JPH04338763A - フルカラー画像形成方法 - Google Patents

フルカラー画像形成方法

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JPH04338763A
JPH04338763A JP3110567A JP11056791A JPH04338763A JP H04338763 A JPH04338763 A JP H04338763A JP 3110567 A JP3110567 A JP 3110567A JP 11056791 A JP11056791 A JP 11056791A JP H04338763 A JPH04338763 A JP H04338763A
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JP
Japan
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image
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light
black
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Application number
JP3110567A
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English (en)
Inventor
Toshio Sakai
捷夫 酒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04338763A publication Critical patent/JPH04338763A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0495Plural charge levels of latent image produced, e.g. trilevel

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラー画像を形成
するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置
に応用されるフルカラー画像形成方法に関するものであ
って、特に、互いに異なる4つの波長光に対してそれぞ
れ光感度を有する4層の感光層(光導電層)を積層して
なる4層複合感光体を潜像,顕像形成に用いたフルカラ
ー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー画像を形成するプリン
タ、複写機、ファクシミリ等の各種フルカラー画像形成
装置が種々提案され実用化されているが、このようなフ
ルカラー画像形成装置におけるカラー画像形成方法とし
ては、従来、■複数設置された感光体、例えば、4つの
感光体ドラムを用い、4ビーム露光方式にて各感光体ド
ラム上に黒及び各色ごとのカラー画像を形成し、黒及び
各カラー画像を転写紙に重ね合わせて転写してフルカラ
ー画像を形成する方法(特開昭58−38966号公報
等)、■1つの感光体ドラム、1つの転写ドラムを用い
、1ビーム露光方式で、黒及び各色ごとに画像形成、転
写を繰り返して、感光体ドラム4回転で1つのフルカラ
ー画像を形成する方法(特開昭58−78157号公報
等)、などの方法が提案されている。しかしながら、こ
のような従来のフルカラー画像形成方法には、次のよう
な不具合がある。すなわち、上記■の方法では、4つの
感光体ドラムを用いる方式のため装置が大きくなり、構
造も複雑となる。また、フレームメモリが3枚必要とな
るため、コストが高くなる。また、転写紙にトナー像を
重ね合わせる際に、4種類のトナー像間の位置ずれが発
生しやすく、シャープ性に欠ける画像となり、色ずれも
生じやすい。また、上記■の方法では、1つの感光体を
用いて、各色ごとのトナー像の形成、転写を4回繰り返
して1つのフルカラー画像を形成するため、コピー速度
が遅いという欠点がある。また、転写ドラム分、装置が
大きくなり、コストも高い。また、トナー像を重ね合わ
せる際に、トナー像間の位置ずれが発生しやすく、シャ
ープ性に欠ける画像となり、色ずれも生じやすい。 尚、4回転方式で、転写ドラムを用いずに1つの感光体
ドラム上に露光、現像を4回繰り返してトナー像を重ね
合わせる方式もあるが、この場合には、先に現像された
トナー像を透して露光するため、露光量が場所によりム
ラとなり、画像ムラが生じ、高画質が達成できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
従来のフルカラー画像形成方法の不具合を解消するもの
として、以下のa,bに示すフルカラー画像形成方法を
提案した(特願平2−48483号)。a)互いに異な
った波長光λ1,λ2,λ3 に対して分光感度を有す
る3層の光導電層が積層された3層複合感光体を所定の
電位に一様帯電させた後、各色ごとの画像情報の露光書
き込みを行って各色画像に対応する静電潜像を形成し、
これらの各色画像に対応する静電潜像を各色トナーによ
り現像してフルカラー画像を得るようにしたフルカラー
画像形成方法において、上記複合感光体の各層を、正,
負,正、または、負,正,負に帯電した後、カラーエリ
アではシアン,マゼンダ,イエローの各色からなるカラ
ー画像情報を、白黒エリアでは白黒画像情報を、上記各
波長光にそれぞれ載せて上記複合感光体を同時に露光し
、上記白黒エリアの白画像電位よりも、上記カラーエリ
アの黒画像電位の方が、絶対値で小さくなるように静電
