JPS6323834A - マロン酸誘導体 - Google Patents

マロン酸誘導体

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JPS6323834A
JPS6323834A JP62176063A JP17606387A JPS6323834A JP S6323834 A JPS6323834 A JP S6323834A JP 62176063 A JP62176063 A JP 62176063A JP 17606387 A JP17606387 A JP 17606387A JP S6323834 A JPS6323834 A JP S6323834A
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JP
Japan
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malonic acid
acid
tert
group
derivative according
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JP62176063A
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English (en)
Inventor
ロマーノ・ディトラパーニ
アントニオ・シルビオ・ベルディーニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sclavo SpA
Eni Tecnologie SpA
Original Assignee
Sclavo SpA
Eniricerche SpA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/02Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
    • C07K5/0212Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -N-C-N-C(=0)-, e.g. retro-inverso peptides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C271/00Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/08Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C271/10Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C271/22Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by carboxyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C323/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 COOR ’ −C1 COOR ” (式中、R1及びR1はそれぞれ独立して水素又はカル
ボキシル保護基、たとえば直鎖状又は好ましくは分枝状
の炭素数6までのアルキル基(代表的にはエチル基、イ
ソプロビル基、第3級ブチル基及び第3級アミル基)、
又はベンジル基又は置換ベンジル基の如きアラルキル基
(たとえばニトロ゛  ベンジル基、アルコキシベンジ
ル基、アルキルベンジル基等)であり、基Rは側鎖の官
能基(塩基性アミノ酸であるリシン及びオルニチンの場
合にはアミノ基、チロシンの場合にはヒドロキシル基、
システィンの場合にはチオール基、及び酸性アミノ酸の
場合にはカルボキシル基)が適当に保護されたアミノ酸
(リシン、オルニチン、チロシン、システィン、アスパ
ラギン酸及びグルタミン酸)の側鎖に相当するものであ
る)で表されるマロン酸誘導体に係る。
特に、基Rは下記の化学構造の1つで表される。
−(CI,)  −COOR −(CH,)  −NHY − CH,− S− Y (式中、nはl又は2であり、mは3又は4であり、Y
は適当に選ばれる保護基である。)本発明のマロン酸誘
導体は公知の方法(たとえば、EP−B−82568、
EP−A−84691、EP−A−97994及びイタ
リー国特許出願第20926 A/82号及び同第23
417A/82号)に従ってペプチド鎖に容易に導入さ
れ、かかるアミノ酸の側鎖に反応性官能基が存在するこ
とによる副反応を生ずることなくX−Asp,X−Gl
u, X−Cys, X−Lys, X−Orn及びX
−Tyr(ここでXはプロリンを除く各種の天然アミノ
