JPS63259162A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPS63259162A
JPS63259162A JP9327087A JP9327087A JPS63259162A JP S63259162 A JPS63259162 A JP S63259162A JP 9327087 A JP9327087 A JP 9327087A JP 9327087 A JP9327087 A JP 9327087A JP S63259162 A JPS63259162 A JP S63259162A
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ignition
circuit
stop command
transistor
switch
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JP9327087A
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English (en)
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Hideki Yugawa
湯川 秀樹
Takayuki Kanebuse
金伏 隆行
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、危険防止等の、為に内燃機関を停止または減
速させる必要がある時に機関を失火させる機能を備えた
内燃機関用点火装置に関するものである。
[従来の技術] 必要な時に機関を失火させる機能を備えた内燃機関用点
火装置として、第8図に示すものが知られている。同図
において1は点火コイル2と該点火コイルの1次側に設
けられた電流制御用スイッチ回路3とバッテリ4とから
なる点火電圧発生回路である。スイッチ回路3は例えば
トランジスタTR1からなり、該トランジスタTR1は
点火位置制御回路5により、機関の点火位置よりも位相
が進んだ位置でトリガされて導通状態にされ、機関の点
火位置で遮断状態にされる。6は内燃機関を停止させる
条件が成立した時にスイッチ回路3を遮断状態に保持し
て点火用高電圧の発生を阻止する点火阻止回路、7は図
示しない機関の気筒に取付けられて点火コイルの2次コ
イル2bに接続された点火プラグである。
上記の点火装置において、トランジスタTR1が導通状
態になるとバッテリ4から点火コイルの1次コイル2a
及びトランジスタTRIのコレクタエミッタ間を通して
電流が流れる。点火位置でトランジスタTR1が遮断状
態にされると、点火コイルの1次コイルを通して流れて
いた電流が遮断されるため、点火コイルの鉄心中で大き
な磁束変化が生じ、2次コイル2bに点火用の′rS電
圧が誘起する。この高電圧は点火プラグ7に印加される
ため、該点火プラグ7に火花が生じ、機関が点火される
点火阻止回路6は、点火動作を停止させる条件が成立し
た時、例えば機関の潤滑油のレベルの異常低下や、2輪
車の量ナイドスタンドの位置の異常(走行中にサイドス
タンドが下りている状態)等が生じて機関を停止させる
必要が生じた時にrJ]じるスイッチ手段6aを備え、
該スイッチ手段6aがトランジスタTR1のペースエミ
ッタ間に対して並列に接続されている。点火動作を停止
さぼる条件が成立すると、スイッチ手段6aが閉じるた
め、点火位置制御回路5からトランジスタTRIにトリ
が信号が供給されるのが阻止され、点火動作が行われな
く”なる。これにより機関は失火し、スイッチ手段6a
が閉じた状態が継続すると機関はやがて停止する。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の内燃機関用点火装置においては、電流制御用スイ
ッチ回路3が導通している状態で、点火動作を停止させ
る条件が成立して点火阻止回路6のスイッチ手段6aが
閉じた時に、スイッチ回路3がいきなり遮断状態になる
