JPS63224419A - 情報伝達方式 - Google Patents

情報伝達方式

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JPS63224419A
JPS63224419A JP62056797A JP5679787A JPS63224419A JP S63224419 A JPS63224419 A JP S63224419A JP 62056797 A JP62056797 A JP 62056797A JP 5679787 A JP5679787 A JP 5679787A JP S63224419 A JPS63224419 A JP S63224419A
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wireless
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動通信において、音声などの情報の伝達につ
いて周波数の有効利用を図り、短いが価値ある情報を伝
達する情報伝達方式に関するものでおる。
〔従来の技術〕
音声などの情報の伝達を移動通信で行う場合には、使用
可能な無線周波数が有限である限り、同一周波数あるい
は隣接2次隣接周波数による干渉妨害の問題があり、サ
ービス数量に制限が生じる。
従来、自動車電話方式、コードレス電話方式。
パーソナル無線などに見られるように、数十分もかかる
非常に長い時間通話が行なわれることもあれば、数秒程
度の非常に短い時間で用がすむこともある◇ 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来の情報伝達方式では、1つの電波が無線区
間を占有する時間がまちまちでろ91特に長い通話によ
って無線区間が占有されてしまって、他の情報の伝達が
制限されるという問題点がおった。
一万、短い情報の中にも極めて清報価値の高いものが多
数存在する。例えば、緊急呼出しか、待ち合わせ時間、
場所などの連絡、あるいは場合によっては生存の確認な
ど、これらの情報は短時間で済むにもかかわらず、他の
長い通話と同じ周波数帯で使用するには非常に伝送効率
が悪いという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の情報伝達方式は、第1の基地局の無線ゾーンに
第1の無線端末が存在し、第2の基地局の無線ゾーンに
第2の無線端末が存在し、上記第1の基地局と上記第2
の基地局の間に第1の情報伝達手段を有するシステムか
らなり、上記第1の基地局と上記第1の無線端末の間お
よび上記第2の基地局と上記第2の無線端末の間の電波
の届く範囲は極めて狭いものに制限するようになし、上
記第1の無線端末より上記第2の無線端末へ第1の短い
情報を伝達する際には、この第1の短い情報を上記第1
の無線端末より無線回線が空いているとき上記第1の基
地局へ伝達しつぎにこの第1の基地局よυ上記第2の基
地局へ伝達し無線回線が空いているとき上記第2の基地
局より上記第2の無線端末へ伝達し、前記第1の無線端
末より前記第2の無線端末へ第2の短い情報を伝達する
際には、この第2の短い情報を有限の時間に制限して上
記第1の無線端末へ入力し、その入力した内容を無線回
線が空いているときに上記第1の無線端末より上記第1
の基地局へ伝達しつぎにこの第1の基地局より上記第2
の基地局へ伝達し、無線回線が空いているときに上記第
2の基地局より上記第2の無線端末へ伝達するようにし
たものである。
また、本発明の別の発明による情報伝達方式は、第1の
基地局の無線ゾーンに第1の無線端末が存在し、第2の
基地局の無線ゾーンに第2の無線端末が存在し、上記第
1の基地局と上記第2の基地局の間に第1の情報伝達手
段な有するシステムからなり、上記第1の基地局と上記
第1の無線端末の間および上記第2の基地局と上記第2
の無線端末の間の電波の届く範囲は極めて狭いものに制
限するようになし、かつ広範囲に電波が届く第3の基地
局を設け、上記第1の基地局と上記第3の基地局の間に
第2の情報伝達手段を備え、上記第1の無線端末より上
記第2の無線端末へ第1の短い情報を伝達する際には、
この第1の短い情報を上記第1の無線端末より無線回線
が空いているとき上記第1の基地局へ伝達しかつこの第
1の基地局より上記第3の基地局へ伝達しこの第3の基
地局より上記第2の無線端末へ伝達し、上記第1の無線
端末より前記第2の無線端末へ第2の短い情報を伝達す
る檗には、この第2の短い情報を有限の時間に制限して
上記i@1の無線端末へ入力しその入力した内容を無線
回線が空いているときに上記第1の無線端末より上記第
1の基地局へ伝達しつぎにこの第1の基地局より上記第
2の基地局へ伝達し無線回線が空いているときに上記第
2の基地局より上記第2の無線端末へ伝達するようにし
たものでろる。
〔作用〕
本発明においては、特に短い情報に対する伝送効率を上
げて、多数のユーザが使用できる情報伝達力式を実現す
ることによって周波数の有効利用を図る。
〔実捲例〕
以下、図面に基づき本発明の実姉例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において、103,109,112はいずれも加入者
線インターフェイスをもつ基地局であシ、第1.第2、
第4と区別される。106は交換機、107はページン
グシステムの呼出に使われる第3の基地局である。10
1および114は第1および第2の無線端末を意味し、
116は第3の無線端末を意味する。
102.104,110,113,115,117はそ
れぞれ伝達される情報を一時的に蓄えるためのメモリで
るp、105゜108.111はそれぞれ第1.第2.
