JPS63255280A - (1r,5s,6s)−2−置換−6−〔(r)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−カルバペネム−3−カルボン酸誘導体 - Google Patents

(1r,5s,6s)−2−置換−6−〔(r)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−カルバペネム−3−カルボン酸誘導体

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JPS63255280A
JPS63255280A JP62089010A JP8901087A JPS63255280A JP S63255280 A JPS63255280 A JP S63255280A JP 62089010 A JP62089010 A JP 62089010A JP 8901087 A JP8901087 A JP 8901087A JP S63255280 A JPS63255280 A JP S63255280A
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formula
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carbapenem
methyl
carboxylic acid
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JP62089010A
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English (en)
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Sakae Aoyanagi
青柳 栄
Hiroshi Matsunaga
浩 松永
Sei Tamai
聖 玉井
Yuunosuke Nagase
長瀬 祐之助
Muneo Hikita
宗生 疋田
Yoshimitsu Nagao
長尾 善光
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Pfizer Japan Inc
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NIPPON REDARII KK
Lederle Japan Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカルバペネム系抗生物質に関し、さらに詳細に
は、カルバペネム骨格の1位にβ−配置のメチル基が導
入された1β−メチル−カルバペネム誘導体、該化合物
を有効成分として含有する抗菌剤ならびに該化合物の製
造方法に関する。
[従来の技術と問題点1 従来より、種々の抗菌活性を目的として次式(): で示されるカルパー2−ペネム−3−カルボン酸を基本
骨格とするカルバペネム系抗生物質は多数提案されてい
る。
例えば初期のカルバペネム系抗生物質は、ストレプトミ
セスφカトレヤ(5treptoa+yces  ca
ttleya)の発酵より得られる次式(B):しUU
I−1 で示されるチェナマイシンのような天然白米のカルバペ
ネム化合物である。このチェナマイシンは広範囲にわた
るダラム陽性薗、ダラム陰性薗に対し、優れた抗菌スペ
クトラムを有し、有用性の高い化合物としてその開発が
期待されたものの、化学的安定性が悪く、実用化される
までには至っていない。
そのため多くの研究者は、上記式で示されるチェナマイ
シンの抗菌活性を保有し且つその化学的安定性が確保さ
れたカルバペネム化合物を開発するために努力し、その
結果、チェナマイシンの2位側鎖のアミノ基をホルムイ
ミドイル化した次式(): で示されるイミペネム(imipene曽;INN)が
実用的抗菌剤として登場するに至った。
しかし、上記式(C)で示されるイミペネムは、チェナ
マイシンより優れた抗菌活性を示し、化学的安定性はあ
る程度確保されてtするものの、生体内において腎デヒ
ドロペプチダーゼ(D HP )により分解不活性化が
短時間のうちに生じてしまうという欠点を有している。
そのためイミベネムは単独で投与がすることができず、
DHP阻害剤と併用し、その分解不活性化を抑制してや
らなければならない、したがって、この化合物の実際的
製剤はDHP阻害剤の一種であるシラスタチン(eil
asLatin; I N N )と併用したイミベネ
ム/シラスクチンの配合処方となっている。
しかしながら臨床的に使用される実用的な抗菌剤として
は、抗菌剤本来の抗菌活性がそのまま発揮されるのが好
ましく、また併用するDHP阻害剤が生体内の他の組織
において好ましから′ざる副作用を発揮するおそれがあ
ることも身元られるので、配合処方は極力回避した方が
よいことはいうまでもない、そのため抗菌活性と同時に
DHPに対する耐性をも保有するカルバペネム化合物の
開発が強く要望されている。
最近に至り上述の目的を達成しうるちのとして、カルバ
ペネム骨格の1位にメチル基を導入した1−メチルカル
バペネム化合物が種々提案されており、例えば特開昭6
0−202886号公報(三共)には、カルバペネム骨
格の2位がシクロアルキルチオ基で置換された1β−メ
チル−カルレノずペネム化合物について開示されており
、これら化合物は抗菌活性が優れているとともに、DH
PGこよる分解不活性化に対する抵抗性が着しく改善さ
れ、有用性が高いものであると報告されて11する。
しかしながら、上記公報には、1β−メチ)レーカルバ
ベネム化合物について上位概念による広ν1記載はある
もののその具体例は少なく、しかも抗菌活性が優れてい
るとの一般的記述はなされてしするが、具体的抗菌活性
データにつν1ての記載は皆無である。さらにそのうえ
本発明によって提供される化合物については何ら具体的
な記載はなされていない。したがって、上記公報は本明
細書において開示しかつクレームする薬理学的に優れた
特性をもつ本発明の化合物について何ら示唆を与えるも
のではない。
E問題点を解決するための手段] 本発明は、強力な抗菌活性ならびにβ−ラクタマーゼ阻
害作用等を有するとともに、腎デヒドロベプチグーゼに
対する優れた耐性を有するカルバペネム化合物を提供す
るものであり、より具体的には、これまで詳細に検討さ
れていない1位がβ−配置でメチル置換されたカルバペ
ネム化合物において、2位gA鎖として特に3−7ゼチ
ジニルチオ基を導入した化合物に関するものである。
すなわち、本発明は次式(I): 式中、R1は水素原子、ホルムイミドイル基またはアセ
トイミドイル基を表わす、で示される(IR,5S、6
S)−2−置換−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル
]−1−メチル−カルバペネム−3−カルボン酸または
その薬理学的に許容される塩を提供するものである。
本発明はまた前′記載(I)で示されるカルボン酸また
はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有す
る抗MMを提供するものである。
本発明の前記式(1)で示されるカルバペネム化合物の
