JPS63267697A - 巻上ウインチの制御装置 - Google Patents
巻上ウインチの制御装置Info
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- JPS63267697A JPS63267697A JP10174287A JP10174287A JPS63267697A JP S63267697 A JPS63267697 A JP S63267697A JP 10174287 A JP10174287 A JP 10174287A JP 10174287 A JP10174287 A JP 10174287A JP S63267697 A JPS63267697 A JP S63267697A
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- clutch
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- 238000004804 winding Methods 0.000 title description 81
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 27
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- WQGWDDDVZFFDIG-UHFFFAOYSA-N pyrogallol Chemical compound OC1=CC=CC(O)=C1O WQGWDDDVZFFDIG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は油圧モータにより駆動される一つのドラム軸上
に2つの巻上ドラムを有する巻上ウィンチの制御装置に
係り、特にクローラクレーン、トラッククレーン、アー
スドリル等に搭載される巻上ウィンチに使用して好適な
制御装置に関する。
に2つの巻上ドラムを有する巻上ウィンチの制御装置に
係り、特にクローラクレーン、トラッククレーン、アー
スドリル等に搭載される巻上ウィンチに使用して好適な
制御装置に関する。
従来の一つのドラム軸上に2つの巻上ドラムを有する巻
上ウィンチの制御装置は、1本の巻上レバー、2本のク
ラッチレバ−および2つのブレーキペダルを備え、各々
の巻上ドラムを操作する場合には、巻上レバー、クラッ
チレバ−、ブレーキペダルを連係操作するようにしてい
る。例えば、2つの巻上ドラムの一方を主巻ドラム、他
方を補巻ドラムと称すれば、主巻ドラムを巻上9巻下す
る場合には、(11主巻ドラム側のクラッチをONとし
て主巻ドラムをドラム軸に連結する、(2)主巻ドラム
側のブレーキを解除する(Offにする)、(3)補巻
ドラム側のブレーキをかける(ONにする)(4)補巻
ドラムとドラム軸とのクラッチを切る、(5)巻上レバ
ーを操作する、というような操作を行っている。また、
補巻ドラムを巻上1巻下する場合にも、上記と同様な操
作を行う。
上ウィンチの制御装置は、1本の巻上レバー、2本のク
ラッチレバ−および2つのブレーキペダルを備え、各々
の巻上ドラムを操作する場合には、巻上レバー、クラッ
チレバ−、ブレーキペダルを連係操作するようにしてい
る。例えば、2つの巻上ドラムの一方を主巻ドラム、他
方を補巻ドラムと称すれば、主巻ドラムを巻上9巻下す
る場合には、(11主巻ドラム側のクラッチをONとし
て主巻ドラムをドラム軸に連結する、(2)主巻ドラム
側のブレーキを解除する(Offにする)、(3)補巻
ドラム側のブレーキをかける(ONにする)(4)補巻
ドラムとドラム軸とのクラッチを切る、(5)巻上レバ
ーを操作する、というような操作を行っている。また、
補巻ドラムを巻上1巻下する場合にも、上記と同様な操
作を行う。
上記従来技術は、巻上ドラムを巻上、巻下する場合に3
本のレバー(巻上レバー1本、クラッチレバ−2本)を
頻ばんに操作する必要があるので、作業能率が悪いばか
りでなく、操作手順を誤り易く、もし操作手順を誤る(
クラッチをONする前にブレーキペダルを離す等)と、
吊り荷の落下環の事故を招く危険がある。また、吊り荷
を途中で停止(保持)する場合、巻上レバーを中立位置
に戻すだけでは不十分く油圧モータでの油圧のリークに
より荷が徐々に下降する)となり、ブレーキペダルの踏
み込みによるブレーキを行わなければならない。
本のレバー(巻上レバー1本、クラッチレバ−2本)を
頻ばんに操作する必要があるので、作業能率が悪いばか
りでなく、操作手順を誤り易く、もし操作手順を誤る(
クラッチをONする前にブレーキペダルを離す等)と、
吊り荷の落下環の事故を招く危険がある。また、吊り荷
を途中で停止(保持)する場合、巻上レバーを中立位置
に戻すだけでは不十分く油圧モータでの油圧のリークに
より荷が徐々に下降する)となり、ブレーキペダルの踏
み込みによるブレーキを行わなければならない。
本発明の目的は、各々の巻上ドラム(主巻ドラム、補巻
ドラム)の操作をそれぞれ1本の操作し・ バーで行え
るようにして、作業能率の向上を図れると共に、操作手
順の誤りをなくすことができ、しかも切換弁を切換える
ことにより「自動ブレーキ」モードと「中立フリー」モ
ードとにモードを ゛変更でき、「自動ブレーキ」モー
ドにおいては操作レバーを中立位置に戻すと主巻ドラム
、補巻ドラムに自動的にブレーキがかかり、吊り荷を途
中で停止(保持)する場合にブレーキペダルによるブレ
ーキ操作を不要にでき、また「中立フリー」モードにお
いては操作レバーを中立位置に戻すと主巻ドラム、補巻
ドラムが自由回転の状態となり、吊り荷のフリーフォー
ルを行うことができる巻上ウィンチの制御装置を提供す
ることにある。
ドラム)の操作をそれぞれ1本の操作し・ バーで行え
るようにして、作業能率の向上を図れると共に、操作手
順の誤りをなくすことができ、しかも切換弁を切換える
ことにより「自動ブレーキ」モードと「中立フリー」モ
ードとにモードを ゛変更でき、「自動ブレーキ」モー
ドにおいては操作レバーを中立位置に戻すと主巻ドラム
、補巻ドラムに自動的にブレーキがかかり、吊り荷を途
中で停止(保持)する場合にブレーキペダルによるブレ
ーキ操作を不要にでき、また「中立フリー」モードにお
いては操作レバーを中立位置に戻すと主巻ドラム、補巻
ドラムが自由回転の状態となり、吊り荷のフリーフォー
ルを行うことができる巻上ウィンチの制御装置を提供す
ることにある。
上記目的へは、油圧モータにより駆動されるー。
つのドラム軸に2個の巻上ドラムを回転自在に支持し、
その一方の巻上ドラムとドラム軸との連結、切離しを行
うクラッチ用油圧シリンダと、該巻上ドラムの制動を行
うブレーキ用油圧シリンダおよびブレーキペダルと、他
方の巻上ドラムと、ドラム軸との連結、切離しを行うク
ラッチ用油圧シリンダと、該巻上ドラムの制御を行うブ
レーキ用油圧シリンダおよびブレーキペダルとを備え、
かつ前記油圧モータへの圧油の方向を制御する方向制御
弁の切換えを2個のパイロット弁によって行えるように
して成る巻上ウィンチにおいて、前記の各クラッチ用油
圧シリンダを油圧力が作用するクラッチOff、油圧力
が解除するとばね力によりクラッチONとなるように構
成し、前記の各ブレーキ用油圧シリンダを油圧力が作用
するとブレーキorr、油圧力が解除するとばね力によ
りブレーキONとなるように構成し、〒方の巻上ドラム
のクラッチ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第1切換弁と、他方の巻上ドラム
のクラッチ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、他
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第2切換弁と、一方の巻上ドラム
のブレーキ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油圧源側へ接続するポジションに
切換わり、前記パイロ・ント圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第3切換弁と、他方の巻上ドラム
のブレーキ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、他
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第4切換弁と、油圧源側へ接続す
るポジションに復帰している前記第1切換弁の入口側を
油タンク側へ接続するポジションおよび油圧源へ接続す
るポジションを有し、他方のパイロット弁を操作した時
に該パイロ・ノド弁からのパイロット圧力により油圧源