第4の基地局103.109.112へ接続される加入
者線の端子である。
そして、第1の基地局103の無線ゾーンに第1の無線
端末101が存在し、第2の基地局109の無線ゾーン
に第2の無線端末114が存在し、第1の基地局103
と第2の基地局109の間に第1の情報伝達手段を有す
るシステムからなシ、第1の基地局103と第1の無線
端末101の間および第2の基地局109と第2の無線
端末1140間の電波の届く範囲は極めて狭いものに制
限し、第1の無線端末101より第2の無線端末114
へ第1の短い情報を伝達する際には、この第1の短い情
報を第1の無線端末101より無線回線が空いていると
き第1の基地局103へ伝達しつぎにこの第1の基地局
103より第2の基地局109へ伝達し無線回線が空い
ているとき第2の基地局109より第2の無線端末11
4へ伝達するように構成され、また、広範囲に電波が届
く第3の基地局107を設け、第1の基地局103と第
3の基地局1070間に第2の情報伝達手段を備え、第
1の無線端末101より第2の無線端末114へ第1の
短い情報を伝達する際には、この第1の短い情報を第1
の無線端末101より無線回線が空いているとき第1の
基地局103へ伝達しかつこの第1の基地局103より
第3の基地局107へ伝達しこの第3の基地局107よ
り第2の無線端末114へ伝達するように構成されてい
る。そして、第1の無線端末101より第2の無線端末
114へ第2の短い情報を伝達する際には、この第2の
短い情報を有限の時間に制限して第1の無線端末101
へ入力しその入力した内容を無線回線が空いているとき
に第1の無線端末101より第1の基地局103へ伝達
しつぎにこの第1の基地局103より第2の基地局10
9へ伝達し、無線回線が空いているときに第2の基地局
109より第2の無線端末114へ伝達するように構成
されている。
また、第1の短い情報として第2の無線端末114を呼
出すための呼出信号を伝達し、第2の短い情報として音
声τH報を伝達するように構成され、この第2の短い情
報を伝達するために第1の無線端末101から第1の基
地局103までの無線区間または第2の基地局109か
ら第2の無線端末114までの無線区間は第2の短い情
報としてアナログ信号を伝送するように構成されている
。また、第2の短い情報を伝達するために第1の無線端
末101から第1の基地局103までの無線区間または
第2の基地局109から第2の無線端末114までの無
線区間は第2の短い情報としてデジタル信号を伝送する
ように構成されている。
そして、上記第1の短い情報または第2の短い情報につ
いて第1の無線端末1010番号を含ませて伝達する手
段を備え、また、この第1の短い情報または第2の短い
情報を伝達する過程について、第1の無線端末101ま
たは第1の基地局103において第1の基地局番号を含
ませて伝達する手段を備えている。
また、第1の短い情報または第2の短い情報を伝達する
過程について、第1の無線端末101においてその第1
の無線端末101の番号を含ませて伝達し、第1の基地
局103においてその第1の基地局103の番号を含ま
せて伝達し、第2の無線端末114において第1の無線
端末101の番号および第1の基地局103の番号を検
出するとこれらの番号を第2の無線端末114から送出
する情報伝達の相手として自動設定するとともに信号の
受信を使用者へ知らせ、つぎに第2の無線端末114か
ら第1の無線端末101へ情報の伝達を行う際には、マ
ニュアル操作による伝達相手先番号の設定を必要とせず
に上記自動設定された番号にしたがってwJ2の基地局
109から第1の基地局103を通って第1の無線端末
101へ送られるように構成されている。
また、第2の無線端末114から第1の無線端末101
へ送る情報がACK(Acknowl@dge )信号
(確認信号)の場合について、第2の基地局109にお
いてその第2の基地局109の番号を含ませて伝達し、
第1の無線端末101においてACK信号が受信される
とこのとき検出した第2の基地局109の番号を表示す
る手段を備えている。
また、第1の短い情報または第2の短い情報について、
第1の無線端末101の番号を含ませて伝達し、第1の
基地局103において第1の無線端末101の番号を検
出すると第1の無線端末1010番号によって受信した
上記第1の短い情報または第2の短い情報の伝達を行う
か否か判断し、不適当と判断されると伝達を中止するよ
うに構成されている。
そして、第2の短い情報を有限の時間制限して第1の無
線端末101へ入力するための手段として、第1の無縁
端末101に第2の短い情報を蓄えるための記憶手段を
備え、この記憶手段へ第2の短い情報を有限の時間制限
して蓄えておいて、上記記憶手段の内容を無線回線の空
いているときに第1の無線端末101より第1の基地局
103へ伝達するように構成されている。
また、第2の無線端末114において伝達されてきた第
1の無線端末101の番号を検出して、その検出した第
1の無線端末101の番号を表示する手段を備え、さら
に、第2の無線端末114において伝達されてきた第1
の基地局103の番号を検出して、その検出した第1の
基地局103の番号を表示する手段を備えている。
また、第1の情報伝達手段として加入者線を用い、第3
の基地局107としてベージングシステムの基地局を用
いるように構成されている。
つぎにこの第1図に示す実施例の動作を説明する。
第1の無線端末101.第2の基地局109.第4の基
地局112の電波の届く範囲は狭く、数百m程度であり
、第3の基地局107から電波の届く範囲は数Krn〜
数十Kmの広い地域である。
そして、第1の無線端末101では伝達する情報のみで
なく、自分の端末番号と相手無線端末の番号および相手
無線端末へ電波を発射する基地局の番号を送出する。
まず、第2の無線端末114がどこにいるか全く不明な
ときには、次のようにして呼出信号を第3の基地局10
7より送出する。(数百ml5ec程度の短い情報であ
れは他の一般の情報も同様に第3の基地4107を使っ
て伝達可能でおるが、ここでは呼出信号の場合について
述べる)。このと′@は第1の無線端末101において
、第2の無線端末114の番号と第3の基地局107の
番号をマニュアル操作により設定して呼出信号を送出す
る。ここで、第1の無線端末101の番号も予め設定さ
れていて送出される。そして、この第1の無線端末10
1から送出されるこれらの信号は無線回線が空いている
ときに第1の基地局103へ送られる。ここで、第1の
無線端末1010番号が適当なものと判断されると、受
信した信号へさらに第1の基地局103の番号が付加さ
れて、次のように信号送出が行なわれる。すなわち、受
信した信号中より第3の基地局107の番号を選び出し
、交換機106を通して呼出信号および第1の無線端末
1010番号、第2の無線端末114の番号、第1の基
