JPS63229513A - キ−入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 本発明はマトリックス状に配置されたキーを押鍵しデー
タを発生するキー入力装置において、押下キーについて
オペレータの操作性を良くするため、疑似押下キーが発
生したことを検出したとき直ぐエラー信号を発生せずに
、疑似押下キーの状態が解除されるまで暫くの間待ち、
解除された時に開放キーの状態を調べ正規に検出された
キーでないときのみエラーデータを送出するようにした
キー入力装置である。

［産業上の利用分野コ 本発明はマトリックス状に配置されたキーを複数連続し
て押鍵して疑似押下キードなったとき、確実にエラー発
生を通知できるキー入力装置に関する。

従来疑似押下キー或いはファントムキーという複数キー
の同時押鍵状態が発生したとき、それを検出し、直ぐエ
ラー発生として信号音を出すことはあったが、その状態
が一旦発生して間もなく解除されても、疑似押下キー発
生信号音が出たため、キー押下の操作を始めからやり直
すなど操作性が悪い欠点があった。そこでキー操作性を
改善することが要望された。

［従来の技術］ マトリックス状に配置されたキー接点で構成されるキー
ボードのキーについて、押下されたことを検出するため
、接点の縦横方向各端部に所定電位を選択印加する手段
と、電位を検出する手段とを具備し、電位を検出したと
きその接点位置に対応する信号をエンコーダにより求め
て、中央処理装置に送出する。このとき第５図に示すよ
うに、ＸラインとしてＸｉ、Ｘ２と、直交するＹライン
としてＹｌ、Ｙ２があって、その交差部にキー接点５Ｗ
１）．５Ｗ１２，５Ｗ２１．５Ｗ２２を配置していると
する。

この場合複数の接点が同時に或いは連続して押下される
と廻り込み現象が問題となる。例えば鵠１）゜５Ｗ１２
．５Ｗ２１の３キーが押下されるとき、Ｙラインを選択
して所定電位を印加し、Ｘ１ラインとＸ２ラインを順次
にまたは同時に選択しその電位を検出すると、５ＷＩＩ
、５Ｗ１２のキー押下が検出できる。

次にＹｌラインの選択を解き、Ｘ２ラインを選択して同
様に電位検出を行うと、Ｘ１ラインを選択して５−２１
のキー押下検出が出来る。その次にＸ２ラインを選択し
たとき、破線で示す廻り込みの経路のため、５Ｗ２２は
押下されていなくても押下されたように検出される。こ
のように実際は押下されずに押下されたと検出されたキ
ーを、以下本明細書において疑似押下キーという。また
「連続して押下される。」とは、一つのキーを押下しそ
のキーを離さない内に他のキーを押して行くことをいう
。そのためキー押下について検出することはクロックパ
ルスを使用して行うが、クロックパルスの繰り返し周期
は、連続キー押下時の間隔と比較しても現状では十分早
くなっている。

キーボードとして当初は複数のキーが同時に或いは連続
して押下されることは起こり得ないとして設計されてい
た。若し前述のように多数のキーが同時に押下されたこ
とを検出すると、キー押下を全て無効と処理していた。

しかしキーボード操作性の向上のため、複数キーを積極
的に利用する場合が起こった。その場合は同時押下につ
いても廻り込みにより疑似押下キーが発生した場合と、
総出ない場合とを区別する必要がある。同時に複数のき
一押下に対応するために、最も簡単確実な手段は各キー
接点に直列接続したダイオードを具備することである。

しかしダイオードの直列接続を行わずにエラー発生を信
号音により知らせることも検討された。

即ち第６図に示すタイムチャートにおいて、キーＡから
キーＣまでを時刻ｔ１からｔ、迄順次に押下したとき、
キーＣを押した時点ｔ、において疑似押下キーの状態と
なるため、ここでエラー発生音を出してオペレータに知
らせたり、キーＣに対するコードその他のデータを何も
発生することがない状態とした。

［発明が解決しようとする問題点コ キー接点に直列接続するダイオードを有する場合は、疑
似押下キーの発生することがないため、キー３１が連続
押下された場合に各データを発生できるが、ダイオード
の必要個数がキー接点と同じであって、所要容積が大と
なり、また製造工程が複雑となる。

第６図に示すタイムチャートにより動作する場合は、オ
ペレータに対し連続の押鍵をした場合エラー発生を直ぐ
様捕らえて仕舞い、後に疑似押下キー状態が解除される
条件、例えば第６図のキーＡが先に離鍵された場合キー
Ｃは有効となるにも関わらずエラーとみなしており、操
作性が悪かった。

