JPH08307934A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH08307934A
JPH08307934A JP7112186A JP11218695A JPH08307934A JP H08307934 A JPH08307934 A JP H08307934A JP 7112186 A JP7112186 A JP 7112186A JP 11218695 A JP11218695 A JP 11218695A JP H08307934 A JPH08307934 A JP H08307934A
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JP
Japan
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communication
slave
unit
direct communication
inter
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Application number
JP7112186A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Keimei Iwamoto
啓明 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7112186A priority Critical patent/JPH08307934A/ja
Publication of JPH08307934A publication Critical patent/JPH08307934A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親機の回線に余裕がなくなったり、親機経由
の子機間通信の状態が劣化した場合に、子機間直接通信
への切り替えをスムースに行うことによって、親機への
呼損率の低減を図り、無線回線を有効に利用することを
可能となす無線通信システムを提供することを目的とし
ている。 【構成】 親機900の無線ゾーン内にある子機901
と子機902が親機900の制御キャリア及び子機間直
接通信用のキャリアの両方を待ち受けているとき、親機
900にて回線に余裕がなくなったと判断された場合、
親機900からは各子機に対して子機間直接通知信号a
が送信される。そして、該子機間直接通知信号aを受信
した子機901では、子機間直接通信のプロトコルに従
って、相手子機902を呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機と、該親機に属す
る複数の移動可能な子機とから構成され、該子機が、該
親機或いは近くの基地局を介して相手局と無線接続され
る他、子機間において直接通信を行うことが可能な無線
通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化が進む中、即時性と機
能性に優れた移動通信システムが注目されており、携帯
電話、自動車電話、コードレス電話、MCA無線等々の
種々な形態で以て利用されている。これらの移動通信シ
ステムは、無線通信技術を基礎としており、更に、周波
数の有効利用や通信サービスの一層の向上に向けて、ア
ナログ方式からディジタル方式の通信システムへと除々
に移行されつつある。
【0003】いま、まさにサービスが開始されようとし
ているPHS(パーソナル・ハンディホン・システム即
ち、第二世代コードレス電話システムのことである)
は、ディジタル方式の移動体通信システムの一つであ
り、従来のアナログ方式のコードレス電話に代わるもの
として期待されている。その詳細については、財団法人
・電波システム開発センター発行のRCR−STD28
において細かく標準化がなされている。
【0004】PHSのシステム構成は、屋内(家庭や事
業所内)や屋外を携帯して移動しながら通信することが
可能である小型、軽量の端末(いわゆる子機)と、屋内
基地局(いわゆる、コードレス電話の親機)と、屋外に
多数配設された屋外基地局と、各屋外基地局間の連絡用
無線回線とからなる。そして、移動局となる端末は、屋
内では屋内基地局を介して、また、屋外では近くに設け
られた屋外基地局を介して公衆回線網に接続され、相手
局との通信が行われるようになっている。また、PHS
では、その他にも親機(或いは基地局)が中継局とる子
機間通信(いわゆる内線通信)や、トランシーバの如く
子機間において直接通信することもできるようになって
いる。
【0005】PHSでは、無線周波数帯として1.9G
Hz帯が、周波数間隔として300kHzが、アクセス
方式として時分割多元接続方式(TDMA方式)が、伝
送方式として時分割双方向伝送方式(TDD方式)が、
変調方式として4値位相変調(π/4シフトQPSK)
方式が夫々採用されている。また、TDMA/TDD方
式では、使用される無線回線が、キャリア(周波数)と
タイムスロットの2つの要素で構成される物理的なチャ
ネルで以て表わされ、該無線回線は、機能的には、位置
登録や発着信などの制御信号の送受信に用いられる制御
回線と、主に音声やデータ等の情報信号の送受信に用い
られる通信回線の2つが使用されるようになっている。
【0006】次に、親機(或いは基地局)経由の通信方
式と子機間直接通信方式について、説明する。図17
は、PHSにおける基本的なシステム構成の例を示す模
式図である。ここでは、公衆通信網106(PSTNや
ISDN)に接続された親機900の無線ゾーン904
内(おおよそ半径約100m程度の電波伝播空間であ
る)には、該親機に所属する3つの子機901、90
2、903が存在している。そして、子機901は、キ
ャリア番号f1、スロット番号s3で以て親機900と
通信中であり、子機902と子機903は、キャリア番
号f20、スロット番号s2で以て直接通信を行なって
いる。
【0007】なお、親機に所属する子機の数としては、
家庭用の場合、通常3〜4台であるが、会社用の場合に
は、数十台とすることも可能であり、その場合には、複
数台の親機が設置されて、各子機は何れの親機に対して
もアクセスできるよう構成される。また、PHSで使用
可能なキャリアについては、先述したRCR STD−
28に、1〜77番迄の全77波が周波数割り当てされ
ている。
【0008】図18は、図17に示す親機900と子機
901の間で行われる通信状態に至る迄の制御シーケン
スと、夫々に割り当てられた時間軸上のスロット位置を
示す図である。親機900は、常時、所属する複数の子
機に対し、BCCH(親機から子機へ制御情報を報知す
るための下り片方向の報知チャネルである)上で、「無
線情報報知信号(チャネル構造に関する情報やシステム
情報等が含まれている)」を、一定周期で、制御用キャ
リア番号f0、下りスロット番号s1にて送出してい
る。
【0009】そして、子機901がオフフックした場
合、子機901は、親機900に対し、SCCH(親機
と子機の間での呼び接続に必要な情報を転送するための
双方向チャネルである)上で、制御用キャリア番号f0
及び上りスロット番号s1を使用して「リンクチャネル
要求信号」を送信する。ここで使用されるキャリア番号
とスロット番号の関係を912に示す。912は時間軸
上のフレーム構成を示しており、1フレームは5mse
cであり、子機901側の送信用4スロット(親機90
0側では受信用スロットとなる)と、親機900側の送
信用4スロット(子機側では受信用スロットとなる)と
から構成されている。そして、対応する上下方向の各1
スロット(1スロットは625μsecである)を使用
して双方向の通信が行われるようになっている。
【0010】なお、親機から子機へ向かう通信方向が下
りであり、逆に子機から親機へ向かう通信方向が上りで
あって、各スロット番号については、時間の古い順にS
1、S2、S3、S4としている。次に、親機900
は、子機901からの「リンクチャネル要求信号」を受
信した場合、使用可能なキャリア番号とスロット番号
(即ち、空きチャネル)を検索する。これはキャリアセ
ンスと呼ばれ、具体的には、割り当てようとしているス
ロット番号において割り当てようとしているキャリア番
号の受信レベルが規定レベル以下であるか否かについて
所定の連続回数以上検査するようになっている。そし
て、ここでは、キャリア番号f10及びスロット番号s
3が使用可能であると判定され、親機900は子機90
1に対し、SCCH上で、キャリア番号f10及びスロ
ット番号s3を含む「リンクチャネル割当」を送信す
る。
【0011】次に、これを受信した子機901では、親
機900が通信用として指定したキャリア番号とスロッ
ト番号とが使用可能であるか否かについて検査する(キ
ャリアセンス)。これは、割り当てられたキャリア番号
f10及びスロット番号s3が、隣接する無線通信シス
テムにおいて使用されている可能性があるためであっ
て、そのような場合には、電波干渉を受けるおそれがあ
るからである。
【0012】そして、かかる検査の結果、割り当てられ
たキャリア番号f10及びスロット番号s3が使用可能
であると判定された場合には、これを通信用キャリアと
して選択し、親機900と子機901の間では同期がと
れる迄同期バースト信号を互いに送受信し合い、通信リ
ンクを確立する。続いて、論理チャネル(サービスチャ
ネル)を確立するために、呼の接続を行って通信状態に
移行する。ここで使用されるキャリア番号とスロット番