地局103の番号を第3の基地局107へ送出する。そ
こで、これらの信号は第3の基地局107より電波とな
って発射される。そして、第2の無線端末114でに自
分の端末番号を検出し、受信した信号が呼出信号でろる
ことを判別すると呼出音を出力して使用者に知らせる。
このときは、第3の基地局107からの電波が広範囲に
届くために、第2の無線端末114が広い地域内のどこ
にいても呼び出すことができる。ここで、呼出信号は第
2の基地局109からも発射することが可能である。こ
れは、第2の無線端末114がどこにいるかほぼ確実な
ときに行なわれる。
そして、第1の無線端末101では第2の無線端末11
4の番号と第2の基地局109の番号を? ニュアル操
作により設定して第1の無線端末101の番号とともに
呼出信号を送出する。このときは、第1の基地局103
で第1の基地局番号が付加されて、次に交換機106を
通って呼出信号および第1の無線端末101の番号、第
2の無線端末1140番号。
第1の基地局103の番号が第2の基地局109へ送ら
れ、無線回線が空いているときに電波として送出される
。そこで、第2の無線端末114ではこれを受けて呼出
音が出力される。
このとき、第2の無線端末114では第1の無線端末1
01の番号が表示されるだけでなく、第1の無線端末1
010番号および第1の基地局103の番号が第2の無
線端末114の送信相手として自動的に設定される。
したがって、使用者は表示された第1の無線端末101
0番号について返答するか否かを判断して、後述のAC
KスイッチをオンするだけでACK信号を第1の無線端
末101へ返すことができる。(この場合、ACK信号
に限らず、他の一投の情報の場合も同様に簡単な操作で
返すことが可能である。ここでは、ACK信号の場合に
ついて説明する。)すなわち、第2の無線端末114よ
り出されたACK信号は第2の基地局109.第1の基
地局103と順に通って第1の無線端末101へ伝達さ
れる。そして、この過程において、第2の基地局109
でこの第2の基地局109の番号が付加されていて、第
1の無線端末101でこれを受けたとき表示すれば、第
2の無線端末114の存在場所を明らかにすることがで
きる。
さて、第1の無線端末101より第2の無線端末114
へ音声情報を送るときは次のようになる。なお、ここで
は、各メモリ間の送受についてやや詳細に説明する。
まず、第1の無線端末101では自分の端末番号。
第2の基地局109の番号、第2の無線端末114の番
号をメモリ102に蓄えられた情報とともに無線回線の
空いているときに電波として発射する。
つぎに、第1の基地局103では第1の無線端末101
から送られて@た情報をメモ17104へ蓄積するとと
もに、第1の無線端末1010番号について判別を行い
、自局のサービスにおっていれば第2の基地局109の
番号を交換機106へ送る。この交換機106ではこれ
を受けて第1の基地局103と第2の基地局109の間
に加入者接続を行う。そこで為第1の基地局103のメ
モリ104の内容はこの第1の基地局1030番号が付
加されて加入者線端子IQ5から交換機106を通って
第2の基地局109の加入者線端子108へ送られ、こ
の第2の基地局109のメモリ110へ蓄えられる。
つぎに、この第2の基地局109において、メモU11
Gの内容は無線回線が空いているときに電波として発射
される。そして、第2の無線端末114では、自分の端
末番号が伝られてきたか否かの判断を行い、そうであっ
たなら、送られて@た情報をメモリ115へ蓄えて、使
用者に情報の受信を知らせる。
なお、この実権例において、お互いの無線端末で受信時
に情報を送ってきた相手の無線端末の番号およびこのと
きの相手の基地局番号を検出し、自局の無線端末から情
報伝達するときの相手先として、これらの番号を設定し
ておけば、相手の情報の返事を返す場合の操作が楽にな
る。
以下、第2図ないし第5図を用いて無線端末および加入
者線と接続し九無線基地局の動作をより詳細に説明する
第2図(a) 、 (b)および第3図は第1図におい
て使われる無線端末および加入者線へ接続した基地局の
実施例であり、無線回線にデジタル情報を伝送する場合
を示す動作説明図およびブロック図である。第4図(a
) 、 (b)および第5図は第1図において使われる
無線端末および加入者線へ接続した基地局の他の実施例
であり、無線回線にアナログ情報を伝送する場合を示す
動作説明図およびブロック図である。
なお、第2図(a)、Φ)および第4図(a) 、 (
b)において、1とA、bとB・・・iとIuそれぞれ
接続されている。
そして、第2図(jl) 、 (b)は第1図の第1お
よび第2の無線端末101.114の実権例でらυ、こ
の無線端末より呼出信号を送出するときには次のように
行う。
まず、操作部201の操作により相手の無線端末の番号
と相手の無線端末の存在すると考えられる相手の基地局
番号を定めて、番号読み取りスイッチ202をオンする
。設定部203では番号読み取シスイッチ202からの
入力命令を受けて、相手の無線端末および相手の基地局
番号を設定する。そして、無線端末より伝達される情報
はこの設定部203に設定された基地局番号を有する基
地局より、設定した相手の無線端末へ伝達される。
ここで、基地局番号の設定を第1図の場合について説明
すると欠のようになる。すなわち、相手の無線端末がど
こにいるか全く不明なときには第3の基地局107の番
号を設定し、また、第2の基地局109のサービスエリ
アを呼び出すときにはこの第2の基地局109の番号を
設定する。
つぎに、呼出スイッチ204をオンする。すると、呼出
信号発生部205よυ呼出信号が発生され、設定部20
3の相手の無線端末番号および相手の基地局番号とさら
に無線端末番号発生部206から出力される自局の無線
端末番号が合成部20Tにおいてデジタル信号として合
成される。この合成した結果は無線回線が空のときにデ
ジタル信号送出のだめの変調器208 (MOD)を通
って、無線送信機209 (TX)より電波となって送
出される。
そして、無線回線が空か否かは次のようにして判断され
る。
すなわち、送信に使用する電波の周波数帯を無線受信機
210 (RX)により受けて、電波の存在をスケルチ
検出部211 (SQ)で検出し、ここで判断結果を得
る。そして、送信制御部212ではスケルチ検出部21
1 (SQ)からの検出結果を受けて、電波がある状態
では送信停止制御を行ない、電波がないと判断されてか
ら合成部207の内容を無線送信機209 (TX)よ
り電波として発射するように制御する。
そして、音声情報を伝達するときには次のようにする。
音声入力スイッチ213をオンし、音声入力表示214
が点灯している間、約5〜10秒にマイクロホン215
から音声を入力する。そして、入力された音声はアナロ
グデジタル変換器216 (A/D)によってデジタル
