JPS63242210A

JPS63242210A - シ−トリクライニング装置

Info

Publication number: JPS63242210A
Application number: JP62078380A
Authority: JP
Inventors: 理上杉
Original assignee: Fuji Kiko Co Ltd
Current assignee: JTEKT Column Systems Corp
Priority date: 1987-03-31
Filing date: 1987-03-31
Publication date: 1988-10-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はシートリクライニング装置に関し、特にシー
トバックを水平状態にまで倒せるようにしたシートリク
ライニング装置に関する。

（従来の技術）例えばワンボックスカー等のシートが前接３座席ある車
両は、多人数向きのレジャー用などに広範囲の用途があ
る。

そして、その車室内もこの種の用途に合わせた秤々の設
備を備えること、および既存設備を変形させることで他
の用途に転用できる工夫が要求されている。

この種の要求の一つに、フロントシートを後向きにする
とともに、中央のシー１−のシートバックを前傾させて
テーブル状にし、リアシートとの間でテーブルを挟んで
向かい合った形で軽い食事を取ったり、ゲームを楽しむ
ようにしたい場合がある。

この用途の場合、中央のシートは、シートバックの回動
中心がシートクッション上であって、最大限前傾さけた
状態で、テーブル面となるシートバックの背面が水平状
態に位置しなければならない。

また、２ドア車両でリアシート側に乗降する際にはシー
トを前部側に移ｉｈさせるとともに、大きく折り岩むこ
とによって出入り用の開口面積を大きく確保する必要が
ある。

したがってこれらの用途に向くシートリクライニング装
置のリクライニングアームの回動中心はシー１〜クツシ
ヨンの上部に位置していることが必要である。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、前記シートリクライニング装置は、一般
的にはシートバックに固定するリクライニングアームの
旋回中心をシートクッションの下部側に位置させている
。

この理由は、リクライニング用の操作レバーの位置がシ
ートクッションの側方下部に位置している必要があるか
らであって、実際問題として操作レバーの位置がシート
クッションの側り上部にあった場合には、乗降の邪魔と
なり、危険性も生ずるからである。

つまり、従来のリクライニング装置の一般的な構造はリ
クライニングアームをその旋回中心を基点として前、ま
たは接頭側に付勢するバネと、前記旋回中心に同軸上に
設けられたラッチディスクと、該ラッチディスクに形成
された歯巾状のツースに常時噛合するラッチレバーとか
らなっていて、該ラッチレバーの他側部をシートクッシ
ョンの側方に突出させて操作レバーとしてあり、操作レ
バーを引くことで相対的にラッチレバーがラッチディス
クからＮｔ間し、バネ力によってシートバックが萌、ま
たは後傾づる溝成となっている。

したがって、従来のリクライニング装置ではラッチディ
スクと操作レバーの位置を接近して配置する必要上、シ
ートクッションの下部側に旋回中心が位置し、したがっ
て、その最大の前傾量はシートバックがシートクッショ
ンの後端縁に当接するまでの角度であって、とうてい水
平までには至らず、また、水平まで倒すとすれば、リク
ライニングアームの旋回中心を上部に移動するにともな
い操作レバーの位置をシートクッションの上部まで移動
する必要が生じ、前述の問題を生ずることになる。

この発明は以上の問題を解決するものであって、その目
的は、操作レバーの配置をシートクッションの側方下部
に位置させた状態でリクライニングアームの旋回中心を
設計上の必要に応じた上部位置に配置できるようにした
シートリクライニング装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）前記［１的を達成Ｊるため、この発明は、シートクッシ
ョンの後部一側部に固定されるベースプレートと、該ベ
ースプレートの上端側一端Ｆかに旋回中心軸を介して旋
回可能に軸承され、かつ上部旋回端をシートバックの一
側部に結合したリクライニングアームと、前記ベースプ
レートの下部側他端面に揺動可能に軸承され、かつシー
１〜クツシヨンの下部側方に平行配置された操作レバー
と、前記ｈｋ回中心軸と同心状に回転可能に設けられた
ラッチディスクと、該ラッチディスクに離接可能に配置
されたラッチピースと、該ラッチピースに一端を）１１
！繋し、他端を前記操作レバーに連８させたリンクレバ
〜と、該リンクレバーを常時ラツヂ側に付１！Ａするバ
ネ手段からなる構成とした。

