JPS63226197A - 音響用振動板 - Google Patents

音響用振動板

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JPS63226197A
JPS63226197A JP5795087A JP5795087A JPS63226197A JP S63226197 A JPS63226197 A JP S63226197A JP 5795087 A JP5795087 A JP 5795087A JP 5795087 A JP5795087 A JP 5795087A JP S63226197 A JPS63226197 A JP S63226197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface layer
base material
diaphragm
diamond
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5795087A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Sakamoto
坂本 政勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
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Publication of JPS63226197A publication Critical patent/JPS63226197A/ja
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、スピーカ用の振動板に係り、特に、ツイー
タやスコーカ用スピーカの振動板に最適な音響用振動板
に関するものである。
(ロ)従来技術 従来より、スピーカに用いる振動板においては、スピー
カの高域周波数特性の改善や音質の改善を図るために、
振動板を高剛性化する方法がとられている。
このスピーカ用振動板を高剛性化する方法としては、種
々の手法か知られている。例えば、金属製振動板基材の
表面へ、無機質材よりなる表面層を、イオンブレーティ
ング法や、プラズマCVD法(化学的蒸着手段)によっ
て形成することが知られている。
また、第3図に示す音響用振動板の断面図の如く、金属
製振動板基材lの表面へ、異種材質を用いて第1の表面
層2および第2の表面層3というように、多層に形成す
ることにより、音響特性をさらに改善する方法か試みら
れていた。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、方法の如何に
拘らず、振動板重量の増加や、異種素材の層間における
密着強度に問題があった。さらに、表面層を異種材質を
用いて多層に形成するため、量産性に問題があった。
この発明の目的は、上記従来例の欠点を解消した音響用
振動板を提供する′ことにある。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明に係る音響用振動板は、金属製振動板基材の少
なくとも片面へ、■ダイヤモンド、もしくは、■ダイヤ
モンドと非晶質炭素、または、■炭化珪素よりなる表面
層を物理的もしくは化学的蒸着手段により形成する。
さらに、上記のようにして表面層を形成した金属製振動
板基材へ、熱間静水圧プレスを施し、表面層素材と金属
層素材とからなる中間層を形成することによって、問題
の解決を図っている。
(ホ)作用 物理的もしくは化学的蒸着手段によって形成した表面層
を有する金属製振動板素材に、熱間静水圧プレスを施す
ことにより、その金属製振動板基材の金属層素材と表面
層素材との接合面において、画素材からなる中間層を形
成することができる。
(へ)実施例 この発明に係る音響振動板の実施例を第1図(A)、(
B)および第2図に基づいて説明する。
第1図(A)は、金属製振動板基材1の片面へ、ダイヤ
モンド、もしくは、ダイヤモンドと非晶質炭素を、イオ
ンブレーティング手段、またはプラズマCVD手段によ
り表面層4を形成し、ドーム型振動板を構成する途中の
状態を示す断面図である。第1図(B)は、第1図(A
)のように表面層4を形成した金属製振動板基材1に、
熱間静水圧プレスを施し、金属層素材と表面層素材とか
らなる中間層5を形成し、ドーム型振動板を構成した状
態を示す断面図である。第2図は、他の実施例を示すも
ので、金属製振動板基材1の両面へ、表面層6a、6b
を形成し、両表面層6a、6bと金属製振動板基材1と
の間に、中間層7a、7bを、それぞれ形成し、ドーム
型振動板を構成した状態を示す断面図である。
まず、第1図(A)、(B)を用いて、この発明に係る
音響用振動板の製造工程等につき、具体的に説明する。
第1図(A)に示す段階においては、チタニュム(Ti
)よりなる金属製振動板基材1の片面へ、グラファイト
を原材料として、イオンブレーティング手段によるダイ
ヤモンドと非晶質炭素とからなる表面層4が形成されて
いる。
この条件を示すと次の通りである。
■チタニュム(Ti)により形成された、例えば、厚さ
25μの金属製振動板基材1を洗浄し、表面層2が片面
に形成されるようにセットした。
■真空排気; 1O−6(Torr)以下■イオンボン
バード: アルゴン雰囲気 5 X 1O−2(Torr)0.2
 〜0.6  KV 10分間 ■イオンブレーティング; アルゴンと水素の混合ガス 5 X 10−’ (To
rr)蒸着速度         200(人)/mi
n■冷却:30分間放置冷却 上記のようなイオンブレーティング手段によって、形成
した表面層4は、ダイヤモンドと非晶質炭素からなり、
この音響振動板に対して、さらに、熱間静水圧プレス(
HTP法)を施す。
この高温、高圧のプレスである熱間静水圧プレスを施す
際の条件を示すと次の通りである。
