JPS6325811A

JPS6325811A - 磁気ヘツド

Info

Publication number: JPS6325811A
Application number: JP16795686A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Suzuki; 信雄鈴木
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1986-07-18
Filing date: 1986-07-18
Publication date: 1988-02-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、２つ以上のギャップを記録媒体走行方向に並
べて配置する磁気ヘッドに係り、特に、フロッピィディ
スク（可撓性円板状記録媒体）ドライブに適した、記録
・再生ヘッドと、この記録・再生ヘッドにより磁化され
た記録媒体上の領域の端部を消去する消去ヘッドとを有
する複合型の磁気ヘッドの構造に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の磁気ヘッドは、第２図に上面図を、第３
図に正面図を示した、特開昭５６−５１０１８号に記載
のように、記録・再生ヘッドチップ１゜と消去ヘッドチ
ップ２０の間に非磁性体の層３０を挿入することにより
、記録・再生ヘッドチップ１０と消去ヘッドチップ２０
との磁束の相互干渉を減らしていた。しかしながら、こ
の従来構造においては、ヘッドコイル４１．４２をトロ
イダル状に巻いており、巻数の多い場合には生産性が悪
いうらみがあった。また、磁気ヘッドの製造プロセスに
おいて、記録・再生フロントコア１１゜１２と消去フロ
ントコア２１．２１の４枚を接着する必要があり、安価
に作ることが困鑑であった。

この対策として、特開昭５６−１５６９２０号に開示さ
れているように、ヘッドコアを前後に分割して、あらか
じめ巻いたコイルを挿入した後、挟む形状のものが提案
されているが、ヘッドギャップを含む方のコアのブロッ
クを形成する際に４枚のコア片と、非磁性体の層とを接
着する必要は残っており、安価なものとはならなかった
。

ラドコアの一方と、消去ヘッドコアの一方とが、共用化
されている例があるが、これは前記の特開昭５６−５１
０１８号にも述べられているように、記録・再生ヘッド
と消去ヘッドとの磁束の相互干渉が多くて、使用できな
かった。

ここで、望ましくない磁束相互干渉の一例について、第
４図を用いて説明する。第４図（ａ）に示すように、デ
ータＡが記録されているトラックに新たにデータＢを書
き込もうとする時、記録媒体の温度、湿度による伸び縮
みや、メカニカルな非再現性のため、記録・再生ヘッド
ギャップ１５は必ずしも同一トラック上に来ないため、
消去ヘッドギャップ２５をトラックの周側に配置し、デ
ータＢが純粋に残るようにしている。しかしながら、こ
のデータＢを再生する時に、第４図（ｂ）のように同一
トラック上に記録・再生へラドギャップ１５が乗れば良
いが、前述の理由で、必ずしも同じ位置に来ない、一般
的には、第４図（ｃ）のように、消去ヘッドキャップ２
５がトラックに侵入する形となり、この時、消去ヘッド
ギャップ２５もデータＢを読み込んでしまう、この消去
ヘッドギャップ２５に読み込まれた磁束は、記録・再生
ヘッド側にも漏洩し、一種の雑音となってしまう、この
漏洩磁束による雑音出力がイレーズクロストークと呼ば
れる。

したがって、複合型の磁気ヘッドとしては、この消去へ
ラドギャップ２５で読み込んだ磁束が、いかにして、記
録・再生コイルにまわりこまないようにするかという点
が重要であり、しかも、安価に実現することが望ましい
。

また、望ましくない磁束干渉には、消去ヘッドの部分で
、ヘッドに吸収した外部磁束が、記録・再生へラドコア
を通過するものがある。さらに、望ましくない磁束干渉
には、消去磁束の記録磁束への重なりがある。

〔発明が解決しようとする問題点３以上のように、複合型の磁気ヘッドの従来構造には、消
去ヘッドで読み込んだり吸収したりした磁束が、記録・
再生ヘッド側のコイルやコアに漏洩して望ましくない磁
束干渉を生じるという問題があった。

本発明の目的は、上記した従来技術での問題点を解消し
、記録・再生ヘッドと消去ヘッドとの磁束の相互干渉を
少なくすることができ、しかも、安価に作ることができ
る複合型の磁気ヘッドを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、記録・再生ヘッドと消去ヘッドの間に溝を
設ける構造とすること、およびコイルの位置を、フロン
トコアとリアコアとの接合部よりもヘッドギャップに近
い位置に配置することにより、達成される。