具体例には、 (I R,5S、6S)−2−(3−7ゼチジニル)チ
オ−6−[(R)−1−ヒーロキシエチル1−1−メチ
ル−カルバペネム−3−カルボン酸、 (I R,5S 、OS )−2−[1−ホルムイミド
イル7ゼチノンー3−イル]チオ−6−[(R)−1−
ヒドロキシエチル1−1−メチル−カルバペネム−3−
カルボン酸及び (I R,5S、6S)−2−[1−7セトイミドイル
アゼチノンー3−イル1千オー&−[(R)−1−ヒド
ロキシエチル]−1−メチル−カルバペネム−3−カル
ボン酸 が包含される。
上記した本発明のカルバペネム化合物は、先行文献(例
えば特開昭60−202886号公報)の上位概念によ
る包括的な開示には包含されうるが、具体的には何ら記
載されていない新規な化合物であり、その抗菌力ならび
にD HP !:対する耐性カvf異的に81!れでい
る魚に顕著な特徴を有するものである。
本発明によれば、前記式〇)で示されるカルバペネム化
合物は、基本的には以下に述べる方法により製造するこ
とができる。すなわち、次式(): 式中、R2はカルボキシ保護基を表わし、Raは7シル
基を表わす、 で示される化合物に、次式(III):式中、Rbはア
ミノ基の保護基を表わす、で示されるメルカプト試薬を
反応させ、次式(): 式中、R2およびRbは前記定義のとおりである、 で示される化合物となし、次いで該化合物から保険基R
2およびRbを除去し、R’が水素原子である式(+)
の化合物に導びき、そして必要に応じて、得られる化合
物をホルムイミドイル化またはアセトイミドイル化する
ことにより、式(1)で示されるカルバペネム化合物を
製造することができる。
以下、上記の式(1)で示されるカルバペネム化合物の
製造方法について更に詳細に説明する上記方法において
出発原料として使用される前記式(II)で示される化
合物は、それ自体既知のものであり、例えば特開昭56
−123985号公報に記載の方法によって製造するこ
とができ、或いは好適には、本発明者らが既に提案した
下記反応式Aに示す文体選択的方法(例えば、特N昭6
1−315444号出願明#I書参照)に従っテ製造す
ることができる。
上記反応式中、R3は水素原子または低級アルキル基を
表わし、Zはt−ブチルツメチルシリル基を表わし、R
2およびRaは前記定機のとおりである。
なお、本明細書において、「低級」なる語は、この語が
付された基または化合物の炭素原子数が1〜7個、好ま
しくは1〜4個であることを意味する。
「低級アルキル基」は直鎖状または分岐鎖状のいずれで
あってもよく、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する
ことができ、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、インブチル、5ee−ブチル
、tert−ブチル、n−ペンチル、インペンチル、n
−ヘキシル、イソヘキシル基等が包含される。
「カルボキシル保護基」としては、例えばエステル残基
を例示することができ、かかるエステル残基としてはメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n  r
:so −菅See  =tert−ブチル、n−ヘキ
シルエステル等の低級フルキルエステル残基;ベンジル
、p−ニトロベンジル、0−ニトロベンジル、p−メト
キシベンジル等の7ラアルキルエステル残基;アセトキ
シメチル、プロピオニルオキシメチル、n−、iso、
ブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル等の低
級脂肪族アシルオキシメチル残基等が挙げられる。
また、「アシル基」は、単に有機カルボン酸のカルボキ
シル基からOHを除いた残りの原子団のみならず、広義
に、有機スルホン酸や有機リン酸から誘導される7シル
基をも包含さヰ、例えばアセチル、プロピオニル、ブチ
リル等の低級アルカノイル基;メタンスルホニル、トリ
プルオロメタンスルホニル基等の(ハロ)低級アルキル
スルホニル基;ベンゼンスルホニル、p−ニトロベンゼ
ンスルホニル、p−ブロモベンゼンスルホニル、トルエ
ンスルホニル、2,4.6−)リイソブロビルベンゼン
スルホニル等の置換もしくは未置換のアリールスルホニ
ル基;ジフェニルホスホリル基等が挙げられる。
以下、上記反応式Aで示される式(n)の化合物の高立
体選択的製造の各工程をさらに詳しく説明する。
工程(a)は、式(Vl)のN−プロピオニル−1,3
−チアゾリジン−2−チオン誘導体を、塩基の存在下に
スズ(■)トリ7レートと反応させて二ル−トを生成さ
せ、次いでこれに式(V)の化合物を反応させで、式(
■)の7ゼチジンー2−オン誘導体を製造することから
なる。
上記の式(Vl)のN−プロピオニル−1,3−チアゾ
リジン−2−チオン誘導体のスズ(■)トリ7レートに
よるエノール化反応は、通常反応に不活性な溶媒中、例
えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロ7ラン等のエー
テル類;トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化
水素類;ククロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類など、特にテトラヒドロ7ラン中で好適に実
施することができる。
反応温度は厳密に制限されるものではなく、使用する出
発原料等に応じて広範に変えることができるが、一般に
は約−100℃ないしほぼ室温程度、好ましくは約−7
8℃〜約θ℃の比較的低温が使用される。
式(Vl)の化合物に対するスズ(II)17レートの
使用量は臨界的なものではないが、通常、式■の化合物
1モルに対するスズ(II)177レートは約1〜約2
モル、好ましくは1〜1.5モルの割合で使用すること
ができる。
上記二ノール化反応は塩基の条件下に実施され、使用し
うる塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ノイソ
プロピルエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2,
2,2]オクタン、N−メチルモルホリン、N−エチル
ピペリジン、ピリノン等の第三級アミン等が挙げられ、
中でもN−エチルピペリジンが有利に用いられる。これ
らの塩基は一般に式DI)の化合物1モル当り約1.0
〜約3当量、好ましくは1.0〜2.0当量の割合で使
用することができる。
上記エノール化反応は一般に約5分〜約4時間で終らせ
ることができ、これによってエルレートが得られる。
このエノール化反応に引続いてそのまま、生成する二/
レートに前記式(V)の化合物を反応せしめることがで
きる。
前記二ル−トと式(V)の化合物との間のアルキル化反
応は一般に、約−100℃ないしほぼ室温、好ましくは
約−78°C〜約10℃の温度において実施することが
できる。その際の式(VI)の化合物の使用量は臨界的
ではなく適宜変更することができるが、通常、前記エノ
ール化反応に用いた式(Vl)の化合物1モル当り約0
.5〜約5モル、好ましくは0.5〜2モルの割合で用
いるのが適当である。