側へ接続するポジションに切換わり、前記パイロット圧
力が消失した時に他方のポジションに切換わる第5切換
弁と、油圧源側へ接続するポジションに復帰している前
記第2切換弁の入口側を油タンク側へ接続するポジショ
ンおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一方の
パイロット弁からのパイロット圧力により油圧源側へ接
続するポジションに切換わり、前記パイロット圧力が消
失した時に他方のポジションに切換ねる第6切換弁とを
設ける一方、油圧源からの圧油供給ポジションと油タン
クへの排油ポジションを選択することにより、一方の巻
上ドラムのクラッチ、ブレーキ系統を自動ブレーキモー
ドと中立フリーモードとにモード切換えする第1セレク
ト用切換弁と、他方の巻上ドラムのクラッチ、ブレーキ
系統を自動ブレーキモードと中立フリーモードとにモー
ド切換えする第2セレクト用切・換弁とを設けた構成と
することにより、達成される。
その一方の巻上ドラムとドラム軸との連結、切離しを行
うクラッチ用油圧シリンダと、該巻上ドラムの制動を行
うブレーキ用油圧シリンダおよびブレーキペダルと、他
方の巻上ドラムと、ドラム軸との連結、切離しを行うク
ラッチ用油圧シリンダと、該巻上ドラムの制御を行うブ
レーキ用油圧シリンダおよびブレーキペダルとを備え、
かつ前記油圧モータへの圧油の方向を制御する方向制御
弁の切換えを2個のパイロット弁によって行えるように
して成る巻上ウィンチにおいて、前記の各クラッチ用油
圧シリンダを油圧力が作用するクラッチOff、油圧力
が解除するとばね力によりクラッチONとなるように構
成し、前記の各ブレーキ用油圧シリンダを油圧力が作用
するとブレーキorr、油圧力が解除するとばね力によ
りブレーキONとなるように構成し、〒方の巻上ドラム
のクラッチ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第1切換弁と、他方の巻上ドラム
のクラッチ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、他
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第2切換弁と、一方の巻上ドラム
のブレーキ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油圧源側へ接続するポジションに
切換わり、前記パイロ・ント圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第3切換弁と、他方の巻上ドラム
のブレーキ用油圧シリンダを油タンク側へ接続するポジ
ションおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、他
方のパイロット弁を操作した時に該パイロット弁からの
パイロット圧力により油タンク側へ接続するポジション
に切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方の
ポジションに復帰する第4切換弁と、油圧源側へ接続す
るポジションに復帰している前記第1切換弁の入口側を
油タンク側へ接続するポジションおよび油圧源へ接続す
るポジションを有し、他方のパイロット弁を操作した時
に該パイロ・ノド弁からのパイロット圧力により油圧源
側へ接続するポジションに切換わり、前記パイロット圧
力が消失した時に他方のポジションに切換わる第5切換
弁と、油圧源側へ接続するポジションに復帰している前
記第2切換弁の入口側を油タンク側へ接続するポジショ
ンおよび油圧源側へ接続するポジションを有し、一方の
パイロット弁からのパイロット圧力により油圧源側へ接
続するポジションに切換わり、前記パイロット圧力が消
失した時に他方のポジションに切換ねる第6切換弁とを
設ける一方、油圧源からの圧油供給ポジションと油タン
クへの排油ポジションを選択することにより、一方の巻
上ドラムのクラッチ、ブレーキ系統を自動ブレーキモー
ドと中立フリーモードとにモード切換えする第1セレク
ト用切換弁と、他方の巻上ドラムのクラッチ、ブレーキ
系統を自動ブレーキモードと中立フリーモードとにモー
ド切換えする第2セレクト用切・換弁とを設けた構成と
することにより、達成される。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。図は
本発明による巻上ウィンチの制御用油圧回路図を示して
いる。この油圧用回路は、ドラム軸の駆動用回路と、そ
の駆動回路に有する方向制御弁の操作用パイロット回路
と、2つの巻上ドラムに有するクラッチおよびブレーキ
の制御用回路とから成っている。
本発明による巻上ウィンチの制御用油圧回路図を示して
いる。この油圧用回路は、ドラム軸の駆動用回路と、そ
の駆動回路に有する方向制御弁の操作用パイロット回路
と、2つの巻上ドラムに有するクラッチおよびブレーキ
の制御用回路とから成っている。
ドラム軸lには主巻ドラム2および補巻ドラム3がそれ
ぞれ軸受毬を介して回転自在に支持され、ている。主巻
ドラム2側には、主巻ドラム2とドラム軸1との連結、
切離しを行うクラッチ用油圧シリンダ(以下、クラッチ
シリンダという)4と、主巻ドラム2の制動を行うブレ
ーキ用油圧シリンダ(以下、ブレーキシリンダという)
5およびブレーキペダル6とが具えられている。また、
補巻ドラム3側にも、補巻ドラム3とドラム軸1との連
結、切離しを行うクラッチ用油圧シリンダ(以下、クラ
ッチシリンダという)7と、補巻ドラム3の制動を行う
ブレーキ用油圧シリンダ(以下、ブレーキシリンダとい
う)8およびブレーキペダル9とが具えられている。
ぞれ軸受毬を介して回転自在に支持され、ている。主巻
ドラム2側には、主巻ドラム2とドラム軸1との連結、
切離しを行うクラッチ用油圧シリンダ(以下、クラッチ
シリンダという)4と、主巻ドラム2の制動を行うブレ
ーキ用油圧シリンダ(以下、ブレーキシリンダという)
5およびブレーキペダル6とが具えられている。また、
補巻ドラム3側にも、補巻ドラム3とドラム軸1との連
結、切離しを行うクラッチ用油圧シリンダ(以下、クラ
ッチシリンダという)7と、補巻ドラム3の制動を行う
ブレーキ用油圧シリンダ(以下、ブレーキシリンダとい
う)8およびブレーキペダル9とが具えられている。
主巻ドラム2側のクラッチシリンダ4は、ドラム軸1と
共に回転し、内蔵したばね4aのばね力と油室4bに作
用する油圧力とにより伸縮動作するようになっていて、
′油圧が抜けるとばね力により伸長してクラッチライニ
ング10を主巻ドラム2に押し付け、主巻ドラム2をド
ラム軸1に連結させ、かつ油圧力が作用すると縮小して
クラッチライニング10を主巻ドラム2から離して主巻
ドラム2をドラム軸1より切離す。ブレーキシリンダ5
は、内蔵したばね5aのばね力と油室5bに作用する油
圧力とにより伸縮動作するようになっていて、油圧が抜
けるとばね力により縮小しリンク11を介してブレーキ
ライニング12を主巻ドラム2に押し付けて主巻ドラム
2を制動し、かつ油圧力が作用すると伸長しリンク11
を介してブレーキライニング12を主巻ドラム2から離
して制動を解除する。ブレーキペダル6は、踏み込むと
リンク11を介してブレーキライニング12を主巻くド
ラム2に押し付けて主巻ドラム2を制動する。
共に回転し、内蔵したばね4aのばね力と油室4bに作
用する油圧力とにより伸縮動作するようになっていて、
′油圧が抜けるとばね力により伸長してクラッチライニ
ング10を主巻ドラム2に押し付け、主巻ドラム2をド
ラム軸1に連結させ、かつ油圧力が作用すると縮小して
クラッチライニング10を主巻ドラム2から離して主巻
ドラム2をドラム軸1より切離す。ブレーキシリンダ5
は、内蔵したばね5aのばね力と油室5bに作用する油
圧力とにより伸縮動作するようになっていて、油圧が抜
けるとばね力により縮小しリンク11を介してブレーキ
ライニング12を主巻ドラム2に押し付けて主巻ドラム
2を制動し、かつ油圧力が作用すると伸長しリンク11
を介してブレーキライニング12を主巻ドラム2から離
して制動を解除する。ブレーキペダル6は、踏み込むと
リンク11を介してブレーキライニング12を主巻くド
ラム2に押し付けて主巻ドラム2を制動する。
補巻ドラム3側のクラッチシリンダ7は、前記クラッチ
シリンダ4と同様にドラム軸1と共に回転し、内蔵した
ばね7aのばね力と油室7bに作用する油圧力とにより
伸縮動作するようになっていて、油圧が抜けるとばね力
により伸長してクラッチライニング13を補巻ドラム3
に押し付け、補巻ドラム3をドラム軸1に連結させ、か
つ油圧力が作用すると縮小してクラッチライニング13
を補巻ドラム3から離して補巻ドラム3をドラム軸1よ
