JPH05218957A - デュアルモード形無線通信装置 - Google Patents

デュアルモード形無線通信装置

Info

Publication number
JPH05218957A
JPH05218957A JP4020077A JP2007792A JPH05218957A JP H05218957 A JPH05218957 A JP H05218957A JP 4020077 A JP4020077 A JP 4020077A JP 2007792 A JP2007792 A JP 2007792A JP H05218957 A JPH05218957 A JP H05218957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
communication
call
digital
analog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4020077A
Other languages
English (en)
Inventor
Arata Obayashi
新 大林
Takashi Sakakawa
隆 坂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Communication Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4020077A priority Critical patent/JPH05218957A/ja
Priority to US08/013,644 priority patent/US5564077A/en
Publication of JPH05218957A publication Critical patent/JPH05218957A/ja
Priority to US08/617,942 priority patent/US5710986A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力指定したモードおよび通信のために実際
に設定中のモードを使用者が明確に確認できるように
し、これにより誤ったモード指定が行なわれないように
して、常に適確で無駄のない通信を可能とする。 【構成】 制御回路20の制御機能の一つとしてモード
表示制御手段22を設け、このモード表示制御手段22
により、LCD52にモード指定スイッチ51により指
定入力された要求モードを表示させるとともに、通信中
にこの通信で使用中のモードを上記指定入力モードに並
べた状態でLCD52に表示するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車電話シス
テムや携帯電話システム、コードレス電話システムなど
の移動無線通信システムにおいて移動局として使用され
る無線通信装置に係わり、特に無線通信方式としてデュ
アルモードを採用した無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線通信システムの一つとし
て、デュアルモードの無線通信方式を採用したシステム
が提唱されている。デュアルモードとは、アナログモー
ドとディジタルモードとを併用した方式のことである。
【0003】アナログモードは、送信側の通信装置で音
声信号およびデータにより搬送波を例えばFM変調して
送信し、受信側の通信装置で送信側から送られた被変調
波を受信してFM復調することにより音声およびデータ
を再生する方式である。一方ディジタルモードは、送信
側の通信装置で音声信号およびデータを符号化して、こ
の符号化された信号により搬送波を例えばπ/4シフト
DQPSK方式によりディジタル変調して送信し、受信
側の通信装置で上記送信側から送られた被変調波を受信
してディジタル復調したのち、この復調信号を復号する
ことにより音声信号およびデータを再生する方式であ
る。このディジタルモードによる無線通信では、1つの
無線周波数で複数のタイムスロットを時分割多重して伝
送する方式が用いられる。
【0004】図7は、この種のシステムの構成の一例を
示すものである。このシステムは、有線通信網NWに対
し有線回線CLを介して接続された制御局CSと、この
制御局CSに対し各々有線回線CL1〜CL3を介して
接続された複数の基地局BS1,BS2,…と、複数の
移動局MS1,MS2,…とを備えている。上記各基地
局BS1,BS2,…は、各々無線ゾーンE1,E2,
…を形成している。移動局MS1,MS2,…は、上記
各基地局BS1,BS2,…の無線ゾーンE1,E2,
…内において、各基地局BS1,BS2,…に対し無線
通話チャネルを介して接続される。
【0005】このような構成において、例えば移動局M
S1において発呼操作が行なわれると、この移動局MS
1からはアクセスチャネル(A−CH)と呼ばれる制御
チャネルを用いて発呼信号が送信される。このとき各基
地局BS1,BS2,…では、アクセスチャネルにより
発呼信号の到来が監視されている。この状態で、例えば
