JPS63266047A - 耐摩耗性のすぐれた炭化物分散型Fe基焼結合金 - Google Patents
耐摩耗性のすぐれた炭化物分散型Fe基焼結合金Info
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- JPS63266047A JPS63266047A JP62099243A JP9924387A JPS63266047A JP S63266047 A JPS63266047 A JP S63266047A JP 62099243 A JP62099243 A JP 62099243A JP 9924387 A JP9924387 A JP 9924387A JP S63266047 A JPS63266047 A JP S63266047A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C29/00—Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides
- C22C29/02—Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides based on carbides or carbonitrides
- C22C29/06—Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides based on carbides or carbonitrides based on carbides, but not containing other metal compounds
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、相手部材との間に高い潤滑特性が要求され
る摺動部材、例えば液化天燃ガス(LPG)を燃料とし
て使用する内燃機関のロッカーアームチップやパルプリ
フター摺動部などとして用いた場合にすぐれた耐摩耗性
を示す炭(ヒ物分散型Fe基焼結合金(=関するもので
ある。
る摺動部材、例えば液化天燃ガス(LPG)を燃料とし
て使用する内燃機関のロッカーアームチップやパルプリ
フター摺動部などとして用いた場合にすぐれた耐摩耗性
を示す炭(ヒ物分散型Fe基焼結合金(=関するもので
ある。
一般(;、LPG燃料を用いる内燃機関の摺動部材には
、チル鋳物や、P成分やB成分などを添加して液相焼結
し、もって高密度となし、さらに基地中に(Fe 、
Cr ) 7C3などの炭1ヒ物を分散させた炭化物分
散型Fe基焼結合金が用いられている。
、チル鋳物や、P成分やB成分などを添加して液相焼結
し、もって高密度となし、さらに基地中に(Fe 、
Cr ) 7C3などの炭1ヒ物を分散させた炭化物分
散型Fe基焼結合金が用いられている。
しかし、内燃機関の摺動部材にとって、燃ネ」としてL
PGを用いた場合、潤滑状態が悪く、かつ油膜切れを起
し易いことから、その使用条件はきわめて苛酷なものと
なり、上記のチル鋳物は勿論のこと、炭化物分散型Fe
基焼結合金でも、その炭化物の分散割合は高々30体積
藁であることと合まって、相手部材との間に金属凝着を
起すようになり、場合によっては深さが0.5 w程度
(二も及ぶスカッフ摩耗が発生したり、相手部材である
カム材を著しく損傷させるなどの問題点がある。
PGを用いた場合、潤滑状態が悪く、かつ油膜切れを起
し易いことから、その使用条件はきわめて苛酷なものと
なり、上記のチル鋳物は勿論のこと、炭化物分散型Fe
基焼結合金でも、その炭化物の分散割合は高々30体積
藁であることと合まって、相手部材との間に金属凝着を
起すようになり、場合によっては深さが0.5 w程度
(二も及ぶスカッフ摩耗が発生したり、相手部材である
カム材を著しく損傷させるなどの問題点がある。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、特に燃
料としてLPGを使用する内燃機関の摺動部材として適
した材料を開発すべく研究を行なった結果、重1%で(
以下、成分優は重1g6を示す)、C:4〜6.5%、
cr:io 〜40m、Mo:2〜25憾、 Co
、 Niのうちの1種または2種=0.1〜15慢、 を含有し、さらに必要に応じて、 (al W : 0.1〜10 fy、(b) T
i 、Zr 、Hf 、V、Nb 、およびTaのうち
の1種または2種以上=0.1〜5憾、 以上Calおよび(b)のいずれか、または両方を含有
し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、71体積
幅以上の炭fヒ物が分散した組織、並びに97壬以上の
理論密度比、 を有する炭化物分散型Fe基焼結合金は、基地全体が炭
化物によってほとんど埋めつくされ、基地の金属の露出
が少ない組織を有するので、相手部材との間に金属凝着
を起すことがないことから、潤滑状態が悪く、油膜切れ
