JPS6325347B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325347B2
JPS6325347B2 JP54150464A JP15046479A JPS6325347B2 JP S6325347 B2 JPS6325347 B2 JP S6325347B2 JP 54150464 A JP54150464 A JP 54150464A JP 15046479 A JP15046479 A JP 15046479A JP S6325347 B2 JPS6325347 B2 JP S6325347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
photoreceptor
color
photoconductive layer
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54150464A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5674258A (en
Inventor
Kazuo Aramaki
Tsutomu Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP15046479A priority Critical patent/JPS5674258A/ja
Publication of JPS5674258A publication Critical patent/JPS5674258A/ja
Publication of JPS6325347B2 publication Critical patent/JPS6325347B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、色画像選択複写方法に関する。
近来、複写機は長足の進歩をとげ、それに伴
い、複写機改良の方向は、複写機の機能を拡大す
る方向にむかいつつある。
このような、機能拡大の分野のひとつに、画像
選択複写の問題がある。画像選択複写というの
は、同一の原稿上に記載された画像情報の一部を
選択的に複写することをいう。このような画像選
択複写を行なう最も一般的な方法のひとつは、原
稿を走査して読取り、画像情報を信号化して記憶
したのち、これを選択画像に応じて再編成して出
力し、選択画像を書き出すという類のものであろ
う。しかし、この方法は一般的ではあるが、これ
を実現するには、複雑な機構を必要とし、コスト
も高くつくであろう。
一方、近来、複合的な感光体を用いて2色原稿
の複写を行ない、原稿上の2色画像情報を複写上
で互いに色ちがいに再現する方法が種々提案され
ている。これらの方法を実現する装置は、一般
に、従来の単色複写の実施を可能とするから、こ
れら2色複写プロセスにより、複写機の機能は拡
大する。
本発明の目的は、上記の2色複写プロセスを更
に発展させ、原稿上に複数種の色で記載された複
数種の画像情報のうち、黒色のものをのぞく、特
定の色のものに対して、画像選択複写を可能なら
しむる色画像選択複写方法を提供することであ
る。
以下、本発明を説明する。
本発明は、上述のとおり、2色複写プロセスに
基礎を置くものであるから、まず、2色プロセス
について、簡単に説明する。
第1図において、符号1は、前述した、複合的
な感光体を示している。
感光体1は、導電性基体10上に第1の光導電
層11と第2の光導電層12をこの順序に積層し
て構成され、この感光体1にA色光を照射すると
きは、光導電層11のみが導電体化され、B色光を
照射するときは、光導電層12のみが導電体化さ
れるように調製されている。場合によつては、光
導電層11と12との間に、中間層が介設される
こともある。このような感光体は、以下に説明す
る2色プロセスに関連して、すでに良く知られた
ものであるが、本発明の実施にあつても、これら
の感光体を用いるのである。中間層の有る感光体
と無い感光体とで、本発明の原理とするとこらに
何ら差異を生ずる訳ではないので、以下では、専
ら、中間層をもたない、第1図符号1に示す如き
構成の感光体に即して説明を行なうことにする。
さて、2色プロセスの第1の工程は、感光体1
を、A色光による均一露光下で、所定の極性、例
えば、第1図に示す如く負極性に均一帯電させ
ることである。この帯電工程を1次帯電という。
A色光による露光のため、1次帯電の際、光導電
層11が導電体化されるので、この1次帯電によ
り、図示の如く、光導電層12を介して電気二重
層が形成される。この状態を称して、光導電層1
2が充電されたという。
次に、今度は暗中において、1次帯電とは逆極
性の帯電を施して、感光体表面における1次帯電
の電荷の一部を相殺させる。この帯電工程を2次
帯電と称する。2次帯電による正電荷が、感光体
表面の負電荷を相殺するにつれ、光導電層12裏
面の正電荷は過剰となり、この過剰分の正電荷に