■雰囲気ガス;アルゴン(Ar) ■設定温度ニア00°C ■昇温速度:  5°C ■保持時間;1時間 ■保持圧力;  l000Kg /cm2■降温速度;
  3°c/min 上記のような条件の熱間静水圧プレスの工程を用いるこ
とにより、金属製振動板基材1と表面層4との間に、中
間層5が形成される。すなわち、振動板基材1の素材で
あるチタニュム(Ti)と、表面層2の素材であるダイ
ヤモンドおよび非晶質炭素とか、拡散反応によって生ず
る炭化チタンからなる中間層5が形成される。この中間
層5が形成されることについては、電子線回折、光電子
分光法によって確認することができた。
上記実施例から明らかなように、金属製振動へ基材1の
表面には、ダイヤモンドと非晶質炭素による表面層4が
形成され、また、金属製振動板基材1と表面層4とが拡
散反応して形成された中間層5によって硬化され、さら
に、重量増加か無いことから、高域周波数特性はきわめ
て優れたものとなり、表面層4と金属製振動板基材1と
の密着性が向上することから信頼性が高く、ツイータや
スコーカ用スピーカの振動板として最適である。
第2図は第2の実施例を示すものであって、上記第1図
(A)、(B)で述べた実施例と同じ工程によって、金
属製振動板基材1の両表面へ、炭化珪素からなる表面層
6a、6bを形成し、さらに、熱間静水圧プレスによっ
て、両表面層6a、6bと金属製振動板基材1との間に
、中間層7a、7bを、それぞれ形成し、ドーム型振動
板を構成したものである。
(ト)発明の効果 この発明に係る音響用振動板によれば、表面層がダイヤ
モンドあるいはダイヤモンドと非晶質炭素、または炭化
珪素によって形成されるから、厚さ0.8a程度の表面
層であっても、音響用振動板の伝播速度を8000m/
s以上に高めることができる。また、熱間静水圧プレス
の効果により、中間層を形成することができるから、 
9000m/sの音響特性を持つ音響用振動板を構成す
ることが可能となり、高音域における周波数特性を著し
く改善することができるのは勿論、重量増加が無いこと
から、特に、ツイータ用、あるいはスコーカ用スピーカ
の振動板として優れた効果を発揮することができる。さ
らに、中間層を別途蒸着等の手段により形成する必要が
ないから、高効率のスピーカユニットを提供することが
てきる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)および第2図は、この発明に係る
音響用振動板の実施例を示す断面図である。 第3図は従来例を示す断面図である。 l:金属製振動板基材 2:第1の表面層  3:第2の表面層4:表面層  
   5:中間層 6a、6b:表面層   7a、7b:中間層特許出願
人 株式会社ケンウッド 第1図 (A) !3図 112図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属製振動板基材の少なくとも片面へ、ダイヤモ
    ンドもしくは、ダイヤモンドと非晶質炭素よりなる表面
    層を、物理的もしくは化学的蒸着手段により形成し、さ
    らに、この表面層を形成した金属製振動板基材へ熱間静
    水圧プレスを施し、表面層素材と金属層素材とからなる
    中間層を形成したことを特徴とする音響用振動板。
  2. (2)表面層が金属製振動板基材の両面に形成され、そ
    の各表面層と金属製振動板基材との間へ、それぞれ中間
    層を形成したものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の音響振動板。
  3. (3)金属製振動板基材の少なくとも片面へ、炭化珪素
    よりなる表面層を、物理的もしくは化学的蒸着手段によ
    り形成し、さらに、この表面層を形成した金属製振動板
    基材に熱間静水圧プレスを施し、表面層素材と金属層素
    材とからなる中間層を形成したことを特徴とする音響振
    動板。
  4. (4)表面層が金属製振動板基材の両面に形成され、そ
    の各表面層と金属製振動板基材との間へ、それぞれ中間
    層を形成したものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項記載の音響用振動板。
JP5795087A 1987-03-14 1987-03-14 音響用振動板 Pending JPS63226197A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03292099A (ja) * 1990-04-10 1991-12-24 Yamaha Corp スピーカー用振動板
US5672395A (en) * 1994-05-05 1997-09-30 General Electric Company Method for enhancing the toughness of CVD diamond
US5701359A (en) * 1995-04-06 1997-12-23 Precision Power Flat-panel speaker
US6097829A (en) * 1995-04-06 2000-08-01 Precision Power, Inc. Fiber-honeycomb-fiber sandwich speaker diaphragm and method
JP4861993B2 (ja) * 2005-01-14 2012-01-25 エレメント シックス リミテッド 被覆された剛い3次元構成部材
JP2018074585A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 比特聯創(控股)有限公司 減衰を伴った硬質で均質なスピーカー用の放射型ダイアフラム

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