JPS63266666A - 記録担体装填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） この発明は回転記録担体を用いる記録又は再生装置にお
ける記録担体装填装置に関するものであるＯ （従来技術） 回転磁気シート等の記録担体を用いて情報の記録又は再
生を行ら記録゛又は再生装置では、記録担体をその向転
駆動部に対して偏心等を生じないように正確かつ確実に
装填することが重要であ一つて、記録担体が回転駆動部
に対して不確実に装填されると、記録担体に対する記録
又は再生へ、ドの当接ニ不具合（例えばスペーシングロ
スの増大等）を生じたり、さらに偏心が生じている場合
にはヘッドとトラックとの間にずれを生じ、再生特性が
劣化するという問題が起こる。

このような問題を避けるひとつの手段として、記録担体
回転軸の一部に円すい部を設け、記録担体を強制的にこ
の円すい部に押し当てる装置が提案されている。しかし
ながら上記の構成によると、記録担体を常時駆動艙内す
い部に押圧することになり、この押圧部材が記録担体と
一体に回転するので・回転部の慣性が大きくなり、装置
全体も大形になってその小形化を妨げる原因となる。

これらの欠点を解消する手段として、さらに第１図に示
すような装填装置が提案されている。これは記録担体と
一体に形成されたセンターハブと駆動軸との間の圧接力
及び磁甑的吸”引力による摩擦力を利用するもので、″
その概略を、説明すると、ｌは記録担体の一例である磁
気シート、２はその中心部に樹脂等で一体的に形成され
たセンターハブであり、センターハブ２には、ばね部材
として作用するばね部２ｍ、これに対向する２つの斜面
部２ｂ、２ｃが形成され、また磁気シート１を挾んだ裏
側に磁性体よシなる吸着板２ｄが設けられる。３は磁気
シート１を収納保護する収納容器、いわゆるカセットで
後述の駆動軸１１が挿入される開口部３１、不図示の磁
気へ、ドが挿入される開口部３ｂが設けられる。なお第
１図中３′はカセット３０天板を分解して示すものであ
る。１１は記録担体回転駆動軸であって不図示の記録又
は再生装置本体式設けられる。１２は駆動軸１１と一体
的に設けられた永久磁石である。

上記の装置の作用を説明すると、カセット３が記録又は
再生装置本体に装填されると、センターハブ２の吸着片
２ｄが永久磁石１２により吸引される。この際２つの斜
面部２ｂ、２ｃがばね部２ａの作用によシ駆動軸１１と
圧接し、センターハブ２の嵌合が行われる。したがって
この装填装置によれば、駆動軸１１とセンターハブ２と
−の圧接力及び永久磁石１２と吸着片２ｄとの吸引力に
よシ生ずる摩擦力により駆動軸１１と磁気シート１とは
一体的に回転することになシ、２つの斜面部２ｂ、２ｃ
及びばね部２ａの作用によシ偏心を生じ難く、また、永
久磁石１２の吸引によシヘッドに対する磁気シート１の
上下方向の位置決めも正確になる。さらに回転部分の構
成が簡単であるため回転系の慣性が小さく、装置全体の
小形化に寄与する。

しかしながら第１図の装填装置では、永久磁石１２−の
吸引力が駆動軸１１とｔン・ターハブ２との圧接力に打
ち勝つことにより記録一体の装填が行われるのであるが
、駆動軸１１自体の寸法精度、表面状態及びセンタ−ハ
ブ２自体の寸法精度並びに温度、湿度等による寸法変化
等が原因となり、駆動軸１１とセンター・・プ２との圧
接力に変化を生じ、永久磁石１２の吸引力では確実に装
填できない場合がある。他方永久磁石１２の吸引力を強
くし、センターハブ２−のばね部２ａの押：圧力を弱く
すると、装填時に偏心を生ずる。このような原因によシ
第１図の装填装置でも、装填の不確実によシ前述の泰鎮
寺吻４４問題点が十分′には解消されていないのが実状
である。

（目的） したがってこの出願発明は、従来の装置における前記の
ような装填の不確実性を解消し、複雑な機構を用いるこ
となく簡単な構成で記録担体なその回転駆動部材に確実
に装填することができるとともに、記録又は再生時には
回転駆動部に対して余分な付加を与えることのないよう
になく、さらに記録担体収納部の係止動作によって記録
担体の回転駆動部材への装着動作を制御することにより
、記録担体の装填タイミングの確実な記録担体装填装置
を提供することを目的とする。

（実施例による説明） 以下第２図〜第６図に示す実施例によって上記の目的を
達成するためこの出願の発明において講じた手段を例示
説明する。なおこの明細書において記録担体とは、磁気
的、光学的又は静電容量形の記録又は再生方式等におけ
るシート状又はディスク状（例えばフロ、ピーディスク
）等の可回転記録担体をいい、記録担体回転駆動部とは
モータ等の駆動源又はこれに結合されるスピンドル等の
伝動部材をいう。

