JP3225031B2 - 移動無線通信システムとその無線移動局装置 - Google Patents

移動無線通信システムとその無線移動局装置

Info

Publication number
JP3225031B2
JP3225031B2 JP27322699A JP27322699A JP3225031B2 JP 3225031 B2 JP3225031 B2 JP 3225031B2 JP 27322699 A JP27322699 A JP 27322699A JP 27322699 A JP27322699 A JP 27322699A JP 3225031 B2 JP3225031 B2 JP 3225031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
base station
wireless
communication channel
mobile station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27322699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000083275A (ja
Inventor
正之 田中
伊藤  公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27322699A priority Critical patent/JP3225031B2/ja
Publication of JP2000083275A publication Critical patent/JP2000083275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3225031B2 publication Critical patent/JP3225031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話システ
ムや携帯電話システム、コードレス電話システム等の移
動無線通信システムに係わり、特に基地局装置と無線移
動局装置との間の無線通信方式として複数種の方式を選
択的に使用するようにした移動無線通信システムとその
無線移動局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線通信システムの一つとし
て、デュアルモードの無線通信方式を採用したシステム
が提唱されている。デュアルモードとは、アナログモー
ドとディジタルモードとを併用した方式のことである。
【0003】この種のシステムは、例えば図8に示すよ
うに、有線電話網NWに接続された制御局CSと、この
制御局CSに対し各々有線回線CL1〜CL3を介して
接続された複数の基地局BS1〜BS3と、複数の無線
移動局(図では1局のみを図示)PSとを備えている。
上記各基地局BS1〜BS3は、各々無線ゾーンE1〜
E3を有している。無線移動局PSは、上記各基地局B
S1〜BS3の無線ゾーンE1〜E3内において、各基
地局BS1〜BS3に対し無線回線を介して接続され
る。
【0004】ところで、この無線回線による通信方式に
は、先に述べたアナログモードとディジタルモードとが
使用される。アナログモードは、送信側で音声信号およ
びデータにより搬送波を角度変調して送信し、受信側で
送信側から送られた変調搬送波を受信して角度復調する
ことにより音声およびデータを再生する方式である。一
方ディジタルモードは、送信側で音声信号およびデータ
を符号化して、この符号化された信号により搬送波を変
調して送信し、受信側で上記送信側から送られた変調搬
送波を受信して復調したのち、この復調信号を復号する
ことにより音声信号およびデータを再生する方式であ
る。また、このディジタルモードによる無線通信では、
1つの無線周波数で複数のタイムスロットを時分割多重
して伝送する方式が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にアナログモード
による無線通信は、先に述べたように搬送波を音声およ
びデータで直接変調するだけで伝送するようにしている
ため、汎用のラジオ受信機等により容易に受信すること
が可能である。すなわち秘話性が低い。これに対し、デ
ィジタルモードによる無線通信は、時分割多重方式を採
用しておりしかも音声およびデータは符号化されている
ため、たとえ搬送波周波数を受信できたとしてもそれだ
けでは音声およびデータの内容を知ることは不可能であ
る。すなわち、高い秘話性を有している。したがって、
使用者は秘話性を有する通話を行なおうとする場合に
は、ディジタルモードを希望することが十分に考えられ
る。
【0006】しかし、一般にこの種のシステムでは、発
呼時または着呼時における無線通信方式の選択、つまり
アナログモードにするかまたはディジタルモードにする
かの選択が、通信チャネルの空きの状態等に応じて基地
局BS1〜BS3により一方的に行なわれている。この
ため、使用者はディジタルモードにより通話を行ないた
くても、必ずしも行なえるとは限らなかった。また、基
地局BS1〜BS3によりたとえディジタルモードが選
択された場合でも、使用者にはこのディジタルモードが
選択されていることが全く分からない。このため、秘話
性を有する通話が可能であるか否かを判断することがで
きず、結局は安全のため秘話性を有する通話を諦めざる
を得なかった。
【0007】
【0008】そこで、この発明は上記事情に着目し、使
用者が設定中の無線通信方式を知ることができるように
し、これにより設定中の無線通信方式に応じて通信内容
を変えることができる移動無線通信システムとその無線
移動局装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、有線回線に接続された基地局装置と、この
基地局装置に対し無線回線を介して接続される無線移動
局装置とを備え、これらの基地局装置と無線移動局装置
との間の無線通信方式として、複数の無線通信方式、例