ため、該スイッチ手段6aが閉じた位置で点火コイルの
2次コイル2bに高電圧が発生し、正規の点火位置以外
の位置で点火動作が行われて機関に悪影響が及ぶという
問題があった。
本発明の目的は、点火コイルと該点火コイルの1次側に
設けられた電流制御用スイッチ回路とを備えて該スイッ
チ回路が導通状態から遮断状態になった時に前記点火コ
イルの2次側に点火用高電圧を発生させる点火電圧発生
回路と、内燃機関の点火位置よりも位相が進んだ位置で
前記スイッチ回路にトリが信号を与えて該スイッチ回路
を導通させ点火位置で該トリガ信号の供給を停止して該
スイッチ回路を遮断させる点火位置制御回路と、点火動
作を停止させる条件が成立した時に前記1次電流制御用
スイッチ回路を遮断状態に保持して前記点火用高電圧の
発生を阻止する点火阻止回路とを備えた内燃機関用点火
装置において、いかなるタイミングで点火動作を停止さ
せる指令が発生した揚台でも、正規の点火位置以外の位
置で誤点火が行われることがないようにすることにある
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明においては、前記点
火阻止回路に、点火動作を停止させる条件が成立した時
に停止指令信号を出力する停止指令回路と、該停止指令
信号によりベース電流が与えられて導通するように設け
られて、導通した際にトリガ信号を電流制御用スイッチ
回路から側路するように電流制御用スイッチ回路のトリ
ガ信号入力端子間に接続された失火制御用トランジスタ
スイッチと、導通した際に停止指令信号を失火制御用ト
ランジスタスイッチから側路するように設けられて、失
火制御用トランジスタスイッチが遮断している状態でト
リガ信号が発生した時に導通するようにベース回路が失
火制御用トランジスタスイッチ及び点火位置制御回路に
接続された誤点火防止用スイッチ回路とを設けた。
[発明の作用コ 上記の構成において、失火制御用トランジスタスイッチ
が遮断状態にあって、点火位置制御回路が電流制御用ス
イッチ回路にトリガ信号を与えている状態では、誤点火
防止用トランジスタスイッチにベース電流が与えられる
ため、該誤点火防止用トランジスタスイッチは直ちに導
通し得る状態にある。この状態で停止指令信号が発生す
ると、誤点火防止用トランジスタスイッチが直ちに導通
して停止指令回路から失火制御用トランジスタスイッチ
にベース電流が与えられるのを阻止し、失火制御用トラ
ンジスタスイッチが導通するのを阻止する。従って電流
制御用スイッチ回路が導通している状態で停止指令回路
が停止指令信号を発生しても失火制御用トランジスタス
イッチは導通せず、電流制御用スイッチ回路は遮断しな
い。従って電流制御用スイッチ回路が導通している状態
で停止指令信号が発生した時に点火動作が行われるのを
防1トすることができ、正規の点火位置以外の位置r:
誤点火が行われて機関に悪影響が及ぶのを防ぐことがで
きる。
停止指令ki号が発生した後、正規の点火位置でトリガ
信号が消滅すると、誤点火防止用トランジスタスイッチ
が遮断状態になるため、停止指令信号により失火制御用
トランジスタスイッチにベース電流が与えられ、該失火
制御用トランジスタスイッチが導通し得る状態になる。
この状態で点火位置制御回路がトリガ信号を発生すると
失火制御用トランジスタスイッチが直ちに導通し、該1
一リガ信号が電流制御用スイッチ回路に与えられるのを
阻止する。従って電流制御用スイッチ回路は導通するこ
とができなくなり、点火動作は行われなくなる。この状
態は停止指令信号が発生している限り保持されるため、
停止指令信号の発生が継続するとやがて1閏は停止する
上記の説明では、点火動作を停止させる指令信号により
四閏を停止させるとしたが、停止指令信号を間欠的に発
生させることにより、点火動作を間欠的に停止させて、
n閏を減速するような場合にも本発明を適用することが
できる。
し実施例1 以下添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の実施例の構成を概略的に示したもので
