JPH03261736A - ジペンタエリスリトールの製造方法 - Google Patents

ジペンタエリスリトールの製造方法

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JPH03261736A
JPH03261736A JP2254130A JP25413090A JPH03261736A JP H03261736 A JPH03261736 A JP H03261736A JP 2254130 A JP2254130 A JP 2254130A JP 25413090 A JP25413090 A JP 25413090A JP H03261736 A JPH03261736 A JP H03261736A
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JP
Japan
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reaction
temperature
pentaerythritol
dipentaerythritol
liquid
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Pending
Application number
JP2254130A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kanbara
芳彦 神原
Tooru Idemoto
井出元 徹
Kyoko Ono
小野 恭子
Chika Kubota
久保田 知佳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、ジペンタエリスリトールの製造方法に関し、
詳しくは、酸触媒を用いたペンタエリスリトールの脱水
縮合反応により、ジペンタエリスリトール(以下、D−
PI!と略記する)を合成する方法に関するものである
【従来技術] D−PEはペンタエリスリトール(以下、PEと略記す
る)の合成反応の際、すなわちアルカリの存在下ホルム
アルデヒドとアセトアルデヒドとを反応させPEを生成
させる際に副生ずるものであり、これを分離精製するこ
とによって得ているのが一般的な方法である。この反応
においてD−PEの副生率を増大させるには、 (1)反応系への仕込みアセトアルデヒドに対するホル
ムアルデヒドのモル比を理論モル比である4より小さく
する。
(2)ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、およびア
ルカリ剤の濃度を高くして反応を行う。
(3)ホルムアルデヒド水溶液にPEを添加溶解せしめ
ておいて反応を行う。
等の方法が提案され、しかし、(1)と(2)の方法は
PEとD−PHの合計収率が悪く、更に主生成物である
Pgの品質が悪いことからこれらの改良法として、(4
)ホルムアルデヒド、アルカリ、アセトアルデヒドの一
部を予め仕込んでおき、そこにホルムアルデヒド、アル
カリ、アセトアルデヒドを各々の理論モル比以上を保っ
て、且つ、反応温度を50°C以下に保って同時に滴下
し、反応させる方法(特公平1−44689) が提案されている。又、PEを燐酸、硫酸などを用いて
、ポリペンタエリスリトールを合成する方法も知られて
いる。(υSP 2462047)[発明が解決しよう
とする課題] しかしながら、上記のアセトアルデヒドとホルムアルデ
ヒドの反応によるD−PEの製造法には、尚つぎの問題
がある。
■副生する蟻酸ソーダ、ビスペンタエリスリトールモノ
ホルマール、過剰なホルムアルデヒドあるいはアセトア
ルデヒド・ホルムアルデヒド縮合物等の不純物から、P
E, D−PEを分離回収せねばならず、精製工程が複
雑なものとなる。
■D−PEの生産可能量はPHの生産量に依存し、PE
の10〜15%が限界であり、最近の需要増大に対応で
きない。
一方、PRを燐酸、硫酸等を用いてポリペンタエリスリ
トール混合物を合成する公知の方法については、D−P
Eを選択的に合成する手段については述べられていない
.本発明者等の知見によれば、酸触媒を用いてPEを脱
水縮合させるとD−PI!が生威するが、生威D−PR
は逐次的にトリペンタエリスリトール(以下、T−PE
と略記する)、さらには高分子量のポリペンタエリスリ
トールに変化する、あるいは分子内縮合物が生威したり
してこのままでは実用化できるものではない。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は前記問題点を解決するため鋭意研究を行い
、酸触媒を用いてP[!の脱水縮合反応を行うに際し、
D−PR生戚の後、逐次的に生威するT−PEの濃度が
上昇する前に反応液温度を下げ、反応を停止させるとと
もにPEの一部を結晶化させ、D−PEが濃縮された反
応液を取り出すという着想に至り本発明を完成させたも
のである。
即ち、本発明のジペンタエリスリトールの製造方法は、
酸触媒の存在下、ペンタエリスリトールを温度200〜
260℃にて液相状態で縮合反応させジペンタエリスリ
トールを合成するに際し、ペンタエリスリトールの転化
率が25%となる前に、反応液の温度を195℃以下に
低下させ、ペンタエリスリトールの一部を結晶化させて
ジペンタエリスリトールの濃度を高めた反応液を取り出
すことを特徴とするものである。
本発明で用いられる酸触媒とは、アルコールの脱水縮合
反応に通常、触媒として用いられている物質をいい、触
媒講座第8 S278頁、表13・3にその例が挙げら
れている.例えば、燐酸、硫酸等の鉱酸、金属硫酸塩、
金属燐酸塩などの無機塩、モンモリロナイト等の粘土鉱
物であるが、特に燐酸、金属燐酸塩が好ましい.金属燐
酸塩の金属種としては、例えばAL, B 、 Fe,
 Cr,TiSCu, 84、ZnSZr等である.最
適な触媒量は触媒のM類により異なるが、例えば燐酸で
は反応液に対し0.01〜3、0重置%好ましくは0.