（作　用）リンクレバーおよびラッチピースの長さに応じてリクラ
イニングアームの旋回中心の＾さ位置が自由に設定でき
る。

（実　施　例）以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図ないし第４図はこの発明に係るシー１ヘリクライ
ニング装置を示している。

まず、第１図はシートリクライニング装置をモＨプたシ
ートを示している。

図において、１は下部をシートクッション２の後部一側
部に固定されるベースプレート、３は該ベースプレート
１の上端側一端面に旋回中心軸４を介して旋回可能に軸
承され、かつ上部旋回端をシー１〜バツク５の一側部に
結合したリクライニングアーム、６は前記ベースプレー
ト１の下部側他端面に軸７を介して揺動可能に軸承され
、かつシートクッション２の下部側方に平行配置された
操ｆルバーである。

前記リクライニングアーム３の内側には第２図（２いし
第４図に示ずように、ガイドを兼ねたピン８ａに結合さ
れたラッチディスク９が同軸−［に配ｄされ、前記リク
ライニングアーム３の旋回動作に伴なっＣ回動するよう
になっている。

また、ラッチディスク９のベースフレーム１を挟む他端
面側には巻バネ１０が旋回中心軸４の外周に同心状に配
置され、かつその中心側バネ端を前記旋回中心軸４に結
合し、外側バネ端をベースプレート１に突設されたブラ
ケット部１１に結合し、リクライニングアーム３を！ｊ
’ｓ時前傾側に付勢している。

なお、前記ピン８ａはリクライニングアーム３およびラ
ッチディスク９に複数箇所貫通形成された貰通孔に嵌着
され、前記ピン８ａの内１木が前記口過孔から突設され
るようになっており、前記ペースル−ム１に開口形成さ
れたほぼ半円形のガイド１Ｍ１ａに挿通されている。

該ガイド溝１ａは前記旋回中心＠４と同心状であって、
ピン８ａを摺動ガイドし、リクライニングアーム３の旋
回角度を規制する。また、前記ラッチディスク９には同
じく半円状ガイド溝９８が形成され、このガイド溝９ａ
にベースプレート１側に突設されたピン８ｂを挿通し、
旋回角度を規制している。

したがって、これら各ガイド溝１ａ、９ａの組合わせに
応じて、ピン８ａの挿通位置でリクライニングアーム３
の旋回角度を自由に設定できるようになっている。

前記ラッチディスク９の下部には歯車状のアッパーツー
ス９ｂが形成され、該ツース９［）にはロワーツース１
２ａを設けたラッチピース１２が離接可能に対向してい
る。

該ラッチピース１２は、ベースプレート１にリベット止
めされたガイドピース１４に活動可能にガイドされると
ともに、前記操作レバー６の軸７を挟む反対位置に一体
に形成されたリンクアーム１５にピン１６を介して連繋
している。

すなわら、前記ラッチピース１２には前記リンクレバー
１５の旋回６１作を上下運動に変換するためのカム満１
２ｂが切られ、前記ピン１６を該カムｔＭ　１２　ｂに
１．Ｔｉ通し、これによって、前記操作レバー４の揺動
動作を上下運動に変換りろようにしている。

また、１）ｊ１記リンクレバー１５には一体のブラケッ
］−アーム１７が突設され、該ブラケットアーム１７の
１：乙動端とベースプレート１間には引っ張りコイルス
プリング１８が懸架され、常時リンクレバー１５および
操作レバー６をｎ、’ｉ　ａｔ方向に回動（Ｎ１努し、
ラッチピース１２をラッチ側に付勢している。

