JPS63242590A - 通帳の自動改頁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は通帳の自動改頁方式に関し、更に詳細には現金
自動預金装置、現金自動預金払出装置、自動記帳装置等
の金融機関の自動取引装置及び窓口取引装置等の金融取
引装置における通帳（あるいはそれに類する冊子類）の
自動改頁の方法に関する。

（従来の技術） 現在、銀行等の金融機関において、顧客が通帳を用いて
現金の預入れ、払出し、残高照会、記帳等を行なう自動
取引装置が一般化している。そして、このような自動取
引装置における通帳の改頁の自動化に関する技術が柿々
開発されている。その−例として、実開昭５６−７６４
４９号公報又は特開昭５９−３５９６３号公報に開示さ
れたものがある。ここで、以下に従来の自動改頁方式と
して特開昭５９−：ｌ５９６：］号公報に開示された方
式を例にして図面に基づいて説明する。

第５図（ａ）〜（「）は従来の自動取引装置の改頁動作
時の概略断面図である。ここで、図示していないが通帳
の背表紙には磁気ストライプが貼られており、その磁気
ストライプにはこの通帳を用いて取引を行なうために必
要とされる情報、例えば顧客個人を認証するための番号
、口座番号、通帳の種別及び印字真数、１百当りの印字
行数、さらに印字済みの印字頁及び印字行等の情報が磁
気的に記録されている。通帳の各印字頁の所定位置には
真数を示す頁マークが設けられている。また、図示して
いないが、自動取引装置に挿入された通帳に印字、改頁
の処理が施されるに先立って、磁気ヘッドにより上述の
磁気ストライプに記録されている情報が読み取られ、図
示していない制御回路に供給されている。

次に、従来の改頁動作について説明するが、挿入された
通帳の印字頁が印字すべき頁でなかった場合のそれ以降
の動作を説明する。

先ず、挿入された通帳の開かれた頁の番号が図示してい
ない検出器により上記頁マークから検出される。この頁
の番号と、上述した磁気ストライプから読み取った情報
、即ち本来印字すべき頁番号とが比較され、一致してい
れば印字動作に移行する。一致しなければ、改頁動作に
移行する。そこで、印字すべき頁が開かれた頁より後に
ある場合、即ち改頁を順方向にめくっていく必要がある
“ならば、第５図（ｂ）のようにローラ１はχ１方向に
回転する。また、印字すべき頁が開かれた頁より前にあ
る場合、即ち、改頁を逆方向にめくっていく必要がある
ならば第５図（ａ）のようにローラ１はχ２方向に回転
する。ここでは順方向の改頁について説明する。

そして、ローラｌが回転するにつれて、通帳の改頁すべ
き！百分の中紙２が第５図（ｂ）、第５図（Ｃ）に示す
ように徐々にめくり上げられ、ローラ１がほぼ１回転す
ると中紙２はローラｌからはじき飛ばされて第５図（ｄ
）のようにローラ１の背後に垂れ下がる。そして、ロー
ラ３．４が駆動され、通帳が下方に送られる。この通帳
の下方線動によって第５図（ｅ）の状態を経て第５図（
ｆ）に示すように頁が完全に展開され、ついで開閉板５
が閉じられる。以上で、通帳の改頁すべき１頁分の改頁
動作が終了する。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来の方式では現在開かれている頁
から指定された頁までの改頁を現在開かれている頁から
順方向又は逆方向に１頁毎の改頁によって行なうために
、改頁すべき頁数が大きくなればその真数に相当する改
頁に要する時間も大きくなるという問題点があった。

本発明はこの問題点を解決するためのもので、短時間で
指定された頁への改頁を行なうことができる通帳の自動
改頁方式を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は１ｎ記問題点を解決するために、通帳の中紙の
順方向又は逆方向にめくる改頁動作と、通帳の表紙及び
裏表紙の開閉の動作とを行なう改頁機構部と、通帳の各
員に付された頁数を示す頁マークを光学的に読み取って
現在開かれている頁を認識した結果の現在頁、開くべき
指定頁及び通帳の裏表紙等の所定位置に貼付された通帳
に関する情報が記録されである磁気ストライプから当該
情報を読み取ってこの情報からの通帳の最終頁に基づい
て改頁機構部にどのような改頁動作を指示するかを設定
してこの動作を行なうべき動作指示信号を改「（機構部
に出力する制御部とを具備していることに特徴がある。

（作用） 以上のような構成を有する本発明によれば、制御部は、
現在頁、指定頁及び最終頁の相互関係、例えば、現在頁
から指定頁までの第１の改頁数と表紙又は裏表紙から指
定頁までの第２の改頁数とを比較して、第１の改頁数が
小さいならば現在頁からの通帳の中紙の順方向又は逆方
向にめくる改頁動作を行なう動作指示信号を改頁機構部
に出力する。一方第２の改頁数が小さいならば、一旦通
帳の表紙又は裏表紙を閉じた後通帳の表紙又は裏表紙を
開いて通帳の中紙の順方向又は逆方向にめくる改頁動作
を行なう動作指示信号を改頁機楕部に出力する。