かかる条件下に反応は一般に約5分〜約5時間、より一
般には5分〜約2時間程度で終了させることができる。
前述のエノール化反応及び上記アルキル化反応は、必須
ではないが、不活性雰囲気下、例えば窒素〃ス、アルゴ
ンガス雰囲気下に実施するのが望ましい。
最後に反応生成物は水で処理される0例えば、反応終了
後、pH7付近の燐酸緩衝液を加え攪拌し、不溶物を炉
別したのち、式(■)の化合物を常法により、例えば抽
出、再結晶、クロマトグラフィー等により分離精製する
ことができる。
この工程(b)は、前記工程(a)で製造される式(■
)で示されるアゼチジン−2−オン誘導体を、イミダゾ
ールの存在下に式(R”00CCHzCOz)zMgで
表わされるマグネシウムマロネート化合物と反応させ、
式(■)で表わされる化合物を得る工程である。
反応は好ましくは不活性有機溶媒中で行なわれ、例えば
エーテル、テトラヒドロ7ラン、ジオキサン等のエーテ
ル系溶媒;トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素系溶媒;ジクロルメタン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素系溶媒;アセトニトリル等などを挙げる
ことができるが、特にアセトニトリルが好適に使用され
る。
反応温度は厳密に制限されるものではなく、使用する出
発原料等に応じて広範に変えることができるが、一般に
約0℃ないしほぼ100℃程度、好ましくは室温付近の
比較的低温が使用される。
式(■)の化合物に対するマグネシウムマロネート化合
物の使用量はほぼ等モル量が使用され、反応は50時間
程度、好ましくは20時間程度で完了する。
なお、使用するマグネシウムマロネート化合物としては
、例えば、パラニトロベンノルマグネシウムマロネート
、ベンノルマグネシウムマロネート、メチルマグネシウ
ムマロネート等を挙げることができるが、なかでもバラ
ニトロベンノルマグネシウムマロネートを用いるのが好
ましい。
工程(c)は、工程(b)で得られる式(■)の化合物
において水酸基の保護基Zを脱離させる工程である。t
−ブチルジメチルシリル基Zの除去は、式(■)の化合
物をメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのような溶媒中で、塩酸、硫酸、酢酸など
のような酸の存在下に、0〜100℃の温度で0.5〜
18時間酸性加水分解することにより実施することがで
きる。
かかる工程により、目的とする式(IM)で示される化
合物を定量的に得ることができる。
工程(d)では、工程(c)で得られる式(IX)で示
される化合物を、塩基の存在下に、前記工程(b)で述
べたと同様の不活性有機溶媒中でアジド化合物で処理し
、目的とする式(X)のジアゾ化合物を得る。
使用されるアジド化合物としては、例えば、p−カルボ
キシベンゼンスルホニルアジト、トルエンスルホニルア
ジド、メタンスルホニルアジド、ドデシルベンゼンスル
ホニルアジドなどを挙げることができ、また、塩基とし
ては、トリエチルアミン、ピリジン、ジエチルアミンな
どの塩基を例示することができる。
反応は、好ましくはトリエチルアミンの存在下アセトニ
トリル中で、p−)ルエンスルホニルアジドを加え、0
〜100℃、好ましくは室温で1〜50時間処理するこ
とにより行なうことができ、これによって高収率で目的
とする式(X)のジアゾ化合物を得ることができる。
工程(e)は工程(d)で得られる式(X)のジアゾ化
合物を環化し、式(XI)で示される化合物とする工程
である。該工程は好適には、例えば式(X)の化合物を
、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、シクロヘ
キサン、酢酸エチル、ジクロルメタンなどのような不活
性溶媒中、好ましくはトルエン中で、25〜110℃の
温度において1〜5時間、ビス(アセチルアセトナt・
) CII(II ) 、 Cu S O4、銅粉末、
Rh 2 (OCOCH3)4、ロジウムオクタノエー
トまたはpb (。
C0CH5)4のような金属カルボキシレート化合物な
どの金属触媒の存在下で処理することにより実施される
。一方別の方法として、上記環化工程はまた式(X)の
化合物を、ベンゼン、ジエチルエーテルなどのような溶
媒中で、0〜250℃の温度において0.5〜2時間、
パイレックスフィルター(波長は300 nmより大)
を通して光を照射することにより実施することもできる
最後に、工程(f)において、工程(c)で得られる式
(XI)の化合物をR”O)1で示される酸の反応性誘
導体(例えば、酸無水物、ハライドなど)と反応させる
ことにより、式(II)で示される化合物が得られる。
かかる酸の反応性誘導体としては、例えば、無水酢酸、
アセチルクロリド、プロピオニルクロリド、p−トルエ
ンスルホン酸無水物、p−ニトロベンゼンスルホン酸無
水物、2.4.6− )リイソプロビルベンゼンスルホ
ン酸無水物、メタンスルホン酸無水物、トリフルオロメ
タンスルホン酸無水物、ジフェニルリン酸クロリド、ト
ルエンスルホニルクロリド、p−ブロモベンゼンスルホ
ニル々rill  ドfr l/イ米Lしムh  鶴り
啼2ノア〒 −Iし11 \ノ馳クロリド(R1=ジフ
ェニルホスホリル基)が好適である。
゛ 式(XI)の化合物と上記酸の反応性誘導体との反
応は、通常のアシル化法と同様にして行なうことができ
、例えば、メチレンクロリド、アセトニトリル、ジメチ
ルホルムアミド等の不活性溶媒中で、適宜ジイソプロピ
ルエチルアミン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミ
ノピリジン等の塩基の存在下に、−20〜40℃の温度
で約30分〜約24時間処理することにより行なうこと
ができる。
以上に述べた方法によれば、カルバペネム骨格の1位が
R配置のメチル基でramされ、これらに5位ならびに
6位がそれぞれR及びS配置であり、また6位のヒドロ
キシルエチル基の水酸基がR配置を有する特定の立体配
置を有する式(II)で示される化合物を高立体選択的
に製造することができる。
次いで、得られる式(n)で示される化合物に、前記式
(I[[)で示されるメルカプト試薬を反応させ、式(
IV)で示される化合物を得る。
上記メルカプト試薬におけるアミノ基の保護基Rbは、
ペプチド化学の分野においてアミノ基の保護基として既
知の任意の保護基であることができ、例えば、フタロイ
ル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニ
ル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等が挙げら
れる。
式(II)で示される化合物と式(I[[)で示される
メルカプト試薬との反応は、例えば式(n)で示される
化合物を、テトラヒドロフラン、ジクロルメタン、ジオ
キサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
、アセトニトリル、ヘキサメチルホスホラミドなど等の
適当な溶媒中で、はぼ等モル景乃至約1.5倍モル量の
過剰量の式(I[[)で示されるメルカプト試薬と、好
ましくは炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存