なＪ３、前記スプリング１ε３の懸架位「ずに沿って前
記ベースプレー１へ１にはプレス成形による渦状のビー
ド１ｂが形成され、該ビード１ｂの端部に１１「１記ス
プリング１８の下端を懸架するブラケット部１Ｃを形成
している。したがって、スプリング１８は該ビード１Ｃ
内に収装された状態で懸架され、ベースプレート１の外
側にスプリング１８の外周が突出しないようにしてスプ
リング１Ｂの他の部品に対する干渉を防止している。

また、前記ガイドピース１４は軸受部を兼用し、その本
体部分くガイド部分）の上下には軸受フレーム１９．２
０が一体に延設され、それぞれ前記リクライニングアー
ム３の旋回中心軸４および操作レバー６の軸７を前記ベ
ースフレーム１とともに軸受し、片持ち支持による各軸
に対する偏荷重を未然に防止している。

以上の構成にあっては、前記リンクアーム１５とラッチ
ピース１２の長さによって操作レバー６がベースプレー
ト１の下部に位置している場合でも、リクライニングア
ーム３の旋回中心を必要に応じた高さ位置に設定でき、
第１図に想像線で示すごとく、シートバック５を倒した
場合に、その背面がほぼ水平状態となるまでの前傾姿勢
を得られる。

したがって、前述の如きテーブル等に変形させる使用方
法が可能であるほか、仕様に応じた前傾姿勢を自由に得
られることになるのである。

（効　果）以上実施例によって詳細に説明したように、この発明の
シートリクライニング装置にあっては、操作レバーの配
置をシートクッションの側方下部に位置させた状態でリ
クライニングアームの旋回中心を設計上の必要に応じた
上部位置に配置できる。したがって、例えばシートをテ
ーブル化りに使用する場合などや、２ドアの車両でリア
シート側に座るときの出入口の開口を大きく取りたい場
合などに好適な用途がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るシートリクライニング装置を装
備したシートを示寸側面図、第２図は同シートリクライ
ニング装置の側面図、第３図（よ同断面図、第４図は同
斜視図である。１・・・ベースプレート１ａ・・・ガイド溝１ｂ・・・ビード２・・・シートクッション３・・・リクライニングアーム４・・・旋回中心軸５・・・シートパック６・・・操作レバー８ａ、８ｂ・・・ピン９・・・ラップディスク９ａ・・・ガイド溝１２・・・ラップ−ピース１５・・・リンクレバー１８・・・バネ手段（引っ張りコイルスプリング）代理
人　弁理士　　三　好　保　男電４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シートクッションの後部一側部に固定されるベー
スプレートと、該ベースプレートの上端側一端面に旋回
中心軸を介して旋回可能に軸承され、かつ上部旋回端を
シートバックの一側部に結合したリクライニングアーム
と、前記ベースプレートの下部側他端面に揺動可能に軸
承され、かつシートクッションの下部側方に平行配置さ
れた操作レバーと、前記旋回中心軸と同心状に回転可能
に設けられたラッチディスクと、該ラッチディスクに離
接可能に配置されたラッチピースと、該ラッチピースに
一端を連繋し、他端を前記操作レバーに連動させたリン
クレバーと、該リンクレバーを常時ラッチ側に付勢する
バネ手段からなることを特徴とするシートリクライニン
グ装置。
（２）前記ベースプレートに旋回中心軸と同心状のガイ
ド溝を形成するとともに、前記リクライニングアームお
よびラッチディスクを貫通して該ガイド溝に挿通される
複数のピン取付け穴を形成する一方、前記ラッチディス
クにもガイド溝を形成し、これにベースプレート側から
突設されたガイドピンを挿通してなり、前記ピン取付け
穴に挿通されるピンの配置に応じてリクライニングアー
ムの旋回角度が設定されるようにしたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載のシートリクライニング装置
。
（３）前記バネ手段は引っ張りコイルスプリングからな
り、該スプリングの懸架位置に沿って、前記ベースプレ
ートには溝状のビードをプレス成形し、該ビード内にス
プリングを収装するようにしたことを特徴とする特許請
求の範囲第１項または第２項に記載のシートリクライニ
ング装置。