酸残基を示す)の結合の逆転を可能にする。
ペプチド鎖の1又はそれ以上のアミノ結合の方向を逆転
させることにより得られるペプチド(一般に「レトロ逆
転(retro − inverso) Jペプチドと
称される)は、天然のペプチドの構造異性体である。し
かしながら、これらのレトロ逆転類似体(親の天然ペプ
チドとは位相化学的には同一ではない)は、その生物活
性を完全に又は部分的に保持するか、又はl又はそれ以
上のべブチド結合の逆転により誘発された構造上の変化
のため新たな興味深い特性を獲得している。
各種官能基(アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル
基及びチオ基)について好適な保護基(Y)は、ペプチ
ド化学において公知であり、各種文献(たとえば、He
y rオーガニック・ケミストリー(Organic 
 Chemistry)J シリーズ2、第6巻、[ア
ミノ酸、ペプチド及び関連化合物JMTPインターナシ
ョナル・レビュー・オブ・サイエンス、Butterw
orths & Co、発行、第76頁)に広く記載さ
れているものである。
本発明の好適な具体例によれば、好適な保護基は、酸レ
イビル基、すなわち必要な場合、ペプチド結合に影響を
及ぼさない温和な条件下、又は保持されるべき他の保護
基を除去しない温和な条件下での酸処理によって容易に
除去される保護基である。
代表的には、保護すべき官能基がアミノ基の場合(Rが
リシン又はオルニチンの如き塩基性アミノ酸の側鎖残基
である一般式Iの化合物の場合)、好適な保護基は、た
とえば第3級ブトキシカルボニル基(Boc)、N −
 2−ビフェニル−2−プロポキシカルボニル基(Bp
oc)、第3級アミルオキシカルボニル基(Aoc)、
ニトロフェニルスルフェニル基(Nps)等であり、中
でも第3級ブトキシカルボニル基が好適である。
保護すべき官能基がカルボキシル基の場合(Rが、アス
パラギン酸又はグルタミン酸の如き酸性アミノ酸の側鎖
残基である一般式Iの化合物の場合)、保護は、相当す
る第3級アミル、トリチル、ジフェニルメチル又は好ま
しくは第3級ブチルエステルの形成を介して行なわれる
。ヒドロキシル又はチオール官能基の保護に関しては、
トリチル、ジフェニルメチル、第3級アミル又は好まし
くは第3級ブチル基を使用できる。
本発明の化合物の好適なものは、R,R’及びR2が上
述のもの(ただし、官能基Rの保護基は第3級ブチル又
は第3級ブトキシカルボニルから選ばれる)である一般
式Iで表される化合物である。 本発明の化合物は、マ
ロン酸誘導体の製法として文献において公知の方法に従
って生成される。この方法は下記スキームで表される。
スキーム C0OR” C0OR’ 一一−−→  R−CH+  MZ C0OR’ C0OR’ b)   YOC−CH= CH2+   CH20C
0OR’ −m−→  YO−C−CH,−C)l、 −CH0C
0OR’ C0OR’ c)    Y  S[(+   CH2=CC0OR
’ C0OR’ 一−−−−→   Y−3−CH,−CHC0OR’ 上記スキームの反応a)によれば、マロン酸エステルア
ルカリ塩、代表的にはマロン酸ジエチルエステルナトリ
ウム塩を一般式 (式中、Rは面記と同意義であり、Zは臭素、ヨウ素及
び塩素から選ばれ、好ましくは塩素である)で表される
ハロゲン化物と反応させることによりて、一般式Iの化
合物が得られる。特に、この反応は、たとえばマロン酸
ジエステルをアルカリ金属のアルカノール溶液に添加す
ることによりまずマロン酸ジエステルアルカリ塩を調製
し、ついで、この溶液に他の反応体RZを添加すること
によって行なわれる。反応は室温でもスムーズに進行す
るが、反応速度を高めるため、還流温度に反応混合物を
加熱することが望ましい。反応が完了した後(反応の進
行は薄層クロマトグラフィーによって監視される)、反
応混合物を注意して水洗し、有機溶媒を留去して、粗生
成物として一般式■の化合物を得る。得られた化合物を
、従来の結晶化法又は蒸留法により、又はクロマトグラ
フィー法(たとえば逆転相HPLC)によって精製する
上記スキームの反応b) [残基Rがグルタミン酸(好
ましくはカルボキシル基が保護されている)の側鎖であ
る一般式rの化合物の合成に適用される]は、塩基を触
媒として進行するマロン酸エステルの活性メチレン基の
活性二重結合への付加(ミカエル縮合)を行なうもので
ある。
この付加反応は、不飽和化合物 YOOC−CI = CI(2 を、極性の非プロトン性有機溶媒及び強酸、たとえばア
ルカリ金属アルコラード又は水素化物又は第4級アンモ
ニウムヒドロキシド(これらは、エステル基を加水分解
することなく、反応に対して触媒として作用しうる)の
存在下で、過剰のマロン酸エステルと接触させることに
よって行なわれる。この場合にも、反応は室温で有利に