在下に約−40〜約25℃の範囲内の温度で約30分〜
約24時間反応させることにより行なうことができる。
以上の反応により、式(IV)で示されるカルバペネム
化合物が得られるが、この式(■)の化合物は2位側開
中にアミノ基の保護基Rbを有し且つ3位のカルボン酸
がカルボキシ保護基R2で保護されている。これら保護
基R2ならびにRbの除去は、ソルボリシスまたは水素
添加分解のようなそれ自体既知の脱保護基反応により行
なうことができる。典型的には、式(It/)で示され
る化合物を例えばpH7のモルホリノプロパンスルホン
酸−水酸化ナトリウム緩衝液、pH7のリン酸塩緩衝液
、リン酸二カリウム、重炭酸ナトリウムなどを含むテト
ラヒドロフラン−水、テトラヒドロフラン−エタノール
−水、ジオキサン−水、ジオキサン−エタノール−水、
n−ブタノール−水などのような混合溶媒中で、1〜4
気圧の水素を用い、酸化白金、パラジウム−活性炭、水
酸化パラジウム−活性炭などの水添触媒の存在下に、約
O〜約50℃の範囲内の温度で約0.25〜約4時間処
理することにより行なうことができる。
かくして、R1が水素原子である場合の前記式(1)で
示される(IR,5S、6S)−2−置換−6−[(R
) −1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペ
ネム−3−カルボン酸が製造される。
次いで、上記の如くして製造されるR1が水素原子であ
る場合の式(1)で示される化合物は、弱塩基性の条件
下(例えば、pH7,0のリン酸Ha液とIN=水酸化
ナトリウム溶液にてpH8゜5程度に調製された反応媒
体中)で、ホルムイミド酸エチル塩酸塩あるいはアセト
イミド酸エチル塩酸塩などのホルムイミドイル化剤ある
いはアセトイミドイル化剤を作用させることにより、R
1がホルムイミドイル基あるいはアセトイミドイル基で
ある場合の式(1)で示される化合物が得られる。
上記反応において、式(nI)で示されるメルカプト試
薬は従来の文献に未載の新規化合物であり、このものは
例えば下記反応式Bに従って得ることができる。
スル」に−も <XW)               (1)上記反
応式中、Rbは前記定義のとおりであり、Xはハロゲン
原子、例えば塩素原子を表わし、Rcは低級アルカノイ
ル基、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル基を表
わす。
上記反応式において、式(XI[)で示されるアゼチジ
ン−3−オールは、テトラヒドロフラン、ジクロロメタ
ン、ジオキサン等の不活性溶媒中で前記した如き塩基、
好ましくはトリエチルアミンの存在下に式: R’Xで
示されるアシル化剤と反応させ、式(XI[I)で示さ
れる化合物とする。次いでこの式(XI)で示される化
合物を、式:R’SHで示される化合物、例えばチオー
ル酢酸、チオールプロピオン酸と反応させたのち、ナト
リウムアルコキサイド、例えばナトリウムメトキサイド
、ナトリウムエトキサイド等の塩基で処理すれば、式(
III)で示されるメルカプト試薬を得ることができる
両速の如くして製造される3位のカルボキシル基が遊離
の形態にある式(1)で示される(IR15S、6S)
−2−置換−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−
1−メヂルー力ルバペネム−3−カルボン酸誘導体は必
要により、それ自体既知の方法に従い、薬理学的に許容
される塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカ
リ金属塩;アルギニン塩、オルニチン塩、リジン塩等の
塩基性アミノ酸塩ニジエタノールアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩等のアミン塩などに変えることができる。
特に好ましい塩はナトリウム塩およびカリウム塩である
本発明の前記式(I)で示されるカルバペネム゛化合物
またはその薬理学的に許容される塩は、既に述べたとお
り、従来の文献に具体的には開示されていない新規な化
合物であって、デヒドロペプチダーゼ(DHP)として
知られている腎酵素による攻撃に対して極めて安定であ
り、かつその抗菌作用も優れていることが判明した。本
発明により提供される式(I)で示される化合物または
その塩の優れた抗菌活性及び腎デヒドロペプチダーゼに
対する高い安定性は以下に示す生物活性試験によって立
証することができる。
1:lLflL mえ: 日本化学療法学会標準法[Chemotherapy、
 vo129、76〜79 (1981)]に準じた寒
天平板希釈法にしたがった。すなわち、被検菌のMue
l Ier−Hinton(811)寒天液体培地37
℃、−夜培養液を約106cells/mfになるよう
にBuffered 5aline gclatin(
B S G)溶液で希釈し、ミクロプランタ−を用い試
験化合物含有MH寒天培地に約5.1接種し、37℃、
18時間培!!後、被検菌の発育が認められない最少濃
度をもってMinimu++ 1nhibitory 
concentration (M I C)とした。
なお、使用菌株は標準菌株を用いた。
髭及: 下記第1表に示す。
なお、本発明の試験化合物としては後記実施例5に記載
の化合物(14)を用いた。また、対照化合物には、臨
床的に広く使用されているセファロスポリン化合物であ
るセファゾリン(CEZ)とカルバペネム化合物である
イミベネムを用いた。
以上の抗菌活性試験によれば、本発明のカルバペネム化
合物は、優れた抗菌活性を有していることが明らかであ
る。
日本化学療法学会標準法に準じた寒天平板希釈法により
測定した。すなわち、5ensitivity tes
tbroth  (STB、ニツスイ)で18時間培養
したユビゾーム研究所保存のセファロスポリナーゼ産生
菌液を新鮮なSTB溶液で約10 ’cells/mj
!になるように希釈し、その菌浮遊液をミクロプランタ
−を用いて試験薬剤含有5ensitivity di
sk agar−H(SDA、ニツスイ)平板上にスポ
ットし、18〜20時間後の被検菌の発育の認められな
い最少濃度をもってMICとした。
下記第2表に示す。
なお、本発明の試験化合物としては後記実施例5に記載
の化合物(14)を用いた。また、対照化合物には、被
検菌に対し抗菌力の優れているとされ、臨床的に使用さ
れるセファロスポリン化合物であるセフタジジム(CA
Z)と、カルノくベネム化合物であるイミベネムを用い
た。
以上の結果からl!IJ@すると、Pseudorao
nadaceneに属するP、 aeruginosa
、 P、 cepaciaに対する本発明のカルバペネ
ム化合物の抗菌力はイミベネムとほぼ同等であり、抗ブ
セウドモナス活性を有するCAZより特に強いものであ
った。
また、proteus属を除く腸内細菌科の菌種に対す
る抗菌活性はイミベネムと同様にCAZより優れていた
(1)被検菌株: 下記薬剤に対しカッコ内の濃度で耐性を示すP。
acruginosa  54株(注:薬剤間で重複す
る菌株が存在する結果54株が選択された。)を用いた
6 セフタキシム(CAZ)  (25〜1100u/mf