基地局BS1で上記発呼信号が受信されたとすると、こ
の基地局BS1では自局が保有する複数のアナログ通話
チャネルおよびディジタル通話チャネルの中から空きの
通話チャネルが選択され、この選択された通話チャネル
が発呼応答信号に挿入されて発呼元の移動局MS1へ通
知される。そうすると、基地局BS1と移動局MS1と
の間では、上記選択された通話チャネルの設定が行なわ
れ、この通話チャネルが設定されると以後無線通話が可
能となる。つまり、無線通信方式としてアナログモード
を選択するかまたはディジタルモードを選択するかは、
無線通話チャネルの空きの状態などに応じて、一般に基
地局BS1,BS2,…において決定される。
【0006】ところで、最近この種のシステムにおい
て、無線通信方式の選択を移動局においても行えるよう
にすることが提案されている。この方式は、例えば移動
局にモード指定スイッチを設けておき、このスイッチで
指定されたモードを発呼時または着呼時に基地局に通知
し、基地局がこの通知されたモードに従って空きの通話
チャネルを探して通話チャネルを設定する。また、通話
中においても上記モード指定スイッチの操作を監視し、
このスイッチが操作された場合にモード変更要求信号を
基地局に通知し、基地局がこの要求に従って空きの無線
通話チャネルを探して通話チャネルを変更するものであ
る。このような方式を使用すれば、例えばディジタル通
話チャネルを使用して音声通話を行なっている状態から
アナログ通話チャネルを使用するファクシミリ通信にそ
のまま移行したり、またアナログ通話チャネルを使用し
て通常の通話を行なっている状態からディジタル通話チ
ャネルを使用した秘話通話にそのまま移行することなど
が可能となり、大変便利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方式を実現するために従来より考えられている移動局装
置には、一般にモード指定スイッチにより指定したモー
ドおよび通話中に実際に設定されているモードを、使用
者が明確に知るための機能が備えられていない。このた
め、例えば通信中に先に述べたモード変更を行なう場合
に、現在設定中のモードと同じモードの指定を行なって
しまったり、また希望しないモードが設定されているに
も拘らず希望したモードが設定されたものと誤認識し
て、不適当な状態でそのまま通信を行なってしまうとい
うような種々の不都合が発生する心配があった。
【0008】ちなみに、設定中のモードと同じモードの
指定入力が行なわれた場合にも、移動局と基地局との間
でモード変更要求メッセージなどの制御信号の授受を含
む一連のモード変更制御が実行される。このため、移動
局では消費電力の増加等を生じ、例えば携帯電話装置に
おいてはバッテリの寿命が短命となって連続使用時間の
短縮を招く。また基地局においては、上記モード変更制
御処理による処理上のタイムロスが発生して、本来実行
しなければならない他の制御処理に処理遅延などの悪影
響が生じる。これは、特にトラヒックが高い状態におい
て非常に好ましくない。
【0009】また、希望するモードとは異なるモードが
設定されたことが分からずにそのまま通信を行なうと、
例えばアナログモードが設定されている状態で秘話が必
要な重要な会話を行なってしまったり、またディジタル
モードが設定されている状態でG2またはG3規格によ
るファクシミリ通信を行なおうとしてしまうといった不
具合が発生する。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、入力指定したモードおよ
び通信のために実際に設定中のモードを使用者が明確に
確認できるようにし、これにより誤ったモード指定が行
なわれないようにして、常に適確で無駄のない通信を可
能とするデュアルモード形無線通信装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、無線通信方式としてアナログモードとディ
ジタルモードとを備え、これらのモードを選択的に使用
して無線通信を行なうデュアルモード形無線通信装置に
おいて、前記無線通信方式としてアナログモードおよび
ディジタルモードを選択的に指定するためのモード指定
入力手段に加えて、モード表示手段を備え、このモード
表示手段により、上記モード指定入力手段により指定入
力されたモードおよび無線通信のために使用中のモード
をそれぞれ表示するようにしたものである。
【0012】
【作用】この結果本発明によれば、モード指定入力手段
により入力指定されたモードおよび通信のために実際に
設定中のモードがそれぞれモード表示手段に表示される
ため、通信中に使用者は現在設定中のモードを知ること
ができ、このモードを確認した上でモード変更のための
モード指定操作を行なうことができる。このため、設定
中のモードと同じモードを指定入力してしまう不具合を
防止することが可能となる。したがって、移動局では消
費電力の増加等が防止され、これにより例えば携帯電話
装置においてはバッテリ寿命が延長されて連続使用時間
を延ばすことが可能となる。また基地局では、処理上の
タイムロスの発生が防止されて本来実行しなければなら
