200重量2満では耐衝撃性が劣り
、45重量%Mi過では攪拌造粒時の混合容易性や耐熱
剛性が劣る。また、プロピレン単独重合部分のMFRが
30g/10分未満では成形加工性、とりわけ射出成形
性、耐熱寸法安定性、攪拌混合時の混合容易性が劣り、
150g/10分超過では耐衝撃性が劣る。 MFRの測定は、JIS−に7210(230℃、2.
If1kg)により求める。常温キシレン可溶分は、2
gの試料を沸騰キシレン20Os Q中に15分間浸漬
して溶解させた後、常温まで冷却し、G4型ガラスフィ
ルターで濾過し乾爆して求めた固相重量から逆算して求
め、この可溶分中のエチレン含量はNMR法により求め
る。 なお、プロピレン単独重合部分のMFHについては、重
合工程において、該重合部分を抜き出して測定すること
ができる。 この共重合体の製造には、通常の立体規則性触媒が用い
られる0代表的にはハロゲン化チタン系化合物または担
体付チタン触媒成分とハロゲン化有機アルミニウム化合
物との複合触媒があり、必要に応じて安息香酸等の電子
供与化合物を加えたり、共粉砕等の手段により活性化し
たものを利用することができる0重合法としては、特公
昭38−1838号、同44−16He号、同49−3
02134号、特開昭50−11529号等の各公報に
記載された手法が用いられる。 共重合に際して、または共重合後の変性によってプロピ
レンとエチレンの外に、他の単量体、例えば、α−オレ
フィン(例えばブテン、ペンテン、ヘキセン、オクテン
等)、不飽和有機酸やその無水物(例えばアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン
酸等)、不飽和エステル(例えば醇酸ビニル、アクリル
酸エチル、メタクリル酸メチル等)やビニルシランまた
は芳香族ビニル化合物等との三元以上の共重合体となし
てもよい、更には、これら重合体の混合物でも差し支え
ない。 また、予め重合したものをジアシルパーオキサイド、ジ
アルキルパーオキサイド等の有機過酸化物でMFRを調
整してもよく、この調整は、成形加工性とりわけ射出成
形性を向上させ、かつ耐熱寸法安定性と低温耐衝撃性を
向上させるので好ましい、特に、この調整で共重合体の
MFRを45g/10分以上にしたものが好ましい。 このようにして得られるプロピレン・エチレンブロック
共重合体のエチレン含量は3〜12重量2、また、プロ
ピレン単独重合部分の密度は0.940 g/cm”以
上、さらには該部分の11−へブタン不溶分(If)は
911重量2上であるものが好ましい。 この (a)成分の形状は粒状、顆粒状、粉状等を問わ
ないが1粒状、顆粒状又はその併用が混合・混練の容易
性の点で好ましく、特に配合物が後記する (b)成分
と (a)成分のみのときは粒状の (a)成分が、ま
た、後記する付加的成分を併用した配合物のときは粒状
と顆粒状の(a)成分の併用が好ましく、各成分の分散
性、混練作業性を向上させる。特に、付加的成分が無機
フィラーのときは顆粒状の (a)成分が適する。 本発明で用いる上記(b)成分の繊維は、ポリエステル
系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系、レーヨン
系、木綿、羊毛の各繊維より選ばれ′た少なくとも 1
種の繊維である。これらは、混紡品、交織品、交編品で
あっても差し支えない。中でも性能、経済性や入手の容
易さ等より、ポリエステル系、ポリアミド系またはこれ
らと木綿の混紡品が好ましい。これらm維は、不a布、
糸、織物1編物等の形状を問わない、特に屑繊維は経済
的に有利である。 これらの1a維は、配合前に予めターボミル等で解繊し
て綿状にするのが一般的で、その結果、長さ0.1〜2
0ffim、好ましくは0.5〜lOma+で、かつ、
太さ径504m以下、中でも30gm以下、特に5〜2
0gmのものが好ましく、本発明方法の前工程を通じて
溶解、分解しないものである。 以上の必須成分の配合割合は、最終成形体のものにおい
て、 (a)成分が80〜40重量2.好ましくは75
〜40重量2、特に好ましくは75〜50重量2であり
、 (b)成分が20〜60重量2.好ましくは25〜
60重量2.特に好ましくは25〜50重量Xである。 (b)成分が少ないと耐熱剛性、耐熱寸法安定性、耐衝
撃性が低く、多いと成形加工性、低温耐衝撃性が劣り好
ましくない。 本発明では、これら必須成分の外に付加的成分を、発明
の効果を著しく損なわない範囲で併用することができる
。付加的成分は、予め上記(a)成分との組成物となっ