があっても、スカッフ摩耗の発生がなく、すぐれた耐摩
耗性と低い相手攻撃性を示し、さらに高密度を有し、ボ
アの形成も抑制されることから、ピッチング摩耗も防止
されるようになるという知見を得たのである。
料としてLPGを使用する内燃機関の摺動部材として適
した材料を開発すべく研究を行なった結果、重1%で(
以下、成分優は重1g6を示す)、C:4〜6.5%、
cr:io 〜40m、Mo:2〜25憾、 Co
、 Niのうちの1種または2種=0.1〜15慢、 を含有し、さらに必要に応じて、 (al W : 0.1〜10 fy、(b) T
i 、Zr 、Hf 、V、Nb 、およびTaのうち
の1種または2種以上=0.1〜5憾、 以上Calおよび(b)のいずれか、または両方を含有
し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、71体積
幅以上の炭fヒ物が分散した組織、並びに97壬以上の
理論密度比、 を有する炭化物分散型Fe基焼結合金は、基地全体が炭
化物によってほとんど埋めつくされ、基地の金属の露出
が少ない組織を有するので、相手部材との間に金属凝着
を起すことがないことから、潤滑状態が悪く、油膜切れ
があっても、スカッフ摩耗の発生がなく、すぐれた耐摩
耗性と低い相手攻撃性を示し、さらに高密度を有し、ボ
アの形成も抑制されることから、ピッチング摩耗も防止
されるようになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に成分組成、炭化物の分散割合、および理論密
度比を上記の通りに限定した理由を説明する。
て、以下に成分組成、炭化物の分散割合、および理論密
度比を上記の通りに限定した理由を説明する。
(a) C
C成分には、一部が基地に固溶して、これを強化するほ
か、残りがCr 、 Mo 、およびFeと複炭化物を
形成して、耐摩耗性および耐凝着性を向上させる作用が
あるが、その含有口が4差未満では、基地中に分散する
炭化物の割合が71体積壬未満となってしまい、所望の
耐摩耗性および耐凝着性を確保することができず、一方
その含有量が6.5差を越えると、遊離炭素が形成され
るようになって合金強度が低下するようになることから
、その含有量を4〜6.5俤と定めた。
か、残りがCr 、 Mo 、およびFeと複炭化物を
形成して、耐摩耗性および耐凝着性を向上させる作用が
あるが、その含有口が4差未満では、基地中に分散する
炭化物の割合が71体積壬未満となってしまい、所望の
耐摩耗性および耐凝着性を確保することができず、一方
その含有量が6.5差を越えると、遊離炭素が形成され
るようになって合金強度が低下するようになることから
、その含有量を4〜6.5俤と定めた。
(bl Cr
Cr成分には、一部が基地に固溶して、これの耐熱性お
よび耐食性を向上させるほか、上記のように相手攻撃性
の低い復炭fヒ物を形成して合金の耐摩耗性を向上させ
る作用があるが、その含有量が101未満では上記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が40′4を
越えると合金強度が低下するよう(=なることから、そ
の含有量を10〜40憾と定めた。
よび耐食性を向上させるほか、上記のように相手攻撃性
の低い復炭fヒ物を形成して合金の耐摩耗性を向上させ
る作用があるが、その含有量が101未満では上記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が40′4を
越えると合金強度が低下するよう(=なることから、そ
の含有量を10〜40憾と定めた。
(C) M。
Mo酸成分は、一部が基地(二固溶して、これを強化す
るほか、形成された複炭化物の焼結時にお(する粗大化
を抑制する作用があるが、その含有量が2%未満では上
記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が25
′4を越えると、強度低下をもたらすようになることか
ら、その含有量を2〜25易と定めた。
るほか、形成された複炭化物の焼結時にお(する粗大化
を抑制する作用があるが、その含有量が2%未満では上
記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が25
′4を越えると、強度低下をもたらすようになることか
ら、その含有量を2〜25易と定めた。
(d) Co 、 Ni
これらの成分(二は、マトリックスに固溶して合金強度
を高める作用があるが、それらの添装置が0.1憾未満
では所望の強度向上効果が得られず、一方15%を越え
て添加してもその効果が飽和し、高価なc0.Niの添
加歌が増加するのみであるので、それらの添加可な0.
1〜15%と定めた。
を高める作用があるが、それらの添装置が0.1憾未満
では所望の強度向上効果が得られず、一方15%を越え
て添加してもその効果が飽和し、高価なc0.Niの添
加歌が増加するのみであるので、それらの添加可な0.
