JPH1198570A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH1198570A
JPH1198570A JP9257097A JP25709797A JPH1198570A JP H1198570 A JPH1198570 A JP H1198570A JP 9257097 A JP9257097 A JP 9257097A JP 25709797 A JP25709797 A JP 25709797A JP H1198570 A JPH1198570 A JP H1198570A
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JP
Japan
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transceiver
unit
transceiver mode
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Application number
JP9257097A
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English (en)
Inventor
Mitsufumi Yoshimoto
光文 吉本
Yoshihiro Aoi
義博 青井
Masayuki Yoneyama
雅之 米山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH1198570A publication Critical patent/JPH1198570A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トランシーバモードを利用した内
線通話においても親機経由の内線通話と同等のサービス
を実現する携帯電話機を提供することを目的とする。 【解決手段】 制御部20は、TDMA処理部13、モ
デム12、RF・IF部11cを介して親機へ内線通話
を要求した後に、RF・IF部11a、モデム12、T
DMA処理部13を介して家庭モードからトランシーバ
モードに移行すべき指示を受けた場合に、当該トランシ
ーバモードにおいて、内線通話要求の相手方と子機間直
接通話するよう制御するとともに、当該トランシーバモ
ードにおいて親機の制御チャネルを監視する待ち受け処
理を行う制御を行う。言い換えれば、空きの通信チャネ
ルがないとき等にトランシーバモードにおいて子機間直
接通話を行うとともに、待ち受け処理の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機の子機として
利用される家庭モードと、子機間直接通話用にトランシ
ーバとして利用されるトランシーバモードとを有する携
帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話システムとしてPHS
(Personal Handyphone System)が実用化されている。
図6は、PHSシステムの説明図である。同図において
PHSシステムは、基地局又は親機CS(Cell Statio
n)と複数の携帯電話機(以下子機と呼ぶ)PS(Perso
nal Station)からなり、時分割多重双方向(TDMA
/TDD:Time Division Multiple Access/Time Divis
ion Duplex)方式を採用することにより、1つの搬送波
上で4つの双方向チャネルを同時に使用可能になってい
る。
【0003】図7は、PHSの基地局又は親機と子機P
S(Personal Station)との間で通信を行うためのTD
MA/TDD(Time Division Multiple Access/Time
Division Duplex)フレーム(以下、TDDフレームと
略す)の示す説明図である。同図において、「#」は個
々のタイムスロットを表し、「T」は送信、「R」は受
信を表している。例えば#1Tスロットと#1Rスロッ
トとの組みが1つのチャネル#1を構成する。TDDフ
レームは5msecに、各タイムスロットは625μs
ecに定められている(「第二世代コードレス電話シス
テム 標準規格(RCR STD−28)」(財団法人
電波システム開発センター))。
【0004】PHSの一例としてチャネル#1は、制御
用チャネルとして使用され、#2、#3および#4は、
通信用チャネルとして使用されている。基地局CSは、
約100msec毎に1回、この制御チャネル#1(す
なわち、#1Tおよび#1R)を用いて、自己のサービ
スエリア内に位置する子機PSの位置登録、および当該
子機PSの発着信に対する通話チャネルの設定を行う。
【0005】前記通話チャネル設定において、基地局C
Sは、該当する子機PSに対し、通話チャネル(#2〜
#4)のうちの1つの空きスロットを割当てる。さら
に、当該子機PSに対し、割当てたスロットにおいて通
話を行う際の搬送波周波数を、PHS規格に定められて
いる、屋外公衆用通信用キャリアの使用可能なキャリア
から1つ割当てる。当該子機PSは、割当てられた通話
チャネルに移り、割当てられたスロットおよび周波数で
通話を行う。
【0006】また、子機は、公衆モードと、家庭モード
(又は自営モード)、トランシーバモードとを有してい
る。公衆モードでは、屋外の随所に設置された基地局を
介して公衆網に接続され、単独の子機として利用され
る。家庭モードは、屋内などで親機の子機として利用さ
れる。トランシーバモードは、子機間直接通話用にトラ
ンシーバとして利用される。これらのモードは、屋外や
屋内などの使用状況に応じて使い分けることが可能にな
っている。
【0007】特に家庭内モードでは、家庭内や構内に設
置されたコードレス親子電話の子機として、親機を介し
て外線の発着信や内線通話など利用できる。図8(a)
は、家庭モードにおける内線通話の接続手順を示す説明
図である。まず、子機PS1は、制御チャネル上で親機
CSに内線発信する(同図(1))。親機CSは、相手先
の子機PS2が親機に登録されていて、かつ空きの通信
チャネルが2つ以上ある場合には、制御チャネル上で相
手先の子機PS2に対して内線呼び出しを行う(同図
(2))。
【0008】さらに、相手先の子機PS2が応答したと
き、親機CSは、子機PS1、PS2を通話チャネルに
移行させて内線接続する(同図(3))。上記の内線通話
は、親機を経由して2つの子機を接続しているので、2
つの通話チャネルを占有している。このように親機を経
由する内線接続では、2つの空き通信チャネルを必要と
していた。
【0009】これに対して、空き通信チャネルがない場
合であっても、トランシーバモードを利用して内線通話
を可能にする技術が提案されている(特開平9−467
59号)。図8(b)は、空きチャネルがない場合の内
線通話の接続手順を示す説明図である。
【0010】同図において、子機PS3と子機PS4と
は親機CSを介して内線通話中であるものとする。この
状態で子機PS1が子機PS2へ内線通話要求を発信す
る(同図(1))と、親機CSは空きの通信チャネルが存
在しないので、子機PS1と子機PS2に対してトラン
シーバモードへの移行指示を送信する(同図(2)(2
´))。この移行指示を受けた子機PS1と子機PS2
とは、トランシーバモードに移行する。
【0011】さらに子機PS1は、トランシーバモード
において子機PS2を呼び出し(同図(3))、子機PS
2の応答により子機間直接通話を開始する(同図
(4))。トランシーバモードでは親機CSの搬送波とは
異なる搬送波を用いるため、親機を経由する内線通話が
不能のときには、内線通話代わりに子機間直接通話を利
用している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によれば、内線通話代わりにトランシーバモードで
通話しているときには、親機を経由した内線通話で受け
ることができたサービスと同等のサービスを受けること
ができないという問題があった。例えば、親機を経由し
た内線通話では外線着信を受けることができるが、トラ
ンシーバモードでは受けられない。また、外線着信時に
一旦保留して、他の内線に外線通話を転送することもで
きない。
【0013】本発明は上記の点に鑑み、トランシーバモ
ードを利用した内線通話においても親機経由の内線通話
と同等のサービスを実現する携帯電話機を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため本発明に係る携帯電話機は、親機の子機として利用
される家庭モードと、子機間直接通話用にトランシーバ
として利用されるトランシーバモードとを有する携帯電
話機において、他のモードからトランシーバモードに移
行したことを検出する検出手段と、トランシーバモード
に移行したことが検出されたとき、当該トランシーバモ
ードにおいて、制御チャネルを間欠受信することにより
待ち受け処理を行う待ち受け処理手段とを備えている。
この携帯電話機では、待ち受け手段の待ち受け処理によ
りトランシーバモードにおいても親機経由の内線通話と
同等のサービスを受けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
<携帯電話機の構成>図1は、本発明の実施形態におけ
る携帯電話機(以下、子機と呼ぶ)の構成を示すブロッ
ク図である。同図の子機は、従来のPHS(Personal Ha
ndyphone System)子機に加えて、内線通話代わりにトラ
ンシーバモードにおける子機間直接通話を行うととも
に、当該トランシーバモードにおいて親機の制御チャネ
ルを待ち受け処理するように構成されている。
【0016】同図において、11は無線部であり、送受
信する搬送波周波数を決定づける局部発信周波数信号を
PLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザ部11
bと、受信時にアンテナから入力される高周波(RF(Ra
dio Frequency))信号を中間周波数(IF(Intermediate
Frequency))信号を経由してベースバンド信号に変換す
るRF・IF部11aとからなる。
【0017】12は、無線部11とTDMA処理部13
との間で、変調及び復調つまりディジタル化されたベー
スバンド信号をπ/4シフトQPSK(Quadrature Phas
e Shift Keying)を行うモデムである。13は、1つの
ベースバンド信号を5mS当たり8つのタイムスロット
に分割し、上り(子機→親機)に4スロット、下り(親
機→子機)に4スロットを割当てることにより、双方向
の4チャネルを時分割多重化するTDMA(TDMA:Ti
me Division Multiple Access)部である。この4チャネ
ルのうち1チャネルは、待ち受け時に制御情報を送受信
するための制御チャネルとして割当てられる。他のチャ
ネルは、通話やデータ通信をするための通信チャネルと
して割当てられる。
【0018】14は、ディジタルオーディオ信号とアナ
ログ音声信号と相互に変換するD/A、A/D変換部で
ある。15は、スピーカ16、マイク17を介して音声
信号の入出力とその増幅などを行う音声処理部である。
18は液晶ディスプレイパネルなどの表示部である。
【0019】19は、テンキー(数字キー)や各種専用
キーなどを有するキー部である。各種専用キーとして
は、外線発信キー、内線呼出キーなどがある。キー部1
9は、ユーザによる発信先電話番号や短縮番号やモード
変更操作などを受け付ける。モード変更操作は、制御部
20の制御によって表示部18のガイダンス表示ととも
にユーザによるキー入力によりなされる。
【0020】20は、ROM、RAMを内蔵したマイク
ロコンピュータにより構成され、ROM内の各種プログ
ラムを実行することによって子機全体の制御を行う制御
部である。特に、制御部20は、TDMA処理部13、
モデム12、RF・IF部11cを介して親機へ内線通
話を要求した後に、RF・IF部11a、モデム12、
TDMA処理部13を介して家庭モードからトランシー
バモードに移行すべき指示を受けた場合に、当該トラン
シーバモードにおいて、内線通話要求の相手方と子機間
直接通話するよう制御するとともに、当該トランシーバ
モードにおいて親機の制御チャネルを監視する待ち受け
処理を行う制御を行う。言い換えれば、空きの通信チャ
ネルがない等のために親機経由の内線通話の代わりにト
ランシーバモードにおいて子機間直接通話を行う場合
に、制御部20は、トランシーバモードの制御に加えて
待ち受け処理の制御も行う。 <親機の構成>図2は、本発明の実施形態における親機
の構成を示すブロック図である。同図の親機は、子機か
ら内線通話を要求されたときに、2以上の空きの通信チ
ャネルがない場合に、当該子機に対してトランシーバモ
ードに移行を指示して、内線通話の代わりに子機間直接
通話を実行させるよう構成されている。親機の構成は、
従来技術の欄で説明した親機(特開平9−46759
号)と同等のものでよいので、以下簡単に説明する。
【0021】同図は、図1に示した子機のブロック図に
対して、NCU25、制御部27以外の構成要素は、送
信パワーなどが異なるが基本的に同様の機能を有してい
るので説明を省略する。同図においてNCU(Network
Control Unit)25は、公衆網との通信を制御する。
【0022】制御部27は、ROM、RAMを内蔵した
マイクロコンピュータにより構成され、ROM内の各種
プログラムを実行することによって本親機全体の制御を
行う。特に制御部27は、2以上の空きの通信チャネル
がない場合に、子機に対してトランシーバモードに移行
を指示して、上記のトランシーバモードによる内線通話
への移行するよう子機を制御する。 <制御部のモード管理>図3は、子機における動作モー
ドの状態遷移を示す説明図である。
【0023】同図に示すように動作モードには、公衆モ
ード、家庭モード、トランシーバモード(1)、トランシ
ーバモード(2)とがある。これらのモードは制御部20
によりモード間の状態遷移が管理される。公衆モード、
家庭モード、トランシーバモード(1)の三者間の状態遷
移については、制御部20は、ユーザによるキー部19
の操作に従ってモードを変更する。家庭モードとトラン
シーバモード(2)との間の状態遷移については、制御部
20は、トランシーバモード(2)への移行指示を親機か
ら受けたときに家庭モードからトランシーバモード(2)
へモード変更し、また、トランシーバモード(2)におけ
る子機間直接通話の切断後に家庭モードにモード変更す
る。
【0024】ここで、公衆モードとは、屋外の随所に設
置された基地局を介して公衆網に接続され、単独の子機
として利用されるモードである。家庭モードとは、屋内
などに設置された自営用の親機を介して公衆網に接続さ
れ、例えば家庭用のコードレス親子電話機として利用さ
れるモードである。トランシーバモード(1)とは、子機
間直接通話用にトランシーバとして利用されるモードで
ある。このモードは従来のトランシーバモードと同じで
ある。
【0025】トランシーバモード(2)は、トランシーバ
モード(1)における動作に加えて、さらに親機の制御チ
ャネルを監視する待ち受け処理がなされるモードであ
る。このモードは、待ち受け処理がなされる点でトラン
シーバモード(1)と異なっている。待ち受け処理がなさ
れるのは、家庭モードにおいて享受するサービスをトラ
ンシーバモード(2)においても利用するためである。例
えば、空きチャネルがない場合に家庭モードの内線通話
の代わりにトランシーバモード(2)の子機間直接通話が
利用されるのが、その場合も家庭モードと同様に、外線
着信を受けることが可能になる。 <トランシーバモード(2)における処理>本子機におけ
るトランシーバモード(2)では制御部20の制御の下
で、大別して子機間直接通話用の処理と待ち受け処理と
を行う。
【0026】子機間直接通話用の処理は、子機間直接通
話用の複数のキャリアを順次センスして子機との間で直
接発信又は着信を行い、さらに通話から切断を行うまで
の処理であり、トランシーバモード(1)の処理内容と同
じである。この処理内容は、PHS規格(「第二世代コ
ードレス電話システム 標準規格(RCR STD−2
8)」によるので、ここでは省略する。
【0027】またトランシーバモード(2)における待ち
受け処理とは、親機の制御チャネルを間欠的に受信し、
呼出等があればそれに応答する処理である。具体的に
は、親機は、制御チャネル上で間欠的に(例えば約10
0mSec毎に)各種制御信号を送信している。この間
欠的な各種制御信号は、スーパーフレームと呼ばれる。
本子機は待ち受け処理として、スーパーフレームの監視
とその応答とを行う。
【0028】図4にスーパーフレームの説明図を示す。
同図のようにスーパフレームは、BCCH、SCCH、
PCHなどの各種制御信号からなり、図7に示した制御
チャネル(#1T)上で約100mS毎に間欠的に繰り
返し送信される。このうち、PCHは、着信の有無を知
らせる制御信号である。子機の制御部20は、図4のス
ーパーフレームの監視及び応答処理を、トランシーバモ
ード(2)において制御する。より具体的には、制御部2
0は、待ち受け処理として、(1)スーパーフレームを
受信し、予め定められたレベル(待ち受けゾーン保持レ
ベル)と制御チャネルの受信レベルとの差を求め、親機
の無線ゾーンの移行の有無を判定し、(2)BCCHを
受信し、PHS規格で定められたグローバル定義情報や
ローカル定義情報に変化があれば、変化内容に応じた処
理を行い、(3)PCHでの着信や、ユーザの発信操作
があれば呼接続処理を行う。 <内線通話の移行処理シーケンス>図5は、子機1から
子機2へ内線呼出を行い、トランシーバモードに移行し
て子機間直接通話を行う場合の通信シーケンスを示す図
である。
【0029】子機1は、ユーザの内線発信の操作を受け
て、親機に対して子機2への内線呼出処理を行う(S1
〜S7)。この内線呼出処理の詳細は従来と同様なので
省略する。内線呼出を受けた親機は、内線相手先の子機
2が親機に登録されているか否か、空き通信チャネルが
あるか等を判定する(S8)。この判定は、特開平9−
46759号と同等のものでよい。同図では、空きチャ
ネルが存在しなかったものとする。この場合、親機は、
内線要求元の子機1と内線相手先の子機2とに対して、
子機間内線通話指示(トランシーバモード(2)への移行
指示を)送信して(S9、S10)、子機1とのリンク
を切断する(S11)。
【0030】移行指示を受けた子機1は、モード移行処
理、すなわちトランシーバモード(2)にモード変更する
とともに待ち受け処理を開始する(S12、S13)。
子機2も同様にトランシーバモード(2)にモード変更す
るとともに待ち受け処理を開始する(S13、S1
4)。さらに、子機1は子機2に対して子機間直接通話
の呼出処理を行う(S16〜S21)。子機間直接通話
の呼出処理の手順は従来と同様なので省略する。ただ
し、子機間直接通話は、親機とは異なるキャリアの通話
チャネル(TCH)を用いて親機の制御チャネルの送信
タイミングとは無関係に行われるが、本発明の子機で
は、親機のTDDフレームのタイミングと同期して行う
ことが望ましい。こうすれば、待ち受け処理と子機間直
接通話とのタイミング制御、すなわちTDMA処理部1
3によるTDDフレームのタイミング制御を容易にする
ことができ、周波数シンセサイザ部11bが子機間直接
通話のキャリアを待ち受け処理のキャリアに一時的に切
り換えるだけでよい。
【0031】この後、子機1と子機2との間で子機間直
接通話が行われる(S22)。子機間直接通話中に親機
が外線着信があることを判定した場合(S23)、図4
に示したスーパーフレームにより着信通知(PCH)を
送信する(S24、25)。子機1と子機2とは、待ち
受け処理を行っているので、着信通知をうけてRBT
(リングバックトーン)を発生する(呼出音を鳴らす)
(S26、27)。
【0032】外線着信の呼出音に対してユーザが応答し
た場合、その子機は、着信応答処理を行う。図5では子
機1が応答した場合のシーケンスを示している(S28
〜S35)。この着信応答処理は、従来の家庭モードで
の着信応答処理と同様なので詳細は省略する。この着信
応答に際してユーザは子機間直接通話を切断してもよい
し、あるいは保留するようにしてもよい。
【0033】以上のようにして、本発明の子機では、ト
ランシーバモード(2)において待ち受け処理を行うこと
により、家庭モードで受けることができるサービスをト
ランシーバモードにおいても受けることができ、利便性
を向上させている。なお、上記実施形態では、トランシ
ーバモード(2)において、子機間内線通話のTDDフレ
ーム(又は通信チャネル)が親機のTDDフレームと同
期して行うことを前提に説明したが、非同期であっても
よい。その場合、図1において、無線部11及びモデム
12を2系統設けて、TDMA処理部13が子機間直接
通話と待ち受け処理とを独立したタイミングで無線系統
毎に制御するように構成すればよい。
【0034】また、上記実施形態では、家庭モードにお
いて空き通信チャネルがない場合に、トランシーバモー
ド(2)へ移行することを前提に説明したが、空き通信チ
ャネルの有無とは無関係に、親機は空き通信チャネルを
判別することなく直ちにトランシーバモード(2)へ移行
するようにしてもよい。また、親機がサポートする使用
可能なスロット数が1つしかない場合には、親機は空き
通信チャネルを判別することなく直ちにトランシーバモ
ード(2)へ移行を指示するようにすればよい。
【0035】さらに、上記実施形態では、トランシーバ
モード(2)における子機間直接通話の終了後に家庭モー
ドに移行することを前提に説明したが、トランシーバモ
ード(2)を維持するように構成してもよい。また図3で
はトランシーバモード(2)への移行を親機からの移行指
示によるものとしたが、ユーザ操作により移行するよう
にしてもよい。また公衆モードからトランシーバモード
(2)へ移行するようにしてもよい。
【0036】また、上記実施形態では、PHSを前提に
説明したが、子機間直接通話機能をを有する家庭内のコ
ードレス親子電話機に本発明を適用してもよい。この場
合、コードレス親子電話機の子機は、公衆モードを有し
ないが上記実施形態における家庭モード、トランシーバ
モード(1)、トランシーバモード(2)に相当する各動作モ
ードを備える構成とすればよい。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る携帯電話機は、親機の子機
として利用される家庭モードと、子機間直接通話用にト
ランシーバとして利用されるトランシーバモードとを有
する携帯電話機において、他のモードからトランシーバ
モードに移行したことを検出する検出手段と、トランシ
ーバモードに移行したことが検出されたとき、当該トラ
ンシーバモードにおいて、制御チャネルを間欠受信する
ことにより待ち受け処理を行う待ち受け処理手段とを備
えている。
【0038】この構成によれば、ユーザ操作により或は
親機の移行指示により携帯電話機が他のモード(例えば
家庭モード、公衆モードなど)からトランシーバモード
に移行したことを検出した場合には、待ち受け処理手段
が制御チャネルの待ち受け処理を行うので、他のモード
で利用可能なサービスを当該トランシーバモードにおい
て受けることができるという効果がある。
【0039】また、本発明に係る携帯電話機は、親機の
子機として利用される家庭モードと、子機間直接通話用
にトランシーバとして利用されるトランシーバモード
と、単独の携帯電話機として利用される公衆モードとを
有する携帯電話機であって、家庭モード又は公衆モード
からトランシーバモードに移行したこと検出する検出手
段と、トランシーバモードに移行したことが検出された
とき、当該トランシーバモードにおいて、移行前のモー
ドにおける親機又は公衆基地局の制御チャネルを間欠受
信することにより待ち受け処理を行う待ち受け処理手段
とを備えている。
【0040】この構成によれば、家庭モードにある携帯
電話機がトランシーバモードに移行したことを検出した
場合には、待ち受け処理手段が親機の制御チャネルの待
ち受け処理を行い、また、公衆モードにある携帯電話機
がトランシーバモードに移行したことを検出した場合に
は、待ち受け処理手段が基地局の制御チャネルの待ち受
け処理を行うので、家庭モード、公衆モードでそれぞれ
利用可能なサービスを当該トランシーバモードにおいて
受けることができるという効果がある。言い換えれば、
家庭モード、公衆モードで提供されるサービスを受ける
ことができる子機の数をトランシーバモードを用いて拡
張するという効果がある。
【0041】また、本発明の携帯電話機は、前記モード
を管理するとともに、モードに応じて携帯電話機の機能
を制御する制御手段と、制御手段が家庭モードからトラ
