JPS63243247A - 導電用高強度アルミニウム複合線およびその製造方法 - Google Patents

導電用高強度アルミニウム複合線およびその製造方法

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JPS63243247A
JPS63243247A JP7735687A JP7735687A JPS63243247A JP S63243247 A JPS63243247 A JP S63243247A JP 7735687 A JP7735687 A JP 7735687A JP 7735687 A JP7735687 A JP 7735687A JP S63243247 A JPS63243247 A JP S63243247A
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JP
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wire
core material
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aluminum
purity
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JP7735687A
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English (en)
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Hitoshi Yanase
柳▲せ▼ 仁志
Mototsugu Hoshino
星野 元次
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐食型の優れた導電用高強度アルミニウム複合
線およびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来強度を要求される架空送電線にはAl−Mg−3i
系のアルミニウム合金線が使用されている。
しかし最近ではさらに強度の高いアルミニウム合金線の
開発が望まれており、強度40kg/mff1”以上で
他の特性は従来の高力アルミニウム合金線と同等の特性
を有するA/!−Mg−3i −F e −Cu系の高
強度アルミニウム合金線が開発されている。しかしこの
高強度アルミニウム合金線はCuが添加されているため
送電線の要求特性のうちの耐食性が従来のAl−Mg−
5i系合金に比較して劣る欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はこの問題を解決するため検討の結果、従来の高
強度アルミニウム合金線と同等の性能を存し、耐食性を
著しく改善した導電用高強度アルミニウム複合線および
その製造方法を開発したものである。
(問題点を解決するための手段および作用〕本発明は上
記に鑑みなされたものでその第1発明はMg0.5〜1
.4wt%、Si0.5〜1,4圓t%、F e0.1
5〜0.6wt%、Cu0.05〜2.0wt%残部ア
ルミニウムと通常の不純物とからなる合金を芯材とし、
この周面に99.0wt%%以上のアルミニウムを被覆
率20%以下で被覆してなる導電用高強度アルミニウム
複合線であり、第2発明はMg0.5〜1.4 wt%
、S i0.5〜1.4wt%、F e0.15〜0.
6−t%、Cu0.05〜2.0wt%残部アルミニウ
ムと通常の不純物とからなる合金を芯材とし、押出後の
材料温度が400’C以上となるように芯材を加熱し、
その周面に99.0wt%以上のアルミニウムを被覆率
20%以下で連続的に押出被覆した後、直ちに水焼入れ
して複合荒引線とし、これに150〜250℃の温度で
0.5〜20hr時効処理を施した後、減面率で60%
以上の伸線加工を施し、さらに100〜180℃の温度
で0.5〜20hr熱処理を施すことを特徴とする導電
用高強度アルミニウム複合線の製造方法である。
しかして本発明において合金組成を上記のように限定し
たのは次の理由によるものである。
MgとSiは共に強度を向上させるための元素である。
その添加量が0.5wt%未満では、その効果が少なく
、1.4wt%を越えると引張強さを向上させるも導電
率の低下が大きくその後の熱処理をどのように行なって
も良好な引張強さ、導電率が共に得られないからである
Feは引張強さを高くする元素であるが0.15wt%
未満ではその効果が少なく、0.6wt%を越えると鋳
造時に粗大なAl−Fe化合物が生成され、この晶出物
が素線まで持ちきたされて介在物として存在するため耐
疲労強度が大巾に低下するためである。
Cuは伸線加工中に引張強さを著しく向上させる元素で
あり、その添加量が0.05wt%未満ではその効果が
少なく 2.0wt%を越えると強度は向上するが導電
率が低下するためである。
本発明において上記のアルミニウム合金芯材に99.0
%アルミニウムを被覆率20%以下で被覆するのは耐食
性の改善を目的とするもので、アルミニウムの純度が9
9.0wt%未満では耐食の改善効果が少なく、また被
覆率が20%を越えると従来と同等の高純度アルミニウ
ム導体の強度が得られないからである。また上記の99
.0wt%のアルミニウムを押出被覆するに際して、押
出温度が400℃以上になるように芯材を加熱して押出
しを行なうのは芯材となる高強度アルミニウム合金導体
中のMg、Si、Cuなどが充分溶体化されるようにす
るためである。そしてその後の水焼入れも充分Mg、S
i、Cuの固溶した導体とするためである。複合材温度
が400℃未満では溶体化処理が充分でなく、その後の
熱処理、加工条件をどのようにしても強度、導電率が共