ていてもよく、また、製造工程途中で配合されてもよい
。 付加的成分としては、本発明で用いる上記樹脂成分以外
の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、有機または無機の
フィラー、ゴムまたはラテックス、酸化防止剤、核剤、
着色剤、滑剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤1
分散剤、wA害防止剤、中和剤、発泡剤、可塑剤、気泡
防止剤、難燃剤、架橋剤、流れ性改良剤(例えば各種過
酸化物)、ウェルド強度改良剤(例えば各種過酸化物)
等を挙げることができる。 これらの中で、次のものは特に好ましいものである。 (1)無処理または表面舛理済みのマイカ、タルク、炭
酸カルシウム、硫醜バリウム、酸化チタンから選ばれた
少なくとも 1種の無機フィラーは。 耐熱剛性、耐熱寸法安定性等を向上させるので好ましく
、特にタルク、マイカ、とりわけタルクが好ましい、こ
こでマイカは平均粒径が 100JL11以下、好まし
くは504m以下、とりわけ30gm以下のものが好ま
しく、更にどちらかといえば金マイカより白マイカが好
ましい。タルクは平均粒径が50pm以下、好ましくは
15gm以下でアスペクト比が2以上、かつ豪州または
中国産原石より粉砕分級されたものが好ましく、中でも
とりわけ平均粒径が0.5〜lO弘m、特に1〜3 g
mでかつその粒度分布が狭い(例えば特開昭57−82
35号公報や同58−32850号公報に示される形態
を有する)ものが好ましい。これらは併用するこ、′も
出来る。 これらのフィラーの表面処理としては、例えばシランカ
ップリング剤系、高級脂肪酸系、脂肪酸金属塩系、不飽
和有機酸またはその誘導体系(無水マレモノ醇系、アク
リす酸系等)、有機チタネート系、樹脂酸系、ポリエチ
レングリコールエーテル等の各種処理剤での化学的また
は物理的表面処理を挙げることができる。また、平均粒
径の測定は例えば液相沈降方式の光透過法による稙算分
布の50%値による方法がある。 これらのフィラーの配合割合は、上記(a)成分、 (
b)成分およびフィラーの合計量に対して2511以下
、好ましくは1−15重量%、特に好ましくは5〜15
重量2の範囲が、成形加工性、低温耐衝撃性、外観の点
でよい。 (2)また1次に挙げる核剤の配合は、耐熱剛性を高め
たり耐熱寸法安定性を向上させる点で好ましく、その量
は組成物全体100重量部に対し0.01〜3重量部で
あり、 3重量部を超えると経済性に不利であり好まし
くない。 用いられる核剤は芳香族カルボン酸の金属塩、芳香族酸
性リン酸エステル金属塩から選ばれた少なくとも一種の
もので、具体的な化合物の例としては、パラ−t−ブチ
ル安息香酸アルミニウム塩、リン酸ビス(4−t−ブチ
ルフェニル)ナトリウム、ベンゼン環の2位同士がメチ
リデン、エチリデン笠のアルキリデンで結合されたリン
酸ビス(4,8−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウム
等が挙げられる。なかでもリン酸ビス(4−七−ブチル
フェニルナトリウム、ベンゼン環の2位同士がメチリデ
ン、エチリデン等のアルキリデンで結合されたりン耐ビ
ス(4,6−ジーt−ブチルフェニル)ナトリウムが好
ましく、とりわけベンゼン環の2位同士がメチリデン、
エチリデン等のアルキリデンで結合されたリン酸ビス(
4,6−ジーt−ブチルフェニル)ナトリウムが好まし
い。 (3)また、次に挙げる醇化防止剤の配合は,耐熱老化
性や混合ψ混練時における混合安定性の点で好ましく、
その量は組成物全体100重量部に対し0、01〜5重
量部であり、5重量部を超えると経済的に不利である。 用いられる酸化防止剤は、ホスファイト系、フェノール
系、硫黄系であり、具体的にはホスファイト系としては
、トリオクチルホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、トリデシルホスファイト、オクチル−ジフェニルホ
スファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル
)ホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス(
ブトキシエチル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト、ジステアリンペンタエリスリトール
