JPS63273243A

JPS63273243A - 光磁気式記録再生装置の記録方法

Info

Publication number: JPS63273243A
Application number: JP10840687A
Authority: JP
Inventors: Naoki Kuwata; 直樹鍬田
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 1987-05-01
Filing date: 1987-05-01
Publication date: 1988-11-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、レーザー等の光を微小径のスポットに絞り、
光磁気式記録媒体に照射し、情報を高密度に記録再正す
る装置の記録方法に関する。

（従来の技術〕従来の光磁気録方法の概略図を第６図に示す。

第６図において、１１は、１ビツトのデータを記録する
データセルを表し、その周期をＴとする。

１２は、光磁気式記録媒体の磁化の向きを示すも″ので
、今、初期状態として下向きに磁化されている。このと
き、デートしてはすべて０が記録されているものとする
。１３は、情報を記録するときのレーザーの出力波形を
表す。この波形の高い側を記録パワー、低い側を再生パ
ワーとする。１２の状態にある光磁気式記録媒体に、１
３で示されるレーザー光を照射し、それと同時に外部磁
場を１３で矢印で示される向きに印加すると、１４に示
されるように記録パワーが照射された部分のみ磁化の向
きが反転し、情報が記録される。　１５は、１４の状態
にある光磁気式記録媒体を再生したときの再生波形で、
データセル内に磁化反応が存在する部分を１とする。こ
の場合１１０１と記録されたことになる。この場所に新
しい情報を記録しようとすると、１６に示すように外部
印加磁場の向きを反転させ、直流の消去パワーを照射す
ることにより１２で示される初期状態に戻し、再び、１
３の動作を行うことにより新しい情報を記録できる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の光磁気式記録再生装置においては、新
たに情報を記録する場合、前に記録されていた情報を一
度消去し、その後に記録を行わなければならず、消去と
いう余分な動作を必要とする。すなわち、磁気ディスク
等で行われている重ね書きができない。この問題点を解
決する手段として、二つの光学ピックアップを用いて一
方を記録専用に、もう一方を消去専用に使用することに
より重ね書きが可能となる構成が、また、外部印加磁場
を高速で変調し、その間レーザー光を照射し続けて重ね
書きを可能とする方法が提案されている。しかし、これ
らの従来技術では、二つの光学ピックアップを必要とす
るため、構成が複雑になり、部品点数も多くなってコス
トアップにつながっていた。また、磁場の高速変調方式
では記録周波数が高くできないという制限があり、実用
上問題があった。

そこで、本発明はこのような問題点を解決するためのも
ので、その目的とするところは、従来用いられていた一
つの光学ピックアップを用いて、実時間で重ね書きがで
きる記録用法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の光磁気式記録再生装置の記録方法は、光磁気式
記録媒体上に存在するセクター中に設けられたフラグ部
を読み取ることにより、このセクターに重ね書きした回
数を判別し、その回数に対応して、外部印加磁場の切り
換え、　および記録データパルスの遅延のオン・オフを
行うことによって消去動作を必要とせずに、重ね書きが
できることを特徴とする。

ただし、少な（とも２つ以上の光源を存する光学ピック
アップを用いて、この光学ピックアップが発する先行ビ
ームで前述のフラグ部の状態を読み数す、後続ビームで
このフラグ部の状聾を更新することとする。

〔作用〕

本発明の上記の記録方法によれば、セクター上に設けら
れたフラグ部よりそのセクターに何回重ね書きされたか
を読み取り、午の回数が奇数か偶数かによって、外部印
加磁場の向き、および記録データのクロックを遅延させ
るかどうか判別した後、これらの条件を満足するように
記録することにより、１個の光学ピックアップのみで、
消去動作を必要とせずに実時間で情報の記録が可能とな
、　　　　る。

〔実施例〕

以下、本発明について図面に基づいて詳細に説明する。

本発明の光磁気式記録方法の概略図を第１図に示す。第
１図において、２１は、１ビツトのデータを記録するデ
ータセルを表し、その周期をＴとする。２２は、光磁気
式記録媒体の磁化の向きを示すもので、今、初期状態と
して上向きに磁化されている。このとき、データとして
はすべて０が記録されているものとする。２３は、情報
を記録するときのレーザーの出力波形を表す。この波形
の高い側を記録パワー、　低い側を再生パワーと呼ぶこ
とにする。なお、記録パルスの立ち下がりは、図に示し
たように必ずデータセルの始点に一致させ、かつ、パル
ス幅はＴ／２よりも短くする。２２の状態にある光磁気
式記録媒体に、２３で示されるレーザー光を照射し、そ
れと同時に外部磁場を２３で矢印で示される向きに印加
すると、２４に示されるように記録パワーが照射された
部分のみ磁化の向きが反転し、情報が記録される。２５
は、２４の状態にある光磁気式記録媒。

