JPH1169409A - 無線通信携帯端末装置 - Google Patents
無線通信携帯端末装置Info
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- JPH1169409A JPH1169409A JP9221611A JP22161197A JPH1169409A JP H1169409 A JPH1169409 A JP H1169409A JP 9221611 A JP9221611 A JP 9221611A JP 22161197 A JP22161197 A JP 22161197A JP H1169409 A JPH1169409 A JP H1169409A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発着呼の呼接続率を向上することができる無
線通信携帯端末装置を実現する。 【解決手段】 ある基地局を待ち受けながら、他の基地
局を検索し、検索した基地局からの電波の電界値が、現
在待ち受けている基地局からの電波の電界値より高い場
合、PHS端末装置は現在の待ち受け状態を保持しつ
つ、他の基地局への待ち受け動作へ移行し、それが完了
したら先の待ち受けを停止するので、低電界下での発着
信をする状況が減少して発着呼の呼接続率を向上する。
また、他の基地局への待ち受け動作へ移行する過程で、
先の待ち受けを行っている基地局から着呼があると、他
の基地局への待ち受け動作を停止して先の待ち受けを保
持するため、ゾーン移動中における着信の取りこぼしを
防ぐことができる。
線通信携帯端末装置を実現する。 【解決手段】 ある基地局を待ち受けながら、他の基地
局を検索し、検索した基地局からの電波の電界値が、現
在待ち受けている基地局からの電波の電界値より高い場
合、PHS端末装置は現在の待ち受け状態を保持しつ
つ、他の基地局への待ち受け動作へ移行し、それが完了
したら先の待ち受けを停止するので、低電界下での発着
信をする状況が減少して発着呼の呼接続率を向上する。
また、他の基地局への待ち受け動作へ移行する過程で、
先の待ち受けを行っている基地局から着呼があると、他
の基地局への待ち受け動作を停止して先の待ち受けを保
持するため、ゾーン移動中における着信の取りこぼしを
防ぐことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発着呼の呼接続率
を向上させる無線通信携帯端末装置に関する。
を向上させる無線通信携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、利用者に携帯され、一般の家庭内
電話機を含む他の端末と、音声やデータを相互に通信す
るPHS端末などの無線通信携帯端末装置が知られてい
る。この種の装置は、携帯した上で使用できるように電
池駆動され、相手先の電話番号や、住所録、スケジュー
ル、文字・音声によるメモ等の各種データを蓄積できる
ように構成され、さらに直接、他の端末装置と無線通信
したり、広範囲な地域に敷設されたデジタル通信網(例
えば、ISDN回線網)に所定の間隔で配設された無線
基地局同士を介して他の端末と通信し得るようになって
いる。
電話機を含む他の端末と、音声やデータを相互に通信す
るPHS端末などの無線通信携帯端末装置が知られてい
る。この種の装置は、携帯した上で使用できるように電
池駆動され、相手先の電話番号や、住所録、スケジュー
ル、文字・音声によるメモ等の各種データを蓄積できる
ように構成され、さらに直接、他の端末装置と無線通信
したり、広範囲な地域に敷設されたデジタル通信網(例
えば、ISDN回線網)に所定の間隔で配設された無線
基地局同士を介して他の端末と通信し得るようになって
いる。
【0003】ところで、従来、このようなPHS端末装
置における発着呼の呼接続率を向上させる技術が知られ
ている。例えば、特開平8−168070号公報に開示
の技術では、図3に図示する状況下において、PHS端
末は電源投入直後の待ち受け状態あるいは端末主導のハ
ンドオーバー時に、無線基地局AあるいはBからの制御
情報の受信状態と、制御チャネルを介して送出されてく
るチャネル使用率とを勘案して最も有利な条件となる無
線基地局側を選択することにより、発着呼の呼接続率を
向上させている。
置における発着呼の呼接続率を向上させる技術が知られ
ている。例えば、特開平8−168070号公報に開示
の技術では、図3に図示する状況下において、PHS端
末は電源投入直後の待ち受け状態あるいは端末主導のハ
ンドオーバー時に、無線基地局AあるいはBからの制御
情報の受信状態と、制御チャネルを介して送出されてく
るチャネル使用率とを勘案して最も有利な条件となる無
線基地局側を選択することにより、発着呼の呼接続率を
向上させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
PHS端末装置では、一つの基地局に対して待ち受けし
ていると、その待ち受け時の受信レベルが一定以上の時
には他の基地局を検索せずに待ち受け動作を保持し続け
るので、基地局のサービスゾーン周縁の地点に位置した
