JP2000023226A - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

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JP2000023226A
JP2000023226A JP20433498A JP20433498A JP2000023226A JP 2000023226 A JP2000023226 A JP 2000023226A JP 20433498 A JP20433498 A JP 20433498A JP 20433498 A JP20433498 A JP 20433498A JP 2000023226 A JP2000023226 A JP 2000023226A
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communication
switching
instruction
communication terminal
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JP20433498A
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Inventor
Yasuhiro Kosaka
康浩 小坂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質が劣化している状態において、自動
的に行われるハンドオーバに頼ることなく通信品質を改
善する。 【解決手段】 移動局PS1〜PSnにベストコネクト
ボタン10を設け、通信中にこのベストコネクトボタン
10が押下された場合に、最適基地局選択制御手段51
によりハンドオーバ手順又はTCH切替手順を実行し
て、通信品質のより良好な基地局又はTCHを選択しT
CHを切り替えて通信を継続するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handy-phone System)やこれに類似する移
動通信システムにおいて、移動局として使用される移動
通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばPHSにおいては、移動局を持っ
て通信を行いながら、一つの基地局の無線エリアから他
の基地局の無線エリアへ移動した場合に接続先の基地局
を自動的に切り替える、いわゆるハンドオーバが行われ
ている。このハンドオーバにより、移動局のユーザは基
地局間を移動しながら継続的に通信を行うことが可能と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来より
行われているハンドオーバは、通信中の基地局から到来
する電波の受信レベルを監視し、この受信レベルが所定
の判定レベル以下に劣化した場合に行われる。このと
き、判定レベルは例えば通信を維持可能な最低レベルに
設定されることが多い。このため、ハンドオーバが行わ
れるまでの間でも通信品質が相当劣化していることが多
く、例えば繁華街や駅のホームのように周辺雑音が大き
い環境下で通話を行っている場合や、通話相手の声量が
小さく聞き取り難いような場合には、ユーザはハンドオ
ーバが行われるまで劣悪な通話品質に耐えながら通話を
続けなければならなかった。
【0004】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、通信品質が劣化してい
る状態において、自動的に行われるハンドオーバに頼る
ことなく通信品質を改善することができる移動通信端末
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、サービスエリアに配置された複数の基地
局のいずれかと無線通信チャネルを介して接続され通信
を行う移動通信端末装置において、基地局の選択し直し
指示を入力するための操作入力手段と、最適基地局選択
制御手段とを新たに備える。そして、上記基地局との通
信中に、上記操作入力手段により基地局の選択し直し指
示が入力された場合に、上記最適基地局選択制御手段に
より、通信中の基地局を含む上記複数の基地局の中から
通信条件が最適な基地局を選択し、接続先をこの選択し
た基地局に切り替える制御を実行するように構成したも
のである。
【0006】上記最適基地局選択制御手段による切替制
御の具体例としては次の2つの構成が考えられる。第1
の構成は、操作入力手段により基地局の選択し直し指示
が入力された場合に、通信中の基地局を含む上記複数の
基地局が送信している信号の検索を行い、この信号の検
索結果をもとに通信条件が最適な基地局を選択して、接
続先をこの選択した基地局に切り替えるものである。
【0007】第2の構成は、操作入力手段により基地局
の選択し直し指示が入力された場合に、通信中の基地局
との間でチャネル切替の要求を通知する手順を実行した
のち、通信中の基地局を含む上記複数の基地局から送信
されている信号の検索を行い、この信号の検索結果をも
とに通信条件が最適な基地局を選択して、接続先をこの
選択した基地局に切り替えるものである。
【0008】このような発明によれば、例えばユーザ
が、通話中に操作入力手段を操作して基地局の選択し直
し指示を入力すると、最適基地局選択制御手段により現
時点で通信条件が最適な基地局が選択し直されて、接続