えばアナログ通信チャネルを使用するアナログモードと
ディジタル通信チャネルを使用するディジタルモードを
選択的に使用するようにした移動無線通信システムにあ
って、上記無線移動局装置に、基地局装置との間の無線
通信方式を、例えばアナログモード又はディジタルモー
ドに指定するためのモード指定入力手段と、このモード
指定入力手段により指定されたモード情報を基地局装置
へ通知するモード通知手段とを備え、かつ基地局装置に
は無線通信方式設定手段を備え、この無線通信方式設定
手段により、上記無線移動局装置から送られたモード情
報に応じて、自装置と無線移動局装置との間に複数の無
線通信方式を選択的に、例えばアナログ通信チャネルと
ディジタル通信チャネルを選択的に設定するようにして
いる。さらに、記無線移動局装置にはモード報知手段を
備え、上記基地局装置により設定された通信チャネルの
モードを通信者に報知するようにしたものである。
【0010】したがってこの発明によれば、無線移動局
装置において使用者が必要に応じて無線通信方式を指定
することができるようになり、これにより通信の内容に
応じて最適な方式で通信を行なうことが可能となる。例
えば、秘話性を有する通話を行ないたい場合には、ディ
ジタルモードを指定して秘話性の高い状態で安心して通
話を行なうことができ、また秘話性を持たない通話を行
なう場合には特にモードを指定せずに通話することが可
能となる。さらに、報知手段を備えたことにより、基地
局装置と無線移動局装置との間に設定された無線通信方
式、例えばアナログモードであるかディジタルモードで
あるかが通信者に報知されるので、通信時に使用者はい
ま設定されている無線通信方式が例えばアナログモード
であるか又はディジタルモードであるかを知ることが可
能となる。このため、例えばディジタルモードが設定さ
れている場合には秘話性を有する通話を行ない、反対に
アナログモードが設定されている場合には秘話性を有す
る通話を避ける等といった対応を行なうことが可能とな
る。
【0011】
【0012】
【0013】また、上記報知手段では、モード指定入力
手段により指定された無線通信方式と、無線移動局装置
と基地局装置との間に設定された無線通信方式とが異な
る場合や、基地局装置と自装置との間に設定された無線
通信方式が、この無線通信方式による無線通信中に他の
無線通信方式に変化した場合に、その旨を表す情報を通
信者に報知するように構成してもよい。
【0014】このようにすることで、無線移動局装置で
は、通信時に実際に設定された無線通信方式が予め通信
者がモード指定した方式と異なっている場合には、その
旨が例えばアラームにより通信者に報知される。このた
め、通信開始時や、無線移動局装置の移動に伴いハンド
オフが行われた場合に、実際に設定された無線通信方式
が指定した方式とは異なったり、また一旦設定された無
線通信方式がその通信中に他の無線通信方式に変化した
としても、通信者はその旨を確実に認識することができ
る。したがって、通信者は自己が希望する無線通信方式
とは異なる無線通信方式が設定された場合に、それを知
らずに通信を行ってしまう不具合を防止することができ
る。
【0015】なお、本願は次のような発明も含んでい
る。 (1)有線回線に接続される基地局装置と、この基地局
装置に対し無線回線を介して接続される無線移動局装置
とを備え、これらの基地局装置と無線移動局装置との間
の無線通信方式としてアナログモードとディジタルモー
ドとを選択的に使用するようにした移動無線通信システ
ムにおいて、通信時に前記基地局装置と無線移動局装置
との間で設定される無線通信方式を通信者に報知するた
めの手段を具備したことを特徴とする移動無線通信シス
テム。
【0016】(2)無線回線を介して基地局装置に接続
され、この基地局装置との間の無線通信式として少なく
とも二つの無線通信方式を選択的に使用する無線移動局
装置において、自装置で指定された無線通信方式と、前
記基地局装置から通知された無線通信方式とが異なる場
合に、その旨を通信者に報知する報知手段を具備するこ
とを特徴とする無線移動局装置。
【0017】(3)無線回線を介して基地局装置に接続
され、この基地局装置との間の無線通信方式として少な
くとも二つの無線通信方式を選択的に使用する無線移動
局装置において、前記基地局装置との間で設定される無
線通信方式を通信者に報知する報知手段を具備すること
を特徴とする無線移動局装置。 (4)無線回線を介して基地局装置に接続され、この基
地局装置との間の無線通信方式として複数の無線通信方
式を選択的に使用する無線移動局装置であって、前記基
地局装置との間の無線通信方式を指定するモード指定入
力手段と、このモード指定入力手段により指定された無
線通信方式に関する情報を前記基地局装置に通知し、こ
れにより自装置と基地局装置との間の無線回線上に前記
複数の無線通信方式を選択的に設定させる通知手段と、
前記基地局装置と自装置との間に設定された無線通信方
式を通信者に報知する報知手段とを具備したことを特徴
とする無線移動局装置。 (5)前記報知手段は、モード指定入力手段により指定
された無線通信方式と、自装置と基地局装置との間に設
定された無線通信方式とが異なる場合に、その旨を表す
情報を通信者に報知する機能を有することを特徴とする
(4)記載の無線移動局装置。 (6)前記報知手段は、基地局装置と自装置との間に設
定された無線通信方式が、この無線通信方式による無線
通信中に他の無線通信方式に変化した場合に、その旨を
表す情報を通信者に報知する機能を有することを特徴と
する(4)記載の無線移動局装置。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
ける移動無線通信システムの構成を示す回路ブロック図
である。
【0019】無線移動局PSSは、送話系、受話系およ
び制御系に大別される。このうち先ず送話系は、送話器
11と、アナログ変調器(A−TX)12と、ディジタ
ル変調器(D−TX)13と、コーダ(COD)14
と、送信アンテナ(TXANT)15とから構成され
る。
【0020】アナログ変調器12では、送話器11から