り、サービスゾーン間の移動に際しては発着呼の呼接続
率が低下して着信を受けることができない、という問題
がある。
PHS端末装置では、一つの基地局に対して待ち受けし
ていると、その待ち受け時の受信レベルが一定以上の時
には他の基地局を検索せずに待ち受け動作を保持し続け
るので、基地局のサービスゾーン周縁の地点に位置した
り、サービスゾーン間の移動に際しては発着呼の呼接続
率が低下して着信を受けることができない、という問題
がある。
【0005】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、発着呼の呼接続率を向上することがで
きる無線通信携帯端末装置を提供することを目的として
いる。
なされたもので、発着呼の呼接続率を向上することがで
きる無線通信携帯端末装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ある基地局が送信して
いる論理制御チャネルのPCHを間欠受信する待ち受け
を行いながら、他の基地局を検索する検索手段と、この
検索手段により検索された他の基地局の電界値が、現在
待ち受けている基地局の電界値より高いか否かを判別す
る判別手段と、この判別手段が現在待ち受けている基地
局の電界値より前記他の基地局の電界値が高いと判別し
た場合、現在の待ち受け状態を保持しつつ、他の基地局
への待ち受け動作へ移行し、それが完了したら先の待ち
受けを停止する待ち受け制御手段とを具備することを特
徴としている。
め、請求項1に記載の発明では、ある基地局が送信して
いる論理制御チャネルのPCHを間欠受信する待ち受け
を行いながら、他の基地局を検索する検索手段と、この
検索手段により検索された他の基地局の電界値が、現在
待ち受けている基地局の電界値より高いか否かを判別す
る判別手段と、この判別手段が現在待ち受けている基地
局の電界値より前記他の基地局の電界値が高いと判別し
た場合、現在の待ち受け状態を保持しつつ、他の基地局
への待ち受け動作へ移行し、それが完了したら先の待ち
受けを停止する待ち受け制御手段とを具備することを特
徴としている。
【0007】上記請求項1に従属する請求項2に記載の
発明によれば、前記待ち受け手段は、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、前記他の基地局への待ち受
け動作を停止して先の待ち受けを保持することを特徴と
する。
発明によれば、前記待ち受け手段は、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、前記他の基地局への待ち受
け動作を停止して先の待ち受けを保持することを特徴と
する。
【0008】また、上記請求項1に従属する請求項3に
記載の発明によれば、前記検索手段は、予めメモリ登録
されるシステム情報に従って待ち受けるべき基地局を検
索することを特徴とする。
記載の発明によれば、前記検索手段は、予めメモリ登録
されるシステム情報に従って待ち受けるべき基地局を検
索することを特徴とする。
【0009】本発明では、ある基地局を待ち受けなが
ら、他の基地局を検索し、検索した基地局からの電波の
電界値が、現在待ち受けている基地局からの電波の電界
値より高い場合、PHS端末装置1は現在の待ち受け状
態を保持しつつ、他の基地局への待ち受け動作へ移行
し、それが完了したら先の待ち受けを停止するので、低
電界下での発着信をする状況が減少し、発着呼の呼接続
率が向上する。また、他の基地局への待ち受け動作へ移
行する過程で、先の待ち受けを行っている基地局から着
呼があると、他の基地局への待ち受け動作を停止して先
の待ち受けを保持するため、ゾーン移動中における着信
の取りこぼしを防ぐことが可能になる。
ら、他の基地局を検索し、検索した基地局からの電波の
電界値が、現在待ち受けている基地局からの電波の電界
値より高い場合、PHS端末装置1は現在の待ち受け状
態を保持しつつ、他の基地局への待ち受け動作へ移行
し、それが完了したら先の待ち受けを停止するので、低
電界下での発着信をする状況が減少し、発着呼の呼接続
率が向上する。また、他の基地局への待ち受け動作へ移
行する過程で、先の待ち受けを行っている基地局から着
呼があると、他の基地局への待ち受け動作を停止して先
の待ち受けを保持するため、ゾーン移動中における着信
の取りこぼしを防ぐことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による無線通信端末装置
は、PHS端末装置あるいは携帯電話の他、PDAやペ
ージャーなどに適用され得る。以下では、本発明の実施
の形態によるPHS端末を一実施形態として、図面を参
照して説明する。
は、PHS端末装置あるいは携帯電話の他、PDAやペ
ージャーなどに適用され得る。以下では、本発明の実施
の形態によるPHS端末を一実施形態として、図面を参
照して説明する。
【0011】(1)構成 図1は、本発明の一実施形態によるPHS端末装置1の
構成を示すブロック図である。この図において、10は
受信部および送信部からなるRF部である。このRF部
10の受信部では、送信/受信を振り分けるアンテナス
イッチを介して入力される、アンテナANTで受信した
信号を、PLLシンセサイザから出力される所定周波数
の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯
から1MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数変
換する。
構成を示すブロック図である。この図において、10は
受信部および送信部からなるRF部である。このRF部
10の受信部では、送信/受信を振り分けるアンテナス
イッチを介して入力される、アンテナANTで受信した
信号を、PLLシンセサイザから出力される所定周波数
の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯
から1MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数変
換する。
【0012】一方、RF部の送信部は、後述する送受信
部11から供給されるπ/4シフトQPSKの変調波を
PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発
振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数
変換し、アンテナスイッチを介してアンテナANTから
高周波出力する。
部11から供給されるπ/4シフトQPSKの変調波を
PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発
振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数
変換し、アンテナスイッチを介してアンテナANTから
高周波出力する。
【0013】11は送受信部であり、上記RF部10か
ら供給されるIF信号を復調し、IQデータに分離して
データ列とし、後段のチャネルコーデック部12へ送出
する一方、後段のチャネルコーデック部12から供給さ
れるデータからIQデータを作成して、π/4シフトQ
PSKの変調をしてRF部10へ送出する。
ら供給されるIF信号を復調し、IQデータに分離して
データ列とし、後段のチャネルコーデック部12へ送出
する一方、後段のチャネルコーデック部12から供給さ
れるデータからIQデータを作成して、π/4シフトQ
PSKの変調をしてRF部10へ送出する。
【0014】チャネルコーデック部12は、送信側およ
び受信側とから構成され、フレーム同期およびスロット
のデータフォーマット処理を行う。チャネルコーデック
部12の受信側では、上述した送受信部11が出力する
受信データから所定のタイミングで1スロット分のデー
タを取り出し、このデータの中からユニークワード(同
期信号)を抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、
制御データ部および音声データ部のスクランブル等を解
除した後、制御データを後述の制御部17へ送出すると
共に、音声データを後述する音声処理部13に供給す
る。
び受信側とから構成され、フレーム同期およびスロット
のデータフォーマット処理を行う。チャネルコーデック
部12の受信側では、上述した送受信部11が出力する
受信データから所定のタイミングで1スロット分のデー
タを取り出し、このデータの中からユニークワード(同
期信号)を抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、
制御データ部および音声データ部のスクランブル等を解
除した後、制御データを後述の制御部17へ送出すると
共に、音声データを後述する音声処理部13に供給す
る。
【0015】一方、チャネルコーデック部12の送信側
は、音声処理部13から供給される音声データに制御デ
ータ等を付加するとともに、スクランブル等を付与した
後にユニークワード等を付加して1スロット分の送信デ
ータを作成し、所定タイミングでフレーム内の所定スロ
ットに挿入して送受信部11に送出する。
は、音声処理部13から供給される音声データに制御デ
ータ等を付加するとともに、スクランブル等を付与した
後にユニークワード等を付加して1スロット分の送信デ
ータを作成し、所定タイミングでフレーム内の所定スロ
ットに挿入して送受信部11に送出する。
【0016】次に、音声処理部13は、スピーチコーデ
ィックおよびPCMコーディックから構成される。上記
スピーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸張
処理を行うものであり、受信側および送信側とで構成さ
れている。受信側は、チャネルコーデック部12から供
給されるADPCM音声信号をPCM音声信号に復号化
することにより伸張してPCMコーディックに出力す
る。一方、送信側は、PCMコーディックから供給され
るPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化するこ
とにより圧縮してチャネルコーデック部12へ送出す
る。
ィックおよびPCMコーディックから構成される。上記
スピーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸張
処理を行うものであり、受信側および送信側とで構成さ
れている。受信側は、チャネルコーデック部12から供
給されるADPCM音声信号をPCM音声信号に復号化
することにより伸張してPCMコーディックに出力す
る。一方、送信側は、PCMコーディックから供給され
るPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化するこ
とにより圧縮してチャネルコーデック部12へ送出す
る。
【0017】PCMコーディックは、アナログ/デジタ
ル変換処理を行うものであり、受信側では、スピーチコ
ーディックから供給されるPCM音声信号をD/A変換
によりアナログ形式の音声信号に変換してスピーカ15
から発音させる。一方、送信側はマイク14から入力さ
れたアナログ形式の音声信号をA/D変換してPCM信
号に変換し、スピーチコーディックに送出する。
ル変換処理を行うものであり、受信側では、スピーチコ
ーディックから供給されるPCM音声信号をD/A変換
によりアナログ形式の音声信号に変換してスピーカ15
から発音させる。一方、送信側はマイク14から入力さ
れたアナログ形式の音声信号をA/D変換してPCM信
号に変換し、スピーチコーディックに送出する。
【0018】操作部16は、相手先の電話番号や文字列
などを入力するキーの他、オンフック/オフフックを行
うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等か
ら構成され、各キーあるいは各スイッチ操作に応じた操
作信号を発生する。これらキーやスイッチの操作に応じ
て生成される操作信号は、CPU等から構成される制御
部17のキー走査に応じて取込まれる。制御部17で
は、上記キー走査に応じて取込んだ操作信号に基づき、
対応した制御プログラムを実行して端末各部の動作を制
御する。
などを入力するキーの他、オンフック/オフフックを行
うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等か
ら構成され、各キーあるいは各スイッチ操作に応じた操
作信号を発生する。これらキーやスイッチの操作に応じ
て生成される操作信号は、CPU等から構成される制御
部17のキー走査に応じて取込まれる。制御部17で
は、上記キー走査に応じて取込んだ操作信号に基づき、
対応した制御プログラムを実行して端末各部の動作を制
御する。
【0019】18はROMおよびRAMから構成される
メモリであり、ROMには上記制御部17において実行
される各種制御プログラムの他、種々のパラメータある
いはデータテーブル等が記憶され、RAMには上記制御
部17のワーキングエリアとして用いられて各種レジス
タ・フラグデータが一時記憶されたり、各種のシステム
情報やユーザーデータを記憶するデータエリアを備え
る。なお、このRAMに設けられるデータエリアは、バ
ッテリーバックアップされて記憶保持されるようになっ
ている。
メモリであり、ROMには上記制御部17において実行
される各種制御プログラムの他、種々のパラメータある
いはデータテーブル等が記憶され、RAMには上記制御
部17のワーキングエリアとして用いられて各種レジス
タ・フラグデータが一時記憶されたり、各種のシステム
情報やユーザーデータを記憶するデータエリアを備え
る。なお、このRAMに設けられるデータエリアは、バ
ッテリーバックアップされて記憶保持されるようになっ
ている。
【0020】19はLCDパネルやLEDから構成され
る表示部であり、制御部17の制御の下に、動作モード
や、発着信する電話番号、あるいは操作入力された文字
列、通話時間等の各種データを表示したり、各種スイッ
チ等のオン/オフ状態などを表示する。
る表示部であり、制御部17の制御の下に、動作モード
や、発着信する電話番号、あるいは操作入力された文字
列、通話時間等の各種データを表示したり、各種スイッ
チ等のオン/オフ状態などを表示する。
【0021】(2)動作 次に、図1および図2を参照して一実施形態の動作につ
いて説明する。ここでは、本発明の要旨に係わる動作と
して、PHS端末装置1が図2に示す基地局Aで待ち受
け動作に入るまでを説明する。
いて説明する。ここでは、本発明の要旨に係わる動作と
して、PHS端末装置1が図2に示す基地局Aで待ち受
け動作に入るまでを説明する。
【0022】先ず、ある地点(図2の)でPHS端末
装置1の電源を投入するため、操作部16の電源キーを
オン操作したとする。そうすると、制御部17が動作を
開始し、メモリ18内のシステム情報を読み出し、待ち
受けるべきPHS基地局を検索し始める。
装置1の電源を投入するため、操作部16の電源キーを
オン操作したとする。そうすると、制御部17が動作を
開始し、メモリ18内のシステム情報を読み出し、待ち
受けるべきPHS基地局を検索し始める。
【0023】この検索動作において、受信周波数を設定
すべく制御部17はチャネルコーデック部12に対して
周波数情報および事業者識別符号などを設定する。これ
により、チャネルコーデック部12は送受信部11に対
し、それら情報を設定し、RF部10を駆動することで
