JPH08269652A - 曲げ加工性に優れた高強度アルミニウム合金押出型材の製造方法 - Google Patents

曲げ加工性に優れた高強度アルミニウム合金押出型材の製造方法

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JPH08269652A
JPH08269652A JP7108195A JP7108195A JPH08269652A JP H08269652 A JPH08269652 A JP H08269652A JP 7108195 A JP7108195 A JP 7108195A JP 7108195 A JP7108195 A JP 7108195A JP H08269652 A JPH08269652 A JP H08269652A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ加工性に優れた高強度アルミニウム合金
押出材を得る。 【構成】 重量%で、Mg:0.3〜1.5%,Si:
0.2〜1.8%を含有し、残部がAlおよび不可避的
不純物からなるアルミニウム合金を素材とし、鋳塊を4
00〜500℃で予熱して熱間押出成形を行ってから5
0℃/分以上の冷却速度で50〜140℃の間の温度ま
で冷却し、この温度範囲で、合金の耐力が120N/m
2 以下になる範囲内で1〜50時間保持する安定化処
理を行うか、あるいは押出成形後50℃以下の温度まで
冷却し、1時間以内に上記安定化処理を行うことを特徴
とする曲げ加工性に優れた高強度アルミニウム合金型材
の製造方法。なお、上記アルミニウム合金には少量のC
u,Zn,Mn,Cr,Zr,V,Fe,Tiを特定元
素として含有できる。 【効果】 押出成形後に溶体化処理、時効等の熱処理を
施さなくても高強度が得られる上に、曲げ加工性にも優
れたアルミニウム合金押出型材を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ加工性に優れ、自
動車の構造材をはじめ、車両、電気機器、建築用等の材
料に適した高強度アルミニウム合金押出型材の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、Al−Mg−Si系合金は押
出性に優れる上に、熱処理によって高強度が得られるた
め、車両、船舶、建築等の用途に広く使用されている。
近年、自動車の軽量化の観点から、アルミニウム合金の
押出型材が自動車の構造部材に適用されるようになり、
その材料として、上記のAl−Mg−Si系合金が注目
されている。しかしながら、本系合金は熱処理型合金で
あるため、押出成形後、時効処理を行って使用されるた
め、製造コストが高くなる。また、この型材を自動車の
構造部材等に用いる場合には、曲げ加工等の二次加工が
必要であるが、時効処理された型材は強度が高く、伸び
が低くなるために曲げ加工性に劣るという欠点があっ
た。一方、自動車の生産工程を見ると、ボディを組み立
てた後、塗装焼付のために150〜200℃で20〜3
0分の加熱を行う工程がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、Al−Mg−
Si系合金を押出成形後、溶体化処理および時効処理を
行わない型材を用いて自動車のボディを組み立て、その
後の塗装焼付工程での加熱を利用して時効硬化させれ
ば、型材の曲げ加工性が改善され、時効処理に要するコ
ストも節約でき、なおかつ、構造部材としての強度も確
保できる。本発明は以上の事情を背景としてなされたも
ので、良好な曲げ加工性を有すると同時に、塗装焼付時
に十分な強度上昇が得られるアルミニウム合金押出型材
の製造方法を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、Al−Mg
−Si系合金の時効硬化に及ぼす合金成分および押出型
材の製造条件の影響について種々検討した結果、本系合
金の成分組成を適切に選択すると同時に、押出型材の製
造工程において、温度履歴を特定することによって上記
目的を達成できることを見い出し、本発明をなすに至っ
たものである。すなわち、本発明は、 (1)重量%で、Mg:0.3〜1.5%、Si:0.
2〜1.8%を含有し、残部はAlおよび不可避的不純
物よりなるアルミニウム合金の鋳塊を400〜550℃
で予熱して熱間押出成形を行ってから50℃/分以上の
冷却速度で50〜140℃の間の温度まで冷却し、この
温度範囲で、合金の耐力が120N/mm2 以下になる
範囲内で1〜50時間保持する安定化処理を行うことを
特徴とする曲げ加工性に優れた高強度アルミニウム合金
押出型材の製造方法。
【0005】(2)上記(1)記載のアルミニウム合金
が、さらに、Cu:0.05〜1.0%、Zn:0.0
3〜1.5%、Mn:0.03〜0.4%、Cr:0.
