JP4727397B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法、無線通信システムにおける通信端末とそのプログラム - Google Patents
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また、基地局の優先度を記憶する捕捉優先度記憶手段と、
前記捕捉処理手段は、前記記憶された優先度に基づき、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して補足処理を行うことを特徴とする。
また、前記補足処理手段は、前記基地局に対する待ち受け処理が完了してから所定時間経過すると、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して補足処理を行う
ことを特徴とする。
また、前記補足処理手段は、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対する補足処理に失敗した場合、前記待ち受けている基地局に対する待ち受けを再開することを特徴とする。
図1は同実施形態による無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。
この図において、無線基地局Aと無線基地局Bは、共にCDMAのデジタル移動通信方式を用いて通信端末2との間で無線通信を行なう。これら無線基地局Aと無線基地局Bは、互いに異なる周波数帯(或いは周波数)の無線信号を用いて各通信端末2と無線通信を行い、無線基地局Aと無線基地局Bは互いに異なる無線通信システムを構成し、これら複数の無線通信システムにより無線通信システム全体が構成されることとなる。ここで、各無線通信システムを構成する無線基地局A、Bは説明の便宜上1つずつ示しているが、それぞれが複数の無線基地局を有して構成されるようにしてもよく、無線基地局A、Bによる無線通信システム以外に、さらに多くの無線通信システムが存在していても良い。また通信端末2は無線基地局AまたはBを有する無線通信システムとの無線通信接続や各無線通信システムでの各基地局との無線通信接続を、電波強度や、無線基地局からの指示に応じて切り替えることにより、常に無線通信システムや無線基地局との良好な無線通信接続待受けを維持する処理を行なう。
通信端末2は、自端末内の各処理部を制御する制御部21、CDMAのデジタル移動通信方式を用いて無線基地局と無線通信を行なう無線通信部22、文字や操作指示などの入力を受付けるキー入力部23、音を出力する音声出力部24、液晶画面などに入力された文字列やその他情報を表示する表示部25、着信の有無を判定する着信有無判定部26、リセレクション処理を行うリセレクション処理部27、PRL(Preferred Roaming List)などの各種情報を記憶する記憶部28を備えている。
次に上記PRLについて説明する。
PRLは無線基地局(無線通信システム)の識別情報を保持したリストであり、予め通信端末2の記憶部28で記憶される。そしてPRLは、図3が示すように、BandClass(使用周波数帯域:以下BC)、channel(使用周波数、以下CH)、SID(システム識別子)、NID(ネットワーク識別子)、優先度など組合せの情報が複数保持されている。ここで、無線基地局AまたはBには、異なる無線通信システムを構成するため、異なるBC、CH、SID、NIDの情報が割り当てられている。そして、通信端末2は無線基地局から発信された信号(パイロット信号)を受信して、当該信号に含まれる情報と、PRLで保持された情報とを比較して、例えばPRLにおいて保持されているBC、CH、SID、NIDの情報を含む信号であり、電波強度が所定レベル以上の信号を発信している無線基地局を捕捉する。そして通信端末2は、捕捉処理が成功した無線基地局からの自端末に向けた情報の待受けを行なう。なおPRLで保持されている優先度は、優先的に捕捉を行なう無線通信基地局(無線通信システム)を示すものであり、優先度「高」または「低」でPRL内で示される。この優先度は、例えば、通信端末2が優先度「高」の無線通信システムの無線基地局に対して待ちうけ状態にある状況において、何らかの事情が発生した場合に、通信端末2を使用頻度の低い優先度「低」の無線通信システムに対して待受けさせるような処理に利用される。
次に、図4を用いて本実施形態における無線通信システムの処理フローについて説明する。
例えば、まず、無線基地局Bに対して待受け状態にある通信端末2が、当該無線基地局(無線通信システム)Bからのリダイレクション情報の受信に基づいて、無線基地局(無線通信システム)Aに待受け先を切り替え、当該無線基地局Aに対する待受け状態であるとする。このような待受け状態になった場合、通信端末2のリセレクション処理部27はリダイレクション処理後の位置登録処理の次の処理としてリセレクションの開始までのタイマを作動し(ステップS101)、当該タイマで示される値までカウントする。
リセレクション処理部27はリセレクション処理を開始すると、まず、無線基地局に対する捕捉処理を行う。この捕捉処理においては、記憶部28に記憶されているPRLを読み出し、このPRLにおいて優先度「高」に対応付けられている無線基地局(無線通信システム)の識別情報を特定し、この特定した識別情報における使用周波数帯域BCや使用周波数CH等の情報を入手し、この使用周波数帯域BCや使用周波数CHに基づき無線基地局から送信されるパイロット信号をサーチする。そして、サーチ(受信)したパイロット信号の受信強度が所定レベル以上である場合にはサーチが成功したと判定し、このサーチに成功したパイロット信号に自端末の短周期PN符号を同期させることにより、当該無線基地局に対する捕捉を行なう(ステップS106)。本実施形態においては、無線基地局(無線通信システム)Bを捕捉するものとする。
2 通信端末
21 制御部
22 無線通信部
23 キー入力部
24 音声出力部
25 表示部
26 着信有無判定部
27 リセレクション処理部
28 記憶部
Claims (8)
- 複数の基地局と、前記複数の基地局のうちの何れかの基地局に待ち受ける通信端末とを備えた無線通信システムであって、
前記通信端末が、
着信の有無を判定する着信有無判定手段と、
前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う捕捉処理手段と、を備え、
前記捕捉処理手段は、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う際に、前記着信有無判定手段によって着信中でないと判定された場合に当該捕捉処理を行う
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記捕捉処理手段は、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う際に、前記着信有無判定手段によって前記着信中であると判定された場合、当該着信処理が終了した後に当該捕捉処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 基地局の優先度を記憶する捕捉優先度記憶手段と、
前記捕捉処理手段は、前記記憶された優先度に基づき、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して補足処理を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。 - 前記補足処理手段は、前記基地局に対する待ち受け処理が完了してから所定時間経過すると、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して補足処理を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信システム。 - 前記補足処理手段は、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対する補足処理に失敗した場合、前記待ち受けている基地局に対する待ち受けを再開する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信システム。 - 複数の基地局と、前記複数の基地局のうちの何れかの基地局に待ち受ける通信端末とを備えた無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記通信端末における着信の有無を判定し、
前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う際に、前記通信端末が着信中でないと判定された場合に当該捕捉処理を行う
ことを特徴とする無線通信方法。 - 複数の基地局と、前記複数の基地局のうちの何れかの基地局に待ち受ける通信端末とを備えた無線通信システムにおける前記通信端末であって、
着信の有無を判定する着信有無判定手段と、
前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行なう捕捉処理手段と、を備え、
前記捕捉処理手段は、前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う際に、前記着信有無判定手段によって着信中でないと判定された場合に当該捕捉処理を行う
ことを特徴とする通信端末。 - 複数の基地局と、前記複数の基地局のうちの何れかの基地局に待ち受ける通信端末とを備えた無線通信システムにおいて実行させるプログラムであって、
前記通信端末における着信の有無を判定する着信有無判定処理と、
前記通信端末が前記待ち受けている基地局より優先度の高い基地局に対して捕捉処理を行う際に、前記着信有無判定処理により前記通信端末が着信中でないと判定された場合に当該捕捉処理を行う捕捉処理と、
を実行させるプログラム。
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JP2005339481A JP4727397B2 (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 無線通信システムおよび無線通信方法、無線通信システムにおける通信端末とそのプログラム |
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