対応するPHS基地局からの電波を受信する。
すべく制御部17はチャネルコーデック部12に対して
周波数情報および事業者識別符号などを設定する。これ
により、チャネルコーデック部12は送受信部11に対
し、それら情報を設定し、RF部10を駆動することで
対応するPHS基地局からの電波を受信する。
【0024】そして、いま、ある地点(図2の)では
基地局Aの電波しか受信できない為、基地局Aに待ち受
けを開始する。待ち受けとは、基地局が送信している論
理制御チャネルのPCHを間欠受信することであり、常
に自分のPHS端末装置1への着信を待っている状態の
事である。
基地局Aの電波しか受信できない為、基地局Aに待ち受
けを開始する。待ち受けとは、基地局が送信している論
理制御チャネルのPCHを間欠受信することであり、常
に自分のPHS端末装置1への着信を待っている状態の
事である。
【0025】待ち受けに入る為、制御部17はチャネル
コーデック部12に受信タイミングを設定することで、
RF部10が間欠受信動作を始める。そして、基地局A
への待ち受けが完了すると、制御部17は他の基地局の
電波を検索する為、現在行っている間欠受信タイミング
の合間を利用してチャネルコーデック部12に、検索す
べき周波数および事業者識別符号を指示設定する。する
と、チャネルコーデック部12では、上述と同様に、送
受信部11に対して指示設定された情報に基づいてRF
部10を駆動して他の基地局からの電波を検索受信す
る。
コーデック部12に受信タイミングを設定することで、
RF部10が間欠受信動作を始める。そして、基地局A
への待ち受けが完了すると、制御部17は他の基地局の
電波を検索する為、現在行っている間欠受信タイミング
の合間を利用してチャネルコーデック部12に、検索す
べき周波数および事業者識別符号を指示設定する。する
と、チャネルコーデック部12では、上述と同様に、送
受信部11に対して指示設定された情報に基づいてRF
部10を駆動して他の基地局からの電波を検索受信す
る。
【0026】ある地点(図2の)に位置している場合
には、基地局Aの電波しか受信できない為、PHS端末
装置1では当然、上述の検索受信を行っても待ち受け先
の基地局は変らない。ところが、別の地点(図2の)
までPHS端末装置1が移動した時には、基地局Bの電
波も受信することが出来る。それに加え、この地点(図
2の)では、基地局Bからの電波の電界強度の方が現
在待ち受け中にある基地局Aのそれよりも強い。
には、基地局Aの電波しか受信できない為、PHS端末
装置1では当然、上述の検索受信を行っても待ち受け先
の基地局は変らない。ところが、別の地点(図2の)
までPHS端末装置1が移動した時には、基地局Bの電
波も受信することが出来る。それに加え、この地点(図
2の)では、基地局Bからの電波の電界強度の方が現
在待ち受け中にある基地局Aのそれよりも強い。
【0027】この為、地点(図2の)において他の基
地局を検索受信すると、基地局Bの電波を受信すること
となる。そして、受信した電波の電界値により、制御部
17は現在待ち受け中の電波の電界値と比較することに
より、基地局Bの方が電界値が高いと判断する。この
時、制御部17は基地局Aへの待ち受けを保持したま
ま、基地局Bへの待ち受け動作を行うべく、チャネルコ
ーデック部12に対して基地局Bの論理制御チャネルの
PCHを受信するためのタイミングを設定するよう指示
する。
地局を検索受信すると、基地局Bの電波を受信すること
となる。そして、受信した電波の電界値により、制御部
17は現在待ち受け中の電波の電界値と比較することに
より、基地局Bの方が電界値が高いと判断する。この
時、制御部17は基地局Aへの待ち受けを保持したま
ま、基地局Bへの待ち受け動作を行うべく、チャネルコ
ーデック部12に対して基地局Bの論理制御チャネルの
PCHを受信するためのタイミングを設定するよう指示
する。
【0028】チャネルコーデック部12にタイミング設
定することで、RF部10は基地局BのPCHに対して
間欠受信動作を始める。その後、制御部17は基地局A
に対しての待ち受けを停止するため、チャネルコーデッ
ク部12に受信タイミングのカウント停止を指示する。
これにより、基地局Aへの間欠受信動作を停止でき、基
地局Bへの待ち受け動作が保持され、これ故、基地局A
から基地局Bへのゾーン移動が実現し、発着呼の呼接続
率が向上する訳である。
定することで、RF部10は基地局BのPCHに対して
間欠受信動作を始める。その後、制御部17は基地局A
に対しての待ち受けを停止するため、チャネルコーデッ
ク部12に受信タイミングのカウント停止を指示する。
これにより、基地局Aへの間欠受信動作を停止でき、基
地局Bへの待ち受け動作が保持され、これ故、基地局A
から基地局Bへのゾーン移動が実現し、発着呼の呼接続
率が向上する訳である。
【0029】次に、ゾーン移動中の着信について説明す
る。いま、例えば、基地局Aの待ち受けを行っているP
HS端末装置1が地点(図2参照)に位置している場
合、前述の検索受信により基地局Bの電波を検索する。
そして、受信した電波の電界値と現在待ち受け中の電波
の電界値とを比較した結果、基地局B側の方が電界値が
