JPS62270051A - 磁気記録再生装置のカセツト装着機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえばＶＴＲ等カセットテープを用いる磁
気記録再生装置のカセット装着機構に係り、さらに詳細
には、磁気記録再生装置内を塵埃や結露等から保護する
カセット装着機構の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

本発明の説明に先立ち、従来型カセット装着機構を、Ｖ
ＴＲの場合を例にとり、第７図および第８図にもとづい
て説明すると、第７図はその側面図、第８図（ａ）〜（
ｃ）は第７図に符号ζで示すロックピンの動作を順を追
って説明する図である。　′ 第７図において、１はシャーシ、２はシャーシ１上に突
設したブラケットで、テープカセット３を保持するカセ
ットホルダ４は、前記ブラケット２に回動可能に取り付
けられており、かつブラケット２に取り付けたねじりバ
ネ（図示せず）により上方に付勢されている。カセット
ホルダ４は、テープカセット３の装着時、当該カセット
３を下方に圧着する板バネ５と、後述するロック機構と
係合してカセットホルダ４を装着位置（第７ｍの実線位
Ｉ！りにロックするロックピン６とを有し、カセットホ
ルダ４の上面には、カセットステージリッド７が取り付
けられている。前記したカセットホルダ４のロック機構
としては、シャーシ側面（図示せず）にロックピン６と
係合するロックアーム８が回動可能に取り付けられてお
り、ロックアーム８は、バネ９により、第７図の矢印方
向に付勢されている。

以上の構成において、第７図に２点鎖線で示す位置（カ
セットホルダ４に対するテープカセット３の挿入位ｅ１
）にあるカセットステージリッド７を押圧し、カセット
ホルダ４を装着位置（実線図ら 示）の若干下方まで押し下げると、ロックピン嘱は、第
８図（ａ）に示すように、ロックアーム８を、バネ９の
付勢力に抗して押しのけた後、第８図（ｂ）に示すよう
に、ロックアーム８の下方に入り込む、そして、カセッ
トホルダ４を押し下げる力が除去されると、第８図（ｃ
）に示すように。

ロックアーム８とロックピン６とが係合して、カセット
ホルダ４のロックおよびテープカセット３の装着が完了
する。

なお、磁気記録再生装置のカセット装着機構に関する先
行技術としては、たとえば実開昭５９−４２５５７号公
報を挙げることができる。

第７図および第８図に示す従来型カセット装着機構の構
成と作用とは以上のごときであるが、この種構造物にあ
っては、カセット装着時、カセットホルダ４のロック動
作をスムーズにおこなわしめるために、第８図（ｂ）に
示すオーバーストロークｈが必要であり、前記したオー
バーストロークｈを確保するため、従来にあっては、第
７図に符号りで示すように、カセットステージリッド７
とケース１０との間に間隙を設けるようにしている。

ここで、第９図は第７図と異なる従来型カセット装着機
構の右側面図を示し、第９図の従来例においては、カセ
ットステージリッド７とケース乏 １０と鬼子面方向で全くラップさせない構成を採用する
ことにより、第８図（ｂ）に符号りで示すオーバースト
ロークを確保するようにしている。

［発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、第７図あるいは第９図のいずれ７図の場
合）あるいは間隙ｈ’　　（第９図の場合）が生じる。

このため、特に、ポータプルタイプのＶＴＲにおいては
、屋外での使用に際し、前記した間隙りあるいはｈ′か
ら塵埃がセット内に侵゛入して装置を傷めるという問題
があり、また前記した間隙りあるいはｈ′を通じて、セ
ット内に外部の空気が容易に入り込むことができるため
、結露に対しても不利であるという問題があった。

本発明は、前記した従来技術の問題点を解決すべく検討
の結果なされたものであって、その目的とするところは
、セット内を塵埃や結露等から保護し１機器の信頼性を
長期にわたって維持することのできる、改良された磁気
記録再生装置のカセット装着機構を提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するため１本発明は、テープカセットの
供給側リールと巻取り側リールとの間に張架されている
磁気テープを引き出し、回転シリンダに所定角度にわた
って添接走行させる磁気記録再生装置のカセット装着機
構を対象とし、前記磁気テープを挿入したカセットホル
ダをシャーシにロックするとともに、カセットステージ
リッドとその外周のケースとの間に形成されている間隙
を閉塞する手段を備えてなることを特徴とするものであ
る。

【作用〕

しかして１本発明は、前記構成を採用することにより、
カセット装着時、カセットホルダ側のロックピンとシャ
ーシ側のロックアームとの間にオーバーストローク、す
なわちカセットホルダのロック動作をスムーズにおこな
わしめるオーバーストロークが存在しても、カセットス
テージリッドとその外周に位置するケースとの間の間隙
を無くして、セット内を塵埃や結露等から保護すること
ができる。

〔実施例〕

以下１本発明を、第１図〜ｆ５６図の一実施例にもとづ
いて説明すると、第３図は本発明に係るカセット装着機
構のカセット装着時における概略平面図、第５図は本発
明機構のテープローディング完了後の状態を示す概略平
面図である。