出力された送話信号および後述する制御回路31から出
力された制御データにより搬送波が変調され、さらにそ
の変調出力が所定の送信出力レベルに増幅される。コー
ダ14では、上記送話器11から出力された送話信号お
よび制御回路31から出力された制御データの符号化が
それぞれ行なわれる。ディジタル変調器13では、上記
コーダ14から出力された符号化送話信号および符号化
制御データにより搬送波がディジタル変調され、その変
調出力は所定の送信出力レベルに増幅される。送信アン
テナ15は、制御回路31の切替指示に従って上記アナ
ログ変調器12の送信出力信号とディジタル変調器13
の送信出力信号とを択一的に切換えて無線回線へ送出す
る。
【0021】受信系は、受信アンテナ21と、アナログ
復調器22と、ディジタル復調器23と、デコーダ24
と、受話器25とから構成される。受信アンテナ21
は、無線回線を介して基地局から送られた変調搬送波を
受信したのち、制御回路31の切替指示に従ってアナロ
グ復調器22またはディジタル復調器23に出力する。
アナログ復調器22では、上記受信アンテナ21から出
力された変調搬送波の角度復調が行なわれる。そして、
これにより再生された受話信号は受話器25に供給さ
れ、かつ制御データは制御回路31に供給される。ディ
ジタル復調器23では、上記受信アンテナ21から出力
された変調搬送波のディジタル復調が行なわれ、これに
より得られた符号化信号はデコーダ24に供給される。
デコーダ24では、上記ディジタル復調器23から供給
された符号化信号の復号が行なわれる。そして、この復
号により再生された受話信号は受話器25へ供給され、
制御データは制御回路31に供給される。
【0022】制御系は、制御回路31と、図示しない発
信スイッチおよびダイヤルキーと、受信電界検出回路
と、例えば液晶からなる表示器32と、スピーカ33
と、モード指定スイッチ34とを有している。表示器3
2は、通話相手の電話番号等を表示する他に、使用中の
無線通信方式の種類、つまりディジタルモードまたはア
ナログモードを表示するために用いられる。スピーカ3
3は、ディジタルモードがアナログモードに切替わった
場合等において、警報音を発生するために使用される。
またモード指定スイッチ34は、使用者が希望する無線
通信方式を指定するために使用するものである。
【0023】さて制御回路31は、例えばマイクロコン
ピュータを主制御部として備えたもので、通常の無線回
線接続制御手段等に加えて、モード通知制御手段と、モ
ード表示制御手段と、警報発生制御手段とを有してい
る。
【0024】モード通知制御手段は、例えば発呼時に上
記モード指定スイッチ34により指定されたモードを制
御データに挿入して基地局へ送信するための制御を行な
うものである。
【0025】モード表示制御手段は、通話チャネルのモ
ードが決定された場合に、このモードを上記表示器32
に表示するものである。
【0026】最後に警報発生制御手段は、上記モード指
定スイッチ34によりディジタルモードを指定したにも
拘らず基地局からアナログモードの通話チャネルが指定
された場合や、無線移動局PSSの移動に伴い通話中に
通話チャネルを他の基地局のものに切替える、所謂ハン
ドオフ制御が行なわれたときに、通話チャネルがディジ
タルモードからアナログモードに切替わった場合等にお
いて、その旨の警報音を上記スピーカ33から発生させ
るものである。
【0027】一方基地局BSSも、送信系と、受信系
と、制御系とに大別される。このうち先ず送信系は、送
信系と受信系とを有線回線CLに接続するためのハイブ
リッド回路41と、アナログ変調器(A−TX)42
と、ディジタル変調器(D−TX)43と、コーダ(C
OD)44と、送信アンテナ(TXANT)45とから
構成される。
【0028】アナログ変調器42では、有線回線CLを
介して到来した通話信号および後述する制御回路(CO
NT)61から出力された制御データにより搬送波が角
度変調される。コーダ44では、有線回線CLを介して
到来した通話信号および後述する制御回路(CONT)
61から出力された制御データの符号化が行なわれる。
ディジタル変調器43では、上記コーダ44から出力さ
れた符号化通話信号および符号化制御データにより搬送
波がディジタル変調される。送信アンテナ45は、上記
アナログ変調器42から出力された変調搬送波と、上記
ディジタル変調器43から出力された変調搬送波とを、
制御回路61の切替え指示に従って択一的に切替えて無
線回線へ送信するものである。
【0029】受信系は、受信アンテナ(RXANT)5
1と、アナログ復調器(A−RX)52と、ディジタル
復調器(D−RX)53と、デコーダ(DEC)54と
から構成される。
【0030】受信アンテナ51は、無線移動局PSSか
ら無線回線を介して到来した変調搬送波を受信したの
ち、この受信信号を制御回路61の切替指示に従ってア
ナログ復調器52またはディジタル復調器53へ択一的
に出力する。アナログ復調器52では、上記受信アンテ
ナ51から出力された変調搬送波の角度復調が行なわれ
る。そして、これにより得られた通話信号はハイブリッ
ド回路41を介して有線回線CLへ送出され、制御デー
タは制御回路61に供給される。ディジタル復調器53
では、上記受信アンテナ51から出力された変調搬送波
のディジタル復調が行なわれる。デコーダ54では、上
記ディジタル復調器53から出力された符号化通話信号
および符号化制御データの復号処理が行なわれる。そし
て、これにより再生された通話信号はハイブリッド回路
41を介して有線回線CLへ送出され、制御データは制
御回路61に供給される。
【0031】制御系は、図示しない着信検出回路や電界
検出回路等とともに、制御回路61を有している。この
制御回路61は、例えばマイクロコンピュータを主制御
部として備えたもので、通常の無線接続制御手段に加え
て、モード設定制御手段を有している。
【0032】このモード設定制御手段は、発信時に前記
無線移動局PSSから送られるモード情報に基づいて、
このモード情報によりディジタルモードが指定されてい
