JPH0898243A - コードレス電話システム - Google Patents

コードレス電話システム

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Publication number
JPH0898243A
JPH0898243A JP6234795A JP23479594A JPH0898243A JP H0898243 A JPH0898243 A JP H0898243A JP 6234795 A JP6234795 A JP 6234795A JP 23479594 A JP23479594 A JP 23479594A JP H0898243 A JPH0898243 A JP H0898243A
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JP
Japan
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call
unit
extension
slave
slave units
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Application number
JP6234795A
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English (en)
Inventor
Katsumi Muroi
克己 室井
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】他の子機の局線接続要求に対して親機を介した
子機間通話を、子機間直接通話に移行することができる
コードレス電話システムを提供する。 【構成】子機21と子機22が親機1を介して内線通話
を行なっており、かつ子機24が外線通話を行なってい
る際に親機1が子機23より外線接続の要求がされた場
合、子機21と子機22に直接通話に切替えさせるとと
もに、前記内線通話に使用されていたスロットを解放
し、その解放された空スロットを使用して子機23の外
線接続を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機を介して複数の子
機により内線電話および外線電話を可能にしたコードレ
ス電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、コードレス電話システムとしてP
HS(パーソナル・ハンディホン・システム)の実用化
が進められているが、このシステムでは、1つのコード
レス電話端末を使用し、屋外、事業所を始め家庭内にお
いても通話を可能にしている。
【0003】このPHSシステムを事業所内や家庭内で
の自営システムとして使用する場合、親機と、その親機
に付属するコードレス電話端末からなる複数の子機によ
り構成される。
【0004】PHSシステムにおけるアクセス方式は、
TDMA−TDD方式をとっている。この方式では、1
つの周波数上の信号を5msec当たり8つのスロット
に分割して、下り(基地局→端末)に4スロット、上り
(端末→基地局)に4スロットを割り当てている。つま
り、1つのキャリア上に同時に4つの双方向の通信チャ
ネルを設定できる。また、別の周波数上の信号において
も同様に4つのチャネルを使用できる。
【0005】ところで、上述した自営システムにおける
キャリア上には、スーパーフレームと呼ばれる制御情報
を送受信するための制御スロットが下りと上りにそれぞ
れ1スロットづつ割り当てられている。そして、下りと
上りの残りそれぞれ3スロットずつがTCHと呼ばれる
通信用チャネルに割り当て可能なスロットとなる。
【0006】PHSシステムの自営システムにおいて
は、親機に付属する子機間同士で内線通話を行なう場
合、それぞれの子機が親機を経由して内線通話を行なう
方法と、それぞれの子機間同士で親機を経由せず直接通
話を行なう方法があるが、通常は、このうち後者のそれ
ぞれの子機が親機を経由して内線通話を行なう方法が用
いられている。
【0007】これは、子機間同士で親機を経由せず直接
内線通話を行なう場合、着信側となる子機は特殊な受信
処理を行なう必要があり、過大な電力を消費するためで
ある。また、子機間直接通話の場合、通常使用者による
キー操作等により子機間通話が設定された場合のみ行な
われ、子機自身は常時着信検出を行なっているわけでは
ないため、子機間の接続の可能性が低いためでもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、親機を
経由して内線通話を行なう場合、親機は2つの子機と通
信を行なうため、キャリアでは、送信側(下り)と受信
側(上り)でそれぞれ2つずつのスロットを使用するこ
ととなる。
【0009】ここで、2つの子機が親機を通じて内線通
話を行ない、かつ別の1つの子機が親機を通じて外線通
話を行なっているとすると、キャリアでは、前述したス
ーパーフレームのための1つの制御スロット、内線通話
のための2つのスロット、および外線通話のための1つ
のスロットで、送信側、受信側それぞれ4つずつのスロ
ットを全て使用してしまうこととなる。
【0010】よって、仮に親機が複数の局線に接続でき
る機能を有しているとしても、上記の場合キャリアのス
ロットが全て使用されているため、他の子機が外線通話
を行なうことができなくなってしまい、複数の局線に接
続することはできない。
【0011】自営システムにおいては、システムの有す
る機能を十分に生かし、子機間の内線通話は勿論、親機
が複数の局線と接続することにより、複数の子機が外線
通話を同時に行なえる状態が望まれる。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、他の子機の局線接続要求に対して親機を介した子
機間通話を、子機間直接通話に移行することができるコ
ードレス電話システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、親機を介して
複数の子機により内線通話および外線通話を可能にした
コードレス電話システムにおいて、前記親機は、該親機
を介して前記複数の子機間で内線通話が行なわれている
状態から他の子機より外線接続の要求があると、前記複
数の子機に対し子機間直接通話への移行を要求する手段
を有し、前記複数の子機は、前記親機からの直接通話へ
の移行要求に対し前記子機間の内線通話を子機間直接通
話に切り換える手段により構成されている。
【0014】本発明は、親機を介して複数の子機により
内線通話および外線通話を可能にしたコードレス電話シ
ステムにおいて、前記親機は、該親機を介して前記複数
の子機間で内線通話が行なわれる状態から他の子機より
外線接続の要求があると、前記複数の子機に対し子機間
直接通話への移行を要求する手段と、前記複数の子機間
の内線通話に使用される通信チャネルのスロットを解放
する手段と、該スロットの通信チャネルを使用して前記
他の子機の外線通話を行なう手段を有し、前記複数の子
機は、前記親機からの直接通話への移行要求に対し前記
子機間の内線通話を子機間直接通話に切り換える手段に
より構成されている。
【0015】本発明は、親機を介して複数の子機により
内線通話および外線通話を可能にしたコードレス電話シ
ステムにおいて、前記親機は、前記複数の子機からの外
線接続の要求を検出する外線接続要求検出手段と、前記
外線接続要求検出手段の外線接続の要求に対して使用可
能な外線を検出する外線検出手段と、前記外線検出手段
での使用可能な外線検出により通信チャネルを設定する
ための空スロットを検出する空スロット検出手段と、前
記空スロット検出手段により空スロットが検出されない
場合前記複数の子機間で親機を介して内線通話が行なわ
れているか否かを検出する内線通話検出手段と、前記内
線通話検出手段において内線通話が行なわれていると検
出された場合前記複数の子機に対して子機間直接通話へ
の移行を要求する要求手段と、前記複数の子機間の内線
通話に使用される通信チャネルのスロットを解放する手
段と、該スロットの通信チャネルを使用して前記外線接
続要求のあった子機の外線通話を行なう外線通話手段を
有し、前記子機は、前記親機からの直接通話への移行要
求に対し前記子機間の内線通話を子機間直接通話に切り
換える手段により構成されている。
【0016】本発明は、親機を介して複数の子機により
内線通話および外線通話を可能にしたコードレス電話シ
ステムにおいて、前記親機は、該親機を介して前記複数
の子機間で内線通話が行われている状態から他の子機よ
り外線接続の要求があると、前記複数の子機に対し子機
間直接通話への移行を要求する手段を有し、前記複数の
子機は、前記親機からの直接通話への移行要求を報知す
る報知手段により構成されている。
【0017】
【作用】この結果、本発明によれば、親機を介して複数
の子機間で内線通話が行なわれている状態で他の子機よ
り前記親機に外線接続の要求があると、前記親機は前記
複数の子機に対し子機間直接通話への移行を要求し、前
記複数の子機は子機間直接通話に切り換えるようにした
ので、前記複数の子機により前記親機を介して内線通話
が行なわれていたものが前記親機を介して行なわれなく
なる。
【0018】本発明によれば、親機を介して複数の子機
間で内線通話が行なわれている状態で他の子機より前記
親機に外線接続の要求があると、前記親機は前記複数の
子機に対し子機間直接通話への移行を要求するととも
に、前記内線通話に使用される通信チャネルのスロット
を空スロットにし、該空スロットの通信チャネルを使用
して前記他の子機の外線通話を行ない、前記複数の子機
は、前記内線通話を子機間直接通話に切り換えるように
したので、前記複数の子機が内線通話を行なっている状