カセット装着時の状態を示す第３図において、カセット
ホルダに挿入されたテープカセット３の供給側リール１
１および巻取り側リール１２は、サブシャーシ１３に設
けられている一対のリールディスク（第１図の符号１４
および１５参照）に装填される。この時、一対のテープ
引出し体１６および１７は、テープカセット翫３内の所
定の位置へ相対的に嵌入される。また、サブシャーシ１
３は、メインシャーシ１上に位置して、回転シリンダ１
８の方向へ移動する。

以上の構成において、テープカセット３を挿入したカセ
ットホルダがサブシャーシ１３に装着され、テープロー
ディング動作がおこなわれると。

一対のテープ引出し体１６．１７により、磁気テープ１
９が、第５図に示す所定の位置に引き出されるとともに
、テープカセット３を載置したサブシャーシ１３が、メ
インシャーシ１に載置されている回転シリンダ１８の方
向（第３図の矢印方向）へ移動し、第５図に示す所定の
位置で停止する。

第１図は本発明に係るカセット装着機構の全体構成を示
す斜視図、第２図はカセット装着時における第１図のＡ
矢視図、第４図はテープローディング完了後の状態を示
す第１図のＡ矢視図である。

第１図および第２図において、テープカセット３を挿入
したカセットホルダ４は、メインシャーに取り付けたね
じりバネ２１によって上方に付勢されている。また、カ
セットホルダ４の上方への回動は、ブラケット２の切曲
げ部２ａとカセットホルダ４のストッパ部４ａとの当接
によって規制される。カセットホルダ４には、テープカ
セット３の装着時、当該カセット３を下方に圧着する板
バネ５が設けられており、カセットホルダ４の上面にカ
セットステージリッド７が取り付けられている。２２お
よび２３はカセットホルダ４に対するテープカセット３
の挿入時、当該カセット３の後方への位置規制をおこな
うスライドストッパ部材で、スライドストッパ部材２２
．２３は、サブシャーシ１３の側面立上り部１３ａおよ
び１３ｂにそれぞれ回動可能に、またカセットホルダ４
の溝２４および２５にそれぞれ摺動可能に取り付けられ
ており、カセット装着・イ〜ジエクト時、テープカセッ
ト３は、カセットホルダ４と一体となって回動し、テー
プローディング時、テープカセット３は、サブシャーシ
１３とともに移動する。

カセットホルダ４のロック機構は、メインシャーシ１の
側面に回動可能に設けられたロックアーム８と、ロック
アーム８を一定方向に付勢するバネ９とから構成されて
おり、ロックアーム８の付勢方向への回動は、メインシ
ャーシ１の切欠き形状端面１ａとロックアーム８の外形
端面８ａとの当接により規制される。一方、テープカセ
ット３の装着時、ロックアーム８と係合してカセットホ
ルダ４をロックするロックピン６は、カセットホルダ４
の側面に設けられた薄板状のロック板２６に突設されて
いる。

２７および２８はカセットホルダ４の両側に突設したホ
ールドピン、１３ｃおよび１３ｄはそれぞれ前記ホール
ドピン２７，２８に対応して、サブシャーシ１３の両側
に連設したフック部を示し、フック部１３ｃ、１３ｄは
、それぞれ回転シリンダニ８側に形成されたテープ形状
部１３０′および１３ｄ′と、前記テープ形状部１３ｃ
’　。

１３ｄ′に連続してリールディスク１４．１５側に形成
されたストレート形状部１３ｃ１および１３ｄ′とを有
する。

次に、第２図および第４図を用いて、図示実施例に示す
カセット装着機構の全体的な動作系について説明する。

第２図はロックアーム８とロックピン６との係合により
、テープカセット３が待機状態にある場合を示している
が、この時、テープカセット３は、カセットホルダ４に
より、テープ走行のための正規の装着位置よりも若干上
方に保持されている。

この状態でテープローディングがおこなわれ、サブシャ
ーシ１３が第２図の矢印方向に移動すると。

サブシャーシ１３の側面に形成されているフック部１３
ｃのテープ形状部１３０′に対し、カセットホルダ４の
側面に突設されているホールドピン２７がガイドされ、
テープローディング完了時には、第４図に示すように、
ホールドピン２７．フック部１３ｃのストレート形状部
１３０１に導かれる。その結果、カセットホルダ４は、
テープローディング鷲とともにロックピン６の位置でＨ
だけ下方に移動し、テープカセット３が正規の位置に保
持される。なお、この時、カセット装着機構の左側でも
、同様にして、サブシャーシ１３の側面に形成されてい
るフック部１３ｄ（第１図参照）のテーパ形状部１−３
　ｄ　’に対し、カセットホルダ４の側面に突設されて
いるホールドピン２８がガイドされ、テープローディン
グ完了時には、ホールドピン２８が、フック部１３ｄの
ストレート形状部１３ｄ′に導かれる。