る場合にはディジタル通話チャネルを優先的に選択して
設定し、一方特にモード指定がない場合にはアナログ通
話チャネルおよびディジタル通話チャネルの中からその
使用状況に応じて適当な通話チャネルを一方的に選択し
設定するものである。
【0033】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。待受状態において無線移動局PSS
は、制御回路31により例えば図2に示す如くステップ
2a〜2dの制御を繰り返し行なっている。すなわち、
ステップ2aではモード指定スイッチ34により無線通
信方式が指定されたか否かの監視が行なわれる。この状
態で、使用者が例えば発信操作に先立ち、モード指定ス
イッチ34を操作して例えばディジタルモードを入力し
たとする。そうすると、ステップ2bにおいて、上記デ
ィジタルモードに指定した旨の情報が制御回路31内の
RAMに記憶される。反対に、上記モード指定スイッチ
34によりアナログモードが入力された場合には、ステ
ップ2bにおいてこのアナログモードが指定された旨の
情報がRAMに記憶される。
【0034】また、ステップ2cおよびステップ2dで
は、それぞれ発信操作が行なわれたか否かの監視と、基
地局から着信制御データが到来したか否かの監視とが行
なわれている。この状態で、いま仮に使用者が図示しな
い発信スイッチにより発信操作を行なったとする。そう
すると、ステップ2eでは発信制御データが作成されて
基地局に向けて送出される。上記発信制御データには、
発信者のID番号等の発信に必要な種々の情報ととも
に、上記RAMに記憶されているモード指定情報が挿入
されて送出される。そして、この発信制御データの送出
後にステップ2fでは、基地局から応答データが返送さ
れたか否かの監視が行なわれる。
【0035】これに対し基地局(例えばBSS1)は、
制御回路61により図3に示す如くステップ3aおよび
ステップ3bにおいて、それぞれ有線回線CL1を介し
て有線電話網NWから着信信号が到来したか否かの監視
と、無線移動局PSSから発信制御データが送られたか
否かの監視とを繰返し行なっている。そして、この状態
で無線移動局PSSから発信制御データが送られると、
ステップ3eにおいて無線移動局PSSに対し応答デー
タを返送する。
【0036】また、有線電話網NWから着信信号が到来
した場合には、ステップ3cに移行してここで着信制御
データを作成して送信し、この着信制御データの送信後
にステップ3dで移動局PSSからの応答データの返送
を待つ。これに対し無線移動局PSSは、上記着信制御
データの到来がステップ2dで検出されると、ステップ
2gで応答データを作成して無線移動局PSSへ返送す
る。この応答データには、上記RAMに記憶されている
モード指定情報が挿入される。
【0037】さて、そうして無線移動局PSSとの間で
応答データの返送または応答データの検出が行なわれる
と、基地局BSS1は制御回路61により通話チャネル
を決定するための処理を行なう(ステップ3f)。すな
わち、先ず自局が保有しているアナログ通話チャネルお
よびディジタル通話チャネルの中から空きチャネルをサ
ーチする。そして、移動局PSSから送られた上記モー
ド指定情報に応じて、上記空きチャネルの中から適当な
チャネルを選択する。例えば、モード指定情報がディジ
タルモードを指定するものだった場合には、空きのディ
ジタル通話チャネルを選択する。またモード指定情報が
アナログモードを指定するものだった場合には、空きの
アナログ通話チャネルを選択する。
【0038】尚、モード指定情報によりディジタルモー
ドが指定されている場合で、空きのディジタル通話チャ
ネルがなかった場合には、空きのアナログ通話チャネル
を選択し、同様にモード指定情報によりアナログモード
が指定されている場合で、空きのアナログ通話チャネル
がなかった場合には空きのディジタル通話チャネルを選
択する。
【0039】そうして通話チャネルが決定されると、基
地局BSS1は制御回路61により通話チャネル指定デ
ータを作成し、この通話チャネル指定データを無線移動
局PSSへ向けて送信する(ステップ3g)。上記通話
チャネル指定データには、上記ステップ3fで決定され
た通話チャネル番号と、この通話チャネルの種別、つま
りディジタルチャネルかアナログチャネルかを示す情報
とが挿入される。
【0040】ここまでの移動局PSSと基地局BSS1
との間の制御データの授受は、アナログモードの制御チ
ャネルにより行なわれる。
【0041】無線移動局PSSは、制御回路31により
ステップ2hで上記通話チャネル指定データの到来監視
を行なっており、この状態で通話チャネル指定データが
受信されると、ステップ2iにおいて上記通話チャネル
指定データからこの通話チャネルの種別を判定する。そ
して、種別がディジタル通話チャネルであれば、ステッ
プ2jで表示器32にディジタルモードである旨を表示
する。一方、種別がアナログ通話チャネルだった場合に
は、表示器32には何も表示しない(ステップ2l)。
したがって、使用者はこの表示器32を見ることによ
り、これからの通話がディジタルモードにより行われる
か又はアナログモードにより行なわれるかを知ることが
できる。
【0042】そうして無線移動局PSSの表示器32に
通話チャネルの種別が表示されると、無線移動局PSS
と基地局BSS1との間では通話チャネルを確立するた
めの同期動作やトレーニング動作が行なわれ、この通話
チャネルによる通話が可能になると、以後無線移動局P
SSおよび基地局BSS1は通話動作状態となる。
【0043】さて、そうして通話状態になると、基地局
BSS1は制御回路61により例えば図5に示す如く終
話監視(ステップ5a)と、受信電界レベルが一定レベ
ル以下に低下したか否かの監視(ステップ5b)とを繰
り返し行なっている。
【0044】この状態で、いま仮に使用者が通話中の基
地局BSS1の無線ゾーンE1から隣接する他の基地局
BSS2の無線ゾーンE2に移動したとする。そうする
と、無線移動局PSSから基地局BSS1に到達する電
波の受信電界強度は低下し、この受信電界強度の低下は