実施される(反応の進行はTLCによって監視される)
。反応終了後、反応混合物について、水及び緩衝液又は
保護基の離脱を生ずることなく塩基を中和しうるわずか
に酸性の溶液で洗浄すること、有機溶媒を除去すること
を包含する通常の処理を行ない、RがYOOC−CH,
−CI、−である一般式Iの化合物を粗生成物として得
た後、上述の常法に従ってさらに精製する。
最後に、基RがS−保護システィンの側鎖残基である一
般式■の化合物は、化合物 Y−SH− (式中、Yは適宜選択されるチオ保護基である)のメチ
レンマロン酸エステルへの付加による上記スキームの反
応C)に従って有利に生成される。
この反応は、はぼ等モル量の2種類の反応体を使用し、
水、メタノール、エタノール、及び同様の溶媒又はこれ
らの混合物の如きプロトン性溶媒の存在下、室温でこれ
ら反応体を接触させることによって行なわれる。反応の
終了後、必要ならば未反応のメルカプタンを除去し、水
に対する相溶性に乏しい有機溶媒を添加する。ついで、
一般式■の所望生成物を常法に従って分離した有機相か
ら回収し、上述の如く精製する。
以下の実施例は本発明の代表的な化合物の生成を詳述す
るものであり、本発明の精神を限定するものではない。
実施例1 反応系を窒素雰囲気に維持しながら、金属ナトリウム(
2,59,0,1モル)を無水エチルアルコール(70
xf2)に溶解した。ついで、温度を60℃とし、マロ
ン酸ジエチルエステル(35g、0.2モル)を徐々に
滴加した。
得られた溶液にN−〔(第3級ブトキシ)カルボニル〕
−3−クロロ−プロピルアミン(12,29,0,1モ
ル)を室温で徐々に添加した。室温において撹拌を2時
間続け、ついで還流温度で6時間撹拌を行なった。
反応混合物を酢酸エチル/水混合物(1/1゜v/v)
 (400x(りに注加し、有機相を回収し、水で数回
洗浄し、MgSO4で乾燥させた。減圧下(0,5ミリ
バール)、100℃で有機溶媒を除去し、淡黄色の油状
物(27,19,87%)を得た。この生成物をNMR
分析して、構造を確認した。
実施例2 窒素雰囲気下で、金属ナトリウム(0,2g9.0.0
12モル)を無水エチルアルコール(9村)に溶解させ
た。この混合物をを60℃に加熱し、マロン酸ジエチル
エステル(3,8g、0.024モル)を徐々に滴加し
た。この混合物を60℃に加熱し、マロン酸ジエチルエ
ステル(3,8L Q、024モル)を徐々に滴加した
。ついで、得られた混合物にN−〔(第3級ブトキシ)
カルボニル〕−4−クロロ−ブチルアミン(2,5g、
0.012モル)を室温で徐々に添加した。反応混合物
を室温で2時間、還流温度で6時間撹拌し、酢酸エチル
/水(1/ 1 、 v/v) (100Xa)に注加
した。有機相を分離し、数回水で洗浄し、Mg5O+で
乾燥した。
ついで、減圧下(0,5ミリバール)、100℃で溶媒
を留去して、粗製の油状生成物を得た後、RP−18樹
脂を使用しかつCH3CN (45容量%)で変性した
水相で溶出する逆転相HPLCによって精製した。この
ようにして、標記化合物(1,319)を純粋な生成物
として得た。
実施例3 酸エチルエステル(R’=R”= Et;実施例1と実
質的に同様に操作し、ただしN−〔(第3級ブトキシ)
カルボニルクー3−クロロ−プロピルアミンの代わりに
塩化4−ベンジルオキシ−ベンジル(25L 0.1モ
ル)を使用して標記化合物を調製した。
得られた油状物を分別蒸留によって精製し、標記化合物
(28,2L 80%)を純粋な生成物として得た(沸
点240℃10.5ミリバール)。
このようにして得られた化合物の構造をN M R及び
質量分光測定によって確認した。
実施例4 Y =−C(CL)。
上記実施例3の化合物(8,99,0,025モル)を
無水エチルアルコール(200o2)に溶解し、1o%
Pd/Cの存在下、反応混合物中にHtを2時間発泡さ
せた。反応混合物をシーライト上で濾過し、減圧下で蒸
留して油状生成物を得た後、結晶化し、極めて少量のn
−ヘキサンで洗浄した。これにより、mp45℃の結晶
性生成物として3−(4−ヒドロキン−フェニル)−2
−エトキンカルボニル−プロピオン酸エチルエステル(
6,39)を得た。この生成物、塩化メチl/ ンC4
0z(1)及びII、So、 (3z&)をガラス製オ
ートクレーブ(2503!12) l:充填し、−85
6Cに冷却したイソブチレン(40x(7)を添加した
ついで、撹拌しながら、反応混合物を室温に24時間維
持した。
室温で過剰のイソブチレンを留去し、残渣を酢酸エチル
(300JI+2)で抽出した。得られた有機溶液を5
%NaHCO3(3X 100vυで洗浄し、ツいテ飽
和NaCf2溶液(3x 100zC)で洗浄した、有
機溶液をMg5Oaで乾燥し、溶媒をまず室温において
、つぃでウォーターポンプの作動下100℃において1
