JPS63236665A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は熱転写記録方式により印刷を行う記録装置に関
するものである。

［従来の技術］ 近年、ＯＡ（オフィスオートメーション）の進展と共に
ファクシミリ、ワープロ等のＯＡ種機器急速に普及し、
年々その生産台数も増大している。゛こうした、ＯＡ種
機器プリンタには様々な記録方式のプリンタが用いられ
ているが、中でも熱転写方式のプリンタは小型、低騒音
、低価格であるため、数多く使用されている。

［発明が解決しようとしている問題点］こうした熱転写
プリンタの使用頻度の増加、あるいは装置の小型化・高
速化にともない、記録用紙が切れて必要な時に即座に記
録できないという事態の発生が増大している。特に、フ
ァクシミリ等においては、自動受信の場合、通常オペレ
ータがその場にいない事を前提としているので、記録用
紙が切れた場合は、紙の補給ができないために受信不能
となり非常に不便である。

こうした事態を回避するために、記録用紙が切れた場合
は、入力されたデータを半導体メモリ等に一時的に蓄積
し、用紙がセットされた時にメモリの内容を用紙上にプ
リントする装置も存在するが、専用の記憶媒体を用いる
ために装置構成が複雑になり、また装置が大型化したり
、記録データを保持しておくためのメモリを多く要する
ため、コストアップになる等の欠点があった。

本発明は上記従来例に鑑みなされたもので、記録用紙が
切れた場合に、記録すべきデータを一時的に転写媒体に
反転して記録しておき、記録用紙がセットされるとその
反転データを用紙上に記録することにより、記録用紙切
れ時のデータ保存を可能にした記録装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明の記録装置は以下の様
な構成からなる。即ち、 サーマルヘッドにより記録媒体に熱転写媒体を転写して
記録を行う記録装置であって、前記記録媒体の有無を検
出する検出手段と、前記記録媒体が無いとき前記サーマ
ルヘッドに通常出力データの反転データを出力して前記
熱転写媒体に記録する手段と、前記熱転写媒体への記録
後、前記記録媒体が装着されると前記熱転写媒体を巻き
戻し、該熱転写媒体に記録された前記反転データを前記
記録媒体上に転写する手段とを備える。

［作用コ 以上の構成において、検出手段により記録媒体の有無を
検出し、記録媒体が無いとき前記サーマルヘッドに通常
出力データの反転データを出力して熱転写媒体に記録す
る。熱転写媒体への記録後、記録媒体が装着されると熱
転写媒体を巻き戻し、熱転写媒体に記録された反転デー
タを記録媒体上に転写する様に動作する。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［熱転写プリンタの説明（第１図〜第３図）］第２図は
実施例の熱転写プリンタの概略構成を示す図である。

図中、１は図示しない外部装置よりのプリントデータや
制御データ等を人力する人力部である。

２は入力部１で入力したプリントデータや制御データを
もとにプリンタ全体の動作制御を行う制御部で、例えば
マイクロプロセッサ等のＭＰＵ、ＭＰＵの制御プログラ
ムやデータ等を記憶しているＲＯＭ、ＭＰＵのワークエ
リアのＲＡＭ等を備えている。

３は熱転写法により印刷を行うプリント部で、制御部２
よりのプリントデータや制御信号を入力し、制御部２よ
り送られてきたプリントデータに対応して、ライン型の
サーマルヘッド５に通電を行う駆動回路４を備えている
。また６は熱転写用のインクシートを供給する供給用モ
ータ、７はインクシートの巻取りを行う巻取り用モータ
である。９は記録用紙のフィードを行うフィードモータ
である。センサ８はプリント部３に記録用紙があるかど
うかを検知するセンサである。

第３図は本実施例の熱転写プリンタのプリント部の印刷
部分の構成を示す図である。

５はライン型サーマルヘッド、３０はプラテンである。

３１はインクシート３４の供給用ローラ、３２はインク
シート３４の巻取りローラで、それぞれ供給用モータ６
と巻取り用モータ７によって回転駆動されてインクシー
ト３４を所定量巻き取る。

上記構成において、記録紙３３はプラテンローラ３０に
よってインクシート３４を介してサーマルヘッド５に圧
接されている。サーマルヘッド５の各発熱素子は入力デ
ータに従って選択的に通電されて発熱される。サーマル
ヘッド５の発熱によりインクシート３４のインクが溶融
し、溶融したインクが記録紙３３の表面に転写される事
によって記録が行なわれる。記録紙３３はプラテンロー
ラ３０によって矢印の方向に搬送され、順次上記のごと
く記録が繰り返される事によって、記録紙３３上に所望
の画像が形成される。

第１図は本実施例の駆動回路４の構成を示す図である。

記録用紙が存在する通常のプリント動作では、制御部２
は切換信号１１をハイレベルにしている。これによりプ
リントデータ１０はＡＮＤ回路１５、ＯＲ回路１６を通
ってドライバ１３に人力され、制御信号１２によりサー
マルヘッド５を駆動してプリントを行う。センサ８によ
り記録用紙の無いことが検知されると、制御部２は切換
信号１１をロウレベルにする。これによりＡＮＤ回路１
４を通してプリントデータ１０の反転データがドライバ
１３に出力される。

第４図（Ａ）は記録用紙がある時、記録用紙にデータｒ
ＡＢｃＪを印字したときのインクシートの状態を示す図
で、第４図（Ｂ）は本実施例における記録用紙がない時
、プリントデータｒＡＢＣ１が人力された時のインクシ
ートの状態を示す図である。この様に記録用紙がない時
はプリントデータは反転して出力されるため、インクシ
ートには文字のみが残った画像が記録されることになる
。