、同図において10は点火電圧発生回路、11は点火位
置制御回路、12は停止指令回路、13及び14はそれ
ぞれ失火制御用トランジスタスイッチ及び誤点火防止用
トランジスタスイッチである。
点火電圧発生回路10は点火コイル20とトランジスタ
TR1からなる電流制御用スイッチ回路21とを備え、
スイッチ回路21が導通状態から遮断状態になることに
より点火コイル20の2次側に高電圧を発生する。
点火位置制御回路11は、内燃機関の各回転速度におけ
るスイッチ21の導通開始位置と遮断位置(点火位置)
とを演算し、スイッチ回路21の導通開始位置く点火位
置よりも位相が進んだ位置)で該スイッチ回路にトリガ
信号を与え、点火位置で該トリが信号の供給を停止する
停止指令回路12は点火動作を停止させる所定の条件が
成立した時に停止指令信号を出力する回路で、この回路
はサイドスタンドの位置、内燃機関の潤滑油のレベル、
回転速度等を検出するセンサと、該センサが点火動作を
停止させるための条件が成立したことを示す所定の検出
動作をした時に停止指令信号を出力する回路とからなる
失火制御用トランジスタスイッチ13は電流制御用スイ
ッチ回路21のトリガ信号入力端子間(この例ではトラ
ンジスタTR1のベースエミッタ間)にコレクタエミッ
タ間回路が並列に接続されたトランジスタTR2と、該
トランジスタのベースに一端が接続された抵抗R1とか
らなり、該抵抗R1の他端が停止指令回路12の出力端
子に接続されている。
誤点火防止用トランジスタスイッチ14は停止指令回路
12の出力端子間にコレクタエミッタ間回路が並列接続
されたトランジスタTR3と、該トランジスタTR3の
ベースに一端が接続された抵抗R2とからなり、抵抗R
2の他端はトランジスタTR2のコレクタと電流制御用
スイッチ回路21のトリガ信号入力端子(トランジスタ
TR1のベース)との接続点に接続されている。
第1図の装置において、点火動作を停止する条件が成立
していない状態では、停止指令回路12が停止指令信号
を出力していないため、失火制御用トランジスタスイッ
チ13のベース回路には電流が供給されていない。この
状態で点火位置制御回路11が電流制御用スイッチ回路
21にトリが信号を与えると該スイッチ回路21が導通
し、点火コイル20の1次コイルに電流が流れる。機関
の点火位置で点火位置制御回路11がトリガ信号の出力
を停止するとスイッチ回路21が遮断状態になるため、
点火コイル20の2次側に高電圧が誘起し、点火動作が
行われる。
停止指令回路12が停止指令信号を出力していない状態
では、失火制御用トランジスタスイッチ13を構成する
トランジスタTR2が導通できないため、点火位置制御
回路11がトリガ信号を出力すると誤点火防止用トラン
ジスタスイッチ14にベース電流が与えられる。従って
誤点火防止用トランジスタスイッチはトリガ信号が発生
している期間中いつでも導通し得る状態になっている。
従って点火位置制御回路11がトリガ信号を出力し、電
流制御用スイッチ回路21が導通している状態で停止指
令回路12が停止指令信号を発生すると、誤点火防止用
トランジスタスイッチ14が直らに導通して停止指令回
路から失火制御用トランジスタスイッチ13にベース電
流が与えられるのを阻止し、失火制御用トランジスタス
イッチ13が導通ずるのを阻止する。そのため電流制御
用スイッチ回路21が導通している状態で停止指令回路
12が停止指令信号を発生しても失火制御用トランジス
タスイッチ13は導通せず、電流制御用スイッチ回路2
1は支障なく導通状態を維持する。従って電流制御用ス
イッチ回路21が導通している状態で停止指令信号が発
生した時に点火動作が行われるのを防止することができ
、正規の点火位置以外の位置で誤点火が行われて機関に
悪影響が及ぶのを防ぐことができる。
停止指令信号が発生した後、正規の点火位置でトリが信
号が消滅し、点火動作が行われると、誤点火防止用トラ
ンジスタスイッチ14が遮断状態になるため、停止指令
