JP3522759B2 - 移動無線通信装置 - Google Patents

移動無線通信装置

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JP3522759B2
JP3522759B2 JP52297894A JP52297894A JP3522759B2 JP 3522759 B2 JP3522759 B2 JP 3522759B2 JP 52297894 A JP52297894 A JP 52297894A JP 52297894 A JP52297894 A JP 52297894A JP 3522759 B2 JP3522759 B2 JP 3522759B2
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新 大林
正之 田中
正知 神原
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/16Discovering, processing access restriction or access information

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は自動車電話機や携帯電話機、コードレス電話
機等の移動無線通信装置に係わり、特に基地局と移動局
との間で通信信号を無線伝送するセルラ無線通信システ
ムにおいて移動局として使用される移動無線通信装置に
関する。
背景技術 従来のアナログ方式により通信信号を無線伝送する移
動無線通信システムに代わり、近年デュアルモード方式
を採用した移動無線通信システムが提唱されている。デ
ュアルモードとはアナログモードとディジタルモードと
を併用した方式である。
アナログモードは送信装置でアナログ音声信号および
データにより搬送波を例えばFM変調して音声信号、デー
タを送信し、受信装置で送信装置から送られた被変調搬
送波を受信してFM復調することによりアナログ音声信号
およびデータを再生する方式である。アナログモードで
は基地局と移動局との間のアクセス方式としては周波数
分割多元接続(FDMA)方式が使用される。
一方、ディジタルモードは送信装置で音声信号および
データを符号化して、符号化された信号により搬送波を
例えばπ/4シフトDQPSK(π/4 Shifted,differentially
encoded quadrature phase shift keying)方式により
ディジタル変調して送信し、受信装置で送信装置から送
られた被変調波を受信してディジタル復調したのち、復
調信号を復号することにより音声信号およびデータを再
生する方式である。ディジタルモードでは基地局と移動
局との間のアクセス方式としては時分割多元接続(TDM
A)方式が使用される。
図1はこの種のシステムの構成の一例を示す図であ
る。このシステムは有線通信網NWに対して有線回線CLを
介して接続された制御局CSと、制御局CSに対して各々有
線回線CL1〜CL3を介して接続された複数(例えば3つ)
の基地局BS1,BS2,BS3と、多数の移動局PS1,PS2,…とを
備える。基地局BS1,BS2,BS3はそれぞれ所定半径の円形
の無線ゾーンE1,E2,E3を形成する。移動局PS1,PS2,…は
自局が位置する無線ゾーンE1,E2,E3の基地局BS1,BS2,BS
3に対し無線通話チャネルを介して接続される。無線通
話チャネルにはFDMA方式によるアナログ無線通話チャネ
ルと、TDMA方式によるディジタル無線通話チャネルとが
ある。
このようなシステムにおいて、移動局と基地局との間
の無線リンクの接続は次のように行なわれる。電源が投
入されている定常状態において、基地局BS1,BS2,BS3は
無線ゾーン内の移動局に対してページングチャネルと呼
ばれる制御チャネルを介して制御情報を放送する。制御
情報には基地局が持つサービス能力等を表わす情報が含
まれ、サービス能力には通信モードの情報等が含まれ
る。
移動局は電源投入時や通信終了時に、基地局BS1,BS2,
BS3のページングチャネルと呼ばれる制御チャネルを順
に走査し、これらの制御チャネルの中から受信電界強度
が最も大きい制御チャネルを見付け、以後この制御チャ
ネルにおいて待機状態となる。この待機状態で発信操作
が行なわれるか、制御チャネルを介して基地局からの着
信信号が到来すると、移動局は制御チャネルを介して基
地局に対し制御信号を送出する。このとき、移動局にお
いて希望する通信モードが使用者により予め指定入力さ
れていれば、この通信モードの設定要求が制御信号に挿
入されて基地局に通知される。
基地局は制御信号が到来すると、制御信号に挿入され
ている通信モード設定要求に応じて、要求された通信モ
ードに対応する空きの無線通信チャネルを見付けて移動
局に通知する。この結果、移動局と基地局との間には無
線通信チャネルによる無線リンクが形成され、移動局は
以後この無線リンクを介して通話可能となる。
この様なシステムにおいて移動局として使用される従
来の移動無線通信装置には、しかしながら、次のような
改善すべき課題があった。
上述したように、無線リンクの接続の際、移動局は基
地局の制御チャネルを選択するにあたり、受信電界強度
の最も大きい制御チャネルを常に選択し、以後この制御
チャネルを使用して基地局との間で発着信制御信号の授
受が行なわれる。すなわち、移動局は制御チャネルの受
信電界強度が最も大きい基地局に対して必ず接続され
る。このため、例えば移動局の使用者がディジタルモー
ドを要求しても、制御チャネルの受信電界強度が最も大
きい基地局がアナログモードしか有しておらずディジタ
ルモードに対応できない場合にも無条件にアナログ無線
通話チャネルによる無線リンクが形成されてしまうこと
になる。
この場合、移動局の使用者はアナログ無線通話チャネ
ルが設定されたことを知らずに、ディジタル無線通話チ
ャネルによる無線リンクが形成されたものとして通話を
行なってしまう。ディジタルモードはアナログモードに
比べて一般的に多機能である。例えば、スクランブル符
号化による秘密通話はディジタルモードの場合のみ可能
である。このため、上記のように使用者がアナログモー
ドが設定されたことを知らずに、ディジタルモードが設
定されているものとして通話を行なってしまうと、重要
な通話内容が第三者に漏れ、しかもそれに使用者が気付
かないという事態が発生する心配があった。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは受信電界強度の大きさに影響されず
に、無線リンクの接続時に移動局の使用者が希望する通
信モードを備えた基地局の制御チャネルを選択できるよ
うにし、これにより使用者の希望する通信モードと基地
局が実際に設定した通信モードとの間に食い違いが発生
することが回避され、使用者の希望する通信モードで基
地局と通信できる移動無線通信装置を提供することであ
る。
発明の開示 本発明による移動無線通信装置は、それぞれが所定の
通信モードを有する複数の基地局に無線接続可能な移動
無線通信装置において、複数の通信モードの中の特定の
通信モードを指定する手段と、複数の基地局からの制御
信号を受信し、各基地局の通信モードを判定する手段
と、前記指定手段により指定された通信モードを有する
基地局に対して無線通信チャネルの設定要求を行なうチ
ャネル設定手段とを具備するものである。
また、本発明による移動無線通信装置は、それぞれが
所定の通信モードを有する複数の基地局に無線接続可能
な移動無線通信装置において、複数の通信モードの中の
特定の通信モードを指定する手段と、複数の基地局から
の制御信号を受信し、各基地局の通信モードを判定する
手段と、前記複数の基地局の中に前記指定手段により指
定された通信モードを有する基地局があれば、その基地
局に対して無線通信チャネルの設定要求を行ない、その
ような基地局が無い場合は前記複数の基地局の中のいず
れかの基地局に対して無線通信チャネルの設定要求を行
なうチャネル設定手段とを具備するものである。
さらに、本発明による移動無線通信装置は、基地局か
らの信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受
信された制御チャネルを検索し、自身に設定されている
通信モードと同じ通信モードを有する基地局があるかど
うか判定する手段とを具備するものである。
さらに、本発明による移動無線通信装置は、複数の基
地局からの信号を受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信された制御チャネルを検索し、どの基地局が自
身に設定されている通信モードと同じ通信モードを有
し、どの基地局が自身に設定されている通信モードでは
ない通信モードを有するかを判定する手段と、前記判定
手段の判定結果に応じた通信チャネル設定要求を行なう
手段とを具備するものである。
この結果本発明によれば、複数の基地局からの電波を
受信可能な位置に存在する移動局では制御チャネルの受
信電界強度の大きさに影響されずに、これらの基地局の
中から自己が希望する通信モードと有する基地局が選択
され、この基地局の制御チャネルにより待機状態とな
る。すなわち、制御チャネルの受信電界強度優先ではな
く、希望通信モード優先による基地局の選択が行われ
る。したがって、制御チャネルを受信可能な基地局の中
に希望通信モードを有する基地局がありさえすれば、こ
の基地局が確実に選択されることになり、移動局は希望
する通信モードにより通信を行なうことが可能となる。
このため、使用者が希望した通信モードと実際に設定さ
れた通信モードとが食い違うことは極めて少なくなり、
これにより使用者は希望する通信モードによる通信を確
実に行なえるようになる。
図面の簡単な説明 図1はデュアルモード形セルラ無線電話システムの概
略構成を示す図。
図2は本発明による移動無線通信装置のの第1実施例
に係わる構成を示す回路ブロック図。
図3は図2に示した装置の制御回路が実行する制御チ
ャネル受信走査を含む待機状態の制御手段および制御内
容を示すフローチャート。
図4は図2に示した装置の制御回路が実行する制御チ
ャネル受信走査の制御手順および制御内容を示すフロー
チャート。
図5は図2に示した装置の制御回路が実行する発信時
の回線接続制御の制御手順および制御内容を示すフロー
チャート。
図6は本発明の第2の実施例における制御チャネル受
信走査の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
図7は本発明の第3の実施例における制御チャネル受
信走査の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
図8A、図8Bは本発明の第4の実施例における制御チャ
ネル受信走査の制御手順および制御内容を示すフローチ
ャート。
発明を実施するための最良の形態 本発明をより詳述するために、添付の図面に従って本
発明の実施例を説明する。
(第1実施例) 図2は本発明による移動無線通信装置の第1実施例と
してのデュアルモード形移動無線通信装置の構成を示す
回路ブロック図である。
モードの切替えのために切替えスイッチ10,13が設け
られ、これらは制御回路20からの切替え指示に応じて切
替えられる。切替えスイッチ10,13はディジタルモード
の場合は音声符号復号回路(SP−COD)9側に接続さ
れ、アナログモードの場合はアナログ音声処理回路(A
−AUD)14側に接続される。
図示しない基地局からディジタル通話チャネル、ある
いはアナログ通話チャンネルを介して送られた無線周波
数信号はアンテナ1で受信されたのち、アンテナ共用器
(DUP)2を介して受信回路(PX)3に入力される。本
実施例では、アンテナ1は受信アンテナ、送信アンテナ
のいずれとしても使用可能であり、共用器2で切換える
ことによりいずれかのアンテナとして機能する。受信回
路3では無線周波の受話信号が周波数シンセサイザ(SY
N)4から出力された局部発振信号とミキシングされて
中間周波数の受話信号に周波数変換される。周波数シン
セサイザ4から発生される局部発振信号の周波数は制御
回路20から出力される制御信号によって制御される。
受信回路3はディジタルモードの場合は、中間周波数
の受話信号をディジタル変復調回路(MODEM)6に供給
する。一方、受信回路3はアナログモードの場合は、中
間周波数の受話信号をアナログ音声回路14に供給する。
ディジタル変復調回路6は中間周波数の受話信号をデ
ィジタル信号に変換し、フレーム同期およびビット同期
を確立したうえでディジタルベースバンド信号を復調す
る。なお、フレーム同期およびビット同期により得られ
た同期情報は制御回路20に供給される。
ディジタル変復調回路6で復調されたディジタルベー
スバンド信号にはディジタル受話信号とディジタル制御
信号とが含まれる。このうちディジタル制御信号は制御
回路20に供給されて識別される。ディジタル受話信号は
等化器(EQL)7に供給され、復調波形の信号等化が行
なわれた後、誤り訂正符号復号回路(CH−COD)8で誤
り訂正復号化される。誤り訂正復号化されたディジタル
受話信号は音声符号化復号化回路(SP−COD)9で復号
化処理されてアナログ受話信号に変換される。なお、デ
ィジタルモードにおいて秘密通話通信が指定されてい
る、言い換えるとディジタル秘密通話モードが指定され
ている場合は、音声符号化復号化回路9では通常の復号
化処理に加えてスクランブル復号化処理が行なわれる。
音声符号化復号化回路9から出力されるアナログ受話信
号は切替スイッチ10を介してスピーカ11に供給され、ス
ピーカ11から受話音声として拡声出力される。
アナログ音声回路14に入力された中間周波数の受話信
号はFM復調されたのち音声増幅される。アナログ音声回
路14から出力されたベースバンドのアナログ受話信号は
切替スイッチ10を介してスピーカ11に供給され、スピー
カ11から受話音声として拡声出力される。
一方、マイクロフォン12に入力された話者の送話信号
はディジタルモードの場合は、切替スイッチ13を介して
音声符号化復号化回路9に入力され、アナログモードの
場合は、切替スイッチ13を介してアナログ音声回路14に
入力される。
音声符号化復号化回路9では、送話信号のディジタル
符号化処理が行われる。なお、ディジタル秘密通話モー
ドが指定されている場合は、音声符号化復号化回路9で
は通常の符号化処理に加えてスクランブル符号化処理が
行われる。音声符号化復号化回路9から出力されたディ
ジタル送話信号は制御回路20から出力されるディジタル
制御信号と共に誤り訂正符号化復号化回路8に入力され
る。誤り訂正符号化復号化回路8では、ディジタル送話
信号およびディジタル制御信号の誤り訂正符号化処理が
行なわれる。誤り訂正符号化後のディジタル送話信号は
ディジタル変複調回路6に入力される。ディジタル変複
調回路6では、ディジタル送話信号に応じてπ/4シフト
DQPSK変調された変調信号が生成され、変調信号は図示
しないA/D変換器によりアナログ信号に変換されたのち
送信回路(TX)5に入力される。
アナログ音声回路14に入力された送話信号はFM変調さ
れ、この変調信号は送信回路5に入力される。
送信回路5では、入力変調信号が周波数シンセサイザ
4から発生された通話チャネルの無線周波数に応じた局
部発振信号と合成されて無線周波数の送信信号に変換さ
れ、さらに高周波増幅される。送信回路5から出力され
た送信信号はアンテナ共用器2を介してアンテナ1に供
給され、アンテナ1から図示しない基地局へ向けて送信
される。
制御回路20は例えばマイクロコンピュータからなる。
制御回路20には入力表示部15が接続される。入力表示部
15には入力キー群51および表示部42が設けられる。入力
キー群41はダイヤルキー、発信キー、終了キーおよび機
能キー(例えばモード指定キー)を有する。モード指定
キーは希望する通信モードを指定入力するために使用さ
れる。モード指定キーのみにより指定可能な通信モード
としては、例えばアナログモード、ディジタルモードが
ある。なお、ディジタルモードにおいてはさらに秘密通
話を指定できる。秘密通話の指定はモード指定キーとダ
イヤルキーとの組み合わせ操作により行なわれる。秘密
通話は1つのモードと見なすこともできるので、本実施
例で設定できるモードはアナログモード、ディジタルモ
ード、ディジタル秘話モードの3つである。表示部52は
発光ダイオード(LED)、液晶表示器(LCD)等からな
り、ここでは液晶表示器からなる。
電源回路16はバッテリ17の出力を基に所望の動作電圧
Vccを生成して上記した各回路に供給する。