したがって、本発明は前記問題点を解決することができ
、短時間で指定された頁への改行を行なうことができる
通帳の自動改頁方式を提供できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。先
ず、本実施例について説明するに先立って、本発明にお
ける改頁動作の種類を第２図に示しておく。第２図（ａ
）は表紙を開く動作、第２図（ｂ）は中紙な順方向にめ
くる動作、第２図（Ｃ）は裏表紙を閉じる動作、第２図
（ｄ）は裏表紙を開く動作、第２図（ｅ）は中紙を逆方
向にめくる動作、第２図（ｆ）は表紙を閉じる動作を各
々示す。

第１図において、１１は頁マーク登録部で、通帳の各員
に対応した頁マークデータが予め登録されて、何種類か
の通帳に対するデータが格納されている。１２は頁マー
ク登録部１１ヘデータを格納するための頁マーク登録手
段である。！３は通帳の各員に設けられた図示しない頁
マークを光学的に読み取る頁リーダである。１４は頁リ
ーダ１３により読み取った頁マークによる頁の番号と頁
マーク登録部ｌｊからのデータとを比較する読取データ
頁マーク比較部である。１５は読取データ頁マーク比較
部１４からの比較結果による現在開かれている頁を一時
記憶する現在頁記憶部である。１６は図示しない制御部
からの開くべき頁又は指定された頁を一時記憶する指定
頁記憶部である。１７は通帳フォーマット登録部で、通
帳のサイズ、ＭＳの有無、全員数（又は最終頁）等の通
帳に関する情報が予め登録されて、何枝類かの通帳に対
するデータが格納されている。１８は通帳フォーマット
登録部Ｉ７ヘデータを格納するための通帳フォーマット
登録手段である。１９は通帳フォーマット登録部１７か
らのデータによる通帳の最終頁を一時記憶する最終頁記
憶部である。２０は各記憶部１５．１６．１９からの現
在の頁、指定された頁及び最終頁を比較判定する比較判
定部である。２１は動作指示部で、比較判定部２０の判
定結果に応じて後述する改頁機構部２２に第２図（ａ）
〜（ｆ）に示す改頁動作を行なうように各指示信号を出
力する。２２は実際に改頁を行なう改頁機構部である。

２３は通帳の背表紙の所定位置に貼付され、通帳を用い
て行なう取引に関するデータか記録されている磁気スト
ライプから当該データを読み出す磁気ストライプリーダ
である。２４は磁気ストライプリーダ２３からのデータ
により通帳の識別を行なう通帳認識部である。ここで、
頁マーク登録部ＩＩや通帳フォーマット登録部１８には
何種類かの通帳に対するデータが登録されているために
、どの通帳に対するデータを参照するべきかは通帳の磁
気ストライブ内のデータを磁気ストライプリーダ２３に
よって読み出して通帳認識部２４により判断される。し
かし、自装置から発行した通帳であれば通帳の種類は明
確であり上述の通帳認識の処理は不要となる。また、動
作指示部２１は、第２図（ａ）の改頁動作を行なう指示
信号を出力する第１の動作指示部３１、第２図（ｂ）の
改頁動作を行なう指示信号を出力する第２の動作指示部
３２、第２図（Ｃ）の改頁動作を行なう指示信号を出力
する第３の動作指示部３３、第２図（ｄ）の改頁動作を
行なう指示信号を出力する第４の動作指示部３４、第２
図（ｅ）の改頁動作を行なう指示信号を出力する第５の
動作指示部３５及び第２図（ｆ）の改頁動作を行なう指
示信号を出力する第６の動作指示部３６ｈ）ら成る。