り切離す。ブレーキシリンダ8は、内蔵したばね8aの
ばね力と油圧8bに作用する油圧力とにより伸縮動作す
るようになっていて、油圧が抜けるとばね力により縮小
しリンク14を介してブレーキライニング15を補巻ド
ラム3に押し付けて補巻ドラム3を制動し、かつ油圧力
が作用すると伸長しリンク14を介してブレーキライニ
ング15を補巻ドラム3から離して制動を解除する。ブ
レーキペダル9は、踏み込むとリンク14を介してブレ
ーキライニング15を補巻ドラム3に押し付けて補巻ド
ラム3を制動する。
シリンダ4と同様にドラム軸1と共に回転し、内蔵した
ばね7aのばね力と油室7bに作用する油圧力とにより
伸縮動作するようになっていて、油圧が抜けるとばね力
により伸長してクラッチライニング13を補巻ドラム3
に押し付け、補巻ドラム3をドラム軸1に連結させ、か
つ油圧力が作用すると縮小してクラッチライニング13
を補巻ドラム3から離して補巻ドラム3をドラム軸1よ
り切離す。ブレーキシリンダ8は、内蔵したばね8aの
ばね力と油圧8bに作用する油圧力とにより伸縮動作す
るようになっていて、油圧が抜けるとばね力により縮小
しリンク14を介してブレーキライニング15を補巻ド
ラム3に押し付けて補巻ドラム3を制動し、かつ油圧力
が作用すると伸長しリンク14を介してブレーキライニ
ング15を補巻ドラム3から離して制動を解除する。ブ
レーキペダル9は、踏み込むとリンク14を介してブレ
ーキライニング15を補巻ドラム3に押し付けて補巻ド
ラム3を制動する。
前記ドラム軸の駆動用回路は、減速機17を介してドラ
ム軸1を正回転(巻上側)および逆回転(巻下側)させ
る油圧モータ1Gと、その油圧モータ16へ圧油を供給
してこれを駆動する油圧ポンプ18と、油圧ポンプ18
と油圧モータ16との間に介設され、油圧モータ16へ
の圧油の方向を切換えるパイロット式の方向制御弁19
と、方向制御弁19と油圧モータ16との間に介設され
、油圧モータ16の逸走を防止するカウンタバランス弁
20とを備えている。
ム軸1を正回転(巻上側)および逆回転(巻下側)させ
る油圧モータ1Gと、その油圧モータ16へ圧油を供給
してこれを駆動する油圧ポンプ18と、油圧ポンプ18
と油圧モータ16との間に介設され、油圧モータ16へ
の圧油の方向を切換えるパイロット式の方向制御弁19
と、方向制御弁19と油圧モータ16との間に介設され
、油圧モータ16の逸走を防止するカウンタバランス弁
20とを備えている。
前記方向制御弁の操作用パイロット回路は、第1のパイ
ロット弁21および第2のパイロット弁22と、パイロ
ット油圧ポンプ23とを備えている。そして、第1パイ
ロツト弁21の操作レバー24を巻上側に動かすと一方
の切換部21aがパイロット油圧ポンプ23とパイロッ
ト回路25Aとを接続し、かつ他方の切換部21bがパ
イロット回路25Bと油タンク26とを接続し、パイロ
ット圧油をシャトル弁27を通して方向制御弁19の一
方の受圧部に作用させてこ非蟻上位置Aに切換えられ、
また操作レバー24を巻下側に動かすと切換部21bが
パイロット回路25Bとパイロット油圧ポンプ23とを
接続し、かつ切換部21aがパイロット回路25Aと油
タンク26とを接続し、パイロット圧油をシャトル弁2
8を通して方向制御弁19の他方の受圧部に作用させて
これを巻下位置Bに切換えられる。また、第2パイロツ
ト弁22の操作レバー29を巻上側に動かすと切換弁2
2aがパイロット回路25Aとパイロット油圧ポンプ2
3とを接続し、かつ切換部22bがパイロット回路25
Bと油タンク26とを接続し、パイロット圧油をシャト
ル弁27を通して方向制御弁19の一方の受圧部に作用
させてこれを巻上位置Aに切換えられ、また操作レバー
29を巻下側に動かすと切換部22bがパイロット回路
25Bはパイロット油圧ポンプ23とを接続し、かつ切
換部22aがパイロット回路25Aと油タンク26とを
接続し、パイロット圧油をシャトル弁28を通して方向
制御弁19の他方の受圧部に作用させてこれを巻下位置
Bに切換えられる。なお、第1.第2パイロット弁21
.22の操作レバー24.29を非作動位置に戻すと、
パイロット回路25A、25Bが切換部により油タンク
26に接続されて、方向制御弁19はばね19aばね力
により中立位置に切換わる。
ロット弁21および第2のパイロット弁22と、パイロ
ット油圧ポンプ23とを備えている。そして、第1パイ
ロツト弁21の操作レバー24を巻上側に動かすと一方
の切換部21aがパイロット油圧ポンプ23とパイロッ
ト回路25Aとを接続し、かつ他方の切換部21bがパ
イロット回路25Bと油タンク26とを接続し、パイロ
ット圧油をシャトル弁27を通して方向制御弁19の一
方の受圧部に作用させてこ非蟻上位置Aに切換えられ、
また操作レバー24を巻下側に動かすと切換部21bが
パイロット回路25Bとパイロット油圧ポンプ23とを
接続し、かつ切換部21aがパイロット回路25Aと油
タンク26とを接続し、パイロット圧油をシャトル弁2
8を通して方向制御弁19の他方の受圧部に作用させて
これを巻下位置Bに切換えられる。また、第2パイロツ
ト弁22の操作レバー29を巻上側に動かすと切換弁2
2aがパイロット回路25Aとパイロット油圧ポンプ2
3とを接続し、かつ切換部22bがパイロット回路25
Bと油タンク26とを接続し、パイロット圧油をシャト
ル弁27を通して方向制御弁19の一方の受圧部に作用
させてこれを巻上位置Aに切換えられ、また操作レバー
29を巻下側に動かすと切換部22bがパイロット回路
25Bはパイロット油圧ポンプ23とを接続し、かつ切
換部22aがパイロット回路25Aと油タンク26とを
接続し、パイロット圧油をシャトル弁28を通して方向
制御弁19の他方の受圧部に作用させてこれを巻下位置
Bに切換えられる。なお、第1.第2パイロット弁21
.22の操作レバー24.29を非作動位置に戻すと、
パイロット回路25A、25Bが切換部により油タンク
26に接続されて、方向制御弁19はばね19aばね力
により中立位置に切換わる。
前記クラッチおよびブレーキの制御用回路は、油圧源と
して前記パイロット油圧ポンプ23を使用していると共
に、2個のセレクト用切換弁30.31と、6個の切換
弁32〜37とを備えている。
して前記パイロット油圧ポンプ23を使用していると共
に、2個のセレクト用切換弁30.31と、6個の切換
弁32〜37とを備えている。
前記のセレクト用切換弁30.31は入口側をパイロッ
ト油圧ポンプ23および油タンク26に接続させて並列
に設けられている。そしてセレクトレバー3Qa、31
aを操作することにより出口側をパイロット油圧ポンプ
23側に接続するボート位置Aおよび油タンク26側に
接続するボート位置Bにそれぞれ切換えられるようにな
っている。
ト油圧ポンプ23および油タンク26に接続させて並列
に設けられている。そしてセレクトレバー3Qa、31
aを操作することにより出口側をパイロット油圧ポンプ
23側に接続するボート位置Aおよび油タンク26側に
接続するボート位置Bにそれぞれ切換えられるようにな
っている。
前記の切換弁32は入口側をセレクト用切換弁30の出
口側およびパイロット油圧ポンプ23側に接続させ、か
つ出口側を主巻ドラム2側のブレーキシリンダ5の油室
5bに接続させて設けられている。
口側およびパイロット油圧ポンプ23側に接続させ、か
つ出口側を主巻ドラム2側のブレーキシリンダ5の油室
5bに接続させて設けられている。
切換弁弁33は入口側を油タンク26側および後述する
切換弁34の出口側に接続させ、かつ出口側をロークリ
ジヨイント38を介して主巻ドラム2側のクラッチシリ
ンダ4の油室4bに接続させて設けられている。切換弁
34は入口側をセレクト用切換弁30の出口側およびパ
イロット油圧ポンプ23側に接続させ、かつ出口側を前
記切換弁33の入口側に接続させて設けられている。切
換弁35は入口側をセレクト用切換弁31の出口側およ
びパイロット油圧ポンプ23側に接続させ、かつ出口側
を補巻ドラム3側のブレーキシリンダ8の油室8bに接
続させて設けられている。切換弁36は入口側を油タン
ク26および後述する切換弁37の出口側に接続させ、
かつ出口側をロータリジヨイント39を介して補巻ドラ
ム3例のクラッチシリンダ7の油圧7bに接続させて設
けられている。切換弁37は入口側をセレクト用切換弁
31の出口側およびパイロット油圧ポンプ23側に接続
させ、かつ出口側を前記切換弁36の入口側に接続させ
て設けられている。
切換弁34の出口側に接続させ、かつ出口側をロークリ
ジヨイント38を介して主巻ドラム2側のクラッチシリ
ンダ4の油室4bに接続させて設けられている。切換弁
34は入口側をセレクト用切換弁30の出口側およびパ
イロット油圧ポンプ23側に接続させ、かつ出口側を前
記切換弁33の入口側に接続させて設けられている。切
