JPS63268790A - 螢光体の製造方法 - Google Patents

螢光体の製造方法

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JPS63268790A
JPS63268790A JP10547787A JP10547787A JPS63268790A JP S63268790 A JPS63268790 A JP S63268790A JP 10547787 A JP10547787 A JP 10547787A JP 10547787 A JP10547787 A JP 10547787A JP S63268790 A JPS63268790 A JP S63268790A
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JP
Japan
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rare earth
phosphor
compound
phosphate
carbonate
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JP10547787A
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English (en)
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Yasuhiko Hagiwara
萩原 泰彦
Tomoharu Tomura
智治 戸村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、三波長型蛍光ランプに好適なデルビウム付活
正リン酸希土類螢光体の製造方法に関する。
(従来の技術) 三波長型蛍光ランプは、高輝度、高演色性という特長を
有することから、近年急速に背反してきている。これは
、波長450nn附近の青色発光螢光体と、波長545
ni附近の緑色発光螢光体と、波長610nn附近の赤
色発光螢光体との組合わせにより、効率の良い白色光を
得る蛍光ランプで、種々の改良の結果、高輝度、高演色
性が実現され、さらに多くの改良が試みられている。
特に、蛍光ランプの光出力を左右する緑色発光螢光体つ
いての研究、改良は盛んに行われており、近年発光半値
中の狭いテルビウム付活螢光体が注目されている。
このテルビウム付活螢光体としては、テルビウム付活正
リン酸セリウム螢光体、テルビウム付活正リン酸セリウ
ム・ランタン螢光体、テルビウム・セリウム付活アルミ
ン酸マグネシウム螢光体、テルビウム・セリウム付活ケ
イ酸イツトリウム螢光体等が良く知られている。
これらのうちでも、テルビウム付活正リン酸セリウム・
ランタン螢光体は、製造の容易さや発光効率が優れてい
ることから、最近は三波長型蛍光ランプの緑色成分螢光
体の主流になってきている。
このテルビウム付活正リン酸セリウム・ランタン螢光体
を製造する方法としては、いくつかの方法が知られてい
るが大別すると、テルビウム、セリウムおよびランタン
の希土類化合物(共沈側化合物を含む、)とリン酸アン
モニウムのようなリン酸塩化合物とを固相で混合した後
、焼成することにより反応させる固相反応法と、テルビ
ウム、セリウムおよびランタンを含む希土類溶液と、リ
ン酸またはリン酸塩溶液とを反応させ共沈側化合物を形
成し、この共沈側化合物を焼成することにより活性化さ
せる液相反応法とに分けられる。この焼成は、希土類元
素を低級原子価へ導くため通常還元性雰囲気中にて行わ
れる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の固相反応法では、固相反応に伴う
問題として、原料種の選択、IJX料間の混合程度、結
晶化のための焼成条件等の管理が難しく、均一な結晶組
成の螢光体を得ることが難しいという問題がある。
一方、後者の液相反応法は、液相で反応させているなめ
、均一な結晶組成の螢光体は得やすいが、テルビウム、
セリウム等の希土類元素が数次の原子価を取り得ること
や、一般に希土類溶液の調製時に過酸化水素等の酸化剤
を用いて原料の希土類酸化物の溶解を行うため、沈澱生
成反応時の条件により、得られる希土類リン酸塩共沈濃
化合物のリン元素と希土類元素の比(以下P/RE比と
略す、)が変化し、一定品位の螢光体を安定して製造す
ることが難しいという問題がある。すなわち、液相反応
法についてさらに詳述すると、第1の方法としては、ま
ず任意比率の希土類酸化物または炭酸塩を硝酸または塩
酸と必要により過酸化水素等の酸化剤を加えて溶解し、
これにリン酸を反応させ、次いでアンモニア水を添加し
てpHを2〜4に保つと希土類リン酸塩共沈濃化合物を