潜像を形成するとともに、先ず、上記カラーエリアの黒
画像電位よりも高い現像バイアスをかけて、上記白黒エ
リアの静電潜像を黒トナーで現像し、次に、上記白黒エ
リアのみを均一露光して、この白黒エリアの静電潜像を
消去した後、上記各光導電層に形成された各色の静電潜
像を、これらの各色の静電潜像に対応する色のトナーで
、順次重ねて現像することを特徴とするフルカラー画像
形成方法。
【0004】b)互いに異なった波長光λ1,λ2,λ
3 に対して分光感度を有する3層の光導電層が積層さ
れた3層複合感光体を所定の電位に一様帯電させた後、
各色ごとの画像情報の露光書き込みを行って各色画像に
対応する静電潜像を形成し、これらの各色画像に対応す
る静電潜像を各色トナーにより現像してフルカラー画像
を得るようにしたフルカラー画像形成方法において、上
記複合感光体の各層を、正,負,正、または、負,正,
負に帯電した後、黒トナーも含む純黒調に再現すべき画
素は露光せず、シアン,マゼンダ,イエローの3色のト
ナーでカラー再現されるその他の画素のみを、上記シア
ン,マゼンダ,イエローの3色の画像情報と純黒調画素
分の電位消去用バイアス光を上記各波長光に載せて露光
し、純黒調に再現すべき画素の静電潜像のみを、その他
の画素よりも高い電位の静電潜像に形成するとともに、
先ず、上記のカラー再現されるその他の画素の静電潜像
を現像しないようなバイアス電圧を印加しながら上記純
黒調の画素のみを黒トナーで選択的に現像し、次に、上
記各光導電層に形成された各色の静電潜像を、これらの
各色の静電潜像に対応する色のトナーで、順次重ねて現
像することを特徴とするフルカラー画像形成方法。
【0005】しかしながら、上記先願技術aのフルカラ
ー画像形成方法では、白黒エリア消去用の露光光源(L
EDアレイ)とそのコントロール装置が必要となるため
、コスト高となるという不具合がある。また、先願技術
bのフルカラー画像形成方法では、黒画像が4色のトナ
ーで形成されるため、黒のレベルが少し悪くなるという
不具合がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、先願技術のように白黒エリアを切り分けて画
像を形成したり消去したりせず、全画面同一処理にてフ
ルカラー画像を形成でき、しかも、黒画像は黒トナーの
みで形成され、純黒調のシャープな黒画像を得ることが
できるフルカラー画像形成方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本願請求項1記載のフルカラー画像形成方法において
は、互いに異なる波長λ1,λ2,λ3,λ4のそれぞ
れの光に選択的に分光感度を有する4層の感光層PI,
PII,PIII,PIVを、この順番に導電性支持体
上に形成した4層複合感光体を、(1) 波長λ4+λ
3+λ2 の光で均一に照射しながら正または負に帯電
し、(2) 次に、波長λ4+λ3光で均一に照射しな
がら負または正に帯電し、(3) 次に、波長λ4 の
光で均一照射しながら正または負に帯電し、(4) 次
に、暗中で負または正に帯電して、各層を正,負,正,
負、または、負,正,負,正に所定の電位に帯電し、(
5) 次に、波長λ4 光に黒の画像情報を、λ3,λ
2,λ1光にはシアン,マゼンダ,イエローの各色の画
像情報をそれぞれ載せて(但し、各波長光と各色の3者
間の組合せは自由)、同時または順次に画像露光し、上
記複合感光体のPIV 層に黒の潜像を、PIII,P
II,PI層にはシアン,マゼンダ,イエローの各色の
何れかの潜像を、PIV,PIII,PII層にそれぞ
れPIII,PII,PI層上の潜像を中和する異極性
の潜像を形成した後、(6) PIV層上の黒潜像を黒
トナーで現像し、(7) 次に、λ4光で均一露光して
PIV層上の潜像のみ消去し、(8) PIII層上の
色潜像をその色に対応する色のカラートナーで現像し、
(9) 次に、λ3光で均一露光してPIII層上の潜
像のみ消去し、(10)PII層上の色潜像をその色に
対応する色のカラートナーで現像し、(11)次に、λ
2光で均一露光してPII層上の潜像のみ消去し、(1
2)PI層上の、色潜像をその色に対応する色のカラー
トナーで現像して、黒画像を黒トナーのみで、カラー画
像をカラートナーでそれぞれ形成したことを特徴とする
【0007】また、本願請求項2記載のフルカラー画像
形成方法においては、互いに異なる波長λ1,λ2,λ
3,λ4のそれぞれの光に選択的に分光感度を有する4
層の感光層PI,PII,PIII,PIVを、この順
番に導電性支持体上に形成した4層複合感光体を、(1
) 波長λ4+λ2光、またはλ3+λ1光で均一に照
射しながら正または負に帯電し、(2) 次に、暗中で
負または正に帯電し、(3) 次に、λ1光を均一に照
射してPI層の帯電電位のみ所定の電位まで減衰させ、
(4) 次に、波長λ4 光に黒の画像情報を、λ3,
λ2,λ1光にはシアン,マゼンダ,イエローの各色の
画像情報をそれぞれ載せて(但し、各波長光と各色の3
者間の組合せは自由)、同時または順次に画像露光し、
上記複合感光体のPIV 層に黒の潜像を、PIII,
PII,PI層にはシアン,マゼンダ,イエローの各色
の何れかの潜像を、PIV,PIII,PII層にそれ
ぞれPIII,PII,PI層上の潜像を中和する異極
性の潜像を形成した後、(5) PIV層上の黒潜像を
黒トナーで現像し、(6) 次に、λ4光で均一露光し
てPIV層上の潜像のみ消去し、(7) PIII層上
の色潜像をその色に対応する色のカラートナーで現像し
、(8) 次に、λ3光で均一露光してPIII層上の
潜像のみ消去し、(9) PII層上の色潜像をその色
に対応する色のカラートナーで現像し、(10)次に、
