JPH09307496A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置及び無線通信システム

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JPH09307496A
JPH09307496A JP8144844A JP14484496A JPH09307496A JP H09307496 A JPH09307496 A JP H09307496A JP 8144844 A JP8144844 A JP 8144844A JP 14484496 A JP14484496 A JP 14484496A JP H09307496 A JPH09307496 A JP H09307496A
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wireless
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communication device
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JP8144844A
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Norihiro Ikeda
宣弘 池田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送品質の著しい劣化を防止し、重要な通信
を途切れさせることなく継続して確保することを可能と
した無線通信装置及び無線通信システムを提供する。 【解決手段】 無線電話システムの無線端末110、1
11は、通信に使用するスロットを制御するスロット制
御手段と、スロット制御手段に連動して送信電波の送信
電力を制御する送信電力制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置及び
無線通信システムに係り、更に詳しくは、TDMA(T
ime Division Multiple Access:時分割多重アクセ
ス)/TDD(Time Division Duplex:時分割双方
向)方式を用いたデータ通信を行う場合に好適な無線通
信装置及び無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線電話端末は、パーソナル化が
進展し個人が携帯電話を所有することも珍しくない時代
となっている。また、無線電話端末の無線方式は、アナ
ログ方式が主流であったが、最近では通話品質及び秘話
性等に優れたデジタル方式へと移行されつつある傾向に
ある。当該デジタル方式の無線電話端末サービスの一つ
にパーソナルハンディホンシステム(以下、PHSと略
称)があるが、当該PHSを利用したデータ通信サービ
スは、従来のアナログ/デジタル方式の通信サービスと
比較し高速にデータ伝送を行うことができるという特徴
がある。
【0003】現在では、動画データと音声データの同時
伝送をTDMA/TDD伝送方式において複数スロット
を使用することで同時に伝送できる無線電話端末が製品
化されている。
【0004】ところで、一般的に無線通信においては、
送信電力を大きくしたり受信感度を上げることにより、
基地局と子機間の電波の到達距離を長くすることができ
るが、これを各システムで無制限に行えば、他の無線シ
ステムに対する電波干渉や電波妨害等の問題が発生する
ために、電波法の下、その送信電力の技術基準が規定さ
れている。
【0005】例えば、TDMA/TDD伝送方式を用い
た無線電話システムであるPHSの通信では、子機側か
らの送信時の平均出力が10mW以下という規定があ
り、5msの周期ではスロットの総数が8(上り4、下
り4)であることから、瞬間的に10mW×8=80m
wの電力が送信されている。
【0006】図14は従来の無線電話システムの構成を
示すブロック図である。従来の無線電話システムは、主
装置101と、主装置101に収容される一般加入者回
線・構内交換機等の電話回線102と、一般加入者回線
・構内交換機等の電話回線102を主装置101に収容
する局線インタフェース103と、内線104と、無線
電話システムの専用電話機を収容する専用電話機用イン
タフェース115と、通話路106と、制御部107
と、記憶領域部108と、データ端末112に接続され
る専用電話機114と、データ端末113に接続される
専用電話機114とを備える構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た無線電話システムにおいては、無線電話端末使用者の
移動による無線電話端末の移動に伴い、電波の到達距離
が変化したり、他の無線システムから発生する電波やノ
イズ等の定在波による電波干渉や電波妨害といった様々
な影響を受ける。このため、無線基地局と無線電話端末
との間における伝送品質が著しく劣化する結果、重要な
通信が確保されなくなってしまうという不具合が生ず
る。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、伝送品質の著しい劣化を防止し、重要な通信を
途切れさせることなく継続して確保することを可能とし
た無線通信装置及び無線通信システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、通信に使用するスロットを制御
するスロット制御手段と、該スロット制御手段に連動し
て送信電波の送信電力を制御する送信電力制御手段とを
具備することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記請求項1記載の無線通信装置において、受信電
界強度を測定する電界強度測定手段を具備し、前記スロ
ット制御手段は、前記電界強度測定手段の測定値に基づ
き通信に使用するスロットを制御することを特徴とす
る。
【0011】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記請求項1記載の無線通信装置において、前記送
信電力制御手段は、通信に使用するスロットの数が少な
い時は当該スロットの送信電力が大きくなるように制御
することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記請求項1記載の無線通信装置において、受信デ
ータの誤り率を測定する誤り率測定手段を具備し、前記
スロット制御手段は、前記誤り率測定手段の測定値に基
づき通信に使用するスロットを制御することを特徴とす
る。
【0013】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記請求項1記載の無線通信装置において、通信用
キー押下検出手段を具備し、前記スロット制御手段は、
前記通信用キー押下検出手段の検出結果に基づき通信に