に良好なものが得られないがらである。
次に上記の工程を経て得られた複合荒引線を150〜2
50℃の温度で0.5〜20荒引綿の時効処理をするの
はMgzS+の微細な析出物を得て導電率、強度を向上
させるためであり、150℃未満ではその効果が少なく
250℃を越えると析出物が粗大になり充分な強度が得
られないからである。また0、5hr未満ではMg、3
iの微細な析出物による強度向上効果が少なく 20h
rを越えると過時効となり充分な強度が得られない、そ
して伸線加工の減面率を60%以上としたのは強度を充
分に向上させるためであり、60%未満ではその効果が
少ない。
伸線加工後の熱処理を100〜180℃で0.5〜20
h「と限定したのは伸びを充分に回復させ、さらに導電
率をも向上させるためであり、100”C未満、0.5
 hr未満ではその効果が少なく180℃120hrを
越えると強度の低下が大きくなるためである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例について説明する。
純度99.6%の電気用Al地金とAN−2%Si母合
金、A2−6%Fe母合金、Mg単体、AN−50%C
u母合金を用いて種々の/1−Mg−3i−Fe−Cu
合金を配合し溶解後連続鋳造、連続圧延して、アルミニ
ウム合金芯材を作製した。
この芯材の組成を第1表に示した。なお本発明の組成外
のものも作製して検討した。これを比較例として併記し
た。
第1表 次に上記のアルミニウム合金を芯材とし、この芯材の周
面に本発明品として99.6wt%のAlと、比較用と
して98.0wt%の被覆用アルミニウムを種々の条件
により回転ホイール型連続押出機により押出被覆した後
急冷して複合荒引線を作製した。
この複合荒引線を種々の温度で時効処理後伸線加工し、
さらに熱処理を施してアルミニウム複合線を作製した。
この加工および熱処理条件を第2表に示す。
上記の第2表に示す条件で加工、熱処理を施したアルミ
ニウム複合線について導電率はケルビンダブルブリッジ
により電気抵抗を測定して算出し、引張強さおよび伸び
はインストロン型引張試験機で、疲労特性は中村式回転
曲げ疲労試験で応力12kg / mm ”として測定
した。また耐食性はDIN5005に従ってS0□40
日後の重量減少率で評価した。また従来例のものは芯材
と同一組成範囲の材料の荒引線を作製し、これを溶体化
処理、時効処理、伸線、熱処理を行なったもので複合線
としないものである。これらの緒特性を第3表に示す。
第1表〜第3表から明らかなように本発明のNα1〜N
α9の導体は、導電率、引張強さ、伸びおよび疲労破断
などの特性は従来の漱30.31と殆ど同等であるが耐
食性が著しく向上することが判る。
また本発明において規定する合金組成および製造方法か
ら外れる比較例Nlll0〜29においては耐食性は良
いが導電率(EC)、引張強さくTS)、伸び(E/)
、疲労破断の何れかが劣る。すなわち随10はMgが少
ないためTSが低い。
Nα11はMgが多いためECが低い。
Nα12はSiが少ないためTSが低い。
Nα13はSiが多いためECが低い。
Nα14はFeが少ないためTSが低い。
Nα15はFeが多いため疲労特性が低い。
Nα16はCuが少ないためTSが低い。
Nα17はCuが多いためECが低い。
Nα18は被覆材のアルミニウム純度が低いため耐食性
が悪い。
Nα19は被覆率が大きいのでTSが低い。
Nα20は押出材の温度が低いためECは高いが、TS
が低い。
魔21は熱処理温度が低いためECが低い。
Nα22は熱処理温度が高いためTSが低い。
Nα23は熱処理時間が短いためECが低い。
Nα24は熱処理時間が長いためTSが低い。
Nα25は減面率が低いためTSが低い。
Nα26は伸線加工後の熱処理温度が低いためEC1E
i!が低い。
Nα27は伸線加工後の熱処理温度が高いためTSが低
い。
胤28は伸線加工後の熱処理時間が短いためEC1Ef
、が低い。
Nα29は伸線加工後の熱処理時間が長いためTSが低
い。
など何れかの特性が不充分であることが判る。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば導電率、引張強さ
、伸び、耐疲労などの緒特性が従来のものと同等で耐食
性を著しく改善した導電用高強度アルミニウム複合線を
得ることができ、その効果は工業上極めて大きいもので
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mg0.5〜1.4wt%、Si0.5〜1.4
    wt%、Fe0.15〜0.6wt%、Cu0.05〜
    2.0wt%残部アルミニウムと通常の不純物とからな
    るアルミニウム合金を芯材とし、この周面に99.0w
    t%以上のアルミニウムを被覆率20%以下で被覆して
    なる導電用高強度アルミニウム複合線。
  2. (2)Mg0.5〜1.4wt%、Si0.5〜1.4
    wt%、Fe0.15〜0.6wt%、Cu0.05〜
    2.0wt%残部アルミニウムと通常の不純物とからな
    る合金を芯材とし、押出後の材料温度が400℃以上と
    なるように芯材を加熱し、その周面に99.0wt%以
    上のアルミニウムを被覆率20%以下で連続的に押出被
    覆した後、直ちに水焼入れして複合線荒引線とし、これ
    に150〜250℃の温度で0.5〜20hr時効処理
    をした後、減面率で60%以上の伸線加工を施し、さら
    に100〜180℃の温度で0.5〜20hr熱処理を
    施すことを特徴とする導電用高強度アルミニウム複合線
    の製造方法。
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