JPS63250487A - 黒色金めつき液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は時計やアクセサリ−で黒色の貴金属膜として、
美観を向上させるものである。

〔発明の概要〕

本発明は、金、ニッケル合金めっきにおいて、水酸化ア
ルカリ化合物でｐＨをコントロールすることにより、黒
色で金属光沢を有するめっき膜が得られるメッキ液に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来から黒色めっきとしては、黒クロムメッキ、黒ニツ
ケルメッキ、黒ロジウムメッキ、黒ルテニウムメッキな
どが知られているが、これらは、耐食性、耐摩耗性など
に乏しく、用途が限られていた。

また、真空ドライブレーティングでチタン化合物で黒色
にする技術もあるが、設備費用が高く、手軽に出来ない
とう欠点があった。

一方、金・ニッケル合金では、金色を得るめっき方法と
して使われているだけであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明では、金・ニッケル合金のめつき浴から安定的に
黒色被膜を得ようとするものであり、またその被膜は、
耐食性、耐摩耗性が良く、員金属の優美さを求めようと
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、金ニツケル合金めっき液に、黒色化剤として
、水酸化アルカリを含有させて、黒色の金めつきを得る
ものであるが、水酸化アルカリ濃度が低すぎると析出被
膜は金色となってしまい、高すぎると金属光沢を共なっ
てしまうので、水酸化アルカリは、５ｇ／Ｉ！〜４５０
ａ、ｌが最良の範囲である。

またこの時のｐｌ＋は、３〜６の範囲が良好である。

このように、金・ニッケル合金めっき液で水酸化アルカ
リおよびｉｌＮを調整してめっきすることにより、光沢
のある黒色の電着物が、容易に得られる。

〔作用〕

水酸化アルカリおよびｐＨを前記範囲に設定することに
より、三価の酸化金（Ａｕ２０３）の生成が促進され、
黒色析出物が得られる。

〔実施例１〕 シアン金カリウム　　　　　　　　　１００／Ｉ　（Ａ
ｕとして）スルファミン酸ニッケル　　　　　　１５ｇ
／Ｉｌ（ｍとして）有キ酸（クエン三ナトリウム）　　
　１００ａ／Ｊ水酸化ナトリウム　　　　　　　　　　
５ｇ／（上記組成の液でｐｌ＋を３．５に調整し、液温
を５０℃で陰極電流密度を６Ａ／ｄ１１２、陽極には白
金板を使用し、ニッケルメッキを１０μＴｉ１した１８
φの円板に１０分間メッキしたところ、光沢のある黒色
の電着物が得られた。

〔実施例２〕 シアン金カリウム　　　　　　　　　３．５ｇ／ｆ　（
Ａｕとして）スルファミン酸ニッケル　　　　　１０ａ
／ｌＮｚとして）有キ酸（スルファミン酸）　　　　１
００Ｇ＃！水酸化カリウム　　　　　　　　４５０Ｑ／
ｊ！上記組成の液でｐｌ＋を５．７に調製し、液温を３
５℃、陰極電流密度を８Ａ／ｄａｔ２、陽極にヂタンー
ロジウム板を用い、ニッケルメッキを５μメツキした２
０Ｘ２５履の黄銅板に１５分間メッキしたところ、光沢
のある黒色電着物が得られた。

（発明の効果） 本発明により金の黒色化が可能となり、耐食性の良い、
黒色の装飾品が得られるようになった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金、ニッケル合金めっき液において、水酸化アルカリを
   ５〜４５０ｇ／ｌ、ＰＨを３〜６にしたことを特徴とす
   る黒色金めっき液。