1〜15%と定めた。
(e) W
W成分には、一部が基地に固溶して、これを強化するほ
か、素地中に分散する複炭化物に固溶して、この炭化物
の硬さを高め、もって耐摩耗性をより一層向上させる作
用があるので、相手部材が硬質材料で構成される場合な
どに必要に応じて含有されるが、その含有量が0.11
未満では所望の耐摩耗性向上効果が得られず、一方その
含有量が10俤を越えても、上記作用が飽和し、より一
層の耐摩耗性向上効果が得られないことから、その含有
量をO11〜10憾と定めた。
か、素地中に分散する複炭化物に固溶して、この炭化物
の硬さを高め、もって耐摩耗性をより一層向上させる作
用があるので、相手部材が硬質材料で構成される場合な
どに必要に応じて含有されるが、その含有量が0.11
未満では所望の耐摩耗性向上効果が得られず、一方その
含有量が10俤を越えても、上記作用が飽和し、より一
層の耐摩耗性向上効果が得られないことから、その含有
量をO11〜10憾と定めた。
(fl Ti、Zr、Hf、V、Nb、およびTaこ
れらの成分には、主としてFe 、 Cr 、 Mo
、およびCと複炭化物を形成するばかりでなく、自身も
単独で炭化物を形成して合金の硬さを一段と向上させる
作用があるので、特(;高硬度が要求される場合に必要
に応じて含有されるが、その含有量が0.1憾未満では
所望の硬さ向上効果が得られず、一方その含有量が5憾
を越えると、これらの成分の単独炭(ヒ物は相手攻撃性
が高いので、相手部材を著しく摩耗させるようになるこ
とから、その含有量を0.1〜5チと定めた。
れらの成分には、主としてFe 、 Cr 、 Mo
、およびCと複炭化物を形成するばかりでなく、自身も
単独で炭化物を形成して合金の硬さを一段と向上させる
作用があるので、特(;高硬度が要求される場合に必要
に応じて含有されるが、その含有量が0.1憾未満では
所望の硬さ向上効果が得られず、一方その含有量が5憾
を越えると、これらの成分の単独炭(ヒ物は相手攻撃性
が高いので、相手部材を著しく摩耗させるようになるこ
とから、その含有量を0.1〜5チと定めた。
+gl 炭化物
この発明の合金は、上記のように基地のほとんどを炭化
物で埋めつくし、もって相手部材との金属凝着の発生を
抑制し、LPG燃料使用の内燃機関におけるような苛酷
な条件下での使用に際してもすぐれた耐摩耗性ときわめ
て低い相手攻撃性を示す特性をもつが、その分散割合が
71体積壬未満では前記特性を確保することができない
ことから、炭化物の分散割合を71体積多以上と定めた
。なお、この発明の合金は炭化物だ(すで、すなわちZ
o。
物で埋めつくし、もって相手部材との金属凝着の発生を
抑制し、LPG燃料使用の内燃機関におけるような苛酷
な条件下での使用に際してもすぐれた耐摩耗性ときわめ
て低い相手攻撃性を示す特性をもつが、その分散割合が
71体積壬未満では前記特性を確保することができない
ことから、炭化物の分散割合を71体積多以上と定めた
。なお、この発明の合金は炭化物だ(すで、すなわちZ
o。
体積斉の炭化物で構成されてもよいことは勿論であり、
かつこの炭化物の分散割合は成分組成や熱処理によって
自由に調整することができるものである。
かつこの炭化物の分散割合は成分組成や熱処理によって
自由に調整することができるものである。
(h) 理論密度比
上記のように炭化物の分散割合が71体積多以上になる
と、合金強度の低下は避けられず、この傾向は理論密度
比が97俤未満になると一層助長されるようになって、
破壊やピッチング摩耗が発生し易くなることから、合金
の理論密度比を97俤以上と定めた。
と、合金強度の低下は避けられず、この傾向は理論密度
比が97俤未満になると一層助長されるようになって、
破壊やピッチング摩耗が発生し易くなることから、合金
の理論密度比を97俤以上と定めた。
つぎに、この発明のFe基焼結合金を実施例により具体
的に説明する。
的に説明する。
原料粉末として、いずれも平均粒径:10μmを有する
Fe粉末、Fe−30%Cr −81Mo−31Co
−〇、5壬C合金粉末、およびFe−55壬Cr合金粉
末。
Fe粉末、Fe−30%Cr −81Mo−31Co
−〇、5壬C合金粉末、およびFe−55壬Cr合金粉
末。
同じ< 6pmを有するFe−151Cr −、151
Mo −5mN+−4壬c合金粉末およびFe −10
%Cr −5優Mo −5’4 W −11Nb −3
%C合金粉末、同2pmを有するMo粉末、W粉末、C
o粉末およびNi粉末。
Mo −5mN+−4壬c合金粉末およびFe −10
%Cr −5優Mo −5’4 W −11Nb −3
%C合金粉末、同2pmを有するMo粉末、W粉末、C
o粉末およびNi粉末。
同1.571 mを有するTiC粉末、 ZrC粉末、
HfC粉末、VC粉末、 NbC粉末、およびTaC
粉末、さらに−350メツシユの黒鉛粉末を用意し、こ
れら原料粉末をそれぞれ第1表(二示される配合組成に
なるように配合し、通常の条件で混合した後、5〜7
