JPS63270638A - 乳酸の製造方法 - Google Patents

乳酸の製造方法

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JPS63270638A
JPS63270638A JP62104391A JP10439187A JPS63270638A JP S63270638 A JPS63270638 A JP S63270638A JP 62104391 A JP62104391 A JP 62104391A JP 10439187 A JP10439187 A JP 10439187A JP S63270638 A JPS63270638 A JP S63270638A
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JP
Japan
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lactic acid
water
hydrolysis
acid
calcium hydroxide
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Application number
JP62104391A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
博司 小野
Takaharu Kasuga
春日 隆晴
Paraa Hen
ヘン・パラー
Eiju Iwamoto
岩本 英寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、乳酸の製造方法に関する。詳しくは、2−ク
ロロプロピオン酸の加水分解によって乳酸を合成するに
あたり、加水分解を特定量の水酸化カルシウムおよび水
の存在下に行うことを特徴とする乳酸の製造方法に関す
る。
乳酸は工業薬品および食品添加剤として広範囲な用途を
有する化合物である。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)2−
クロロプロピオン酸の加水分解によって乳酸を製造する
にあたり、加水分解をアルカリの存在下において行えば
効率よく乳酸が得られる事は公知である0例えば、アゼ
ルバイジャンスキー。
ヒミーチェスキー・ジュールナール (A3EPBARJIXAHCK)inXHMH#EC
KHRXVPHA月)No、5〜6.50頁(1973
年)において、2−クロロプロピオン酸に対して当量な
いし3倍当量の水酸化ナトリウムの存在下、60〜10
0 ’Cにおいて、10〜120分の反応を行い、これ
らの諸条件の反応速度や転化率に及ぼす影響を詳細に8
周べている。これらのデータから、条件を適切に選定す
ることによってほぼ100%に近い収率で2−クロロプ
ロピオン酸から乳酸を得ることが可能であることが推察
される。
工業製品としての高品位の乳酸は、過剰の水および食塩
や各種の副生物等の夾雑物を含有する加水分解反応液か
ら乳酸を分離後、精製することによって得ることができ
るが、この乳酸の分離方法としては次に記す二つの方法
が工業的に存力であ(1)加水分解反応液に過剰のメタ
ノール等のアルコールを加えて、酸触媒の存在下におい
て乳酸をエステル化し、この乳酸エステルを薄情によっ
て分離・精製後過剰の水と酸触媒の存在下において加水
分解し、次いでアルコールおよび酸触媒を分離する。
(2)加水分解反応液から乳酸を、水への溶解度の低い
有機溶媒によって抽出し、次いで抽出液から該有機溶媒
を減圧下において溜出させる。
本発明者等は、これらの方法について詳細な検討を行っ
てきたところ、これらのいずれの方法においても、加水
分解液中の多量の水の存在は工業的には不利な結果をも
たらす事を見い出した。即ち、前記(1)の方法におい
ては、過剰の水の存在はアルコールによる乳酸のエステ
ル化を妨げ、エステル化を完全に行わせるためには大過
剰のアルコールを必要とするために大容量の装置を必要
とする上に、過剰のアルコールの分離や回収に多大なエ
ネルギーを要する。また、前記(2)の方法においては
、乳酸の水への溶解性が著しく高い為に、多量の水分を