信号により失火制御用トランジスタスイッチ13にベー
ス電流が与えられ、該失火制御用トランジスタスイッチ
が導通し得る状態になる。この状態で点火位置制御回路
11がトリガ信号を発生すると失火制御用トランジスタ
スイッチ13が直ちに導通し、該トリガ信号が電流制御
用スイッチ回路21に与えられるのを阻止する。従って
電流制御用スイッチ回路21は導通ずることができなく
なり、点火動作は行われなくなる。この状態は停止指令
信号が発生している限り続くため、停止指令信号の発生
が継続するとやがて機関は停止する。
第2図及び第3図は停止指令回路12の構成例を示した
もので、第2図の例では、点火動作を停止させる条件が
成立した時に閑じる検出スイッチS1とトランジスタT
R4と該トランジスタのベースをスイッチS1に接続す
る抵抗R3とにより停止指令回路12が構成され、スイ
ッチS1が閉じた時にトランジスタTR4が導通して、
該トランジスタのエミッタコレクタ間回路を通して停止
指令信号が出力されるようになっている。ここで検出ス
イッチS1は例えば2輪車のサイドスタンドが下りてい
る時や機関の潤滑油のレベルが許容下限レベル未満にな
った時に閉じるスイッチである。
また第3図はi関の回転速度が設定値を超えた時に点火
動作を停止させて機関の速度が設定値を超えるのを防止
する場合の停止指令回路12の構成例を示したもので、
この停止指令回路は、機関の回転速度に比例した周波数
でオンオフする検出スイッチ(無接点スイッチでも可)
Sl と、トランジスタTR5と、コンデンサC1と、
コンデンサC1よりも十分大きな静電容量を有するコン
デンサC2と、ダイオードD1及びD2と、抵抗R4な
いしR9と、比較器CM1とからなる。この停止指令回
路においては、検出スイッチS1が開いている時に図示
しない直流定電圧電源から抵抗R5→コンデンサC1→
ダイオードD2→コンデンサC2の経路で充電電流が流
れてコンデンサC1及びC2が充電される。スイッチS
1が閉じると抵抗R4を通してトランジスタTR5にベ
ース電流が流れるため該トランジスタTR5が導通し、
コンデンサC1の電荷がトランジスタTR5とダイオー
ドD1とを通して放電する。この時コンデンサC2の電
荷は抵抗R6を通して一定の時定数で放電する。スイッ
チS1が再び開くとコンデンサC1及びC2が充電され
る。これらの動作の反復によりコンデンサC2の両端の
電圧が機関の回転速度に比例して上昇していく。コンデ
ンナC2の両端の電圧は抵抗R8の両端に得られる基準
電圧とともに比較器CMIに入力されて比較される。
機関の回転速度が設定値を超えてコンデンサC2の両端
の電圧が基準電圧を超えると比較器CMIの出力端子の
電位が高レベル(比較器CMIの出力端子が非接地状I
r!4)になり、抵抗R9を通して指令信号が出力され
る。
次に第4図及び第5図を参照すると、本発明で用いる点
火電圧発生回路10の構成例が示されている。第4図に
示した点火電圧発生回路10は、第8図に示した従来例
で用いられていたものと同様の回路で、点火コイル20
と、トランジスタTR1からなる電流制御用トランジス
タスイッチ21と、バッテリ4とからなる。
また第5図に示した点火電圧発生回路10はバッテリを
用いない形式の回路で、点火コイル20と、トランジス
タTR6とにより構成されている。
この例では、トランジスタTR7と、抵抗R10ないし
R12とにより点火位置制御回路が構成されている。
第5図に示した例では、点火コイル20 h<機関に取
付けられた磁石発電機内に配置され、1次コイル20a
には機関の回転に同期して交流電圧が誘起する。1次コ
イル20aに図示の矢印方向の電圧が誘起すると抵抗R
10を通してトランジスタTR6にベース電流が流れる
ため該トランジスタTR6が導通し、1次コイル20a
からトランジスタTR6のコレクタエミッタ間を通して
電流が流れる。この電流が増大してトランジスタTR6
のコレクタエミッタ間の電圧が設定値を超えるとトラン
ジスタTR7に所定のベース電流が流れて該トランジス