号の関係を913に示す。図で示すように、子機901
は、キャリア番号f10及び上りのスロット番号s3を
使用して、親機900は、同じキャリア番号f10及び
対応する下りのスロット番号s3を使用して互いに双方
向の通信を行うようになっている。
【0013】図19は、図17に示す子機902と子機
903の間で行われる直接通信状態に至る迄の制御シー
ケンスと、夫々が使用する時間軸上のスロット位置を示
す図である。子機間直接通信では、専用の制御用キャリ
アは設けられず、発信側子機が通信用キャリアを選択し
(RCR STD28で子機間直接通信用キャリアとし
て指定されている10波の中から選択する)、時間軸上
の空きスロットを使って発呼をかけ、着信側子機が全チ
ャネルをスキャンするようになっている。そして、同一
スロット上にて、子機間直接通信用キャリアによる接続
制御と通信が行われるようになっている。
【0014】ここに示す例では、着信側となる子機90
3では、子機間直接通信用の複数あるキャリアを順次監
視しているが、その場合、子機903では相手子機90
2からの呼出信号を受信するために1フレーム内の8個
のスロットを全て受信状態にして、キャリア番号f2
0、f21、f22、・・・の複数あるキャリアを順次
監視している。
【0015】また、子機902では、オフフックした場
合、送出する呼出信号のキャリア番号f20及びスロッ
ト番号s2が使用可能であるかどうかについてキャリア
センスを行ない、使用可能であれば呼出信号を連続して
送出する。そして、子機903では、キャリア番号f2
0、f21、f22、・・・の順次監視によって、キャ
リア番号f20及びスロット番号s2で相手子機902
からの呼出信号を受信した場合には、それを固定する。
【0016】ここで使用されるキャリア番号とスロット
番号の関係を922及び923に示す。即ち、子機90
3では、各スロットに複数あるキャリアが存在するか否
かを全8スロットにわたって監視しており(922にそ
の状態を示す)、子機902からの呼出信号をキャリア
番号f20及びスロット番号s2で受信すると、それを
キャリア番号f20受信用のスロットとして固定し、先
述した親機900との通信スロット構成と同様、左から
6番目の対応するスロットをキャリア番号f20送信用
のスロットとして固定する(923にその状態を示
す)。
【0017】この後、子機902と子機903は、固定
されたスロット番号にて同期がとれるまで同期バースト
信号を互いに送受信し、同期を確立した後は、子機90
3からの応答によって直接通信状態に移行する。上述し
たように、親機経由の通信方式と子機間直接通信方式と
では通信状態に至る迄の接続の方法が異なっている。ま
た、子機の方では親機からの制御キャリアと子機間直接
通信用の通信キャリアの両方を待ち受けるようになって
いる。従って、内線通信を行おうとする場合には、子機
間直接通信が行える範囲にあっては、従来どおりに親機
を経由して通信を行なうことも可能であるし、子機間直
接通信方式で通信することもできるようになっている。
そして、その何れの通信方式を選択するかについては、
発呼前のユーザの選択に委ねられている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したP
HSでは、親機と同時に通信することが可能な子機の台
数には制限がある。即ち、先述したように、親機が送信
用として使用する4個のスロットの内の1スロットは、
通常、各子機に対して無線情報報知信号を送出するため
に使用されるようになっており、通信用としては残りの
3スロットしか使用することができない。その結果、必
然的に親機と同時通信できる子機の台数は最高3台まで
となってしまうのである。もっとも、4個のスロットを
全て通信用として使用することも可能ではあるが、その
場合でも、同時通信できる子機の台数としては最高でも
4台までとなってしまう。
【0019】このように、親機の有する回線数には限り
があるために、例えば、親機を経由して子機同士が内線
通信を行なっていたり、他の別の子機が親機と通信する
ことによって親機の回線が全て使用されているような場
合には、もはや外線接続等他の端末と親機との接続がで
きなくなってしまい、親機に対する呼損率を大きくして
しまうのである。
【0020】また、親機を経由して子機同士が内線通信
を行なっている場合に、子機が移動することによって親
機の無線ゾーンから離れてしまうことがあるが、そのよ
うな場合でも親機との回線は占有されているために、他
の端末の親機に対する呼損率を大きくしてしまうし、通
信中であった子機にとっては、やがて実行中の通信が終
了されてしまうという不測の事態を招くことにもなりか
ねない。
【0021】本発明は、かかる現状に鑑みて成されたも
のであり、親機の回線に余裕がなくなったり、親機経由
の子機間通信の状態が劣化したような場合に、子機間直
接通信への切り替えをスムースに行うことによって、親
機に対する呼損率の低減を図り、限りある無線回線を有
効に利用することを可能となす無線通信システムを提供
することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1に記載の発明は、通信網に接続された親
機或いは基地局を介し、無線により相手局との通信を行
うことが可能な複数の子機を有し、更に、各子機間にお
ける直接通信が可能な無線通信システムであって、前記
親機が、通信回線の使用状況を監視して、該通信回線に
余裕があるか否かを判断する通信回線使用状況判断手段
と、前記通信回線使用状況判断手段によって前記通信回
線に余裕がないと判断された場合に、待ち受け中の各子
機に対し、子機間通信を行うときは子機間直接通信を行
うよう指示する子機間直接通信指示手段を備え、前記子
機が、前記親機における子機間直接通信指示手段による
子機間直接通信指示を受信した場合に子機間通信を行う
とき、子機間直接通信による通信を実行する子機間直接
通信実行手段を備えていることを特徴としている。
【0023】また、本請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の無線通信システムであって、前記親機におけ
る子機間直接通信指示手段が、更に、待ち受け中の各子
機に対して子機間直接通信を行うよう指示する際に、子
機間直接通信用キャリアを指定する子機間直接通信用キ
ャリア指定手段を備え、前記子機における子機間直接通
信実行手段は、子機間直接通信用キャリアが指定された
場合に、該指定キャリアによる子機間直接通信を実行す
ることを特徴とうしいる。
【0024】また、本請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の無線通信システムであって、前記親機における
子機間直接通信指示手段が、更に、待ち受け中の各子機
に対して子機間直接通信を行うよう指示する際に、子機
間直接通信用スロットを指定する子機間直接通信用スロ
ット指定手段を備え、前記子機における子機間直接通信
実行手段は、子機間直接通信用キャリア及びスロットが
指定された場合に、該指定キャリア及びスロットによる
子機間直接通信を実行することを特徴としている。
【0025】また、本請求項4に記載の発明は、通信網
に接続された親機或いは基地局を介し、無線により相手
局との通信を行うことが可能な複数の子機を有し、更
に、各子機間における直接通信が可能な無線通信システ
ムであって、前記親機が、通信回線の使用状況を監視し
て、該通信回線に余裕があるか否かを判断する通信回線
使用状況判断手段と、前記通信回線使用状況判断手段に
よって前記通信回線に余裕がないと判断された場合に、
待ち受け中の各子機に対し、子機間通信を行うときは子
機間直接通信を行うよう、子機間直接通信用キャリアを
指定して或いは指定せずに、指示する第1の子機間直接
通信指示手段と、前記通信回線使用状況判断手段によっ
て前記通信回線に余裕がないと判断された場合に、自局
を経由して子機間通信が行われているとき、該当する各
子機に対し、子機間直接通信用キャリアを指定して、子
機間直接通信を行うよう指示する第2の子機間直接通信
指示手段を備え、前記子機が、前記親機における第1の
子機間直接通信指示手段による子機間直接通信指示を受
信して子機間通信を行うとき、子機間直接通信による通
信を実行する第1の子機間直接通信実行手段と、前記親
機における第2の子機間直接通信指示手段による子機間
直接通信指示を受信したとき、自局が発呼側である場
合、該親機との通信回線を切断する第1の回線切断手段
と、前記第1の回線切断手段による回線切断の後、指定
された子機間直接通信用キャリアによる子機間直接通信
モードに切り替えて、子機間直接通信を実行する第2の
子機間直接通信実行手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0026】また、本請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の無線通信システムであって、前記第1の子機間
直接通信指示手段は、該当する各子機に対して子機間直
接通信用キャリアを指定する場合に、併せてスロットの
指定を行い、前記第2の子機間直接通信指示手段は、該
当する各子機に対して子機間直接通信用キャリアを指定
する場合に、併せてスロットの指定を行うことを特徴と
している。
【0027】また、本請求項6に記載の発明は、請求項
4又は請求項5記載の無線通信システムであって、前記
子機が、更に、前記親機における第2の子機間直接通信
指示手段による子機間直接通信指示を受信したとき、自