λ2光で均一露光してPII層上の潜像のみ消去し、(
11)PI層上の、色潜像をその色に対応する色のカラ
ートナーで現像して、黒画像を黒トナーのみで、カラー
画像をカラートナーでそれぞれ形成することを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3記載のフルカラー画像形成
方法は、上記請求項2記載のフルカラー画像形成方法に
おいて、(3)のλ1光の均一照射を、(4)の画像露
光工程と同時に行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1,2,3記載のフルカラー画像形成方
法によれば、4つの波長光λ1,λ2,λ3,λ4にそ
れぞれ分光感度を有する4層の感光層PI,PII,P
III,PIVからなる4層複合感光体を用い、4層複
合感光体のPI,PII,PIII層をカラー画像形成
に、PIV層を黒画像形成に用いたことにより、4波長
光による一度の露光工程で感光体上に黒潜像とシアン,
マゼンダ,イエローの各色のカラー潜像を同時に形成で
き、これら潜像を黒トナー及び各カラー潜像に対応する
各色トナーで順次現像することにより、黒画像を黒トナ
ーのみで、カラー画像をカラートナーでそれぞれ形成す
ることができ、感光体1回転で、フルカラー画像を容易
に形成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。先ず、請求項1記載の発明を実施す
るための装置例として、フルカラー画像形成装置の概略
構成を図2に示す。図2において、感光体ドラム1の周
囲には、その回転方向(図示右回り方向)に沿って、感
光体ドラム1の初期帯電を行うための帯電器群2、感光
体ドラム1に黒、及びシアン,マゼンダ,イエローの各
色ごとの静電潜像を形成するための4つの波長光λ1,
λ2,λ3,λ4を同時または順次に露光するための図
示を省略したディジタル露光系(露光光路を符号4で示
す)、黒画像対応の静電潜像の現像を行う黒現像器5、
黒画像対応の静電潜像を除去する除電ランプ9、シアン
対応の静電潜像の現像を行うためのシアン現像器6、シ
アン対応の静電潜像を除去する除電ランプ10、マゼン
ダ対応の静電潜像の現像を行うためのマゼンダ現像器7
、マゼンダ対応の静電潜像を除去する除電ランプ11、
イエロー対応の静電潜像の現像を行うイエロー現像装置
8、現像によって感光体ドラム1上に形成された黒、及
び各色トナー像の帯電状態を調整する転写前チャージャ
ー12、転写紙14にトナー像を転写させる転写チャー
ジャー13、転写後に感光体ドラム1上に残留している
トナーを除去するクリーニング装置15などがそれぞれ
配置されている。尚、シアン,マゼンダ,イエローの各
色現像器の順番は図示の順に限らず各波長光との組合わ
せにより任意に設定できる。
【0011】感光体ドラム1は図3に示すように、互い
に異なる波長λ1,λ2,λ3,λ4の各光に選択的に
分光感度を有する4層の感光層PI,PII,PIII
,PIVを、この順番に導電性支持体1a上に積層形成
してなる4層複合感光体である。ここで、導電性支持体
1aは、複合感光体を図示のようにドラム状に形成する
場合であれば、例えばアルミニウムドラム等の導電性の
ドラムを用いることができる。また、導電性支持体1a
をベルト状に形成する場合であれば、例えば可橈性フィ
ルムの表面に金属層を蒸着する等により導電層を形成し
たものを用いることができる。この導電性支持体1aの
上にはPI層が形成されており、このPI層は、電荷発
生層(CGL)と電荷移動層(CTL)とにより構成さ
れる機能分離型のOPCからなり、例えばスプレーコー
ト法により導電性支持体1a上に塗布形成される。この
PI層は波長λ1(例えば、780nm)の光に光感度
を有している。PII層は、PI層上にオーバーコート
された微結晶分散型のOPC等からなり、波長λ2(例
えば、680nm)の光に光感度を有している。また、
PIII層は、PII層上にCTLとCGLとをスプレ
ーコート法でオーバーコートしてなる機能分離型のOP
Cからなり、波長λ3(例えば、580nm)の光に光
感度を有している。尚、PI層PIII層のCGLは主
に顔料などで構成され、CTLはドナーとバインダーで
構成される。
【0012】さらにPIV層は、PIII層上にCGL
とCTLとをスプレーコート法でオーバーコートしてな
る機能分離型のOPCからなり、波長λ4(例えば、4
42nm)の光に光感度を有している。尚、PIV層の
CTLはPI層PIII層のCTLと同様であるが、C
GLはセレン(Se)合金またはSe合金とバインダー
樹脂(例えば、ポリビニールブチラール,重量比でSe
/resin =1/1〜10/1)より形成される。 また、図示されないが、PI,PII,PIII,PI
Vの各層間には、バリア層(電荷阻止層)とトラップ層
(電荷捕獲層)が設けられており、バリア・トラップ層
を構成している。 従って、各感光層はバリア層により完全に分離されてお
り、相互に混合して互いの性能を劣化させることがない
。尚、4層複合感光体のPI,PII,PIII層の構
造は、本発明者が先に提案した3層複合感光体(特願平
2−15634号)のL,M,U層とほぼ同様であり、
PI,PII,PIII層の構成材料等も同様のもので
あるが、PI,PIII層を構成するOPCのCTLと
CGLの積層順は、PI,PIII層を正,負の何れに
帯電するかによって異なる。
【0013】さて、上記構成からなる4層複合感光体に
おいては、波長λ1の光は、PII,PIII,PIV
層を透過してPI層に到り、PI層を導電体化する。ま
た波長λ2の光はPIII,PIV層を透過してPII
層に到り、PII層を導電体化する。また波長λ3の光