換弁35は入口側をセレクト用切換弁31の出口側およ
びパイロット油圧ポンプ23側に接続させ、かつ出口側
を補巻ドラム3側のブレーキシリンダ8の油室8bに接
続させて設けられている。切換弁36は入口側を油タン
ク26および後述する切換弁37の出口側に接続させ、
かつ出口側をロータリジヨイント39を介して補巻ドラ
ム3例のクラッチシリンダ7の油圧7bに接続させて設
けられている。切換弁37は入口側をセレクト用切換弁
31の出口側およびパイロット油圧ポンプ23側に接続
させ、かつ出口側を前記切換弁36の入口側に接続させ
て設けられている。
上記の各切換弁32.33.37は、ばねのばね力と、
第1パイロツト弁21よりシャトル弁40を介して導か
れるパイロット圧油とにより切換えられ、また各切換弁
34,35.36は、ばねのばね力と、第2パイロツト
弁22よりシャトル弁41を介して導かれるパイロット
圧油とにより切換えられるようになっている。
第1パイロツト弁21よりシャトル弁40を介して導か
れるパイロット圧油とにより切換えられ、また各切換弁
34,35.36は、ばねのばね力と、第2パイロツト
弁22よりシャトル弁41を介して導かれるパイロット
圧油とにより切換えられるようになっている。
即ち、切換弁32は、ばね32aのばね力によって出口
側がセレクト用切換弁30の出口側に接続するボート位
置Bにパイロット圧油によって出口側がパイロット油圧
ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換わ
る。切換弁33は、ばね33aのばね力によって出口側
が切換弁34の出口側に接続するボート位置Bにパイロ
ット油圧によって出口側が油タンク26側に接続するボ
ート位置Aにそれぞれ切換わる。切換弁37は、ばね3
7aのばね力によって出口側がセレクト用切換弁31の
出口側に接続するボート位置Bにv’々イロソト圧油に
よって出口側がパイロット油圧ポンプ23に接続するボ
ート位置Aにそれぞれ切換わる。
側がセレクト用切換弁30の出口側に接続するボート位
置Bにパイロット圧油によって出口側がパイロット油圧
ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換わ
る。切換弁33は、ばね33aのばね力によって出口側
が切換弁34の出口側に接続するボート位置Bにパイロ
ット油圧によって出口側が油タンク26側に接続するボ
ート位置Aにそれぞれ切換わる。切換弁37は、ばね3
7aのばね力によって出口側がセレクト用切換弁31の
出口側に接続するボート位置Bにv’々イロソト圧油に
よって出口側がパイロット油圧ポンプ23に接続するボ
ート位置Aにそれぞれ切換わる。
また、切換弁34は、ばね34aのばね力によって出口
側がセレクト用切換弁30の出口側に接続するボート位
置Bに、パイロット圧油によって出口側がパイロット油
圧ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換
ねる。切換弁35は、ばね35aのばね力によって出口
側がセレクト用切換弁31の出口側に接続するボート位
置Bに、パイロット圧油によって出口側がパイロット油
圧ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換
わる。切換弁36は、ばね36aのばね力によって出口
側が切換弁37の出口側に接続するボート位置Bに、パ
イロット圧油によって出口側が油タンク26側に接続す
るポート位iAにそれぞれ切換わる。
側がセレクト用切換弁30の出口側に接続するボート位
置Bに、パイロット圧油によって出口側がパイロット油
圧ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換
ねる。切換弁35は、ばね35aのばね力によって出口
側がセレクト用切換弁31の出口側に接続するボート位
置Bに、パイロット圧油によって出口側がパイロット油
圧ポンプ23側に接続するボート位置Aにそれぞれ切換
わる。切換弁36は、ばね36aのばね力によって出口
側が切換弁37の出口側に接続するボート位置Bに、パ
イロット圧油によって出口側が油タンク26側に接続す
るポート位iAにそれぞれ切換わる。
尚、図中42はパイロット油圧ポンプ23から発生する
パイロット圧力を一定に保つリリーフ弁である。
パイロット圧力を一定に保つリリーフ弁である。
次に、本実施例の作用について説明する。
この実施例では、セレクト用切換弁30.31をポイン
ト位置Bにした時には巻上レバー中立時に自動的にブレ
ーキがかかる「自動ブレーキ」モードとなり、またセレ
クト用切換弁30.31をボート位置Aにした時には巻
上レバー中立時に自動ブレーキは働かず、フリーフォー
ル操作を行える「中立フリー」モードとなる。
ト位置Bにした時には巻上レバー中立時に自動的にブレ
ーキがかかる「自動ブレーキ」モードとなり、またセレ
クト用切換弁30.31をボート位置Aにした時には巻
上レバー中立時に自動ブレーキは働かず、フリーフォー
ル操作を行える「中立フリー」モードとなる。
まず、セレクト用切換弁30.31をポート位置已に切
換えて「自動ブレーキ」モードとした場合について説明
する。この状態において、第1.第2パイロット弁21
.22の各操作レバー24.29を中立位置にすると、
パイロット油圧ポンプ23からのパイロット圧油がアン
ロードされて方向制御弁19がばね19aのばね力によ
り中位位置に切換わり、油圧ポンプ18がアンロード運
転されて油圧モータ16は停止する。一方、各切換弁3
2〜37はそれぞればね32a〜37aのばね力によっ
てボート位置Bに切換わり、主巻ドラム2側のブレーキ
シリンダ5の圧油が切換弁32およびセレクト用切換弁
30を通って油タンク26へ排出されると共に、クラッ
チシリンダ4の圧油がロークリジヨイント38.切換弁
33゜34およびセレクト用切換弁31を通って油タン
ク26へ排出されて、ブレーキシリンダ5はばね力で縮
小しブレーキON、クラッチシリンダ4はばね力で伸長
しクラッチONの状態となる。また補巻ドラム3側のブ
レーキシリンダ8の圧油が切換弁35、セレクト用切換
弁31を通って油タンク26へ排出されると共に、クラ
ッチシリンダ7の圧油がロークリジヨイント39、切換
弁36.37およびセレクト用切換弁31を通って油タ
ンク26へ排出されて、ブレーキシリンダ8はばね力で
縮小しブレーキON。
換えて「自動ブレーキ」モードとした場合について説明
する。この状態において、第1.第2パイロット弁21
.22の各操作レバー24.29を中立位置にすると、
パイロット油圧ポンプ23からのパイロット圧油がアン
ロードされて方向制御弁19がばね19aのばね力によ
り中位位置に切換わり、油圧ポンプ18がアンロード運
転されて油圧モータ16は停止する。一方、各切換弁3
2〜37はそれぞればね32a〜37aのばね力によっ
てボート位置Bに切換わり、主巻ドラム2側のブレーキ
シリンダ5の圧油が切換弁32およびセレクト用切換弁
30を通って油タンク26へ排出されると共に、クラッ
チシリンダ4の圧油がロークリジヨイント38.切換弁
33゜34およびセレクト用切換弁31を通って油タン
ク26へ排出されて、ブレーキシリンダ5はばね力で縮
小しブレーキON、クラッチシリンダ4はばね力で伸長
しクラッチONの状態となる。また補巻ドラム3側のブ
レーキシリンダ8の圧油が切換弁35、セレクト用切換
弁31を通って油タンク26へ排出されると共に、クラ
ッチシリンダ7の圧油がロークリジヨイント39、切換
弁36.37およびセレクト用切換弁31を通って油タ
ンク26へ排出されて、ブレーキシリンダ8はばね力で
縮小しブレーキON。
クラッチシリンダ7はばね力で伸長しクラッチONの状
態となる。すなわち、巻上レバー24.29を中立にす
ると、ドラム軸1が停止すると共に、主巻ドラム2側の
ブレーキ、クラッチおよび補巻ドラム3側のブレーキ、
クラッチが全て自動的にONして、主巻ドラム2、補巻
ドラム3共にブレーキされる。
態となる。すなわち、巻上レバー24.29を中立にす
ると、ドラム軸1が停止すると共に、主巻ドラム2側の
ブレーキ、クラッチおよび補巻ドラム3側のブレーキ、
クラッチが全て自動的にONして、主巻ドラム2、補巻
ドラム3共にブレーキされる。
この状態において、例えば第1パイロツト弁21の操作
レバー24を巻上側または巻下側に操作すると、パイロ
ット油圧ポンプ23からのパイロット圧油がシャトル弁
27または28を通って方向制御弁19へ導かれ、該方
向制御弁19が巻上位置Aまたは巻下位置Bに切換わり
、油圧モータ16は巻上側または巻下側に回転する状態
となる。一方、パイロット油圧ポンプ23からのパイロ
ット圧油の一部がシャトル弁40を介して切換弁32.