ない他の制御処理に処理遅延などの悪影響が生じないよ
うにすることができる。
【0013】さらに本発明によれば、設定中のモードを
通信中に明確に認識できるので、希望するモードとは異
なるモードが設定されてもこれを知ることができる。こ
のため、例えばアナログモードが設定されている状態で
秘話が必要な重要な会話を行なってしまったり、またデ
ィジタルモードが設定されている状態でG2またはG3
規格によるアナログ通信モードのファクシミリ通信を行
なおうとしてしまう等といった不具合が生じないように
することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に係わる移動局装置の構成を示す
ものである。
【0015】同図において、図示しない基地局から所定
のタイムスロットにより送られた無線通信信号は、アン
テナ1および共用器(DUP)2を介して受信回路(R
X)3に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)4から出力されるディジタル通話チャネルに対応し
た局部発振信号と合成されて中間周波信号に変換され
る。そして、この受信中間周波信号は、ディジタル変復
調回路(MOD)6によりフレーム同期およびビット同
期が確立された上でディジタル復調される。尚、上記フ
レーム同期およびビット同期により得られた同期情報は
制御回路20に供給される。上記ディジタル変復調回路
6から出力されたディジタル復調信号には、ディジタル
通話信号とディジタル制御信号とがあり、このうちディ
ジタル制御信号は制御回路20に供給されて識別され
る。一方ディジタル通話信号は等化器(EQL)7に供
給され、ここで復調波形の信号等化が行なわれたのち、
誤り訂正符号復号回路(CH−COD)8で誤り訂正復
号化される。そして、音声符号復号回路(SP−CO
D)9で復号化処理されてアナログ通話信号に戻された
のち、音声スイッチ10を介して受話器11に供給さ
れ、この受話器11から拡声出力される。
【0016】一方、話者の送話音声は、送話器12によ
り集音されて音声信号に変換されたのち、音声スイッチ
13を介して音声符号復号回路9に入力され、ここで符
号化される。この符号化により得られたディジタル送話
信号は、制御回路20から出力されるディジタル制御信
号と共に誤り訂正符号復号回路8で誤り訂正符号化され
たのち、ディジタル変復調回路6に入力される。このデ
ィジタル変復調回路6では、上記誤り訂正符号復号回路
8から供給されたディジタル送信信号に応じた中間周波
数の変調信号が発生され、送信回路(TX)5に入力さ
れる。送信回路5では、上記変調信号が周波数シンセサ
イザ4から出力されるディジタル通話チャネルに対応し
た局部発振信号と合成されて高周波信号に変換され、こ
の高周波信号は高周波増幅されたのち共用器2を介して
アンテナ1から基地局へ向けて送信される。
【0017】また本実施例の移動局装置は、ディジタル
方式と現行のアナログ方式とを共存させたシステム、つ
まりデュアルモードの無線電話システムに適用可能な構
成を有している。すなわち、ディジタルモードではなく
アナログモードで無線通話を行なう場合には、制御回路
20の制御により音声スイッチ10,13が音声符号復
号回路9側からアナログ音声処理回路(A−AUD)1
4側に切換わる。そして、受信回路3から出力された受
信中間周波信号は、アナログ音声処理回路14に入力さ
れてここでFM復調されたのち音声増幅され、しかるの
ち音声スイッチ10を介して受話器11に供給され、こ
の受話器11から拡声出力される。これに対し、送話器
12から出力された送話信号は、音声スイッチ13を介
してアナログ音声処理回路14に入力され、ここで中間
周波信号に変換されたのち送信回路5により高周波信号
に変換されてアンテナ1から送信される。
【0018】なお、15は入力表示部であり、この入力
表示部15にはダイヤルキーや発信スイッチなどに加え
て、図示するごとくモード指定スイッチ51および液晶
表示器(LCD)52が設けられている。モード指定ス
イッチ51は、無線通信方式としてアナログモード、デ
ィジタルモードあるいはモードを特に指定しないデュア
ルモードを選択的に指定するために使用される。また1
6は電源回路であり、バッテリ17の出力を基に所望の
動作電圧Vccを生成して上記各回路に供給する。
【0019】ところで、制御回路20は例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として備えたもので、発着呼に
係わる接続制御や通話制御などの通常の制御手段に加え
て、モード変更制御手段21と、モード表示制御手段2
2とを有している。
【0020】モード変更制御手段21は、通話中に入力
表示部15のモード指定スイッチ51が操作された場合
に、無線通信方式をこのスイッチにより指定されたモー
ドに変更するためのハンドオフ制御を所定の手順で実行
する。
【0021】モード表示制御手段22は、通信に関する
種々の情報を表示するために上記入力表示部15に既に
設けられているLCD52に、モード指定スイッチ51