タTR7が導通するためトランジスタTR6が遮断状態
になり、1次コイル20aを流れていた電流が遮断され
る。これにより点火コイルの2次コイル20bに点火用
の高電圧が発生し、点火プラグ4に火花が生じる。
第1図の実施例において第5図に示した点火電圧発生回
路を用いる場合、トランジスタTR6のベースをトラン
ジスタTR2のコレクタCに接続する。
次に第6図を参照すると、■型2気筒内燃機関に好適な
独立2系統バッテリ点火装置に本発明を適用した実施例
が示されており、この実施例では、機関の回転速度が設
定値を超えた時に点火動作を停止させて機関を失火さV
ることにより、機関の過回転を防止するようにしている
第6図において10△及び10Bはそれぞれ第1及び第
2の系統の点火電圧発生回路で、各点火電圧発生回路は
第4図に示した回路と同一の構成を有しており、点火電
圧発生回路10A及び10Bの点火コイルに接続された
点火プラグ4A及び4Bはそれぞれ内燃機関の第1の気
筒及び第2の気筒に取付けられている。
11A及び11Bはそれぞ机第1及び第2の系統の点火
電圧発生回路を制御する第1及び第2の点火位置制御回
路で、これらの点火位置制御回路はそれぞれ、信号コイ
ルlsa及びしsbと、波形整形回路110A及び11
0Bと、フリップフロップ回路111Δ及び111Bと
、点火位置演算回路112△及び112Bとからなる。
また停止指令回路12は、トランジスタT R10ない
しT R14と、抵抗R15ないしR27と、コンデン
サC3ないしC5と、比較器CM2とにより構成されて
いる。尚この停止指令回路12において白丸が付された
各端子は図示しない直流定電圧電源回路の出力端子に接
続されている。
失火制御用トランジスタスイッチ13及び誤点火防止用
トランジスタスイッチ14は第1図に示した例と同様に
構成され、該失火制御用トランジスタスイッチ13は第
2の系統の点火電圧発生回路10Bの点火動作を停止さ
せるために用いられている。
またこの例では、第1の系統の点火電圧発生回路の動作
を停止させるために、トランジスタTR15と抵抗R2
8及びR29とからなる失火制御用トランジスタスイッ
チ13′が設けられ、トランジスタT R14を通して
出力される停止指令信号■5が失火制御用トランジスタ
スイッチ13のベース回路及び失火制御用トランジスタ
スイッチ13−のベース回路にそれぞれ与えられている
すなわち、この実施例では、トランジスタTR15が導
通した時に第1の系統の点火電圧発生回路10Aのトラ
ンジスタTRIのベース電流(トリガ信号)を該トラン
ジスタTR1から側路して第1の系統の点火動作を阻止
し、失火制御用トランジスタスイッチ13が導通した時
に第2の系統の点火電圧発生回路10Bのトランジスタ
TR1のベース電流を該トランジスタから側路して第2
の系統の点火動作を阻【しする。
上記の実施例において、信号コイル1−sa及びLsb
は内燃機関に取付けられた信号発電機内に配置され、信
号コイルl saは第7図(a)に示すように第1の気
筒の最大進角位置θ1a及び最小進角位置θ2aでそれ
ぞれ信号VSI及びVs2を発生する。
信号コイルLsbは第2の気筒の最大進角位置θ1b及
びθ2bでそれぞれ信号VS1及びVs2を発生する。
波形整形回路110A及び110Bはこれらの信号をパ
ルス波形に整形し、フリップフロップ回路111A及び
111Bにセット信号及びリセット信号として与える。
第7図(b)を参照すると、第1の系統のフリップフロ
ップ回路111Aの出力信号の波形が示されており、該
フリップフロップ回路の出力信号Vqaは第1の気筒の
最大進角位置θ1aで立上り、最小進角位置θ1bで立
下る矩形波状の波形になる。第2の系統のフリップフロ
ップ回路111Bの出力信号Vqbは第2の気筒の最大
進角位置θ1bで立上り、最小進角位置θ2bで立下る
波形になる。点火位置演算回路112A及び112Bは
それぞれ信号VQa及びVqbが発生している区間(点
火動作が許容される区間)内で各回転速度に応じて変化