ところで、制御回路20は発呼、着呼や移動局の移動に
伴う基地局の切替え(ハンドオフ)に係わる無線接続制
御や通話制御等の通常の制御に加えて、モード入力制御
部23、基地局サーチ制御部21、通話チャネル設定制御部
22とを備える。
モード入力制御部23は待機時にモード指定キー、また
はモード指定キーとダイヤルキーによるモード指定入力
操作を監視し、通信モードの指定操作が行なわれた場合
にこの通信モードを記憶するものである。
基地局サーチ制御部21は電源投入時(装置の起動時)
や、通信モードの指定操作がなされたとき、さらには一
つの通信が終了したときに、各基地局の制御チャネルの
走査を行なう。この走査により制御情報を受信できた基
地局の中から通話者により指定された通信モードを保有
する基地局であって、かつ制御チャネルの受信電界強度
が最も大きい基地局をサーチし、この基地局の制御チャ
ネルを設定して待機状態に移行するものである。また、
基地局サーチ制御部21は選択した基地局が保有する通信
モードをLCD52に表示するための制御も行なう。
通信チャネル設定制御部22は上記入力キー群により発
信操作が行なわれるか、または設定された制御チャネル
を介して着信信号が到来した場合に、モード入力制御部
23に予め記憶されている通信モードの設定要求を制御チ
ャネルを介して基地局へ送出する。この設定要求に対し
て基地局から到来する無線通話チャネルの指示に応じて
無線通話チャネルを設定するための制御を実行する。
次に、以上のように構成された第1実施例の動作を制
御回路20の制御手順に従って説明する。
装置の電源が投入されると、図3に示す制御チャネル
サーチルーチンを実行する。先ず、ステップ♯10でペー
ジングチャネルと呼ばれる制御チャネルの受信走査を実
行する。この詳細は図4に示す。
すなわち、先ずステップ♯32で各基地局が個々に有す
るページングチャネルと呼ばれる制御チャネルの中から
一つが選択され受信され、ステップ♯34でこの制御チャ
ネルの受信電界強度が通話ができる最低の電界強度以上
か否かが判定される。そして、受信強度が最低強度以上
でない場合は、ステップ♯40で未だ受信していない別の
制御チャネルがあるか否かが判定される。受信していな
い制御チャネルが残っている場合は、ステップ♯42で別
の制御チャネルが選択され受信される。この後、ステッ
プ♯34に戻り、この制御チャネルの受信電界強度が最低
強度以上か否かが判定される。
以上の制御チャネルのサーチにより、ステップ♯34で
受信電界強度が所定強度以上の制御チャネルが見付かっ
た場合は、制御チャネルを介して基地局から送られてき
た制御情報を基に当該基地局が移動局の使用者が希望す
る通信モードを保有しているか否かが判定される。ここ
では、通信モードとしてディジタルモードが指定されて
いるとして説明する。すなわち、ステップ♯36で基地局
がディジタルモードを保有するか否かが判定される。
ステップ♯36で基地局がディジタルモードを保有して
いると判定された場合は、ステップ♯38で当該基地局の
制御チャネルの受信電界値が制御回路20内のRAMに書き
込まれる。これに対して、基地局がディジタルモードを
保有していないと判定された場合は、ステップ♯40で未
だ受信していない別の制御チャネルがあるか否かが判定
される。
こうして全ての基地局の制御チャネルの受信サーチを
終了する(ステップ♯40で未だ受信していない別の制御
チャネルがないと判定される)と、ステップ♯44で上記
受信サーチにより受信できた制御チャネルの中にディジ
タルモードを保有する基地局の制御チャネルがあるか否
かが判定される。ディジタルモードを保有する基地局の
制御チャネルがあると判定された場合は、ステップ♯46
で制御回路20内のRAMに記憶されている受信電界強度の
最大値に対応する制御チャネルが選択され、ステップ♯
48でこの選択した制御チャネルが捕捉される。具体的に
は、周波数シンセサイザ4から発生される局部発振信号
の周波数がこの制御チャネルに応じて設定される。ま
た、ステップ♯48においては、選択された制御チャネル
の基地局が保有する通信モードを表わす表示パターン、
アナログモードの場合は“A"が、ディジタルモードの場
合は“D"がLCD52に表示される。なお、ディジタルモー
ドで秘密通話が指定されている場合は“S"が表示され
る。
ステップ♯44で上記受信サーチにより受信できた制御
チャネルの中にディジタルモードを保有する基地局の制
御チャネルがないと判定された場合は、制御チャネルサ
ーチルーチンを実行するために、ステップステップ♯32
に戻り各基地局が個々に有するページングチャネルと呼
ばれる制御チャネルの中から一つが選択され受信され
る。
このように装置起動(電源投入)時における制御チャ
ネルの捕捉設定が行なわれ、以後装置はこの制御チャネ
ルにおいて待機状態となる。
待機状態とは図3のフローチャートにおけるステップ
♯12,♯16のことである。ステップ♯12で着呼が到来し
たか否かが判定され、ステップ♯16で発呼が発生したか
否かが判定される。着呼も発呼もない場合は、ステップ
♯20でモード指定キーが操作されたか否かが判定され
る。モード指定キーが操作されていない場合は、すぐに
ステップ♯12,♯16の待機状態に戻り、モード指定キー
が操作された場合は、ステップ♯22でモード指定キーに
より指定入力された通信モードが制御回路20内のRAMに
書き込まれる。また、この指定入力された通信モードの
表示パターンがLCD52に表示される。
このように希望する通信モードの変更操作が行なわれ
ると、ステップ♯10に戻り、図4に詳細を示した制御チ
ャネルの受信走査の制御が再度実行され、新たに指定さ
れた通信モードを保有する基地局の制御チャネルの選択
が行なわれる。
なお、待機状態において、着信信号が受信された場合
は、ステップ♯14で着信用回線接続制御が行なわれ、発
信操作が行なわれた場合は、ステップ♯18で発信用回線
接続制御が行なわれる。
発信用回線接続制御の詳細を図5に示す。先ず、ステ
ップ♯52でアクセスチャネルと呼ばれる制御チャネルが
捕捉設定され、ステップ♯54で制御回路20内のRAMから
希望通信モードが読出され、ステップ♯56でこの希望通
信モード(ディジタルモード)を表わす情報を含んだ発
呼信号(通話要求信号)が作成され、ステップ♯58でこ
の作成された通話要求信号が基地局に向けて送信され
る。
発呼信号の送信号にステップ♯60で基地局からのチャ
ネル指定信号の返送があるまで待機する。基地局からチ
ャネル指定信号が返送された場合は、ステップ♯62でこ
のチャネル指定信号に挿入されている通話チャネル指示
情報に応じて該当する無線通話チャネルが捕捉設定され
る。そして、指定されたモードに応じた通話が行なわれ
る。
ステップ♯64で通信終了が検出されると、ステップ♯
66で無線通話チャネルが解放され、図3のフローチャー
トのステップ♯10に戻り、制御チャネル受信走査が実行
される。
なお、着信用回線接続制御は図5に示した発信用回線
接続制御のフローチャートにおいて、ステップ♯56で発
呼信号の代わりに着信応答信号を作成し、ステップ♯58
で発呼信号の送信の代わりに着信応答信号を送信する点
のみが異なるのみで、他は同じであるので、詳細な説明
は省略する。
以上説明したように本実施例によれば、電源投入に伴
う装置の起動時、通信モードの指定操作が行なわれた
時、および一つの通信が終了した時に、制御回路20の基
地局サーチ制御部21により各基地局の制御チャネルの受
信サーチを行ない、この受信サーチにより所定レベル以
上の受信電界強度で制御チャネルを受信できた基地局の
中から、希望する通信モードを保有し、かつ受信電界強
度が最も大きい基地局を選択して、この基地局の制御チ
ャネルを捕捉設定して待機状態に移行するようにしてい
る。したがって、例えば図1のPS3やPS4のように複数の
基地局からの電波を受信可能な位置にいる移動局におい
ては、制御チャネルを受信できる複数の基地局の中か
ら、その受信電界強度の大小のみに依存するのではな
く、使用者が希望する通信モードを保有する基地局が先
ず選択され、その中で受信電界強度が最も大きい基地局
が捕捉設定されて待機状態に移行することになる。この
ため、希望通信モードを考慮せずに制御チャネルの受信
電界強度が最も大きい基地局を常に選択するようにして
いた従来の装置に比べて、移動局の使用者が希望する通
信モードにより通信を行なう確率が高くなり、希望通信
モードと実際に設定された通信モードとの食い違いの発
生が減少し、使用者が不本意なモードでの通信を強いら
れる不具合は解消される。
また、制御チャネル受信走査の結果選択した基地局が
保有する通信モードを表わす情報をLCD52に表示するよ
うにしたので、待機状態において使用者は選択可能な通
信モードを確認することができる。したがって、例えば
アナログモードしか使用できない基地局のサービスエリ
アにいる場合には秘密性の高い重要な通話を避けたり、
またはディジタル秘密通話モードを保有する他の基地局
のサービスエリアに移動する等といった対応を適宜行な
うことが可能となる。
以下、本発明の他の実施例を説明する。他の実施例に
おいて、第1実施例と同一部分は同一参照数字を付して
詳細な説明は省略する。例えば、他の実施例の構成が第
1実施例の構成と同じ場合は、ブロック図の説明は省略
し、動作の説明のみを行なう。
(第2実施例) 本実施例は制御チャネルの受信走査において、希望す
る通信モードを保有する基地局ばかりでなく、希望する
通信モードを保有しない基地局についても検出し、希望
する通信モードを保有する基地局の制御チャネルを受信
できなかった場合には希望する通信モードを保有しない
基地局の制御チャネルを捕捉設定して待機状態に移行す
るようにしたものである。
図6は本実施例における移動無線通信装置の制御チャ
ネル受信走査の制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートにおいて
図4と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略
する。
ステップ♯36において、受信された制御チャネルに対
応する基地局がディジタルモードを有していないと判定
されると、ステップ♯102でこの基地局の制御チャネル
の受信電界強度が予備電界値として制御回路20内のRAM
に書き込まれる。この後、ステップ♯40において未だ受
信していない別の制御チャネルがあるか否かが判定され
る。すなわち、本実施例によれば、所定値以上の制御チ
ャネルの電界強度はディジタルモードを有する基地局と
有しない基地局とに分けて記憶される。
そして、全ての基地局の制御チャネルの受信サーチを
終了し、ステップ♯44で上記受信サーチにより受信でき
た制御チャネルの中にディジタルモードを保有する基地
局の制御チャネルがないと判定されると、ステップ♯10
4で制御回路20内のRAMに記憶されている予備受信電界強
度の最大値に対応する制御チャネル、すなわちアナログ
モードを保有する基地局の制御チャネルが選択され、ス
テップ♯48でこの選択した制御チャネルが捕捉される。
以後、この状態で待機状態に移行する。
このように本実施例によれば、受信できた制御チャネ
ルの中に希望する通信モードを保有する基地局の制御チ
ャネルがない場合、第1実施例のように制御チャネル受
信走査を再度実行する代わりに、希望する通信モードを
保有しない基地局を選択して待機状態に移行する。この
ため、希望通信モードを保有する基地局を選択できない
場合でも、通信可能状態だけは保つことができる。この
場合、選択された基地局が保有する通信モードがLCD52
に表示されるため、使用者はこれを見て希望モードによ
る通信が不可能であることを通信前に知ることができ
る。したがって、希望モードと設定モードとの食い違い
による通信上の不具合も防止される。
(第3実施例) 本実施例は、通信モードとして、アナログモード、デ
ィジタルモード、およびディジタル秘話モードを保有し
ている基地局がある場合に、制御チャネルの受信走査に
おいて、使用者がディジタル秘話モードを指定した場
合、ディジタル秘話モードを保有した基地局を選択して
待機状態に移行できるようにしたものである。
図7は本実施例における移動無線通信装置の制御チャ
ネル受信走査の制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートにおいて
も、図4と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は
省略する。
ステップ♯34により所定レベル以上の受信電界強度を
有する制御チャネルが検出され、かつステップ♯36にお
いてこの制御チャネルの基地局がディジタルモードを保
有すると判定されると、ステップ♯202で基地局がディ
ジタル秘話モードを有するか否かが判定される。ディジ
タル秘話モードを有すると判定された場合は、ステップ
♯38で受信した制御チャネルの受信電界強度値が制御回
路20内のRAMに記憶される。
そして、全ての基地局の制御チャネルの受信サーチを
終了すると、ステップ♯204で上記受信サーチにより受
信できた制御チャネルの中にディジタル秘話モードを保
有する基地局の制御チャネルがあるか否か判定される。
ステップ♯204でディジタル秘話モードを有する基地局
の制御チャネルが受信できたと判定される、ステップ♯
46でRAMに電界値が記憶されているディジタル秘話モー
ド対応の制御チャネルのうち受信電界強度が最も大きい
制御チャネルが選択され、ステップ♯48でこの制御チャ
ネルが捕捉、設定され、以後待機状態に移行する。な
お、本実施例においても、上記選択設定された制御チャ
ネルの基地局が保有する通信モードはLCD52に表示され
る。
このように本実施例であれば、移動局がディジタル秘
話モードを希望すれば、制御チャネルの受信走査におい
て、このディジタル秘話モードを有する基地局の制御チ
ャネルが選択されて捕捉設定されることになる。したが
って、移動局の使用者はディジタル秘話モードを使用し
た通信を行なえる確率が高くなり、この結果重要な通話
を行ないたい場合に大変便利となる。
(第4実施例) 本実施例は制御チャネルの受信走査において、受信で
きたすべての制御チャネルの受信電界強度値を記憶す
る。そして、第1希望モードであるディジタル秘話モー
ドを有する基地局の制御チャネルを受信できた場合には
そのなかで受信電界値が最大の制御チャネルを選択して
設定し、ディジタル秘話モードを有する基地局の制御チ
ャネルは受信できなかったものの第2希望モードである
ディジタルモードを有する基地局の制御チャネルが受信
できた場合にはそのなかで受信電界値が最大の制御チャ
ネルを選択して設定し、さらにアナログモードのみを有
する基地局の制御チャネルしか受信できなかった場合に
はそのなかで受信電界値が最大の制御チャネルを選択し
て設定するようにしたものである。
図8A、図8Bは本実施例における移動無線通信装置の制
御チャネル受信走査の制御手順およびその制御内容を示
すフローチャートである。なお、このフローチャートに
おいて、図4および図7と同一部分には同一符号を付し
て詳しい説明は省略する。
ステップ♯34により所定レベル以上の受信電界強度を
有する制御チャネルが検出され、かつステップ♯36にお
いてこの制御チャネルの基地局がディジタルモードを保
有すると判定され、さらにステップ♯202でディジタル
秘話モードを保有すると判定されると、ステップ♯302
でこの基地局の制御チャネルの受信電界強度が秘話モー
ドの属性を付されてRAMに記憶される。ステップ♯202で
基地局が秘話モードを保有していないと判定された場合
は、ステップ♯304でこの基地局の制御チャネルの受信
電界強度がディジタルモードの属性を付されてRAMに記
憶される。ステップ♯36で基地局がディジタルモードを
保有していないと判定された場合は、ステップ♯306で
この基地局の制御チャネルの受信電界強度がアナログモ
ードの属性を付されてRAMに記憶される。
そして、全ての基地局の制御チャネルの受信サーチを
終了すると、ステップ♯204で上記受信サーチにより受
信できた制御チャネルの中にディジタル秘話モードを保
有する基地局の制御チャネルがあるか否か判定される。
ステップ♯204でディジタル秘話モードを有する基地局
の制御チャネルが受信できたと判定されると、ステップ
♯308でRAMに電界値が記憶されているディジタル秘話モ
ード対応の制御チャネルのうち受信電界強度が最も大き
い制御チャネルが選択され、ステップ♯48でこの制御チ
ャネルが捕捉、設定され、選択されたモードがLCD52で
表示され、以後待機状態に移行する。