により指定入力された指定要求モードを「CMODE」
(Call Mode )として表示するとともに、無線通信中に
この通信に実際に使用中の設定モードを表示する。図2
はその表示例を示すもので、(a)はディジタルモード
で通信中にモード指定スイッチ51によりアナログモー
ドが指定入力された場合を、また(b)はアナログモー
ドで通信中にモード指定スイッチ51によりディジタル
モードが指定入力された場合をそれぞれ示し、さらに
(c)は通信を行なっていない状態でモード指定スイッ
チ51によりデュアルモードが指定入力された場合を示
している。次に、以上のように構成された移動局装置の
動作を、制御回路20の制御手順に従って説明する。
【0022】待受状態(非通話状態)において、制御回
路20は図3に示すごとくステップ3a,3bでそれぞ
れ着呼の発生監視および発呼の発生監視を行ないなが
ら、ステップ3cでモード指定スイッチ51の操作監視
を行なっている。そして、この状態でモード指定スイッ
チ51が操作されると、制御回路20はステップ3dに
移行してここで上記モード指定スイッチ51により指定
入力されたモードを制御回路20内のRAMに記憶する
とともに、この指定入力されたモード(要求モード)の
表示パターンをLCD52のCMODE表示位置に表示
する。例えば、使用者が無線通信方式を特に指定しない
デュアルモードを指定したとすれば、図2(c)に示す
ごとくLCD52のCMODE表示位置にデュアルモー
ドであることを表わす表示パターン「DUAL」を表示
する。
【0023】一方、この状態でいま仮に使用者が発呼要
求操作を行なったとする。そうすると制御回路20は、
次のように発呼に応じた接続・通話制御を開始する。す
なわち、図4に示すごとく先ずステップ4aでアクセス
チャネルと呼ばれる制御チャネルを捕捉設定し、続いて
ステップ4bでRAMから指定入力モードを読出して、
この指定入力モードを表わす情報を含んだ発呼信号をス
テップ4bで作成する。そして、ステップ4dによりこ
の作成された発呼信号を基地局に向けて送信する。また
制御回路20は、この発呼信号の送信後にステップ4e
にて基地局からの発呼応答信号の返送を監視する。そし
て、発呼応答信号が返送されると、この発呼応答信号に
挿入されている通話チャネル指示情報に応じて、該当す
る通話チャネルを捕捉し設定する。
【0024】例えば、いま要求モードとして先に述べた
ようにデュアルモードが指定されており、これに応じて
基地局からアナログ通話チャネルが指示されたとする。
そうすると制御回路20は、ステップ4fに移行して、
ここで装置内の動作モードをアナログモードに設定する
とともに、上記基地局から指示されたアナログ通話チャ
ネルを捕捉して設定し、以後アナログモードによる通話
制御動作に移行する。したがって、以後使用者はアナロ
グモードによる通話または通信が可能となる。
【0025】ところで、この通話制御において制御回路
20は、ステップ4gにより現在設定中のモードを表わ
す表示パターンを、つまりこの場合はアナログモードを
表わす表示パターン「ANA」をLCD52に表示させ
る。図6(b)のD1はその表示状態を示すものであ
る。したがって、使用者はモード指定スイッチ51によ
り指定入力した要求モードと、通信のために現在設定中
のモードとを、LCD52を見ることにより一目で認識
することができる。そして制御回路20は、通話制御中
においてステップ4hおよびステップ4iでそれぞれモ
ード指定スイッチ51の操作監視および終話監視を行な
う。
【0026】さて、この状態で例えば通話内容を通常の
通話から秘話通話に切替えるべく、使用者がモード指定
スイッチ51を操作して「ディジタルモード」を指定入
力したとする。そうすると、制御回路20はこの操作を
ステップ4hで検出して、以後モード変更制御に移行す
る。すなわち、制御回路20は先ずステップ5aで、上
記モード指定スイッチ51により入力指定されたモード
(ディジタルモード)を制御回路20内のRAMに記憶
するとともに、この指定入力モードを表わす表示パター
ンを、つまりこの場合はディジタルモードであることを
表わす表示パターン「DIG」をLCD52のCMOS
E表示位置に表示させる。このため、LCD52のモー
ド表示内容は図6(b)のD2のように変化する。
【0027】次に制御回路20は、ステップ5bで上記
指定入力モード(ディジタルモード)を表わす情報を含
んだモード変更要求メッセージを作成し、このモード変
更要求メッセージをステップ5cにより図6(a)に示
すように基地局へ向け送信する。このとき上記モード変
更要求メッセージの送信は、通話信号に割り込むかまた
は重畳することにより行なわれる。このモード変更要求
メッセージの送信後に制御回路20は、ステップ5dで
時間監視を行ないながらステップ5eにて基地局からの
変更要求承認(ACK)応答メッセージの返送を監視す
る。そして、一定時間以内、例えば200msec 以内に、図
6(a)に示すごとく基地局からACK応答メッセージ
が返送されると、次にステップ5fおよびステップ5k
に移行してここでハンドオフ指令の到来監視およびその
他の指令の到来監視を繰り返し行なう。この状態で、図
6(a)に示すように基地局からハンドオフ指令が到来
したとすると、制御回路20はステップ5gに移行して
ここでモード切替え処理を行なう。すなわち、上記ハン
ドオフ指令にはディジタル通話チャネルの指示情報が挿
入されており、制御回路20はこの指示情報に従ってデ
ィジタル通話チャネルを捕捉し、かつこのチャネルの送
受信タイミングの調整などを行なったのち、現在設定中
のアナログ通話チャネルを図6(d)に示すごとくディ
ジタル通話チャネルに切替える。またそれとともに音声
スイッチ10,13をアナログ音声処理回路(A−AU
D)14側から音声符号復号回路9側に切替える。
【0028】また制御回路20は、上記モード切替え処
理の終了後にステップ5hに移行し、ここで切替え後の
新設定モードを表わす表示パターンを、つまりこの場合
にはディジタルモードであることを表わす表示パターン
「DIG」をLCD52に表示させる。このため、LC
D52の表示内容は図6(b)のD4に示すごとく変化
する。
【0029】かくして、アナログモードからディジタル
モードへの切替えは完了し、以後移動局はディジタルモ
ードによる秘話通話が可能となる。また、その際使用者
は、LCD52を視認することにより、通話チャネルが
確かにディジタル通話チャネルに切替わったか否かを確
認したうえで秘話通話に移行することができる。
【0030】なお、上記ステップ5dおよびステップ5
eにおけるACK応答メッセージの返送監視において、
ACK応答メッセージが一定時間(200msec )以内に返
送されなかった場合には、制御回路20はステップ5i
に移行してここでモード変更要求メッセージの送出回数
が3回に達したか否かを判定する。そして、3回に達し
ていなければステップ5cに戻ってモード変更要求メッ
セージを再送出する。このモード変更要求メッセージの
送出は、ACK応答メッセージの返送が確認されるま
で、最大3回まで繰り返される。そして、上記モード変
更要求メッセージを3回送出してもACK応答メッセー
ジが返送されなかった場合には、基地局が受付け不可能
であるかまたは動作異常であると判断してステップ5j
に移行し、ここで鳴音を発生させるなどの異常処理を行
なったのち、アナログモードによる通話制御に戻る。
【0031】また、ACK応答メッセージの返送確認
後、ハンドオフ指令ではなく例えば切断指令などのその
他の指令が到来した場合には、制御回路20はステップ
5kから通話制御に復帰して、ここで上記その他の指令
に応じた処理を実行する。
【0032】以上のように本実施例であれば、LCD5
2にモード指定スイッチ51により指定入力された要求
モードを表示させるとともに、通信中にこの通信で使用
中のモードを上記指定入力モードに並べた状態でLCD
52に表示するようにしたので、使用者は通話もしくは
通信を行いながら現在設定中のモードを確認することが
でき、これにより設定されたモードに適合した通話また
は通信を行なうことができる。例えばアナログモードが
設定されている状態で秘話が必要な重要な会話を行なっ
てしまったり、またディジタルモードが設定されている
状態でG2またはG3規格によるアナログ通信モードの
ファクシミリ通信を行なおうとしてしまう等といった不
具合が生じないようにすることができる。
【0033】また、通信中にモード変更のための操作を
行なう際にも、現在設定中のモードを確認したのち操作
を行なうことができるので、設定中のモードと同じモー
ドを指定入力する不具合は低減される。このため、移動
局では消費電力の増加等が防止され、これにより例えば
携帯電話装置においてはバッテリ寿命が延長されて連続
使用時間を延ばすことが可能となる。また基地局では、
処理上のタイムロスの発生が防止されて本来実行しなけ
ればならない他の制御処理に処理遅延などの悪影響が生
じないようにすることができる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、通信開始時やハンドオフによりモ
ードが切替わった際には、一定期間(例えば数秒間)だ
けLCDに表示するモードの表示パターンを点滅させる
ようにしてもよい。またモードが切替わったときには、
その旨を例えば鳴音や振動を発生させたり、あるいは発
光ダイオードを点灯または点滅させることにより使用者
に報知するようにしてもよい。この様にすると、モード
が設定或いは変更されたことを使用者がより明確に知る
ことができる。
【0035】また、前記実施例では表示手段としてLC
Dを用いて視覚表示する場合を例にとって説明したが、
他に例えば音声合成回路を使用してモードを表わす音声
メッセージを発生させるようにしたり、モードを識別可
能な鳴音を発生させるようにしてもよい。
【0036】さらに、前記実施例ではアナログモードが
設定されている状態からディジタルモードへモード変更
する場合を例にとって説明したが、ディジタルモードか
らアナログモードへモード変更する場合にも同様に実施
できる。ディジタルモードからアナログモードへモード
変更する例としては、例えばディジタルモードによる通
話を行なったのち、通信端末を電話機からファクシミリ
装置に切替えてそのままG2またはG3規格によるファ
クシミリ通信を開始するような場合が考えられる。
【0037】その他、適用するシステムや移動局の種
類、無線通信装置の構成、表示器の構成、入力指定モー
ドおよび設定中のモードの表示パターンや表示位置、モ
ード変更制御手段およびモード表示制御手段の制御手順
および制御内容などについても、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、無
線通信方式としてアナログモードおよびディジタルモー
ドを選択的に指定するためのモード指定入力手段に加え
て、モード表示手段を備え、このモード表示手段によ
り、上記モード指定入力手段により指定入力されたモー
ドおよび無線通信のために使用中のモードをそれぞれ表
示するようにしたことによって、入力指定したモードお
よび通信のために実際に設定中のモードを使用者が明確
に確認することができ、これにより誤ったモード指定が
行なわれないようにして、常に適確で無駄のない通信を
可能とするデュアルモード形無線通信装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる無線通信装置の構成
を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置によるモード表示結果の一例
を示す図。
【図3】図1に示した装置の制御回路が実行する待受状
態における制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図4】図1に示した装置の制御回路が実行する接続・
通話制御の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図5】図1に示した装置の制御回路が実行するモード
変更制御の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図6】図1に示した装置のモード変更時における動作
を説明するための図。
【図7】デュアルモード方式を採用した移動無線通信シ
ステムの概略構成を示す図。
【符号の説明】
NW…有線通信網、CS…制御局、BS1,BS2,…
基地局、MS1,MS2,…移動局、E1,E2,…無
線ゾーン、1…アンテナ、2…共用器(DUP)、3…
受信回路(RX)、4…周波数シンセサイザ(SY
N)、5…送信回路(TX)、6…ディジタル変復調回
路(MOD)、7…等化器(EQL)、8…誤り訂正符
号復号回路(CH−COD)、9…音声符号復号回路
(SP−COD)、10,13…音声スイッチ、11…
受話器、12…送話器、14…アナログ音声処理回路
(A−AUD)、15…入力表示部、16…電源回路、
17…バッテリ、20…制御回路、21…モード変更制
御手段、22…モード表示制御手段、51…モード指定
スイッチ、52…液晶表示器(LCD)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂川 隆 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東 芝コミュニケーションテクノロジ株式会社 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信方式としてアナログモードとデ
    ィジタルモードとを備え、これらのモードを選択的に使
    用して無線通信を行なうデュアルモード形無線通信装置
    において、 前記無線通信方式としてアナログモードおよびディジタ
    ルモードを選択的に指定するためのモード指定入力手段
    と、 このモード指定入力手段により指定入力されたモードお
    よび無線通信のために使用中のモードをそれぞれ表示す
    るためのモード表示手段とを具備したことを特徴とする
    デュアルモード形無線通信装置。
JP4020077A 1992-02-05 1992-02-05 デュアルモード形無線通信装置 Pending JPH05218957A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4020077A JPH05218957A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 デュアルモード形無線通信装置
US08/013,644 US5564077A (en) 1992-02-05 1993-02-04 Dual mode radio communication apparatus having function of selectively designating analog or digital mode