する各気筒の点火位置θia及びOibを演算し、最大
進角位置θ1a及びθ1bよりも位相が進んだ所定の位
置θOa及びθObの位置で立上り、点火位置θia及
びOibで立下るトリガ信号Vta及びvtbを出力す
る。第1の系統及び第2の系統の点火電圧発生回路10
Δ及び10BのそれぞれのトランジスタTR1は、それ
ぞれトリガ信号Vta及びvtbが立上った時に導通し
て点火コイル20に1次電流11a及びilbを流し、
トリガ信号yta及びvtbが立下った時に遮断して点
火動作を行わせる。第1の系統及び第2の系統の点火コ
イル20の1次電流i1a及びilbの波形をそれぞれ
第7図(h)及び(i)に示しである。尚点火位置演算
回路111A及び111Bとしては公知のものを用いる
ことができる。
、F記フリップフロップ回路111Aが信号Vqaを出
力するど、該信f3. V qaの立上り時にコンデン
サC3と抵抗R17とからなる微分回路を通してトラン
ジスタ丁RIOにパルス状のベース電流が与えられる。
これによりトランジスタTR10が瞬時的に導通し、コ
ンデンサC4を放電させる。トランジスタT R10が
遮断するとフリップフロップ回路111Aの出力信号V
Uaにより抵抗R1B及びトランジスタT Ritを通
してコンデンサC4が充電され、信号Vqaが立下ると
該コンデンサC4の充電が停止する。従ってコンデンサ
C4の端子電圧V1は第7図(d)に示すようになる。
この電圧■1は基準電圧V2と共に比較器CM2に入力
される。比較器CM2の出力端子の電位■3は、第7図
<e)に示す°ように電圧■1が基準電圧V2以下にな
っている時に高レベルになり、電圧V1がM準電圧V2
を超えている時に零レベル(接地レベル)になる。
またトランジスタT R12はフリップフロップ回路1
11△の出力信号Vqaが発生している時に導通し、該
信号Vqaが消滅している時に遮断するため、該トラン
ジスタT R12のコレクタの電位V4は第7図(f)
に示すようにフリップフロップ回路111Aの出力を反
転さゼた波形になる。
トランジスタT R12のコレクタと比較器CM2の出
力端子とが相互に接続されて両者の共通接続点が抵抗R
23を通してトランジスタT R13に接続されている
ため、トランジスタT R13はトランジスタT R1
2のコレクタに得られる信号v4と比較器CM2の出力
信号■3とのアンド条件が成立した時に導通し、該トラ
ンジスタTR13が導通した時にトランジスタT R1
4が導通して停止指令信号V5を出力する。
機関の回転速度が設定値未満の時には、コンデンサ−0
4を充電する時間が十分あり、第7図(g)に実線で示
したように、コンデンサC4はその端子電圧1が基準電
圧72以上になるまで充電される。そのため、機関の回
転速度が設定値未満の時には、トランジスタT R12
のコレクタの電位V4が高レベルになっている期間、比
較器CM2の出力端子の電位が零レベルになり、トラン
ジスタTR13は遮断状態に保持される。この時トラン
ジスタTR14,−b遮断状態にあるため、該トランジ
スタT R14を通して出力される停止指令信号■5は
零である。この時失火制御用トランジスタスイッチ13
及び13′にはベース電流が与えられず、機関の点火動
作は支障なく行われる。これに対し、機関の回転速度が
設定値を超えると、コンデンサ−C4を充電する時間が
短くなって第7図(C)に破線で示したように、コンデ
ンサC4の端子電圧■1°が基準電圧■2を超えること
ができなくなるため、第7図(e)に示したように、比
較器CM2の出力端子の電位V3’は高レベルのままに
なる。
この時トランジスタTR13が導通するためトランジス
タT R14が導通して停止指令信号■5が発生し、失
火制御用トランジスタスイッチ13及び13−にベース
電流が与えられる。これにより第1の系統及び第2の系
統の点火電圧発生回路10A及びIOBのトランジスタ
TR1の導通が阻止され、第7図(h)及び(i)に破
線で示したように、点火コイルの1次電流i Ia’及
びi 1b’が零に保たれて点火動作が阻止される。