バランスする負電荷が、導電性基体10の、光導
電層11との境界面に誘起する。この状態すなわ
ち第1図に示す状態では、光導電層11,12
のそれぞれを介して、分極の向きの逆な電気二重
層が形成されているが、この状態を称して、光導
電層11,12が互いに逆極性に充電されたとい
う。
さて、ここで、2次帯電後の感光体1における
表面電位について考えてみる。この表面電位の構
成には、感光体表面の負電荷と、光導電層12裏
面の正電荷とが寄与し、感光体表面電位の極性
は、上記正・負電荷の量的関係によつて定まる。
感光体表面の負電荷は、その一部が2次帯電によ
つて相殺されるから、相殺量を調整することによ
つて、感光体表面電位の極性を負極性とすること
も、あるいは正極性とすることも、さらにまた感
光体表面電位を0とすることも可能である。
まず、白地に黒色画像とA色画像とを有する2
色原稿の複写について考えよう。これを行なうに
は、感光体表面電位の極性が、2次帯電後、1次
帯電後のそれから反転するように、1、2次帯電
を調節する。図示の例では、2次帯電後の感光体
表面電位を正極性とするのである。
この状態で画像露光を行うと、感光体1は黒色
画像情報に対応する部位をのぞき、白地部および
A色画像情報に対応する部位がそれぞれ、白色光
およびA色光で露光される。これによつて白色光
で露光された部位の表面電位は0となり、A色光
により露光された部位の表面電位は再度負極性へ
反転する。一方、黒色画像情報に対応する部位で
は感光体は露光されず、従つて、この部位では感
光体表面電位は正極性である。このようにして、
正極性および負極性の感光体表面電位の分布によ
り、それぞれ、黒色画像情報およびA色画像情報
に対応する静電潜像が得られる(第1図)。そ
こで、例えば黒色および赤色に着色され、それぞ
れ負極性および正極性に帯電された2種のトナー
TBL,TAを用いて、この静電潜像を現像すれば、
感光体1上に、前記2色原稿の2色可視像が得ら
れる(第1図)。
あとは、この2色可視像を感光体1上に定着し
て複写に供するか(感光体がシート状の場合)、
あるいは、適当な記録シート上に転写・定着すれ
ば、2色原稿に対応する複写が得られ、この複写
上で、原稿上の黒色画像情報は黒色で、A色画像
情報は赤色で再現される。
第2図には、上に説明したプロセスにおけ
る、1次帯電から静電潜像形成にいたる間の、感
光体表面電位の変遷をモデル的に示している。
次に、白地に、黒色画像情報およびB色画像情
報を有する2色原稿の2色複写プロセスにつき、
説明する。この場合も、上述の場合と同様、負極
性の1次帯電をA色光の均一照射下で行ない、正
極性の2次帯電を暗中で行なつて、光導電層1
1,12を逆向きに充電するのであるが、2次帯
電後の感光体表面電位が負極性となるように、こ
れらを調整する。
次いで2色原稿による像露光を施せば、白地部
対応部位で感光体表面電位は0となり、負極性の
表面電位分布、正極性の表面電位分布により、そ
れぞれ、黒色・B色画像情報に対応する静電潜像
が形成される。前と同様、トナーTBL,TAを用い
て可視化すれば、複写上で、原稿の黒色・B色画
像情報は、それぞれ、赤および黒で再現される。
このプロセスにおける感光体表面電位の変遷をモ
デル的に示すと、第2図に示す如くなる。
次に、白地にA,B2色画像情報を有する2色
原稿の2色複写を説明する。
この場合は、2次帯電後の感光体表面電位が0
となるように、1次帯電(負極性)、2次帯電
(正極性)を調整し、各光導電層を逆向きに充電
したのち像露光を行なう。すると、A,B色画像
情報に対応する静電潜像は、それぞれ負極性、正
極性となる。トナーTBL,TAで可視化すると、複
写上においてA色画像情報、B色画像情報は、そ
れぞれ赤色および黒色で再現される。この場合に
おける、感光体表面電位の変遷は、第2図に示
す如くである。
上に述べた、3種の、2色複写プロセスは、同
一の装置において、1次帯電、2次帯電の条件を
調整するのみで実行できる。又、黒色画像情報の
みを有する単色原稿の複写を行なうには、上記第
1又は第2のプロセス、即ち第2図又はによ
つて表されるプロセスを行なえば良いし、A色画
像情報のみを有する単色原稿の単色複写を行なう
には、第2図,に表わされるプロセスを行な
えば良い。またB色画像情報のみを有する単色原
稿の単色複写を行うには、第2図,に表わさ
れるプロセスを行なえば良い。
次に、白地に黒色画像情報、A色画像情報、B
色画像情報を有する3色原稿を考えよう。
第2図に示されるプロセスにより、この3色
原稿の複写を行なうとどうなるか。このとき、複
写上では、黒色画像情報およびB色画像情報が黒
色で再現され、A色画像情報は赤色で再現され
る。又、第2図に示されるプロセスを用いた場
合、複写上では、黒色画像情報、A色画像情報が
赤色で再現され、B色画像情報は黒色で再現され
る。
上記3色原稿の複写を、第2図に示されるプ
ロセスで行なうと、A色画像情報、B色画像情報
は、複写上で、それぞれ、赤色および黒色で再現
