JPS63266029A - 切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法 - Google Patents

切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法

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JPS63266029A
JPS63266029A JP62255514A JP25551487A JPS63266029A JP S63266029 A JPS63266029 A JP S63266029A JP 62255514 A JP62255514 A JP 62255514A JP 25551487 A JP25551487 A JP 25551487A JP S63266029 A JPS63266029 A JP S63266029A
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cermet
sintering
improving
resistance
hardness
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Hironori Yoshimura
吉村 寛範
Jiro Kotani
小谷 二郎
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、すぐれた耐欠損性を有し、かつ耐摩耗性に
もすぐれた切削工具用炭窒化チタン(以下T1CNで示
す)基サーメットの製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、T1CN基サーメットが切削工具として用いら
れ、これが、重量%で(以下26は重量%を示す)、例
えば、 (a)CoおよびN1のうちの1種または2種:5〜2
5%、 M□およびWの炭化物(以下M O2CおよびWCで示
す)のうちの1種または2種:5〜25%、 TaおよびNbの炭化物(以ドTaCおよびNbCで示
す)のうちの1種または2FI:1〜30%、 T i CN :残り、 (b)CoおよびNlのうちの1種または2種:5〜2
5%、 AΩ : 0.01〜2%、 M O2CおよびWCのうちの1種または2種:5〜2
5%、 TaCおよびNbCのうちの1種または2種:1〜30
%、 T1CN:残り、 (c)CoおよびNjのうちの1種または2種=5〜2
5%、 M 02 CおよびwcのうちのIP!または2F、f
:5〜25%、 TaCおよびNbCのうちの1種または28:1〜30
%、 ZrおよびH「の炭化物(以下ZrCおよびHfCで示
す)のうちの1種または2種:0.1 =1096、 T1CN:残り、 (d)CoおよびN1のうちの1種または2種:5〜2
5%、 A、Q:0.01〜2%、 M 02 CおよびWCのうちの1種または2種:5〜
25%、 TaCおよびNbCのうちの1種または2種=1〜30
%、 ZrCおよびHfCのうちの1種または2種=0.1〜
1096、 T1CN:残り、 以上(a)〜(d)のうちのいずれかからなる配合組成
を有する圧粉体を、 焼結温度: 1350〜1500℃、 焼結温度での雰囲気:窒素、 焼結温度での雰囲気圧力:1〜10トルの減圧、の条件
や、 焼結温度: 1350〜1500℃、 焼結温度での雰囲気:真空、 焼結温度での雰囲気圧力:+o−2hル以下、の条件で
焼結することにより製造されていることも良く知られる
ところである。
また、この従来TiCNJJサーメットの製造において
、圧粉体の配合組成は以下の理由で定められている。す
なわち、 CoおよびNlはサーメットの靭性を向上させる目的で
配合されるが、そのaHr;kが5%未満では所望の靭
性を確保することができず、一方その含有量が25%を
越えるとサーメットの耐摩耗性が急激に低下するように
なることから、5〜25%と定められている。
A、Qは金属間化合物を形成して結合相を強化し、耐塑
性変形性を向上させる作用をもつので、必要に応じて配
合されるが、その含有量が0.01%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が2%を越え
ると靭性が低下するようになることから、0.01〜2
%と定められている。
M 02 CおよびWCは、焼結性を改善し、サーメッ
トの強度を向上させる目的で配合されるが、その含有量
が5%未満では所望の強度が得られず、一方その含有量
が2596を越えると硬質分散相自体の硬さが低下する
ようになって、耐摩耗性の低下をきたすことから、5〜
25%と定められている。
また、TaCおよびNbCはサーメットの耐酸化性およ
び耐熱性を向上させる目的で配合されるが、その含有量
が1%未満では前記特性に所望の改善効果が得られず、
一方その含有量が30%を越えても作用が飽和し、より
一層の向上効果が現われないことから、1〜30%と定
められている。
さらに、ZrCおよびHfCはサーメットの硬さを向上
させる作用をもつので、一段の硬さが要求される場合に
必要に応じて配合されるが、その含有量がO21%未満
では所望の硬さ向上効果が得られず、一方その含有量が
10%を越えると焼結性が悪化し、強度が低下するよう
になることから、1〜10%と定められている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の従来T1CN基サーメットの製造法にお
いては、焼結時にT1CNの分解が起って窒素が生成し
、この分解窒素が焼結後もサーメット中にボアとして残
留し、これが原因で十分な耐欠損性が得られないのが現
状である。
c問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点から、耐欠損
性にすぐれたT1CN基サーメ・ントを製造すべく研究
を行なった結果、上記の従来T1CN基サーメットの製
造における焼結条件を、焼結温度: 1350〜150
0℃、 焼結温度での雰囲気:窒素とアルゴンの混合ガス、 焼結温度での雰囲気全体圧力:2〜200気圧、焼結温
度での雰囲気中の窒素分圧: 0.01〜1気圧、 とすると、焼結時におけるT1CNの分解が著しく抑制
されるようになり、この結果サーメット中にボアの残留
がなくなることから、耐欠損性が著しく向上し、かつ耐
摩耗性にもすぐれたT1CN基サーメットが得られるよ
うになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に焼結条件を上記の通りに限定した理由を説明
する。
(a)  焼結温度 焼結温度が1350℃未満では、焼結が十分に進行せず
、サーメットに所望の強度および靭性を付与することが
できず、一方焼結温度が1500℃を越えると、雰囲気
を制御してもT1CNの分解が起り、分解窒素によるボ
アがサーメット中に残留するようになり、所望の耐欠損
性を確保することができなくなることから、焼結温度を
1350〜1500℃と定めた。