尚点火電圧発生回路10A及び10BのトランジスタT
R1が導通している途中で停止指令信号V5が発生した
時に、誤点火防止用トランジスタスイッチ14により正
規の点火位置以外の位置で点火動作が行われるのを防止
する点は前記の実施例と同様である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、電流制御用スイッチ回
路が導通している状態で停止指令信号が発生した時に点
火動作が行われるのを防止することができるため、正規
の点火位置以外の位置で誤点火が行われて機関に悪影響
が及ぶのを防ぐことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図、第2図及び第3
図はそれぞれ本発明で用いる停止指令回路の異なる構成
例を示す回路図、第4図及び第5図はそれぞれ本発明で
用いる点火電圧発生回路の異なる例を示す回路図、第6
図は本発明の他の実施例を示す回路図、第7図は第6図
の各部の信号波形を示す波形図、第8図は従来の点火装
置の構成を示す回路図である。 10・・・点火電圧発生回路、11・・・点火位置制御
回路、12・・・停止指令回路、13・・・失火制御用
トランジスタスイッチ、14・・・誤点火防止用トラン
ジスタスイッチ、20・・・点火コイル、21・・・電
流制御用スイッチ回路、TRI〜TR3・・・l〜ラン
ジスタ。 @7図 +Ikl

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 点火コイルと該点火コイルの1次側に設けられた電流制
    御用スイッチ回路とを備えて該スイッチ回路が導通状態
    から遮断状態になった時に前記点火コイルの2次側に点
    火用高電圧を発生させる点火電圧発生回路と、内燃機関
    の点火位置よりも位相が進んだ位置で前記スイッチ回路
    にトリガ信号を与えて該スイッチ回路を導通させ点火位
    置で該トリガ信号の供給を停止して該スイッチ回路を遮
    断させる点火位置制御回路と、点火動作を停止させる条
    件が成立した時に前記1次電流制御用スイッチ回路を遮
    断状態に保持して前記点火用高電圧の発生を阻止する点
    火阻止回路とを備えた内燃機関用点火装置において、 前記点火阻止回路は、 点火動作を停止させる条件が成立した時に停止指令信号
    を出力する停止指令回路と、 前記停止指令信号によりベース電流が与えられて導通す
    るように設けられ、導通した際に前記トリガ信号を前記
    電流制御用スイッチ回路から側路するように前記電流制
    御用スイッチ回路のトリガ信号入力端子間に接続された
    失火制御用トランジスタスイッチと、 導通した際に前記停止指令信号を前記失火制御用トラン
    ジスタスイッチから側路するように設けられ、前記失火
    制御用トランジスタスイッチが遮断している状態で前記
    トリガ信号が発生した時に導通するようにベース回路が
    前記失火制御用スイッチ回路及び前記点火位置制御回路
    に接続された誤点火防止用トランジスタスイッチとを具
    備したことを特徴とする内燃機関用点火装置。
JP9327087A 1987-04-17 1987-04-17 内燃機関用点火装置 Pending JPS63259162A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208167A (ja) * 1983-05-13 1984-11-26 Kokusan Denki Co Ltd 内燃機関点火装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59208167A (ja) * 1983-05-13 1984-11-26 Kokusan Denki Co Ltd 内燃機関点火装置

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