尚、記録用紙が無い時はプラテンにインクシートの加熱
部分が転写されるため、大量のデータが熱転写テープに
記録されるとプラテンの汚れが目立つようになる。この
ため必要に応じてプラテンの清掃を行うクリーニング手
段を備えると良い。

［プリント動作の説明　（第１図、第５図）］第５図は
実施例の制御部２のＲＯＭに格納されているプリント処
理プログラムのフローチャートである。

まずステップＳ１で入力部１よりの信号をもとに受信デ
ータがあるかを調べ、受信データがあればステップＳ２
に進み、制御部２のＲＡＭのバッファに、入力したプリ
ントデータを記憶する。ステップＳ３では、例えば１ペ
一ジ分のプリントデータが入力されるか、あるいはプリ
ント開始コマンドを入力するか等して、プリント開始タ
イミングになったかどうかをみる。プリント開始でなけ
ればステップＳ１に戻りデータ受信を行う。

ステップＳ３でプリント開始タイミングになるとステッ
プＳ４に進み、プリントすべき記録用紙がセットされて
いるかを、センサ８の信号をもとにチェックする。記録
用紙がある時はステップＳ５に進み、切換信号１１をハ
イレベルにして通常のプリント動作を行い、ステップＳ
６で全プリトデータのプリントが終了したかを調べ、終
了していない時は再びステップＳ４に戻り前述の動作を
行う。プリントが終了するとステップＳ１３に進みプリ
ント処理を終了する。

ステップＳ４で記録用紙がない時はステップＳ７に進み
、切換信号１１をロウレベルにする。これによりプリン
トデータ１０の反転データがＡＮＤ回路１４により出力
される。これによりインクシート３４には、通常転写さ
れる文字部分以外の部分がプラテンローラ３０に転写さ
れ、例えば第４図（Ｂ）に示す様にインクシート３４に
転写されるべき文字部分のみが残ったインクシートが形
成される。

ステップＳ８で１ラインのプリントが終了すると、供給
ローラ用モータ６と巻取り用モータ７を回転させてイン
クシートを所定量送る。このインクシートのフィード量
は制御部２のＲＡＭに積算して記憶される。ステップＳ
９でプリントが終了したかを調べ、終了していないとき
はステップＳ４に戻り前述の動作を実行する。

プリントが終了するとステップＳＩＯに進み、記録用紙
３３がセットされたかを調べる。記録用紙３３がセット
されるとステップＳｉｔに進み、ステップＳ８でインク
シートを送る度に積算して記憶された量だけ、供給用モ
ータ６と巻取りモータ７を逆転させてインクシート３４
を巻き戻す。

ステップＳ１２ではインクシートを巻き戻した分、ベタ
黒で通常の場合と同様にプリント動作を行う。これによ
りインクシート３４のプリントデータの残像（通常記録
される部分）が記録用紙上に転写され、インクシート３
４に蓄積されていたプリントデータが記録用紙上に出力
されることになる。

以上述べた様に本実施例によれば、データ受信時に記録
用紙がない場合でも、プリントすべきデータを熱転写用
インクシートに蓄積しておき、その後、記録用紙を補給
すれば、蓄積したデータを記録用紙上に表示出力するこ
とができる。

尚、前述の実施例では溶融型のインクシートの場合につ
いて説明したが、フルカラー記録等に用いられる、昇華
型のインクシートの場合にも適用できる。また本実施例
では転写媒体としてラインヘッド用のインクシートを用
いた場合について説明したが、逐次印刷型のサーマルヘ
ッド用のインクリボンの場合にも、例えばインクカート
リッジにインクリボンの巻き戻し機構を設けることによ
り適用できることはもちろんである。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、特別なデータ蓄積用の
バッファを備えることなく、記録用紙がない場合でも印
刷データを蓄積することができ、記録用紙を装着するこ
とにより、その蓄積された印刷データを可視化して記録
用紙上に記録できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の熱転写プリンタの駆動回路の構成を示
す図、 第２図は実施例の熱転写プリンタの概略構成を示す図、 第３図はプリント部の記録部分の構成を示す図、 第４図（Ａ）（Ｂ）はそれぞれ通常印字と記録用紙がな
いときの記録時におけるインクシートの状態を示す図、 第５図は実施例のプリント処理の動作を示すフローチャ
ートである。 図中、１・・・人力部、２・・・制御部、３・・・プリ
ント部、４・・・駆動回路、５・・・サーマルヘッド、
６・・・供給ローラ用モータ、７・・・巻き取り用モー
タ、８・・・センサ、９・・・モータ、１０・・・プリ
ントデータ、１１・・・切換信号、１２・・・制御信号
、１３・・・ドライバ、１４．１５・ＡＮＤ回路、１６
　・ＯＲ回路、３０・・・プラテンローラ、３１・・・
供給用ローラ、３２・・・巻き取り用ローラ、３３・・
・用紙、３４・・・インクシートである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）サーマルヘッドにより記録媒体に熱転写媒体を転
   写して記録を行う記録装置であつて、前記記録媒体の有
   無を検出する検出手段と、前記記録媒体が無いとき前記
   サーマルヘッドに通常出力データの反転データを出力し
   て前記熱転写媒体に記録する手段と、前記熱転写媒体へ
   の記録後、前記記録媒体が装着されると前記熱転写媒体
   を巻き戻し、該熱転写媒体に記録された前記反転データ
   を前記記録媒体上に転写する手段とを備えることを特徴
   とする記録装置。
2. （２）熱転写媒体に記録された反転データの転写はサー
   マルヘッドの全ドットに通電して行う事を特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の記録装置。