ジホスファイト、テトラ(トリデシル)−1,1,3−
トリス(2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)ブタンジホスファイト、テトラ(C12〜1
5”合アルキル)−4,4’−イソプロピリデンジフェ
ニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’
−ブチリデンビス(3−メチル−8−t−ブチルフェノ
ール)ジホスファイト、トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)ホスファイト、トリス(
モノ・ジー混合ノニルフェニル)ホスファイト、水素化
−4,4°−イソプロピリデンジフェノールポリホスフ
ァイト、ビス(オクチルフェニル)・ビス[4,4−ブ
チリデンビス(3−メチル−e−t−ブチルフェノール
)]−1,6−ヘキサンジオールジホスファイト、フェ
ニル・4.4−インプロピリデンジフェノール・ペンタ
エリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−t−ブ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,8−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、トリス[4,4
−インプロピリデンビス(2−t−ブチルフェノール)
]ホスファイト、フェニル・ジイソデシルホスファイト
、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、トリス(l、3−ジ−ステアロイルオキシイソ
プロピル)ホスファイト、 4,4°−イソプロピリデ
ンビス(2−t−ブチルフェノール)・ジ(ノニルフェ
ニル)ホスファイト、9.10−ジ−ハイドロ−3−オ
キサ−10−フォスノアフェナンスレン−1O−オキサ
イド、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
−4,4−ビフェニレンジホスホナイト等が挙げられる
。 フェノール系としては、2,6−ジーt−ブチル−p−
クレゾール、2.6−ジフェニル−4−オクトキシフェ
ノール、ステアリル−(3,5−ジ−メチル−4−ヒド
ロキシベンジル)チオグリコレート、ステアリル−β−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)
プロピオネート、ジステアリル−3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、2,4.8
−トリス(3”、5°−ジ−t−ブチルートヒドロキシ
ベンジルチオ)1,3.5− )リアジン、ジステアリ
ル(4−ヒドロキシ−3−メチル−5−t−ブチル)ベ
ンジルマロネート、2.2゛−メチレンビス(4−メチ
ル−6−トブチルフエノール)、 4,4°−メチレン
ビス(2,6−ジー1−ブチルフェノール)、2.2’
−メチレンビス[8−(1−メチルシクロヘキシル)p
−クレゾール]、ビス[3,5−ビス(4−ヒドロキシ
−3−t−ブチルフェニル)ブチリックアシドコグリコ
ールエステル。 4.4゛−ブチリデンビス(6−t−ブチル−履−クレ
ゾール)、 2.2゛−エチリデンビス(4,6−ジー
t−ブチルフェノール)、 2,2°−エチリデンビス
(4−3−ブチル−8−t−ブチルフェノール) 、 
1,1.3−)リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルフェニル)ブタン、ビス(2−t−ブチル
−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル
−5−メチルベンジル)フェニル]テレフタレート、 
1,3.5−トリス(2,6−シメチルー3−ヒドロキ
シ−4−、t−ブチル)ベンジルイソシアヌレート、1
,3.5− トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル) −2,4,8−)リスチルベンゼ
ン、テトラキス[メチレン−3−(3,5−シートブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン
、1,3.54リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)インシアヌレート、1,3.5− 