基地局BSS1においてステップ5bで認識される。基
地局BSS1は、これを受けて先ずステップ5cにて無
線移動局PSSに対し電界測定指示データを送出する。
すなわち、通話チャネルの切替制御、つまりハンドオフ
のための制御を開始する。
【0045】一方、通話状態において無線移動局PSS
は、制御回路31により例えば図4に示す如く終話監視
(ステップ4a)と、基地局BSS1から電界測定指示
データが到来したか否かの監視(ステップ4b)とを繰
り返し行なっている。
【0046】この状態で、上記電界強度測定指示データ
が送られると、無線移動局PSSは基地局BSS1と共
にハンドオフのための制御を開始する。すなわち、先ず
ステップ4cで通話中のチャネルの受信電界強度を始
め、他の受信可能な通話チャネルの受信電界強度をそれ
ぞれ検出する。そして、これらの測定結果をステップ4
dで基地局BSS1へ送信する。
【0047】基地局BSS1は、ステップ5dで上記無
線移動局から送られた測定データを受信すると、ステッ
プ5eで制御局CSに対し測定データを転送する。制御
局CSは、各基地局BSS1,BSS2,…における通
話チャネルの使用状況を監視して把握しており、上記測
定データから受信電界強度が所定レベル以上の通話チャ
ネルを選択し、さらにその中で空きとなっているチャネ
ルを選択する。そして、この選択した通話チャネルを上
記基地局BSS1へ通知する。基地局BSS1は、ステ
ップ5fで上記制御局CSからの選択通話チャネルを受
け取ると、ステップ5gによりこの通話チャネルの指定
データを作成して無線移動局PSSへ送信する。
【0048】これに対し無線移動局PSSは、ステップ
4eで上記基地局BSS1からの通話チャネル指定デー
タの受信を確認すると、ステップ4fで現在使用中の通
話チャネルはディジタルモードであるか否かを判定する
とともに、ステップ4gまたはステップ4mで上記基地
局BSS1から新たに指定された通話チャネルがアナロ
グモードであるか否かを判定する。そして、これらの判
定結果に従ってモードの表示制御等を行なう。
【0049】すなわち、現在使用中の通話チャネルがデ
ィジタルモードでかつ新たに指定された通話チャネルが
アナログモードであれば、つまりハンドオフにより通話
チャネルがディジタルモードからアナログモードに切替
わる場合には、ステップ4hで表示器32に表示中のデ
ィジタルモードである旨の表示を消去し、さらに通話チ
ャネルがディジタルモードからアナログモードに切替わ
ったことを報知するための警報音をスピーカ33から発
生させる。このため、使用者は通話中に通話チャネルが
ディジタルモードからアナログモードに切替わったこと
を確実に知ることができ、これにより例えば秘話性を有
する通話内容を一旦中止して、秘話にする必要がない通
話内容に切替えることが可能となる。
【0050】また、現在使用中の通話チャネルがディジ
タルモードでかつ新たに指定された通話チャネルもディ
ジタルモードだった場合には、ステップ4lにより通話
チャネルがディジタルモードである旨の表示をそのまま
継続させる。さらに、現在使用中の通話チャネルがアナ
ログモードでかつ新たに指定された通話チャネルがディ
ジタルモードだった場合には、通信チャネルがディジタ
ルモードになったことを表示器32に表示させる(ステ
ップ4l)。
【0051】そうして通信チャネルのモードを表示させ
るための制御を終了すると、無線移動局PSSはステッ
プ4iにより通話接続中の基地局BSS1に応答データ
を返送し、しかるのちステップ4jで新たな通信チャネ
ルを確立するための制御を実行する。しかして、無線移
動局PSSと他の基地局BSS2との間では、上記新た
な通話チャネルによる同期の確立およびトレーニングが
行なわれ、通話が可能になった状態で通話制御に復帰す
る。かくして、基地局BSS1が保有する通話チャネル
から他の基地局BSS2が保有する通話チャネルへのハ
ンドオフが行なわれる。
【0052】尚、それまで通話接続中だった基地局BS
S1は、ステップ5hで無線移動局PSSからの応答デ
ータの返送を確認すると、今まで使用していた通話チャ
ネルをステップ5iで解放し、待受状態に復帰する。
【0053】以上のように本実施形態であれば、無線移
動局PSSにモード指定スイッチ34を設けて、このモ
ード指定スイッチ34により指定入力されたモード指定
情報を基地局BSS1へ通知し、基地局BSS1でこの
モード指定情報に基づいて通話チャネルを決定するよう
にしたので、無線移動局PSSにおいて使用者は必要に
応じて無線通信方式をディジタルモードかまたはアナロ
グモードに指定することができ、これにより通信の内容
に応じて最適な方式で通話を行なうことが可能となる。
例えば、秘話性を有する通話を行ないたい場合には、デ
ィジタルモードを指定して秘話性の高い状態で安心して
通話を行なうことができ、また秘話性を持たない通話を
行なう場合にはアナログモードを指定するかまたは特に
モードを指定せずに通話することができる。
【0054】また、本実施形態であれば、通話チャネル
のモードを表示器32に表示するようにしたので、通話
時に使用者は設定中の無線通信方式がアナログモードで
あるかまたはディジタルモードあるかを知ることができ
る。したがって、無線移動局PSSで使用者が特にディ
ジタルモードを指定しなかった場合でも、基地局BSS
1によりディジタルモードが設定された場合には秘話性
を有する通話を行ない得ると判断して秘話通話を行なう
ことができる。また、反対に使用者がディジタルモード
を指定したにも拘らず、ディジタル通話チャネルに空き
チャネルがなくアナログモードが設定された場合には、
秘話性を有する通話を避ける等といった適切な対応を行
なうことができる。
【0055】さらに本実施形態であれば、通話中にハン
ドオフが行なわれた場合に、通話チャネルがディジタル
モードからアナログモードに変更になると、アラームを
発生してその旨を使用者に報知するようにしたので、モ
ード変更を使用者に対し確実に知らせることができる。
したがって、使用者はそれまでディジタルモードにより
行なっていた秘話通話を中断して一般的な話題に変更し