〔作用〕

記録・再生ヘッドと消去ヘッドの間に溝を設けることに
より、消去ヘッドの磁気回路と、記録・再生ヘッドの磁
気回路との間の磁気抵抗が増し、また、コイルを、フロ
ントコアとリアコアとの接合部よりもヘッドギャップに
近い位置に配置するから離し、消去へラドギャップで読
み込んだ、または消去ヘッドが拾った、または発生した
磁束が、消去ヘッド磁気回路内で閉ループとなり、磁束
相互干渉が減少する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図に示す斜視図により説
明する。第１図において、記録・再生ヘッドチップ１０
と消去ヘッドチップ２０とは、記録・再生フロントコア
１２と消去フロントコア２２の部分でセンターコア８０
が共有しており、センターコア８０には溝７０が切り込
んである。

記録・再生ヘッドギャップ１５を含む記録・再生フロン
トコア１１，１２とリアコア６１との接合部５１はヘッ
ドコイル４１よりも、記録・再生ヘッドギャップ１５か
ら離れた所に配置してあり、同様に、消去ヘッドギャッ
プ２５を含む消去フロントコア２１，２２とリアコア６
２との接合部５２はヘッドコイル４２よりも、消去ヘッ
ドギャップ２５から離れた所に配置しである。このよう
な構造とすることにより、センターコア８０を２つのヘ
ッドチップで共用したまま、前述の消去ヘッドからのク
ロストークを減らすことができる。

溝７０は、記録・再生へラドギャップ１５、消去ヘッド
ギャップ２５を形成する前に、センターコア８０に形成
しておいて、接着ガラス９１゜９２を流入する時に、同
時に接着ガラスを流して埋めても良い。また、溝７ｏは
、センターコア８０の、図示とは反対側に設けて、ヘッ
ドギャップ近傍で記録・再生フロントコア１２と消去フ
ロントコア２２を連結しても良いが、効果は、図示構造
の場合に比べて小さくなる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、センターコアに溝を設けるだけの構造
であるので安価であり、溝を設けたことにより磁気抵抗
が増大し、イレーズクロストークや他の望ましくない磁
束相互干渉を大幅に減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は従来
技術説明用の上面図、第３図はその正面図、第４図（ａ
）、（ｂ）、（ｃ）はイレーズクロストークの説明図で
ある。１ｏ・・・記録・再生へラドチップ、１１，１２・０記
録・再生フロントコア、１５・・・記録・再生ヘッドギ
ャップ、２０・・・消去へラドチップ、２１．２２・・
・消去フロントコア、２５・・・消去ヘッドギャップ、
４１．４２・・・ヘッドコイル、５１．５２・・・接合
部、６１．６２・・・リアコア、７０・・・溝、８０・
・・センターコア、９１．９２・・・接着ガラス。　　
　　　　　イ１′・）代理人　弁理士　小川勝馬ゝ゛・第　１　刀ＩＯ・・此金表Ａ生ヘンド＋ｌグ／／、１２・・・釘４主町生フロ〉トコ７／Ｓ・・・を
乙ａ舌、生へ・ンドらツブ２！５・・璃教＼・ントキャ
ツフ。４１．４２・・ヘッドコイル、Ｓ／、！２・・接合部６１６２・・・ソ７フ７７０・・膚加・・・センターコア？１．　？２・・・１１ｔガラズ弗　２　凹

Claims

【特許請求の範囲】１、記録・再生用ギャップが形成される一対のフロント
コアの一方片と、上記記録・再生用ギャップに対して記
録媒体走行方向に配置される消去用ギャップが形成され
る一対のフロントコアの一方片とを共用する磁気ヘッド
において、共用したコアに溝を設けたことを特徴とする
磁気ヘッド。２、前記記録・再生用ギャップが形成される一対のフロ
ントコアの他方片に巻回されるヘッドコイルおよび前記
消去用ギャップが形成される一対のフロントコアの他方
片に巻回されるヘッドコイルが、リアコアとの接合部よ
りも前記各ギャップに近い位置に配置されていることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド。