JPS63224422A - 移動通信用複合端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動通信複合端末に係り、特に電池により運用
される携帯用無線電話装置に好適な複合端末に関する。

〔従来の技術〕

従来のセルラ形移動通信方式では、通信地域を複数の小
ゾーンに分割し、各ゾーン毎に異なった周波数の通話チ
ャネル群と、呼出し制御チャネルが設けられ、各移動端
末においては着信呼に対応するため、呼出し制御チャネ
ルを常時待ち受け受信する必要があった。このため各種
動端末の消費電力を低減することが難しく、携帯形の無
線電話装置においては電池の小形化が困難であった。

この点に関しては、バッテリーセービング方式として例
えば特公昭５９−１２０５５では、各小ゾーンの無線チ
ャネル中に呼出し制御チャネルとは異なるセービング専
用の制御チャネルを設け、このチャネルを間欠受信する
ことでバッテリーセービングを図る方式が示されている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術によればバッテリーセービングの目的は一
応達成されるものの、セービング用の特殊な無線チャネ
ルを各々（小ゾーン）内に設ける必要性を有し、周波数
資源の需要がひっ迫している昨今においては周波数資源
の有効利用という観点からは問題があった。また、既存
のセルラ形移動通信方式に変更を加える必要を有してい
た。

本発明の目的は既存の移動通信方式に特別な変更を加え
ることなく、移動端末側のみの変更によって上述のバッ
テリーセービングを図ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的のため、本発明においては従来の携帯用無線電
話装置にページング受信機を内蔵、もしくは着脱自在に
装着させ、着信呼に対する待ち受け受信はページング受
信機に行わせるよう移動通信用複合端末を構成した。す
なわち、携帯用無線電話装置は通常待ち受け受信を行わ
ず、ページング受信機により着呼を知る方式とした。

なお本発明に用いるページング受信機としては、呼出先
の電話番号等を表示できる表示付ページャが効果的であ
る。

〔作用〕

以上説明した移動通信用複合端末を用いれば、従来の無
線通信システムやページング通信システムを変更するこ
となくページング受信機を内蔵もしくは接続した状態に
おいては、携帯用無線電話装置に待ち受け受信をさせる
必要がなく、該電話装置のバッテリーセービングに効果
がある。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１回は本発明による移動通信用複合端末の一実施例の
外観を示すものであり、携帯用無線電話装置（以下無線
電話機と略す）とページング受（８機とを着脱自在に構
成した例である。１は無線電話機の外観、２はページン
グ受信機の外観を示す。

第２図は本発明による移動通信用複合端末の一実施例の
ブロック図を示したものである。同図において、３は無
線電話機、３１は電話機用アンテナ、３２は送受信部、
３３は電話制御部、３４は周波数シンセサイザ、３５は
ダイヤル部、３６は電話機の電源制御部、３７は電話機
用電池、３８はスピーカ、３９はマイクロホン、４はペ
ージング受信機、４１はページング受信アンテナ、４２
はページング受信部、４３はページング受信機制御部、
４４は表示部、４５はページング情報メモリ、４６はペ
ージング受信機用電池、４７はダイヤル情報の転送指示
スイッチ、４８はダイヤル情報の破棄指示スイッチ、５
１はページング受信機の着脱状態を感知するスイッチ、
５２は情報伝達用コネクタである。

第３図は本発明による携帯用複合端末装置を用いた移動
通信システムの構成を表わしたものである。同図におい
て、６はページング受信機を無線電話機に着脱自在に構
成した複合端末であり、第２図に示したものに等しい、
また、７は移動通信制御局、７１は公衆電話回線、７２
〜７４は無線電話基地局、８はページング信号送信局、
８１はページング信号、８２は無線電話信号である。

次に、本実施例の動作を詳細に説明する。

第２図において、無線電話ｆｉ３はページング受信機４
と着脱自在の構造を持ち、分にして使用中は夫々、独立
した無、１ｌｌｆｆｉ話機３．ページング受信機４とし
て動作する。逆に接続して使用する際は。

ページング受信機の着脱状態を感知するスイッチ５１が
ページング受信機の装着のとき閉じられ。

これを受けて電話装置の電源制御部３６は無線電話機３
内の送受信部３２．制御部３３９周波数シンセサイザ３
４への給電を停止し、無線電話機３の待ち受け受信動作
を止める。またページング受信機４内の各部は常時給電
されており、上記ページング受信機４は常時待ち受け受
信を行っている。

上記ページング受信機は現在広く実用化されているポケ
ットベルシステムの受信機であるから。

公知の間欠受信方式を用いる事により、極めて低消費電
力で待ち受け受信が可能である。

第３図において公衆回線７１から上記複合端末６に対す
る呼が生起すると、移動通信制御局７はまず無線電話基
地局７２〜７４に対し、−斉呼出しを指示する。各無線
基地局７２〜７４はこれを受けて、各々が管轄するセル
内に上記複合端末６に対する呼出し信号８２を送出する
。

一方、上記複合端末６においては、ページング受信機４
を接続した状態にあるとすれば、無線電話機３は休止状
態にあり、この呼び応答することができない。従って発
呼者もしくは移動通信制御局７は、一定時間経過後該複
合端末６が休止している事を知り、次に呼をページング
信号の送出に切替える。この切替操作は発呼者が手動で
行っても、あるいは移動通信制御局７が自動で行っても
よい。上記複合端末に対するページング信号８１はペー
ジング信号送出局８から送信される。

上記ページング信号８１を受信したページング受信機４
は着信呼があった事を音、光等の手段により加入者に報
知すると共に、受信したページング情報を一旦、ページ
ング情報メモリ４５にストアする。なお本発明にがかる
ページング信号としては、発呼者の電話番号等がページ
ング情報として送信されることを想定している。