使用するスロットを制御することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記請求項1記載の無線通信装置において、前記ス
ロット制御手段により選択されるチャネル・スロット
は、優先順位に基づき選択されることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、有線回線に接続される無線基地局と前記無線通信装
置とを備え、前記無線基地局と前記無線通信装置との間
の無線通信を複数のスロットを組み合わせて行う無線通
信システムにおいて、前記無線通信装置は、前記スロッ
ト制御手段により決定された使用スロット情報を前記無
線基地局へ通知する使用スロット情報通知手段を具備
し、前記無線基地局は、前記無線通信装置より受信した
使用スロット情報から当該無線通信装置との間で通信に
使用するスロットを制御するスロット制御手段を具備す
ることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、有線回線に接続される前記無線通信装置と無線端末
とを備え、前記無線端末と前記無線通信装置との間の無
線通信を複数のスロットを組み合わせて行う無線通信シ
ステムにおいて、前記無線通信装置は、前記スロット制
御手段により決定された使用スロット情報を前記無線端
末へ通知する使用スロット情報通知手段とを具備し、前
記無線端末は、前記無線通信装置より受信した使用スロ
ット情報から当該無線通信装置との間で通信に使用する
スロットを制御するスロット制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本実施の形態ではPHSを例に上
げて説明するものとする。
【0018】(1)第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態及び後述する第2の実施の形態
に共通の無線電話システムの構成を示すブロック図であ
る。無線電話システムは、主装置101と、電話回線1
02と、局線インタフェース103と、内線104と、
無線基地局用インタフェース105と、通話路106
と、制御部107と、記憶領域部108と、無線基地局
109と、無線端末110と、無線端末111と、デー
タ端末112と、データ端末113とを備える構成とな
っている。
【0019】上記各部の構成を詳述すると、主装置10
1は、無線電話システム全体を制御する。電話回線10
2は、主装置101に収容される一般加入者回線・構内
交換機等の電話回線である。局線インタフェース103
は、主装置101に装備されており、一般加入者回線・
構内交換機等の電話回線102を主装置101に収容す
るインタフェースである。内線104は、無線電話シス
テムの内線として機能する。無線基地局用インタフェー
ス105は、主装置101に装備されており、無線電話
システムの無線基地局を収容するインタフェースであ
る。通話路106は、主装置101に装備されており、
無線電話システムの通話路として機能する。
【0020】制御部107は、主装置101に装備され
ており、各部を制御する。記憶領域部108は、主装置
101に装備されており、各種データを記憶する。無線
基地局109は、無線電話システムの内線104に接続
される。無線端末110は、据え置き型の無線端末であ
り、無線基地局109と無線回線により接続される。無
線端末111は、可搬型の無線端末であり、無線基地局
109と無線回線により接続される。データ端末112
は、操作部・表示部等を備えており、無線端末111に
接続される。データ端末113は、操作部・表示部等を
備えており、無線端末110に接続される。
【0021】図2は第1の実施の形態及び後述する第2
の実施の形態に共通の無線基地局109の構成を示すブ
ロック図である。無線基地局109は、アンテナ201
と、受信部202と、送信部203と、変復調部204
と、チャネルCODEC(CODER-DECODE
R)部205と、内線インタフェース部206と、RO
M(Read Only Memory)207と、RAM(Randam
Accsess Memory)208と、制御部209とを備え
る構成となっている。
【0022】上記各部の構成を詳述すると、アンテナ2
01は、受信部202及び送信部203に接続されてお
り、無線データの送信及び受信を行う。受信部202
は、無線基地局外部から無線データを受信し、送信部2
03は、無線基地局外部へ無線データを送信する。変復
調部204は、送信部203から送信する送信データの
変調及び受信部202で受信した受信データの復調を行
う。
【0023】チャネルCODEC部205は、フレーム
の分解/組立等のTDMA(TimeDivision Multiple
Access:時分割多重アクセス)処理、誤り訂正処理、
スクランブル処理及び音声データの秘話処理を行う。内
線インタフェース部206は、無線電話システムの内線
104を無線基地局109に収容するインタフェースで
ある。ROM207は、各種プログラムを記憶し、RA
M208は、各種制御情報等を蓄積する。制御部209
は、各部の制御を行う。
【0024】図3は第1の実施の形態及び後述する第2
の実施の形態に共通の無線端末110(据え置き型)及
び無線端末111(可搬型)の構成を示すブロック図で
ある。無線端末110(111)は、受話部301と、
送話部302と、アンテナ303と、受信部304と、
送信部305と、変復調部306と、チャネルCODE
C部307と、音声処理回路308と、表示部309
と、ダイヤル情報入力部310と、ROM(Read Onl
y Memory)311と、RAM(Randam Accsess Mem
ory)312と、制御部313とを備える構成となって
いる。
【0025】上記各部の構成を詳述すると、受話部30
1、送話部302は、無線端末使用者が相手先と会話を
行うために用いる。アンテナ303は、受信部304及
び送信部305に接続されており、無線データの送信及
び受信を行う。受信部304は、無線端末外部から無線
データを受信し、送信部305は、無線端末外部へ無線
データを送信する。変復調部306は、送信部305か
ら送信する送信データの変調及び受信部304で受信し
た受信データの復調を行う。
【0026】チャネルCODEC部307は、フレーム
の分解/組立等のTDMA処理、誤り訂正処理、スクラ
ンブル処理及び音声データの秘話処理を行う。音声処理
回路308は、音声データの圧縮符号化処理、伸長複号
化処理を行う。表示部309は、データ通信の状態を表
示する。ダイヤル情報入力部310は、無線端末使用者
がダイヤル情報の入力を行うために用いる。ROM31
1は、各種プログラムを記憶し、RAM312は、各種
制御情報等を蓄積する。制御部313は、各部の制御を
行う。
【0027】図4(A)、(B)は第1の実施の形態に
係る無線電話システムのTDMA/TDD伝送方式にお
ける通信時の使用チャネルの各スロット状態を示す説明
図である。また、図5は第1の実施の形態に係る無線電
話システムのシーケンスチャートである。また、図6、
図10は第1の実施の形態及び後述の第2の実施の形態
に係る無線電話システムの無線端末111における処理
を示すフローチャートである。
【0028】また、図7、図9は第1の実施の形態及び
後述の第2の実施の形態に係る無線電話システムの無線
基地局109における処理を示すフローチャートであ
る。また、図8は第1の実施の形態及び後述の第2の実
施の形態に係る無線電話システムの主装置101におけ
る処理を示すフローチャートである。また、図11は第
1の実施の形態及び後述の第2の実施の形態に係る無線
電話システムで通信中に送受信される制御データの一部
を表すビット列である。
【0029】次に、第1の実施の形態に係る無線電話シ
ステムの動作を、図1、図2、図3のブロック図、図4
のスロット使用状態の説明図、図5のシーケンスチャー
ト、図6、図7、図8、図9、図10のフローチャー
ト、図11の使用スロットを示すビット列の説明図を参
照して説明する。尚、図5のシーケンスチャートは、本
発明に関する主要な部分のみ示されており、本発明に関
係しない制御及び通信動作の詳細に関しては説明は省略
する。
【0030】データ端末112Aが、無線端末1(11
1A)と無線基地局1(109A)を介して(図5のM
501参照)、また、無線基地局1(109A)と主装
置101、無線基地局2(109B)を介して(図5の
M502参照)、また、無線基地局2(109B)と無
線端末2(111B)を介して(図5のM503参
照)、データ端末112Bと2つのスロット(32Kb
ps:音声+32Kbps:画像)を使用してそれぞれ
に音声、画像のデータ(図4の401、402参照)を
送受信している。
【0031】ここで、無線端末1(111A)の通信状
態において受信部202により受信電界強度の値を繰り
返しA/D(アナログ/デジタル)変換して求めてい
る。次に、求めた電界強度のA/D変換値が基準レベル
未満であるか否かを判断する。その結果、電界強度のA
/D変換値が基準レベル未満の場合は、通信中のチャネ
ル変更を起動するために、その旨を制御部209に通知
する(図6のステップS601)。
【0032】制御部209は、通信チャネル変更要求メ
ッセージ(図5のM504参照)をSACCH(Slow
Associated Control CHannel)で無線基地局1(1
09A)に送信する(図6のステップS602)。この
場合、前記通信チャネル変更要求メッセージは、例えば
図11に示すビット情報(〔011〕=スロット:1
(音声)+2(画像)→〔001〕=スロット:(音
声))を含んだメッセージである。引き続き、無線基地
局1(109A)から返信メッセージを受信するために
受信タイマを起動する(図6のステップS603)。受
信タイマが満了した場合(図6のステップS604の答
が肯定)は、無線端末1(111A)は、通信チャネル
変更を行わず通信中1(図5参照)の状態に戻る。
【0033】無線基地局1(109A)は、前記通信チ
ャネル変更要求メッセージ(図5のM504参照)を受
信すると(図7のステップS701)、通信チャネルの
変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの変更
が可能な場合(図7のステップS702の答が肯定)
は、通信チャネルの変更が可能な旨を無線端末1(11
1A)に対して通信チャネル変更指示メッセージ(図5
のM505参照)を送信し、主装置101に対して通信
チャネル変更要求メッセージ(図5のM506参照)を
送信する(図7のステップS705)。引き続き、主装
置101から返信メッセージを受信するために受信タイ
マを起動する(図7のステップS706)。
【0034】主装置101は、前記通信チャネル変更要
求メッセージ(図5のM506参照)を受信すると(図
8のステップS801)、通信チャネルの変更が可能で
あるか否かを判断し、通信チャネルの変更が可能な場合
(図8のステップS802の答が肯定)は、無線基地局
2(109B)に対して通信チャネル変更指示メッセー
ジ(図5のM507)を送信する(図8のステップS8
04)。引き続き、無線基地局2(109B)から返信
メッセージを受信するために受信タイマを起動する(図
8のステップS805)。
【0035】無線基地局2(109B)は、前記通信チ
ャネル変更指示メッセージ(図5のM507参照)を受
信すると(図9のステップS901)、通信チャネルの
変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの変更
が可能である場合(図9のステップS902の答が肯
定)は、無線端末2(111B)に対して通信チャネル
変更指示メッセージ(図5のM508参照)を送信する
(図9のステップS904)。引き続き、無線端末2
(111B)から返信メッセージを受信するために受信
タイマを起動する(図9のステップS905)。
【0036】無線端末2(111B)は、前記通信チャ
ネル変更指示メッセージ(図5のM508参照)を受信
すると(図10のステップS1001)、通信チャネル
の変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの変
更が可能である場合(図10のステップS1002の答
が肯定)は、その旨を無線基地局2(109B)に対し
て通知するために、通信チャネル変更確認メッセージ
(図5のM509参照)を送信する(図10のステップ
S1004)。更に、通信チャネル変更処理((音声+
画像)→(音声))を実行し(図10のステップS10
05)、無線基地局2(109B)に対する送信電波の
送信出力を例えば2倍に制御する(図10のステップS
1006)。以降、通信中2(1スロット(32Kbp
s)=音声通信のみ)の状態(図5のM513参照)へ
遷移する。
【0037】一方、通信チャネルの変更が不可能な場合
(図10のステップS1002の答が否定)は、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線基地局2(109B)
に送信し(図10のステップS1003)、通信中1
(2スロット(64Kbps)=音声+画像通信)の状
態(図5のM503参照)のまま他の通信状態には遷移
しない。
【0038】また、無線基地局2(109B)は、無線
端末2(111B)から、返信メッセージ受信タイマの
満了以前に任意のメッセージを受信した場合は(図9の
ステップS906の答が否定)、受信したメッセージを
解析し、受信メッセージが前記通信チャネル変更不可メ
ッセージである場合(図9のステップS907の答が肯
定)、または、前記返信メッセージ受信タイマが満了し
た場合(図9のステップS906の答が肯定)は、同様
に、通信チャネル変更不可メッセージを主装置101に
送信し(図9のステップS903)、通信中1(2スロ
ット(64Kbps)=音声+画像通信)の状態(図5
のM502、M503参照)のまま他の通信状態には遷
移しない。
【0039】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図9のステップS90
7の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図9のステップS908の答が肯定)は、通信
チャネル変更確認メッセージを主装置101に送信する
(図9のステップS909)。更に、通信チャネル変更
処理((音声+画像)→(音声))を実行し(図9のス
テップS910)、無線端末2(111B)に対する送
信電波の送信出力を例えば2倍に制御する(図9のステ
ップS911)。以降、通信中2(1スロット(32K
bps)=音声通信のみ)の状態(図5のM514、M
515参照)へ遷移する。
【0040】他方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更確認メッセージでない場合(図9のステップS
908の答が否定)、図9のステップS906以下の処
理(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0041】また、主装置101は、無線基地局2(1
09B)から、返信メッセージ受信タイマの満了以前に
任意のメッセージを受信した場合(図8のステップS8
06の答が否定)は、受信したメッセージを解析し、受
信メッセージが前記通信チャネル変更不可メッセージで
ある場合(図8のステップS807の答が肯定)、また
は、前記返信メッセージ受信タイマが満了した場合(図
8のステップS806の答が肯定)は、同様に、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線基地局1(109A)
に送信し(図8のステップS803)、通信中1(2ス
ロット(64Kbps)=音声+画像通信)の状態(図
5のM502参照)のまま他の通信状態には遷移しな
い。
【0042】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図8のステップS80
7の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図8のステップS808の答が肯定)は、通信
チャネル変更受付メッセージ(図5のM511参照)を
無線基地局1(109A)に送信する(図8のステップ
S809)。更に、通信チャネル変更処理((音声+画
像)→(音声))を実行し(図8のステップS81
0)、通信中2(1スロット(32Kbps)=音声通
信のみ)の状態(図5のM514参照)へ遷移する。
【0043】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図8のステップS80
8の答が否定)は、図8のステップS806以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0044】また、無線基地局1(109A)は、主装
置101から、返信メッセージ受信タイマの満了以前に
任意のメッセージを受信した場合(図7のステップS7
07の答が否定)は、受信したメッセージを解析し、受
信メッセージが前記通信チャネル変更不可メッセージで
ある場合(図7のステップS708の答が肯定)、また
は、前記返信メッセージ受信タイマが満了した場合(図
7のステップS707の答が肯定)は、同様に、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線端末1(111A)に
送信し(図7のステップS703)、通信中1(2スロ
ット(64Kbps)=音声+画像通信)の状態(図5
のM501、M502参照)のまま他の通信状態には遷
移しない。
【0045】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図7のステップS70
8の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図7のステップS709の答が肯定)は、通信
チャネル変更受付メッセージ(図5のM512参照)を
無線端末1(111A)に送信する(図7のステップS
710)。更に、通信チャネル変更処理((音声+画
像)→(音声))を実行し(図9のステップS71
1)、無線端末1(111A)に対する送信電波の送信
出力を例えば2倍に制御する(図7のステップS71
2)。以降、通信中2(1スロット(32Kbps)=
音声通信のみ)の状態(図5のM513、M514参
照)へ遷移する。
【0046】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図7のステップS70
9の答が否定)は、図7のステップS707以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0047】また、無線端末1(111A)は、無線基
地局1(109A)から、返信メッセージ受信タイマの
満了以前に任意のメッセージを受信した場合(図6のス
テップS608の答が否定)は、受信したメッセージを
解析し、受信メッセージが前記通信チャネル変更不可メ
ッセージである場合(図6のステップS609の答が肯
定)、または、前記返信メッセージ受信タイマが満了し
た場合(図6のステップS608の答が肯定)は、同様
に、通信中1(2スロット(64Kbps)=音声+画
像通信)の状態(図5のM502参照)のまま他の通信
状態には遷移しない。
【0048】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図6のステップS60
9の答が否定)、通信チャネル変更受付メッセージであ
る場合(図6のステップS610の答が肯定)は、通信
チャネル変更処理((音声+画像)→(音声))を実行
し(図6のステップS611)、無線基地局1(109
A)に対する送信電波の送信出力を例えば2倍に制御す
る(図6のステップS612)。以降、通信中2(1ス
ロット(32Kbps)=音声通信のみ)の状態(図5
のM513参照)へ遷移する。
【0049】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図6のステップS61
0の答が否定)は、図6のステップS608以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0050】以上説明したように、無線端末1(111
A)と無線端末2(111B)間では、通信中2(1ス
ロット(32Kbps)=音声通信のみ)の状態(図5
のM513、M514、M515参照)へ遷移する。
【0051】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、利用者の移動に伴う無線端末の移動や、他の無線シ
