JPS62183079A - デイスクカ−トリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気ディスク、光ディスク等の情報記録用のデ
ィスクを収容したディスクカートリッジに関する。

従来の技術 一般に、磁気ディスク、光ディスク等の情報記録用のデ
ィスクは、両面中心に駆動機構挿入用の開口（以下駆動
穴という）を有し、且つ片面若しくは両面に読取ヘッド
挿入用のスロット　（以下読取穴という）を有するカー
トリッジ本体に収納保持されている。第７図は従来のデ
ィスクカートリッジの１部の断面を示すもので、ｌはデ
ィスクカートリッジ、２はカートリッジ本体、３はディ
スクである。このようなディスクカートリッジ１では、
ディスク回転中にディスク１に上下方向の振れを生じる
ので、ディスク外周部においても、ディスクがカートリ
ッジ本体２の内面２Ａに接触しないよう、カートリッジ
本体２の内面間の距離Ｔ１をディスク３の厚みｔよりか
なり大きくしている。

更に、保管中、或いは運搬中などにディスクの記録面が
カートリッジ本体内面に直接接触しないよう、この部分
の内面２Ｂは外周部内面２人に対して段差を付けており
、内面２Ｂ間の距離Ｔ２は外周部の距離Ｔ１よりも大き
くなっている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる構成によれば、輸送中にカートリッジ本
体内でディスクががたつき、ディスクが破損するとかデ
ィスクとカートリッジ本体との摩擦により、粉が発生し
、ディスクの記録面に付着して読取不良、記録不良の原
因になるという問題点があった。また、ディスク記録面
に接触しないよう、カートリッジ本体内面に段差を形成
するため、カートリッジ本体の厚みが大きくなるという
問題点もあった。

なお、ガラス製のディスクを使用したディスクカートリ
ッジにおいては、輸送中のディスクのがたつきを防止す
るため、ディスクを固定する手段を設けたものが提案さ
れている。第８図、第９図はその例を示すもので、ディ
スク３を収容したカートリッジ本体２内に、ディスク３
を取り囲む関係にローラ形式のディスク支え４と、ディ
スク３をこれらのディスク支え４に押付けるディスク押
え５が設けられている。このディスク押え５はピン６に
より回動可能に保持されたレバー７と、その先端に保持
されたディスク押えローラ８と、ばね９からなり、ばね
９でディスク押えローラ８をディスク周面に押付け、デ
ィスク周面をディスク支え４に押付けることによって、
ディスク３を固定するものである。しかし、この場合に
も、ディスク押えローラ８が第９図から良く分かるよう
に、ディスク厚みｔよりもかなシ大きい直線部８Ａ（長
さＴ、）を有しておシ、また、ディスク支え４を構成す
るローラも同様な形状であるので、ディスクがこの直線
部でディスク厚み方向に移動し、破損するとか摩擦によ
る粉を生じるという問題点は解消されていなかった。

本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、簡単
な構造によシ、輸送中のディスクのがたつきを防止し、
ディスクの破損や粉の発生を防止しうるディスクカート
リッジを提供することを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、上述の問題点を解決するため、カートリッジ
本体内にディスク周面を支えるディスク支えと、ディス
クをこのディスク支えに押付けるディスク押えとを設け
、これらのディスク支え及びディスク押えのディスクに
接触する面、即ち、ディスク支え面及びディスク押し面
を共に、最狭部がディスクの厚みとほぼ同等或いはそれ
以下のくさび状断面にするという構成を備えだものであ
る。

作用 本発明は、上述の構成により、ディスクカートリッジの
保管中或いは輸送中にディスク押えが、ディスクをディ
スク支えに押付けて保持し、その際、ディスク押え面及
びディスク支え面のくさび効果により、ディスクを確実
に固定することができ、ディスク破損や摩擦による粉の
発生を防止できる。