は、PIV層を透過してPIII層に到り、PIII層
を導電体化する。また、PIV層は、短波長側のλ4の
光にのみ強い光感度を有し、λ4の光を吸収して導電体
化する。したがって、波長λ4+λ3+λ2 の光で均
一に照射しながら正または負の一次帯電を行い、波長λ
4+λ3の光で均一に照射しながら負または正の二次帯
電を行い、波長λ4の光で均一に照射しながら正または
負の三次帯電を行い、最後に暗中で負または正の四次帯
電を行えば、PI,PII,PIII,PIV各層は、
正,負,正,負、または、負,正,負,正の所定の電位
に帯電される。尚、以後の説明では、PI,PII,P
III,PIV各層は、正,負,正,負に帯電されるも
のとする。
【0014】ここで、図2に示す画像形成装置において
は、上記各層の帯電を実現するため、帯電器群2の一次
帯電器2aは波長λ4,λ3,λ2の3波長の光を均一
に露光する露光ランプ3aを備えており、二次帯電器2
bは波長λ4,λ3の2波長の光を均一に露光する露光
ランプ3bを備えており、三次帯電器2cは波長λ4の
波長の光を均一に露光する露光ランプ3cを備えている
。また、2dは暗中での帯電用の四次帯電器である。ま
た図2の実施例においては、黒画像対応の静電潜像を除
去する除電ランプ9は波長λ4の光を均一露光するラン
プであり、シアン対応の静電潜像を除去する除電ランプ
10は波長λ3の光を均一露光するランプであり、マゼ
ンダ対応の静電潜像を除去する除電ランプ11は波長λ
2の光を均一露光するランプである。また、図示を省略
した画像露光系は、波長λ1,λ2,λ3,λ4の4種
類の波長のレーザー光を同時または順次に発するように
構成されており、この例では、波長λ4 光には黒の画
像情報を、λ3 光にはシアンの画像情報を、λ2 光
にはマゼンダの画像情報を、λ1 光にはイエローの画
像情報をそれぞれ載せて、同時または順次に画像露光し
、感光体ドラム1の各層に黒、シアン、マゼンダ、イエ
ローの各潜像が書き込まれるようになっている。尚、フ
ルカラー画像を形成するための赤,緑,青の各画素はシ
アン、マゼンダ、イエローの組合せによって形成される
。ここで、上記実施例では、波長λ1の光は780nm
に設定されており半導体レーザーから発せられるように
構成され、波長λ2の光は680nmに設定されており
半導体レーザーから発せられるように構成され、波長λ
3の光は580nmに設定されており半導体レーザーか
ら発せられるように構成されている。また波長λ4の光
は442nmに設定されており、He−Cdレーザーか
ら発せられるように構成されている。
【0015】次に、上述のように構成された装置を用い
てのフルカラー画像形成プロセスについて説明する。 尚、図1の画像形成プロセス説明図に画像形成の各工程
時における帯電状態及び現像状態をモデル的に示す。ま
た、図4に帯電工程時の感光体表面電位変化及び各画素
毎の潜像電位変化を示す。また、図1においては、PI
,PII,PIII,PIV各層ともその電気容量が等
しく、+または−の1つの符号で+500Voltまた
は−500Voltに帯電されるものとする。図1,図
2において、画像形成プロセスの実行が開始されると、
先ず図1(a)に示すように、一次〜四次の帯電工程が
行われ、4層複合感光体ドラム1が所定の電位状態に帯
電される。すなわち、 (1) 先ず、ランプ3aによって波長λ4+λ3+λ
2 の光で均一に照射しながら一次帯電器2aにより+
5.0kVで正のコロナ放電が行われ、感光体ドラム1
の一次帯電が行われる。これにより、感光体ドラム1の
PI層のみが+1500Vに帯電(充電)される。 (2) 次に、ランプ3bによって波長λ4+λ3光で
均一に照射しながら二次帯電器2bにより−5.5kV
で負のコロナ放電が行われ、感光体ドラム1の二次帯電
が行われる。これにより、感光体ドラム1のPI層の電
位は−500Vとなり、PII層は−2000Vに帯電
される。 (3) 次に、ランプ3cによって波長λ4 の光で均
一に照射しながら三次帯電器2cにより+5.5kVで
正のコロナ放電が行われ、感光体ドラム1の三次帯電が
行われる。これにより、PI層の電位は+1500Vと
なり、PII層の電位は0Vとなり、PIII層が+2
000Vに帯電される。 (4) 次に、暗中で四次帯電器2dにより負のコロナ
放電が行われ、感光体ドラム1の四次帯電が行われる。 これにより、PI層は+500V、PII層は−100
0V、PIII層は+1000V、PIV層は−100
0Vと、各層が正,負,正,負にそれぞれ帯電される。
【0016】感光体ドラム1が、図1(a)の(4)の
状態に帯電されると、次に、図1(b)以降に示す画像
露光、現像工程が行われる。尚、露光されるカラー画像
情報は、黒、白、シアン、マゼンダ、イエロー、赤、緑
、青であり、白は地肌部とする。また、波長λ4には黒
の画像情報が載せられ、λ3,λ2,λ1 にはシアン
,マゼンダ,イエロー、及び赤,緑,青の各色の画像情
報が載せられる。表1に画像露光時の各色に対する画像
露光用レーザー光の出力の関係を示す(但し、表1では
、”1”でその波長に感度を有する感光層電位が±10
00V光減衰し、”1/2”で±500V光減衰するこ
とを示している)。
【表1】
【0017】(5) 画像露光では、表1に示す出力関
係で、He−Cdレーザー光(波長λ4=442nm)
に黒、各半導体レーザー光(λ3=580nm,λ2=
680nm,λ1=780nm)に各色の画像情報が載
せられ、同時または順次に画像露光が行われ、上記複合
感光体のPIV 層に負の黒の潜像を、PIII,PI
I,PI層に正,負,正のシアン,マゼンダ,イエロー
各色の潜像を、また、PIV,PIII,PII層にそ