ンシーバモードに親機の指示により移行させたことを検
出する検出手段と、家庭モードから強制的にトランシー
バモードに移行したことが検出されたとき、当該トラン
シーバモードにおいて親機の制御チャネルを監視する待
ち受け処理を行う待ち受け処理手段とを備えている。
【0042】この構成によれば、例えば家庭モードにあ
る携帯電話機が親機の指示により強制的にトランシーバ
モードに移行したことを検出した場合には、待ち受け処
理手段が当該親機の制御チャネルの待ち受け処理を行
い、また、公衆モードにある携帯電話機が基地局の指示
により強制的にトランシーバモードに移行したことを検
出した場合には、待ち受け処理手段が当該基地局の制御
チャネルの待ち受け処理を行うので、家庭モード、公衆
モードでそれぞれ利用可能なサービスを当該トランシー
バモードにおいて受けることができるという効果があ
る。
【0043】さらに、前記制御手段は、家庭モードにお
いて親機に内線通話を要求し、その要求に対して親機か
らトランシーバモードへの移行指示を受けた場合に、ト
ランシーバモードに移行してから当該内線通話の相手先
電話機に直接発信するように構成される。この構成によ
れば、トランシーバモードを利用した内線通話において
も親機経由の内線通話と同等のサービスを実現すること
ができるという効果がある。しかも1台の親機の制御の
下でより多くの子機が同時にサービスを受けることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における親機の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】子機の動作モードの状態遷移を示す説明図であ
る。
【図4】スーパーフレームの説明図を示す。
【図5】トランシーバモードに移行して子機間直接通話
を行う場合の通信シーケンスを示す図である。
【図6】PHSのシステム図である。
【図7】PHSにおける時分割フレームの説明図であ
る。
【図8】(a)従来技術における内線通話への移行処理
(空きチャネルがある場合) (b)従来技術における内線通話への移行処理(空きチ
ャネルがない場合)
【符号の説明】
10 制御部 11 無線部 11a IF部 11b 周波数シンセサイザ部 11c IF部 12 モデム 13 TDMA処理部 16 スピーカ 17 マイク 18 表示部 19 キー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機の子機として利用される家庭モード
    と、子機間直接通話用にトランシーバとして利用される
    トランシーバモードとを有する携帯電話機において、 他のモードからトランシーバモードに移行したことを検
    出する検出手段と、 トランシーバモードに移行したことが検出されたとき、
    当該トランシーバモードにおいて、制御チャネルを間欠
    受信することにより待ち受け処理を行う待ち受け処理手
    段とを備えることを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 親機の子機として利用される家庭モード
    と、子機間直接通話用にトランシーバとして利用される
    トランシーバモードと、単独の携帯電話機として利用さ
    れる公衆モードとを有する携帯電話機において、 家庭モード又は公衆モードからトランシーバモードに移
    行したことを検出する検出手段と、 トランシーバモードに移行したことが検出されたとき、
    当該トランシーバモードにおいて、移行前のモードにお
    ける親機又は公衆基地局の制御チャネルを間欠受信する
    ことにより待ち受け処理を行う待ち受け処理手段とを備
    えることを特徴とする携帯電話機。
  3. 【請求項3】 親機の子機として利用される家庭モード
    と、子機間直接通話用にトランシーバとして利用される
    トランシーバモードとを有する携帯電話機において、 前記モードを管理するとともに、モードに応じて携帯電
    話機の機能を制御する制御手段と、 制御手段が家庭モードからトランシーバモードに親機の
    指示により移行させたことを検出する検出手段と、 家庭モードから強制的にトランシーバモードに移行した
    ことが検出されたとき、当該トランシーバモードにおい
    て親機の制御チャネルを監視する待ち受け処理を行う待
    ち受け処理手段と、 を備えることを特徴とする携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、家庭モードにおいて親
    機に内線通話を要求し、その要求に対して親機からトラ
    ンシーバモードへの移行指示を受けた場合に、トランシ
    ーバモードに移行してから当該内線通話の相手先電話機
    に直接発信することを特徴とする請求項3記載の携帯電
    話機。
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