たり、また一旦終話して再度ディジタルモードによる接
続を要求するようにすることができる。
【0056】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
この実施形態の特徴は、無線移動局PSSに無線通信方
式のモード変更を拒否する旨を入力するための手段を設
け、ハンドオフにより通話チャネルがディジタルモード
からアナログモードに変更になった場合に、使用者がこ
のモード変更を拒否する旨を入力すると、その旨が無線
移動局PSSから基地局BSSに伝えられてハンドオフ
が中止されるようにしたものである。
【0057】すなわち、無線移動局PSSには、無線通
信方式のモード変更を拒否する旨を入力するための手段
として、例えばモード変更拒否スイッチが設けられてい
る。そして、ハンドオフ制御により通話チャネルがディ
ジタルモードからアナログモードに変化したとすると、
無線移動局PSSの制御回路31は、図6に示す如くス
テップ4hでディジタルモードの表示を停止するととも
に警報音を発生したのち、ステップ6aでモード変更拒
否スイッチにより通話チャネルの変更拒否が入力された
か否かを判定する。そして、モード変更拒否が入力され
ると、制御回路31はステップ6bでチャネル変更拒否
データを作成して基地局BSSへ向けて送信し、かつス
テップ6cで移動前の無線ゾーンに戻ることを要求する
メッセージを表示器32に表示させる。そして通話制御
に戻る。
【0058】尚、上記警報音が発生されてから一定期間
内にモード変更拒否が入力されなかった場合には、制御
回路31はモード変更を容認したと判断してステップ6
aからステップ4iに移行し、ここで応答データを返送
する。そして、以後前記図4で述べたようにステップ4
jで新通話チャネルを確立するための制御を行ない、か
つステップ4kで通話が可能になったことを確認する
と、この新たな通話チャネルにより通話を継続する。
【0059】一方基地局BSSの制御回路61は、図7
に示す如く通話チャネル指定データの送信後、ステップ
5hおよびステップ7aでそれぞれ応答メッセージが返
送されたか否かの監視と、モード変更拒否データが返送
されたか否かの監視とを繰り返し行なっている。そし
て、この状態で無線移動局PSSからモード変更拒否デ
ータが送られると、ステップ7bに移行してここで通話
チャネルの変更を中止して現在使用している通話チャネ
ルを保持し、通話制御に戻る。尚、このとき無線移動局
PSSから制御局CSへは通話チャネルの変更を中止す
る旨のデータを転送する。尚、無線移動局PSSから応
答データが返送された場合には、ステップ5hからステ
ップ5iに移行して通話チャネルを解放する。
【0060】このような実施形態であれば、ハンドオフ
により通話チャネルがディジタルモードからアナログモ
ードに変更になった場合に、使用者はこのモード変更を
拒否することができ、かつ表示器32に表示された忠告
メッセージに従って移動前の無線ゾーンに自身が戻れ
ば、そのままディジタル通話チャネルにより秘話通話を
継続することができる。したがって、モード変更に従っ
て秘話通話を中断したり、また一旦終話したのちディジ
タルモードを指定した上で再発信するといった操作が不
要となる。
【0061】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではない。例えば、前記実施形態では無線通信方式
のモードを表示器32に表示することにより報知した
が、音や音声メッセージを受話用スピーカ等から出力す
ることにより報知するようにしてもよい。また、前記実
施形態ではディジタルモードの場合のみ表示するように
したが、アナログモードの場合にも表示するようにして
もよい。さらに、前記実施形態では無線通信方式のモー
ドを無線移動局PSSにおいて報知するようにしたが、
例えば無線移動局PSSで音声による報知メッセージを
生成し、この報知メッセージを回線を介して通話相手の
電話機へ送出して相手電話機の使用者に対し報知するよ
うにしてもよい。この様にすれば、通話相手も無線通信
方式のモードを知ることができ、これにより秘話通話を
行なってもよいかどうかを判断することができる。
【0062】また、前記実施形態ではモード指定データ
を発信時および着信時に無線移動局PSSから基地局B
SSへ伝送して通話チャネルを設定するようにした。し
かるに、通話中にモード指定があった場合には、モード
指定データを通話中に無線移動局PSSから基地局BS
Sへ伝送し、基地局BSSで通話チャネルを変更するよ
うにしてもよい。
【0063】さらに、ディジタル通話チャネルの確立
後、一定時間(例えば数分)が経過した時点でアラーム
を発生させ、これにより長時間に渡る秘話通話に警告を
与えるようにしてもよい。一般に、ディジタルモードは
秘話性が高いものの完全な秘話性を有しているわけでは
ないため、所定の手順を踏むことで依然として盗聴され
る危険性がある。このため、通話開始から一定時間が経
過した時点でアラームを発生させることにより、長時間
の秘話通話の危険性を話者に認識させることができる。
【0064】また、本発明は自動車電話システムおよび
携帯電話システムの他に、構内無線電話システムや、1
台の基地局と1台の移動局とを1セットとした小規模の
コードレス電話システムに適用してもよい。
【0065】その他、基地局および無線移動局の構成や
制御シーケンス、モード指定入力手段の構成(例えば音
声認識技術を用いて音声入力を行なうようにしてもよ
い)等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
【0066】以上詳述したように本発明は、無線移動局
装置に、基地局装置との間の無線通信方式を、例えばア
ナログモード又はディジタルモードに指定するためのモ
ード指定入力手段と、このモード指定入力手段により指
定されたモード情報を基地局装置へ通知するモード通知
手段とを備え、かつ基地局装置には無線通信方式設定手
段を備え、この無線通信方式設定手段により、上記無線
移動局装置から送られたモード情報に応じて、自装置と