実施例 以下、図面に示す本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の第一実施例のディスクカートリッジを
示す平面図であり、カートリッジ本体を形成する一対の
側板の一方を取り外した状態を示している。第２図は第
１図の■−■矢視断面図、第３図は第１図のト」矢視断
面図である。第１図〜第３図において、１１はディスク
カートリッジ全体を示す。ディスクカー）　ＩＪッジ１
１は一対の側板を対向、固定してなる平坦な箱状のカー
トリッジ本体１２とその内部に収納されるディスク１３
（第２図参照）を有する。それぞれの側板には、ディス
クを駆動する駆動機構を挿入させる為の駆動穴１４、読
取ヘッドを挿入させる為の読取穴１５が形成されている
。カートリッジ本体１２内のディスク１３の半径方向外
方には、ディスク押え１６が設けられている。ディスク
押え１６は、ピン１７を中心として回動可能な揺動レバ
ー１８、その一端に保持されたディスク押えローラ１９
、揺動レバー１８を第１図で反時計方向に付勢するばね
２０を有する。揺動レバ−１８の他端はカートリッジ本
体１２の側辺から突出しており、操作片１８Ａを構成す
る。この操作片１８Ａはディスクカートリッジ１１が記
録再生装置に挿入される際、その記録再生装置のピンに
係合して揺動レバー１８を回動させるだめのものである
。ディスク押えローラ１９はディスク１３の周面に接触
してこれを後述するディスク支え２１に押付けるための
もので、ディスク周面に接触するディスク押し面１９Ａ
を有する。このディスク押し面１９Ａは第２図から良く
わかるように、両側の傾斜部と中央の直線部とからなる
くさび状をなしており、その最狭部の幅Ｔ４はディスク
１３の厚みｔとほぼ同等或いはそれ以下に選定されてい
る。

ディスク押え１６に対して、ディスク１３の中心をはさ
んで、はぼ反対側に、ディスク外周に沿った円弧状のデ
ィスク支え２１が設けられている。このディスク支え２
１は、第３図に示すように、カートリッジ本体１２に一
体に形成され、且つディスク周面に接触するディスク支
え面２１Ａを有している。

このディスク支え面２１Ａもくさび状断面をなし、その
最狭部の幅Ｔ５もディスク押し面の最狭部の幅Ｔ４と同
様に、ディスク厚みｔと同等若しくはそれ以下に選定さ
れている。

以上の構成になるディスクカートリッジ１１ば、記録再
生装置から取り外した状態では、ディスク押え１６の揺
動レバー１８がばね２０により第１図の反時計方向に付
勢され、その先端のディスク押えローラ１９がディスク
周面を押してディスク１３をディスク支え２１に押付け
ている。従って、ディスク１３はディスク支え２１とデ
ィスク押え１６に保持され、且つ、各くさび状断面のデ
ィスク支え面２１Ａ及びディスク押し面１９Ａにより、
カートリッジ本体１２の厚み方向の中央位置に固定され
る。かくして、輸送中に、ディスク１３がディスク面方
向及び厚み方向のいずれにもがたつくことがなく、破損
、摩耗、粉の発生等が防止される。使用に尚たって、こ
のディスクカー）　ＩＪッジ１１を記録再生装置挿入す
ると、記録再生装置のピンが揺動レバー１８の一端の操
作片１８Ａを押して揺動レバー１８を時計方向に回動さ
せる。この回動により、ディスク押えローラ１９がディ
スクから離れてディスクを解放し、その後、通常の記録
、再生動作が行われる。

なお、上記実施例ではレバー１８の先端にローラ１９を
取付け、このローラ１９でディスク１３の局面に接触す
るディスク押し面を構成したが、ディスク押し面は必ず
しもローラ構造に限定されるもではなく、レバー１８と
一体構造のものでもよい。更に、ディスク押え１６は必
ずしも、回動可能なレバーを用いたものに限らず、直線
状に移動する形式のものを用いることも可能である。

第４図、第５図は直線状に移動する形式のディスク押え
を用いた実施例を示すもので、第４図はディスク押えで
ディスクを支えた状態を、第５図はディスクを解放した
状態を示している。本実施例では、ディスク１３を収納
したカートリッジ本体１２内に、ディスク押え２３が第
４図、第５図で水平方向に直線状に移動可能に保持され
、且・つばね２４で左方向に引っ張られている。このデ
ィスク押え２３は、第４図に示すように、ディスク１３
の周面に係合しうるよう円弧状のディスク押し面２３Ａ
を有し、且つこのディスク押し面２３Ａは第６図に示す
ように、断面がくさび状をなしている。このくさび形状
の最狭部もディスク１３の厚みと同等若しくはそれ以下
に設定されている。更に、第４図において、ディスク押
え２３には可撓性の連結部２５を介して操作片２６が連
結されており、この操作片２６はカー）　ＩＪッジ本体
１２の側辺に沿って移動可能である。カートリッジ本体
１２の上下両面には、カートリッジ本体の読取穴１５を
開閉するシャッター２７が設けられ、このシャッター２
７もディスク押え２３に連結され、一体に移動するよう
になっている。ディスク押え２３の、ディスク中心に対
して反対側には、ディスク支え２１が形成されている。