れぞれ負,正,負のPIII,PII,PI層上のシア
ン,マゼンダ,イエロー各色の潜像を中和する異極性の
潜像を形成する(尚、赤、緑、青の潜像はシアン,マゼ
ンダ,イエロー各色の潜像の組合せとなる)。そして、
画像露光後は、潜像形成により図1(b)に示すような
帯電状態となり、(6) 先ず、PIV層上の黒潜像の
みが黒現像器5の正帯電黒トナーにより選択的に現像さ
れる。次に、図1(c)に示すように、(7) 除電ラ
ンプ9でλ4光を均一露光してPIV層上の黒潜像及び
シアン中和用の潜像を消去し、(8) PIII層上に
残されたシアン潜像をシアン現像器6の負帯電シアント
ナーで現像する。この時、シアントナーは、シアン画素
部及び緑と青の画素部に付着する。次に、図1(d)に
示すように、(9) 除電ランプ10でλ3光を均一露
光してPIII層上のシアン潜像及びマゼンダ中和用の
潜像のみ消去し、(10)PII層上のマゼンダ潜像を
マゼンダ現像器7の正帯電マゼンダトナーで現像する。 この時、マゼンダトナーは、マゼンダ画素部及び赤と青
の画素部に付着する。次に、図1(e)に示すように、
(11)除電ランプ11でλ2光を均一露光してPII
層上のマゼンダ潜像及びイエロー中和用の潜像のみ消去
し、(12)PI層上の、イエロー潜像をイエロー現像
器8の負帯電イエロートナーで現像する。この時、イエ
ロートナーは、イエロー画素部及び赤と緑の画素部に付
着する。このようにして、感光体ドラム1上には黒トナ
ーのみで形成された黒画像と、シアン、マゼンダ、イエ
ローの各トナーで現像されたシアン、マゼンダ、イエロ
ー、赤、緑、青の画素からなるフルカラー画像とが同時
に形成される。
【0018】さて、以上のようにして感光体ドラム1上
に形成されたフルカラートナー像は、転写前チャージャ
ー12によってトナーの極性調整が行われ、黒、シアン
、マゼンダ、イエローの各トナーの極性が正または負に
統一される。そして、転写チャージャ13によってトナ
ー像は転写紙14に転写され、転写画像は図示されない
定着装置によって熱定着され、転写紙上に固定される。 また、転写後の感光体ドラム1はクリーニング装置15
によりクリーニングされ、且つ除電ランプ(白色光)等
により除電される。このようにして得られたフルカラー
画像は、高濃度で全く位置ずれのない画像であり、特に
、黒画像が黒トナーのみで形成されるので、純黒調でシ
ャープな高画質のフルカラー画像が得られる。 また、シアン、マゼンダ、イエロートナーの重ね合わせ
で得られる赤、緑、青等の画像においても位置ずれがな
いので、色ずれがなく、良好な再現性が可能となる。
【0019】ところで、上述したフルカラー画像形成方
法では、黒及びシアン、マゼンダ、イエローの各潜像形
成用に帯電器を4個必要としているが、このため、帯電
器を設置するスペースが必要となり、また、オゾンの発
生量も多いという欠点がある。  請求項2記載の発明
は、この欠点を解消するものである。以下、請求項2記
載のフルカラー画像形成方法の実施例について説明する
。先ず、請求項2記載の発明を実施するための装置例と
して、フルカラー画像形成装置の概略構成を図6に示す
。図6において、感光体ドラム21の周囲には、その回
転方向(図示右回り方向)に沿って、感光体ドラム21
の初期帯電を行うための帯電器22a,22b、感光体
ドラム21に黒、及びシアン,マゼンダ,イエローの各
色ごとの静電潜像を形成するための4つの波長光λ1,
λ2,λ3,λ4を同時または順次に露光するための図
示を省略したディジタル露光系(露光光路を符号24で
示す)、黒画像対応の静電潜像の現像を行う黒現像器2
5、黒画像対応の静電潜像を除去する除電ランプ29、
シアン対応の静電潜像の現像を行うためのシアン現像器
26、シアン対応の静電潜像を除去する除電ランプ30
、マゼンダ対応の静電潜像の現像を行うためのマゼンダ
現像器27、マゼンダ対応の静電潜像を除去する除電ラ
ンプ31、イエロー対応の静電潜像の現像を行うイエロ
ー現像装置28、現像によって感光体ドラム21上に形
成された黒、及び各色トナー像の帯電状態を調整する転
写前チャージャー32、転写紙34にトナー像を転写さ
せる転写チャージャー33、転写後に感光体ドラム21
上に残留しているトナーを除去するクリーニング装置3
5などがそれぞれ配置されている。尚、シアン,マゼン
ダ,イエローの各色の順番は図示の順に限らず各波長光
との組合せにより任意である。
【0020】ここで感光体ドラム21は、先の図3で示
したように、互いに異なる波長λ1,λ2,λ3,λ4
の光に選択的に分光感度を有する4層の感光層(光導電
層)PI,PII,PIII,PIVを、この順番に導
電性支持体1a上に積層形成してなる4層複合感光体で
あり、その構造は前述したものと同じであるから説明を
省略する。 前述したように、4層複合感光体において波長λ1の光
はPII,PIII,PIV層を透過してPI層に到り
PI層を導電体化する。また、波長λ2の光はPIII
,PIV層を透過してPII層に到りPII層を導電体
化する。また、波長λ3の光は、PIV層を透過してP
III層に到りPIII層を導電体化する。また、PI
V層は、短波長側のλ4の光にのみ強い光感度を有し、
λ4の光を吸収して導電体化する。ここで請求項2記載
の発明では、帯電時に、波長λ4+λ2光、またはλ3
+λ1光で均一に照射しながら正または負に帯電し、こ
の一次帯電でPIIIとPI、またはPIVとPIIを
同時に帯電する。次に暗中で一次とは逆極性で二次帯電
を行えば、PIVとPII、またはPIIIとPIが同
時に帯電される。そしてこの状態で、λ1光を均一照射
してPI層の帯電を半減させれば、PI,PII,PI
II,PIV各層は、正,負,正,負、または、負,正