33.37に導かれて、これら切換弁はボート位置Aに
それぞれ切換わる。
レバー24を巻上側または巻下側に操作すると、パイロ
ット油圧ポンプ23からのパイロット圧油がシャトル弁
27または28を通って方向制御弁19へ導かれ、該方
向制御弁19が巻上位置Aまたは巻下位置Bに切換わり
、油圧モータ16は巻上側または巻下側に回転する状態
となる。一方、パイロット油圧ポンプ23からのパイロ
ット圧油の一部がシャトル弁40を介して切換弁32.
33.37に導かれて、これら切換弁はボート位置Aに
それぞれ切換わる。
これによりパイロット油圧ポンプ23の圧油が切換弁3
2のボート位置Aを通って主巻ドラム2側のブレーキシ
リンダ5の油室5bに導かれ、該ブレーキシリンダ5は
油圧力で伸長しブレーキOffの状態となる。前記切換
弁33はボート位置Aに切換わってもクラッチシリンダ
4の油室4bを油タンク26に接続するので、クラッチ
シリンダ4ばね力で伸長したままではクラッチONの状
態をwE続する。また切換弁37の切換えによりパイロ
ット油圧ポンプ23の圧油が切換弁37のボート位置A
、切換弁36のボート位置Bおよびロータリジヨイント
39を通って補巻ドラム3側のクラッチシリンダ7の油
室7bに導かれ、該クラッチシリンダ7は油圧力で縮小
しクラッチOffの状態となる。つまり、巻上レバー2
4を巻上側または巻下側に操作すとると、主巻ドラム2
側はクラッチON、ブレーキOffとなり、かつ補巻ド
ラム3側はブレーキON、クラッチOffとなって、主
巻ドラム2のみがドラム軸1と共に巻上側または巻下側
に回転する。
2のボート位置Aを通って主巻ドラム2側のブレーキシ
リンダ5の油室5bに導かれ、該ブレーキシリンダ5は
油圧力で伸長しブレーキOffの状態となる。前記切換
弁33はボート位置Aに切換わってもクラッチシリンダ
4の油室4bを油タンク26に接続するので、クラッチ
シリンダ4ばね力で伸長したままではクラッチONの状
態をwE続する。また切換弁37の切換えによりパイロ
ット油圧ポンプ23の圧油が切換弁37のボート位置A
、切換弁36のボート位置Bおよびロータリジヨイント
39を通って補巻ドラム3側のクラッチシリンダ7の油
室7bに導かれ、該クラッチシリンダ7は油圧力で縮小
しクラッチOffの状態となる。つまり、巻上レバー2
4を巻上側または巻下側に操作すとると、主巻ドラム2
側はクラッチON、ブレーキOffとなり、かつ補巻ド
ラム3側はブレーキON、クラッチOffとなって、主
巻ドラム2のみがドラム軸1と共に巻上側または巻下側
に回転する。
以上は第1パイロツト弁2Iの操作レバー24を操作し
た場合であるが、第2パイロツト弁22の操作レバー2
9を操作した場合には、切換弁34,35.36がシャ
トル弁41を介して導かれるパイロット圧油によりボー
ト位置Aに切換えられて、補巻ドラム3側はクラッチ○
N1ブレーキC1fとなり、かつ主巻ドラム2側はブレ
ーキON、クラッチOffとなって、補巻ドラム3のみ
がドラム軸1と共に巻上側または巻下側に回転する。
た場合であるが、第2パイロツト弁22の操作レバー2
9を操作した場合には、切換弁34,35.36がシャ
トル弁41を介して導かれるパイロット圧油によりボー
ト位置Aに切換えられて、補巻ドラム3側はクラッチ○
N1ブレーキC1fとなり、かつ主巻ドラム2側はブレ
ーキON、クラッチOffとなって、補巻ドラム3のみ
がドラム軸1と共に巻上側または巻下側に回転する。
次に第1パイロット弁21の操作レバー24を例えば巻
上側に操作し、次いで第2パイロツト弁22の操作レバ
ー29を巻上側に操作した場合について説明する。
上側に操作し、次いで第2パイロツト弁22の操作レバ
ー29を巻上側に操作した場合について説明する。
操作レバー24を巻上側に操作すると、先に説明したよ
うに主巻ドラム2側のクラッチがON、ブレーキがOf
fとなり、主巻ドラム2は巻上回転する。この状態から
操作レバー29を巻上側に操作すると、パイロット圧油
がシャトル弁41を介して方向制御弁19に導かれるが
、該方向制御弁19は巻上レバー24を操作したときの
パイロット圧油によりすでに巻上位置Aに切換わってい
るので、油圧モータ16は巻上方向の回転を続ける。一
方、操作レバー29の操作によるパイロット圧油の一部
はシャトル弁41を介して切換弁34.35.36に導
かれ、これら切換弁はボート位置Aに切換わる。切換弁
34がボート位置Aに切換ねっても、すてに主巻ドラム
2側のクラッチシリンダ4の圧油が切換弁33のボート
位置Aを通って油タンク26に排出されているので、8
亥クラツチシリンダ4のクラッチONに対して変化させ
ない。切換弁35がボート位置Aに切換わると、パイロ
ット油圧ポンプ23の圧油が切換弁35のボート位置A
を通って補巻ドラム3側のブレーキシリンダ8の油室8
bに導かれ、該ブレーキシリンダ8はばね力で伸長しブ
レーキOffの状態となる。また、切換弁36がボート
位置Aに切換ねることにより、クラッチシリンダ7の圧
油がロークリジヨイント39、切換弁36のボート位置
Aを通って油タンク26に排出させて、該クラッチシリ
ンダ7はばね力で伸長しクラッチONの状態となる。つ
まり、補巻ドラム3側もクラッチON、ブレーキOff
となって、補巻ドラム3は主巻ドラム2と共に同一速度
で巻上側に回転する。
うに主巻ドラム2側のクラッチがON、ブレーキがOf
fとなり、主巻ドラム2は巻上回転する。この状態から
操作レバー29を巻上側に操作すると、パイロット圧油
がシャトル弁41を介して方向制御弁19に導かれるが
、該方向制御弁19は巻上レバー24を操作したときの
パイロット圧油によりすでに巻上位置Aに切換わってい
るので、油圧モータ16は巻上方向の回転を続ける。一
方、操作レバー29の操作によるパイロット圧油の一部
はシャトル弁41を介して切換弁34.35.36に導
かれ、これら切換弁はボート位置Aに切換わる。切換弁
34がボート位置Aに切換ねっても、すてに主巻ドラム
2側のクラッチシリンダ4の圧油が切換弁33のボート
位置Aを通って油タンク26に排出されているので、8
亥クラツチシリンダ4のクラッチONに対して変化させ
ない。切換弁35がボート位置Aに切換わると、パイロ
ット油圧ポンプ23の圧油が切換弁35のボート位置A
を通って補巻ドラム3側のブレーキシリンダ8の油室8
bに導かれ、該ブレーキシリンダ8はばね力で伸長しブ
レーキOffの状態となる。また、切換弁36がボート
位置Aに切換ねることにより、クラッチシリンダ7の圧
油がロークリジヨイント39、切換弁36のボート位置