1〜1.0重量%である。
少ないと反応速度が小さく、多くなると不純物の副生が
増大する。
本反応はPRを液相溶融状態で反応させるものであり、
必然的に反応温度は反応混合物の融点以上となる.よっ
て反応温度は200〜260℃が適当であり、これより
も温度が低いと反応混合物が凝固し始めるとともに著し
く反応速度が低下する。
このように、PEは酸触媒により脱水縮合反応が起こり
、D−PEが生威する.しかし、いったん生成したD−
PEからT−PR、さらにはより高分子量のポリペンタ
エリスリトールが生威し、これら一連の逐次的な副反応
を防止することは本質的に難しい。
この副反応の防止には、反応液中のD−PE濃度を低く
することが最も効果的であり、従って本発明ではPEの
転化率が25%以上となる前に、反応液を冷却して温度
を下げ、反応を停止する。
ここで、転化率とは次のように定義する.商業的に通常
入手し得るPEば、D−PEとビスペンタエリスリトー
ルモノホルマール(以下、B−PEと略記する)を、通
常それぞれ3〜6%程度含んでいる。
B−PEは本反応により、1分子のB−PEから2分子
のPEと1分子のホルマリンを発生する、と考えられる
よって、 本発明ではPEの転化率を小さくして、反応液中のD−
PEの濃度を低く L、T−PE等の副生を抑えている
が、このような低濃度の反応液よりD−PEを分離回収
することは困難であり、且つコストの増大を招く。よっ
て本発明では、反応後に反応液を冷却し、液温を低下さ
せて、液中の未反応PEの一部を結晶化せしめ、それを
固液分離してD−PEの濃度を高めた反応液を取り出す
ことにより、前記の問題を解決することが出来たのであ
る。
固液分離する際の液温は195°C以下であり、最適な
温度は反応液のm戚、使用する触媒の種類、量などで異
なるが、概ね170〜190℃である。
又、反応液を冷却してPEを選択的に結晶化させる方法
のほかに液を完全に固化させてから再び加熱し、一部を
溶融させることでD−PEが濃縮された液を取り出す方
法もある。 D−PEが濃縮された液を取り出す固液分
離の方法としては、フィルターを用いるのが一般的であ
る。フィルターの型式については特に制限はないが、比
較的高温で濾過を行うことから、金属製のメツシェフイ
ルター、あるいは焼結フィルターを用いるのが好ましい
反応器型式は撹拌槽型回分式、管型流通式等が考えられ
、何れの型式も採用できるが、例えば反応器内部にフィ
ルターを有する撹拌槽型の反応器を用いれば、固液分離
の後固相のPEは反応器内に残り、そのまま次の反応に
供すること力咄来る利点がある。かくして、PEの転化
率約16%、反応液中のD−PI!濃度が約10重量%
、T−PE濃度が約1重量%の反応液を180℃程度に
冷却することでD−PEが約20重量%に濃縮された液
を得ることが出来る。
こうして得られたD−PHは、分別晶析法等の一般的な
分離手段により分離精製して製品となり、未反応のPH
は再び反応器に循環して原料として使用することが出来
る。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 ステンレス鋼製の内容積1j!、温度計、加熱・撹拌装
置、並びに底部にステンレス鋼製5μmメツシュフィル
ターと液抜き出し口を装備した反応器に原料ペンタエリ
スリトールを500g仕込んだ。
この原料の組成は、PE91.4重量%(以下、組成は
重量%で表示する) 、D−PE 3.8%、B−PE
 4.0%、T−PE 0.2%、であった、Nt雰囲
気下、240℃に昇温して溶融状態とし、そこに85%
燐酸1.5gを加えて240℃で1時間反応させた0反
応後、反応液の一部を取り出して分析したところ、PH
79,7%、D−PH11,6%、丁−PH1,6%、
その他の生成物6.2%であった。 B−PEは検出さ
れなかった。
これより、本反応の底縁は転化率16.0%、D−PE
の選択率55%であった0次いで反応液を183℃まで
降温して未反応のPEの一部を結晶化させ、液相部を底
部のフィルターを通して抜き出した結果、PE64.6
%、D−PH19,6%、T−PE 3.0%、その他
の生成物11.7%の組成の液を154g得た。
実施例2 実施例1と同様に溶融したPE 500gに燐酸ジルコ
ニウムを20g加え240℃で1時間反応させるとPE
78.5%、D−PH12,5%、T−PH1,8%、
その他の生成物6.3%の組成の液を得た。 B−PE
は検出されなかった。
本反応の成績は転化率17.6%、D−PEの選択率5
5.7%であった0次いで反応液を188℃に降温し、
液相を同様に抜き出した結果、PE63.8%、D−P
H20,0%、T−PH3,3%、その他の生成物11
.1%の組成の液160gを得た。
比較例1 反応時間を2時間とした以外は実施例1と同様に反応し
て、PE64.5%、D−PH15,6%、T−PE 
6.4%、その他の生成物11.8%の組成の反応液を
得た。