得ることが出来る。しかし、この直接希土類リン酸塩を
得る方法では、沈澱物の粒径が非常に小さく、濾過、洗
浄等が困難で純粋なリン酸塩粉末を工業的に得ることが
難しい、この問題を解決する方法として、溶液中の希土
類元素を1旦炭酸水素アンモニウム等で炭酸塩化合物に
変え、この炭酸塩をリン酸と反応させて希土類リン酸塩
共沈濃化合物を得る第2の方法が知られているが、この
方法では上述したように原料希土類の酸化状態および使
用した酸化剤の影響で炭酸塩化合物では褐色、またリン
酸塩化合物では淡褐色の高級原子価の化合物が混入し、
還元性雰囲気で焼成して螢光体とした場合に、P/RE
比が1以上となり螢光体特性を大きく低下させてしまう
という問題がある。
本発明者らは、下記(I)式で表される希土類リン酸塩
共沈濃化合物のP/RE比とこれから得られる螢光体の
発光輝度との関係を調べたところ、図面に示したように
、P/RE比が増大するにつれて発光輝度が低下するこ
とを確認した。
(La    Ce    Tb 0.55   G、30  0.15 ) PO2“°
°°“(I)本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、均一結晶の螢光体が得やすい
液相反応法における液相での沈澱生成反応時に、常にP
/RE比が一定した希土類リン酸塩の共沈側化合物を得
ることにより、より高品位で安定した螢光体を得ること
ができる製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の螢光体の製造方法は、希土類化合物リン酸希土
類螢光体の原料となる複数の希土類元素を含む溶液中の
前記各希土類元素を炭酸塩化合物とした後、これら希土
類炭酸塩化合物とリン酸またはリン酸塩とを少なくとも
一方の成分を溶解した溶液中で反応させ、希土類リン酸
塩共沈澱化合物を形成し、この希土類リン酸塩共沈澱化
合物を焼成することからなる螢光体の製造方法において
、前記希土類炭酸塩化合物の形成を還元性物質の存在下
で行うことを特徴としている。
本発明に用いる還元性物質としては、塩酸ヒドロキシル
アミンのようなヒドロキシルアミン類や千オ硫酸アンモ
ニウムのようなチオ硫酸塩化合物が好ましく、この還元
性物質の添加量は、希土類元素の酸化状態や、希土類元
素の原料としてその酸化物を使用した場合に通常その溶
解の際に使用される過酸水素等の酸化剤の使用量等によ
り、反応時に希土類元素を十分に低級原子価へ導くに足
りる量を適宜決定する。この還元性物質の添加量は、ヨ
ウ化ナトリウム(Nal)やヨウ化カリウム(KI)等
を添加することによりI2による着色の有無で決めるこ
とが出来る。
そして、本発明の方法はテルビウム付活正リン酸ランタ
ン・セリウム螢光体の製造に好適しており、またこれと
性質および製造条件の類似しているテルビウム付活正リ
ン酸セリウム螢光体の製造にも適用できる。
(作 用) 本発明の螢光体の製造方法において、螢光体の原料とな
る希土類化合物を溶解した後、この希土類元素を還元性
物質の存在下で炭酸塩化合物にしているので、安定して
低級原子価の炭酸塩化合物が得られ、この低級原子価の
希土類炭酸塩化合物とリン酸を反応させて希土類リン酸
塩共沈澱化合物を得ているので、この希土類リン酸塩共
沈澱化合物のP/RE比は常に一定となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1、比較例l Ce020.30モル、La20 s O,275モル
、Tb。
Or 0.0375% ルニ純水3(を加え、これにl
INO3250ml、さらに820230m1を加え、
加温溶解する。これにNH2O1+・HCJ27Ofを
加え十分撹拌した後、2モル溶液のNll◆HCO,溶
液2J2を徐々に滴下して約70℃で反応させ、希土類
炭酸塩化合物を生成する。この希土類炭酸塩化合物は白
色の結晶性沈澱であった0次いで、この沈澱物を一過、
水洗後4J2の純水を加えてスラリーとし、このスラリ
ーを0.5モル溶液の83PO,溶液31中に徐々に滴
下しながら約70℃で反応させた後、濾過、水洗、乾燥
を行い希土類リン酸塩化合物を得な、得られた希土類リ
ン酸塩化合物は、白色粉末で既に弱い緑色発光を示して
おり、P/RE比は1.01であった。
一方、本発明との比較のため、前述の実施例1とNl+
20i+・60℃を用いない以外は同様にして、希土類
炭酸塩化合物を生成し、次いでこの希土類炭酸塩化合物
より実施例1と同様にして希土類リン酸塩化合物を生成
した(比較例1)、得られた希土類炭酸塩化合物は、淡
褐色を呈しており、また希土類リン酸塩化合物は弱灰色
を呈し、発光は極めて弱く、P/RE比は1.01であ
った。
このようにして得た各希土類リン酸塩化合物を用いて、
それぞれ弱還元性雰囲気中で1000℃、2時間の条件
で加熱してそれぞれテルビウム付活正リン酸ランタン・