5分間で留去し、油状物(10g)を得た。この油状物
は、ヘキサン/酢酸エチル(8/ 2 、 v/v)中
、4個のTLCスボ7 ト(Rf: 0.53.0.3
g、 0.18.0.0)を示した。RfO,3gを有
する化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにお
いて、 n−ヘキサン/酢酸エチル(9/ 1 、 v
/v)で溶出して分離した。これにより、標記の化合物
3.79(48%)を純粋な生成物として得た。分析の
データは予想した構造と完全に一致した。
実施例5 標記化合物を、実施例1と実質的に同様に操作し、ただ
しN−〔(第3級ブトキシ)カルボニルクー3−クロロ
−プロピロアミンの代わりにブロム酢酸第3級ブチルエ
ステルを使用し、添加を0℃行なうことにより調製した
NMR及び質量スペクトルによって構造を確認した。
実施例6 酸化アルミニウムによって予じめ乾燥しかつヘリウムで
脱気したジオキサン中にベンジルトリメチルアンモニウ
ムヒドロオキシド(10fff2)及びマロン酸ジエチ
ルエステル(40xC)を含有する溶液に、激しく撹拌
しながら、室温において、2−プロピオン酸第3級ブチ
ルエステル(17z(、0,1モル)をゆっくりと添加
した(6時間)。
このようにして得られた混合物を撹拌しながら室温に2
4時間維持し、ついでCH,CQ2(150肩Q)で希
釈し、水(3X 150tf2)、15%クエン酸(2
X 100xr2)で洗浄し、さらに洗液が中性となる
まで水で洗浄した。
有機溶液を!+1g5O+で乾燥し、減圧下(0,5ミ
リバール) 、100°Cで溶媒を除去して、油状生成
物を得た。この生成物を分別蒸留することにより、bp
141−44°C10,5ミリバールを有する標記の化
合物(26,49)が得られた。NMR及び質量スペク
トルによって構造を確認した。
実施例7 エタノール/水(1/ 1 、 v/v)中に第3級ブ
チルメルカプタンC4,59,0,05モル)を含有す
る溶液に、室温において、メチレンマロン酸第3級ブチ
ルエチルエステル(109,0,05モル)をゆっくり
と(4時間)添加した。
反応混合物を撹拌しながら室温にI夜維持した。
反応混合物中に窒素流を8時間通じることによって未反
応のメルカプタンを除去した。反応混合物を酢酸エチル
/水(2/ 1 、 v/v) (1503112)で
希釈し、有機相を分離し、lO%NaHCOs (3x
 5011Q)で洗浄し、洗液が中性となるまで水で洗
浄した。有機相をMgSO4で乾燥し、減圧下(0,5
ミリバール)で溶媒を留去して油状生成物を得た後、シ
リカゲルクロマトグラフィーにおいてn−ヘキサン/酢
酸エチル(9/1. v/v)で溶出することにより精
製した。このようにして、Rf O,44を有する化合
物1.311及びRr O,34を有する化合物0.5
9を得た(いずれも同じ溶出系によるTLC)。
NMR及び質量分光測定のデータにより、前者の化合物
が予想した構造を有するものであり、後者は2−エトキ
シカルボニル−3−(33級ブチル)チオ−プロピオン
酸エチルエステルに相当するものであることが確認され
た。
実施例8 − C(CH3)5) 上記実施例7の方法に従って調製した2−(第3級ブト
キシカルボニル)−3−(第3級ブチルチオ)−プロピ
オン酸エチルエステル(1,31L 4.5ミリモル)
の第3級ブチルメルカプタン(8村)溶液を、KOH(
0,253g、 4.5ミリモル)の無水エチルアルコ
ール(4j!12)溶液にゆっくりと添加した(4時間
)。反応混合物を室温で1夜撹拌し、ついでエチルエー
テル/水混合物(1/ 1 、 v/v) (300村
)中に注加した。有機相を分離し、水(3x 5031
12)で抽出した。水相を20%クエン酸で酸性化し、
ついで酢酸エチル(3X 100m12)で抽出した。
有機相を乾燥した後、ウォーターポンプ作動下で乾燥さ
せて、標記の化合物4(Ozgを得た。NMR及び質量
スペクトルによって予想した構造を確認した。
参考(原料化合物の調製) 実施例1において原料物質として使用した標記化合物の
如くして調製したものである。
すなわち、ジオキサン/水(2/ 1 、 v/v) 
(100yQ)中に3−クロロ−プロピルアミン塩酸塩
(12,989,0,1モル)を含有する溶液を、炭酸
ジ(第3級ブチル) C249,0,11モル)、l 
N  Na、CO,(100112)及びジオキサン/
水(2/ 1 、 ’v/v) (20Qy(1)の混
合物(0℃に冷却)によって、激しく撹拌しながら、ゆ
っくりと添加する。添加終了時、反応混合物を室温でさ
らに1時間撹拌し、減圧下でジオキサンを除去し水相を
数回酢酸エチルで抽出する。有機相から油状生成物(1
9,29)を回収し、その構造をNMRスペクトル分析
によって確認する。