第６図（ａ）はカセット装着時におけるカセットステー
ジリッド７とケース１０との相対的位置関係を説明する
図、第６図（ｂ）はテープローディング完了時における
カセットステージリッド７とケース１０との相対的位置
関係を説明する図である。なお、第６図に示すカセット
ステージリッド７の周縁には、小さな負荷で変形可能な
スポンジ状の防塵部材２９が付設されている。

しかして、カセット装着時におけるカセットステージリ
ッド７とケース１０との相対的位置関係を示す第６図（
ａ）において、カセットステージリッド７に付設されて
いる防塵部材２９とケース１０との間には、カセット装
着に際し、カセットホルダ４のロックピン６とメインシ
ャーシ１のロックアーム８とをスムーズに係合させるた
めに必要なオーバーストロークを確保するための隙間り
が設けられている。

これに対し、テープローディング完了時におけるカセッ
トステージリッド７とケース１０との相対的位置関係を
示す第６図（ｂ）において、カセットステージリッド７
に付設されている防塵部材２９は、ケース１０との間で
若干抑圧変形を受ける部位に変位して、カセットステー
ジリッド７とケース１ｏとの間を防塵部材２９が密に閉
塞しており、セット内を塵埃や結露等から保護している
。

なお、本発明は、図示実施例に示す構造のカセット移送
機構にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において適宜設計変更をなし得ることは
勿論である。

たとえば、第６図には、カセットステージリッド７の周
縁に対し、弾性材料からなる防塵部材２９を付設した場
合について例示したが、これに代えて、カセットステー
ジリッド７と対向するケース１０の周縁に対し１弾性材
料からなる防塵部材を付設するようにしてもよく、さら
には前記した防塵部材、すなわち第６図に符号７で示す
カセットステージリッドの周縁に付設した防塵部材２９
、あるいはこれに代えて、カセットステージリッド７と
対向するケース１０の周縁に付設する防塵部材は必ずし
も必要とするものではない。

また、図示実施例においては、カセットステージリッド
７とケース１０との間に形成されている間隙りを閉塞す
る手段として、カセット送り方向を基準に、その左右両
側に一対の係合部材、すなわちカセットホルダ４の両側
に突設したホールドピン２７および２８．さらにはサブ
シャーシ１３の両側に連設したフック部１３ｃおよび１
３ｄを備える場合について例示したが、前記した各部材
のうち、カセットホルダ４の一側に突設したホールドビ
ン２７とこれに対応するサブシャーシ１３のフック部１
３Ｃ１あるいはカセットホルダ４の他側に突設したホー
ルドビン２８とこれに対応するサブシャーシ１３のフッ
ク部１３ｄとを省略してもよく、この構成によれば１図
示実施例に比較して、カセット装着機構の構造簡略化を
はかることができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、セット内を塵埃や結
露等から保護し、機器の信頼性を長期にわたって維持す
ることのできる、改良された磁気記録再生装置のカセッ
ト装着機構を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明に係るカセット装着機構の一実
施例を示し、第１図はその全体構成を示す斜視図、第２
図はカセット装着時における第１図のＡ矢視図、第３図
は第２図の概略平面図、第４図はテープローディング完
了後の状態を示す第１図のＡ矢視図、第５図は第４図の
概略平面図。 第６図（ａ）はカセット装着時におけるカセットステー
ジリッド７とケース１０との相対的位置関係を説明する
図、第６図（ｂ）はテープローディング完了時における
カセットステージリッド７とケース１ｏとの相対的位置
関係を説明する図、第７図は従来型カセット装着機構の
具体的−例を示す右側面図（第１図のＡ矢視相当図）、
第８図（ａ）〜（Ｑ）・はカセット装着時におけるロッ
クピン６の動作を順を追って説明する図、第９図は第７
図と異なる従来型カセット装着機構の右側面図である。 １・・・シャーシ（メインシャーシ）、３・・・テープ
カセット、４・・・カセットホルダ、６・・・ロックピ
ン、７・・・カセットステージリッド、８・・・ロック
アーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テープカセットの供給側リールと巻取り側リールと
   の間に張架されている磁気テープを引き出し、回転シリ
   ンダに所定角度にわたつて添接走行させる磁気記録再生
   装置のカセット装着機構において、前記磁気テープを挿
   入したカセットホルダをシャーシにロックするとともに
   、カセットステージリッドとその外周のケースとの間に
   形成されている間隙を閉塞する手段を備えてなることを
   特徴とする磁気記録再生装置のカセット装着機構。 ２、特許請求の範囲第１項記載の発明において、カセッ
   トステージリッドの周縁に、弾性材料からなる防塵部材
   が付設されている磁気記録再生装置のカセット装着機構
   。 ３、特許請求の範囲第１項記載の発明において、カセッ
   トステージリッドの外周に位置して、当該ステージリッ
   ドと対向するケースの周縁に、弾性材料からなる防塵部
   材が付設されている磁気記録再生装置のカセット装置機
   構。 ４、特許請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の
   発明において、カセットステージリッドとその外周のケ
   ースとの間に形成されている間隙を閉塞する手段が、カ
   セット送り方向を基準にして、その左右両側のいずれか
   一側に設けられている磁気記録再生装置のカセット装着
   機構。