含有する乳酸水溶液からの乳酸の抽出は容易ではな(、
乳酸を高い抽出率で抽出するには、通常、乳酸水溶液中
の水に対して、10倍〜100倍の有機溶媒を必要とす
る。
然るに、2−クロロプロピオン酸の加水分解を水酸化ナ
トリウムの存在下で行うと、加水分解液中には食塩が副
生じてくる。食塩の水に対する溶解度が比較的小さいた
めに、加水分解反応液中の水の量をあまり少なくすると
食塩の結晶の析出が起こり、続く乳酸の分離操作に支障
をきたす。従って、通常、原料として用いる2−クロロ
プロピオン酸1モルあたり約180グラム以上の水が加
水分解反応液中に残るように水の添加量を決めなければ
ならない、この水の量は生成する乳酸に対して約3倍の
重量に当たり、先に述べたように加水分解反応液中の水
の存在による不利益をもたらす原因となっている。これ
を避けるため、例えば、加水分解反応液から水分を蒸留
等の手段によって除去することが考えられるが、やはり
食塩の析出が障害となるためにこれを除去しながら濃縮
することは装置として煩雑なものを必要とする。
本発明の目的は、2−クロロプロピオン酸から効率良く
高純度の乳酸を製造する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明者等
は、この2−クロロプロピオン酸の加水分解とそれ続く
乳酸の分離について、総合的な見地から詳細な研究を行
ってきたところ、2−クロロプロピオン酸の加水分解を
適切な量の水酸化カルシウムおよび水の存在下に行えば
加水分解を高い収率で行わせるとともに加水分解反応液
中の水の量を従来よりも著しく少なくできることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、2−クロロプロピオン酸の加水分解に
よって乳酸を合成するにあたり、加水分解を2−クロロ
プロピオン酸1モルに対し0. 4〜0.8モルの水酸
化カルシウムおよび30〜150グラムの水の存在下に
行うことを特徴とする乳酸の製造方法である。
2−クロロプロピオン酸の加水分解を水酸化カルシウム
の存在下、このような少量の水を用いて加水分解を行い
、高い乳酸の収率が得られることはこれまで知られてい
なかった。
本発明の方法において、用いる水酸化カルシウムの量は
重要な要素であり、通常原料として用いる2−クロロプ
ロピオン酸1モルあたり0.4〜0.8モルが好ましい
、この量には厳密には臨界的な意味はないが、これ以下
の量では加水分解速度は著しく低下するために実用的で
はない、またこれ以上の量を用いると、加水分解速度は
若干向上するが、過剰の水酸化カルシウムは加水分解反
応液中で生成した乳酸と反応して乳酸カルシウムの形と
なり、これに続くエステル化や抽出の効率を著しく妨げ
る。このような意味から、用いる水酸化カルシウムの量
は原料の2−クロロプロピオン酸1モルあたり0.48
〜0.52モルとすることが更に好ましい。
また、本発明の方法においては、用いる水の量も重要な
要素であり、原料として用いる2−クロロブロビオン酸
1モルあたり30〜150グラムとすることが好ましい
。30グラム以下の水を用いた場合には、常温において
加水分解反応後の液中に塩化カルシウムの結晶が沈積し
始めるために操作に支障をきたす、また、150グラム
以上の水を用いると、先に述べた多量の水の存在による
不利益が大きくなって乳酸の製造コストの増加につなが
ってくる。このため、更に好ましい水の量は原料の2−
クロロプロピオン酸1モルあたり30〜100グラムで
ある。
本発明の方法において用いる水酸化カルシウムは特に高
純度のものを必要とはしない0通常の工業用として入手
できる品質のもので充分目的は達せられる。また、水酸
化カルシウムの代わりに酸化カルシウムを用いることも
可能である。酸化カルシウムは、加水分解条件下におい
て系内の水と直ちに反応して水酸化カルシウムに転化す
る。
本発明の方法において、2−クロロプロピオン酸の加水
分解は温度80〜200°C2好ましくは120〜16
0°C5のもとで10分〜12時間、好ましくは1〜6
時間行われる。得られる乳酸の品質上、未反応の2−ク
ロロプロピオン酸の量は極力少なくすることがあとに続