態でもその通話を中止することなく、別の子機について
外線接続が行なえる。
【0019】本発明によれば、親機は複数の子機からの
外線接続要求を検出し、その外線接続要求に対して使用
可能な外線を検出し、空スロットが検出されず前記複数
の子機間で前記親機を介して内線通話が行なわれている
と検出された場合前記複数の子機に対して子機間直接通
話への移行を要求するとともに、前記内線通話に使用さ
れる通信チャネルのスロットを解放にし、該スロットの
通信チャネルを使用して前記外線接続要求のあった子機
の外線通話を行ない、前記子機は、前記親機からの直接
通話への移行要求に対し前記子機間の内線通話を子機間
直接通話に切り換えるようにしたので、前記親機を介し
て内線通話を行なう際に使用されるスロットを有効に活
用し、前記スロットを外線通話のために使用できる。よ
って、前記複数の子機が内線通話を行なっている状態で
もその通話を中止することなく、別の子機について外線
接続が行なえる。
【0020】本発明によれば、親機は自身を介して前記
複数の子機間で内線通話が行われている状態から他の子
機より外線接続の要求があると、前記複数の子機に対し
子機間直接通話への移行を要求し、前記複数の子機は、
前記親機からの直接通話への移行要求を報知するように
したので、前記複数の子機の内線通話者は直接通話へ移
行する旨を知ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明が適用されるPHSシステムの自営シ
ステムである家庭内のコードレス電話システムの概略構
成を示している。図1において、1は家庭内における自
営基地局となるコードレス電話システムの親機を示して
おり、親機1には複数、例えば4台の子機21〜24が
付属しており、子機21〜24で外線通話を行なう場
合、親機1を介して行ない、子機21〜24間で内線通
話を行なう場合も、基本的に親機1を介して行なうこと
となる。なお、親機1自身も子機21〜24と同様、通
話機能を有しているものとする。
【0022】図2は、上記に示した親機1の概略回路構
成を示している。図2において、101は中央制御部
で、この中央制御部101にはバス114により高周波
部102、モデム104、TDMA処理部105、スピ
ーチコーデック106、PCMコーデック107、NC
U(ネットワーク・コントロール・ユニット)108、
表示部110、ROM111およびRAM112がそれ
ぞれ接続されている。
【0023】中央制御部101は、所定のプロトコルに
従い、親機1全体の動作制御を行なう機能を有してい
る。この中央制御部101にはキー入力部109が接続
されている。キー入力部109は、発信の際の電話番号
などを入力するためのテンキー等を有している。
【0024】高周波部102は、周波数変換処理を行な
うもので、アンテナスイッチ102a、受信部102
b、PLLシンセサイザ102cおよび送信部102d
を有し、アンテナスイッチ102aをアンテナ103に
接続している。そしてアンテナスイッチ102aは受信
部102bまたは送信部102dを選択することによ
り、信号を送信/受信に振り分ける。
【0025】受信部102bは、アンテナ103からア
ンテナスイッチ102aを介して入力された信号を図示
しない2段のミキサーにより受信中間周波数信号に周波
数変換する。送信部102dは、モデム104から入力
されたπ/4QPSK(Quadrature Pha
se Shift Keying)方式の変調波を図示
しないミキサーで周波数変換し、アンテナスイッチ10
2aを介してアンテナ103から輻射する。PLLシン
セサイザ102cは、受信部102bおよび送信部10
2dでの周波数変換のための局部発振をする。
【0026】高周波部102の受信部102bおよび送
信部102dは、それぞれモデム104に接続されてい
る。モデム104は、π/4QPSK方式の変復調処理
を行なうもので、受信の場合、高周波部102における
受信部102bからの受信中間周波信号を復調し、同相
成分データおよび直交成分デ−タに分離し、デ−タ列と
してTDMA処理部105へ転送し、また送信の場合、
TDMA処理部105から転送されてきたデータから同
相成分データおよび直交成分データを作成し、π/4Q
PSK方式の変調を行ない、高周波部102における送
信部102dへ出力する。
【0027】モデム104には、TDMA処理部105
が接続されている。TDMA処理部105は、フレーム
同期およびスロットのデータフォーマット処理を行うも
ので、受信の場合、モデム104から送られてくる受信
データから所定のタイミングで1スロット分のデータを
取り出し、このデータの中からユニークワード(同期信
号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部
および音声データ部のスクランブル等を解除した後、制