03〜0.4%、Zr:0.03〜0.4%、V :
0.03〜0.4%、Fe:0.03〜0.6%、T
i:0.005〜0.2%のうちの1種または2種以上
を含有する前記(1)記載のアルミニウム合金押出型材
の製造方法。 (3)熱間押出成形後、50℃以下の温度まで冷却し、
1時間以内に上記安定化処理を行うことを特徴とする
(1)または(2)記載のアルミニウム合金押出型材の
製造方法にある。
【0006】
【作用】以下に本発明を詳細に説明する。まず、成分組
成の限定理由を述べる。 Mg:Mgは本発明で対象としている系の合金で基本と
なる合金元素であり、Siとともに化合物を形成して強
度の上昇に寄与する。Mg量が0.3%未満では、塗装
焼付工程での析出硬化によって強度の向上に寄与するM
2 Siの生成量が少なくなるため、十分な強度が得ら
れず、一方、1.5%を越えれば押出加工性が低下する
上に、曲げ加工性が低下することから、Mg量は0.3
〜1.5%の範囲内とした。好ましくは0.4〜1.0
%がよい。
【0007】Si:Siも本発明の系の合金で基本とな
る合金元素であって、Mgとともに化合物を形成して強
度の向上に寄与する。Siが0.2%未満では硬化に寄
与するMg2 Siの生成量が少ない上に、析出速度が小
さくなるため、塗装焼付のような短時間の加熱では十分
な強度が得られない。一方、1.8%を越えると、凝固
の際に粗大Si相が晶出して押出加工性や曲げ加工性を
低下させる。従って、Si量は0.2〜1.8%の範囲
とした。強度と曲げ加工性のバランスからは0.6〜
1.3%が好ましい。上記の基本組成以外に、Cu,Z
n,Cr,Zr,V,Fe,Tiの中から1種以上を含
有させることも有効である。 Cu:Cuは時効硬化を促進し、合金の強度を高める元
素である。0.05%未満ではその効果が十分に得られ
ず、一方、1.0%を越えると耐食性が低下する。従っ
て、Cuの添加量は0.05〜1.0%の範囲内とし
た。
【0008】Zn,Mn,Cr,Zr,V,Fe,T
i:これらの元素は強度の向上や結晶粒の微細化のため
に1種または2種以上添加する。これらのうち、Znは
合金の時効硬化性の向上を通じて強度の向上に寄与する
元素であり、その含有量が0.03%未満では上記の効
果が不十分であり、一方、1.5%を越えると曲げ加工
性および耐食性が低下するため、Znを添加する場合の
Zn量は0.03〜1.5%の範囲内とした。さらに、
Mn,Cr,Zr,V,Feは強度の向上と結晶粒の微
細化に有効な元素であるが、いずれも含有量が0.03
%未満では上記の効果が十分に得られず、一方、Mn,
Cr,Zr、およびVの場合には0.4%,Feの場合
には0.6%を越えると上記効果は飽和するばかりでな
く、巨大金属間化合物が生成されて押出加工性、曲げ加
工性に悪影響を及ぼす恐れがある。従って、Mn,C
r,ZrおよびVの含有量はいずれも0.03〜0.4
%範囲内、Feの含有量は0.03〜0.6%の範囲内
とした。
【0009】また、Tiは一般に鋳塊の結晶粒微細化の
ため、単独あるいは微量のBと組み合わせて添加する。
この場合、Tiの含有量が0.005%未満では上記の
効果は得られず、0.2%を越えるとその効果は飽和す
る。従って、Tiの含有量は0.005〜0.2%の範
囲内とする。Bの添加量は0.0005〜0.03%が
有利である。
【0010】次に、本発明における製造方法について説
明する。押出用の鋳塊は従来の一般的な方法、たとえば
DC鋳造法等によって所定の寸法に鋳造した後、均質化
処理したものを用いればよい。本発明では、熱間押出
後、特に溶体化処理を行わないため、押出用鋳塊の予熱
は溶体化処理を兼ねるものでなくてはならない。予熱温
度が400℃未満ではMgやSiの過飽和固溶量が少な
く、塗装焼付時の加熱で十分に強度が上昇しない。一
方、予熱温度が550℃を越えると熱間押出加工時の加
工発熱による温度上昇とも相まって共晶融解や結晶粒の
粗大化を起こす恐れがある。そのため、鋳塊の予熱温度
は400〜550℃とした。好ましくは480〜540
℃がよい。
【0011】熱間押出は直接押出法、間接押出法等の通
常の押出方法が利用できる。熱間押出成形後には、50
℃/分以上の冷却速度で冷却し、1時間以内に押出され
た型材を50〜140℃の温度範囲にコントロールす
る。ここで、押出後の冷却速度が50℃/分未満では、
冷却中に粗大なMg2 Siが多量に析出して過飽和度が
低下するため、塗装焼付時の加熱で十分な強度の上昇が
望めなくなる。熱間押出後、50℃/分以上の冷却速度
で冷却して、50℃以下の温度に1時間以上放置する
と、この間にMg,Siのクラスターが形成され、この
クラスターは塗装焼付時の加熱による強度上昇に寄与す