体を再生したときの再生情形で、データセル内に磁化反
転が存在する部分を１とする。この場合１１０１と記録
されたことにな゛る。次に、この同じ場所に重ね書きを
する場合、２６で示されるように、外部印加磁場の向き
を反転させ、データセルの中央でパルスが立ち下がる記
録波形を照射することにより、２７で示される磁化パタ
ーンが形成される。このとき、２４の磁化パターンは完
全に消去されている。すなわち、２４で示される記録吠
面が消去され、新たに２７で示される状態に記録された
ことになる。２８は、２７の状態にある光磁気式記録媒
体を再生したときの再生波形で、データセル内に磁化反
転が存在する部分を１とすると、１０１１と記録された
ことになる。更に重ね書きをするときは、２３のプロセ
スを行うことにより、新しい情報が記録できる。このよ
うにして、本発明の記録方法を用いると、従来光磁気記
録において必要とされた、消去動作が不用となり実時間
で記録が行えることになる。

第２図に、本発明に用いるセクターフォーマットの概略
図を示す。３１は、トラックアドレス・セクターアドレ
ス等があらかじめ光磁気式記録媒体上に凹凸状のピット
で形成されたプリフォーマット部、３２はギャップ部で
ある。３３は、フラグ部で後述のユーザーエリアに記録
された情報が第１図における２４の状態にあるのか、２
７の状態にあるのかを知らせる。３４はギャップ部、３
５はユーザーエリアでこの場所にユーザーのデータが記
録される。　　３６は、バッファ一部でセクター間のギ
ャップの役目をする。１トラツクはこのセクターが複数
偏集まって形成される。

第３図は、本発明の、記録再生時の流れ図である。まず
記録を行うとき、プリフォーマット部３１を読み、４１
で目標のアドレスを判別し、正しいアドレス位置にいる
場合は、フラグ部３３を読み込んでユーザーエリア３５
の極性判別を４２で行う。そして、前の記録状態が第１
図における２４の状態にあるときは、４３で記録パルス
の立ち下がりがデータセルの中央にくるようにクロック
を遅延させ、４４で外部印加磁場の向きを適切な方向へ
切り替える。２７の状態にあるときには、クロックの遅
延はおこなわないで、磁場のみ極性を切り換える。その
後、４５でユーザーエリア３５にデータを記録する。再
生時は、外部磁場の極性切り換えは行わず、極性判別４
２の結果に応じてクロック遅延４３のみ行う。

ｔＪ４図に、本発明のフラグ部の詳細図を示す。

第４図において、各升目が１データセルに対応する。５
１はフラグ部が初期状態にあるときで、各データセルの
磁化の向きはすべて上向きである。

この状態にあるフラグ部を、先行ビームが読み取り、デ
ータセル内に磁化反転が存在しないので、後続ビームで
１番目のデータセルに信号を記録する。このとき外部印
加磁場の向きは、下向きである。２つのビームがフラグ
部を通過した後の状態が５２である。先行ビームがフラ
グ部を再生したとき、フラグ部内の磁化反転の個数が偶
数であるので、外部印加磁場および記録データパルスを
第１図の２３の状態にしてデータを記録する。次にこの
セクターに情報を重ね書きする場合先行ビームがフラグ
部の状態を読み取り、１番目のデータセルには磁化反転
が存在し、２番目のデータセルには磁化反転が存在しな
いので、後続ビームで２番目のデータセルに信号を記録
する。このとき外部印加磁場の向きは、下向きである。

２つのビームがフラグ部を通過した後の状態が５３であ
る。

先行ビームがフラグ部を再生したとき、フラグ部内の磁
化反転の個、数が奇数であるので、外部印加磁場および
記録データパルスを第１図の２７の状態にしてデータを
記録する。このように先行ビームでフラグ部の磁化反転
の個数を計数し、磁化反転が存在しな（なった、最初の
データセルに後続ビームで記録を行って、フラグ部の状
態を更新してから、先行ビームで計数した磁化反転の個
数に応じてユーザーエリアに情報を記録する。　ユーザ
ーエリアに記録を行うビームは、先行、後続どちらのビ
ームを用いてもよい、フラグ部にＮ個のデータセルが存
在するとき、Ｎ回重ね書きをするとフラグ部の状態を更
新できな（なるので、外部印加磁場向きを上向きにして
、記録パワーを照射し、５２の状態に初期化する。

第５図に、本発明で使用する光学ピックアップの概略図
を示す。１０１はレーザーダイオードアレイで、２個の
レーザーチップが、集積されている。１０２は集光レン
ズでレーザーの出射光を平行光にする。１０８はビーム
スプリフタ、１０４は対物レンズで、レーザー光を光磁
気式記録媒体１０５上に集光させる。光磁気式記録媒体
１０５は図の矢印の向きに移動するものとする。１０６
は外部印加磁場用コイルである。光磁気式記録媒体１０
５からの反射光は、再び１０４を通過し、１０３で光路
分離されて反射光学系に入射する。