御データを中央制御部101へ送り、音声データをスピ
ーチコーデック106に転送する。
【0028】また、送信の場合、スピーチコーデック1
06から転送されてくる音声データに制御データ等を付
加して作成し、スクランブル等をかけた後にユニークワ
ード等を付加して1スロット分の沿う新データを作成し
て所定タイミングでフレーム内の所定スロットに挿入
し、モデム104に送出する。
【0029】TDMA処理部105には、スピーチコー
デック106が接続されている。スピーチコーデック1
06は、デジタルデータの圧縮、伸張処理を行なうもの
で、受信の場合、TDMA処理部105から送られてき
たADPCM音声信号をPCM音声信号に復号化するこ
とにより伸張して、PCMコーデック107に出力し、
また送信の場合、PCMコーデック107から送られて
きたPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化する
ことにより圧縮してTDMA処理部105に出力してい
る。
【0030】スピーチコーデック106には、PCMコ
ーデック107が接続されている。PCMコーデック1
07は、音声信号のアナログ/デジタル変換処理を行な
うもので、受信の場合、スピーチコーデック106から
送られてくるPCM音声信号をD/A変換して、そのア
ナログ信号をNCU108に出力し、また送信の場合、
NCU108から入力されたアナログ音声信号をA/D
変換して、そのPCM音声信号をスピーチコーデック1
06に出力する。
【0031】NCU108は、複数の公衆網Nに接続さ
れており、ハンドセット113あるいは子機P21〜2
4によるオンフック/オフフック操作に基づいて公衆網
Nとの接続等を制御するプロトコル処理をする。
【0032】表示部110は、各種制御のための入力デ
ータおよびその結果等を表示するものである。ROM1
11は、中央制御部101の動作制御を行なうための制
御プログラムを記憶している。また、RAM112には
通信動作に必要な各種パラメータ等が記憶される。
【0033】図3は、上記に示した子機P21〜24の
概略回路構成を示すもので、図1と同一部分には同番号
を付している。以下、親機1と相違する部分について簡
単に説明する。
【0034】中央制御部201は、所定のプロトコルに
従い、子機21〜24全体の動作制御を行なう機能を有
している。ROM202は、中央制御部201の動作制
御を行なうための制御プログラムを記憶している。
【0035】また、PCMコーデック107には、アン
プ203を介してスピーカ204が接続されているとと
もに、マイク205とリンガ206が接続されている。
ここで、PCMコーデック107は、音声信号のアナロ
グ/デジタル変換処理を行なうもので、受信の場合、ス
ピーチコーデック106から送られてくるPCM音声信
号をD/A変換して、そのアナログ信号をアンプ203
に出力してスピーカ204を駆動し、また送信の場合、
マイク205から入力されたアナログ音声信号をA/D
変換して、そのPCM音声信号をスピーチコーデック1
06に出力することとなる。また、リンガ信号やト−ン
信号を出力する。
【0036】しかして、このように構成したコードレス
電話システムでは、フレーム構成として、図4(a)に
示すように1つの周波数上の信号を5msec当たり8
スロットに分割し、子機から親機への上り(送信側)に
4つのスロットT1〜T4、親機から子機への下り(受
信側)に4つのスロットR1〜R4が割り当てられてい
る。
【0037】そして、例えば、子機21と子機22で親
機1を介して内線通話を行なっている場合は、同図
(b)に示すように、例えば、送信スロットT1と受信
スロットR1がスーパーフレームのための制御スロット
として使用され、送信スロットT2が子機21への送信
(下り)に、送信スロットT3が子機22への送信(下
り)に、受信スロットR2が子機21からの受信(上
り)に、受信スロットR3が子機22からの受信(上
り)にそれぞれ使用される。この場合、送信スロットT
4と受信スロットR4は空きスロットとなっている。
【0038】また、例えば、子機21と子機22で親機
1を介して内線通話を行なうとともに、子機24が親機
1を介して外線通話を行なっている場合は、図4(c)
に示すように送信スロットT2が子機21への送信(下
り)に、送信スロットT3が子機22への送信(下り)
に、受信スロットR2が子機21からの受信(上り)
に、受信スロットR3が子機22からの受信(上り)に
それぞれ使用され、さらに送信スロットT4が子機24
への送信(下り)に、受信スロットR4が子機24から
の受信(上り)に使用される。この場合、送信スロット
T1と受信スロットR1がスーパーフレームのための制
御スロットとして使用されているため、8つのスロット
T1〜T4、R1〜R4は全て使用されている。
【0039】この状態から、子機23において外線発呼
のための操作が行なわれると、図5および図6に示す動
作が実行される。この場合、図5中のs1に示すように
子機21と子機22で親機1を介して内線通話が行なわ
れると同時に、同図中のs2に示すように子機24と公
衆網Nで外線通話が行なわれている状態から、子機23
において外線発呼のための操作(キー入力部109の発
呼キー(オフフック)を操作)がされると(s3)、子
機23より親機1に外線を使用するためのスーパーフレ
ーム上りの報知情報により、リンクチャネル確立要求信
号が送信される(s4)。
【0040】そして、親機1はリンクチャネル確立要求
信号を子機23より受信することにより、子機23の外
線接続要求を検出し(s5)、使用可能な外線(空き回
線)の検出を行なう(s6)。
【0041】次に、親機1は外線を使用するために必要
な空スロットの検出を行なう(s7)。この時、空スロ
ットがあれば通常の処理を実行する。すなわち、空スロ
ットに通話チャネルを割当て、このスロットに移った
後、サービスチャネル確立フェーズ処理および通信フェ
ーズ処理を実行して通話を開始する。しかし、図4
(c)に示す如く空スロットは検出されないと、親機1
はスロットが使用され内線通話が行なわれているか否か
の検出を行う(s8)。この場合、子機21と子機22
による内線通話が行なわれていることが検出されるた
め、このままでは子機23の要求に対して外線通話を行
なうことはできない。
【0042】このため、親機1では子機21と子機22
に、それぞれ内線通話を親機を介さない、即ち親機1と
の通信に使用するキャリアとは別の子機間直接通話分の
キャリアに移行する旨の要求を送信する(s9)。ここ
で親機1は直接通話におけるマスタ(発呼側)とするべ
くどちらか一方の子機、例えば子機21に、他方の子
機、例えば子機22のPS−ID(パーソナルステーシ
ョン−ID)とともに直接通話移行要求信号を送信し
(s10)、スレーブ(着呼側)となるべく子機22
に、子機21のPS−IDとともに直接通話移行要求信
号を送信する(S11)。
【0043】すると、子機間直接通話処理を実行する。
すなわち、子機21では親機1から子機22のPS−I
Dとともに直接通話移行要求信号を受信すると、直接通
話用キャリアに切替え、キャリアセンスを行ない空スロ
ットを使用して呼出しメッセージを送信する処理を開始
する(s12)。
【0044】なお、この時点で、子機21は親機1より
直接通話への移行要求がされた旨をスピーカ204、ま
たは表示部110より出力する。また、子機22では親
機1から子機21のPS−IDとともに直接通話移行要
求信号を受信すると、直接通話用キャリアを順次切替
え、マスタである子機21からの呼出しメッセージを受
信する処理を開始する(s13)。
【0045】なお、この時点で、子機22は親機1より
直接通話への移行要求がされた旨をスピーカ204、ま
たは表示部110より出力する。そして、子機22は子
機21より連続して送信されるSCCH(呼出し)バー
スト信号を(s14)、複数ある直接通話用キャリアを
順次切替えながらサーチし(s15)、サーチが完了
(呼出しメッセージを受信)すると(s16)、SCC
H(同期)信号を子機21に送信する(s17)。
【0046】続いて子機21は子機22よりSCCH
(同期)信号を受信すると、子機22にSCCH(同
期)信号を送信する(s18)。次に、子機22は子機
21からのSCCH(同期)信号を受信した後、子機2
1にSCCH(応答)信号を送信し(s19)、続いて
子機21が子機22からのSCCH(応答)信号を受信
することによりレイヤ1同期が確立される。
【0047】そして、子機21は子機22にTCHアイ
ドルバースト信号を送信する(s20)。子機22は子
機21からのTCHアイドルバースト信号を受信する
と、子機21にTCHアイドルバースト信号を送信する
(s21)。これによりTCH起動中の定常状態とな
る。
【0048】以上の手順を経て、子機21と子機22の
子機間直接通話が開始される(s22)。一方、親機1
は子機21と子機22に内線通話を直接通話に移行する
旨の要求信号を送信すると(s9)、図4(c)に示す
子機21と22の間の内線通話に使用されていた送信ス
ロットT2、T3と受信スロットR2、R3を解放し、
同図(d)に示すように空きスロットを確保する(s2
3)。そして、子機23に対して、外線接続のためのキ
ャリア番号と使用可能となったスロット番号、ここでは
スロットT2、R2に相当する番号を有するリンクチャ
ネル割当て信号を送信する(s24)。
【0049】これにより、図4(e)に示す如く、送信
スロットT2と受信スロットR2を子機23における外
線通話に使用して親機1と子機23の間でのリンクチャ
ネル確立フェーズが実行される(s25)。
【0050】この場合、図4(e)に示す如く、スロッ
トT3、R3は空きの状態のままで、スロットT4、R
4は引き続き子機24の外線通話のために使用されてい
る。すなわち、子機23より親機1に外線発呼のための
相手先ダイヤル番号を有する呼設定信号が送信されると
(s26)、親機1は、オフフックを行ない、公衆網N
との間のループを閉じる(s27)。この時、図示はし
ていないが親機1と子機23との間で、無線管理(R
T)および移動管理(MM)の設定をする。また、この
オフフックを受けて公衆網Nは、親機1にダイヤルトー
ンを送出する(s28)。
【0051】そして、親機1は公衆網Nより受信したダ
イヤルトーンを子機23に送信する。これを受けて子機
23から入力されたダイヤル番号を公衆網Nに対して送
信し(s29)、子機23に呼設定が受け付けられた旨
を通知するとともに(s30)、子機23に呼出しの経
過を表示させる(s31)。
【0052】一方、公衆網Nからは親機1を介して子機
23にリングバックトーンが送出される(s32)。そ
して着信側が応答することにより、相応の応答信号が公
衆網Nより親機1に送信され(s33)、続いて親機1
から子機23へ応答信号が送信される(s34)。
【0053】以上の手順を経て、子機23からの外線通
話が開始される(s35)。これにより、子機21と子
機22の間で直接通話が行なわれると同時に、子機23
および子機24が外線通話を行なうこととなる。
【0054】従ってこのような実施例によれば、子機2
1と子機22が親機1を介して内線通話を行なってお
り、かつ子機24が外線通話を行なっている際に親機1
が子機23より外線接続の要求がされた場合、子機21
と子機22に直接通話に切替えさせるとともに、前記内
線通話に使用されていたスロットを解放し、その解放さ
れた空スロットを使用して子機23の外線接続を行なう
ようにしたので、親機1を介して内線通話を行なう際に
使用されるスロットを有効に活用し、前記スロットを外
線通話のために使用できる。よって、2つの子機21、
22が内線通話を行なっている場合でも通話を中止する
ことなく、子機23について外線接続が行なえ、複数の
子機23、24の外線通話が可能となる。そのため複数
の外線を有効に使用できるとともに、子機21、22の
内線通話と子機23、24の外線通話が同時に行なえ、
コードレス電話システムの有効利用が図れる。
【0055】また、子機21および子機22は、親機1
より直接通話への移行要求がされた旨をスピーカ24ま
たは表示部110に出力するようにしたので、子機21
および子機22の内線通話者は直接通話へ移行する旨を
知ることができる。
【0056】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上記実施例では、子機23と子機24が外線通
話を行なうことにより、スロットT2、T4、R2、R
4が使用されるが、スロットT3、R3は空スロットと
なっているため、もう一つの子機が使用可能な外線を使
用して外線通話を行なえる。これにより3つの子機によ
る外線通話が可能となる。
【0057】また、上記実施例では、子機間直接通話へ
の切換えを自動的に行ったが、これに限ることなく、使
用者に手動で切換えるように子機間直接通話への移行通
知のみを行ってもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、複数の子機により親機
を介して内線通話が行なわれていたものが前記親機を介
して行なわれなくなり、これにより前記内線通話に代わ
り要求のあった外線接続を前記親機を介して行なうこと
ができ、かつ前記複数の子機による内線通話も継続して
行なえる。
【0059】本発明によれば、複数の子機が内線通話を
行なっている状態でもその通話を中止することなく、別
の子機について外線接続が行なえ、これにより複数の子
機が外線通話を行なえるため複数の外線を有効に使用で
き、内線通話と複数の外線通話が同時に行なえ、コード
レス電話システムの有効利用が図れる。
【0060】本発明によれば、複数の子機が親機を介し
て内線通話を行なう際に使用されるスロットを有効に活
用し、外線通話のために使用できる。よって、前記複数
の子機が内線通話を行なっている場合でも通話を中止す
ることなく、別の子機について外線接続が行なえ、複数
の子機の外線通話が可能となる。そのため複数の外線を
有効に使用できるとともに、内線通話と複数の外線通話
が同時に行なえ、コードレス電話システムの有効利用が
図れる。
【0061】本発明によれば、親機は自身を介して前記
複数の子機間で内線通話が行われている状態から他の子
機より外線接続の要求があると、前記複数の子機に対し
子機間直接通話への移行を要求し、前記複数の子機は、
前記親機からの直接通話への移行要求を報知するように
したので、前記複数の子機の内線通話者は直接通話へ移
行する旨を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、家庭内のコードレ
ス電話システムの概略構成を示す図。
【図2】一実施例における、親機1の概略回路構成を示
す図。
【図3】一実施例における、子機P21〜24の概略回
路構成を示す図。
【図4】一実施例における、1つの周波数上の信号のフ
レーム構成を示す図。
【図5】一実施例における、コードレス電話システムの
動作シーケンスを示す図。
【図6】一実施例における、コードレス電話システムの
動作シーケンスを示す図。
【符号の説明】
1…親機、21〜24…子機、N…公衆網、101…中
央制御部、102…高周波部、102a…アンテナスイ
ッチ、102b…受信部、102c…PLLシンセサイ
ザ、102d…送信部、103…アンテナ、104…モ
デム、105…TDMA処理部、106…スピーチコー
デック、107…PCMコーデック、108…NCU、
109…キー入力部、110…表示部、111…RO
M、112…RAM、113…ハンドセット、114…
バス、201…中央制御部、202…ROM、203…
アンプ、204…スピーカ、205…マイク、206…
リンガ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機を介して複数の子機により内線通話
    および外線通話を可能にしたコードレス電話システムに
    おいて、 前記親機は、 該親機を介して前記複数の子機間で内線通話が行なわれ
    ている状態から他の子機より外線接続の要求があると、
    前記複数の子機に対し子機間直接通話への移行を要求す
    る手段を有し、 前記複数の子機は、 前記親機からの直接通話への移行要求に対し前記子機間
    の内線通話を子機間直接通話に切り換える手段を有する
    ことを特徴とするコードレス電話システム。
  2. 【請求項2】 親機を介して複数の子機により内線通話
    および外線通話を可能にしたコードレス電話システムに
    おいて、 前記親機は、 該親機を介して前記複数の子機間で内線通話が行なわれ
    る状態から他の子機より外線接続の要求があると、前記
    複数の子機に対し子機間直接通話への移行を要求する手
    段と、前記複数の子機間の内線通話に使用される通信チ
    ャネルのスロットを解放する手段と、該スロットの通信
    チャネルを使用して前記他の子機の外線通話を行なう手
    段を有し、 前記複数の子機は、 前記親機からの直接通話への移行要求に対し前記子機間
    の内線通話を子機間直接通話に切り換える手段を有する
    ことを特徴とするコードレス電話システム。
  3. 【請求項3】 親機を介して複数の子機により内線通話
    および外線通話を可能にしたコードレス電話システムに
    おいて、 前記親機は、 前記複数の子機からの外線接続の要求を検出する外線接
    続要求検出手段と、 前記外線接続要求検出手段の外線接続の要求に対して使
    用可能な外線を検出する外線検出手段と、 前記外線検出手段での使用可能な外線検出により通信チ
    ャネルを設定するための空スロットを検出する空スロッ
    ト検出手段と、 前記空スロット検出手段により空スロットが検出されな
    い場合前記複数の子機間で親機を介して内線通話が行な
    われているか否かを検出する内線通話検出手段と、 前記内線通話検出手段において内線通話が行なわれてい
    ると検出された場合前記複数の子機に対して子機間直接
    通話への移行を要求する要求手段と、 前記複数の子機間の内線通話に使用される通信チャネル
    のスロットを解放する手段と、該スロットの通信チャネ
    ルを使用して前記外線接続要求のあった子機の外線通話
    を行なう外線通話手段を有し、 前記子機は、 前記親機からの直接通話への移行要求に対し前記子機間
    の内線通話を子機間直接通話に切り換える手段を有する
    ことを特徴とするコードレス電話システム。
  4. 【請求項4】 親機を介して複数の子機により内線通話
    および外線通話を可能にしたコードレス電話システムに
    おいて、 前記親機は、 該親機を介して前記複数の子機間で内線通話が行われて
    いる状態から他の子機より外線接続の要求があると、前
    記複数の子機に対し子機間直接通話への移行を要求する
    手段を有し、 前記複数の子機は、 前記親機からの直接通話への移行要求を報知する報知手
    段を有することを特徴とするコードレス電話システム。
JP6234795A 1994-09-29 1994-09-29 コードレス電話システム Pending JPH0898243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270721A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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