局が発呼側である場合、前記第1の回線切断手段によっ
て該親機との通信回線が切断される前に、指定された子
機間直接通信用キャリアが使用可能であるか否かを検査
する指定キャリア検査手段と、前記指定キャリア検査手
段の検査結果を前記親機に対して報告する指定キャリア
検査結果報告手段を備え、前記親機が、更に、前記指定
キャリア検査結果報告手段による検査結果報告から指定
したキャリアが使用不可能であることが確認された場合
に、各子機に対し、別のキャリアを子機間直接通信用キ
ャリアとして指定する別キャリア指定手段を備えている
ことを特徴としている。
【0028】また、本請求項7に記載の発明は、請求項
4又は請求項5記載の無線通信システムであって、前記
第2の子機間直接通信実行手段は、指定された子機間直
接通信用キャリアが使用可能であるか否かを検査し、使
用可能である場合には指定されたキャリアによる子機間
直接通信を、また、使用不可能である場合には新たなキ
ャリアを選択して、該キャリアによる子機間直接通信を
実行することを特徴としている。
【0029】また、本請求項8に記載の発明は、通信網
に接続された親機或いは基地局を介し、無線により相手
局との通信を行うことが可能な複数の子機を有し、更
に、各子機間における直接通信が可能な無線通信システ
ムであって、前記子機が、前記親機を介して子機間通信
中である場合に、その通信状態が劣化したか否かを検出
する通信状態検出手段と、前記通信状態検出手段によっ
て通信状態が劣化したことが確認された場合に、子機間
直接通信モードに切り替えて子機間直接通信を実行する
子機間直接通信実行手段を備えていることを特徴として
いる。
【0030】また、本請求項9に記載の発明は、前記請
求項4又は請求項5記載の無線通信システムであって、
前記子機が、更に、前記親機を介して子機間通信中であ
る場合に、その通信状態が劣化したか否かを検出する通
信状態検出手段と、前記通信状態検出手段によって通信
状態が劣化したことが確認された場合に、子機間直接通
信モードに切り替えて子機間直接通信を実行する第3の
子機間直接通信実行手段を備えていることを特徴として
いる。
【0031】また、本請求項10に記載の発明は、通信
網に接続された親機或いは基地局を介し、無線により相
手局との通信を行うことが可能な複数の子機を有し、更
に、各子機間における直接通信が可能な無線通信システ
ムであって、前記親機が、通信回線の使用状況を監視し
て、該通信回線に余裕があるか否かを判断する通信回線
使用状況判断手段と、前記通信回線使用状況判断手段に
よって該通信回線に余裕があると判断された場合に、子
機間直接通信中である両子機に対し、自局を介する子機
間通信に切り替えるよう指示する親機経由子機間通信指
示手段を備え、前記子機が、前記親機における親機経由
子機間直接通信指示手段による親機経由の指示を受信し
たとき、自局が発呼側である場合、子機間の直接通信の
回線を切断する回線切断手段と、前記回線切断手段によ
って回線が切断された後、親機経由子機間通信モードに
切り替えて親機経由の子機間通信を実行する親機経由子
機間通信実行手段を備えていることを特徴としている。
【0032】また、本請求項11に記載の発明は、請求
項10に記載の無線通信システムであって、前記子機
が、更に、前記親機からの指示を所定周期で受信するた
めに、実行中の子機間直接通信を該所定周期で中断する
子機間直接通信中断手段を備えていることを特徴として
いる。また、本請求項12に記載の発明は、請求項4又
は請求項5記載の無線通信システムであって、前記親機
が、更に、前記通信回線使用状況判断手段によって該通
信回線に余裕があると判断された場合に、子機間直接通
信中である両子機に対し、自局を介する子機間通信に切
り替えるよう指示する親機経由子機間通信指示手段を備
え、前記子機が、更に、前記親機における親機経由子機
間直接通信指示手段による親機経由子機間通信の指示を
受信したとき、自局が発呼側である場合、子機間におけ
る直接通信の回線を切断する第2の回線切断手段と、前
記第2の回線切断手段によって回線が切断された後、親
機経由子機間通信モードに切り替えて親機経由の子機間
通信を実行する親機経由子機間通信実行手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0033】
【作用】上記請求項1にかかる発明の構成によれば、本
無線通信システムでは、通信網に接続された親機或いは
基地局を介して、同一の親機に属する複数の子機が、無
線により相手局との通信(子機間通信である内線通信の
場合も含む)を行うことが可能であり、更に、各子機間
において、トランシーバのごとく、直接通信を行うこと
が可能となっている。
【0034】親機では、通信回線使用状況判断手段によ
って、通信回線の使用状況が常に監視されており、該通
信回線に余裕があるか否かについての判断がなされる。
そして、通信回線に余裕がないと判断された場合には、
子機間直接通信指示手段によって、待ち受け中の各子機
に対し、子機間通信を行うときは子機間直接通信を行う
よう指示される。
【0035】一方、子機の方では、親機からの子機間直
接通信の指示を受信した場合に、子機間通信を行うとき
は、子機間直接通信実行手段によって、子機間直接通信
による通信が実行される。即ち、子機間直接通信のプロ
トコルに従い、発呼側子機ではキャリアセンスにより子
機間直接通信用キャリアを選択し、呼び出しをかける。
また、着呼側子機ではスキャンして、送信されてくる子
機間直接通信用キャリアを待ち受け、該子機間直接通信
用キャリアを受信した場合には、発呼側子機との間で同
期を確立し、両者は共に通信状態に移行する。
【0036】また、上記請求項2にかかる発明の構成に
よれば、上記請求項1に記載の無線通信システムにおけ
る親機に備えられた子機間直接通信指示手段には、更
に、子機間直接通信用キャリア指定手段が備えられてお
り、待ち受け中の各子機に対して子機間直接通信を行う
よう指示する際に、子機間直接通信用キャリアが指定さ
れる。そして、子機間直接通信用キャリアが指定された
場合には、子機における子機間直接通信実行手段によっ
て、指定されたキャリアによる子機間直接通信が実行さ
れる。このため、発呼側の子機ではキャリアセンスを行
う必要がなくなり、着呼側の子機ではスキャンする必要
がなくなる。
【0037】また、上記請求項3にかかる発明の構成に
よれば、上記請求項2記載の無線通信システムにおける
親機に備えられた子機間直接通信指示手段には、更に、
子機間直接通信用スロット指定手段が備えられており、
待ち受け中の各子機に対して子機間直接通信を行うよう
指示する際に、子機間直接通信用スロットが指定され
る。そして、子機間直接通信用キャリア及びスロットが
指定された場合には、子機における子機間直接通信実行
手段によって、指定されたキャリア及びスロットによる
子機間直接通信が実行される。このため、発呼側の子機
ではキャリアセンスを行う必要がなくなり、着呼側の子
機ではスキャンする必要がなくなり、時分割多重双方向
の子機間直接通信が速やかに実行される。
【0038】また、上記請求項4にかかる発明の構成に
よれば、本無線通信システムでは、通信網に接続された
親機或いは基地局を介して、同一の親機に属する複数の
子機が、無線により相手局との通信(子機間通信である
内線通信の場合も含む)を行うことが可能であり、更
に、各子機間において、トランシーバのごとく、直接通
信を行うことが可能となっている。
【0039】親機では、通信回線使用状況判断手段によ
って、通信回線の使用状況が常に監視されており、該通
信回線に余裕があるか否かについての判断がなされる。
そして、通信回線に余裕がないと判断された場合には、
第1の子機間直接通信指示手段によって、待ち受け中の
各子機に対し、子機間通信を行うときは子機間直接通信
を行うよう、子機間直接通信用キャリアを指定して或い
は指定せずに、指示される。また、通信回線使用状況判
断手段によって前記通信回線に余裕がないと判断された
場合に、自局を経由して子機間通信が行われているとき
には、第2の子機間直接通信指示手段によって、該当す
る各子機に対し、子機間直接通信用キャリアを指定さ
れ、子機間直接通信を行うよう指示される。
【0040】一方、子機の方では、第1の子機間直接通
信指示手段からの子機間直接通信の指示を受信した場合
に、子機間通信を行うときには、第1の子機間直接通信
実行手段によって、子機間直接通信による通信が実行さ
れる。また、第2の子機間直接通信指示手段からの子機
間直接通信指示を受信したとき、自局が発呼側である場
合には、第1の回線切断手段によって、該親機との間の
通信回線が切断される。更に、回線が切断された後は、
第2の子機間直接通信実行手段によって、指定された子
機間直接通信用キャリアによる子機間直接通信モードに
切り替えられて子機間直接通信が実行される。
【0041】また、上記請求項5にかかる発明の構成に
よれば、上記請求項4記載の無線通信システムにおける
第1の子機間直接通信指示手段が、該当する各子機に対
して子機間直接通信用キャリアを指定する場合には、併
せてスロットの指定が行われる。更に、第2の子機間直
接通信指示手段が、該当する各子機に対して子機間直接
通信用キャリアを指定する場合には、併せてスロットの
指定が行われる。このため、発呼側の子機ではキャリア
センスを行う必要がなくなり、着呼側の子機ではスキャ
ンする必要がなくなり、待ち受け中の子機も、親機経由
の子機間通信を実行中の子機も、時分割多重双方向の子
機間直接通信に速やかに移行することができる。