セリウム螢光体を製造した。
次に、これら各螢光体を使用して、254nl紫外線励
起により発光試験を行ったところ、実施例1による螢光
体は、比較例1による螢光体に比べて螢光体輝度が3%
向上していた。
実施例2、比較例2 ceo20.7モル、La2030.1モル、Ta、 
070.025 %ルニ純水31を加え、これにHNO
3250ml、さらにI20230a+Iを加え、加温
溶解する。
これにNI20H−tlcJ270srを加え十分撹拌
する0次いで、実施例1と沈澱物生成反応を30℃程度
で行う以外は同一条件で、希土類炭酸塩化合物、希土類
リン酸塩化合物を順に生成する。得られた希土類炭酸塩
化合物および希土類リン酸塩化合物はいずれも白色沈澱
で、希土類リン酸塩化合物は弱い緑色発光を示しており
、P/RE比は1.02であった。
一方、NH2O1+・IICJ2を用いずに同様な反応
にて得た希土類炭酸塩化合物は褐色沈澱で、また希土類
リン酸塩化合物は灰褐色沈澱で発光も弱<P/RE比は
1.08であった(比較例2)。
このようにして得な各希土類リン酸塩化合物を用いて、
それぞれ弱還元性雰囲気中で1150℃、1.5時間の
条件で加熱してそれぞれテルビウム付活正リン酸ランタ
ン・セリウム螢光体を製造した。
次に、これら各螢光体を使用して、254n1m紫外線
励起により発光試験を行ったところ、実施例2による螢
光体は、比較例2による螢光体に比べて螢光体輝度で4
%向上していた。
実施例3、比較例3 CeO2G、8モル、Ta* 070.05モルに純水
3J2を加え、これc、:Hc、g  300a+1.
1120240a+Iを加え加温溶解する。これに(N
H,) 2 820 、 140gを加え、溶解後十分
撹拌する0次いで、実施例1と同一条件で希土類炭酸塩
化合物および希土類リン酸塩化合物の沈澱生成反応を行
う、得られた希土類リン酸塩化合物はP/RE比1.0
2であった。
一方、(NH4)28201を用いずに同様な反応にて
得た希土類リン酸塩化合物はP/RE比1.06であう
な(比較例3)。
このようにして得た各希土類リン酸塩化合物を用いて、
それぞれ弱還元性雰囲気中で1100℃、2時間の条件
で加熱してそれぞれテルビウム付活下リン酸セリウム螢
光体を製造した。
次に、これら各螢光体を使用して、254nIl紫外線
励起により発光試験を行ったところ、実施例3による螢
光体は、比較例3による螢光体に比べて、螢光体輝度で
2%向上していた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の螢光体の製造方法によれば
、希土類元素を還元性物質の存在下で炭酸塩化合物にし
ているので、安定して低級原子価の炭酸塩化合物が形成
でき、これによりP/REモル比を化学量論比に近づけ
た希土類リン酸塩共沈澱化合物が得られ、よって安定し
て高品位で発光効率の向上した螢光体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は(Lao、55Ce0.30Tb0.15 ) 
PG 4で表される希土類リン酸塩共沈澱化合物のP/
RE比とそれから得られる螢光体の相対輝度との関係を
示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)希土類付活正リン酸希土類螢光体の原料となる複
    数の希土類元素を含む溶液中の前記各希土類元素を炭酸
    塩化合物とした後、これら希土類炭酸塩化合物とリン酸
    またはリン酸塩とを少なくとも一方の成分を溶解した溶
    液中で反応させ、希土類リン酸塩共沈澱化合物を形成し
    、この希土類リン酸塩共沈澱化合物を焼成することから
    なる螢光体の製造方法において、 前記希土類炭酸塩化合物の形成を還元性物質の存在下で
    行うことを特徴とする螢光体の製造方法。
  2. (2)還元性物質が、ヒドロキシルアミン類またはチオ
    硫酸塩化合物である特許請求の範囲第1項記載の螢光体
    の製造方法。
  3. (3)希土類付活正リン酸希土類螢光体が、テルビウム
    付活正リン酸セリウム・ランタン螢光体である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の螢光体の製造方法。
JP10547787A 1987-04-28 1987-04-28 螢光体の製造方法 Pending JPS63268790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100326442B1 (ko) * 1994-12-09 2002-07-02 김순택 형광슬러리조성물

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