Aを通って油タンク26に排出させて、該クラッチシリ
ンダ7はばね力で伸長しクラッチONの状態となる。つ
まり、補巻ドラム3側もクラッチON、ブレーキOff
となって、補巻ドラム3は主巻ドラム2と共に同一速度
で巻上側に回転する。
尚、第2パイロツト弁22の操作レバー29を先に操作
し、次いで第1パイロツト弁21の操作レバー24を操
作した場合には、補巻ドラム3が先に回転し、次いで主
巻ドラム2が回転する。また、両方の巻上ドラムを回転
させている状態において、例えば操作レバー29を中立
に戻した時には補巻ドラム3側のブレーキがON、 ク
ラッチOffとなり、補巻ドラム3は停止する。
し、次いで第1パイロツト弁21の操作レバー24を操
作した場合には、補巻ドラム3が先に回転し、次いで主
巻ドラム2が回転する。また、両方の巻上ドラムを回転
させている状態において、例えば操作レバー29を中立
に戻した時には補巻ドラム3側のブレーキがON、 ク
ラッチOffとなり、補巻ドラム3は停止する。
次にセレクトパー30a、31aを操作してセレクト用
切換弁30.31をそれぞれボート位置Aに切換えて「
中立フリー」モードにした場合の作用について説明する
。
切換弁30.31をそれぞれボート位置Aに切換えて「
中立フリー」モードにした場合の作用について説明する
。
この状態において、第1.第2パイロツト弁21゜22
の操作レバー24.29が中立位置にある時、切換弁3
2〜37は全てボート位置Bに切換わっているので、主
巻ドラム2側ではパイロット油圧ポンプ23のパイロッ
ト圧油がセレクト用切換弁30のボート位置Aおよび切
換弁32のボート位置Bを通ってブレーキシリンダ5の
油室5bへ供給されて、該ブレーキシリンダ5は油圧力
で伸長しブレーキOffの状態となり、かつパイロット
油圧ポンプ23の圧油がセレクト用切換弁30のボート
位置A、切換弁34のボート位置B、切換弁33のボー
ト位置Bおよびロークリジヨイント38を通ってクラッ
チシリンダ4の油室4bに供給され、該クラッチシリン
ダ4は油圧力で縮小しクラッチOffの状態となる、つ
まり主巻ドラム2はクラッチOff。
の操作レバー24.29が中立位置にある時、切換弁3
2〜37は全てボート位置Bに切換わっているので、主
巻ドラム2側ではパイロット油圧ポンプ23のパイロッ
ト圧油がセレクト用切換弁30のボート位置Aおよび切
換弁32のボート位置Bを通ってブレーキシリンダ5の
油室5bへ供給されて、該ブレーキシリンダ5は油圧力
で伸長しブレーキOffの状態となり、かつパイロット
油圧ポンプ23の圧油がセレクト用切換弁30のボート
位置A、切換弁34のボート位置B、切換弁33のボー
ト位置Bおよびロークリジヨイント38を通ってクラッ
チシリンダ4の油室4bに供給され、該クラッチシリン
ダ4は油圧力で縮小しクラッチOffの状態となる、つ
まり主巻ドラム2はクラッチOff。
ブレーキOffとなり自由に回転できる状態となる。ま
た補巻ドラム3側においては、パイロット油圧ポンプ2
3の圧油がセレクト用切換弁31のボート位置A、切換
弁35のボート位置Bを通ってブレーキシリンダ8の油
室8bに供給されて、該ブレーキシリンダ8は油圧力で
伸長しブレーキOffの状態となり、かつパイロット油
圧ポンプ23の圧油がセレクト用切換弁31のボート位
置A、切換弁37のボート位置B、切換弁36のボート
位置Bおよびロータリジヨイント39を通ってクラッチ
シリンダ7の油室7bに供給され、該クラッチシリンダ
7は油圧力で縮・小しクラッチOffの状態となる、つ
まり補巻ドラム3はクラッチOr「、ブレーキOffと
なり自由に回転できる状態となる。従って、主巻ドラム
2、補巻ドラム3が荷を吊っていれば、フリーフォール
(自由降下)を行うことができる。この時の主巻ドラム
2、補巻ドラム3のブレーキは、それぞれブレーキペダ
ル6.9を踏み込むことにより行う。
た補巻ドラム3側においては、パイロット油圧ポンプ2
3の圧油がセレクト用切換弁31のボート位置A、切換
弁35のボート位置Bを通ってブレーキシリンダ8の油
室8bに供給されて、該ブレーキシリンダ8は油圧力で
伸長しブレーキOffの状態となり、かつパイロット油
圧ポンプ23の圧油がセレクト用切換弁31のボート位
置A、切換弁37のボート位置B、切換弁36のボート
位置Bおよびロータリジヨイント39を通ってクラッチ
シリンダ7の油室7bに供給され、該クラッチシリンダ
7は油圧力で縮・小しクラッチOffの状態となる、つ
まり補巻ドラム3はクラッチOr「、ブレーキOffと
なり自由に回転できる状態となる。従って、主巻ドラム
2、補巻ドラム3が荷を吊っていれば、フリーフォール
(自由降下)を行うことができる。この時の主巻ドラム
2、補巻ドラム3のブレーキは、それぞれブレーキペダ
ル6.9を踏み込むことにより行う。
次にこの状態から操作レバー24を例えば巻上側に操作
した場合の作動について説明する。操作レバー24を巻
上側に操作すると、パイロット圧油により方向制御弁9
が巻(上位置Aに切換わって油圧モータ16が巻上方向
に回転すると共に、パイロット圧油により切換弁32.
33.37がそれぞれボート位置Aに切換わる。これに
よりパイロット油圧ポンプ23の圧油が切換弁32のボ
ート位置Aを通って主巻ドラム2例のブレーキシリンダ
5の油室5bへ供給され、該ブレーキシリンダ5は油圧
力により伸長し、ブレーキOffのままとなり、かつク
ラッチシリンダ4の圧油がロークリジヨイント38、切
換弁33のボート位置Aを通って油タンク26に排出さ
れ、該クラッチシリンダ24はばね力で伸長しクラッチ
ONとなる。また切換弁37がボート位置Aに切換ねる
ことによりパイロット油圧ポンプ23の圧油が切換弁3
7のボート位置A1切換弁36のボート位置Bを通って
補巻ドラム3側にクラッチシリンダ7の油室7bへ供給
され続けるので、該クラッチシリンダ7は油圧力により
縮小しクラッチOffのままとなる。つまり、主巻ドラ
ム2側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、
主巻ドラム2が巻上回転し、補巻ドラム3はクラッチO
ff、ブレーキOffのままでフリーフォールを行える
状態のままとなる。なお、操作レバー29を巻上側に操
作した場合には、補巻ドラム3が巻上回転し、主巻ドラ
ム2はフリーフォールを行える状態のままとなる。
した場合の作動について説明する。操作レバー24を巻
上側に操作すると、パイロット圧油により方向制御弁9
が巻(上位置Aに切換わって油圧モータ16が巻上方向
に回転すると共に、パイロット圧油により切換弁32.