無線移動局装置との間に複数の無線通信方式を選択的
に、例えばアナログ通信チャネルとディジタル通信チャ
ネルを選択的に設定するようにしている。さらに、記無
線移動局装置にはモード報知手段を備え、上記基地局装
置により設定された通信チャネルのモードを通信者に報
知するようにしたものである。
【0067】したがって本発明によれば、使用者が任意
に無線通信方式を指定することができ、これにより特に
ディジタルモードをより有効的に使用することができる
移動無線通信システムとその無線移動局装置を提供する
ことができる。
【0068】
【0069】したがってこの本発明によれば、通信者が
設定中の無線通信方式を知ることができるようになり、
これにより設定中の無線通信方式に応じて通話内容を変
えることができる移動無線通信システムとその無線移動
局装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における移動無線通信シ
ステムの構成を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示したシステムにおける無線移動局の
発着信制御手順を示すフローチャート。
【図3】 図1に示したシステムにおける基地局の発着
信制御手順を示すフローチャート。
【図4】 図1に示したシステムにおける無線移動局の
通話制御手順を示すフローチャート。
【図5】 図1に示したシステムにおける基地局の通話
制御手順を示すフローチャート。
【図6】 本発明の他の実施形態における無線移動局の
通話制御手順を示すフローチャート。
【図7】 本発明の他の実施形態における基地局の通話
制御手順を示すフローチャート。
【図8】 移動無線通信システムの一例を示す概略構成
図。
【符号の説明】
NW…有線電話網 CS…制御局 PS,PSS…無線移動局 BS1〜BS3,BSS1,BSS2…基地局 E1〜E3…無線ゾーン CL1〜CL3…有線回線 11…送話器 12,42…アナログ変調器(A−TX) 13,43…ディジタル変調器(D−TX) 14,44…コーダ(COD) 15,45…送信アンテナ(TXANT) 21,51…受信アンテナ(RXANT) 22,52…アナログ復調器(A−RX) 23,53…ディジタル復調器(D−RX) 24,54…デコーダ(DEC) 25…受話器 31,61…制御回路(CONT) 32…表示器(DISP) 33…スピーカ 34…モード指定スイッチ 41…ハイブリッド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−7069(JP,A) 特開 平2−22957(JP,A) 特表 平1−503507(JP,A) 特許3015417(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線回線に接続された基地局装置と、こ
    の基地局装置に対し無線回線を介して接続される無線移
    動局装置とを備え、これらの基地局装置と無線移動局装
    置との間の無線通信方式として、アナログ通信チャネル
    を使用するアナログモードとディジタル通信チャネルを
    使用するディジタルモードとを選択的に使用するように
    した移動無線通信システムであって、 前記無線移動局装置は、 基地局装置との間の無線通信方式を、アナログモード又
    はディジタルモードに指定するためのモード指定入力手
    段と、 このモード指定入力手段により指定されたモード情報を
    前記基地局装置へ通知するモード通知手段とを備え、 前記基地局装置は、 前記無線移動局装置から送られたモード情報に応じて、
    自装置と無線移動局装置との間の無線回線上にアナログ
    通信チャネルとディジタル通信チャネルを選択的に設定
    する無線通信方式設定手段を備え、 さらに前記無線移動局装置は、前記基地局装置により設
    定された通信チャネルのモードを通信者に報知する報知
    手段を備えたことを特徴とする移動無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、モード指定入力手段に
    より指定された無線通信方式のモードと、基地局装置に
    より設定された通信チャネルのモードとが異なる場合
    に、その旨を表す情報を通信者に報知する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、基地局装置と自装置と
    の間に設定された通信チャネルのモードが、この通信チ
    ャネルのモードによる無線通信中に他の無線チャネルの
    モードに変化した場合に、その旨を表す情報を通信者に
    報知する機能を有することを特徴とする請求項1記載の
    移動無線通信システム。
  4. 【請求項4】 有線回線に接続された基地局装置に対し
    無線回線を介して接続され、この基地局装置との間の無
    線通信方式として、アナログ通信チャネルを使用するア
    ナログモードとディジタル通信チャネルを使用するディ
    ジタルモードとを選択的に使用するようにした無線移動
    局装置であって、 前記基地局装置との間の無線通信方式をアナログモード
    又はディジタルモードに指定するためのモード指定入力
    手段と、 このモード指定入力手段により指定されたモード情報を
    前記基地局装置へ通知することにより、自装置と基地局
    装置との間の無線回線上にアナログ通信チャネルとディ
    ジタル通信チャネルを選択的に設定させるモード通知手
    段と、 前記基地局装置により設定された通信チャネルのモード
    を通信者に報知する報知手段とを具備したことを特徴と
    する無線移動局装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、モード指定入力手段に
    より指定された無線通信方式のモードと、基地局装置に
    より設定された通信チャネルのモードとが異なる場合