される。
先に、第2図,,に示すプロセスは、同
一の複写装置を用い、1次、2次帯電の条件を調
整することにより実現できると述べたが、ここ
で、このような複写装置に可能な複写の態様をま
とめておこう。
この複写装置は、黒色、A色、B色のうちの一
色で画像情報を記載された単色原稿の複写ができ
る。また、上記3色のうちの任意の2色で画像情
報を記載された2色原稿の2色複写が可能であ
る。また、上記3色で画像情報を記載された3色
原稿の2色複写が可能である。さらにまた、上記
3色原稿におけるA色画像情報とB色画像情報の
みを2色複写できる。すなわち、黒色画像情報を
複写することなく、A、B2色画像情報のみを選
択的に、画像選択複写できる。
ところで、このような装置によつて、複写でき
る画像の色は、黒色、A色、B色の3色に限られ
るか?一般的には、そうではない。A、B以外の
有彩色の画像情報も複写できる。ただし、どんな
色の画像情報も複写できるという訳ではない。例
えば、A、B、黒以外の色Cを考えたとき、この
色Cの画像情報が、複写できるための条件は、C
色光を感光体1に照射したとき、光導電層11,
12の導電体化の効率にある程度以上の差異があ
ることである。このような条件が満されるなら
ば、色Cの画像情報に対し、正極性又は負極性の
感光体表面電位分布として、静電潜像を形成でき
るのである。黒、A、B以外の色で、感光体1を
用いて複写できる色がn種(n≧1)あると考
え、これらをC1,C2,…Coと表示する。C1の組
合せは、感光体の具体的構成により異なる。する
と、結局、上記複写装置で複写できる画像情報の
色は、黒、A、B、C1〜Coの(n+3)種とい
うことになる。
そこで、このような(n+3)種の色の中から
2種以上の色を選び、これをα1,α2,…,αlとし
よう。lは2≦l≦n+3なる条件を満してい
る。
さて、本発明の目指している所は、このような
α1,α2,…,αlなるl種の色で画像情報を記載さ
れた多色原稿があるときに、これら多色の画像情
報のうち、黒色画像情報と、特定の色の画像情報
を消去して、のこりの画像情報を選択的に複写す
ることにある。上記消去しうる画像情報の色は、
感光体より定まつており、それ故特定の色なので
ある。
これは、次のようにして実現される。
すなわち、1次帯電および2次帯電を、第2図
に示すプロセスの如く行つて、2次帯電後にお
ける感光体の表面電位を0とし、次いで消去すべ
き画像情報の色を遮断するフイルターを介して、
原稿光像による像露光を行なうのである。このよ
うにして感光体に形成された静電潜像は、帯電極
性を異にする2色複写用の2種のトナーによつ
て、可視化される。
以下、具体的な例に即して、さらに詳細に説明
する。
第3図において、符号2は、具体的な、複合的
感光体の1例を示している。この感光体2は、導
電性基体20上に、共晶光導電層を第1の光導電
層21として形成し、この光導電層21の上に、
電荷発生層22Aとして、厚さ1μのSe層を形成
し、さらに、この電荷発生層22A上に、電荷移
動層22Bを積層して構成されている。電荷発生
層22Aと電荷移動層22Bとは、第2の光導電
層22を構成している。この例のように、感光体
を構成する光導電層自体が複合的構造を有する場
合もある。
光導電層22を構成する電荷移動層22Bは透
明であつて、略均一な分光透過率を有している。
一方電荷発生層22AであるSe層は、第4図に
破線で示す如き分光透過率を示し、赤色光を良く
透過される。
また、光導電層21である共晶層は第4図に鎖
線で示す如き分光感度を示し、光導電層22にお
ける電荷発生層22Aは、第4図に実線で示すご
とき分光感度を示す。
今、この感光体2に対し、青色光(波長500nm
以下の光)を照射するとどうなるか?この青色光
は、光導電層22の電荷発生層22Aに到達し、
これを導電体化し、電荷を発生させる。従つて、
光導電層22は導電体化される。しかし、この青
色光は電荷発生層22Aを透過できないので、光
導電層21には到達せず、このため、光導電層2
1は、青色光に対し光感度を有するにかかわら
ず、導電体化されない。従つて、先にのべた説明
との対応を考えるならば、青色光は、B色光に対
応する。
次に、感光体2に対し、赤色光(波長600nm以
上の光)を照射するとどうなるか?赤色光は、光
導電層22を透過し、光導電層21に吸収され、
これを導電体化する。一方、光導電層22の電荷
発生層も、波長650nm乃至710nmの領域で感度を
有するので、光導電層22も導電体化される。し
かし、上記電荷発生層22Aの分光透過率(第4
図破線)を参照すれば、明らかなように、波長領
域650〜710nmの区域で電荷発生層22Aに吸収
され、これを導電体化する光の量は、感光体2に
照射される光量のうちのごく少量、通常10%以下
であり、さらに、上記波長領域内における電荷発
生層22Aの感度平均が、光導電層21のそれの
1/10程度であることを考えるならば、光導電層2
2の導電体化される割合は、光導電層21の導電