33.37がそれぞれボート位置Aに切換わる。これに
よりパイロット油圧ポンプ23の圧油が切換弁32のボ
ート位置Aを通って主巻ドラム2例のブレーキシリンダ
5の油室5bへ供給され、該ブレーキシリンダ5は油圧
力により伸長し、ブレーキOffのままとなり、かつク
ラッチシリンダ4の圧油がロークリジヨイント38、切
換弁33のボート位置Aを通って油タンク26に排出さ
れ、該クラッチシリンダ24はばね力で伸長しクラッチ
ONとなる。また切換弁37がボート位置Aに切換ねる
ことによりパイロット油圧ポンプ23の圧油が切換弁3
7のボート位置A1切換弁36のボート位置Bを通って
補巻ドラム3側にクラッチシリンダ7の油室7bへ供給
され続けるので、該クラッチシリンダ7は油圧力により
縮小しクラッチOffのままとなる。つまり、主巻ドラ
ム2側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、
主巻ドラム2が巻上回転し、補巻ドラム3はクラッチO
ff、ブレーキOffのままでフリーフォールを行える
状態のままとなる。なお、操作レバー29を巻上側に操
作した場合には、補巻ドラム3が巻上回転し、主巻ドラ
ム2はフリーフォールを行える状態のままとなる。
また、操作レバー24を巻上側に操作し、その後に操作
レバー29を巻上側に操作した場合には、切換弁32.
33.37のボート位置Aへの切換わりにより主巻ドラ
ム2側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、
主をドラム2が巻上側に回転し、次いで切換弁34,3
5.36のボート位置Aへの切換わりにより補巻ドラム
3側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、補
巻ドラム3が巻上側に回転する。
レバー29を巻上側に操作した場合には、切換弁32.
33.37のボート位置Aへの切換わりにより主巻ドラ
ム2側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、
主をドラム2が巻上側に回転し、次いで切換弁34,3
5.36のボート位置Aへの切換わりにより補巻ドラム
3側のクラッチがON、ブレーキがOffとなって、補
巻ドラム3が巻上側に回転する。
以上の如く本実施例によれば、主巻ドラム2、補巻ドラ
ム3の各操作(巻上2巻下)をそれぞれ1本の操作レバ
ーでし行えるので、作業能率を向上でき、かつ各巻上ド
ラムを操作するときはその操作レバーを巻上側または巻
下側に動かすだけでよいので操作手順がきわめて簡単と
なり、操作ミスもなくなる。
ム3の各操作(巻上2巻下)をそれぞれ1本の操作レバ
ーでし行えるので、作業能率を向上でき、かつ各巻上ド
ラムを操作するときはその操作レバーを巻上側または巻
下側に動かすだけでよいので操作手順がきわめて簡単と
なり、操作ミスもなくなる。
また、本実施例においては、セレクト用切換弁30.3
1をそれぞれボート位置Bに切換えると「自動ブレーキ
」モードにでき、かつセレクト用切換弁30.31をボ
ート位置Aに切換えると「中立フリー」モードにでき、
「自動ブレーキ」モードの状態で操作レバー24.29
を中立位置に戻すと主巻ドラム2.補巻ドラム3に自動
的にブレーキがかかるので、吊り荷を途中で停止(保持
)させる場合にブレーキペダルによるブレーキ操作を不
要にできる。また「中立フリー」モードの状態において
操作レバー24.29を中立位置に戻すと主巻ドラム2
、補巻ドラム3が自由回転の状態になり、吊り荷のフリ
ーフォールを行うことができる。
1をそれぞれボート位置Bに切換えると「自動ブレーキ
」モードにでき、かつセレクト用切換弁30.31をボ
ート位置Aに切換えると「中立フリー」モードにでき、
「自動ブレーキ」モードの状態で操作レバー24.29
を中立位置に戻すと主巻ドラム2.補巻ドラム3に自動
的にブレーキがかかるので、吊り荷を途中で停止(保持
)させる場合にブレーキペダルによるブレーキ操作を不
要にできる。また「中立フリー」モードの状態において
操作レバー24.29を中立位置に戻すと主巻ドラム2
、補巻ドラム3が自由回転の状態になり、吊り荷のフリ
ーフォールを行うことができる。
また、上記実施例において、誤まって操作レバー24を
巻上側に、操作レバー29を巻下側に操作してしまった
時(両巻上ドラム2.3共、クラッチON、ブレーキo
ffの状態となっている)、方向制御弁19に巻上げと
巻下げのパイロット圧油が作用し、その強い方(パイロ
ット圧の高い方、すなわち操作レバーのストロークの大
きい方)に切換わって巻上ドラムがその方向に回転して
しまう惧れがあるが、第2図に示すように方向制御弁操
作用パイロット回路にインターロック機構を設けること
で解決できる。
巻上側に、操作レバー29を巻下側に操作してしまった
時(両巻上ドラム2.3共、クラッチON、ブレーキo
ffの状態となっている)、方向制御弁19に巻上げと
巻下げのパイロット圧油が作用し、その強い方(パイロ
ット圧の高い方、すなわち操作レバーのストロークの大
きい方)に切換わって巻上ドラムがその方向に回転して
しまう惧れがあるが、第2図に示すように方向制御弁操
作用パイロット回路にインターロック機構を設けること
で解決できる。
すなわち、両パイロット弁21.22の各出口側回路に
インターロック用切換弁40〜43が設けられ、これら
切換弁40〜43は相手側のパイロット弁のパイロット
圧油によりボート位置Aからボート位置Bに切換えられ
て、方向制御弁19へのパイロット圧油をしゃ断するよ
うになっている。
インターロック用切換弁40〜43が設けられ、これら
切換弁40〜43は相手側のパイロット弁のパイロット
圧油によりボート位置Aからボート位置Bに切換えられ
て、方向制御弁19へのパイロット圧油をしゃ断するよ
うになっている。
そして、例えば操作レバー24を巻上側に操作した場合
、第1パイロツト弁21からのパイロット圧油は切換弁
42のボート位置A、シャトル弁27を通って方向制御
弁19に作用し、これを位置Aに切換える。この時、第
1パイロツト弁21からのパイロット圧油の一部が切換
弁41に作用して、該切換弁41はポート位置Bに切換
わる。従って、この時操作レバー29を巻下側(操作レ
バー24と逆方向)に操作して第2パイロット弁22の
巻下側にパイロット圧が立ってもそのパイロット圧油は
切換弁41でしゃ断されるため、方向制御弁19には作
用しない。
、第1パイロツト弁21からのパイロット圧油は切換弁
42のボート位置A、シャトル弁27を通って方向制御
弁19に作用し、これを位置Aに切換える。この時、第
1パイロツト弁21からのパイロット圧油の一部が切換
弁41に作用して、該切換弁41はポート位置Bに切換
わる。従って、この時操作レバー29を巻下側(操作レ
バー24と逆方向)に操作して第2パイロット弁22の
巻下側にパイロット圧が立ってもそのパイロット圧油は
切換弁41でしゃ断されるため、方向制御弁19には作
用しない。
また第2パイロツト弁22のパイロット圧油により切換
弁42がボート位置Aからポート位置Bに切換わり、第
1パイロット弁21からのパイロット圧油もしゃ断され
るため、方向制御弁19の両端にはパイロット圧油が作
用せず該方向制御弁19は中立位置に復帰する。このよ
うに、操作レバー24と操作レバー29とを逆方向に操
作すると、インターロック機構の働きにより方向制御弁
19へのパイロット圧油をしゃ断し、方向制御弁19が
中立となり、油圧ポンプ18はアンロード状態となり、
油圧モータ16が停止して主巻ドラム2、補巻ドラム3
を停止する。また、操作レバー24を巻下側に、操作レ
バー29を巻上側に操作した場合も前述と同様である。
弁42がボート位置Aからポート位置Bに切換わり、第
1パイロット弁21からのパイロット圧油もしゃ断され
るため、方向制御弁19の両端にはパイロット圧油が作
用せず該方向制御弁19は中立位置に復帰する。このよ
うに、操作レバー24と操作レバー29とを逆方向に操
作すると、インターロック機構の働きにより方向制御弁
19へのパイロット圧油をしゃ断し、方向制御弁19が
中立となり、油圧ポンプ18はアンロード状態となり、
油圧モータ16が停止して主巻ドラム2、補巻ドラム3
を停止する。また、操作レバー24を巻下側に、操作レ
バー29を巻上側に操作した場合も前述と同様である。
なお、第1図においては、クラッチおよびブレーキ制御
用回路の油圧源として、方向制御弁操作用バイッロト回
路のパイロット油圧ポンプ23を使用し例を示したが、
独自の油圧ポンプを用いるようにしてもよい。
用回路の油圧源として、方向制御弁操作用バイッロト回
路のパイロット油圧ポンプ23を使用し例を示したが、
独自の油圧ポンプを用いるようにしてもよい。
以上の説明したように、本発明によれば、各々の巻上ド
ラムの操作をそれぞれ1本の操作レバーにより行えるの
で、作業能率を向上でき、かつ各巻上ドラムを操作する