るG.P.ゾーンの析出を抑制するため、塗装焼付によ
る強度向上には不利である。一方、熱間押出後、50〜
140℃の温度範囲に直接冷却した場合あるいは50℃
以下に冷却しても1時間以内に50〜140℃の温度範
囲に加熱すれば、クラスターの形成が少なく、塗装焼付
時に加熱による強度上昇が大きい。
【0012】50〜140℃の温度範囲にある押出型材
にはその温度範囲で1〜50時間の安定化処理を行う。
安定化処理は、最終的に析出硬化に寄与する析出物の安
定性を向上させ、押出成形後の型材の経時変化を抑制し
て、塗装焼付時の加熱によって十分な強度を得るととも
に良好な曲げ加工性を確保するために必要な工程であ
る。ここで、安定化処理を行わないかあるいは安定化処
理の温度が50℃未満の場合には、室温での自然時効に
よる強度の上昇(経時変化)が大きく、塗装焼付時の加
熱による強度向上が望めない上に曲げ加工性も低下す
る。一方、安定化処理の温度が140℃を越えると高温
時効によって型材の強度が高くなり、曲げ加工性が低下
してしまう。また、安定化処理における50〜140℃
での保持時間が1時間未満ではその後の室温での経時変
化が大きくなって、塗装焼付時の加熱による強度向上が
望めない上に曲げ加工性も低下する。一方、保持時間が
50時間以上になるか合金の耐力が120N/mm2
上になると型材の強度が高すぎてやはり曲げ加工性が低
下する。従って、安定化処理は50〜140℃の温度範
囲で1〜50時間とし、合金の耐力が120N/mm2
以下となるように上限を規制する。
【0013】以上のように、本発明では合金の成分組成
を適切に調整するとともに、押出型材の製造工程におい
て、400〜550℃での鋳塊の予熱、押出成形後の5
0℃/分以上の冷却速度での冷却、50〜140℃での
安定化処理を施すことによって、押出型材製造後の室温
での経時変化、すなわち、室温での自然時効を抑制する
ことが可能となり、その結果、押出成形後に溶体化処
理、時効等の熱処理を施さなくても高強度が得られる上
に、押出型材として優れた曲げ加工性も確保することが
可能である。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例で説明する。 実施例1 表1に示す化学成分を有する各合金を常法により、溶
解、鋳造し、面削、均質化処理を行って熱間押出用素材
とした。これらの素材を500℃で5分間予備加熱後、
20m/分の押出速度で熱間押出成形を行った。押出型
材の形状は板厚2mm、一辺40mmのロ型である。押
出後、約100℃/分の冷却速度で100℃まで冷却
し、その温度で5〜10時間保持して各合金の耐力を1
00〜120N/mm2 に調整した。このようにして得
られた各合金について、室温で30日経過時点での機械
的性質および曲げ加工性の評価を行った。さらに、室温
で30日経過後175℃×30分の塗装焼付に相当する
加熱処理を行った後の機械的性質についても調査した。
それらの結果を表2に示す。なお、曲げ加工性はプレス
曲げ試験によって行い、○:良好、△:しわ有り、×:
割れ の3段階で評価した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】No.1〜28はいずれも合金の成分組成
が本発明で規定する範囲内で、かつ製造条件も本発明で
規定する条件を満たした例である。これらの場合は、い
ずれも塗装焼付に相当する175℃×30分の加熱を行
う前は伸びが十分に大きく、曲げ加工性に優れており、
かつ175℃での加熱によって大きな強度上昇が得られ
ている。これに対して、No.29〜40はNo.30
を除いて、製造条件が本発明で規定する範囲内である
が、合金の成分範囲が本発明で規定する条件を満たさな
かったため、No.29〜31は曲げ加工は可能である
が、塗装焼付に相当する175℃での加熱後の強度が低
い。No.32は曲げ加工性に劣る上に、175℃での
加熱後の強度も低い。No.34〜40は175℃での
加熱後の強度は高いが曲げ加工性に劣り、割れが生じ
る。また、No.33は押出後の100℃で1時間の保
持ですでに耐力が本発明で規定する120N/mm2
越えてしまったため、曲げ加工性が著しく劣った。
【0018】実施例2 表1に示す合金のうち合金No.19を常法により、溶
解、鋳造し、面削、均質化処理を行って熱間押出用素材
とした。この素材を350,400,450,500,
550および575℃の各温度で5分間予備加熱後、2
0m/分の押出速度で熱間押出成形を行った。押出後、
約100℃/分の冷却速度で100℃まで冷却し、その
温度で5〜10時間保持して合金の耐力を100〜12
0N/mm2 に調整した。このようにして得られた各押