,負,正の所定の電位に帯電され、その帯電状態は図1
(a)の四次帯電終了と全く同じ状態となる。従って、
図6に示す画像形成装置においては、上記各層の帯電を
実現するための帯電器は一次帯電器22aと二次帯電器
22bの2つで良く、帯電器の数を減らすことができる
。尚、この例の場合、一次帯電器2aには波長λ4+λ
2光、またはλ3+λ1光の何れかを均一に照射するた
めのランプ23が備えられている。
【0021】尚、図6の画像形成装置のその他の構成は
図2に示す装置と全く同様である。すなわち、黒画像対
応の静電潜像を除去する除電ランプ29は波長λ4の光
を均一露光するランプであり、シアン対応の静電潜像を
除去する除電ランプ30は波長λ3の光を均一露光する
ランプであり、マゼンダ対応の静電潜像を除去する除電
ランプ31は波長λ2の光を均一露光するランプである
。また、図示を省略した画像露光系は、波長λ1,λ2
,λ3,λ4の4種類の波長のレーザー光を同時または
順次に発するように構成されており、この例では、波長
λ4 光には黒の画像情報を、λ3 光にはシアンの画
像情報を、λ2 光にはマゼンダの画像情報を、λ1 
光にはイエローの画像情報をそれぞれ載せて(赤,緑,
青の情報はシアン、マゼンダ、イエロー成分に分解して
λ1,λ2,λ3光に載せられる)、同時または順次に
画像露光し、感光体ドラム1の各層に黒、シアン、マゼ
ンダ、イエローの各潜像が書き込まれるようになってい
る。尚、実施例では、波長λ1の光は780nmに設定
されており、半導体レーザーから発せられるように構成
され、波長λ2の光は680nmに設定されており、半
導体レーザーから発せられるように構成され、波長λ3
の光は580nmに設定されており、半導体レーザーか
ら発せられるように構成されている。また、波長λ4の
光は442nmに設定されており、He−Cdレーザー
から発せられるように構成されている。
【0022】次に、上述のように構成された装置を用い
てのフルカラー画像形成プロセスについて説明する。 尚、図5に示す画像形成プロセスの説明図に画像形成の
各工程時における帯電状態及び現像状態をモデル的に示
す。また、図7に帯電工程時の感光体表面電位の変化及
び露光、現像工程時の各画素の潜像電位の変化を示す。 図5,図6において、画像形成プロセスの実行が開始さ
れると、先ず図5(a)に示すように、一次〜二次の帯
電工程が行われ、4層複合感光体ドラム21が所定の電
位状態に帯電される。すなわち、 (1) 先ず、ランプ23によって波長λ3+λ1光(
A)またはλ4+λ2光(B)で均一に照射しながら一
次帯電器22aにより負または正のコロナ放電が行われ
、感光体ドラム21のPIVとPII層(A)、または
PIIIとPI層(B)とが同時に帯電(充電)される
。 (2) 次に、暗中で二次帯電器22bによる正または
負のコロナ放電が行われ、感光体ドラム21の、PII
IとPI層、またはPIVとPII層が同時に帯電され
る。 (3) 次に、λ1光を均一に照射してPI層の帯電電
位のみ所定の電位まで減衰させれば、感光体ドラム21
のPI,PII,PIII,PIVの各層は図5(a)
の(3)に示すように正,負,正,負にそれぞれ帯電さ
れ、図1(a)の(4) と全く同じ帯電状態となる。 感光体ドラム1が、図5(a)の(3)の状態に帯電さ
れると、次に、図5(b)以降に示す画像露光、現像工
程が行われる。尚、露光されるカラー画像情報は、黒、
白、シアン、マゼンダ、イエロー、赤、緑、青であり、
白は地肌部とする。また、波長λ4には黒の画像情報が
載せられ、λ3,λ2,λ1にはシアン,マゼンダ,イ
エロー、及び赤,緑,青の各色の画像情報が載せられる
。画像露光時の各色に対する画像露光用レーザー光の出
力の関係は先の表1に示した通りである。
【0023】(4) 画像露光では、表1に示す出力関
係で、He−Cdレーザー光(波長λ4=442nm)
に黒、各半導体レーザー光(λ3=580nm,λ2=
680nm,λ1=780nm)に各色の画像情報が載
せられ、同時または順次に画像露光が行われ、上記複合
感光体のPIV 層に負の黒の潜像を、PIII,PI
I,PI層に正,負,正のシアン,マゼンダ,イエロー
各色の潜像を、また、PIV,PIII,PII層にそ
れぞれ負,正,負のPIII,PII,PI層上のシア
ン,マゼンダ,イエロー各色の潜像を中和する異極性の
潜像を形成する(尚、赤、緑、青の潜像はシアン,マゼ
ンダ,イエロー各色の潜像の組合せとなる)。そして、
画像露光後は、潜像形成により図5(b)に示すような
帯電状態となり、(5) 先ず、PIV層上の黒潜像の
みが黒現像器25の正帯電黒トナーで選択的に現像され
る。次に、図5(c)に示すように、(6) 除電ラン
プ29でλ4光を均一露光してPIV層上の黒潜像及び
シアン中和用の潜像を消去し、(7) PIII層上に
残されたシアン潜像をシアン現像器26の負帯電シアン
トナーで現像する。この時、シアントナーは、シアン画
素部及び緑と青の画素部に付着する。 次に、図5(d)に示すように、(8) 除電ランプ3
0でλ3光を均一露光してPIII層上のシアン潜像及
びマゼンダ中和用の潜像のみ消去し、(9) PII層
上のマゼンダ潜像をマゼンダ現像器27の正帯電マゼン
ダトナーで現像する。この時、マゼンダトナーは、マゼ
ンダ画素部及び赤と青の画素部に付着する。次に、図5
(e)に示すように、(10)除電ランプ31でλ2光
を均一露光してPII層上のマゼンダ潜像及びイエロー
中和用の潜像のみ消去し、(11)PI層上の、イエロ
ー潜像をイエロー現像器28の負帯電イエロートナーで
現像する。この時、イエロートナーは、イエロー画素部
及び赤と緑の画素部に付着する。このようにして、感光