音声情報に変換され、メモリ217に蓄えられる。
タイマ218はこのための時間制御を行う。すな変換器
216 (A/D)の出力を記憶するように制御すると
ともに、この間音声入力表示器214を点灯して使用者
に音声入力可能状態であることを知らせる。
メモリ217に蓄えられた音声情報は確認スイッチ21
9をオンすることによって確かめることができる。すな
わち、確認スイッチ219をオンすると、タイマ220
の出力が立上り、この間にメモリ217の内容を出力す
るように制御する。出力されたこのメモIJ217の内
容は合成部221を通り、デジタルアナログ変換器22
2 (D/A)でアナログ音声信号に変換され、加算器
223を通ってスピーカ224より音声として出力され
る。
そして、確認が終われば次にメモ1J217の内容は送
信スイッチ225をオンすることによって、この無線端
末より電波として発射することができる。
まず、送信スイッチ225をオンすると、タイマ226
へ起動がかけられ、このタイマ226の出力が立上って
いる間にメモリ217に蓄えられた音声情報は出力され
る。合成部207ではメモリ217の出力と相手の無線
端末番号、相手の基地局番号および自局の無線端末番号
を合成して、変調器208(MOD)へ送シ、さらに、
これらの情報は無線送信機209 (TX)よりミ波と
して発射される。
ここで、この無線送信機209 (TX)はタイマ22
6の出力が立上っている間送信を続け、また、この間送
信中でるることを使用者に知らせるために送信表示器2
27が点灯される。
なお、242はACKスイッチ、243はACK信号発
生部である。
つぎに、この無線端末の受信については次のように行な
われる。
無線受信機210 (RX)で受けた信号はデジタル信
号を復調する復調器228 (OEM)で復調される。
そして、この復調出方がこの無線端末を呼び出すための
呼出信号であれば次のようになる。
まず、局番号検出部229にょシ自局の無線端末番号を
検出し、次に呼出信号検出部230により呼出信号を検
出すると、呼出トーン信号発生部231より呼出トーン
信号が発生され、加算器223を通ってスピーカ224
より呼出音として出力される。
ここで、局番号検出部229は、自局の無線端末番号を
検出する検出部232と信号を送ってきた相手の無線端
末番号を検出する検出部233および信号を送る過程で
相手の無線端末の電波を受けた基地局の番号を検出する
検出部234より構成されている。
そして、この局番号検出部229で信号を送ってきた相
手の無線端末番号および相手の無線端末の電波を受けた
基地局の番号を検出すると、これらを表示部235で表
示して、使用者に対してどの無線端末からどの基地局を
通って呼出信号の伝達が行なわれたかを知らせる。また
、これらの番号は設定部203にも入力され、呼出信号
を送出した相手の無線端末番号およびこのときの相手側
基地局番号が設定部203に設定される。
そこで、復調器228 (DEM)の出力が音声などの
情報であればつぎのようになる。
局番号検出部229により自局の無線端末番号を検出し
てこのことを受信制御部236へ知らせ、送られてきた
情報がこの無線端末に対するものであることが判断され
ると、分離部237で音声情報のみを分離してメモリ2
38へ蓄える。
このとき、受信トーン信号発生部239では、情報の受
信を知らせる受信トーン信号が発生され、加算器223
を通してスピーカ224よ多出力される。
さらに、音声情報とともに送られて来た相手の無線端末
の番号および基地局番号を局番号検出部229で検出す
ると、呼出信号の伝達の場合と同様にこれらの番号は表
示部235で表示されるとともに、設定部203にも設
定される。
そして、使用者は情報の受信を知ると、音声出力スイッ
チ240をオンしてタイマ241を立ち上げ、このタイ
マ241の出力が立ち上っている間にメモリ238の内
容を出力し、合成部221を通ってデジタルアナログ変
換器222(D/A)によりアナログ音声情報に変換し
て加算器223を通ってスピーカ224より音声として
出力する。
受信制御部236は以上の動作の制御を行なう。
そして、局番号検出部229より自局の無線端末の番号
を検出すると、受信制御部236はこれを受けて分離部
237へ音声情報を分離するように起動をかけるととも
に、メモリ238へ読み取9の命令を出力する。また、
タイマ241の立ち上げを受けてメモリ238の内容を
出方するように制御する。
さて、相手からの信号の受信に対してACK信号を返し
たいときは、この第2図の場合ACKスイッチ242を
押すだけでよい。
すなわち、信号受信時に相手の無線端末番号および相手
の基地局番号は設定部203に設定されているため、こ
れらの番号をマニュアル操作にょ9再設定する必要はな
い。
ACKスイッチ242を押すと、呼出信号送出の場合と
同様にACK信号信号部生部243力に相手の無線端末
番号および相手の基地局番号とさらに自局の無線端末番
号を合成部207でデジタル信号として合成して、さら
に、この合成した結果は無線回線が空のときに変調器2
08 (MOD)を通って、無線送信機209 (TX
)より電波となって送出される。
また、Aα信号の受信については次のようになる。
局番号検出部229で自局の無線端末番号が検出され、
AcK信号検出部244でACK信号の検出が行なわれ
ると、ACK トーン信号発生部245よp ACKト
ーン信号を発生し、加算器223を通りて、スピーカ2
24よりACK信号の受信を知らせる。
第3図は第1図で説明した第1および第2の基地局10
3 、109の実施例を示すブロック図で、この第3図
に示す基地局は第2図で説明した無線端末と他の基地局
との間でデジタル音声情報、呼出信号、 ACK信号な
どの情報の伝達を中継する。
無線受信機301 (RX)で受けた信号はデジタル信
号を復調する復調器302 (DEM)で復調される。
この復調出力について、局番号検出部303において電
波を出した無線端末の番号および情報を送る相手の基地
局番号を検出する。
そのために、局番号検出部303は自局のエリアで電波
を出した無線端末の番号を検出する検出部304および
相手の基地局番号を検出する検出部305より構成され
ている。
他方、復調器302 (DEM)の出力はメモリ306
に記憶され、次に、制御部307からの出力指令を待つ
。制御部307ではメモリ306の内容を相手の基地局
へ伝達するか否かを次のようにして決定する。
まず、サービスする無線端末の番号を予め設定部308
へ登録しておく。そこで、局番号検出部303で検出し
た無線端末の番号が設定部308に設定されであるか否
かを制御部307で判断してサービスするか否かを決定
する。
サービスすることが決まると、この情報を転送する相手
の基地局番号を加入者線インターフェイス309を通し
て加入者線端子310より交換機へ送υ相手基地局との
間の加入者線接続を待つ。そこで、加入者線インターフ
ェイス309を通して加入者線の接続が行なわれたこと
を知ると、制御部307はメモリ306へ出力するよう
に指令を出すとともに基地局番号発生部311より自局
の基地局番号を出力するように制御する。
そして、メモリ306の出力と基地局番号発生部311
からの自局の基地局番号は合成部312で合成されて、
加入者線へデジタル信号を送出するための変調器313
 (MOD)により変調を受ける。この変調器313 
(Moo)の出力は加入者線インターフェイス309を
通して加入者線端子310より出力される。
次に、この基地局へ相手基地局から情報が転送されて来
たときにはつぎのようになる。
加入者線端子31Gより加入者線インターフェイス30
9を通して受けた信号は、加入者線を通って来たデジタ
ル信号を復調する復調器314 (DEM)で復調され
メモリ315へ蓄えられる。このときに蓄えられる内容
は無線端末へ送る情報の他に送った側の無線端末の番号
、受ける側の無線端末の番号および情報を送った無線端
末の電波を受けた基地局の番号などが含まれている。そ
して、メモリ315の内容は無線回線が空いているとき
に、デジタル信号送出のための変調器31B (MOD
)で変調を受けて、無線送信機317 (TX)より電
波となって発射される。一方、無線受信機301(RX
) 、スケルチ検出部318 (SQ)は無線回線が空
いているか否かの判断に使われ、送信する電波の周波数
帯を無ね受信機301 (RX)で受けて、電波の存在
をスケルチ検出部318で検出してこの結果を制御部3
07へ知らせる。
制御部307では、スケルチ検出部318からの検出結
果を受けて電波がめる状態では送信停止制御を行ない、
電波がないと判断されてからメモリ315の内容を変調
器316 (MOD)を通して無線送信機317 (T
X)より電波として発射するように制御する。
つぎに、第4図および第5図について説明する。
この場合は伝送区間について音声信号をアナログ信号と
して伝送している。そのために、第1図について説明し
た第1の無線端末101および第1゜第2の基地局10
3 、109の各メモリ104,110の内容はアナロ
グ信号に再度変換して伝送される。
第4図(a) 、 (b)は第2図(JL) 、 (b
)の無線端末とほぼ同機能のままにして、無線区間をア
ナログ伝送するようにしたものである。
第4図(a) 、 (b)において、401は操作部、
402は番号読み取シスイッチ、403は設定部、40
4は呼出スイッチ、405は呼出信号発生部、406は
無線端末番号発生部、40Tは合成部、408は変調器
(MOD) 、409は無線送信機(TX)、410は
無線受信機(RX) 、411はスケルチ検出部、41
2は送信制御部、413は音声入力スイッチ、414I
I′X、音声入力表示器、415iマイクロホン、41
6はアナログ・デジタル変換器(A/D) 、417は
メモリ、418はタイマ、419は確認スイッチ、42
0はタイマ、421は合成部、422はデジタル・アナ
ログ変換器(D/A) 、423ti加算器、424は
スピーカ、425・は・送信スイッチ、426はタイマ
、42Tは送信表示器、428は復調器(DEM) 、
429は局番号検出部、430は呼出信号検出部、43
1は呼出トーン信号発生部、432は検出部(自局の無
線端末番号)、433は検出部(相手の無線端末番号)
、434は検出部(相手の基地局番号)、435は表示
部、436は受信制御部、437は分離部、438はメ
モ’J、439は受信トーン信号発生部、440は音声
出力スイッチ、441uタイマ、442はACKスイッ
チ、443はACK信号発生部、444 ハACK信号
検出部、445ニACKト一ン信号発生部、446Uデ
ジタル・アナログ変換器(D/A) 、447はアナロ
グ・デジタル変換器(VD)である。
そして、操作部401〜ACK )−ン信号発生部44
5の各機能は前述の第2図における操作部201〜AC
K )−ン信号発生部245の各部の場合とほとんど同
じである。ここでは、第2図との違いについてのみ説明
する。
まず、送信時には合成部407の出力はデジタル・アナ
ログ変換器446 (D/A)によりアナログ信号に変
換されてからアナログ信号の変調器408(MOD)に
より変調され、無線送信機409 (TX)によって送
信される。ここで、変調器40B (MOD)としては
アナログ信号に対する周波数変調器などが用いられる。
つぎに、受信については無線受信機410 (RX)の
出力はアナログ信号を復調する復調器428(DEM)
へ入力される。これには例えば、FMの検波器などが使
われる。検波した後はアナログ・デジタル変換器447
 (A/D)によってデジタル信号に変換され、分離部
437によって音声情報のみを分離してメモリ438へ
蓄える。
この実施例では、合成部407でデジタル信号として合
成される呼出信号あるいはACK信号、各局の番号など
は伝送過程でデジタルアナログ変換およびその逆変換の
童子化雑音の影響を受は難い信号パターンが選ばれる。
例えば、デジタル・アナログ変換器としてADM(適応
形デルタ変調器)を用いれば次のようになる。デジタル
信号が一定してハイレベルが続いたときにアナログ信号
に変換した出力は最終的にハイレベル(電源電圧)にな
9、逆に一定してロウレベルのデジタル信号に対しては
変換出力もある過渡的時間の後にロウレベルになる。こ
の変換出力カハイレベルからロウレベルまタハロウレペ
ルからハイレベルになるまでの過渡的な時間と比べて1
ビツトの時間幅が十分長ければ、呼出信号。
ACK信号あるいは局の番号などの伝送は、過渡的な応
答の影響を受けずにこの方法でも十分伝送される。
第5図は第3図に示す基地局とほぼ同機能のままにして
無線区間あるいは有線区間の各伝送区間をアナログ伝送
するようにしている。
この第5図において、501は無線受信機(RX)、5
02は復調器(DEM) 、503は局番号検出部、5
04は検出部(自局のエリアで電波を出した無縁端末の
番号)、SOSは検出部(相手の基地局番号)、506
はメモリ、50Tは制御部、508は無線端末番号設定
部、509は加入者線インターフェイス、510は加入
者線端子、511は基地局番号発生部、512は合成部
、513はデジタル・アナログ変換器(D/A) 、5
14はアナログ・デジタル変換器(A/D)、515は
メモリ、516は変調器(MOD) 、517は無線送
信機(TX)、518はスケルチ検出部(SQ)、51
9はアナログ・デジタル変換器(A/D) 、520は
デジタル・アナログ変換器(0/A )である。
そして、無線受信機501 (RX)〜無線送信機51
7 (TX)の各機能は第3図における無線受信機30
1 (RX)〜無線送信機517 (TX)の各部とほ
とんど同じである。ここでも、第3図との違いについて
のみ説明する。
まず、無線受信機501 (RX)より受けた信号はア