本発明の目的と前述の欠点を改善し、疑似押下キーのと
き所定のエラー発生を通知できるようにしたキー入力装
置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理構成を示す図である。第１図にお
いて、１はキーマトリックスでキー接点がマトリックス
状に配置されたもの、２は走査手段で押下されたキーの
有無を周期的に走査するもの、３は疑似押下キー発生を
検出する手段、４は状態監視し続ける手段で、疑似押下
キーの発生を検出したとき、対応エラーデータを中央処
理装置に直ぐ発生送出することなく、状態を監視し続け
るもの、５は離鍵キーチェック手段で、状態監視手段４
において監視中、押下されていたもののうち或るキーの
離鍵により疑似押下キーの状態でなくなったとき、該離
鍵したキーについてチェックするもの、６はコードデー
タ発生手段、７はエラー発生通知手段を示す。

マトリックス状に配置されたキーマトリックス１につい
て押下げされたキーを検出す、データを発生させるキー
入力装置において、本発明は下記の構成としている。即
ち 疑似押下キーの発生を検出する手段３と、検出した時に
対応エラーデータを発生することなく状態を監視し続け
る手段４と、押鍵されたキーのうち或るキーの離鍵によ
り疑似押下キーの状態でなくなったとき該離鍵したキー
についてチェックする手段５と、該チェックにより離鍵
したキーが正規に押下検出されたキーのときは正常にコ
ードデータを発生する手段６を駆動し、正規に検出され
なかったキーのときエラー発生を通知する手段７を動作
させることである。

［作用コ 第２図は本発明の動作を示すタイムチャー１・である。

第２図においてｔ１〜ｔ３はキーＡ〜キーＣがその順序
に押鍵された時刻を示す。時刻ｔ３において、疑似押下
キーが密生したことを第１図の検出手段３が検出したと
き、状態監視手段４に知らせて、走査手段２の出力を監
視する。コード発生手段６からはキーＢに対する出力が
発生し続ける。状態監視手段４は時刻ｔ４においてキー
Ａの離鍵があったことを知る。そのときキーＡの状態を
チェック手段５においてチェックする。キーＡが押鍵時
コードデータを出力したキーであって、そのように先に
押鍵されたキーが先に離鍵された場合は正規動作と考え
る。そのため時刻ｔ４以後は押鍵があってもコードデー
タを送出してないキーＣについてコードデータの送出を
始める。

次にキーＣが時刻ｔ、においで離鍵されるとすれば、キ
ーＢのみが押鍵中となる。コードデータはキーＣについ
て送出し続けられる。そしてキーＡが時刻ｔ、において
押鍵されるときコードデータ発生はキーＡについて再開
される。次にキーＣが時刻ｔ７において押鍵されると再
度の疑似押下キーの発生を検出手段３が検出する。この
ときは時刻ｔ３の場合と同様に監視手段４が監視する。

コードデータはキーＡに対するものが発生していて、キ
ーＣに対するものは発生していない。時刻ｔ６において
キーＣが離鍵されると、キーＣについては時刻ｔ、にお
いて離鍵順序が逆転したことであり、そのように正規動
作でないキーについては、ここでエラー発生通知手段７
を駆動してエラー信号を発生し、オペレータなどに通佃
する。

［実施例］ 第２図は本発明の実施例として疑似押下キー検出手段３
と、状態監視手段例えば電圧判定回路回路などについて
の構成を示す図である。第２図について１２は１スキヤ
ン内で新しく検出されたキーを計数し２以上であるとき
出力を発生する計数回路、１３は押下キーの総数が４以
上であるとき出力を発する計数回路、１４はアンド回路
を示す。