ton / cr&の圧力でプレス成形し、ついで5×
10″″2tOrrノ真空中、1100〜1200℃の
範囲内の所定温度に1時間保持の条件で焼結し、さらに
1000〜・600℃の範囲内を3〜5時間かCすて徐
冷して析出処理を行なうことによって、実質的に配合組
成と同一の成分組成をもち、かつ第1表に示される炭1
ヒ物分散割合および理論密度比の本発明Fe基焼結合金
1〜14および比較Fe基焼結合金1〜4をそれぞれ製
造した。
HfC粉末、VC粉末、 NbC粉末、およびTaC
粉末、さらに−350メツシユの黒鉛粉末を用意し、こ
れら原料粉末をそれぞれ第1表(二示される配合組成に
なるように配合し、通常の条件で混合した後、5〜7
ton / cr&の圧力でプレス成形し、ついで5×
10″″2tOrrノ真空中、1100〜1200℃の
範囲内の所定温度に1時間保持の条件で焼結し、さらに
1000〜・600℃の範囲内を3〜5時間かCすて徐
冷して析出処理を行なうことによって、実質的に配合組
成と同一の成分組成をもち、かつ第1表に示される炭1
ヒ物分散割合および理論密度比の本発明Fe基焼結合金
1〜14および比較Fe基焼結合金1〜4をそれぞれ製
造した。
なお、比較Fe基焼結合金1は、Co 、 Niを含有
せず、また比較Fe基焼結合金2〜4は、いずれも成分
a有量、炭fヒ物分散割合、および理論密度比のうちの
いずれかの条件(第1表に※印を付した条件)がこの発
明の範囲から外れたものである。
せず、また比較Fe基焼結合金2〜4は、いずれも成分
a有量、炭fヒ物分散割合、および理論密度比のうちの
いずれかの条件(第1表に※印を付した条件)がこの発
明の範囲から外れたものである。
ついで、この結果得られた本発明Fe基焼結合金1〜1
4および比較Fe基焼結合金1〜4を、M製ロッカーア
ーム摺動面に、ダイカスト時に鋳包み取、寸け、 燃料:LPG。
4および比較Fe基焼結合金1〜4を、M製ロッカーア
ーム摺動面に、ダイカスト時に鋳包み取、寸け、 燃料:LPG。
エンジン回転数: s o o r、p、m。
カム材(相手部材):チル鋳物、
潤滑油:油温80℃の劣化油、
運転時間:400時間、
ロッカーアーム負荷:通常の1.5倍、の条件で摩耗試
験を行ない、最大摩耗深さを測定した。これらの結果を
第1表に示した。 なお、第1表には相手部材であるカ
ム材の最大摩耗深さも示した。
験を行ない、最大摩耗深さを測定した。これらの結果を
第1表に示した。 なお、第1表には相手部材であるカ
ム材の最大摩耗深さも示した。
第1表に示された結果から、本発明Fe基焼結合金1〜
14は、これを潤滑状態が悪く、油膜が切れ易いLPG
燃利便利使用件でかつ高負荷の条件で使用しても、スカ
ップ摩耗やピッチング摩耗の発生がなく、すぐれた耐摩
耗性を示し、かつ相手部材の摩耗も低く、相手攻撃性の
きわめて低いものであるのに対して、比較Fe基焼結合
金1〜4に見られるように構成成分のうちのいずれの成
分含有量でもこの発明の範囲から低い方に外れるように
なって、耐ピツチング性や耐摩耗性が低下し、相手攻撃
性が増すようになり、このことは理論密度比が低下する
と一段と加速されるようになることが明らかである。
14は、これを潤滑状態が悪く、油膜が切れ易いLPG
燃利便利使用件でかつ高負荷の条件で使用しても、スカ
ップ摩耗やピッチング摩耗の発生がなく、すぐれた耐摩
耗性を示し、かつ相手部材の摩耗も低く、相手攻撃性の
きわめて低いものであるのに対して、比較Fe基焼結合
金1〜4に見られるように構成成分のうちのいずれの成
分含有量でもこの発明の範囲から低い方に外れるように
なって、耐ピツチング性や耐摩耗性が低下し、相手攻撃
性が増すようになり、このことは理論密度比が低下する
と一段と加速されるようになることが明らかである。
上述のように、この発明のFe基焼結合金は、すぐれた
耐摩耗性と著しく低い相手攻撃性を有し、例えばLPG
燃料使用の内燃機関のロッカーアームチップやバルブリ
フター摺動部などの高い潤滑特性が要求される摺動部材
として用いた場合に、長期に亘ってすぐれた性能を発揮
するのである。
耐摩耗性と著しく低い相手攻撃性を有し、例えばLPG
燃料使用の内燃機関のロッカーアームチップやバルブリ
フター摺動部などの高い潤滑特性が要求される摺動部材
として用いた場合に、長期に亘ってすぐれた性能を発揮
するのである。
Claims (4)
- (1)C:4〜6.5%、Cr:10〜40%、Mo:
2〜25%、Co、Niのうち1種または2種:0.1
〜15%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、 71体積%以上の割合で炭化物が分散した組織、並びに
97%以上の理論密度比、 を有することを特徴とする耐摩耗性のすぐれた炭化物分
散型Fe基焼結合金。 - (2)C:4〜6.5%、Cr:10〜40%、Mo:
2〜25%、Co、Niのうち1種または2種:0.1