高いと判断したとする。
る。いま、例えば、基地局Aの待ち受けを行っているP
HS端末装置1が地点(図2参照)に位置している場
合、前述の検索受信により基地局Bの電波を検索する。
そして、受信した電波の電界値と現在待ち受け中の電波
の電界値とを比較した結果、基地局B側の方が電界値が
高いと判断したとする。
【0030】そうすると、制御部17は基地局Aへの待
ち受けを保持したまま、基地局Bへの待ち受け動作を行
うべく、基地局BのPCHに対して間欠受信動作に移行
して行くが、この時に、基地局Aから着呼信号を受信し
た場合、制御部17は基地局Bへの待ち受け動作の移行
を停止し、基地局Aに対して通信チャネルの割当てを要
求する為、LCH確立要求を送出して基地局Aとの通信
を確立させる。これにより、ゾーン移動中の着信を取り
こぼすことが無くなる。
ち受けを保持したまま、基地局Bへの待ち受け動作を行
うべく、基地局BのPCHに対して間欠受信動作に移行
して行くが、この時に、基地局Aから着呼信号を受信し
た場合、制御部17は基地局Bへの待ち受け動作の移行
を停止し、基地局Aに対して通信チャネルの割当てを要
求する為、LCH確立要求を送出して基地局Aとの通信
を確立させる。これにより、ゾーン移動中の着信を取り
こぼすことが無くなる。
【0031】以上のように、本発明によれば、ある基地
局を待ち受けながら、他の基地局を検索し、検索した基
地局からの電波の電界値が、現在待ち受けている基地局
からの電波の電界値より高い場合、PHS端末装置1は
現在の待ち受け状態を保持しつつ、他の基地局への待ち
受け動作へ移行し、それが完了したら先の待ち受けを停
止するので、低電界下での発着信をする状況が減少し、
発着呼の呼接続率が向上する。また、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、他の基地局への待ち受け動
作を停止して先の待ち受けを保持するため、ゾーン移動
中における着信の取りこぼしを防ぐことが可能になって
いる。
局を待ち受けながら、他の基地局を検索し、検索した基
地局からの電波の電界値が、現在待ち受けている基地局
からの電波の電界値より高い場合、PHS端末装置1は
現在の待ち受け状態を保持しつつ、他の基地局への待ち
受け動作へ移行し、それが完了したら先の待ち受けを停
止するので、低電界下での発着信をする状況が減少し、
発着呼の呼接続率が向上する。また、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、他の基地局への待ち受け動
作を停止して先の待ち受けを保持するため、ゾーン移動
中における着信の取りこぼしを防ぐことが可能になって
いる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ある基地局を待ち受け
ながら、他の基地局を検索し、検索した基地局からの電
波の電界値が、現在待ち受けている基地局からの電波の
電界値より高い場合、PHS端末装置1は現在の待ち受
け状態を保持しつつ、他の基地局への待ち受け動作へ移
行し、それが完了したら先の待ち受けを停止するので、
低電界下での発着信をする状況が減少して発着呼の呼接
続率を向上することができる。また、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、他の基地局への待ち受け動
作を停止して先の待ち受けを保持するため、ゾーン移動
中における着信の取りこぼしを防ぐことができる。
ながら、他の基地局を検索し、検索した基地局からの電
波の電界値が、現在待ち受けている基地局からの電波の
電界値より高い場合、PHS端末装置1は現在の待ち受
け状態を保持しつつ、他の基地局への待ち受け動作へ移
行し、それが完了したら先の待ち受けを停止するので、
低電界下での発着信をする状況が減少して発着呼の呼接
続率を向上することができる。また、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、他の基地局への待ち受け動
作を停止して先の待ち受けを保持するため、ゾーン移動
中における着信の取りこぼしを防ぐことができる。
【図1】 本発明による一実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】 本発明の一実施形態の動作を説明するための
図である。
図である。
【図3】 従来例を説明するための図である。
1 PHS端末装置 10 RF部 11 送受信部 12 チャネルコーデック部 13 音声処理部 14 マイク 15 スピーカ 16 操作部 17 制御部 18 メモリ 19 表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 ある基地局が送信している論理制御チャ
ネルのPCHを間欠受信する待ち受けを行いながら、他
の基地局を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された他の基地局の電界値が、
現在待ち受けている基地局の電界値より高いか否かを判
別する判別手段と、 この判別手段が現在待ち受けている基地局の電界値より
前記他の基地局の電界値が高いと判別した場合、現在の