く乳酸の精製工程の負荷を軽くする上で好ましく、実質
的に未反応2−クロロプロピオン酸が検出されなくなる
まで加水分解を徹底することが好ましい、また、この加
水分解は、密閉容器内において自己発生圧力下において
行われる。この圧力は前記の温度条件下では、通常、常
圧ないし15 kg/ad (ゲージ)の範囲となる。
本発明の方法は、回分及び流通のいずれの反応方式によ
っても実施することが可能である。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明の方法を更に具体的に説明
する。
実施例1 2−クロロプロピオン酸1モル(108,5g)に水酸
化カルシウム0.5モル(37g)および水80グラム
を加え、150°C1自己発生圧力下で4時間加熱して
2−クロロプロピオン酸の加水分解を行わせ、乳酸と塩
化カルシウムを含有する水溶液を得た。この水溶液は淡
黄色で薄い濁りがあるがJ沈殿性の異物を含んでおらず
、この中には乳酸89.1gが含有されていることが滴
定による分析かられかった。また、この水溶液に残留す
る2−クロロプロピオン酸の量は、FID検出器を備え
たガスクロマトグラフィーによる検出限界濃度以下であ
った。
次に、この水溶液に酢酸イソプロピルを250i加え、
1時間振盪後静置分離によって乳酸を含有する酢酸イソ
プロピル層を分離した。この操作を計5回繰り返し行い
、得られた乳酸を含有する酢酸イソプロピルを集めて減
圧下、35°Cで薄情にかけて乳酸と酢酸イソプロピル
とを分離した。
回収された酢酸イソプロピルは計1240−であった。
一方、かくして得られた乳酸に水を加えて濃度の調節を
行った後に活性炭による脱色及びイオン交換樹脂による
精製を行って金属成分や塩素イオンを除去し、濃度60
%の乳酸141gを得た。
得られた乳酸水溶液は無色・透明であり、乳酸の品質規
格(JIS−に1353号)を充分満足する性状であっ
た。
比較例1 実施例1において、0.5モルの水酸化カルシウムの代
わりに1モル(40g)の水酸化ナトリウムを用いた以
外は同様の操作を行なった。
加水分解反応液は塩化ナトリウムの結晶を含有するスラ
リー状で、このままでは抽出操作を行えないために、一
旦濾過によって塩化ナトリウムの結晶を分離し、清澄液
としてから抽出操作を行った。しかし、抽出溶媒である
酢酸イソプロピルを添加し振盪を行ったところ、再び塩
化ナトリウムの結晶の析出が認められ、抽出操作に困難
を伴った。
このような操作において、分離した食塩結晶への乳酸の
付着等による損失がかなり認められ、濃度60%の乳酸
の収量は124gであった。
比較例2 実施例1の方法において、0.5モルの水酸化カルシウ
ムの代わりに1モル(40g)の水酸化ナトリウムを用
い、水の量を200gまで増やした以外は同様の操作を
行ったところ、食塩の結晶を含有しない加水分解液を得
ることができた。この液は淡黄色に着色していたが、は
ぼ透明であった。しかし、抽出溶媒の酢酸イソプロピル
を添加して振盪したところ、少量の食塩の結晶の析出が
みられたので、水を更に50g追加してこの食塩の結晶
を溶解した。
以下、実施例1と同様の操作を行った結果、濃度60%
の乳酸109gを得た。
(発明の効果) 本発明の方法により、2−クロロプロピオン酸から効率
よく乳酸を製造することが可能となる。
特に、本発明の方法により、エネルギー効率の高い方法
で高純度の乳酸の製造が可能となる。
また、本発明の方法によれば、従来法に比してより簡素
な装置で2−クロロプロピオン酸からの乳酸の製造が可
能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−クロロプロピオン酸の加水分解によって乳酸
    を合成するにあたり、加水分解を2−クロロプロピオン
    酸1モルに対し0.4〜0.8モルの水酸化カルシウム
    および30〜150グラムの水の存在下に行うことを特
    徴とする乳酸の製造方法。
JP62104391A 1987-04-30 1987-04-30 乳酸の製造方法 Pending JPS63270638A (ja)

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