体ドラム21上には黒トナーのみで形成された黒画像と
、シアン、マゼンダ、イエローの各トナーで現像された
シアン、マゼンダ、イエロー、赤、緑、青の画素からな
るフルカラー画像とが同時に形成される。
【0024】さて、以上のようにして感光体ドラム21
上に形成されたフルカラートナー像は、転写前チャージ
ャー32によってトナーの極性調整が行われ、黒、シア
ン、マゼンダ、イエローの各トナーの極性が正または負
に統一される。そして、転写チャージャ33によってト
ナー像は転写紙34に転写され、転写画像は図示されな
い定着装置によって熱定着され、転写紙上に固定される
。また、転写後の感光体ドラム21はクリーニング装置
35によりクリーニングされ、且つ除電ランプ(白色光
)等により除電される。このようにして得られたフルカ
ラー画像は、高濃度で全く位置ずれのない画像であり、
特に、黒画像が黒トナーのみで形成されるので、純黒調
でシャープな高画質のフルカラー画像が得られる。 また、シアン、マゼンダ、イエロートナーの重ね合わせ
で得られる赤、緑、青等の画像においても位置ずれがな
いので、色ずれがなく、良好な再現性が可能となる。ま
た、本方法では、帯電器が一次と二次の2つだけでよい
ため、図2の装置構成と比べてスペースが減り、コスト
も低下し、且つオゾンの発生量も半減する。
【0025】尚、請求項2記載のフルカラー画像形成方
法において、工程(3) のλ1光の均一照射を(4)
の画像露光と同時に行い、工程数を低減することもでき
る。この場合には、画像露光時の各色に対する画像露光
用レーザー光の出力は、表2のようになる(但し、表2
では、”1”でその波長に感度を有する感光層電位が±
1000V光減衰し、”1/2”で±500V光減衰す
ることを示している)。
【表2】 すなわち、(3),(4)の工程を同時に行う場合は、
表1の場合よりもλ1光の出力を均一照射分大きくする
わけである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のフ
ルカラー画像形成方法においては、互いに異なる波長λ
1,λ2,λ3,λ4の光にそれぞれ分光感度を有する
4層の感光層PI,PII,PIII,PIVからなる
4層複合感光体を用い、4層複合感光体のPI,PII
,PIII層をカラー画像形成に、PIV層を黒画像形
成に用いたことにより、4波長光による一度の露光工程
で感光体上に黒潜像とシアン,マゼンダ,イエローの各
色のカラー潜像を同時に形成でき、これら潜像を黒トナ
ー及び各カラー潜像に対応する各色トナーで順次現像す
ることにより、黒画像を黒トナーのみで、カラー画像を
カラートナーでそれぞれ形成することができ、感光体1
回転で、フルカラー画像を容易に形成することができる
。したがって、高濃度で全く位置ずれのない画像を得る
ことができ、特に、黒画像が黒トナーのみで形成される
ので、純黒調でシャープな高画質のフルカラー画像が得
られる。また、シアン、マゼンダ、イエロートナーの重
ね合わせで得られる赤、緑、青等の画像においても位置
ずれがないので、色ずれがなく、良好な再現性が可能と
なる。また、先願のように白黒エリアを切り分けて画像
を形成したり、消去したりせず、全画面同一処理のため
コストも少なくてすみ、画像も高画質である。また、請
求項2記載のフルカラー画像形成方法においては、上記
請求項1の発明と同様の作用効果が得られるが、さらに
、帯電器が一次と二次の2つでよいため、請求項1の構
成に比べて帯電器の数を減らすことができ、スペースの
現象、コストの低下をより図ることができ、且つオゾン
の発生量も半減することができる。また、請求項3記載
のフルカラー画像形成方法では、請求項2記載のフルカ
ラー画像形成方法において、工程(3) のλ1光の均
一照射を(4)の画像露光と同時に行うため、工程数を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示すフルカラ
ー画像形成プロセスの工程説明図である。
【図2】請求項1記載の発明を実施するため装置の一例
を示すフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
【図3】本発明に用いられる4層複合感光体の一例を示
す概略的断面図である。
【図4】図1に示すフルカラー画像形成プロセス実行時
の帯電工程毎の感光体表面電位の変化、及び露光、現像
工程時の各画素毎の潜像電位変化を示す線図である。
【図5】請求項2記載の発明の一実施例を示すフルカラ
ー画像形成プロセスの工程説明図である。
【図6】請求項2記載の発明を実施するため装置の一例
を示すフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
【図7】図5に示すフルカラー画像形成プロセス実行時
の帯電工程毎の感光体表面電位の変化、及び露光、現像
工程時の各画素毎の潜像電位変化を示す線図である。
【符号の説明】
1,21      4層複合感光体 2a,22a  一次帯電器 2b,22b  二次帯電器 2c          三次帯電器 2d          四次帯電器 3a          波長λ4+λ3+λ2光均一
照射用ランプ3b          波長λ4+λ3
光均一照射用ランプ3c          波長λ4
光均一照射用ランプ4,24      画像露光光 5,25      黒現像器 6,26      シアン現像器 7,27      マゼンダ現像器 8,28      イエロー現像器 9,29      波長λ4光均一照射用除電ランプ
10,30    波長λ3光均一照射用除電ランプ1
1,31    波長λ2光均一照射用除電ランプ12
,32    転写前チャージャー13,33    