【0042】また、上記請求項6にかかる発明の構成に
よれば、上記請求項4又は請求項5記載の無線通信シス
テムにおいて、子機には、更に、前記親機における第2
の子機間直接通信指示手段による子機間直接通信指示を
受信したとき、自局が発呼側である場合に、回線が切断
される前に、指定された子機間直接通信用キャリアが使
用可能であるか否かを検査する指定キャリア検査手段
と、前記指定キャリア検査手段の検査結果を前記親機に
対して報告する指定キャリア検査結果報告手段とが備え
られている。
【0043】一方親機には、更に、前記指定キャリア検
査結果報告手段による検査結果報告から指定したキャリ
アが使用不可能であることが確認された場合に、各子機
に対し、別のキャリアを子機間直接通信用キャリアとし
て指定する別キャリア指定手段が備えられている。ま
た、上記請求項7にかかる発明の構成によれば、上記請
求項4又は請求項5記載の無線通信システムにおける第
2の子機間直接通信実行手段では、指定された子機間直
接通信用キャリアが使用可能であるか否かが検査され、
使用可能である場合には指定されたキャリアによる子機
間直接通信が、また、使用不可能である場合には新たな
キャリアが選択されて、該キャリアによる子機間直接通
信が実行される。この場合、子機では、親機との回線が
切断された後に、指定キャリアの検査及びキャリアセン
スを行うので、一つのシンセサイザで以て充分に対応す
ることができる。
【0044】また、上記請求項8にかかる発明の構成に
よれば、本無線通信システムでは、通信網に接続された
親機或いは基地局を介して、同一の親機に属する複数の
子機が、無線により相手局との通信(子機間通信である
内線通信の場合も含む)を行うことが可能であり、更
に、各子機間において、トランシーバのごとく、直接通
信を行うことが可能となっている。
【0045】子機では、親機を介して子機間通信中であ
るとき、通信状態検出手段によって通信状態が劣化した
か否かについての検出が行われる。そして、通信状態が
劣化したことが確認された場合には、子機間直接通信実
行手段によって、子機間直接通信モードに切り替えられ
て、子機間直接通信が実行される。また、上記請求項9
にかかる発明の構成によれば、上記請求項4又は請求項
5記載の無線通信システムにおいて、子機には、更に、
前記親機を介して子機間通信中である場合に、その通信
状態が劣化したか否かを検出する通信状態検出手段と、
通信状態が劣化したことが確認された場合に、子機間直
接通信モードに切り替えて子機間直接通信を実行する第
3の子機間直接通信実行手段とが備えられている。
【0046】また、上記請求項10にかかる発明の構成
によれば、本無線通信システムでは、通信網に接続され
た親機或いは基地局を介して、同一の親機に属する複数
の子機が、無線により相手局との通信(子機間通信であ
る内線通信の場合も含む)を行うことが可能であり、更
に、各子機間において、トランシーバのごとく、直接通
信を行うことが可能となっている。
【0047】親機では、通信回線使用状況判断手段によ
って、通信回線の使用状況が常に監視されており、該通
信回線に余裕があるか否かについての判断がなされる。
そして、通信回線に余裕があると判断された場合には、
親機経由子機間通信指示手段によって、子機間直接通信
中である両子機に対し、自局を介する子機間通信に切り
替えるよう指示される。
【0048】一方子機の方では、親機経由子機間通信指
示手段による親機経由子機間通信の指示を受信したとき
に自局が発呼側である場合に、回線切断手段によって、
子機間の直接通信の回線が切断される。そして、回線が
切断された後は、親機経由子機間通信実行手段によっ
て、親機経由子機間通信モードに切り替えられ、親機経
由の子機間通信が実行される。
【0049】また、上記請求項11にかかる発明の構成
によれば、上記請求項10に記載の無線通信システムに
おいて、子機には、更に、前記親機からの指示を所定周
期で受信するために、実行中の子機間直接通信を該所定
周期で中断する子機間直接通信中断手段が備えられてい
る。このため、子機では、1つのシンセサイザによっ
て、親機経由の子機間通信への移行動作を進めることが
可能となる。
【0050】また、上記請求項12にかかる発明の構成
によれば、請求項4又は請求項5記載の無線通信システ
ムにおいて、親機には、更に、通信回線使用状況判断手
段によって該通信回線に余裕があると判断された場合
に、子機間直接通信中である両子機に対し、自局を介す
る子機間通信に切り替えるよう指示する親機経由子機間
通信指示手段が備えられている。また、子機には、更
に、親機経由の子機間通信の指示を受信したときに、自
局が発呼側である場合、子機間直接通信の回線を切断す
る第2の回線切断手段と、該回線が切断された後、親機
経由子機間通信モードに切り替えて親機経由の子機間通
信を実行する親機経由子機間通信実行手段とが備えられ
ている。
【0051】以上の結果、親機における通信回線に余裕
がなくなった場合に、待ち受け中の子機が子機間通信を
行おうとするときは、直ちに子機間直接通信を実行する
ことが可能となる。また、親機を経由して子機間通信を
行っているときに、親機における通信回線に余裕がなく
なった場合にも、通信中の子機が、親機との回線を切断
して、指定された子機間直接通信用キャリア及びスロッ
トによる通信に速やかに移行することができるようにな
る。その際、子機にて指定されたキャリアが使用可能か
否かを検査して親機に報告することにより、指定された
キャリアが隣接する無線通信システムからの干渉を受け
ていて使用が困難な状況にあることが親機において認識
できるので、親機では、新たなキャリアを指定すること
が可能となる。
【0052】また、親機を経由して子機間通信を行って
いるときに、子機が移動する等によって通信状態が劣化
した場合にも、直ちに子機間直接通信に移行することが
可能となる。更には、親機における通信回線に余裕がで
きた場合に、子機間直接通信を行っている各子機を、親
機を経由する子機間通信に移行させることも可能とな
る。
【0053】
【実施例】以下、本発明にかかる無線通信システムの一
実施例を、図面に従い具体的に説明する。図1は、本発
明にかかる無線通信システムの基本的な構成の例を示す
模式図である。親機100の無線ゾーン105内には、
移動可能な複数(ここでは4個)の子機101〜104
が配置されており、親機100は有線伝送路107を介
して通信網106と接続されている。通信網106とし
ては、PSTNやISDN、DDX等が利用される。
【0054】また、親機100と子機101〜104と
の間の各通信には、双方向の時分割多元接続方式(TD
D/TDMA)によるディジタル無線通信が行われるよ
うになっており、親機100から各子機101〜104
への通信には時間軸上の下りスロットが、逆に、各子機
101〜104から親機100への通信には時間軸上の
上りスロットが夫々使用されるようになっている。
【0055】また、ここに示す例では、親機100は、
無線ゾーン105内の全ての子機101〜104に対し
て、制御用キャリアf0、下りスロットs1の一定周期
で無線情報を送出しており、更に、子機102とは通信
用キャリアf10でスロットs3を使用して、子機10
3とは通信用キャリアf11でスロットs2を使用し
て、子機104とは通信用キャリアf12でスロットs
2を使用して夫々の通信を行っている。
【0056】なお、f0、f10、f11、f12は指
定されたキャリア番号を、s1〜s4は指定されたスロ
ット番号(時間順)を示している。図2は、図1に示す
親機100の詳細な構成を示すブロック図である。親機
100は、回線制御部110と、変調部111と、入力
部112と、通信制御部113と、無線制御部114
と、出力部115と、復調部116と、アンテナ117
を備えている。
【0057】回線制御部110は、通信網106と通信
制御部113との間に挿入され、回線の接続状態や切替
えを制御する。通信制御部113は、CPU、ROM、
RAM等によって構成され、回線制御部110による回
線接続状態を監視して回線の使用状況を判断すると共
に、「子機間直接通信指示」を子機に通知する等、子機
との間の通信制御を行なう。入力部112は、キーボー
ド、マイクロフォン等によって構成され、データや音声
を通信制御部113に入力する。出力部115は、磁気
ディスク装置、ディスプレイ装置、スピーカー等によっ
て構成され、通信制御部113から出力されるデータ
の、記憶、表示、音声出力等を行う。
【0058】変調部111は、通信制御部113から出
力される送信データを、所定の方式で変調(例えば、π
/4シフトQPSK変調)し、無線制御部114に出力
する。無線制御部114は、変調部111から与えられ
る変調データを搬送波(キャリア)に乗せてアンテナ1
17から送信する機能と、アンテナ117に誘起された
高周波信号の中から所定の周波数帯の信号を受信する機
能を有する。復調部116は、アンテナ117を通じて
無線制御部114に受信された信号を復調して通信制御
部113に与える。
【0059】また、無線制御部114は、TDMAの各
スロット毎のキャリア周波数を切替える複数のシンセサ
イザを備えており、例えば、2つのシンセサイザが、夫
々、スロット1、3とスロット2、4という組合せを受
け持って各スロットにおけるキャリアの切替えを行なう
ようになっている。図3は、図1に示す各子機の詳細な
構成を示すブロック図である。個々の子機は、入力部1
20と、変調部121と、通信制御部123と、無線制
御部124と、出力部125と、復調部126と、アン
テナ127とを備えており、図2に示す回線制御部11
0を備えていないことを除いては親機100の構成と同
様な構成となっている。
【0060】通信制御部123は、CPU、ROM、R
AM等から構成され、子機間直接通信における通信制御
等を行なう。入力部120は、キーボード、マイクロフ
ォン等によって構成され、データや音声を通信制御部1
23に入力する。出力部125は、磁気ディスク装置、
ディスプレイ装置、スピーカー等によって構成され、通
信制御部123から出力されるデータの、記憶、表示、
音声出力等を行う。
【0061】変調部121は、通信制御部123から出
力される送信データを、所定の方式で変調(例えば、π
/4シフトQPSK変調)し、無線制御部124に出力
する。無線制御部124は、変調部121から与えられ
る変調データを搬送波に乗せてアンテナ127から送信
する機能と、アンテナ127に誘起された高周波信号の
中から所定の周波数帯の信号を受信する機能を有する。
復調部126は、アンテナ127を通じ無線制御部12
4に受信された信号を復調して通信制御部123に与え
る。
【0062】また、無線制御部114は、TDMAの各
スロット毎のキャリア周波数を切替えるためのシンセサ
イザを備えており、例えば、2つのシンセサイザが、夫
々、スロット1、3とスロット2、4という組合せを受
け持って各スロットにおけるキャリアの切替えを行なう
ようになっている。図4は、本発明にかかる無線通信シ
ステムで行われる子機間直接通信の第1の実施例を示す
模式図である。ここでは、親機900の無線ゾーン内
に、2つの子機901と902が位置しており、夫々が
親機900の送出する制御キャリアと子機間直接通信用
のキャリアの両方を待ち受けている。そして、親機90
0には子機間通知送信手段200が、子機901と子機
902には、夫々、子機間呼出手段201、202が備
えられている。
【0063】子機間通知送信手段200は、図示しない
通信回線使用状況判断手段によって、回線に余裕がない
ものと判断された場合に、親機900の回線を有効利用
するため、その無線ゾーン内にある子機901と子機9
02に対し、制御キャリアを使って「子機間直接通知信
号a」の送信を行なう。この「子機間直接通知信号a」
は、親機経由通信ではなく子機間直接通信を使用するよ
う通知するものである。また、子機間呼出手段201
は、子機901が親機900からの子機間直接通知信号
aを受信してオフフックした時に、受信した「子機間直
接通知信号a」に従い、親機経由通信ではなく子機間直
接通信のプロトコルで以て相手子機902の呼び出しを
行なう。
【0064】なお、通信回線使用状況判断手段(後述す
る実施例2〜実施例4においても同じである)は、回線
の使用状況を常に監視しており、空き回線が残り少なく
なった場合や、或いは全く無くなった場合に、回線に余
裕がないものと判断する。図5は、図4に示す子機間直
接通知信号aのメッセージフォーマットを示す模式図で
あり、縦方向にはメッセージフォーマットのオクテット
構成を送出順に示し、横方向に各オクテット内における
ビット構成を送出順に示している。オクテット1は、1
ビットの予約ビット(拡張用として保存する領域であっ
て、通常、「0」に設定される)と、7ビットからなる
メッセージ種別(親機900が制御キャリアを使って送
信する制御情報メッセージの内でオプション情報報知メ
ッセージが使用され、ここでは「0011111」に設
定される)とから構成されている。オクテット2は、情
報要素識別子8ビット(子機間直接通知として、ここで
は「01000000」に設定される)で構成される。
オクテット3は、内容長8ビット(単に子機間直接通知
を行うだけであるので、ここでは、「0000000
0」に設定される)で構成される。また、オクテット4
及びオクテット5には制御情報が設定されるが、ここに
は、親機900が子機間直接通知信号aを送信する際の
スロット番号等が含まれている。
【0065】なお、上記フォーマットを有する子機間直
接通知信号aは、親機900の無線ゾーン内にある子機
901と子機902が共に受信できるようになってお
り、このメッセージを、何れかの子機が受信することに
よって、子機間直接通信を行うことを指示する親機90
0からの通知が伝達されたことになる。図6は、図4に
示す子機間直接通信を行う際の制御シーケンス図であ
る。親機900からは、制御キャリアf0、スロット番
号s1で、その無線ゾーン内にある子機901と子機9
02に対し、先述した子機間直接通知信号aを送信す
る。この子機間直接通知信号aを受信した待ち受け中の
各子機では、子機間直接通信用のキャリアf20、f2
1、f22を順次監視する。
【0066】この状態で、子機901がオフフックして
相手子機902に対して呼び出しを行なった場合、子機
901では既に子機間直接通知信号aを受信しているの
で、親機経由の呼び出しではなく、子機間直接通信用の
キャリアf20、f21、f22の内のいずれかをキャ
リアセンスして選択し、ここでは、選択したキャリアf
20、スロットs1にて相手子機902を呼び出す。
【0067】呼び出された子機902の方では、全スロ
ットを受信状態にしており、子機901からの呼出信号
を受信したキャリアf20、スロットs1にて、子機9
01との間の同期を確立し、応答信号を返すことで子機
901と子機902は、子機間直接通信状態に移行す
る。上記第1の実施例によれば、親機から、その無線ゾ
ーン内にある各子機に対して、事前に子機間直接通信を
使用するよう通知することができるので、不要な親機の
回線の使用(例えば、子機間直接通信が可能であるの
に、わざわざ親機経由の通信を行なう等)をなくすこと
ができ、回線の有効利用を図ることが可能となる。
【0068】図7は、本発明にかかる無線通信システム
で行われる子機間直接通信の第2の実施例を示す模式図
である。ここでは、親機900の無線ゾーン内に、子機
901と子機902が位置しており、子機901と子機
902の間で子機間直接通信が行われるものとしてい
る。また、親機900には子機間回線指定手段210
が、子機901と902には、指定子機間呼出手段21
1と指定子機間待ち受け手段212が夫々に備えられて
いる。そして、子機901と902は、親機900の送
出する制御キャリアと子機間直接通信用のキャリアの両
方を待ち受けている。
【0069】子機間回線指定手段210は、図示しない
通信回線使用状況判断手段によって、回線に余裕がない
ものと判断された場合に、親機900が回線を有効利用
する等を理由として、その無線ゾーン内にある子機90
1と子機902に対し、制御キャリアを使って子機間直
接通信用のキャリアを指定した子機間回線指定信号bの
送信を行なう。子機間回線指定信号bは、親機経由通信
ではなく子機間直接通信を使用するよう通知し、その際
に子機間直接通信用のキャリア番号も指定するものであ
る。
【0070】指定子機間呼出手段211は、子機901
が親機900からの子機間回線指定信号bを受信してオ
フフックした時に、指定された子機間直接通信用のキャ
リア番号によって、親機経由通信ではなく子機間直接通
信のプロトコルで相手子機902の呼び出しを行なう。
また、指定子機間待ち受け手段212は、前記子機間回
線指定信号bを受信することにより、指定された子機間
直接通信用のキャリア番号のみで待ち受ける。
【0071】図8は、図7に示す子機間回線指定信号b
のメッセージフォーマットを示す模式図であり、図5に
示したものと対比されるものである。親機900が制御
キャリアで送信する制御情報メッセージの内でオプショ
ン情報報知メッセージを使用し(ここでは、オクテット
1において、図5に示したと同じ「00011111」
が設定される)、その中のオプション領域の中で情報要
素識別子として、子機間回線指定を指定する(ここで
は、オクテット2において、「01000001」が設
定される)。
【0072】情報要素内容としては、子機間直接通信用
キャリアを1つ、もしくは複数指定することができる
が、何れを指定するかについては内容長によって設定す
る。例えば、ここでは、1つのキャリアを指定し、オク
テット3で「00000001」が設定される)。そし
て、子機間直接通信用キャリアの番号が指定される(こ
こでは、オクテット4において、「00010100」
が設定される)。また、続くオクテット5、6における
制御情報には、親機900が子機間回線指定信号bを送
信する際のスロット番号等が含まれている。
【0073】なお、上記フォーマットを有する子機間回
線指定信号bは、親機900の無線ゾーン内にある子機
901と子機902が共に受信できるものとなってお
り、何れかの子機がこの信号を受信することにより、親
機900からの子機間回線指定が可能となる。上記第2
の実施例によれば、親機からその無線ゾーン内にある各
子機に対し、事前に子機間直接通信を使用するよう通知
すると共に、その子機間直接通信で使用するキャリアも
指定されるので、待ち受け側の子機が子機間直接通信で
使用する不要なキャリアの待ち受けをなくすことがで
き、その分、子機のバッテリーの消耗を減らすことが可
能となる。
【0074】図9は、本発明にかかる無線通信システム
で行われる子機間直接通信の第3の実施例を示す模式図
である。ここでは、親機900の無線ゾーン内に、子機
901と子機902が位置しており、両子機は親機90
0を介して通信中である。また、親機900には子機間
回線指定手段210が、子機901と902には、親機
経由切断手段220と自動子機間通信切替手段221が
夫々に備えられている。
【0075】子機間回線指定手段210は、図示しない
通信回線使用状況判断手段によって、回線に余裕がない
ものと判断された場合に、親機900が回線を有効利用
する等を理由として、その無線ゾーン内にある子機90
1と902に対し、通信用キャリアを使って子機間直接
通信用のキャリアを指定した子機間回線指定信号bの送
信を行なう。子機間回線指定信号bは、先述したと同じ
く、親機経由通信ではなく子機間直接通信を使用するこ
とを通知し、その際に子機間直接通信用のキャリア番号
も指定するものである。
【0076】親機経由切断手段220は、子機901が
親機900からの子機間回線指定信号bを受信した際
に、親機900経由の通信を切断するものである。この
切断により相手子機902との通信が一時中断する。自
動子機間通信切替手段221は、前記親機経由切断手段
220によって親機900との接続を切断した後に、親
機経由で通信相手であった子機902を、指定された子
機間直接通信のキャリアにて呼び出し、相手子機902
からの応答を受信することによって子機間直接通信に即
移行させる。
【0077】なお、この時の子機間直接通信では、待ち
受け側の子機902は、親機900からの制御情報を受
信する同じタイミングにより固定の1スロット(例え
ば、制御情報を受信するスロットの相対1スロット後の
スロットを使用)で待ち受け、呼び出し側の子機901
も、当該スロットにて呼び出すことが可能であるので、
PHSの子機間直接通信プロトコルに見られるような待
ち受け側の連続スロット受信や、接続時の同期信号によ
る同期確立といった処理を省くことができる。このた
め、より迅速な子機間直接通信に移行することが可能と
なる。
【0078】図10は、図9に示す子機間直接通信を行
う際の制御シーケンス図である。子機901と子機90
2は、親機900を経由して、夫々、キャリアf10、
スロットs2とキャリアf11、スロットs4で通信を
行なっている。この状態において、親機900からその
無線ゾーン内にある子機901と子機902に対し、子
機間回線指定信号bを送信する。この子機間回線指定信
号bには、子機間直接通信用のキャリアf20が指定さ
れている。
【0079】発呼側である子機901は子機間回線指定
信号bを受信することにより、親機900に対して切断
メッセージを送信し、これを受信した親機900が子機
902に対して切断メッセージを送信し、親機経由の子
機902との通信が切断される。この場合、切断メッセ
ージを送信する子機は、自局が発呼側であることを認識
記憶しているので、相手子機から切断メッセージが送信
されることはない。そして、着呼側の子機902では、
子機間回線指定信号bによって指定されたキャリアf2
0で相手子機901からの呼出信号を待ち受け、発呼側
の子機901では指定されたキャリアf20で相手子機
902を呼び出し、この呼出信号に子機902が応答す
ることによって、両子機は子機間直接通信状態に移行す
る。
【0080】上記第3の実施例によれば、親機経由の子
機間通信中であっても迅速に子機間直接通信に移行する
ことができるので、通信効率が向上すると共に、回線の
有効利用が図れる。図11は、本発明にかかる無線通信
システムで行われる子機間直接通信の第4の実施例を示
すシステム構成図である。ここでは、親機900の無線
ゾーン内に、子機901と902が位置しており、両子
機は親機900を介して通信中である。また、親機90
0には子機間回線指定手段210及び別回線子機間選択
手段232が、子機901と902には、子機間回線指
定応答手段231が夫々に備えられている。
【0081】子機間回線指定手段210は、図示しない
通信回線使用状況判断手段によって、回線に余裕がない
ものと判断された場合に、親機900が回線を有効利用
する等を理由として、その無線ゾーン内にある子機90
1と902に対し、制御キャリアを使って子機間直接通
信用のキャリアを指定した子機間回線指定信号bの送信
を行なう。子機間回線指定信号bは、先述したのと同じ
く、親機経由通信ではなく子機間直接通信を使用するこ
とを通知し、その際に子機間直接通信用のキャリア番号
も指定するものである。
【0082】子機間回線指定応答手段231は、子機9
01が子機間回線指定手段210より通信用キャリアに
て子機間回線指定信号bを受信した際に、子機間回線指
定信号bで指定されている通信キャリアが使用可能であ
るか否かの検査を行ない、その結果を子機回線応答信号
cとして、親機900における別回線子機間選択手段2
32に返送する。そして、該子機回線応答信号cにて指
定されている通信キャリアが使用不可能であることを確
認した別回線子機間選択手段232では、別の通信キャ
リアを選択して、子機間回線指定手段210の指示によ
り、新たに子機間回線指定信号bを子機901に対して
送信する。以後、子機901と子機902は、指定され
た通信用キャリアを使用して子機間直接通信を実行す
る。
【0083】図12は、図11に示す子機間回線指定応
答信号cのメッセージフォーマットを示す模式図であっ
て、図8に示したものと対比されるものである。オクテ
ット1では、メッセージ種別として無線管理(RT)の
オプション情報メッセージを新たに規定し(ここでは、
オクテット1に「01110000」を設定する)、次
のオクテット2にて、親機900より指定された子機間
直接通信用キャリアが使用可能であるか否かについて
の、子機901の検査結果(使用可能・不可能結果情
報)を設定する。この場合、例えば、使用可能・不可能
結果情報としては、使用可能である場合に「00000
000」を、使用不可能である場合に「0000000
1」を設定する。そして、このメッセージを受信した別
回線子機間選択手段232では、指定した子機間直接通
信用キャリアが使用不可能であることを確認した場合に
は、別の子機間直接通信用キャリアを選択するようにな
っている。
【0084】上記第4の実施例によれば、親機にて、仮
にどの子機も使用していないと判断した場合であって
も、子機が親機から離れているような場合には、別の子
機が子機間直接通信を行っている可能性があり、そのこ
とを親機が確認できるので、通信キャリアの設定にあた
って無駄を無くすことが可能となる。図13は、本発明
にかかる無線通信システムで行われる子機間直接通信の
第5の実施例を示す模式図である。ここでは、親機90
0の無線ゾーン内にある子機901と子機902が親機
900を経由して通信を行なっており、この状態で子機
901と子機902が移動することにより親機900の
無線ゾーンから離れていったものとする。また、子機9
01と子機902には自動子機間通信選択手段240が
備えられている。
【0085】自動子機間通信選択手段240は、自局
(子機901)が移動することにより親機の無線ゾーン
から離れ、親機経由の子機間通信ができなくなったこと
を検知した場合に(例えば、受信レベルあるいはフレー
ム誤り率が規定値以下になった場合)、子機間直接通信
プロトコルにて親機経由の通信相手であった子機902
を呼び出すものである。この際、着呼側の子機902の
自動子機間通信選択手段240は、子機間通信用のキャ
リアを順次監視しており、子機901からの呼び出しを
受けて自動的に応答する。
【0086】上記第5の実施例によれば、子機が親機の
無線ゾーンから離れても、子機同士で接続を試みること
によって、通信を途切らせることなく、子機間直接通信
に移行することが可能となる。図14は、本発明にかか
る無線通信システムで行われる子機間直接通信の第6の
実施例を示す模式図である。ここでは、親機900の無
線ゾーン内にある子機901と子機902が、親機90
0を経由せず子機間直接通信を行っている。また、親機
900には親機経由通知送信手段250が備えられてて
おり、各子機901、902には子機間切断手段251
と自動親機経由通信切替手段252とが備えられてい
る。
【0087】親機経由通知送信手段250は、図示しな
い通信回線使用状況判断手段によって、回線に余裕があ
ると判断された場合に(回線が空いている等)、親機9
00が回線を有効利用する等を理由として、その無線ゾ
ーン内にある各子機901と子機902に対し、制御キ
ャリアにて親機経由通知信号dの送信を行ない、子機間
直接通信から親機経由通信を行なうように通知するもの
である。
【0088】子機間切断手段251は、前記親機経由通
知信号dを受信することにより、発呼側の子機901が
着呼側の相手子機902との子機間直接通信を切断する
ものである。そして、自動親機経由通信切替手段252
は、前記相手子機902との回線を切断後、親機900
経由の子機間通信に切り替え、子機901が相手子機9
02に対し発呼することによって親機経由の通信に切替
わる。
【0089】図15は、図14に示す親機経由通知信号
dのメッセージフォーマットを示す模式図である。先述
したと同様に、親機900が制御キャリアで送信する制
御情報メッセージの内で、オプション情報報知メッセー
ジを使用する(ここでは、オクテット1に「00011
11」を設定する。そして、その中のオプション領域の
中で情報要素識別子として、親機経由通知を指定する
(ここでは、オクテット2に「01000010」を設
定する)。情報内容長としては、親機経由通知だけであ
るので、オクテット3に「00000000」を設定す
る。また、続くオクテット4、5における制御情報に
は、親機900が親機経由通知信号dを送信する際のス
ロット番号等が含まれている。
【0090】このフォーマットを有する親機経由通知信