ナログ信号に対する復調器502 (OEM)によって
復調され、さらにアナログ・デジタル変換器519 (
A/D)によってデジタル46号に変換されメモリ50
6へ蓄えられる。つぎにこのメモリ506の内容と基地
局番号発生部511からの自局の基地局番号を合成部5
12で合成して加入者線へ伝送するときにもデジタル・
アナログ変換器513 (D/A)を通してアナログ信
号として出力する。
逆に、加入者線より送られて来た信号についてはアナロ
グ・デジタル変換器514 (A/D )によりデジタ
ル信号に変換してメモリ515へ蓄える。次にこのメモ
リ515の内容はデジタル・アナログ変換器520 (
D/A)により再びアナログ信号に変換されてアナ0グ
信号を変調する変調器516 (MOD)で変調され、
無線回線が空いているときに無線送信機517 (TX
)より送信される。
すなわち、この第5図と前述の第3図の違いは、復調器
502 (DEM) 、変調器516 (MOD)がと
もにアナログ信号に対するものであることとメモリ50
6の入力にアナログ・デジタル変換器519(ADD)
が加えられていることおよびメモリ515の出力にデジ
タル・アナログ変換器520 (D/A)が加えられて
いること、また、加入者線に対する信号の送受信のため
に第3図のデジタル変調器313 (MOD)。
復調器314 (OEM)を使う代りにデジタル°アナ
ログ変換器513 (D/A)およびアナログ・デジタ
ル変換器514 (ADD)を使ったことである。
この場合にも、局番号などの送信、受信についてアナロ
グ・デジタル変換による量子化雑音の影響を受けないよ
うな特定のパターンによる伝送が行なわれる。
以上、第2図ないし第5図の説明では、説明をわかシ易
くするために、機能単位で各部に分けた。
しかしながら、これらのいくつかは1つにまとめること
ができる。例えば、第2図における呼出信号発生部20
5 、 ACK信号信号部生部243 a定ll520
3゜無線端末番号発生部206は全てまとめて1つのメ
モリで実現され、さらに、タイマ218,220,22
6゜241および局番号検出部229.呼出信号検出部
230 、 ACK信号検出部244は送信制御部21
2と受つぎに、第2図(b)または第4図(b)におい
て、メモリ238するいはメモリ438の内容は音声と
して出力されても消去されることはなく、何度も繰シ返
して出力することができる。さらに、いずれの図でも、
呼出信号あるいはACK信号の受信を知らせるためにス
ピーカから音として出力する場合を例にとって説明した
が、その代シに表示器を用いて使用者に知らせても良い
そして、音声情報に限らず、他のデータなどの短い情報
の伝送は本発明の応用として可能である。
例えば、第2図の場合マイクロホン、スピーカの代りに
それぞれ、別の入出力インターフェイスを用いて音声以
外の情報の伝達にも使用される。
上述の実施例に示したように、本発明においては、呼出
信号はページングシステムの基地局から送出することか
できる。そして、この信号の送出によって相手の無線端
末が非常に大きな地域内でどこにいるか不明なときにも
呼出可能である。また、この信号は電波を占有する時間
が100〜2001711H1e程度の非常に短い時間
で済むため、大きなゾーンに電波が発射されるにもかか
わらず非常に多くのユーザが使用することができて周波
数は有効利用されている。
また、情報を送出する無線端末では自分の基地局へ電波
が届く範囲であれば任意の位置から伝達可能になる。例
えば、この基地局がユーザの行きつけのデパート、駅、
会社などに複数存在して、しかも、その基地局において
受信した信号を相手基地局へフリーパスするものであれ
ば、各ユーザはほとんど場所的束縛を受けずに呼出信号
、 ACK信号音声情報などを送出することかできる。
特に、伝達する情報が呼出信号、 ACK信号などの簡
単な信号の他には音声に限られている場合、アナログ・
デジタル変換器を用いてデジタル信号に変換することは
容易でアシ、安価なばかシでなく小形の無線端末として
実装され携帯に便利である。
そして、本発明において、無線端末と加入者線へ接続す
る基地局間の情報の送受信は、限られた狭い範囲(10
0〜300m)でしかも限られた短い時間(5〜10秒
)に行なわれる。この場合には、電波は必要とするエリ
ア内で必要とする短い時間だけ使われている。また、同
一周波数は複数のエリアで適当に離して繰シ返して使用
され、場所的な有効利用が可能でめシ、しかも、情報の
伝達は5〜10秒程度の極めて短い時間だけメモリに記
憶してから送信される。この程度の時間で緊急情報など
重要ではめるが短い情報は十分伝達可能でおる。
すなわち、本発明による情報伝達方式は、長い情報と短
い情報を混在させるのではなく、短い情報だけを扱って
いるため多数の人が利用できて、場所的なだけでなく時
間的にも極めて周波数の有効利用になっている。
つぎに、無線端末では伝達する情報の内容を確認してか
ら送信できる。さらに、受信した内容が記憶されて残っ
ているため後で繰り返して再生することが可能である。
したがって、送信時に誤った内容を送信したり、受信時
に聞き逃してしまうことがなく音声情報が確実に伝達さ
れる。
さらに1本発明においては、送信側で伝達する情報を一
度メモリに記憶してから送出するシステムであり、メモ
リに入力するときの情報速度とメモリから出力して無線
伝送するときの情報速度を必ずしも一致させる必要性が
ない。このことは、無線区間で許される占有周波数帯域
に応じて柔軟な対応が出来ることを意味している。
例えば、第2図および第3図で説明したように、伝送区
間に情報としてデジタル信号を伝送する方式であれば次
のようになる。
周波数チャネルを多くすることによってユーザ数を増す
ようなシステムでは一般に占有周波数帯域の許容範囲が
狭いが、この場合にはメモリから出力された後の無線区
間における伝送速度を下げてスペクトラムを狭くして使
えばシステムが実現される。逆に、占有周波数帯域の許
容範囲が十分広く許されるのであれば、無線区間の伝送
速度を上げることにより無線区間の占有時間を短くして
、電波当り多くのユーザに対してサービスを行なうこと
ができる。
このことは、第4図および第5図の場合についても同様
であり、送信についてメモリから出た信号をデジタル・
アナログ変換するとき、第4図ではデジタル・アナログ
変換器446 (D/A) 、第5図ではデ、ジタル・
アナログ変換器513,520 (D/A)の変換速度
を変えれば伝送帯域を変えられる。
さらに、第2図および第3図に示すように、デジタル信
号として伝送する場合と、第4図および第5図に示すよ
うにアナログ信号として伝送する場合では次の違いがあ
る。
デジタル信号として伝送するときには、デジタル化した
メモリの内容をアナログ信号に変換して伝送する必要が
ないためにハードの実現が容易で1)経済的でおる。ま
た、デジタル秘話機能を容易に持たせることができる。