出型材(板厚2mm、一辺40mmのロ型)について、
室温で30日経過時点での機械的性質および曲げ加工性
の評価を行った。さらに、室温で30日経過後175℃
×30分の塗装焼付に相当する加熱処理を行った後の機
械的性質についても調査した。その結果を表3に示す。
なお、曲げ加工性はプレス曲げ試験によって行い、○:
良好、△:しわ有り、×:割れ の3段階で評価した。
【0019】予備加熱温度が400,450,500お
よび550℃の場合はいずれも本発明で規定する製造条
件を満たしているため、塗装焼付に相当する175℃で
の加熱を行う前には伸びが十分に大きく、曲げ加工性に
優れており、かつ175℃での加熱によって大きな強度
上昇が得られている。これに対して、予備加熱温度が3
50℃の場合には本発明で規定される製造条件を満たさ
なかったため、曲げ加工時に割れが生じ、塗装焼付に相
当する175℃×30分の加熱による強度上昇もわずか
であった。また、予備加熱温度が575℃の場合には、
押出成形時に部分溶融が生じたため、健全な押出型材が
得られなかった。
【0020】
【表3】
【0021】実施例3 表1に示す合金のうち合金No.19を常法により、溶
解、鋳造し、面削、均質化処理を行って熱間押出用素材
とした。この素材を500℃で5分間予備加熱後、20
m/分の押出速度で熱間押出成形を行った。押出後、表
4に示す条件で冷却および安定化処理を行った。このよ
うにして得られた各押出型材(板厚2mm、一辺40m
mのロ型)について、室温で30日経過時点での機械的
性質および曲げ加工性の評価を行った。さらに、室温で
30日経過後175℃×30分の塗装焼付に相当する加
熱処理を行った後の機械的性質についても調査した。そ
の結果を表5に示す。なお、曲げ加工性はプレス曲げ試
験によって行い、○:良好、△:しわ有り、×:割れ
の3段階で評価した。
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】製造条件A〜Gはいずれも本発明で規定す
る条件を満たした例である。これらの場合には、いずれ
も塗装焼付に相当する175℃×30分の加熱を行う前
は伸びが十分に大きく、曲げ加工性に優れており、かつ
175℃での加熱によって大きな強度上昇が得られてい
る。これに対して、製造条件H〜Mは本発明で規定する
製造条件を満たさなかったため、H,JおよびLの場合
は曲げ加工性には優れているが、塗装焼付に相当する1
75℃×30分の加熱によっても十分な強度上昇が得ら
れず、I,KおよびMの場合は曲げ加工性に劣る上に、
175℃×30分の加熱によっても十分な強度上昇が得
られなかった。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よると押出成形後の室温での経時変化、すなわち、室温
での自然時効を抑制することが可能になり、その結果、
押出成形後に溶体化処理、時効等の熱処理を施さなくて
も高強度が得られる上に、曲げ加工性にも優れたアルミ
ニウム合金押出型材を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Mg:0.3〜1.5%、S
    i:0.2〜1.8%を含有し、残部はAlおよび不可
    避的不純物よりなるアルミニウム合金の鋳塊を400〜
    550℃で予熱して熱間押出成形を行ってから50℃/
    分以上の冷却速度で50〜140℃の間の温度まで冷却
    し、この温度範囲で、合金の耐力が120N/mm2
    下になる範囲内で1〜50時間保持する安定化処理を行
    うことを特徴とする曲げ加工性に優れた高強度アルミニ
    ウム合金押出型材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアルミニウム合金が、さ
    らに、Cu:0.05〜1.0%、Zn:0.03〜
    1.5%、Mn:0.03〜0.4%、Cr:0.03
    〜0.4%、Zr:0.03〜0.4%、V :0.0
    3〜0.4%、Fe:0.03〜0.6%、Ti:0.
    005〜0.2%のうちの1種または2種以上を含有す
    る請求項1記載のアルミニウム合金押出型材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 熱間押出成形後、50℃以下の温度まで
    冷却し、1時間以内に安定化処理を行うことを特徴とす
    る請求項1または2記載のアルミニウム合金押出型材の
    製造方法。
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