ステップ♯204でディジタル秘話モードを有する基地
局の制御チャネルが受信できないと判定されると、ステ
ップ♯312で上記受信サーチにより受信できた制御チャ
ネルの中にディジタルモードを保有する基地局の制御チ
ャネルがあるか否か判定される。ステップ♯312でディ
ジタルモードを有する基地局の制御チャネルが受信でき
たと判定されると、ステップ♯310でRAMに電界値が記憶
されているディジタルモード対応の制御チャネルのうち
受信電界強度が最も大きい制御チャネルが選択され、ス
テップ♯48でこの制御チャネルが捕捉、設定され、選択
されたモードがLCD52で表示され、以後待機状態に移行
する。
ステップ♯312でディジタルモードを有する基地局の
制御チャネルが受信できないと判定されると、ステップ
♯314でRAMに電界値が記憶されているアナログモード対
応の制御チャネルのうち受信電界強度が最も大きい制御
チャネルが選択され、ステップ♯48でこの制御チャネル
が捕捉、設定され、選択されたモードがLCD52で表示さ
れ、以後待機状態に移行する。
このように本実施例であれば、受信できた制御チャネ
ルの中に第1希望であるディジタル秘話モードを保有す
る基地局の制御チャネルを受信できなかった場合でも、
第2希望であるディジタルモードの基地局を選択して待
機状態に移行することができ、さらにディジタルモード
を保有する基地局の制御チャネルも受信できなかった場
合でも、アナログモードの基地局を選択して待機状態に
移行することができる。すなわち、希望優先順位にした
がって、保有する通信モードの異なる基地局を選択する
ことができる。
本発明は上述した実施例に限定されず、種々変形して
実施可能である。例えば、使用者が希望する通信モード
を有する基地局を選択できず、他の通信モードを有する
基地局を選択した場合には、選択した基地局が有する通
信モードを単に文字パターンにより表示するのではな
く、表示を点滅させる等して使用者に対し特に注意を促
すようにしてもよい。さらに、モード表示を常時点滅さ
せるのではなく、発信、または着信時に無線リンクの接
続がなされた場合にのみ、点滅を行なわせるようにして
もよい。また、希望モード以外のモードで通信が行なわ
れる時は、警告鳴音を発生させたり、また音声合成技術
を使用して希望モードと設定モードとが異なっる旨を音
声報知メッセージとして拡声出力するようにしてもよ
い。その他、システムの種類やその構成、装置の回路構
成、基地局検索制御の制御手順およびその制御内容、無
線チャネル設定制御の制御手順および制御内容等につい
ても、大発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
産業上の利用可能性 以上詳述したように本発明によれば、複数の基地局か
らの電波を受信可能な位置に存在する移動局では、制御
チャネルの受信電界強度の大きさに影響されずに、これ
らの基地局の中から自己が希望する通信モードを有する
基地局が選択され、この基地局の制御チャネルにより待
受状態となる。すなわち、制御チャネルの受信電界強度
優先ではなく、希望通信モード優先による基地局の選択
が行なわれる。したがって、制御チャネルを受信可能な
基地局の中に希望通信モードを有する基地局がありさえ
すれば、この基地局が確実に選択されることになり、移
動局は希望する通信モードにより通信を行なうことが可
能となる。このため、使用者が希望した通信モードと実
際に設定された通信モードとが食い違うことは極めて少
なくなり、これにより使用者は希望する通信モードによ
る通信を確実に行なえるようになる。
また本発明によれば、ディジタルモードの一つとして
秘話モードを有している基地局がある場合に、移動局が
この秘話モードを希望すれば、この秘話モードを有する
基地局からの受信電界強度よりも受信電界強度の大きい
基地局が他に存在していても、上記秘話モードを有する
基地局を選択することができ、これにより秘話モードの
高度な秘話性を用いた通話を行なうことができる。
さらに本発明によれば、制御情報を受信できた基地局
の中に希望通信モードを保有する基地局が1局もない場
合には、希望通信モードを保有しない基地局が選択され
る。このため、希望通信モードを有する基地局からの電
波を受信できない位置に移動局が存在する場合でも、最
低限度通信が可能な状態を保持することができる。
また本発明によれば、制御チャネルの検索により選択
した基地局が保有する通信モードが表示されるので、待
受状態において使用者は、この表示により現在使用可能
な通信モードを明確に確認することができる。このた
め、希望する通信モードによる通信を行なえない状態に
ある場合には、希望通信モードを保有する他の基地局の
サービスエリアに移動するなどといった対応を適宜行な
うことが可能となり、サービス性をより高めることがで
きる。
したがって本発明によれば、移動局の使用者が希望す
る通信モードを備えた基地局との間で無線リンクを形成
することができ、これにより使用者の希望通信モードと
実際に設定された通信モードとの間に食い違いが発生し
難い移動無線通信装置を提供することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−342321(JP,A) 特開 昭63−232636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが所定の通信モードを有する複数
    の基地局に無線接続可能な移動無線通信装置において、 複数の通信モードの中の特定の通信モードを指定する手