このことを第2図と第4図について説明する。
第2図で、送信側について乱数化するにはメモリ217
の出力に対して合成部207で乱数化して変調器208
(MOD)へ入力して無線送信機209(TX)より送
信される。また、受信については乱数化した信号をその
まま復調することができるため、これを分離部237に
入力して、ここで秘話の解読を行ないデジタル音声情報
としてメモリ238へ入力するとよい。しかしながら、
第4図ではこのようなことは容易ではない。合成部40
7で乱数化してしまうと、デジタル・アナログ変換器4
46 (D/A)の出力では全くランダムなアナログ波
形になシ、これを受信する側では、アナログ・デジタル
変換しても量子化雑音の中に埋もれてしまって元のデジ
タル信号にもどらない。し゛たがって、秘話の解読が不
能になってしまう。
すなわち、デジタル秘話機能については、第2図、第3
図の場合の方が実現し易い。この場合、ゲートアレイの
技術を用いると1チツプでこの機能を実現することがで
きる。しかも、一般にデジタル秘話方式は非常に秘話強
度が強く第三者が解読するには容易ではない。
しかしながら、音声品質については伝送区間をアナログ
信号として伝送するg4図、第5図の方が有利である。
第2図、第3図の場合には、メモリの入力におけるアナ
ログ・デジタル変換速度を速くすると、量子化雑音は軽
減されるがメモリ内のビット数が大きくなって、伝送す
るデジタル信号のビット数が増大して伝送時間が長くな
るため、電波轟りのサービス数を抑圧する。したがって
、アナログ・デジタルの変換速度はある程度以上大きく
することが出来ない。それに対して、第4図。
第5図では、アナログ・デジタルの変換速度をメモリ容
量の許す限り大きくすることができるため、高品質の音
声伝送が可能である。
以上の他に、実施例に示した本発明においては次の利点
がある。
情報を送って来た相手の無線端末の番号および相手の基
地局の番号が表示されるため、どの無線端末がどこにい
るか分ると言うことである。しかも、相手がどこにいる
か知るための最も簡単な方法として、まず、ベージング
システムの基地局を使って、呼出信号で相手を呼出すと
、呼出された相手はこれに対してACK信号を返すだけ
で自分の存在場所を知らせることができる。なお、実施
例では、このときのACK信号を返す操作はACKスイ
ッチを1つ押すだけで良い。
この機能は非常に有用であれば夜間外出時にこれを使え
ば、存在場所を容易に知らせる意味において防犯効果が
ある。
さらに、基地局では、無線受信機で受信した信号に対し
てサービスするか否か判断している。例えば、この基地
局が、限られた集団のみの所有物であればこの機能は必
要となる。すなわち、他者が無線端末より電波を発射し
た際に基地局の無断使用の問題が発生するであろうから
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、特に短い情報に
対する伝送効率を上げて、多数のユーザが使用できる情
報伝達方式を実現することによって、周波数の有効利用
を図ることができるので、実用上の効果は極めて大でろ
る。
また、呼出信号はベージングシステムの基地局から送出
することかでき、この信号の送出によって相手の無線端
末が非常に大きな地域内でどこにいるか不明のときにも
呼出し可能である。また、この信号は電波を占有する時
間が100〜200 m sec程度の非常に短い時間
で済むため、大きなゾーンに電波が発射されるにもかか
わらず、非常に多くのユーザが使用することができて、
周波数は有効利用される。また、情報を送出する無線端
末では自分の基地局へ電波が届く範囲であれば任意の位
置から伝達可能になる。
さらに、本発明による情報伝達方式は、長い情報と短い
情報を混在させるのではなく、短い情報だけを扱ってい
るため、多数の人が利用できて、場所的なだけでなく、
時間的にも極めて周波数を有効利用することができ、ま
た、無線端末では伝達する情報の内容を確認してから送
信でき、さらに、受信した内容が記憶されて残っている
ため後で繰り返して再生することが可能であり、したが
って、送信時に誤った内容を送信したシ、受信時に聞き
逃してしまうことがなく、音声情報を確実に伝送するこ
とができる。
また、本発明においては、無線区間で許される占有周波
数帯域に応じて柔軟な対応ができ、かつ情報を送ってき
た相手の無線端末の番号および相手の基地局の番号が表
示されるため、どの無線端末がどこにいるか分る。
以上のように、本発明の効果は極めて大きいものであり
、周波数の有効利用により多くのユーザに使用できるシ
ステムを提案するのみでなく、短いが価値のめる情報に
ついて簡単な操作で情報伝達するサービスを与えるもの
である。
特に、ベージングシステムを利用した呼び出しにより相
手がどこにいても呼び出し可能であり、また、本発明で
は、それに対する応答も容易に返すことができる。
【図面の簡単な説明】
fJIJ1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第
2図(a) 、 (b)および第3図は第1図において
使われる無線端末および加入者線へ接続した基地局の実
施例であり、無線回線にデジタル情報を伝送する場合を
示す動作説明図およびブロック図、第4図(&) 、 
(b)および第5図は第1図において使われる無縁端末
および加入者線へ接続した基地局の他の実施例で69、
無線回線にアナログ情報を伝送する場合を示す動作説明
図およびブロック図である。 101・・・・第1の無線端末、102・・・・メモリ
、103・・・・第1の基地局、104・・・・メモリ
、106・・・・交換機、10T・・・・第3の基地局
、109・・・・第2の基地局、110・・・・メモリ
、112・・・・第4の基地局、113・・・・メモ’
)、114・・・・第2の無線端末、115・・・・メ
モIJ、116・・・・第3の無線端末、117・・・
・メモリ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の基地局の無線ゾーンに第1の無線端末が存
    在し、第2の基地局の無線ゾーンに第2の無線端末が存
    在し、前記第1の基地局と前記第2の基地局の間に第1
    の情報伝達手段を有するシステムからなり、前記第1の
    基地局と前記第1の無線端末の間および前記第2の基地
    局と前記第2の無線端末の間の電波の届く範囲は極めて
    狭いものに制限するようになし、前記第1の無線端末よ
    り前記第2の無線端末へ第1の短い情報を伝達する際に
    は、この第1の短い情報を前記第1の無線端末より無線
    回線が空いているとき前記第1の基地局へ伝達しつぎに
    この第1の基地局より前記第2の基地局へ伝達し無線回
    線が空いているとき前記第2の基地局より前記第2の無