)  21株セ7スC7ジン(CFS)  (25〜>
1100p/mi’) 23 nピペラジリン(PIP
C) (t)   ) 15ノIゲンタマイシン(CM
)(11)21ツノアミカシン(AMK)   ()l
    ) 26ノノオフロキサシ’/(OFLX><
   11    )   4 rt(2)試験方法: 日本化学療法学会凛準法に準じた寒天平板希釈法による
。すなわち抗緑膿菌剤耐性P、 aeruginosa
  54株を用い試験■と同様に行ない、MICを求め
た。
(3)結果: この試験で本発明の後記実施例5に記載の化合物(14
)は3.13μg/社でその約98%の菌株の発育を阻
止する抗菌活性を有し、6.25μg/wr1ですべて
の菌の発育を阻止した。
これに対しイミベネムでは6 、25 B7mlで約9
8%の菌株が、12 、511g/ra1ですべての菌
の発育が阻止された。
2、 セフェム  C,freundiiに・して:(
1)  被検菌株: lと同様下記の薬剤耐性C,freundii 27株
を用いた。
CFIXおよびセフタキシム(CTX)(50〜> 1
100u/ai) (2)試験方法: 前記に準じた。
(3)結果: 本発明の後記実施例5に記載の化合物(14)は0゜2
1Jg/meでその約87%の菌株の発育を阻止し、0
 、3911g/mlですべての菌の発育を阻止した。
これに対しイミベネムは0 、78 ughflで約9
5%の菌株が、1 、56111?/+111のすべて
の菌の発育が阻止された。
3、セフェム耐 S、 mareescensに対して
;(1)被検菌株: 1と同様下記の薬剤耐性S、 marcescens 
27株を用いた。
CFIXおよびCTX (50〜> 10011g/m
A’)(2)試験方法: 前記1に準じた。
(3)結果: 本発明の後記実施例5に記載の化合物(14)は12 
、5 ug7mlですべての菌の発育を阻止した。
これに対しイミベネムは12 、5 pg/j!で約8
゜%の菌の発育を阻止しただけであった。
以上の結果からみると、本発明の化合物はイミベネムに
比敬しその効果は優れたものであることが明らかである
■、  −ロベ   − 〜       。
−Lu (1)ブタ腎デヒドロペプチグーゼーI(DHP−1) ブタ腎臓8に、をホモジナイズし、酵素蛋白を沈殿させ
、結合脂質を7七トンで除去したのちブタノールによる
可溶化を行ない、硫安分画法にて順次精製し、最終的に
75%硫安分画の精製によりDHP−I酵素を得た。
なお、酵素濃度は25IIg710vi 、pH= 7
゜1、リン酸緩衝液となるように調整し、各1mj2に
小分は後、使用時まで一40℃以下にて冷凍保存した。
(2)試験化合物 本発明試験化合物としては後記実施例5に記載の化合物
(14)を用いた。
なお、該化合物は50ミリモル(mM)リン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH=7.1)にて117μM濃度となるよ
う用時ll!整した。
対照化合物としては、グリシルデヒドa7二二ルアラニ
ン(Gl−dh−Ph)ならびにイミベネムを用い、上
記と同様のリン酸ナトリウム緩衝液にて117μM21
1度となるよう用時調整した。
2.1L (1) レイトアッセイによるDHP−IB素の基質に
対する加水分解活性の測定 対照化合物であるGl−dh−Phならびにイミベネム
をそれぞれ117μM含有する50−Mリン酸ナトリウ
ム緩衝B(基質>1.2mj!に、上記で得たDHP−
I #125mg/l 0+Atfj液f30゜2−2
を加え(基質の最終濃度:100μM)、37℃にて1
0分間インキュベーションを行ない、各基質に特有のλ
waxを用いて吸光度の減少から基質の加水分解の初期
速度を求めた。
なお、ブランクとして上記基質1.2viにpH7,1
リン酸ナトリウム緩衝液0.2viを加えて上記と同様
の実験を行ない、ブランク試験とした。
(2) 高速液体クロマトグラフィ(HP L C)法
による各試験化合物のDHP−Iに対する安定性の測定 本発明の試験化合物ならびに対照化合物であるイミベネ
ムについて上記(1)と同様の操作を行なうが、インキ
ュベーションは37℃にて4.5時間ならびに24時間
行ない、それぞれの時開の経過後の化合物の分解をHP
LC法により測定した。
3、縫釆ニ レイトアッセイにより、DHP−Iに対する各基質の加
水分解の初期速度を求めたところ、Gl−clh−Ph
=17.4μM/分イミベネム=0.56μM/分 であった。
DHP−Iに対するイミベネムならびに本発明の試験化
合物の安定性の測定結果を第3表に示す。
電1゛ 三り 第」」( DHP−Iによる加水分解の程度 (方法:HPLC,基質濃度:100μM1単位:μM
) イミペネムはほとんどないしすべてが分解したものと考
えられ、残存量は検出できなかった。
以上のDHP−Iに対する安定性試験の結果から明らか
な如く、本発明のカルバペネム化合物はイミベネムに比
較し、約20倍の安定性を示す。
V、InLL マウスはCrjCD (S D )系雄性、体重20〜
23gを一群10匹で使用し、後記実施例5に記載の本
発明のカルバペネム化合物(14)を含む溶液を皮下投
与し、1週間にわたる観察を行なった。
その結果、本発明のカルバペネム化合物(14)は50
0 mg/ kg投与量でもすべて異常なく生存したこ
とが観察された。
上記した如く、本発明のカルバペネム化合物は、従来の
セファロスポリン化合物に比較し広範囲の抗菌スペクト
ルを示すとともに、イミベネムに匹敵する優れた抗菌活
性を有し、そのうえイミペネムと比較しDHPに対する
耐性がはるかに優れている。更に、臨床分離病原菌に対
しても優れた抗菌効果を有しており、しかもマウスにお
ける感染防御試験においても種々の試験菌に対し良好な
効果を示すことが観察された。
したがって、本発明の式(1)で示されるカルバペネム
化合物およびその薬理学的に許容される塩は、従来のイ
ミペネムがDHP阻害剤であるシラスタチンと組合せる
ことによってはじめて実用的な抗菌剤として臨床治療に
用いられるようになったのとは対照的に、単独での使用
が可能となり、DHP阻害剤との併用による81作用の
心配なく、種々の病原菌による細菌感染症の治療、予防
等のための抗菌剤としで極めて有用である。
式(1)で示されるカルバペネム化合物およびその薬理
学的に許容される塩は、それを抗菌剤として使用するに
際して、その抗菌的有効量を含有する薬剤学的組成物の
形で人間をはじめとする哺乳動物に投与することができ
る。その投与量は処置すべき患者の年令、体重、症状、
薬剤の投与形態、医師の診断等に応じて広いI@囲にわ
たり変えることができるが、一般に、成人に対しては一
日当り約200〜約3,000*gの範囲内の用量が標
準的であり、通常これを1日1回または数回に分けて経
口的、非経口的または局所的に投与することができる。
しかして、上記の薬剤学的組成物は、医薬、特に抗生物
質の製剤において慣用されている無機もしくは有機の固
体または液体の製剤用担体または希釈剤、例えば、でん
ぷん、乳糖、白糖、結晶セルロース、リン酸水素カルシ
ウム等の賦形剤;アカシア、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドン等