このディスク支え２１は第１図の実施例におけるディス
ク支え２１と同様な断面形状を有するものである。

上記構造のディスクカートリッジ１１は通常の状態では
、ディスク押え２３がばね２４の作用により第４図に示
す位置となり、ディスク１３をディスク支え２１に押付
け、ディスク定位置に保持し、同時にシャッター２７で
読取穴を遮蔽している。ディスクカートリッジの使用の
ため、このカートリッジを記録再生装置に装着すると、
カートリッジの挿入に伴い、記録再生装置のピンが操作
片２６を押し、操作片２６を第５図の状態に移動させる
。この移動に伴い、ディスク押え２３及びシャッター２
７が右方向に直線状に移動して、第５図の状態となり、
ディスクを解放するとともに、読取穴を開く。この後、
通常の記録、再生が行われる。また、カートリッジを記
録再生装置から取り出すと、ディスク押え２３及びシャ
ッター２７はばね２４により自動的に元の第４図の位置
に戻り、ディスクを固定すると共に読取穴を閉止する。

このように、本実施例では、ディスク押えにカートリッ
ジ本体の読取穴を閉止するシャッターを連結したので、
ディスクの固定のみならず、読取穴を遮蔽して内部のデ
ィスクにほこり、ごみ等が付着するのを防止しうる利点
がある。

なお、上記実施例では直線状に移動するシャッターとデ
ィスク押えとを連結したが、第１図に示す回動式のディ
スク押えにシャッターを連結してもよい。即ち、第１図
の揺動レバー１８に読取穴１４、駆動穴１５等を遮蔽し
うる形状のシャッターを保持させ、このシャッターをピ
ン１７を中上・とじて回動させる構造としてもよい。ま
た、上記実施例ではいずれも、デオスク支え２１をカー
トリッジ本体１２と一体構造としたが、この代わりに、
ディスク押えローラ１９と同様な形状のローラを用いて
もよい。

発明の効果 以上に説明したように、本発明は、カートリッジ本体内
のディスクの外周を、ディスク支えとディスク押えによ
り保持する構成とし、かつディスク支え及びディスク押
えの、ディスク外周に接触するディスク支え面及びディ
スク押し面を、最狭部がディスクの厚みにほぼ等しいが
それ以下のくさび状断面としたので、ディスクを保持し
た際、ディスクをがたつかないように固定することがで
き、輸送中、保管中等にディスクの破損や摩擦による粉
の発生が防止できると言う効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のディスクカートリッジを示
すもので、カートリッジ本体を構成する側板の一方（上
方）を除去して示す平面図、第２図は第１図の■−■矢
視断面図、第３図は第１図のＩ−１［矢視断面図、第４
図は本発明の上記とは異なる実施例のディスクカートリ
ッジを示すもので、カー）　＋Ｊッジ本体を構成する側
板の一方を除去して示す平面図、第５図はディスク押え
を解除した状態を示す第４図と同一部分の平面図、第６
図は第４図のｖｔ−ｖｔ矢視断面図、第７図は従来のデ
ィスクカートリッジの一部の断面図、第８図は従来のデ
ィスクカートリッジの他の例を示すもので、上方の側板
を除去して示す平面図、第９図は第８図のＩＸ−■矢視
断面図である。 １１・・・ディスクカートリッジ、１２・・・カートリ
ッジ本体、１２Ａ・・・側板、１３・・・ディスク、１
６・・・ディスク押え、１７・・・ピン、１８・・・揺
動レバー、１８Ａ・・・操作片、１９・・・ディスク押
えローラ、１９Ａ・・・ディスク押し面、２０・・・ば
ね、２１・・・ディスク支え、２１Ａ・・・ディスク支
え面、２３・・・ディスク押え、２４・・・ばね、２６
・・・操作片、２７・・・シャッター。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／／
　　チイスフｆｌ−）リッジ“　　　　ｔｓ　　ｆｔ警
つ丁−ム／２　ρ−トリソシ゛°不りト　　　　１９　
デ）スフｆ’ｆ九ローラｔｓ　　　　　　　、、Ｎ Ｕ 第２図 第４図　　Ｕ ｌご 第６図　　　　　　Ｕ ３　　　　　　　　　　　ＢＡ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報記録用ディスクと、このディスクを収容した
   カートリッジ本体と、このカートリッジ本体内の前記デ
   ィスクの半径方向外方に移動可能に設けられ、前記ディ
   スク周面に接触するディスク押し面を有するディスク押
   えと、前記カートリッジ本体内に、前記ディスク押えと
   はディスク中心に対してほぼ反対側に設けられ、ディス
   ク周面に接触するディスク支え面を有するディスク支え
   とを有し、前記ディスク押えのディスク押し面及びディ
   スク支えのディスク支え面は共に、最狭部がディスクの
   厚みとほぼ同等或いはそれ以下のくさび状断面を有する
   ことを特徴とするディスクカートリッジ。
2. （２）ディスク押えが、カートリッジ本体の側辺から突
   出する操作片を有することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のディスクカートリッジ。