待ち受け状態を保持しつつ、他の基地局への待ち受け動
作へ移行し、それが完了したら先の待ち受けを停止する
待ち受け制御手段とを具備することを特徴とする無線通
信携帯端末装置。 - 【請求項2】 前記待ち受け手段は、他の基地局への待
ち受け動作へ移行する過程で、先の待ち受けを行ってい
る基地局から着呼があると、前記他の基地局への待ち受
け動作を停止して先の待ち受けを保持することを特徴と
する請求項1記載の無線通信携帯端末装置。 - 【請求項3】 前記検索手段は、予めメモリ登録される
システム情報に従って待ち受けるべき基地局を検索する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信携帯端末装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221611A JPH1169409A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 無線通信携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221611A JPH1169409A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 無線通信携帯端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1169409A true JPH1169409A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16769472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9221611A Pending JPH1169409A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 無線通信携帯端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1169409A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006339916A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kyocera Corp | 通信機器及び通信方法 |
JP2007150478A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび無線通信方法、無線通信システムにおける通信端末とそのプログラム |
JP2009044581A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Fujitsu Ltd | 通信装置、送信方法、受信方法 |
JP2010541496A (ja) * | 2007-10-02 | 2010-12-24 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 限定サービスを有するセルにおける間のフルサービスのシステムサーチ |
-
1997
- 1997-08-18 JP JP9221611A patent/JPH1169409A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006339916A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kyocera Corp | 通信機器及び通信方法 |
JP2007150478A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび無線通信方法、無線通信システムにおける通信端末とそのプログラム |
JP4727397B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2011-07-20 | 京セラ株式会社 | 無線通信システムおよび無線通信方法、無線通信システムにおける通信端末とそのプログラム |
JP2009044581A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Fujitsu Ltd | 通信装置、送信方法、受信方法 |
JP2010541496A (ja) * | 2007-10-02 | 2010-12-24 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 限定サービスを有するセルにおける間のフルサービスのシステムサーチ |
US9398520B2 (en) | 2007-10-02 | 2016-07-19 | Qualcomm Incorporated | System search for full service while on a cell with limited service |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000822 |