先がこの基地局に切り替えられる。すなわち、通話中に
ユーザの操作に応じてハンドオーバ手順を実行すること
が可能となる。
【0009】このため、例えば通話中に受話品質が劣化
した場合には、ユーザが基地局の選択し直し指示を操作
入力することで、接続先が通信条件のより良好な基地局
に切り替えられて通話が継続される。従って、受信レベ
ルの劣化に応じて自動的に行われる従来のハンドオーバ
手順の実行を待つことなく、ユーザの判断により通話品
質を改善することができる。
【0010】またこの発明は、最適基地局選択制御手段
において、操作入力手段により基地局の選択し直し指示
が入力されてから、接続先を選択した基地局に切り替え
るまでの期間内に、接続先の切替中である旨の情報を使
用者に報知する機能を備えたことを特徴としている。こ
のように構成することで、ユーザは接続先の切り替え処
理中であることを確認することができる。
【0011】さらにこの発明は、最適基地局選択制御手
段において、1回の通信中における切り替え制御の実行
回数を所定回数以内に制限する機能を備えたことも特徴
としている。
【0012】一般に、ハンドオーバ手順が実行される
と、その制御情報が公衆網を介して制御局に転送され、
これにより制御局に記憶されている該当する無線通信端
末に関する管理情報が変更される。すなわち、ハンドオ
ーバ手順が1回実行されるごとに、公衆網を介して基地
局から制御局へ制御情報が転送される。このため、ハン
ドオーバ手順が頻繁に実行されると、公衆網のトラフィ
ックが増大する恐れがある。
【0013】しかし、上記したように1回の通信中にお
ける切り替え制御の実行回数を所定回数以内に制限すれ
ば、公衆網におけるトラフィックの増加を抑制すること
ができる。
【0014】一方他の発明は、サービスエリアに配置さ
れた複数の基地局のいずれかと無線通信チャネルを介し
て接続され通信を行う移動通信端末装置において、基地
局の選択し直し指示を入力するための操作入力手段と、
最適チャネル切替制御手段とを新たに備える。そして、
上記基地局との通信中に、上記操作入力手段により基地
局の選択し直し指示が入力された場合に、上記最適チャ
ネル切替制御手段により、通信中の基地局へ無線通信チ
ャネルの切替要求を送信し、この要求に対し通信中の基
地局から無線通信チャネルの切替指示が通知された場合
に、この切替指示により指示された無線通信チャネルへ
の切り替えを行うように構成したものである。
【0015】この発明によれば、基地局の選択し直し指
示が入力された場合でも、受信品質がそれほど劣化して
いない状態では、ハンドオーバを行わずに無線通信チャ
ネルの切替えのみで対応することができる。このように
すると、切替所要時間をつまり通話の中断時間を短縮す
ることができ、切替えによる通話品質を劣化を極力抑え
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わる移動通
信システムの一実施形態であるPHSの概略構成を示す
図である。すなわち、サービスエリアには複数のPHS
基地局CS1〜CSmが分散配置され、これらのPHS
基地局CS1〜CSmによりそれぞれ半径が100〜5
00メートルの無線ゾーンZ1〜Zmが形成される。P
HS基地局CS1〜CSmは、サービス統合デジタル網
(以下ISDNと略称する)INWに設けられたI′イ
ンタフェース機能を有するPHS接続装置PMにそれぞ
れ接続される。
【0017】なお、図1では無線ゾーンが互いに重なら
ないようにPHS基地局CS1〜CSmを分散配置した
構成を示したが、PHS基地局は同一のサービスエリア
上において無線ゾーンが互いに重なり合うように多重配
置する場合もある。
【0018】各移動局PS1〜PSnは、上記PHS基
地局CS1〜CSmが形成する無線ゾーンZ1〜Zm内
で、無線チャネルを介してPHS基地局CS1〜CSm
に選択的に接続され、このPHS基地局CS1〜CSm
から上記ISDNもしくはこのISDNと加入電話網S
NWとを介して有線電話機TEL1〜TELkに接続さ
れる。また、PHS基地局CS1〜CSmで接続制御す
ることにより、移動局PS1〜PSn相互間の直接通信
も可能である。
【0019】なお、PHS基地局CS1〜CSmと移動
局PS1〜PSnとの間のアクセス方式としては、時分
割多元接続(TDMA;Time Division Multiple Acces
s )方式が採用され、また伝送方式としては時分割双方
向多重(TDD;Time Division Duplex)方式が採用さ
れている。
【0020】またPHSは、データベースや顧客情報管
理データベースなどを持つコントロールセンタCCを備
えている。このコントロールセンタCCには、上記移動
局PS1〜PSnおよびPHS基地局CS1〜CSmに
係わる情報がISDNおよびパケット網PNWを介して
収集され、この情報を基に認証・課金および網管理等の
サービス管理・制御が行なわれる。
【0021】ところで、上記移動局PS1〜PSnは次
のように構成される。図2はその構成を示す回路ブロッ
ク図である。移動局PS1〜PSnは、アンテナ11を
備えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通
話部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ通信部
7とを備えている。