号dは、親機900の無線ゾーン内にある子機901と
子機902が共に受信できるものであり、この通知を受
信することで親機900からの親機経由通信への移行が
可能となる。図16は、図14に示す親機経由子機間通
信へ移行する際の制御シーケンスである。子機901と
子機902が親機900を経由せずに、キャリアf2
0、スロットs3にて子機間直接通信を行なっている
時、親機900からその無線ゾーン内にある子機901
と子機902に対して、制御キャリアf0、スロット番
号s1にて親機経由通知信号dを送信する。親機900
の無線ゾーン内の各子機901と子機902とは別スロ
ットにて親機900からの制御キャリアを監視してお
り、発呼側である子機901が当該親機経由通知信号d
を受信することにより、切断メッセージを相手子機90
2に送信して、子機902との間の回線を切断する。続
いて、図示しないリンクチャネル確立シーケンスを経
て、子機901から親機経由で子機902に発呼をかけ
(ここでは、子機901と親機900との通信にはキャ
リアf10、スロット番号s2が使用され、親機900
と子機902との通信にはキャリアf11、スロット番
号s3が使用される)、子機902から親機経由で子機
901へ発呼受付を返すことで親機経由の通信が可能と
なる。
【0091】上記第6の実施例によれば、親機900か
らの親機経由通知信号dをその支配下の該当子機90
1、902が受信することで、子機間直接通信から親機
経由の通信への移行が可能となり、親機900の回線の
状態によって一度子機間直接通信に移行させた子機90
1と子機902とを再び親機経由の通信に戻すことが可
能となる。
【0092】以上、本発明にかかる無線通信システムに
ついての実施例を幾つか説明してきたが、本発明は上記
実施例の技術内容に限定されるものではなく、以下のよ
うなものにも適用することが可能である。即ち、図7に
示す第2の実施例では、親機900から子機間回線指定
信号bをオプション情報報知メッセージに格納して、制
御キャリアにて送信するようにしたが、子機901、9
02が親機を経由して通信しているような場合でも、付
加情報メッセージ或いは他の情報メッセージに子機間回
線指定信号bを格納して各々の通信キャリアにて子機9
01、902へ送信するようにしてもよい。
【0093】また、図4に示す第1の実施例、図7に示
す第2の実施例、図14に示す第6)の実施例では、親
機900から子機間直接通知信号a、子機間回線指定信
号b、親機経由通知信号dをオプション情報報知メッセ
ージに格納して、制御キャリアにて送信したが、他の制
御情報メッセージに格納してもよい。また、第2の実施
例、図9に示す第3の実施例、そして図11に示す第4
の実施例では、子機間回線指定信号bに子機間直接通信
に使用するキャリアのみを指定し、スロットは親機90
0からの制御情報を受信するタイムスロットより固定の
相対スロットを使用するようにしたが、子機間回線指定
信号bに、キャリアとスロットの両方を指定するように
してもよい。
【0094】また、第3、第4の各実施例では、親機9
00から子機間回線指定信号bを付加情報メッセージに
格納して、各々の通信キャリアにて子機901と子機9
02へ送信するようにしたが、他の情報メッセージに格
納して送信するようにしてもよい。また、第4の実施例
では、子機901が子機間回線指定手段210より通信
用キャリアにて子機間回線指定信号bを受信した際に、
子機間回線指定信号bで指定されているキャリアが使用
可能かを検査するものとしたが、一旦親機との通信を終
了してから、子機901がかかる検査を行なうようにし
てもよい。このようにすれば、シンセサイザが1つしか
なく、別スロットでの他キャリアの切替えにうまく移行
できないような子機であっても容易に対応することがで
きる。
【0095】また、第6の実施例では、制御キャリアに
て親機経由通知信号dの送信を行ない、子機間直接通信
から親機経由通信を行なうよう通知するものとしたが、
親機900からのこのような定常的な通知信号を受信す
るために、当該子機がタイマ等を設けることによって、
一旦子機間直接通信を中断し、その際に親機経由通知信
号dの受信を行なうようにしてもよい。このようにすれ
ば、シンセサイザが1つしかなく、別スロットでの他キ
ャリアの切替えにうまく移行できないような子機でも容
易に対応することができる。
【0096】また、上記各実施例では、親機と複数の子
機とで構成される無線通信システムについて示したが、
本発明はこれに限定されることなく、広く主局(据置き
タイプおよび移動タイプの両方を含む)と複数の従局
(移動タイプおよび据置きタイプの両方を含む)とで構
成される無線通信システムにも適用可能であり、更に、
音声通信のみならず、各種データ通信にも適用すること
が可能である。
【0097】
【発明の効果】以上の本発明によれば、親機の回線に余
裕がなくなったとき、子機間通信を行う必要がある子機
に対して子機間直接通信を実行させることで、回線の有
効利用を図ることが可能となる。例えば、待ち受け中の
子機に対しては、事前に子機間直接通信指示の通知がな
されるので、親機への無駄な呼び出しが避けられ、最初
から子機間直接通信を実行できるようになる。この結
果、親機経由の子機間通信が選択されることがなくなる
ので、親機に対する呼損率が低減され、親機回線の有効
利用が図られる。
【0098】また、親機を経由して子機間通信を行なっ
ているときに、親機の回線に余裕がなくなったような場
合には、通信中の子機に対して、親機から子機間直接通
信の指示が通知され、速やかに子機間直接通信へ移行さ
れる。この結果、子機間通信に占有されていた親機の回
線が開放されるので、外線を着信させたり、或いは外線
への発呼もできるようになる。従って、親機に対する呼
損率が低減され、親機回線の有効利用が図られる。
【0099】また、親機を経由して子機間通信を行なっ
ているときに、子機が移動して親機の無線ゾーンから離
れてしまうような場合には、該子機にて通信状態の劣化
が検出され、速やかに子機間直接通信に移行される。こ
のため、通信を終了させてしまうという不測の事態を招
くおそれがなくなる。また、子機間直接通信が実行され
ることで占有されていた親機の回線が開放されるので、
親機に対する呼損率が低減され、親機回線の有効利用が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる無線通信システムの基本的な構
成の例を示す模式図である。
【図2】図1に示す親機100の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す各子機の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明にかかる無線通信システムで行われる子
機間直接通信の第1の実施例を示す模式図である。
【図5】図4に示す子機間直接通知信号aのメッセージ
フォーマットを示す模式図である。
【図6】図4に示す子機間直接通信を行う際の制御シー
ケンス図である。
【図7】本発明にかかる無線通信システムで行われる子
機間直接通信の第2の実施例を示す模式図である。
【図8】図7に示す子機間回線指定信号bのメッセージ
フォーマットを示す模式図である。
【図9】本発明にかかる無線通信システムでおこなわれ
る子機間直接通信の第3の実施例を示す模式図である。
【図10】図9に示す子機間直接通信を行う際の制御シ
ーケンス図である。
【図11】本発明にかかる無線通信システムで行われる
子機間直接通信の第4の実施例を示す模式図である。
【図12】図11に示す子機間回線指定応答信号cのメ
ッセージフォーマットを示す模式図である。
【図13】本発明にかかる無線通信システムで行われる
子機間直接通信の第5の実施例を示す模式図である。
【図14】本発明にかかる無線通信システムで行われる
子機間直接通信の第6の実施例を示す模式図である。
【図15】図14に示す親機経由通知信号dのメッセー
ジフォーマットを示す模式図である。
【図16】図14に示す親機経由子機間通信へ移行する
際の制御シーケンス図である。
【図17】PHSにおける基本的なシステム構成の例を
示す模式図である。
【図18】図17に示す親機900と子機901の間で
行われる通信状態にに至る迄の制御シーケンスと、夫々
に割り当てられた時間軸上のスロット位置を示す図であ
る。
【図19】図17に示す子機902と子機903の間で
行われる直接通信状態に至る迄の制御シーケンスと、夫
々が使用する時間軸上のスロット位置を示す図である。
【符号の説明】
a 子機間直接通知信号 b 子機間回線指定信号 c 子機回線指定応答信号 d 親機経由通知信号 200 子機間通知送信手段 201 子機間呼出手段 210 子機間回線指定手段 211 指定子機間呼出手段 212 指定子機間待ち受け手段 220 親機経由切断手段 221 自動子機間通信切替手段 231 子機間回線指定応答手段 232 別回線子機間選択手段 240 自動子機間通信選択手段 250 親機経由通知送信手段 251 子機間切断手段 252 自動親機経由通信切替手段 900 親機 901 子機 902 子機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された親機或いは基地局を
    介し、無線により相手局との通信を行うことが可能な複
    数の子機を有し、更に、各子機間における直接通信が可
    能な無線通信システムであって、 前記親機が、 通信回線の使用状況を監視して、該通信回線に余裕があ