体化に対し、1/100程度のオーダーであり、実質
的に見た場合、感光体2に赤色光を照射した場
合、光導電層21のみが導電体化するものとみる
ことができる。すなわち、赤色光は前述の説明に
おけるA色光に対応する。
次に、縁色光(波長480〜580nm)の、該感光
体2に対する作用を考えてみるに、この波長領域
の光は、主として、光導電層22を導電体化する
か、その導電体化は、青色光の効果には及ばな
い。この縁色光を、前述のC色光に対応させるこ
とができる。
そこで、白地に、黒、赤、青、縁の4色で画像
情報を有する4色原稿0を考える(第5図)。
感光体2の方は、赤色光による均一露光下で負
極性の1次帯電を行つたのち、暗中で正極性の2
次帯電を行い、感光体表面電位が0となるよう
に、各光導電層を逆向きに充電する。
この状態において、第5図に示す如く、原稿0
の光像により、感光体2の像露光を行なう。
白地部および黒色画像情報部に対応する部位に
おいては、像露光後における感光体表面電位は0
である。赤色画像情報対応部における感光体表面
電位は、赤色光により光導電層21が導電体化さ
れるため負極性、青・緑画像情報対応部にける感
光体表面電位は、これらの光が、光導電層22を
導電体化するため正極性となるが、緑色光は青色
光に比して、光導電層22の導電体化が少いの
で、緑色画像情報対応部の感光体表面電位は、青
色画像情報対応部におけるそれよりも、絶対値に
おいて小さい。例によつて、感光体表面電位の変
遷を示すと、それは、第6図に示すものの如くに
なる。
本発明の目的とするところは、この例に即して
いえば、上述の4色原稿0があるとき黒色画像情
報および、赤、青、緑の3色画像情報のうち、特
定の色の画像情報すなわち、青色画像情報または
緑色画像情報を消去して、赤色画像情報と緑色画
像情報または赤色画像情報と青色画像情報のみを
選択的に複写する方法を提供することである。
まず、第7図および第8図を参照して、赤色画
像情報と緑色画像情報とを選択的に複写する場合
を説明する。この場合、消去される情報は青色で
あるので、感光体2に対し、1次、2次帯電を行
つて、各光導電層の充電を、互いに逆向きに、且
つ、感光体表面電位が0になるように行つたの
ち、原稿0の光像による感光体の像露光を、青色
光を遮断するイエロー・フイルターF・Yを介し
て行なう。このようにすると、感光体2の像露光
に感して、青色画像情報は黒色画像情報と同等に
なり、この画像情報に対応する部位において感光
体表面電位は0に留まる。一方、赤色光および緑
色光は、イエロー・フイルターF・Yを透過する
ので、赤色画像情報および緑色画像情報の感光体
に対する作用は、イエロー・フイルターF・Yの
ない場合と異なるところがない。すなわち、赤色
画像情報対応部位における感光体表面電位は負極
性に、緑色画像情報対応部位における感光体表面
電位は正極性となる。白地部からの白色光は、イ
エロー・フイルターF・Yを透過する際に青色成
分を吸収遮断されるが、イエロー・フイルター
F・Yを透過する光は、なお、赤色成分および緑
色成分を含み、これらは、それぞれ、光導電層2
1,22を導電体化するから、感光体2に対して
はなおかつ、白色光と同等の効果を有する。従つ
て、白地部対応部位における感光体表面電位は0
となる。
かくして、赤色画像情報、緑色画像情報に対応
する静電潜像のみがそれぞれ、負極性、正極性の
感光体表面電位分布として形成される。従つて、
これらを、互いに逆極性に帯電された2種のトナ
ーで可視化すれば、所望の色画像選択複写を得る
ことができる。第8図は、感光体表面電位の変遷
を例によつてモデル的に示している。
緑色画像情報を消去して、赤色画像情報と青色
画像情報のみを色画像選択複写するには、感光体
2の各光導電層の充電を、感光体表面電位が0と
なるように行つたのち、第9図に示すように、像
露光をマゼンタ・フイルターF・Mを介して行な
い、緑色光を遮断すれば良い。このとき、感光体
2の表面電位は第10図に示す如くに変化し、負
極性、正極性の感光体表面電位分布により、赤・
青色画像情報に対応する静電潜像が形成される。
赤・青・緑色画像情報のうち、赤色画像情報を
消去することは、可能であるか?本発明の方法に
よる場合、感光体2に関しては、これは不可能で
ある。それは、赤色画像情報を消去すべく、赤色
光を遮断するフイルターを用いると白地部からの
光がフイルター透過後、感光体に対し白色光とし
て作用しなくなつてしまうため、白地部対応部位
自体が正極性の電位を有するようになり、青・緑
画像情報の像として十分なコントラストを有する
ものが得られないためである。ただし、別の方法
として、潜像形成時点では赤色情報は消去できな
いが、現像時点では消去可能である。即ち、赤色
現像器を不作動にするか、正帯電したトナーを吸
引しない転写法を採用すればよい。
このように、本発明によれば、画像情報の色に
よる画像選択複写を可能ならしめる方法を提供で