〜15%、 を含有し、さらに、 W:0.1〜10%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、 71体積%以上の割合で炭化物が分散した組織、並びに
97%以上の理論密度比、 を有することを特徴とする耐摩耗性のすぐれた炭化物分
散型Fe基焼結合金。 - (3)C:4〜6.5%、Cr:10〜40%、Mo:
2〜25%、Co、Niのうちの1種または2種:0.
1〜15%、 を含有し、さらに、 Ti、Zr、Hf、V、NbおよびTaのうちの1種ま
たは2種以上:0.1〜5%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%) 71体積%以上の割合で炭化物が分散した組織、並びに
97%以上の理論密度比 を有することを特徴とする耐摩耗性のすぐれた炭化物分
散型Fe基焼結合金。 - (4)C:4〜6.5%、Cr:10〜40%、Mo:
2〜25%、Co、Niのうち1種または2種:0.1
〜15%、 を含有し、さらに、 W:0.1〜10%と Ti、Zr、Hf、V、Nb、およびTaのうちの1種
または2種以上:0.1〜5%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、 71体積%以上の割合で炭化物が分散した組織、並びに
97%以上の理論密度比、 を有することを特徴とする耐摩耗性のすぐれた炭化物分
散型Fe基焼結合金。
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DE19873736350 DE3736350A1 (de) | 1986-10-31 | 1987-10-27 | Sinterlegierung auf fe-basis mit darin dispergierten carbiden |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP62099243A JPS63266047A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 耐摩耗性のすぐれた炭化物分散型Fe基焼結合金 |
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JPS63266047A true JPS63266047A (ja) | 1988-11-02 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016166387A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | Fe基焼結用硬質粉末およびこれを用いた耐摩耗性の優れたFe基焼結体 |
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JP6508611B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-05-08 | 日立化成株式会社 | 焼結合金およびその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5538938A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-18 | Mitsubishi Metal Corp | Fe base sintered alloy with wear resistance |
JPS5916951A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Mitsubishi Metal Corp | 耐摩耗性にすぐれたFe基焼結材料 |
JPS6164804A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-03 | Toyota Motor Corp | 動弁系摺動部材とその製造方法 |
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1987
- 1987-04-22 JP JP62099243A patent/JPS63266047A/ja active Pending
-
1988
- 1988-03-05 KR KR1019880002324A patent/KR910009972B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (3)
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JP2016166387A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | Fe基焼結用硬質粉末およびこれを用いた耐摩耗性の優れたFe基焼結体 |
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