    るか否かを判断する通信回線使用状況判断手段と、 前記通信回線使用状況判断手段によって前記通信回線に
    余裕がないと判断された場合に、待ち受け中の各子機に
    対し、子機間通信を行うときは子機間直接通信を行うよ
    う指示する子機間直接通信指示手段を備え、 前記子機が、 前記親機における子機間直接通信指示手段による子機間
    直接通信指示を受信した場合に子機間通信を行うとき、
    子機間直接通信による通信を実行する子機間直接通信実
    行手段を備えていることを特徴とする無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信システムであ
    って、 前記親機における子機間直接通信指示手段が、更に、 待ち受け中の各子機に対して子機間直接通信を行うよう
    指示する際に、子機間直接通信用キャリアを指定する子
    機間直接通信用キャリア指定手段を備え、 前記子機における子機間直接通信実行手段は、子機間直
    接通信用キャリアが指定された場合に、該指定キャリア
    による子機間直接通信を実行することを特徴とする無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線通信システムであっ
    て、 前記親機における子機間直接通信指示手段が、更に、 待ち受け中の各子機に対して子機間直接通信を行うよう
    指示する際に、子機間直接通信用スロットを指定する子
    機間直接通信用スロット指定手段を備え、 前記子機における子機間直接通信実行手段は、子機間直
    接通信用キャリア及びスロットが指定された場合に、該
    指定キャリア及びスロットによる子機間直接通信を実行
    することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 通信網に接続された親機或いは基地局を
    介し、無線により相手局との通信を行うことが可能な複
    数の子機を有し、更に、各子機間における直接通信が可
    能な無線通信システムであって、 前記親機が、 通信回線の使用状況を監視して、該通信回線に余裕があ
    るか否かを判断する通信回線使用状況判断手段と、 前記通信回線使用状況判断手段によって前記通信回線に
    余裕がないと判断された場合に、待ち受け中の各子機に
    対し、子機間通信を行うときは子機間直接通信を行うよ
    う、子機間直接通信用キャリアを指定して或いは指定せ
    ずに、指示する第1の子機間直接通信指示手段と、 前記通信回線使用状況判断手段によって前記通信回線に
    余裕がないと判断された場合に、自局を経由して子機間
    通信が行われているとき、該当する各子機に対し、子機
    間直接通信用キャリアを指定して、子機間直接通信を行
    うよう指示する第2の子機間直接通信指示手段を備え、 前記子機が、 前記親機における第1の子機間直接通信指示手段による
    子機間直接通信指示を受信して子機間通信を行うとき、
    子機間直接通信による通信を実行する第1の子機間直接
    通信実行手段と、 前記親機における第2の子機間直接通信指示手段による
    子機間直接通信指示を受信したとき、自局が発呼側であ
    る場合、該親機との通信回線を切断する第1の回線切断
    手段と、 前記第1の回線切断手段による回線切断の後、指定され
    た子機間直接通信用キャリアによる子機間直接通信モー
    ドに切り替えて、子機間直接通信を実行する第2の子機
    間直接通信実行手段とを備えていることを特徴とする無
    線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の無線通信システムであっ
    て、 前記第1の子機間直接通信指示手段は、該当する各子機
    に対して子機間直接通信用キャリアを指定する場合に、
    併せてスロットの指定を行い、 前記第2の子機間直接通信指示手段は、該当する各子機
    に対して子機間直接通信用キャリアを指定する場合に、
    併せてスロットの指定を行うことを特徴とする無線通信
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の無線通信シ
    ステムであって、 前記子機が、更に、 前記親機における第2の子機間直接通信指示手段による
    子機間直接通信指示を受信したとき、自局が発呼側であ
    る場合、前記第1の回線切断手段によって該親機との通
    信回線が切断される前に、指定された子機間直接通信用
    キャリアが使用可能であるか否かを検査する指定キャリ
    ア検査手段と、 前記指定キャリア検査手段の検査結果を前記親機に対し
    て報告する指定キャリア検査結果報告手段を備え、 前記親機が、更に、 前記指定キャリア検査結果報告手段による検査結果報告
    から指定したキャリアが使用不可能であることが確認さ
    れた場合に、各子機に対し、別のキャリアを子機間直接
    通信用キャリアとして指定する別キャリア指定手段を備
    えていることを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項4又は請求項5記載の無線通信シ
    ステムであって、 前記第2の子機間直接通信実行手段は、指定された子機
    間直接通信用キャリアが使用可能であるか否かを検査
    し、使用可能である場合には指定されたキャリアによる
    子機間直接通信を、また、使用不可能である場合には新
    たなキャリアを選択して、該キャリアによる子機間直接
    通信を実行することを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 通信網に接続された親機或いは基地局を
    介し、無線により相手局との通信を行うことが可能な複
    数の子機を有し、更に、各子機間における直接通信が可
    能な無線通信システムであって、 前記子機が、 前記親機を介して子機間通信中である場合に、その通信
    状態が劣化したか否かを検出する通信状態検出手段と、 前記通信状態検出手段によって通信状態が劣化したこと
    が確認された場合に、子機間直接通信モードに切り替え
    て子機間直接通信を実行する子機間直接通信実行手段を
    備えていることを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記請求項4又は請求項5記載の無線通
    信システムであって、 前記子機が、更に、 前記親機を介して子機間通信中である場合に、その通信
    状態が劣化したか否かを検出する通信状態検出手段と、 前記通信状態検出手段によって通信状態が劣化したこと
    が確認された場合に、子機間直接通信モードに切り替え
    て子機間直接通信を実行する第3の子機間直接通信実行
    手段を備えていることを特徴とする無線通信システム。
  10. 【請求項10】 通信網に接続された親機或いは基地局
    を介し、無線により相手局との通信を行うことが可能な
    複数の子機を有し、更に、各子機間における直接通信が
    可能な無線通信システムであって、 前記親機が、 通信回線の使用状況を監視して、該通信回線に余裕があ
    るか否かを判断する通信回線使用状況判断手段と、 前記通信回線使用状況判断手段によって該通信回線に余
    裕があると判断された場合に、子機間直接通信中である
    両子機に対し、自局を介する子機間通信に切り替えるよ
    う指示する親機経由子機間通信指示手段を備え、 前記子機が、 前記親機における親機経由子機間直接通信指示手段によ
    る親機経由の指示を受信したとき、自局が発呼側である
    場合、子機間の直接通信の回線を切断する回線切断手段
    と、 前記回線切断手段によって回線が切断された後、親機経
    由子機間通信モードに切り替えて親機経由の子機間通信
    を実行する親機経由子機間通信実行手段を備えているこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の無線通信システム
    であって、 前記子機が、更に、 前記親機からの指示を所定周期で受信するために、実行
    中の子機間直接通信を該所定周期で中断する子機間直接
    通信中断手段を備えていることを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 請求項4又は請求項5記載の無線通信
    システムであって、 前記親機が、更に、 前記通信回線使用状況判断手段によって該通信回線に余
    裕があると判断された場合に、子機間直接通信中である
    両子機に対し、自局を介する子機間通信に切り替えるよ
    う指示する親機経由子機間通信指示手段を備え、 前記子機が、更に、 前記親機における親機経由子機間直接通信指示手段によ
    る親機経由子機間通信の指示を受信したとき、自局が発
    呼側である場合、子機間における直接通信の回線を切断
    する第2の回線切断手段と、 前記第2の回線切断手段によって回線が切断された後、
    親機経由子機間通信モードに切り替えて親機経由の子機
    間通信を実行する親機経由子機間通信実行手段を備えて
    いることを特徴とする無線通信システム。
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