転写チャージャー 14,34    転写紙 15,35    クリーニング装置 23          波長λ3+λ1光、またはλ
4+λ2光均一照射用ランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる波長λ1,λ2,λ3,λ4
    のそれぞれの光に選択的に分光感度を有する4層の感光
    層PI,PII,PIII,PIVを、この順番に導電
    性支持体上に形成した4層複合感光体を、(1) 波長
    λ4+λ3+λ2 の光で均一に照射しながら正または
    負に帯電し、(2) 次に、波長λ4+λ3光で均一に
    照射しながら負または正に帯電し、(3)次に、波長λ
    4 の光で均一照射しながら正または負に帯電し、(4
    ) 次に、暗中で負または正に帯電して、各層を正,負
    ,正,負、または、負,正,負,正に所定の電位に帯電
    し、(5) 次に、波長λ4 光に黒の画像情報を、λ
    3,λ2,λ1光にはシアン,マゼンダ,イエローの各
    色の画像情報をそれぞれ載せて(但し、各波長光と各色
    の3者間の組合せは自由)、同時または順次に画像露光
    し、上記複合感光体のPIV 層に黒の潜像を、PII
    I,PII,PI層にはシアン,マゼンダ,イエローの
    各色の何れかの潜像を、PIV,PIII,PII層に
    それぞれPIII,PII,PI層上の潜像を中和する
    異極性の潜像を形成した後、(6) PIV層上の黒潜
    像を黒トナーで現像し、(7) 次に、λ4光で均一露
    光してPIV層上の潜像のみ消去し、(8) PIII
    層上の色潜像をその色に対応する色のカラートナーで現
    像し、(9) 次に、λ3光で均一露光してPIII層
    上の潜像のみ消去し、(10)PII層上の色潜像をそ
    の色に対応する色のカラートナーで現像し、(11)次
    に、λ2光で均一露光してPII層上の潜像のみ消去し
    、(12)PI層上の、色潜像をその色に対応する色の
    カラートナーで現像して、黒画像を黒トナーのみで、カ
    ラー画像をカラートナーでそれぞれ形成したことを特徴
    とするフルカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】互いに異なる波長λ1,λ2,λ3,λ4
    のそれぞれの光に選択的に分光感度を有する4層の感光
    層PI,PII,PIII,PIVを、この順番に導電
    性支持体上に形成した4層複合感光体を、(1) 波長
    λ4+λ2光、またはλ3+λ1光で均一に照射しなが
    ら正または負に帯電し、(2)次に、暗中で負または正
    に帯電し、(3) 次に、λ1光を均一に照射してPI
    層の帯電電位のみ所定の電位まで減衰させ、(4) 次
    に、波長λ4 光に黒の画像情報を、λ3,λ2,λ1
    光にはシアン,マゼンダ,イエローの各色の画像情報を
    それぞれ載せて(但し、各波長光と各色の3者間の組合
    せは自由)、同時または順次に画像露光し、上記複合感
    光体のPIV 層に黒の潜像を、PIII,PII,P
    I層にはシアン,マゼンダ,イエローの各色の何れかの
    潜像を、PIV,PIII,PII層にそれぞれPII
    I,PII,PI層上の潜像を中和する異極性の潜像を
    形成した後、(5) PIV層上の黒潜像を黒トナーで
    現像し、(6) 次に、λ4光で均一露光してPIV層
    上の潜像のみ消去し、(7) PIII層上の色潜像を
    その色に対応する色のカラートナーで現像し、(8) 
    次に、λ3光で均一露光してPIII層上の潜像のみ消
    去し、(9) PII層上の色潜像をその色に対応する
    色のカラートナーで現像し、(10)次に、λ2光で均
    一露光してPII層上の潜像のみ消去し、(11)PI
    層上の、色潜像をその色に対応する色のカラートナーで
    現像して、黒画像を黒トナーのみで、カラー画像をカラ
    ートナーでそれぞれ形成することを特徴とするフルカラ
    ー画像形成方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のフルカラー画像形成方法に
    おいて、(3)のλ1光の均一照射を、(4)の画像露
    光工程と同時に行うことを特徴とするフルカラー画像形
    成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0601758A1 (en) * 1992-12-09 1994-06-15 Xerox Corporation Color xerographic printing system with multiple wavelength, single optical system ROS and multiple layer photoreceptor

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EP0601758A1 (en) * 1992-12-09 1994-06-15 Xerox Corporation Color xerographic printing system with multiple wavelength, single optical system ROS and multiple layer photoreceptor

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