１０７はλ／２板で反射光の偏光面を４５度面回転せる
。１０８は偏光ビームスプリッタ−で、反射光を２分割
する。１０９は集光レンズ、１１０はシリンドリカルレ
ンズ、　　１１１はフォトダイオードアレイである＠　
１ｌｌａは４分割フォトダイオードで、非点収差法によ
り、対角和の差をとることにより、フォーカス誤差信号
１１７が得られる。。１１２は集光レンズ、１１３はフ
ォトダイオードアレイで、　　１１３ａは２分割フォト
ダイオードで、フォーフィールド法により、トラック誤
差信号１２０が得られる。そして、１１１ａおよび１１
３ａの出力を差動増幅器１１４へ入力することにより、
光磁気信号１１８が、加算幅器１１５へ入力することに
より、プリピット信号１１９が得られる。な勿、ユーザ
ーエリアに情報を記録するとき、先行ビームで記録し、
後続ビームで再生することにより情報が正しく記録され
たかどうかチェックできる。この場合は、図に示すよう
に、フォトダイオード１１１ｂおよび１１３ｂの出力を
差動増幅器１１６に入力することにより、光磁気信号１
２１が得られる。フォーカス誤差信号、トラック誤差信
号、プリピット信号についても、１ｔｉｂおよび１１３
ｂを用いて検出してもよい。

（発明の効果〕以上述べたように本発明によれば、１個の光学ピックア
ップのみで光磁気式記録媒体に重ね書きができるので、
構成が従来用いられていたものと同じで簡単であり、部
品点数も少なくなってコストダウンにつながる。また、
磁場変調方式と違ってレーザー変調方式であるので記録
周波数が高くでき、高転送レートでの記録も楽々行える
という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の光磁気記録方法の概略図、第２図は
、本発明のセクターフォーマットの概略図、第３図は、
本発明の記録再生時の流れ図。第４図は、本発明のフラ
グ部の詳細図、第５図は、本発明で使用する光学ピック
アップの概略図。第６図は、従来の光磁気記録方法の概
略図である。１１・・・データセル、　　１２・・・磁化状態、１３
・・・記録波形、　　１４・・・磁化状態、　　１５・
・・再生波形、　　１６・・・消去波形、　２１・・・
データセル、２２・・・磁化状態、　２３・・・記録波
形、　２４・・・磁化状聾、　２５・・・再生波形、　
２６・・・記録波形、２７・・・磁化状態、　２８・・
・再生波形、　８１・・・プリフォーマット部、　”′
３２・８４・・・ギャップ部、３８・・・フラグ部、　
３５・・・ユーザーエリア部、３６・・・バッファ一部
、　４１・・・アドレス判別、４２・・・極性判別、　
４８・・・クロック遅延、４４・・・外部磁場極性切り
換え、　４５・・・記録／再生、　　１０１・・・レー
ザーダイオードアレイ、１０２・１０９・１１２・・・
集光レンズ、　　１０８・・・ビームスプリブタ、　　
１０４・・・対物レンズ、１０５・・・光磁気式記録媒
体、　１０６・・・外部印加磁場用コイル、　　１０７
・・・λ／２板、　　１０８・・・偏光ビームスプリフ
タ、　　１１０・・・シリンドリカルレンズ、　　１１
１−１１３・・・フォトダイオードアレイ、　　１１４
・１１８・・・差動増幅器、１１５・・・加算増幅器、
　　１１７・・・フォーカス誤差信号、　１１８・１２
１・・・光磁気信号、１１９・・・プリピット信号、　
　１２０・・・トラック誤差信号。以　　上出願人　セイコーエプソン株式会社２４蚤や目　＋牛２７　　　　＋　　牛　　　　　＋　　ｔ　　！　　　
　目　　　　争　奪第１図峯２１刀第４Ｑ −−−−−−−−−−−−１’２築６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）レーザー光を微小径に絞り込んで光磁式記録媒体
に情報を記録再生する光磁気式記録再生装置の記録方法
において、前記光磁気式記録媒体上に存在するセクター
中に設けられたフラグ部を読み取ることにより、前記セ
クターに重ね書きした回数を判別し、前記回数に対応し
て、外部印加磁場の切り換え、および記録データパルス
の遅延のオン・オフを行うことによって消去動作を必要
とせずに、重ね書きができることを特徴とする光磁気式
記録再生装置の記録方法。
（２）少なくとも、２つ以上の光源を有する光学ピック
アップを用いて、前記光学ピックアップが発する先行ビ
ームで前記フラグ部の状態を読み取り、後続ビームで前
記フラグ部の状態を更新することを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の光磁気式記録再生装置の記録方法。