    段と、 複数の基地局からの制御信号を受信し、各基地局の通信
    モードを判定する手段と、 前記指定手段により指定された通信モードを有する基地
    局に対して無線通信チャネルの設定要求を行なうチャネ
    ル設定手段とを具備する移動無線通信装置。
  2. 【請求項2】それぞれが所定の通信モードを有する複数
    の基地局に無線接続可能な移動無線通信装置において、 複数の通信モードの中の特定の通信モードを指定する手
    段と、 複数の基地局からの制御信号を受信し、各基地局の通信
    モードを判定する手段と、 前記複数の基地局の中に前記指定手段により指定された
    通信モードを有する基地局があれば、その基地局に対し
    て無線通信チャネルの設定要求を行ない、そのような基
    地局が無い場合は前記複数の基地局の中のいずれかの基
    地局に対して無線通信チャネルの設定要求を行なうチャ
    ネル設定手段とを具備する移動無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記通信モードはアナログ無線通信チャネ
    ルを使うアナログモードと、ディジタル無線通信チャネ
    ルを使うディジタルモードと、スクランブルされた通信
    信号をディジタル無線通信チャネルを用いて伝送するデ
    ィジタル秘話モードとを含むことを特徴とする請求の範
    囲第1項、または第2項記載の移動無線通信装置。
  4. 【請求項4】前記チャネル設定手段は、前記モード指定
    手段により指定された通信モードがディジタル秘話モー
    ドであり、前記複数の基地局の中にディジタル秘話モー
    ドを有する基地局がある場合は、その中のいずれかに対
    して無線通信チャネルの設定要求を行なうとともにディ
    ジタル秘話モードの表示を行い、前記複数の基地局の中
    にディジタル秘話モードを有する基地局がなく、その中
    にディジタルモードを有する基地局がある場合は、ディ
    ジタルモードを有する基地局の中のいずれかに対して無
    線通信チャネルの設定要求を行なうとともにディジタル
    モードの表示を行い、前記複数の基地局の中にディジタ
    ルモードを有する基地局がない場合は、アナログモード
    を有する基地局の中のいずれかに対して無線通信チャネ
    ルの設定要求を行なうとともにアナログモードの表示を
    行なうことを特徴とする請求の範囲第3項記載の移動無
    線通信装置。
  5. 【請求項5】前記判定手段は前記指定手段により指定さ
    れた通信モードと同じ通信モードを有する基地局からの
    制御信号の受信レベルを検出し、 前記チャネル設定手段は前記指定手段により指定された
    通信モードと同じ通信モードを有する基地局の中で制御
    信号の受信レベルが最大の基地局に対して設定要求を行
    なうことを特徴とする請求の範囲第1項、または第2項
    記載の移動無線通信装置。
  6. 【請求項6】前記チャネル設定手段により設定要求がな
    された基地局の有する通信モードを表示する手段をさら
    に具備することを特徴とする請求の範囲第1項記載の移
    動無線通信装置。
  7. 【請求項7】基地局からの信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された制御チャネルを検索し、
    自身に設定されている通信モードと同じ通信モードと有
    する基地局があるかどうか判定する手段とを具備する移
    動無線通信装置。
  8. 【請求項8】自身に設定されている通信モードと同じ通
    信モードを有する基地局のいずれかに対して設定要求を
    行なう手段をさらに具備することを特徴とする請求の範
    囲第7項記載の移動無線通信装置。
  9. 【請求項9】前記設定要求がなされた基地局の有する通
    信モードを表示する手段をさらに具備することを特徴と
    する請求の範囲第7項記載の移動無線通信装置。
  10. 【請求項10】複数の基地局からの信号を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された制御チャネルを検索し、
    どの基地局が自身に設定されている通信モードと同じ通
    信モードを有し、どの基地局が自身に設定されている通
    信モードではない通信モードを有するかを判定する手段
    と、 前記判定手段の判定結果に応じた通信チャネル設定要求
    を行なう手段とを具備する移動無線通信装置。
  11. 【請求項11】前記判定手段は、前記複数の基地局の中
    に自身に設定されている通信モードと同じ通信モードを
    有する基地局が少なくとも1つあると判定した場合は、
    自身に設定されている通信モードでその中のいずれかに
    対して設定要求を行なうことを特徴とする請求の範囲第
    10記載の移動無線通信装置。
  12. 【請求項12】前記判定手段は、前記複数の基地局の中
    に自身に設定されている通信モードと同じ通信モードを
    有する基地局が少なくともないと判定した場合は、自身
    に設定されている通信モード以外の通信モードでその中
    のいずれかに対して設定要求を行なうことを特徴とする
    請求の範囲第10項記載の移動無線通信装置。
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