ステムからの電波干渉や電波妨害等の種々の電波の影響
を考慮して、通信中に通信チャネルの使用スロット数
と、当該スロット数に応じて送信電波の送信出力を制御
することが可能となり、これにより、伝送品質の著しい
劣化を防止することができると共に、重要な通信を途切
れさせることなく継続して確保することができる。
【0052】(2)第2の実施の形態 第2の実施の形態に係る無線電話システムは、上記第1
の実施の形態と同様に、主装置101と、電話回線10
2と、局線インタフェース103と、内線104と、無
線基地局用インタフェース105と、通話路106と、
制御部107と、記憶領域部108と、無線基地局10
9と、無線端末110と、無線端末111と、データ端
末112と、データ端末113とを備える構成となって
いる(上記図1参照)。
【0053】また、第2の実施の形態に係る無線基地局
109は、上記第1の実施の形態と同様に、アンテナ2
01と、受信部202と、送信部203と、変復調部2
04と、チャネルCODEC部205と、内線インタフ
ェース部206と、ROM207と、RAM208と、
制御部209とを備える構成となっている(上記図2参
照)。
【0054】また、第2の実施の形態に係る無線端末1
10(据え置き型)及び無線端末111(可搬型)は、
上記第1の実施の形態と同様に、受話部301と、送話
部302と、アンテナ303と、受信部304と、送信
部305と、変復調部306と、チャネルCODEC部
307と、音声処理回路308と、表示部309と、ダ
イヤル情報入力部310と、ROM311と、RAM3
12と、制御部313とを備える構成となっている(上
記図3参照)。
【0055】上記無線電話システム全体の構成、無線基
地局109の構成、無線端末110、111の構成は、
上記第1の実施の形態で詳述したので説明は省略する。
【0056】次に、第2の実施の形態に係る無線電話シ
ステムの動作を、図1、図2、図3のブロック図、図1
2のスロット使用状態の説明図、図13のシーケンスチ
ャート、図6、図7、図8、図9、図10のフローチャ
ート、図11の使用スロットを示すビット列の説明図を
参照して説明する。尚、図13のシーケンスチャート
は、本発明に関する主要な部分のみ示されており、本発
明に関係しない制御及び通信動作の詳細に関しては説明
は省略する。
【0057】データ端末112Cが、無線端末1(11
1C)と無線基地局1(109C)を介して(図13の
M1301参照)、また、無線基地局1(109C)と
主装置101、無線基地局2(109D)を介して(図
13のM1302参照)、また、無線基地局2(109
D)と無線端末2(111D)を介して(図13のM1
303参照)、データ端末112Dと2つのスロット
(32Kbps+32Kbps)を使用して伝送データ
(図4の1201、1202参照)を送受信している。
【0058】ここで、無線端末1(111C)の通信状
態において受信部202により受信電界強度の値を繰り
返しA/D(アナログ/デジタル)変換して求めてい
る。次に、求めた電界強度のA/D変換値が基準レベル
未満であるか否かを判断する。その結果、電界強度のA
/D変換値が基準レベル未満の場合は、通信中のチャネ
ル変更を起動するために、その旨を制御部209に通知
する(図6のステップS601)。
【0059】制御部209は、通信チャネル変更要求メ
ッセージ(図13のM504参照)をSACCH(Slo
w Associated Control CHannel)で無線基地局1
(109C)に送信する(図6のステップS602)。
この場合、前記通信チャネル変更要求メッセージは、例
えば図11に示すビット情報(〔011〕=スロット:
1+2→〔001〕=スロット:1)を含んだメッセー
ジである。引き続き、無線基地局1(109C)から返
信メッセージを受信するために受信タイマを起動する
(図6のステップS603)。受信タイマが満了した場
合(図6のステップS604の答が肯定)は、無線端末
1(111C)は、通信チャネル変更を行わず通信中1
(図13参照)の状態に戻る。
【0060】無線基地局1(109C)は、前記通信チ
ャネル変更要求メッセージ(図13のM504参照)を
受信すると(図7のステップS701)、通信チャネル
の変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの変
更が可能な場合(図7のステップS702の答が肯定)
は、通信チャネルの変更が可能な旨を無線端末1(11
1C)に対して通信チャネル変更指示メッセージ(図1
3のM505参照)を送信し、主装置101に対して通
信チャネル変更要求メッセージ(図13のM506参
照)を送信する(図7のステップS705)。引き続
き、主装置101から返信メッセージを受信するために
受信タイマを起動する(図7のステップS706)。
【0061】主装置101は、前記通信チャネル変更要
求メッセージ(図13のM506参照)を受信すると
(図8のステップS801)、通信チャネルの変更が可
能であるか否かを判断し、通信チャネルの変更が可能な
場合(図8のステップS802の答が肯定)は、無線基
地局2(109D)に対して通信チャネル変更指示メッ
セージ(図13のM507)を送信する(図8のステッ
プS804)。引き続き、無線基地局2(109D)か
ら返信メッセージを受信するために受信タイマを起動す
る(図8のステップS805)。
【0062】無線基地局2(109D)は、前記通信チ
ャネル変更指示メッセージ(図13のM507参照)を
受信すると(図9のステップS901)、通信チャネル
の変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの変
更が可能である場合(図9のステップS902の答が肯
定)は、無線端末2(111D)に対して通信チャネル
変更指示メッセージ(図13のM508参照)を送信す
る(図9のステップS904)。引き続き、無線端末2
(111D)から返信メッセージを受信するために受信
タイマを起動する(図9のステップS905)。
【0063】無線端末2(111D)は、前記通信チャ
ネル変更指示メッセージ(図13のM508参照)を受
信すると(図10のステップS1001)、通信チャネ
ルの変更が可能であるか否かを判断し、通信チャネルの
変更が可能である場合(図10のステップS1002の
答が肯定)は、その旨を無線基地局2(109D)に対
して通知するために、通信チャネル変更確認メッセージ
(図13のM509参照)を送信する(図10のステッ
プS1004)。更に、通信チャネル変更処理((2ス
ロット)→(1スロット))を実行し(図10のステッ
プS1005)、無線基地局2(109D)に対する送
信電波の送信出力を例えば2倍に制御する(図10のス
テップS1006)。以降、通信中2(1スロットの
み)の状態(図13のM1304参照)へ遷移する。