明する。なお第２図の装置は、この出願の第１の装填装
置に適用した例でるる。

第２図において、１０は記録又は再生装置本体、１１及
び１２はそれぞれ第１図で説明した回転駆動軸及び永久
磁石である。１３は記録又は再生ヘッドの一例である磁
気ヘッドであって記録担体の一例である磁気シート（第
１図の１）の磁性層と対接し、情報の記録又は再生を行
う。１４は後述の記録担体収納部２０と記録又は再生装
置本体１０とを結合支持するヒンジ軸であって、これに
は２つのばね１−５及び１６が設けられており、ばね１
５は後述の外カバー２１を開き方向に付勢するよう本体
１０と外カバー２１との間に、ばね１６は収納部２０と
外カバー２１との間に両者を開き方向に付勢するように
それぞれ掛けられている。１７は係止爪であって後述の
係止部材２４と共働し、記録担体収納部２０を本体ＩＯ
に係止する。

２０は第１図において説明したカセット３を収納する記
録担体収納部であって、カセット３は矢印Ａ方向に挿入
される。したがってこの例では記録担体−１はカセット
３に収納され、このカセット３が収納部２０に挿入され
、さらにその上から外カバー２１で蔽すれることになる
。すなわち収納部２０と外カバー２１とは本体１０に対
する内ぶたと外ぶたの関係にあって、この場合は収納部
２０が記録担体収納部を構成する。もつとも外カバー２
１にカセット収納部を設け、収納部２０を省略すること
もできる。この場合は外カバー２１が記録担体収納部を
構成する。

第２図にもどって収納部２０には、それぞれ駆動軸１１
、後述の押圧部材の先端２３ａ１ヘツド１３及び後述の
安定板２′２が入りこむ開口部２０＆。

２０　ｂ　ｔ　２０　ｃ及び２０ｄが設けられる。安定
板２２は記録担体１をヘッド１３の近傍で安定に走行さ
せるためのものである。さらに収納部２０は前述のヒン
ジ軸１４により本体１０に対して回動可能に軸支される
。外カバー２１はヒンジ軸１４により同様に軸支され、
安定板２２及び係合部材２５が設けられる。

２３は可撓性材料からなるセンターハブ押圧部材であっ
て、その一端は外カバー２１に固着され、他方の先端２
３ａは、記録担体装着部の一例である第１図の毛ンター
−・プ２の上面ど当接するような形状になっている。押
圧部材２３の中間部はセンターハブ２の上面に対して傾
斜面部２３ｂを形成している。こ、の装置では押圧部材
２３が記録担体装着部と回転駆動部へ押しこむ押圧手段
の一例をなしている。

２４は係止部材であってその爪部２４ａは係止爪１７の
爪部１７４と係合可能でアシ、また外カバー２１に設け
られた不図示の軸に嵌合する長孔２４ｂに沿りて矢印Ｂ
方向に移動可能であり、さらにその枝部２４ｃは押圧部
材２３の傾斜面部２３ｂの下側まで延長している。第２
図の状態では枝部２４ａは傾斜面部２３ｂと接触しない
が、係止部材２４をＢ方向へ移動させると両者が接触し
、先端２３ｍは傾斜面部２３ｂとともに図で上方へ押し
上げられる。これによシ後述の押圧部材２３によるセン
タ、−ハブ２の押圧動作及びその停止が行われる。

次に第３図〜第５図をも参照して第２図の装置の作用を
説明する。第３図は、第２図の装置においてカセット３
を収納部２０に挿入する前の状態を示している。この状
態において外カバー２１は、ばね１５により軸１４を中
心に本体１０に対して反時計方向へ回動しようとするが
、その−枝２１ｍが本体１０に当接し、第３図の状態を
保つ。

一方収納部２０は、ばね１６によシ外カバー２１に対し
て時計方向へ回動しようとするが、外カバー２１に設け
られた保合部材２５と係合し、同様に第３図の状態を保
つ。

第４図はカセット３を収納部２０へ挿入し、外カバー２
１を閉じた状態を示している。この場合収納部２０は本
体１０に設けられている不図示の停止部に当接して図示
の位置を保持する。第４図の状態ではセンターハブ押圧
部材２３の先端２３ａＫよシセンターハプ２の上面が押
され、センターハブ２は駆動軸１１へ強制的に押しこま
れる。

この場合可撓性材料よ）なる押圧部材２３の押圧力が駆
動軸１１とセンターハブ２との間に生ずる摩擦力よシも
大きくなるようにしておく。

次に係止部材２４を第２図でＢ方向へ移動させ、その爪
部２４ｍと本体側の係止爪１７の爪部１７ａとを係合さ
せると、この動作に伴って係止部材２４の枝部２４Ｃに
よシ押圧部材２３の傾斜面部２３ｂを上方へ押し上げる
。したがって第５図に示すように押圧部材２３の先端２
３ａはセンターハブ２との接触が解かれ、押圧動作が停
止する。

このため記録担体１は確実に回転駆動軸に装填され、記
録又は再生時に押圧部材２３が回転駆動軸１１に対し余
分な負荷を与えることはない。

カセット３を収納部２０より取り出す動作は、上記と逆
の過程を経て行われる。

第６図はこの出願の第２０ｍ実施例を示し、この装置で
は記録又は再生装置本体及び記録担体収納部は第２図の
ものと同じであるので図示を省略してあり、また第２図
と同一符号を付した部材は第２図のものと基本的に同一
の構成及び機能を有する。