の結合剤;ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸カルンワム、タルク、水添植物油等の滑沢
剤;加工でんぷん、カルシウムカルボキシメチルセルロ
ース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等の崩壊剤
;非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤等の溶
解補助剤等とともに、経口的、非経口的または局所的投
与に適した剤形に製剤化することができる。経口投与に
適した剤形には、錠剤、コーティング剤、カプセル剤、
トローチ剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、ドライシロップ剤
等の固体製剤、あるいはシロップ剤等の液体製剤が挙げ
られ、非経口投与に適した剤形としては、例えば注射剤
、点滴剤、坐剤等が包含される。
また、局所投与に適した剤形には軟膏、チンキ、クリー
ム、デル等が挙げられる。これらの82剤は製剤学の分
野でそれ自体周知の方法で調製することができる。
本発明のカルバペネム化合物およびその塩は殊に注射剤
の形態で非経口的に投与するのが好適である。
[実施例] 次に実施例により、本発明のカルバペネム化合物の製造
について更に詳細に説明する。
なお、各実施例中の記号は以下の意味を有する。
ph:フェニル基 PNB:バラニトロベンクル基 PNZ:パラニトロベンノルオキシカルボニル基−)−
3i:t−ブチルツメチルシリル基Acニアセチル基 Et:エチル基 (a)7ゼチクンー3−オール塩酸塩1.08gをジク
ロロメタン20a+Jとテトラヒドロ7ラン10mAの
混合物中に懸濁し、トリエチルアミン3.2論!を加え
、−5℃に冷却した0次にクロtlFFI!パフェトロ
ベンノル2,55gのテトラヒト1177ラン溶液10
mj!を少量ずつ滴加し、−5−0℃で1時間、さらに
室温で1時間攪拌復水を加えクロロホルムで抽出した。
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留
去した。残渣をクロマトグラフィーに付し、クロロホル
ム−7七トン(4:1)で溶出し、1−パラニトロベン
ノルオキシカルボニルアゼチジン− 71g(68.8%)を得た。
N M R (C D C Is)δ:3.01(IH
,s)、3.89(2 H,q)、4.  2 5 (
2 H,q)、5.  1 7 (2 H,s)。
7、48(2H,d)98.19(2H,d)(b) 
 次いで上記で得た1−パラニトロベンノルオキシカル
ボニルアゼチジン−3−オール500mgとトリフェニ
ルホスフィン676Bをテトラ、ヒドロ7ラン20−1
に溶かし、−15℃に冷却後、ノエチルアゾジカルポキ
シレート449論gのテトラヒドロ7ラン溶液2■lを
滴加し、次にチオール酢酸0.184mAを加えた.−
15〜10℃で45分間さらに室温にて1時間攪拌後溶
媒を減圧下留去した.残渣をクロマトグラフィーに付し
、ベンゼン−酢酸エチル(20:1)で溶出し、3−7
セチルチオー1−パラニトロベンノルオキシカルボニル
アゼチジン4 7 2+eg(7 6. 7%)を得た
N M R (C D C Iff)δ:2,3 3(
3Hts)t3.8〜4、6(5H.+*)−5.1 
7(2H,s)、7.48(2H,d)、8.19(2
H,d) (c)  上記(b)で得た化合物450mgをテトラ
ヒドロフラン5mlとメタノール31に溶かし、−10
℃に冷却後ナトリウムメトキシドのメタノール溶@2.
8−l(ナトリフムメトキシドとして78、4mgを含
む)を少量ずつ滴加し、さらに20分間攪拌した.エタ
ノール性塩酸を加え酸性とし、溶媒を減圧下留去して得
られた残渣にベンゼンを加え、不溶物を枦去し、炉液を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去する
と、1−パラニトロベンノルオキシカルボニルアゼチジ
ン−3−チオール(1)が微黄白色粉末として385B
(99.0%)得られた。
NMR(δ,CDCIり:2.05(IH,d,J=8
Hz)−3,64,1(J 8g論)、4.46(I 
HtttJ=8Hz)、5.1 7(2H−s)+7.
48(2H−d。
J=9Hz)、8.19(2H,d、J=9Hz)実施
例 2 (A) スズトリ7し一ト3.712gを窒素が人気流下、無水
テトラヒドロフラン1011に溶解し、0℃に冷却した
のち、N−エチルピペリノン1.3mlおよゾ化合物(
3)1.2gの無水テトラヒドロ7ラン7m1溶液を加
え、同温度にて2時間攪拌した0次いで化合物(2)1
.42.の無水テトラヒドロ7ラン21溶液を加え1.
1時間攪拌する0反応終了後、クロロホルム100m1
を加え、10%クエン酸水溶液で洗浄し、有機層をMg
SO4にて乾燥し溶媒を留去する。残留物をシリカゲル
クロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサン−酢酸エチ
ル=2〜1:1)により精製し、黄色固体物として化合
物(4)を1゜93g(97%)得た。
NMR(δ、CD C+3):0 、07 (6HSs
)、0.88(9HSs)、1.21 (3H,d)、
1.26(3H。
d)、3.30(I H%dd)、3.28(28%t
)、3゜94(IHldd)、4.55 (2Hlt)
、6.24(IH%bs)。
(B) スズトリ7レー) 57.Ogを窒素〃人気流下、無水
テトラヒドロ7ラン1641に溶解し、0℃に冷却した
のち、N−エチルピペリノン19.9mlおよび化合物
(5)2L、71gの無水テトラヒドロフラン123m
1溶液を加え、同温度にて1.5時間攪拌した。次いで
化合物(2)1.42gの無水テトラヒドロ7フン12
3m1溶液を加え、1時間攪拌する。反応終了後、クロ
ロホルムを加え、10%クエン酸水溶液、食塩水にて洗
浄し、有機層をM HS 04にて乾燥し溶媒を留去す
る。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液二
〇−ヘキサンー酢酸エチル=2:1)により精製し、融
点85.5〜86.5℃の黄色固形物として化合物(6
)を33.57K(98%)得た。
NMR(δ、CD C13):0 、07 (6Hls
)、0.90(9H,9)、1 、t’> 0 (3H
St)、1.23(3H。
d)、1.26(3H,d)、2.90(I HSdd
)、3゜50 (I HSdcl)、6.10(I H
,bs)。
[IW=+233,9°(C=0.77、CHCI、)
上記(B)で得た化合物(6)30.66gの無水アセ
トニトリル740論1m液に、イミダゾール12゜13
gを加え、窒素〃人気流、室温下に5.5時間攪拌した
0次いでMg(0□CCHt CO2P N B ) 
253.39.を加え、60℃にて一夜攪拌した。反応
液を2001までに減圧濃縮し、酢酸エチル1!を加え
、有機層をlN−HCl水溶液、5%NaHCO,水溶
液ならびに食塩水にて順次洗浄し、MgSO4で乾燥し
た。溶媒を留去し、残留物をシリカゾル800gを用い
たカラムクロマトグラフィーにて精製し、無色油状物と
して化合物(7)37.47gを得た。
NMR(δ、CHCL):0,06(6H,s)、0.