【0064】一方、通信チャネルの変更が不可能な場合
(図10のステップS1002の答が否定)は、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線基地局2(109D)
に送信し(図10のステップS1003)、通信中1
(2スロット(64Kbps))の状態(図13のM1
303参照)のまま他の通信状態には遷移しない。
【0065】また、無線基地局2(109D)は、無線
端末2(111D)から、返信メッセージ受信タイマの
満了以前に任意のメッセージを受信した場合は(図9の
ステップS906の答が否定)、受信したメッセージを
解析し、受信メッセージが前記通信チャネル変更不可メ
ッセージである場合(図9のステップS907の答が肯
定)、または、前記返信メッセージ受信タイマが満了し
た場合(図9のステップS906の答が肯定)は、同様
に、通信チャネル変更不可メッセージを主装置101に
送信し(図9のステップS903)、通信中1(2スロ
ット(64Kbps))の状態(図13のM1302、
M1303参照)のまま他の通信状態には遷移しない。
【0066】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図9のステップS90
7の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図9のステップS908の答が肯定)は、通信
チャネル変更確認メッセージを主装置101に送信する
(図9のステップS909)。更に、通信チャネル変更
処理((2スロット)→(1スロット))を実行し(図
9のステップS910)、無線端末2(111D)に対
する送信電波の送信出力を例えば2倍に制御する(図9
のステップS911)。以降、通信中2(1スロット
(32Kbps))の状態(図13のM1305、M1
306参照)へ遷移する。
【0067】他方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更確認メッセージでない場合(図9のステップS
908の答が否定)、図9のステップS906以下の処
理(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0068】また、主装置101は、無線基地局2(1
09D)から、返信メッセージ受信タイマの満了以前に
任意のメッセージを受信した場合(図8のステップS8
06の答が否定)は、受信したメッセージを解析し、受
信メッセージが前記通信チャネル変更不可メッセージで
ある場合(図8のステップS807の答が肯定)、また
は、前記返信メッセージ受信タイマが満了した場合(図
8のステップS806の答が肯定)は、同様に、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線基地局1(109C)
に送信し(図8のステップS803)、通信中1(2ス
ロット(64Kbps))の状態(図13のM1302
参照)のまま他の通信状態には遷移しない。
【0069】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図8のステップS80
7の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図8のステップS808の答が肯定)は、通信
チャネル変更受付メッセージ(図13のM511参照)
を無線基地局1(109C)に送信する(図8のステッ
プS809)。更に、通信チャネル変更処理((音声+
画像)→(音声))を実行し(図8のステップS81
0)、通信中2(1スロット(32Kbps))の状態
(図13のM1305参照)へ遷移する。
【0070】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図8のステップS80
8の答が否定)は、図8のステップS806以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0071】また、無線基地局1(109C)は、主装
置101から、返信メッセージ受信タイマの満了以前に
任意のメッセージを受信した場合(図7のステップS7
07の答が否定)は、受信したメッセージを解析し、受
信メッセージが前記通信チャネル変更不可メッセージで
ある場合(図7のステップS708の答が肯定)、また
は、前記返信メッセージ受信タイマが満了した場合(図
7のステップS707の答が肯定)は、同様に、通信チ
ャネル変更不可メッセージを無線端末1(111C)に
送信し(図7のステップS703)、通信中1(2スロ
ット(64Kbps))の状態(図13のM1301、
M1302参照)のまま他の通信状態には遷移しない。
【0072】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図7のステップS70
8の答が否定)、通信チャネル変更確認メッセージであ
る場合(図7のステップS709の答が肯定)は、通信
チャネル変更受付メッセージ(図5のM512参照)を
無線端末1(111A)に送信する(図7のステップS
710)。更に、通信チャネル変更処理((音声+画
像)→(音声))を実行し(図9のステップS71
1)、無線端末1(111A)に対する送信電波の送信
出力を例えば2倍に制御する(図7のステップS71
2)。以降、通信中2(1スロット(32Kbps))
の状態(図13のM1304、M1305参照)へ遷移
する。
【0073】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図7のステップS70
9の答が否定)は、図7のステップS707以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0074】また、無線端末1(111C)は、無線基
地局1(109C)から、返信メッセージ受信タイマの
満了以前に任意のメッセージを受信した場合(図6のス
テップS608の答が否定)は、受信したメッセージを
解析し、受信メッセージが前記通信チャネル変更不可メ
ッセージである場合(図6のステップS609の答が肯
定)、または、前記返信メッセージ受信タイマが満了し
た場合(図6のステップS608の答が肯定)は、同様
に、通信中1(2スロット(64Kbps))の状態
(図13のM1302参照)のまま他の通信状態には遷
移しない。
【0075】一方、前記受信メッセージが前記通信チャ
ネル変更不可メッセージでなく(図6のステップS60
9の答が否定)、通信チャネル変更受付メッセージであ
る場合(図6のステップS610の答が肯定)は、通信
チャネル変更処理((2スロット)→(1スロット))
を実行し(図6のステップS611)、無線基地局1
(109C)に対する送信電波の送信出力を例えば2倍
に制御する(図6のステップS612)。以降、通信中