き、これにより複写機の機能を更に拡張すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の基礎となる2
色複写方法につき説明するための図、第3図乃至
第10図は、本発明を説明するための図である。 2……感光体、21……第1の光導電層、22
……第2の光導電層、F・Y……イエロー・フイ
ルター、F・M……マゼンタ・フイルター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性基体上に第1の光導電層を設け、さら
    に、この第1の光導電層上に、直接もしくは中間
    層を介して第2の光導電層を設けてなり、A色光
    を照射するときは第1の光導電層のみが導電体化
    され、B色光を照射するときは第2の光導電層の
    みが導電体化するように調製された2色複写用の
    感光体を用い、 この感光体を用いて複写できる画像の色が、
    黒,A,Bのほかに、C1,C2,…,Co(n≧1)
    であるとき、白地に、黒,A,B,C1,C2,…,
    Coのうちの2種以上の色α1,α2,…αl(2≦l≦
    n+3)で画像情報を記載された多色原稿上の画
    像情報のうち、黒色画像情報および、他の特定の
    色の画像情報を消去して、複写を行なう方法であ
    つて、 感光体における各光導電層の充電を、互いに逆
    向きに、且つ、感光体表面電位が略0となるよう
    に行つたのち、上記消去すべき画像情報の色を遮
    断するフイルターを介して、感光体の像露光を行
    なうことを特徴とする、色画像選択複写方法。
JP15046479A 1979-11-20 1979-11-20 Color image selective copying method Granted JPS5674258A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046479A JPS5674258A (en) 1979-11-20 1979-11-20 Color image selective copying method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046479A JPS5674258A (en) 1979-11-20 1979-11-20 Color image selective copying method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5674258A JPS5674258A (en) 1981-06-19
JPS6325347B2 true JPS6325347B2 (ja) 1988-05-25

Family

ID=15497484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15046479A Granted JPS5674258A (en) 1979-11-20 1979-11-20 Color image selective copying method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5674258A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5674258A (en) 1981-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5934310B2 (ja) 電子写真法及び装置
JPS6032192B2 (ja) 3色電子写真複写方法
JPS6325347B2 (ja)
JPS6354185B2 (ja)
JPS59221166A (ja) カラ−画像記録方法
JPS6255145B2 (ja)
JP2832832B2 (ja) 多色電子写真装置
JPS6013181B2 (ja) 電子写真二色複写方法
JPS6246863B2 (ja)
JPS60154265A (ja) カラ−電子写真法
JPS6148872A (ja) カラ−画像形成方法
JPS6341063B2 (ja)
JPS61261749A (ja) カラ−潜像形成方法
JPS5895354A (ja) 二色電子写真法
JPS6019169A (ja) 電子写真法
JPS59142569A (ja) 画像形成方法
JPS6199161A (ja) 多色画像形成方法
JPS59223466A (ja) カラ−画像記録方法
JPS60154264A (ja) カラ−電子写真法
JPS58211170A (ja) 部分カラ−化2色電子写真方法
JPH03202868A (ja) フルカラー画像形成方法
JPH04338763A (ja) フルカラー画像形成方法
JPS64691B2 (ja)
JPH01102582A (ja) 多色複写可能なカラー電子写真装置
JPS6113224B2 (ja)