87(9HSs)、1.16(3HSd)、1.20(
3H。
d)、3.63(2H,s)、5.27(2H,s)、
5゜92 (I H,bs)、7.56.8.24(4
H芳香環プロFン)。
本市は更に精製することなく、次の(D)に使用した。
上記(C,)で得た化合物(7)37.47gのメタ/
−ル392+sl溶液1こ、濃HCI  19.6ml
を加え、室温にて1.5時間攪拌した。次いで反応液を
約100m1まで減圧濃縮し、酢酸エチル800vll
を加え、水、食塩水にて洗浄し、MgSO4乾燥した。
溶媒を減圧留去し、無色油状物として化合物(8)を得
た。
NMR(δ、CHCl3):1.25 (3H,d)、
1.30(3H,d)、2.90(2H,m)、3.6
5(2H1S)、3.83(I H,m)、 4.15
(I H,m)、5゜27(2H1s)、 6.03 
(I H,bs)、7.55.8.27(4H芳香環プ
ロトン)。
次いで上記化合物(8)をそのまま無水アセトニトリル
408m1に溶解し、ドデシルベンゼンスルホニルアジ
ド36.31gおよびトリエチルアミン13.8mlを
加え、室温にて20分間攪拌し、溶媒を留去する。残留
物をシリカゾル800gを用いたカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:クロロホルム−7セトン=2:1)にて
精製し、無色油状物として化合物(9)21.57g(
上記(B)、(C)および(D)の全収率として69.
4%)を得た。
I  R(CHCI:+)em−I:2 1 5 0 
、1750、1720.1650゜ NMR(δ、CDCl、):1,23(3HSd)、1
.30(3H,d)、2.92(I H,m)、3.5
0−4゜30(3HSme)、5.38(2HSs)、
6.40(IH,bs)、7.57.8.30(4H,
芳香環プロトン) [α]台=−41,6@(C=3.1、CH、CL)上
記(D)で得た化合物(9)21.57gを酢酸エチル
1341に溶解し、ロジウムオクタノエート0.065
gを加え、80℃にて0.5時間攪拌した。次いで溶媒
を留去し、乾燥し、化合物(10)を固形物として得た
I  R(CHCIs)am−’:2 9 5 0 、
2925、1860.183O N M R(δ、CDCl、):1.22(3H,dS
 J=8゜0Hz)、1.37(3H,d、J=6,0
Hz)、2゜40(IH,bs)、2.83(I HS
q% J=8.0H2)、3.28(I H,d、 d
)、4.00−4.50 (2H1論)、4.75(1
HSs)、5.28及び5.39(2H,ABq% J
=12Hz)、7.58.8.24(4H1芳香環プロ
トン)。
(lO) 上記(E)で得た化合物(10)186mgの無水アセ
トニトリル2−1溶液に、水冷下ノフェニルリン酸クロ
ライド0,11m1およびノイソプロビルエチルアミン
0.09醜1を加え、同温にて0.5時間攪拌する。次
いで反応液を濃縮後、残渣をシリカゾルカラムにより精
製し、化合物(11)を白色固体として252mgを得
た。
NMR(15′、CHCl3):1.24(3H,d)
、1.34(3H1d)、3.30(I H,q)、3
.52(I HS瞳)、4.10〜4.40 (2H,
m)、5.20及び5.35(2H。
q)、7.29(10、m)、7.58及び8.18(
4H,d)実施例3:   5   −パーニ ロベン
ジキシレート  A  12 のA成 前記実施例2で得たリン酸エステル体(11)173+
agを乾燥アセトニトリルに溶かし窒素気流中、−20
℃で実施例1で得た1−パラニトロベンノルオキシカル
ボニルアゼチノン−3−チオール(1)97mgを加え
、次にジイソプロピルエチルアミン47mgを加え、−
20〜−5℃で30分間攪拌した。反応液を減圧下留去
し、残渣をクロマトグラフィーに付し、り四ロホルムー
アセトン(3:1)で溶出し、標記化合物(12)17
0mg(92゜6%)を得た。
NMR(δ、CDCl、):1,23(3H,d、J=
7Hz)、1. 36(3H,d、J=6Hz)、3.