    線端末へ伝達し、前記第1の無線端末より前記第2の無
    線端末へ第2の短い情報を伝達する際には、この第2の
    短い情報を有限の時間に制限して前記第1の無線端末へ
    入力しその入力した内容を無線回線が空いているときに
    前記第1の無線端末より前記第1の基地局へ伝達しつぎ
    にこの第1の基地局より前記第2の基地局へ伝達し無線
    回線が空いているときに前記第2の基地局より前記第2
    の無線端末へ伝達するようにしたことを特徴とする情報
    伝達方式。
  2. (2)第1の短い情報または第2の短い情報を伝達する
    過程について、第1の無線端末においてその第1の無線
    端末の番号を含ませて伝達し、第1の基地局においてそ
    の第1の基地局の番号を含ませて伝達し、第2の無線端
    末において前記第1の無線端末の番号および前記第1の
    基地局の番号を検出するとこれらの番号を前記第2の無
    線端末から送出する情報伝達の相手として自動設定する
    とともに信号の受信を使用者へ知らせ、つぎに前記第2
    の無線端末から前記第1の無線端末へ情報の伝達を行う
    際には、マニュアル操作による伝達相手先番号の設定を
    必要とせずに前記自動設定された番号にしたがつて前記
    第2の基地局から前記第1の基地局を通つて前記第1の
    無線端末へ送られるようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の情報伝達方式。
  3. (3)第2の無線端末から第1の無線端末へ送る情報が
    ACK信号の場合について、第2の基地局においてこの
    第2の基地局の番号を含ませて伝達し、前記第1の無線
    端末において前記ACK信号が受信されるとこのとき検
    出した前記第2の基地局の番号を表示する手段を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の情報伝達
    方式。
  4. (4)第1の短い情報または第2の短い情報について、
    第1の無線端末の番号を含ませて伝達し、第1の基地局
    において第1の無線端末の番号を検出すると前記第1の
    無線端末の番号によつて受信した前記第1の短い情報ま
    たは前記第2の短い情報の伝達を行うか否か判断し、不
    適当と判断されると伝達を中止し得るようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情報伝達方式。
  5. (5)第1の基地局の無線ゾーンに第1の無線端末が存
    在し、第2の基地局の無線ゾーンに第2の無線端末が存
    在し、前記第1の基地局と前記第2の基地局の間に第1
    の情報伝達手段を有するシステムからなり、前記第1の
    基地局と前記第1の無線端末の間および前記第2の基地
    局と前記第2の無線端末の間の電波の届く範囲は極めて
    狭いものに制限するようになし、かつ広範囲に電波が届
    く第3の基地局を設け、前記第1の基地局と前記第3の
    基地局の間に第2の情報伝達手段を備え、前記第1の無
    線端末より前記第2の無線端末へ第1の短い情報を伝達
    する際には、この第1の短い情報を前記第1の無線端末
    より無線回線が空いているとき前記第1の基地局へ伝達
    しかつこの第1の基地局より前記第3の基地局へ伝達し
    この第3の基地局より前記第2の無線端末へ伝達し、前
    記第1の無線端末より前記第2の無線端末へ第2の短い
    情報を伝達する際には、この第2の短い情報を有限の時
    間に制限して前記第1の無線端末へ入力しその入力した
    内容を無線回線が空いているときに前記第1の無線端末
    より前記第1の基地局へ伝達しつぎにこの第1の基地局
    より前記第2の基地局へ伝達し、無線回線が空いている
    ときに前記第2の基地局より前記第2の無線端末へ伝達
    するようにしたことを特徴とする情報伝達方式。
  6. (6)第1の短い情報または第2の短い情報を伝達する
    過程について、第1の無線端末においてその第1の無線
    端末の番号を含ませて伝達し、第1の基地局においてそ
    の第1の基地局の番号を含ませて伝達し、第2の無線端
    末において前記第1の無線端末の番号および前記第1の
    基地局の番号を検出するとこれらの番号を前記第2の無
    線端末から送出する情報伝達の相手として自動設定する
    とともに信号の受信を使用者へ知らせ、つぎに前記第2
    の無線端末から前記第1の無線端末へ情報の伝達を行う
    際には、マニュアル操作による伝達相手先番号の設定を
    必要とせずに前記自動設定された番号にしたがつて前記
    第2の基地局から前記第1の基地局を通つて前記第1の
    無線端末へ送られるようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の情報伝達方式。
  7. (7)第2の無線端末から第1の無線端末へ送る情報が
    ACK信号の場合について、第2の基地局においてこの
    第2の基地局の番号を含ませて伝達し、前記第1の無線
    端末において前記ACK信号が受信されるとこのとき検
    出した前記第2の基地局の番号を表示する手段を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の情報伝達
    方式。
  8. (8)第1の短い情報または第2の短い情報について、
    第1の無線端末の番号を含ませて伝達し、第1の基地局
    において、第1の無線端末の番号を検出すると前記第1
    の無線端末の番号によつて受信した前記第1の短い情報
    または前記第2の短い情報の伝達を行うか否か判断し、
    不適当と判断されると伝達を中止し得るようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の情報伝達方式
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5881352A (ja) * 1981-11-11 1983-05-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 広域携帯電話方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5881352A (ja) * 1981-11-11 1983-05-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 広域携帯電話方式

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