トリス[(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシエチル)インシアヌレート
、2−オクチルチオ−4,8−ジ(4−ヒドロキシ−3
,5−ジ−t−ブチル)フェノキシ−1,3,5−)リ
アジン、414°−チオビス(6−t−ブチル−m−ク
レゾール)等のフェノール類および4,4°−ブチリデ
ンビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)の炭
酸オリゴエステル(例えば重合度2,3,4,5,6,
7,8,9.10)等の多価フェノール炭酸オリ、ゴエ
ステル類が挙げられる。 さらに、硫黄系としては、例えば、ジラウリル−、シミ
リスチル−、ジステアリル−等のジアルキルチオジプロ
ピオネートおよびブチル−、オクチル−、ラウリル−、
ステアリル−等のフルキルチオプロピオン酸の多価アル
コール(例えばグリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリス
ヒドロキシエチルイソシアヌレート)の円ステル(例え
ばペンタエリスリトールテトララウリルチオプロピオネ
ート)が挙げられる。 中でもフェノール系、硫黄系が好ましく、特にフェノー
ル系が混合混線時の安定性や耐熱老化性の点で好ましく
、とりわけ2.6−ジt−ブチル−p−クレゾール、テ
トラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート] メタン、
ステアリル−β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−
ブチルフェニル)プロピオネート、ジステアリルチオプ
「1ビオネート、ペンタエリスリトールテトララウリル
チオプロピオネートが好ましい、これらは、混合混線時
の加温領域で優れた劣化防止性効果を発揮する。 (4)また、各種滑剤や可塑剤1例えばステアリン酸カ
ルシウムやステアリン酸ブチル等の配合は攪拌混合性を
向上せしめるので望ましい。 (5)さらに、エチレン系ゴム、例えばエチレン・プロ
ピレン共重合ゴム−、エチレン・ブテン−1共重合ゴム
の配合は、耐衝撃性ばかりでなく耐熱寸法安定性、混合
混線の容易性の向上に有効である。 本発明の方法では1以上の必須成分および要すれば付加
的成分からなる配合物を攪拌造粒法で混合・混練し、そ
ののち成形加工して成形体を製造するに際し、該混合・
混練および成形加工を、該配合組成物の温度が、■成形
加工が射出成形のときは(a)成分の融解終了温度以上
〜この温度+30℃以下、■成形加工がその他の成形の
ときは (a)成分のファイバーストレスが4.8kg
/ca2での熱変形温度以上〜融解終了温度+30℃以
下、の範囲内で行なう方法が採られる。 ここで、「攪拌造粒法」とは、例えば、スーパーミキサ
ーやヘンシェルミキサー等の高速回転型攪拌混合器で攪
拌しながら混練物を得る方法であり、これを紹介したも
のとしては、昭和50年発行「造粒便覧」第283〜3
16頁の記載がある。この方法において、各成分の配合
は全量−時でも段階的または間歇的に行なってもよい、
Wl拌の回転数は一般には11000rp以上であり、
混合器の予熱または加熱の有無は問わない。一般に、混
合混練で(a)成分が溶融し始めると混合器のモーター
負荷電流が増加し始めるが、その電流値が攪拌開始時の
10〜202以上増加した適当な時点で、予め20℃前
後に冷却された別の混合器に移送して数百rpm程度の
低速回転数で冷却して組成物を得る。 この組成物はこれを粉砕器で粉砕してフレーク状にする
か、または造粒機で粒状(ペレット)にするのが好まし
い。また、例えば、(a)成分と (b)成分および要
すれば付加的成分を予め高濃度に配合した組成物を作り
、これをマスターバッチとして用い、別途(a)成分等
で希釈しつつ成形加工することもできる。 また、「融解終了温度」とは、差動走査熱量計([]1
fferential Scanning Calor
imeter 、以下、DSCと略称する)で測定され
た融解ピーク曲線において、最終ピークの変曲点での接
線の外挿直線とベースラインとの交点である。 OSC
M定では、サンプルff15mg、差動速度lO℃/分
の条件が用いられる。 「攪拌造粒法」によらなければ、均一分散した組成物を
得がたいばかりか、機械的混練による品質劣化の少ない
組成物が得がたい。 射出成形の場合、配合組成物の温度が(a)成分の融解
終了温度未満では成形困難であり、この温度+30℃超