次に、第１図及び第３図（ａ）、（ｂ）に示すフローチ
ャートを用いて本実施例の動作を説明する。

先ず、頁リーダ１３が頁リードを行なう（ステップ１０
０）。その頁リードの結果のデータと頁マーク登録部１
１からのデータを読取データ頁マーク比較部１４によっ
て比較照合して（ステップ！Ｏ１゜１０２　）　、その
比較から現在頁Ｃを判別して現在頁記憶部１５に記憶す
る（ステップ１０３）。また、図示しない制御部より指
定された頁が指定頁０として指定頁記憶部１６に記憶さ
れる（ステップ１０４）。さらに、通帳フォーマット登
録部１７より装置に挿入された通帳の最終頁Ｅが最終頁
記憶部＋９に記憶される（ステップ１０５）。ここで、
員数は表紙を１としたものである。次に、現在頁Ｃから
指定頁０を差し引いた差Ｓを求め（ステップ１０６）、
この差Ｓは０と比較される（ステップ１０７）。差Ｓが
０であれば、現在頁Ｃが指定された頁であるので、改頁
動作は行なわれない。差Ｓが０より小さいならば、第３
図（ｂ）のステップ２００に移行する。一方、差Ｓが０
より大きい、即ち現在の頁より前に指定された頁が在る
場合は差Ｓ≧指定頁Ｏという関係が成り立つかどうか判
定される（ステップ１０８）。この関係が不成立ならば
、比較判定部２０は中紙を逆方向に８回めくる（ステッ
プ１０９）ように動作指示部２１の第５の動作指示部３
５に指示信号を出力する。よって、改頁機構部２２は動
作指示部２１からの信号に基づいて通帳の現在開かれて
いる頁から逆方向に８回めくる動作を行なう。一方、こ
の関係が成立するならば、比較判定部２０は一旦中紙ご
と表紙を閉じて（ステップ１１０　）　、その後表紙を
開き（ステップｔｔＢ、そして中紙を順方向に（０−１
）回めくる（ステップ１１２）ように動作指示部２１の
第６の動作指示部３６、第１の動作指示部３１及び第２
の動作指示部３２に各指示信号を出力する。よって、改
頁機構部２２は動作指示部２１からの各信号に基づいて
−・ＩＬ中紙ごと表紙を閉じ、表紙を開けて中紙を順方
向に（０−１）回めくる動作を行なう。

次に、第３図（ａ）のステップ＋０７での判定において
、差Ｓが０より小さい、即ち現在の頁より後に指定され
た頁が在る場合は最終頁Ｅと指定頁Ｏの差ｎを求める（
ステップ２００）。そして、差Ｓと差ｎとを比較しくス
テップ２０１）、比較結果が差ｎ〈差Ｓならば、比較判
定部２０は一旦中紙ごと裏表紙を閉じて（ステップ２０
３）、その後裏表紙を開き（ステップ２０４　）　、中
紙を逆方向にｎ回めくる（ステップ２０５）ように動作
指示部２１の第３の動作指示部３３、第４の動作指示部
３４及び第５の動作指示部３５に各指示信号を出力する
。よって、改頁機構部２２は動作指示部２１からの各信
号に基づいて一旦中紙ごと裏表紙を閉じ、裏表紙を開け
て中紙を逆方向にｎ回めくる動作を行なう。一方、ステ
ップ２０１での比較結果が差ｎ≧差Ｓならば比較判定部
２０は現在開かれている頁から中紙を順方向に８回めく
る（ステップ２０２）ように動作指示部２１の第２の動
作指示部３２に指示信号を出力する。よって、改頁機構
部２２は動作指示部２１からの信号に基づいて通帳の現
在開かれている頁から順方向に８回めくる動作を行う。

次に、第１図の改頁機構部２２が第２図（ａ）〜（ｆ）
に示す改頁動作を行なうときの改頁機構部２２の構造を
第４図（ａ）〜（ｈ）に基づいて説明する。

第４図（ａ）〜（ｈ）において、４１は自動ピックアッ
プローラ（以下ＡＴＰローラと略す）、４２はベージガ
イド、４３はプレス用ローラ、４４は搬送用ローラ、４
５は中紙用センサ、４６は表紙用センサである。

はじめに、第２図（ａ）に示す表紙を開く動作は第４図
（ａ）において、閉じられた通帳が突き当て部に押し当
てられて所定の位置に固定される。背押し部及びプレス
用ローラ４３が下からトヘ通帳を押し上げ、通帳の表紙
がめくれ易くする。そして、ＡＴＰローラ４１がχ１方
向に回転する。表紙のふくらみを表紙用センサ４６が検
出すると、ＡＴＰローラ４１は回転を停止する。その後
、背押し部及びプレス用ローラ４３は元に戻り、再びＡ
ＴＰローラ４１は回転を開始する。そして、中紙用セン
サ４５が表紙のふくらみを検出した後も連続してＡＴＰ
ローラ４１を回転させて表紙をはね上げさせる。次に、
第４図（ｂ）において、突き当て部は引っ込めて、プレ
ス用ローラ４３は＾ＴＰローラ４１に通帳を押し付ける
。そして、ＡＴＰローラ４１、プレス用ローラ４３及び
搬送用ローラ４４が各矢印方向に回転を開始し、通帳は
矢印Ａの方向に搬送されて完全に展開される。また、第
２図（ｄ）に示す裏表紙を開く動作は上述の表紙を開く
動作と相違する点として通帳の位置及び各ローラの回転
方向等であり、その他はほぼ同じであるので省略する。