    に、その旨を表す情報を通信者に報知する機能を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線移動局装置。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、基地局装置と自装置と
    の間に設定された通信チャネルのモードが、この通信チ
    ャネルのモードによる無線通信中に他の無線チャネルの
    モードに変化した場合に、その旨を表す情報を通信者に
    報知する機能を有することを特徴とする請求項4記載の
    無線移動局装置。
JP27322699A 1999-09-27 1999-09-27 移動無線通信システムとその無線移動局装置 Expired - Lifetime JP3225031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27322699A JP3225031B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 移動無線通信システムとその無線移動局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27322699A JP3225031B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 移動無線通信システムとその無線移動局装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2179527A Division JP3015417B2 (ja) 1990-07-09 1990-07-09 移動無線通信システムとその無線移動局装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000353233A Division JP3300703B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 移動無線通信システムとその無線移動局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000083275A JP2000083275A (ja) 2000-03-21
JP3225031B2 true JP3225031B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=17524883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27322699A Expired - Lifetime JP3225031B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 移動無線通信システムとその無線移動局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3225031B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7653350B2 (en) 2003-07-24 2010-01-26 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Wireless terminals and methods for communicating over cellular and enhanced mode bluetooth communication links

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000083275A (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3015417B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置
JPH07264657A (ja) 移動無線通信装置
US7117002B2 (en) Mobile communication system and method having base station dependent mode and a direct mode
JP2840028B2 (ja) 無線電話システム
JPH08294168A (ja) 無線通信システムおよび無線通信端末
JP3037239B2 (ja) 移動局装置、基地局装置及び移動通信システム並びに移動通信方法
JPH05110507A (ja) 移動無線通信装置
JP3522759B2 (ja) 移動無線通信装置
JP3300703B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置
JP3225031B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置
JPH07107560A (ja) 移動体通信システム
JPH09247748A (ja) 緊急呼制御方式
JP3056869B2 (ja) 移動無線通信装置
JP2873555B2 (ja) 他のシステムと情報を交換するため無線接続を設定するシステム
JP3088410B2 (ja) 簡易型携帯電話装置
JP3247136B2 (ja) 無線通信装置
JPH09247083A (ja) デジタル無線電話システムにおける同報通信方法
JPH10108256A (ja) 通信端末
JPH10178671A (ja) 移動通信端末装置およびディジタル無線通信システム
KR20000067418A (ko) 단방향통신 단말기간 통화종료 통보방법
JP3274962B2 (ja) 移動電話機の待ち受け方法
JP3046377B2 (ja) 無線電話装置
JP3033580B2 (ja) 移動無線端末
JP2662099B2 (ja) 無線電話装置
JP2984605B2 (ja) 携帯無線電話システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term