過では(b)成分が変質、分解または形状が変化したり
して成形体の品質が劣るようになる。このことは、射出
成形以外の成形において上記「融解終了温度」を「ファ
イバーストレスが4.8kg/cm2での熱変形温度」
に置き代えたときと同様である。 本発明で用いる配合組成物は、どちらかといえば、射出
成形により適しており、その場合混合・混練および成形
加工時の好ましい配合組成物温度は、融解終了温度+2
5℃以下である。 さらに、成形加工法は押゛出成形、中空成形、射出成形
、シート成形、熟成形等殆ど全ての成形法において本発
明の効果は発揮されるが、中でも押出成形、シート成形
、熟成形、射出成形が好ましく、とりわけ射出成形がよ
い。 【発明の効果] 本発明の方法によってのみ、先の目的が達成されるほか
に、耐傷性き性、塗装性もよくヒケも少ない活用性の極
めて高いプロピレン系樹脂成形体が得られる。その為、
高い品質レベルと経済性の要求される分野、例えば、オ
フィスオートメーション機器、家電製品、生活用品、自
動車等広(X分野にわたって広く適用が可能となった。 [実施例1 以下の実施例で用いる評価方法は次の通りである。 (1)成形加工性 8機製作所製5T−35型スクリューインライン射出成
形機で、幅8111II+、厚み2mmの断面形状を有
するスパイラル金型を用い、成形温度を (a)成分の
融解終了温度+25℃(ただし、比較例4では融解終了
温度+45℃、また、比較例6では280℃)とし、射
出圧力を800kg1cI112にして成形を実施した
。このときのスパイラル流れ長さを計測して「流動性」
として評価し、同時にその成形時のスクリュー押切時間
を「充填時間」として評価した。前者は長さが長いほど
、また、後者は時間が短いほど成形加工性がよい。 (2) lll1熱寸法安定性 200mm径×2II11厚の円板状試片(ゲート:l
l11径のピンポイント)を上記射出成形機で同様に成
形し、これを23℃、50%R)+ (相対湿度)の雰
囲気で72時間放置後、それを定盤上に静置し、その最
大変形量を成形反り量としてノギスで測定する。また、
同試片を 100℃の熱風炉で4時間処理し、更に23
℃、50% RHの室内に24時間放置後、先の方法で
反り量を測定し、下記式にて算出したものを再加熱反り
変形量とする。この再加熱反り変形量が3■以下のもの
は実用上特に良好である。 再加熱反り変形量= 1成形反り量−加熱処理後の反り量1 (3)#熱剛性 J IS−に7203 (測定温度110℃)に準拠。 (4)低温衝撃強度 サポート(穴径40+am)上に設置した試験片(10
0X100X2各mm)に荷重センサであるダートを落
下させ(1m X 4kgf) 、試験片の衝撃荷重に
おける変形破壊挙動を測定し、得られた衝撃ノ々ターン
における亀裂発生点までにおいて吸収された衝撃エネル
ギーを算出し、材料の衝撃強度とした。測定雰囲気温度
は一40℃(ただし、実験No、13では23℃)であ
る。 また、各実施例および比較例で用いた配合成分は次のと
おりである。 (b)成分:裁断後に綿状に解繊した繊維Bl  ポリ
アミド、直径14pm、長さ5ffi飼。 B2  ポ+)x−7,チル80%十木綿2oz(混紡
品)、直径16ルエ、長さ51ゆ B3  ポリエステル85%+木綿35X  (I紡品
)、直径17終m、長さ51゜ (C)成分;付加的成分 C1タルク、中国産、実質IFB、m以下で平均粒径1
.5 ルm、アスペクト比4゜ C2ガラス繊維、直径l吟]。 (d)成分:その他の成分 耐熱ABS (鐘淵化学工業社製アクリロニトリル−ブ
タジェン−スチレン共重合体「カネエース」) 実施例1〜7および比較例1〜6 第1表に示す各配合物を高速回転型攪拌混合器(用田製
作所製スーパーミキサー:1OOf!、)に投入し、1
20orpmにて攪拌混合・混練した0次に。 該組成物が実質的に (a)成分の融解終了温度+25
℃に達した後、いったん50Orpmに撹拌速度を落し
つつ、20℃に冷却された冷却専用混合器に移送した。 こうして得られた塊状組成物を粉砕機にて粉砕し、更に
先と同じ融溶温度に設定した三菱重工。 社製40mm径単軸押出機にて粒状(ペレット)化した
。 この際、(a)成分のAI、 A2およびA3について
はその+oo 重量部にリン醸ビス(4,8−ジ−t−
ブチルフェニル)ナトリウム0.15重量部およびテト
ラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート17720.1