この化合物はそのままで実施例1の調製に使用できる。
実施例2において原料物質として使用した核化、合物は
、上記a)と実質的に同様に操作し、ただし3−クロロ
−プロピルアミン塩酸塩の代わりに4−クロロ−ブチル
アミン塩酸塩を使用することによって調製されたもので
ある。
C)メチレンマロン酸エチル第3級ブチルエステル 実施例7において原料物質として使用した該化合物は、
下記の如くして調製したものである。
すなわち、10%Na0H(2:IN)をマロン酸第3
級ブチルエステル(20g)に添加する。ついで、反応
混合物の温度を55°Ci、: l持しかつpHを10
%NaOHによって約85に維持しながら、40%水性
ホルムアルデヒド(15m12)を極めてゆっくりと添
加する。
ついで、反応混合物を室温において24時間撹拌する。
得られた反応混合物を氷酢酸数滴を添加して酸性化し、
Cu(CI(、C00)−と共に適当な蒸留装置に充填
する。ついで、95−145℃10.5ミリバールの範
囲で蒸留されたフラクションを回収する。質量スペクト
ル分析によって予想した構造を確認する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立して水素又は
    カルボキシル保護基を表し、Rは官能基が保護されたリ
    シン、オルニチン、チロシン、システイン、アスパラギ
    ン酸及びグルタミン酸の側鎖に相当するものである)で
    表わされるマロン酸誘導体。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前記R
    ^1及びR^2がそれぞれ独立して水素、炭素数6まで
    のアルキル基又はアラルキル基であり、Rが、官能基が
    酸レイビル保護基によって保護されたリシン、オルニチ
    ン、チロシン、システイン、アスパラギン酸及びグルタ
    ミン酸の側鎖に相当するものである、マロン酸誘導体。 3 特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、Yが第
    3級ブチルまたは第3級ブトキシカルボニル基である、
    マロン酸誘導体の製法。 4 5−〔(第3級ブトキシ)カルボニル〕アミノ−2
    −エトキシカルボニルペンタン酸エチルエステルである
    、特許請求の範囲第3項記載のマロン酸誘導体。 5 6−〔(第3級ブトキシ)カルボニル〕アミノ−2
    −エトキシカルボニルヘキサン酸エチルエステルである
    、特許請求の範囲第3項記載のマロン酸誘導体。 6 3−〔4−(第3級ブトキシ)〕フェニル−2−エ
    トキシカルボニルプロピオン酸エチルエステルである、
    特許請求の範囲第3項記載のマロン酸誘導体。 7 1,1,3−プロパントリカルボン酸3−第3級ブ
    チル1,1−ジエチルエステルである、特許請求の範囲
    第3項記載のマロン酸誘導体。 8 2−(第3級ブトキシカルボニル)−3−(第3級
    ブチルチオ)プロピオン酸エチルエステルである、特許
    請求の範囲第3項記載のマロン酸誘導体。 9 2−(第3級ブトキシカルボニル)−3−(第3級
    ブチルチオ)プロピオン酸である、特許請求の範囲第3
    項記載のマロン酸誘導体。
JP62176063A 1986-07-16 1987-07-16 マロン酸誘導体 Pending JPS6323834A (ja)

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IT21143/86A IT1196500B (it) 1986-07-16 1986-07-16 Derivati dell'acido malonico e metodi per la loro sintesi
IT21143A/6 1986-07-16

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Publication Number Publication Date
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ID=11177375

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US (1) US4914226A (ja)
EP (1) EP0254080B1 (ja)
JP (1) JPS6323834A (ja)
AT (1) ATE86964T1 (ja)
CA (1) CA1304539C (ja)
DE (1) DE3784799T2 (ja)
ES (1) ES2044874T3 (ja)
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