本反応の底縁は転化率32.3%、D−PEの選択率4
1.2%であった。
比較例2 反応温度を265℃、反応時間を30分とした他は実施
例1と同様に反応して、PI!56.9%、D−PE1
14.9%、?、−PE 8.3%、その他の生成物1
8.5%の組成の液を得た。
実施例3 85%燐酸量を3gとして反応温度を最初240℃で1
5分間反応させた後、230℃に下げて1時間反応させ
た以外は、実施例1と同様に行った結果、PH80,7
%、D−PE11.4%、T−PE 1.3%その他の
生成物5.4%の反応液を得た0本反応の成績は、転化
率14.8%、D−PE遺択率は58.3%であった。
反応液を188℃に降温し、液相を抜き出した結果、P
H65,4%、D−PH19,5%、T−PE 2.6
%、その他の生成物11.4%の組成の液160gを得
た。
実施例4 触媒として燐酸チタンを用いた以外は実施例2と同様に
反応を行った結果、反応液はPE82.9%、D−PE
10.2%、T−PE 1.1%、その他の生成物5.
3%であった0本反応の成績は、転化率13.0%、D
−PE選択率55.4%であった。
反応液を188℃に降温し、液相を抜き出した結果、P
H65,1%、D−PH19,4%、T−PE 2.5
%、その他の生成物11.2%の組成の液145gを得
た。
[発明の効果コ 本発明の方法によれば、従来副生的にしか生産できなか
ったジペンタエリスリトールを主体的に効率よく生産す
る事が出来て、工業的に極めて有利である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  酸触媒の存在下、ペンタエリスリトールを温度200
    〜260℃にて液相状態で縮合反応させ、ジペンタエリ
    スリトールを合成するに際し、ペンタエリスリトールの
    転化率が25%以上となる前に、反応液の温度を195
    ℃以下に低下させペンタエリスリトールの一部を結晶化
    させて、ジペンタエリスリトールの濃度を高めた反応液
    を取り出すことを特徴とするジペンタエリスリトールの
    製造方法。
JP2254130A 1990-01-09 1990-09-26 ジペンタエリスリトールの製造方法 Pending JPH03261736A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/741,518 US5254749A (en) 1990-01-09 1991-01-08 Process for producing dipentaerythritol
KR1019910701062A KR950001677B1 (ko) 1990-01-09 1991-01-08 디펜타에리트리톨의 제조방법
EP91901530A EP0462283B1 (en) 1990-01-09 1991-01-08 Process for producing dipentaerythritol
DE69111914T DE69111914T2 (de) 1990-01-09 1991-01-08 Verfahren zur herstellung von dipentaerythritol.
PCT/JP1991/000004 WO1991010633A1 (en) 1990-01-09 1991-01-08 Process for producing dipentaerythritol
TW080100373A TW264467B (ja) 1990-01-09 1991-01-17

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JP95390 1990-01-09
JP2-953 1990-01-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616585A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法
JPH07165652A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法
JPH07165653A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616585A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法
JPH07165652A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法
JPH07165653A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Mitsui Toatsu Chem Inc ジペンタエリスリトールの製造方法

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