0重量部を配合したものを用いた。また、同A4. A
5およびA6についてはトリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ホスファイトを0.10重量部配合したも
のを用いた。なお、比較例4では攪拌混合・混練および
造粒の温度は (a)成分の融解終了温度+45℃とし
た。この後、欠配した評価方法で評価した。ただし、耐
熱剛性と低温衝撃強度の試験片は、成形加工性評価で用
いるのと同じ射出成形機に各試片用金型を取り付け、同
様な条件で成形したものを用いた。これらの結果を第1
表に示す。 実施例1〜7の結果については、いずれも良好な成形加
工性、耐熱寸法安定性、耐熱剛性および低温衝撃強度を
発現した。これに対し、比較例1〜6はいずれも性能バ
ランスが不良であった。 さらに、実施例5の組成物ペレットを三菱ナトコ800
EX L型射出成形機を用いて先と同じ成形条件で30
0 X600 X3各■の寸法の自動車内装部品を想定
したモデル板を成形し、その成形加工性。 耐熱寸法安定性、耐熱剛性、低温衝撃性を評価したとこ
ろ、いずれも実用十分なレベルを発現し、同時にヒケや
耐傷付性、塗装性、ウェルド強度、外観等も実用十分で
あった。 また、実施例4の組成物ペレットを三菱重工社製シート
成形機を用いて先の射出成形の時と同じ温度条件下で1
200mm幅X 2.Omm厚のシートを押出成形した
。このとき、そのシート加工性は良好で、得られたシー
トは実用十分な耐熱寸法安定性、耐熱剛性、低温衝撃性
を発現した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の(a)成分および(b)成分からなる配合
    物を、攪拌造粒法で混合・混練し、そののち成形加工し
    て成形体を製造する方法において、該混合・混練および
    成形加工を、該配合組成物の温度が、[1]成形加工が
    射出成形のときは(a)成分の融解終了温度〜この温度
    +30℃以下、[2]成形加工がその他の成形のときは
    (a)成分のファイバーストレスが4.6kg/cm^
    2での熱変形温度以上〜融解終了温度+30℃以下、の
    範囲内で行なうことを特徴とするプロピレン系樹脂成形
    体の製造方法。 (a)メルトフローレート(MFR)が25g/10分
    以上、常温キシレン可溶分が5〜20重量%かつ該可溶
    分中のエチレン含量が20〜45重量%、およびプロピ
    レン単独重合部分のMFRが30〜150g/10分で
    ある結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体80
    〜40重量% (b)ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニ
    トリル系、レーヨン系、木綿、羊毛の各繊維より選ばれ
    た少なくとも1種の繊維20〜60重量% (ただし、配合量は、最終成形体のものを表す。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05112337A (ja) * 1991-10-18 1993-05-07 Fuji Photo Film Co Ltd 包装装置
US7482402B2 (en) 2005-05-17 2009-01-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Fiber reinforced polypropylene compositions
US8119725B2 (en) 2005-05-17 2012-02-21 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Fiber reinforced polypropylene composite interior trim cover panels

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US7482402B2 (en) 2005-05-17 2009-01-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Fiber reinforced polypropylene compositions
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