ページング受信機４により着信呼を知った加入者は、表
示部４４に表示される相手方の電話番号に対し逆に発呼
を行うわけであるが、この目的のため、加入者はページ
ング受信機４に設けられたダイヤル情報の転送指示スイ
ッチ４７を押下する。

これによりページング受信機Ｍ御部４３は、先に受信し
たページング情報をページング情報メモリ４５から取り
出し、情報伝達用コネクタ５２を介して電話装置のダイ
ヤル部３５．電源制御部３６に伝送する。上記電源制御
部３６はこれにより上記無線電話機内３の各部への電源
供給を再開させる。相手先電話番号を含んだ上記ページ
ング情報はダイヤル部３５にも伝達されているから、電
話制御部３３はこのダイヤル番号に基づいて発呼を行う
。

ところが、本発明による複合端末においては無線電話機
３が常時待ち受けを行っていないため、・発呼に先立ち
まず自身が第３図の無線基地局７２〜７４のいずれのサ
ービスゾーンに位置するかを知る必要がある場合も考え
られる。このような時は次に述べる手順で自身の所属ゾ
ーンを判断する。

各セルの無線基地局７２〜７４には各々異なる周波数の
通話チャネル群と制御チャネルが割当てられている。各
ゾーンの上記制御チャネルを仮にそれぞれＣＩ　＋　Ｃ
ｚ　ｔ　Ｃｓとする。上記無線電話機３は、上記チャネ
ルＣＩ　、Ｃｚ　、Ｃａを順に受信し、若しそのチャネ
ルで無線基地局が送信中であれば、その信号強度を記憶
する。送信されていなければ、あらかじめ定められた制
御信号を無線基地局にあてて送信し、上記制御チャネル
上に搬送波を送出するよう無線基地局に要求する。しか
る後、上記無線基地局より送出された搬送波の信号強度
を測定し、記憶する。上記無線電話機３は。

記憶された信号強度を比較し、最も強力な信号を受信し
たチャネルを保有する無線地局のゾーン内に位置してい
ると判断する。

次に上記無線電話機３は改めて発呼要求信号を無線基地
局に送出する。以後の発呼接続手順は従来の自動車電話
方式と同等であるから省略する。

なお、以上の手順は相手からの着信呼に対し応答する場
合であるが、応答する必要のない呼であると判断した場
合は、ページング信号受信時点で、ページング情報の転
送指示スイッチ４７を押下する代わりに、ページング情
報の破棄指示スイッチ４８を押下し、ページング情報メ
モリ４５をクリアすれば良い。

第４図は上述の複合端末において、無線電話機内の電池
収納部を工夫し、大形の電池３７ａか、もしくは小形の
電池３７ｂＡページング受信＠２の組み合わせのいずれ
か片方を電池収納部に装着できるよう構成した一実施例
の外観を示すものである。同図に示す構成を用いれば、
ページング受信機による長時間の待ち受け受信を可能に
するが、もしくは大容量電池による長時間通話を可能に
するかを使用者が必要に応じて自由に選択することが可
能である。

以上説明したもの以外にも、特許請求の範囲１に記載し
た通り、ページング受信機を無線電話機に内蔵し、一体
構造にすることも可能である。この場合の動作も前記着
脱式の複合端末と同様に行うことができる。

〔発明の効果〕

以上、説明の通り本発明によれば、携帯用無線電話の待
ち受けに関して無線電話機自身が待ち受け受信を行う必
要がなく、バッテリーセービングに著しい効果を奏する
。また待ち受け受信そのものはポケットベル等のページ
ング受信機が行うため、若干の時間遅延はともなうもの
の１着信呼は確実に加入者に伝達される。

次に本複合端末を着脱式に構成すれば、通常の無線電話
機としても、バッテリーセービングを行う複合端末とし
ても利用でき、使用者の必要に応じ自由な組み合わせが
可能である。

また本複合端末内にページング情報の伝達手段を設けた
事により、ページング呼出しを受けた際呼出し元へ一挙
動で発呼が可能であり、その利便性に関しては従来の無
線電話機を単独で使用する場合に比べ遜色がない。

さらに本複合端末に係る無線通信方式は夫々、従来のセ
ルラ形移動通信方式、ポケットベル呼出し方式と何ら変
るところがなく、端末のみの変更であるから極めて容易
に導入可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の外観、第２図はそのブロッ
ク線図、第３図は本複合端末を用いたシステムのブロッ
ク線図、第４図は電池収納部を工夫した本複合端末の一
実施例の外観を示したものである。 ３・・・無線電話機、４・・・ページング受信機、３６
・・。 電源制御部、４５・・・ページング情報メモリ、５１・
・・着脱状態監視スイッチ、５２・・・情報伝達コネク
タ、６・・・複合端末装置、７・・・制御局、７２〜７
４・・・無線基地局、８・・・ページング信号送信局。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、通信地域を複数のセルに分割し、それぞれのセルに
   無線基地局を配置したセルラ形移動通信方式に用いる携
   帯用無線電話装置において、これとは独立に動作するペ
   ージング受信機を上記無線電話装置に内蔵、もしくは着
   脱自在に装着して構成されたことを特徴とする移動通信
   用複合端末。 ２、第１項記載において上記ページング受信機と上記無
   線電話機を接続した状態にあつては上記携帯用無線電話
   装置の待ち受け受信を停止させ、分離した状態であつて
   は待ち受け受信の停止を解除させるべきスイッチ手段を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の移
   動通信用複合端末。 ３、第１項記載において、上記ページング受信機が受信
   したページング中に含まれる情報の一部または全部を上
   記携帯用無線電話装置側へ伝達する手段を設けたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の移動通信用複合
   端末。