0−3゜4(2H,m)、3.9  4.6(7H,m
)=5.18(2H,s)、5. 22(2H,d、J
=14Hz)、5.52(2H,d−J=14Hz)*
7.48(2H9d−J=9Hz)、7.65(2H,
d、J=9Hz)、8.22(4H,d、J=9Hz) −カルボン   A  13 のA成 前記実施例3で得た化合物(12)170+gをテトラ
ヒドロフラン2calと水2−!の混液に溶かし、酸化
白金30mgを加え3.5気圧の水素圧下1時間室温で
水素添加した。触媒を濾過した後、炉液をノエチルエー
テルで洗い凍結し乾燥することにより、標記化合物(1
3)77mg(93%)を得た。
NMR(δ、D20):1 、20 (3H,d、J 
= 8 Hz)。
1.32(3H,d、J=7Hz)、3.15〜3.6
0(2H,ai)、4.0−4.7(7H,m)1は1
田匝査棗 上記実施例5で得た化合物(13)77mgを水冷下、
リンa緩衝液(pH7,O)9+/!に懸濁させ、1規
定水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを8゜5とした0
次にホルムイミド酸エチル塩酸塩153mgを2回に分
けて加え、その度1規定水酸化ナトリ9ム溶液でpHを
8.5に維持し30分間攪神LTh−ff虞妨を0−1
祖♀憶膀でn)Tl>7−(1とし凍結、乾燥した。残
渣をポリマークロマトグラフィー(HP−40,30論
l)に付し、水、3%アセトン水で溶出し凍結、乾燥さ
せることにより、標記化合物(14)を白色粉末として
40B(44゜6%)得た。
NMR(δ、D20):1.28(3H,d、J=8H
z)。
1.39(3H,d、J=7Hz)、3.1−3.7(
2H4■)、4.1〜4.7(7H,m)、7.88(
IH。
s)。
上記実施例において、ホルムイミド酸エチル塩酸塩15
3Bの代りに、アセトイミド酸エチル塩酸塩170Is
gを用い、(IR,5S、69)−2−[1−アセトイ
ミドイルアセチノン−3−イル]チ第1−6−[(R)
−1−ヒドロキシエチル]−1−メチルカルバペネム−
3−カルボン酸を得た。
NMR(δ=D20):1.26(3H−d−J=8H
z)。
1.39(3H,d、J=7Hz)、2.15(3H,
s)。
次に、本発明のカルバペネム化合物またはその塩を用い
た製剤例を示すと以下のとおりである。
製剤例1(注射剤) (1)@濁注射剤 化合物(14)             25,0g
メチルセルロース           0.5gポリ
ビニルピロリドン         0.05gパラオ
キシ安息香酸メチル      0.1gポリンルベー
) 80          0.1g塩酸リドカイン
            0.5g蒸留水      
   適量/総容積100+++j!上記成分を混合し
、総容積100m1の懸濁注射剤とする。
(2)凍結乾燥する場合 化合物(14)のナトリウム塩20gに蒸留水適量を加
えて容積100+j2とする。
1バイアル中に上記水溶液2.5+1,2(化合物(1
4)のナトリウム塩500mgを含有する)を充てんし
、凍結乾燥する。同時、蒸留水約3〜4mlを添加して
注射剤とする。
(3)粉末光てんする場合 1バイアル中に化合物(14)のナトリウム塩250B
を粉末の*ま充てんする。同時、蒸習水約3〜「iを添
加して注射剤とする。
製剤例2(錠剤) 化合物(14)のナトリウム塩    250mg乳糖
               250鎮gヒドロキシ
プロピルセルロース    IBステアリン酸マグネシ
ウム −匹ムー 1錠:511砿g 上記の成分を混合し、常法により打錠して錠剤とした後
、必要に応じて常法により糖衣もしくはフィルムコーテ
ィングして糖衣錠もしくはフィルムコーティング錠とす
る。
製謂例3(トローチ剤) 化合物(14)のナトリウム塩    200n+g白
糖                 770mgヒド
ロキシプロピルセルロース    5Bステアリン酸マ
グネシウム      20B香料         
       5鵠1錠:11000i 上記の成分を混合し、常法により打錠してトローチ剤と
する。
製剤例4(カプセル剤) (1)化合物(14)          500+e
gステアリン酸マグネシウム−10m。
1カプセル:510mg (2)化合物(14)のナトリウム塩  250mgス
テアリン酸マグネシウム−5m。
1カプセル:255mg (1)および(2)のそれぞれにつき、上記の成分を混
合し、これを通常の硬ゼラチンカプセルに充てんしてカ
プセル剤とする。
製剤例5(ドライシロップ剤) 化合物(14)            220mgg
ヒドロキシブaビルセルロース     2醜g白M1
                 793 m g香
料             −一一一譚り計:100
0+*g 上記の成分を混合してドライシロップ剤とする。
製剤例6(散剤) (1)化合物(14)         200鴫g乳
糖            −一一眩垣り計:1000
+++g (2)化合*(14)のナトリウム塩 250信g乳糖
            −m−、。。
計:1000B (1)および(2)のそれぞれにつき、上記の成分を混
合して散剤とする。
製剤例7(坐剤) 化合物(14)500mg ウイテツブソールH−1270011Ig(ダイナマイ
ト・ノーベル社製) 1坐剤:2200+g 上記の成分を混合し、これを常法により坐剤とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R^1は水素原子、ホルムイミドイル基またはア
    セトイミドイル基を表わす、 で示される(1R,5S,6S)−2−置換−6− I
    (R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバ
    ペネム−3−カルボン酸またはその薬理学的に許容され
    る塩。 2、(1R,5S,6S)−2−(3−アゼチジニル)
    チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メ
    チル−カルバペネム−3−カルボン酸またはその薬理学
    的に許容される塩である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 3、(1R,5S,6S)−2−[1−ホルムイミドイ
    ルアゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒ
    ドロキシエチル]−1−メチル−カルバペネム−3−カ
    ルボン酸またはその薬理学的に許容される塩である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 4、(1R,5S,6S)−2−[1−アセトイミドイ
    ルアゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒ
    ドロキシエチル]−1−メチル−カルバペネム−3−カ
    ルボン酸またはその薬理学的に許容される塩である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 5、次式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R^1は水素原子、ホルムイミドイル基またはア
    セトイミドイル基を表わす、 で示される(1R,5S,6S)−2−置換−6−[(
    R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペ
    ネム−3−カルボン酸またはその薬理学的に許容される
    塩を有効成分として含有することを特徴とする抗菌剤。 6、有効成分が、 (1R,5S,6S)−2−(3−アゼチジニル)チオ
    −6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル
    −カルバペネム−3−カルボン酸またはその薬理学的に
    許容される塩、 (1R,5S,6S)−2−[1−ホルムイミドイルア
    ゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロ
    キシエチル]−1−メチル−カルバペネム−3−カルボ
    ン酸またはその薬理学的に許容される塩、及び (1R,5S,6S)−2−[1−アセトイミドイルア
    ゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロ
    キシエチル]−1−メチル−カルバペネム−3−カルボ
    ン酸またはその薬理学的に許容される塩; から選択される1つである特許請求の範囲第5項記載の
    抗菌剤。 7、次式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 式中、R^2はカルボキシ保護基を表わし、R^aはア
    シル基を表わす、 で示される化合物に次式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 式中、R^bはアミノ基の保護基を表わす、で示される
    メルカプト試薬を反応させ、次式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) 式中、R^2およびR^bは前記定義のとおりである、 で示される化合物となし、次いで該化合物から保護基R
    ^2およびR^bを除去し、そして必要に応じて、得ら
    れる化合物をホルムイミドイル化またはアセトイミドイ
    ル化することを特徴とする次式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R^1は水素原子、ホルムイミドイル基またはア
    セトイミドイル基を表わす、 で示される(1R,5S,6S)−2−置換−6−[(
    R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペ
    ネム−3−カルボン酸またはその薬理学的に許容される
    塩の製造方法。
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