第２図の動作において、まず計数回路１２により押下キ
ー数を計数する。当初のキーであれば、その押下時から
キーマトリックス１を全数走査しても押下キー数は「１
」である。また同時に押下中の全キー数を計数回路工３
により計数する。この計数値も今「１」である。押下キ
ーが続かないときは図示しないコードデータ発生部によ
りこの検出キーに対応するコードを出力する。キーの新
しい押下がなされる毎に、計数回路１２．１３が計数を
始めるから、疑似押下キーの発生を満足するように３個
目の押下キーがなされたとき、計数手段１２は疑似押下
キーを一緒に数えるから、計数値が「２」となって出力
を発する。そして全体の押下キー数も「４」となるから
計数回路１３も出力を発する。計数回路１２．１３から
共に出力が発せられたとき、アンド回路１４の出力が“
Ｉ］”となって、擬像押下キー発生を検出したとして、
アンド回路１５によりコード発生手段４に対しキーマト
リックス走査手段２の出力印加を停止させる。この状態
は第２図のタイムチャートにおける時刻ｔ３の状態であ
るから、コード発生手段６からは押下キーＢに対するコ
ードが発せられたのみである。またアンド回路１４の出
力に対し状態監視手段４としての電圧判定回路が監視し
ていて、電圧が変化し“Ｈ”から“Ｌ”となれば、疑似
押下キー検出が終わり、第２図時刻ｔ４となった場合で
ある。ここで電圧監視回路は電圧変化ありの信号を離鍵
キーチェック手段５に送るから、そのときの離鍵キーが
何であるかをチェックする。そのキーについてコード発
生手段６の出力も調べることにより押・離鍵の順序がチ
ェックできる。そのためキーが例えばＣであってコード
未発生のときコード発生手段６に通知してキーＣに対す
るコードを発生する。次に第２図の時刻ｔ、においてキ
ーＣがオフされたときアンド回路１４．電圧判定回路４
の出力に格別の変化は起こらない。時刻ｔ、においてキ
ーＡがオンされると、コード発生手段６はキーＡに対す
るコードを発生する。時刻ｔ７にといて更にキーＣがオ
ンされるときアンド回路１４の出力が変化して新たなコ
ード発生が阻止される。時刻ｔ８においてキーＣがオフ
されるとき、電圧判定回路４の出力により離鍵キーチェ
ック手段５が離鍵されたキーのチェックを行う。

そのとき未だコードを発していないキーＣがオフされた
ことを知ると離鍵の順序が逆転しているので、離鍵キー
チェック手段５はエラー発生通知手段７を駆動してエラ
ー信号を発する。

次に第４図は第３図について図示しない処理用プロセッ
サの動作を示すフローチャートである。

第４図にといて走査手段が処理開始後、ステップ■にお
いてキー押下を検出しコードデータを発生する。次にス
テップ■において疑似押下キーの発生の有無を調べる。

発生無しのときはステップ■に廉り次のキー押下に待機
する。発生有りのときはステップ■において疑似押下キ
ーの状態が解除されることを検出する。解除されるまで
待っていて、解除されたときステップ■において離鍵キ
ーの状態をチェックする。コードデータを既に発生して
いるかどうか等をチェックし、発生していないときステ
ップ■においてエラー信号を発生送出する。

［発明の効果コ このようにして本発明によると、少なくとも３キーが押
鍵されて所謂疑似押下キー状態となったとき、その状態
が解除されるまで待ち、そのとき離鍵されたキーをチェ
ックしてからエラー信号の発生を行うため、オペレータ
がキーボードを見ることなく押鍵操作しても、エラー発
生のときのみ確実に信号を発生できる。したがってオペ
レータの操作性が向上できる。またダイオードマトリフ
クスを使用するなどのハードウェアによる疑似押下キー
防止手段を採用する必要がなく、システムを安価に構成
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成を示す同 第２図は第１図の動作タイムチャート、第３図は本発明
の実施例の構成を示す図、第４図は第３図の動作フロー
チャート、第５図は従来のキーボードにおける疑似押下
キーの説明をする図、 第６図は従来のキー入力装置の動作タイムチャートであ
る。 １−・−キーマトリックス ２・−走査手段 ３−・疑似押下キー発生を検出する手段４・−状態監視
し続ける手段 ５−　　離鍵キーチェック手段 ６−コードデータ発生手段 ７・−エラー発生通知手段 特許出願人　　　　富士通株式会社 代　理　人　　弁理士　　鈴木栄祐 第１図 １６作タイムチャート 第２図 第３図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マトリックス状に配置されたキーマトリックス（１）に
   ついて押下げされたキーを検出し、データを発生させる
   キー入力装置において、 疑似押下キーの発生を検出する手段（３）と、検出した
   時に対応エラーデータを発生することなく状態を監視し
   続ける手段（４）と、 押鍵されたキーのうち或るキーの離鍵により疑似押下キ
   ーの状態でなくなったとき該離鍵したキーについてチェ
   ックする手段（５）と、 該チェックにより離鍵したキーが正規に検出されたキー
   のときは正常にコードデータを発生する手段（６）を駆
   動し、 正規に検出されなかったキーのときエラー発生を通知す
   る手段（７）を動作させること を特徴とするキー入力装置。