第６図において５１は押圧部材、５２は外カバー２１に
設けられた軸、５３はばねでありて、押圧部材５１は軸
５２に回動可能に軸支され、ばね５３により時計方向へ
付勢されており６、その先端５１ａがセンターハブ抑圧
部を形成し、他端５１ｂは後述のカム面５４ｃに対する
カムホロワを形成し、これら両端の間は可撓性を有して
いる。５４は係止部材でその係止爪５４ｍは本体側の係
止爪１７の爪部１７ａと係合可能であり、また第２図の
係止部材２４と同様に長孔５４ｂに沿って図中Ｂ方向へ
移動可能である。５４ｃは中央部がとつ面をなすカム面
を形成しており、押圧部材５−１の他端５１ｂがこれに
当接している。

上記の構成において、カセット３を収納部２０へ挿入し
、外カバー２１を閉じると、この装置では、第４図の場
合と異なシ、外カバー２１の閉成時には押圧部材５１の
先端５１ｍはセンターハブ２とはまだ接触しない。そこ
で係止部材５４を矢印Ｂ方向へ移動させ、その係止爪５
４ａを本体側の爪部１７ｍと係合させる過程においてカ
ム面５４ｃのとつ部が押圧部材の他端５１ｂを押し上げ
、押圧部材５１を反時計方向に回動させると、その先端
５１ａがセンターハブ２の上面を押し、センターハブ２
が駆動軸１１に押しこまれる。さらに第６図の装置では
、係止部材５４のＢ方向への移動に従ってカム面５４ｃ
が移動し、その平坦部が押圧部材５１の他端５１ｂと対
向するため、押圧部材５１は時計方向へ回動し、係止部
材５４の係止が完了した時点では先端５１ａのセンター
ハブ２に対する押圧動作が停止し、第５図の場合と同様
に、記録又は再生時には押圧部材５１が回転駆動軸１１
に対し負荷を与えることはない。

第６図の装置の変形として押圧部材５１の押圧動作のみ
を係止部材５４の移動に連動させ、その圧接の解除は他
の手段により行うこともできる。

また第２図及び第６図の装置は、第１図に示す回転駆動
軸１１とセンターノ・プ２との圧接力及び磁気的吸引力
による摩擦力を利用する装填装置に適用した例であるが
、この出願の発明はその他の装填装置にも適用すること
ができ、さらに他の装填手段と併用せずに単独で実施す
ることもできる。

（効　果） 以上詳細に説明したように、慣トｉケ発明によれば、記
録担体を記録担体回転駆動部材に装着させるべく抑圧手
段を設け、さらに記録担体収納部の係止動作の完了まで
はこの抑圧手段の動作を保持し、その係止動作の完了に
応じて押圧動作を解除させる手段を設けたので、記録担
体を正確かつ確実に回転駆動部材に装着することができ
、記録担体の不確実な装填によるスペーシング損失の増
大等のおそれがなく、また偏心等によるヘッドとトラッ
クとのずれに基づく再生特性の劣化を防ぐことができる
。また記録または再生時にこの抑圧手段が回転駆動部材
に余分な負荷を与えることがなく、駆動源の省電力化及
び小型化に寄与する。

また記録担体の回転駆動部材への装着を、記録担体収納
部の係止動作によって制御しているので、操作性の低下
を招くこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の記録担体の分解斜視図、第２図はこの出
願の第１の実施例に係わる記録担体装填装置の分解斜視
図、第３図、第４図及゛び第５図は第２図の装置の動作
状態を示す説明図、第６図はこの出願の第２の実施例に
係わる記録担体装填装置の要部の斜視図である。 図中１は記録担体である磁気シート、２は記録担体装着
部であるセンターハブ、３はカセット、１０は記録また
は再生装置本体、１１は回転駆動軸、１７は係止爪、２
０は記録担体収納部、２１は外カバー、２３は押圧部材
、２３ａはその先端、２３ｂはその傾斜面部、２４は係
止部材、２４ａはその爪部、２４ｃはその枝部、５１は
押圧部材、５４は係止部材、５４ｃはそのカム面を示す
。 出　願　人　　　キャノン株式会社 第１図 第２図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　装置本体に対し記録担体を装脱可能な第１の位置と前
   記記録担体を前記本体内所定の位置へと装填せる第２の
   位置とを移動可能な記録担体収納体と、前記装置本体に
   開閉自在に配され閉成することによって前記記録担体収
   納体を前記第２の位置へと移動する蓋体と、前記所定の
   位置に装填された記録担体のセンターハブに係合してこ
   れを回転する回転駆動部材と、前記センターハブを前記
   回転駆動部材に係合させるべくこれを押圧する押圧部材
   と、前記蓋体を閉成位置に係止するとともに該係止動作
   の間前記押圧部材の押圧動作を保持し前記係止動作の完
   了とともに前記押圧動作を解除する係止部材とを備えて
   なる記録担体装填装置。