2(1スロット(32Kbps))の状態(図13のM
1304参照)へ遷移する。
【0076】他方、前記受信メッセージが通信チャネル
変更受付メッセージでない場合(図6のステップS61
0の答が否定)は、図6のステップS608以下の処理
(メッセージ受信待ち、解析)を継続する。
【0077】以上説明したように、無線端末1(111
C)と無線端末2(111D)間では、通信中2(1ス
ロット(32Kbps))の状態(図13のM130
4、M1305、M1306参照)へ遷移する。
【0078】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、利用者の移動に伴う無線端末の移動や、他の無線シ
ステムからの電波干渉や電波妨害等の種々の電波の影響
を考慮して、通信中に通信チャネルの使用スロット数
と、当該スロット数に応じて送信電波の送信出力を制御
することが可能となり、これにより、伝送品質の著しい
劣化を防止することができると共に、重要な通信を途切
れさせることなく継続して確保することができる。
【0079】尚、上記第1の実施の形態及び第2の実施
の形態では、無線端末1(111A、111C)の通信
状態において受信部202により受信電界強度の値を繰
り返しA/D変換して求め、当該電界強度のA/D変換
値が基準レベル未満であるか否かを判断し、その結果に
基づき通信中のチャネル変更を起動する旨を制御部20
9へ通知する制御を行ったが、下記のような制御を行う
ことも可能である。
【0080】(1)前記通信チャネル変更の起動条件
は、電界強度の基準レベルだけではなく、チャネルCO
DEC部205における誤り訂正率が基準レベル以上に
なった場合にも同様に本発明は実施される。
【0081】(2)また、前記通信チャネル変更の起動
は、無線端末が電波環境の諸条件を監視して自動で行っ
ているが、これは、無線端末の任意のキー押下、即ち利
用者の意志により手動で行われた場合にも本発明は実施
される。
【0082】(3)また、上記第1及び第2の実施の形
態において、前記通信チャネル変更の起動は、無線端末
111が主体となって実施されていたが、これは、無線
基地局109が主体となって実施した場合にも同様に本
発明の効果は得られる。
【0083】(4)また、上記第1の実施の形態では、
音声+映像で使用される2つのスロットを音声の1スロ
ットに制御するように説明されているが、このとき選択
されるチャネル・スロットは、使用されるデータの種別
等により予め設定された優先順位に基づき選択される場
合にも同様に本発明の効果は得られる。
【0084】(5)また、スロットの数は、2つのスロ
ットを1スロットに変更する場合に限定されるものでは
ない。例えば2つのスロットを4つのスロットに変更す
る場合、各スロットの送信電力は半分にする。また、ス
ロットの数を途中で変更する場合に限定されず、通信開
始時にスロットの数と送信電力を決定する場合にも本発
明は適用できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、無線通信装置は、通信に使用するスロットを制
御するスロット制御手段と、該スロット制御手段に連動
して送信電波の送信電力を制御する送信電力制御手段と
を具備しているため、利用者の移動に伴う無線通信装置
の移動や、他の無線システムからの電波干渉や電波妨害
等の種々の電波の影響を考慮して、通信中に通信チャネ
ルの使用スロット数を制御することが可能となり、これ
により、伝送品質の著しい劣化を防止することができる
と共に、重要な通信を途切れさせることなく継続して確
保することができるという効果を奏する。
【0086】請求項2の発明によれば、前記請求項1記
載の無線通信装置において、受信電界強度を測定する電
界強度測定手段を具備し、前記スロット制御手段は、前
記電界強度測定手段の測定値に基づき通信に使用するス
ロットを制御するため、受信電界強度に応じて、通信中
に通信チャネルの使用スロット数を制御することが可能
となり、これにより、伝送品質の著しい劣化を防止する
ことができると共に、重要な通信を途切れさせることな
く継続して確保することができるという効果を奏する。
【0087】請求項3の発明によれば、前記請求項1記
載の無線通信装置において、前記送信電力制御手段は、
通信に使用するスロットの数が少ない時は当該スロット
の送信電力が大きくなるように制御するため、通信中に
通信チャネルの使用スロット数と、当該スロット数に応
じて送信電波の送信出力を制御することが可能となり、
これにより、伝送品質の著しい劣化を防止することがで
きると共に、重要な通信を途切れさせることなく、継続
して確保することができるという効果を奏する。
【0088】請求項4の発明によれば、前記請求項1記
載の無線通信装置において、受信データの誤り率を測定
する誤り率測定手段を具備し、前記スロット制御手段
は、前記誤り率測定手段の測定値に基づき通信に使用す
るスロットを制御するため、受信データの誤り率に応じ
て、通信中に通信チャネルの使用スロット数を制御する
ことが可能となり、これにより、伝送品質の著しい劣化
を防止することができると共に、重要な通信を途切れさ
せることなく継続して確保することができるという効果
を奏する。
【0089】請求項5の発明によれば、前記請求項1記
載の無線通信装置において、通信用キー押下検出手段を
具備し、前記スロット制御手段は、前記通信用キー押下
検出手段の検出結果に基づき通信に使用するスロットを
制御するため、利用者による通信用キーの押下に応じ
て、通信中に通信チャネルの使用スロット数を制御する
ことが可能となり、これにより、伝送品質の著しい劣化
を防止することができると共に、重要な通信を途切れさ
せることなく継続して確保することができるという効果
を奏する。
【0090】請求項6の発明によれば、前記請求項1記
載の無線通信装置において、前記スロット制御手段によ
り選択されるチャネル・スロットは、優先順位に基づき
選択されるため、当該優先順位に応じたチャネル・スロ
ットの選択により、通信中に通信チャネルの使用スロッ
ト数を制御することが可能となり、これにより、伝送品
質の著しい劣化を防止することができると共に、重要な
通信を途切れさせることなく継続して確保することがで
きるという効果を奏する。
【0091】請求項7の発明によれば、有線回線に接続
される無線基地局と前記無線通信装置とを備え、前記無
線基地局と前記無線通信装置との間の無線通信を複数の
スロットを組み合わせて行う無線通信システムにおい
て、前記無線通信装置は、前記スロット制御手段により
決定された使用スロット情報を前記無線基地局へ通知す
る使用スロット情報通知手段を具備し、前記無線基地局
は、前記無線通信装置より受信した使用スロット情報か
ら当該無線通信装置との間で通信に使用するスロットを
制御するスロット制御手段を具備しているため、通信中
に通信チャネルの使用スロット数と、当該スロット数に
応じて送信電波の送信出力を制御することが可能とな