US08/617,942 US5710986A (en) 1992-02-05 1996-03-15 Dual mode radio communication apparatus having function of selectively designating analog or digital mode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4020077A JPH05218957A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 デュアルモード形無線通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05218957A true JPH05218957A (ja) 1993-08-27

Family

ID=12017041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4020077A Pending JPH05218957A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 デュアルモード形無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05218957A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05292016A (ja) * 1992-04-10 1993-11-05 Nec Corp 無線電話方式
WO2006095652A1 (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Nec Corporation 移動通信端末及びハンドオーバ動作の通知方法
JP2010158037A (ja) * 2010-02-01 2010-07-15 Toshiba Corp 無線携帯端末装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05292016A (ja) * 1992-04-10 1993-11-05 Nec Corp 無線電話方式
WO2006095652A1 (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Nec Corporation 移動通信端末及びハンドオーバ動作の通知方法
JPWO2006095652A1 (ja) * 2005-03-07 2008-08-14 日本電気株式会社 移動通信端末及びハンドオーバ動作の通知方法
JP2010158037A (ja) * 2010-02-01 2010-07-15 Toshiba Corp 無線携帯端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5564077A (en) Dual mode radio communication apparatus having function of selectively designating analog or digital mode
JP3015417B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置
JP3034282B2 (ja) 非同期型移動無線通信システム
JPH0685745A (ja) デュアルモード無線通信装置
US7117002B2 (en) Mobile communication system and method having base station dependent mode and a direct mode
JP2001177870A (ja) 無線通信装置
JPH06284464A (ja) デュアルモード無線通信装置
JPH11289278A (ja) 携帯無線端末装置
JP3522759B2 (ja) 移動無線通信装置
JPH05218957A (ja) デュアルモード形無線通信装置
JP3247136B2 (ja) 無線通信装置
JP2665132B2 (ja) マルチチャンネルアクセス方式の無線電話装置
JP3162453B2 (ja) 無線通信装置
JPH0530006A (ja) 無線通信システムおよびこのシステムで使用される無線通信装置
JP3271673B2 (ja) 無線通信装置
JP3220149B2 (ja) 拡張されたチャネルを備えた通信システム
JP3056869B2 (ja) 移動無線通信装置
JPH09307496A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JP2001054170A (ja) 移動無線端末装置
JP3300703B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置
JP2820087B2 (ja) 通信モード切替装置を備えたデジタルコードレス電話方式
US6738359B1 (en) Communication format control method and apparatus
JP2000023226A (ja) 移動通信端末装置
KR100274134B1 (ko) 광역 무선호출기에서의 호출 수신 제어방법
JP3225031B2 (ja) 移動無線通信システムとその無線移動局装置