第２図（ｂ）に示す中紙を順方向にめくる動作は第４図
（Ｃ）において開かれている通帳が所定の位置に搬送さ
れてページガイド４２が上方向に開き、ＡＴＰローラ４
１が矢印Ｂの方向に回転を開始する。

そして、中紙用センサ４５が中紙のふくらみを検出する
と、１度２枚めくり防止のためにＡＴＰローラ４１は矢
印Ｃの方向に所定量回転し、再び矢印Ｂの方向に回転し
、再び中紙用センサ４５が中紙のふくらみを検出した後
も連続してＡＴＰローラ４１を回転させて中紙をはね上
げさせる。ここで、複数枚の中紙をめくるのであれば続
けて上記の動作を行ない、所定の枚数の改頁が終了する
と、第４図（ｄ）及び（ｅ）に示すように搬送用ローラ
４４が矢印方向に回転を開始し、通帳は矢印りの方向に
搬送されて完全に展開される。そして、ページガイド４
２が元に戻って、改頁動作は終了する。また、第２図（
ｃ）に示す中紙を逆方向にめくる動作は上述の中紙を順
方向にめくる動作と相違する点として通帳の位置、めく
る中紙、各ローラの回転方向等であり、その他はほぼ同
じであるので省略する。

第２図（ｆ）に示す表紙を閉じる動作は第４図（「）に
おいて開かれている通帳が所定の位置に搬送されてペー
ジガイド４２が上方向に開き、突き上げレバーが通帳の
表紙を突き上げる。そして、第４図（ｇ）に示すように
搬送ローラ４４及び＾ＴＰローラ４１が矢印方向に回転
して矢印Ｅの方向に通帳を搬送させる。このような動作
によって中紙を含む表紙が表紙用センサ４６によって検
出され、かつ端部検知用センサによって通帳の端部が検
出されると、先ず、突き上げレバーが引っ込み、ＡＴＰ
ローラ４！は第４図（ｈ）に示すように反転し始め、通
帳はＡＴＰローラ４１と搬送ローラ４４との間に引き込
まれて閉じられる。また、第２図（Ｃ）に示す裏表紙を
閉じる動作は上述の表紙を閉じる動作と相違する点とし
て通帳の位置、各ローラの回転方向等であり、その他は
ほぼ同じであるので省略する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、改頁動作を行な
う前に現在開かれている頁、指定された頁及び最終の頁
の相互の関係に基づいて、一旦閉じて表紙又は裏表紙か
ら改頁を行なうのが早いか、そのまま現在開かれている
頁から順方向又は逆方向に改頁を行なうのが早いかを比
較判定して改頁動作を行なうことにより、短時間で指定
された頁への改頁が行なうことができる通帳の自動改頁
方式を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図（
ａ）〜（ｆ）は本発明における改頁動作の種類を示す図
、第３図（ａ）、（ｂ）は本実施例の動作を示すフロー
チャート、第４図（ａ）〜（ｈ）は本実施例の改頁機構
部の各動作時の概略断面図、第５図（ａ）〜（ｆ）は従
来の自動取引装置の改頁動作時の概略断面図である。 ＋　１−・・頁マーク登録部、ｌ　２−・・頁マーク登
録手段、１３・・・頁リーダ、 １４−・・読取データ頁マーク比較部、＋　５−・・現
在頁記憶部、　１６−指定頁記憶部、＋　７−・・通帳
フォーマット登録部、＋　８−・・通帳フォーマット登
録手段、１９−・・最終頁記憶部、　２０−・・比較判
定部、２１・−動作指示部、　　２２・−改頁機構部、
２３−・・磁気ストライプリーダ、２４−・・通帳認識
部。 （Ｃ）　　　　　；＝＝−一−−−１．壬デー　　　　
　　−４帳 集２　図 （αノ 與３図 （ｂ） ／￥宴黛介１１の初１１７０−子マート集３凹

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 通帳を用いて金融取引を行なう金融取引装置において、 通帳の中紙の順方向又は逆方向にめくる改頁動作と、通
   帳の表紙及び裏表紙の開閉の動作とを行なう改頁機構部
   と、 通帳の現在開かれている現在頁、開くべき指定頁及び通
   帳の最終頁に基づいて前記改頁機構部に動作指示信号を
   出力する制御部とを具備し、前記制御部は、現在頁、指
   定頁及び最終頁の相互関係によって現在頁からの通帳の
   中紙の順方向又は逆方向にめくる改頁動作を行なう前記
   動作指示信号か、又は一旦通帳の表紙又は裏表紙を閉じ
   た後通帳の表紙又は裏表紙を開いて通帳の中紙の順方向
   又は逆方向にめくる改頁動作を行なう前記動作指示信号
   かを前記改頁機構部に出力して指定頁への改頁を行なう
   ことを特徴とする通帳の自動改頁方式。