り、これにより、伝送品質の著しい劣化を防止すること
ができると共に、重要な通信を途切れさせることなく継
続して確保することができるという効果を奏する。
【0092】請求項8の発明によれば、有線回線に接続
される前記無線通信装置と無線端末とを備え、前記無線
端末と前記無線通信装置との間の無線通信を複数のスロ
ットを組み合わせて行う無線通信システムにおいて、前
記無線通信装置は、前記スロット制御手段により決定さ
れた使用スロット情報を前記無線端末へ通知する使用ス
ロット情報通知手段とを具備し、前記無線端末は、前記
無線通信装置より受信した使用スロット情報から当該無
線通信装置との間で通信に使用するスロットを制御する
スロット制御手段とを具備しているため、通信中に通信
チャネルの使用スロット数と、当該スロット数に応じて
送信電波の送信出力を制御することが可能となり、これ
により、伝送品質の著しい劣化を防止することができる
と共に、重要な通信を途切れさせることなく継続して確
保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの無線基地局の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの無線端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る無線電話シス
テムにおける通信時の使用チャネルの各スロット状態を
示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る無線電話シス
テムのシーケンスチャートである。
【図6】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの無線端末1の処理を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの無線基地局1の処理を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの主装置の処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線
電話システムの無線基地局2の処理を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無
線電話システムの無線端末2の処理を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無
線電話システムのビット列データを示す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る無線電話シ
ステムにおける通信時の使用チャネルの各スロット状態
を示す説明図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る無線電話シ
ステムのシーケンスチャートである。
【図14】従来の無線電話システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 主装置 102 電話回線 103 局線インタフェース 104 内線 105 無線基地局用インタフェース 106 通話路 107 制御部 108 記憶領域部 109 無線基地局 110、111 無線端末 112、113 データ端末

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信に使用するスロットを制御するスロ
    ット制御手段と、該スロット制御手段に連動して送信電
    波の送信電力を制御する送信電力制御手段とを具備する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の無線通信装置におい
    て、受信電界強度を測定する電界強度測定手段を具備
    し、前記スロット制御手段は、前記電界強度測定手段の
    測定値に基づき通信に使用するスロットを制御すること
    を特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の無線通信装置におい
    て、前記送信電力制御手段は、通信に使用するスロット
    の数が少ない時は当該スロットの送信電力が大きくなる
    ように制御することを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の無線通信装置におい
    て、受信データの誤り率を測定する誤り率測定手段を具
    備し、前記スロット制御手段は、前記誤り率測定手段の
    測定値に基づき通信に使用するスロットを制御すること
    を特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の無線通信装置におい
    て、通信用キー押下検出手段を具備し、前記スロット制
    御手段は、前記通信用キー押下検出手段の検出結果に基
    づき通信に使用するスロットを制御することを特徴とす
    る無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の無線通信装置におい
    て、前記スロット制御手段により選択されるチャネル・
    スロットは、優先順位に基づき選択されることを特徴と
    する無線通信装置。
  7. 【請求項7】 有線回線に接続される無線基地局と前記
    無線通信装置とを備え、前記無線基地局と前記無線通信
    装置との間の無線通信を複数のスロットを組み合わせて
    行う無線通信システムにおいて、 前記無線通信装置は、前記スロット制御手段により決定
    された使用スロット情報を前記無線基地局へ通知する使
    用スロット情報通知手段を具備し、前記無線基地局は、
    前記無線通信装置より受信した使用スロット情報から当
    該無線通信装置との間で通信に使用するスロットを制御
    するスロット制御手段を具備することを特徴とする無線
    通信システム。
  8. 【請求項8】 有線回線に接続される前記無線通信装置
    と無線端末とを備え、前記無線端末と前記無線通信装置
    との間の無線通信を複数のスロットを組み合わせて行う
    無線通信システムにおいて、 前記無線通信装置は、前記スロット制御手段により決定
    された使用スロット情報を前記無線端末へ通知する使用
    スロット情報通知手段とを具備し、前記無線端末は、前
    記無線通信装置より受信した使用スロット情報から当該
    無線通信装置との間で通信に使用するスロットを制御す
    るスロット制御手段とを具備することを特徴とする無線
    通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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