(b)  雰囲気全体圧力 雰囲気全体圧力が2気圧未満では、焼結時にT1CNの
分解が起り、この結果の分解窒素がサーメット中に残留
してボアを形成し、所望の耐欠損性を確保することがで
きないので、2気圧以上の全体圧力にする必要があるが
、全体圧力が200気圧を越えるようになると、焼結装
置がかなり大がかりとなり、設備費の高いものとなり、
経済的でないことから、雰囲気全体圧力を2〜200気
圧と定めた。
(c)窒素分圧 雰囲気がアルゴン雰囲気では、焼結時にT1CNの分解
が起り、一方窒素雰囲気ではサーメットの表面に窒化物
層が形成されるようになり、これらはいずれも耐欠損性
低下の原因となるものであり、しかして、焼結時におけ
るT1CNの分解と窒化物層の形成は、雰囲気を窒素と
アルゴンの混合ガス雰囲気とし、かつその窒素分圧を0
.01〜1気圧とすることによりはじめて可能となるも
のであり、したがって、その窒素分圧が0.01気圧未
満ではT1CNの分解を阻止することができず、またそ
の窒素分圧が1気圧を越えると、サーメットの表面に窒
化物層が形成されるようになるのである。
〔実 施 例〕
つぎに、この発明の方法を実施例により具体的に説明す
る。
原料粉末として、いずれも0.8〜2.5μmの範囲内
の平均粒径を有するT1CN粉末、TaC粉末、NbC
粉末、wc粉末、MO3C粉末、CO粉末、およびN1
粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ第1表に示さ
れる配合組成に配合し、ボールミルにて72時時間式粉
砕混合し、乾燥した後、l0kg/flJの圧力にて圧
粉体にプレス成形し、ついでこの圧粉体を通常の焼結炉
に装入し、まず炉内を脱気して10−3トルの真空にし
た状態で加熱を開始し、炉内をIO’トルに維持しなが
ら焼結温度まで加熱し、焼結温度に達した時点で窒素と
アルゴンの混合ガスを導入し、この状態で1時間保持す
ることによって本発明法1〜7、比較法1〜5、および
従来法をそれぞれ実施し、T1CN基サーメットを製造
した。
なお、比較法1〜5は、いずれも焼結条件のうちのいず
れかの条件(第1表に※印を付したもの)がこの発明の
範囲から外れた条件で行なったものである。
ついで、この結果得られた各種のTtCN基サーメット
について、これを切削工具として用い、耐摩耗性を評価
する目的で、 被削材: S N CM439(硬さ: HB220)
の丸棒、切削速度: 200 m/mi口、 送   リ: 0.35m1w/ rev 。
切り込み:1.5mmq 切削時間=20分、 の条件での鋼の連続切削試験、並びに耐欠損性を評価す
る目的で、 被削材: S N CM439(硬さ: HB280)
の角材、切削速度: 140 m/m1n 。
送   リ: 0.35m+s/rcv s切り込み:
3mm〜 切削時間二3分、 の条件での鋼の連続切削試験を行ない、上記の連続切削
試験では切刃の逃げ面摩耗幅とすくい面摩耗深さを測定
し、上記の断続切削試験では、試験切刃数=10個のう
ちの欠損切刃数をn1定した。これらの測定結果を第1
表に示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明法1〜7によって製
造されたT1CN基サーメットは、切削工具として用い
た場合に、いずれも従来法によって製造されたTiCN
Mサーメットに比して一段とすぐれた耐欠損性を示し、
かつ耐摩耗性にもすぐれていることが明らかである。
一方、比較法1〜5て製造されたT1CN基サーメット
に見られるように、焼結条件のうちのいずれかの条件で
もこの発明の範囲から外れると、所望のすぐれた耐欠損
性を確保することができないばかりでなく、条件によっ
ては耐摩耗性も劣ったものになることが明らかである。
上述のように、この発明の方法によれば、耐欠損性およ
び耐摩耗性のすぐれたT1CN基サーメットを製造する
ことができ、したがってこれを切削工具として用いた場
合には、すぐれた切削性能を長期に亘って発揮するなど
工業上有用な効果がもたらされるのである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 切削工具用炭窒化チタン基サーメットを製造するに際し
    て、 焼結温度:1350〜1500℃、 焼結温度での雰囲気:窒素とアルゴンの混合ガス、 焼結温度での雰囲気全体圧力:2〜200気圧、焼結温
    度での雰囲気中の窒素分圧:0.01〜1気圧、 の条件で焼結することを特徴とする切削工具用炭窒化チ
    タン基サーメットの製造法。
JP62255514A 1986-12-22 1987-10-09 切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法 Expired - Lifetime JPH07116534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255514A JPH07116534B2 (ja) 1986-12-22 1987-10-09 切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-305888 1986-12-22
JP30588886 1986-12-22
JP62255514A JPH07116534B2 (ja) 1986-12-22 1987-10-09 切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63266029A true JPS63266029A (ja) 1988-11-02
JPH07116534B2 JPH07116534B2 (ja) 1995-12-13

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JP62255514A Expired - Lifetime JPH07116534B2 (ja) 1986-12-22 1987-10-09 切削工具用炭窒化チタン基サーメットの製造法

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JP (1) JPH07116534B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990075035A (ko) * 1998-03-17 1999-10-05 유창종 탄질화티탄기 복합 탄질화물 세라믹 소결체및 이의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990075035A (ko) * 1998-03-17 1999-10-05 유창종 탄질화티탄기 복합 탄질화물 세라믹 소결체및 이의 제조방법

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JPH07116534B2 (ja) 1995-12-13

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