ときはその操作レバーを巻上側または巻下側に動かすだ
けでよいので操作手順がきわめて簡単となり、操作ミス
もなくなる。
ラムの操作をそれぞれ1本の操作レバーにより行えるの
で、作業能率を向上でき、かつ各巻上ドラムを操作する
ときはその操作レバーを巻上側または巻下側に動かすだ
けでよいので操作手順がきわめて簡単となり、操作ミス
もなくなる。
またセレクト用切換弁を切換えることにより「自動ブレ
ーキ」モードと「中立フリー」モードとにモードを変更
でき、「自動ブレーキ」モードにおいては操作レバーを
中立位置に戻すと主巻ドラム補巻ドラムに自動的にブレ
ーキがかかり、吊り荷を途中で停止(保持)させる場合
にブレーキペダルによるブレーキ操作を不要にできる。
ーキ」モードと「中立フリー」モードとにモードを変更
でき、「自動ブレーキ」モードにおいては操作レバーを
中立位置に戻すと主巻ドラム補巻ドラムに自動的にブレ
ーキがかかり、吊り荷を途中で停止(保持)させる場合
にブレーキペダルによるブレーキ操作を不要にできる。
また「中立フリー」モードにおいては操作レバーを中立
位置に戻すと主巻ドラム、補巻ドラムが自由回転の状態
となり、吊り荷のフリーフォールを行うことができる。
位置に戻すと主巻ドラム、補巻ドラムが自由回転の状態
となり、吊り荷のフリーフォールを行うことができる。
第1図は本発明の巻上ウィンチの制御装置の一実施例を
示す油圧回路図、第2図はインターロック機構を具えた
方向制御弁操作用パイロット回路図である。 1・・・ドラム軸、2・・・主巻ドラム、3・・・補巻
ドラム、4.7・・・クラッチ用油圧シリンダ、4a、
7a・・・ばね、4b、7b・・・油室、5,8・・・
ブレーキ用油圧シリンダ、5a、8a・・・ばね、5b
、Bb・・・油室、6.9・・・ブレーキペダル、11
.14・・・リンク、16・・・油圧モータ、18・・
・油圧ポンプ、19・・・方向制御弁、19a・・・ば
ね、21・・・第1パイロツト弁、22・・・第2パイ
ロツト弁、23・・・パイロット油圧ポンプ、24、2
9・・・操作レバー、25A、25B・・・パイロット
回路、26・・・油タンク、27.28・・・シャトル
弁、30.31・・・セレクト用切換弁、30a、31
a・・・セレクトレバー、32〜37・・・切換弁、3
2a 、 37a−ばね、40〜42・・・インターロ
ック用切換弁。
示す油圧回路図、第2図はインターロック機構を具えた
方向制御弁操作用パイロット回路図である。 1・・・ドラム軸、2・・・主巻ドラム、3・・・補巻
ドラム、4.7・・・クラッチ用油圧シリンダ、4a、
7a・・・ばね、4b、7b・・・油室、5,8・・・
ブレーキ用油圧シリンダ、5a、8a・・・ばね、5b
、Bb・・・油室、6.9・・・ブレーキペダル、11
.14・・・リンク、16・・・油圧モータ、18・・
・油圧ポンプ、19・・・方向制御弁、19a・・・ば
ね、21・・・第1パイロツト弁、22・・・第2パイ
ロツト弁、23・・・パイロット油圧ポンプ、24、2
9・・・操作レバー、25A、25B・・・パイロット
回路、26・・・油タンク、27.28・・・シャトル
弁、30.31・・・セレクト用切換弁、30a、31
a・・・セレクトレバー、32〜37・・・切換弁、3
2a 、 37a−ばね、40〜42・・・インターロ
ック用切換弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、油圧モータにより駆動される一つのドラム軸に2個
の巻上ドラムを回転自在に支持し、その一方の巻上ドラ
ムとドラム軸との連結、切離しを行うクラッチ用油圧シ
リンダと、該巻上ドラムの制動を行うブレーキ用油圧シ
リンダおよびブレーキペダルと、他方の巻上ドラムと、
ドラム軸との連結、切離しを行うクラッチ用油圧シリン
ダと、該巻上ドラムの制動を行うブレーキ用油圧シリン
ダおよびブレーキペダルとを備え、かつ前記油圧モータ
への圧油の方向を制御する方向制御弁の切換えを2個の
パイロット弁によって行えるようにして成る巻上ウイン
チにおいて、前記の各クラッチ用油圧シリンダを油圧力
が作用するとクラッチOff、油圧力が解除するとばね
力によりクラッチONとなるように構成し、前記の各ブ
レーキ用油圧シリンダを油圧力が作用するとブレーキO
ff、油圧力が解除するとばね力によりブレーキONと
なるように構成し、一方の巻上ドラムのクラッチ用油圧
シリンダを油タンク側へ接続するポジションおよび油圧
源側へ接続するポジションを有し、一方のパイロット弁
を操作した時に該パイロット弁からのパイロット圧力に
より油タンク側へ接続するポジションに切換わり、前記
パイロット圧力が消失した時に他方のポジションに復帰
する第1切換弁と、他方の巻上ドラムのクラッチ用油圧
シリンダを油タンク側へ接続するポジションおよび油圧
源側へ接続するポジションを有し、他方のパイロット弁
を操作した時に該パイロット弁からのパイロット圧力に
より油タンク側へ接続するポジションに切換わり、前記
パイロット圧力が消失した時に他方のポジションに復帰
する第2切換弁と、一方の巻上ドラムのブレーキ用油圧
シリンダを油タンク側へ接続するポジションおよび油圧
源側へ接続するポジションを有し、一方のパイロット弁
を操作した時に該パイロット弁からのパイロット圧力に
より油圧源側へ接続するポジションに切換わり、前記パ
イロット圧力が消失した時に他方のポジションに復帰す
る第3切換弁と、他方の巻上ドラムのブレーキ用油圧シ
リンダを油タンク側へ接続するポジションおよび油圧源
側へ接続するポジションを有し、他方のパイロット弁を
操作した時に該パイロット弁からのパイロット圧力によ
り油タンク側へ接続するポジションに切換わり、前記パ
イロット圧力が消失した時に他方のポジションに復帰す
る第4切換弁と、油圧源側へ接続するポジションに復帰
している前記第1切換弁の入口側を油タンク側へ接 ■■驛|ジションおよび油圧源側へ接続するポジション
を有し、他方のパイロット弁を操作した時に該パイロッ
ト弁からのパイロット圧力により油圧源側へ接続するポ
ジションに切換わり、前記パイロット圧力が消失した時
に他方のポジションに切換わる第5切換弁と、油圧源側
へ接続するポジションに復帰している前記第2切換弁の
入口側を油タンク側へ接続するポジションおよび油圧源
側へ接続するポジションを有し、一方のパイロット弁か
らのパイロット圧力により油圧源側へ接続するポジショ
ンに切換わり、前記パイロット圧力が消失した時に他方
のポジションに切換わる第6切換弁とを設ける一方、油
圧源からの圧油供給ポジションと油タンクへの排油ポジ
ションを選択することにより、一方の巻上ドラムのクラ
ッチ、ブレーキ系統を自動ブレーキモードと中立フリー
モードとにモード切換えする第1セレクト用切換弁と、
他方の巻上ドラムのクラッチ、ブレーキ系統を自動ブレ
ーキモードと中立フリーモードとにモード切換えする第
2セレクト用切換弁とを設けたことを特徴とする巻上ウ
インチの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174287A JPS63267697A (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 巻上ウインチの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174287A JPS63267697A (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 巻上ウインチの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63267697A true JPS63267697A (ja) | 1988-11-04 |
JPH0357037B2 JPH0357037B2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=14308698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10174287A Granted JPS63267697A (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 巻上ウインチの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63267697A (ja) |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP10174287A patent/JPS63267697A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357037B2 (ja) | 1991-08-29 |
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