【0022】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は制御部5より無線チャ
ネル周波数に対応する値に指示される。また、無線部1
には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられて
いる。この受信電界強度検出部16では、移動局PS1
〜PSmから到来した無線搬送波信号の受信電界強度が
検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示を
行うために制御部5に通知される。
【0023】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0024】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データを通話部4に入力す
る。一方、分離したスロットのデータが非制限ディジタ
ルデータや制御データであれば、これらのデータをデー
タ通信部7に入力する。
【0025】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0026】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、液晶表示器(LCD)9に供給して表示させ
る。
【0027】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データや情報データは、データ通信部7を
経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0028】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0029】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11からPHS基地局CS1〜
CSnに向け送信される。
【0030】ところで、本実施形態に係わる移動局PS
1toPSnは、ダイヤルキーや各種機能キー等が配設
されたキー入力部8に加え、ベストコネクトボタン10
を備えている。このベストコネクトボタン10は、ノン
ロック式の押しボタンキースイッチからなり、通話中に
ユーザが基地局の選択し直し指示を入力するときに使用
する。その操作信号は制御部5に入力される。
【0031】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、発着信制御や通話制
御、受信レベルに応じたハンドオーバ制御等の通常の制
御機能に加えて、最適基地局選択制御手段51を備えて
いる。
【0032】この最適基地局選択制御手段51は、ある
基地局CSiとの通信中に、上記ベストコネクトボタン
10により基地局の選択し直し指示が入力された場合
に、通信中の基地局CSiを含む全ての基地局CS1〜
CSmの中から通信条件が最適な基地局、つまり受信レ
ベルが最大の基地局CSjを選択し直し、接続先をこの
選択した基地局CSjに切り替える制御を行うものであ
る。
【0033】また最適基地局選択制御手段51は、上記
切替制御期間中に、接続先の切替処理中である旨のメッ
セージを液晶表示器9に表示する機能を有する。さら
に、1回の通信中における切替制御の実行回数を所定回
数以内に、例えば3回以内に制限する機能も有する。
【0034】次に、以上のように構成された移動局PS
1〜PSnにおける最適基地局の選択し直し制御動作
を、実施が想定されるいくつかの制御シーケンスに分け
て説明する。
【0035】(1)他の基地局への切替:移動局要求付
き再発呼型 図3はその制御シーケンスを示す図である。いま仮に移
動局PS1が基地局CSiとの間で通信を行っているも
のとする。この通信中に移動局PS1は、RSSI16
から出力された受信電界強度の検出信号をもとに受信レ
ベル/受信品質劣化の監視を行っている。またそれと共
にベストコネクトボタン10の操作監視を行っている。
【0036】この状態でユーザがベストコネクトボタン
10を押下したとする。そうすると移動局PS1は、図
3に示すように先ず通信中の基地局CSiに対し、制御
チャネルSACCH/FACCHを使用して情報チャネ
ル(TCH)の切替要求を送出する。この要求に対し、
基地局CSiからTCH切替指示が返送されると、移動
局PS1は基地局検索動作(CSサーチ)を行う。この
CSサーチは次のように行う。すなわち、TCHの受信
を一時中止して、電波を受信可能な全ての基地局からの
制御チャネルを順次受信し、その受信レベルをそれぞれ
検出する。そして、電波を受信できた基地局を受信レベ
ルの大きい順に並べ替える。
【0037】CSサーチが終了すると移動局PS1は、
次に上記CSサーチの結果をもとに受信レベルが最大の
基地局CSjを選び、この基地局CSjに対しリンクチ
ャネル確立要求を送信する。この要求に対し基地局CS
jからリンクチャネル割当が到来すると、このリンクチ
ャネル割当により指定された情報チャネル(TCH)を
捕捉するための手順を実行する。そして、この新たなT
CHが捕捉できると、以後基地局CSjとの間で、図3
に示すように呼設定と呼設定受付の送受、機能要求と機
能要求応答の送受、秘匿鍵設定の送信、認証要求と認証
応答の送受等の手順を順次実行する。そして、基地局C
Sjから切断要求(DISC)が送られると、応答(U
A)を返送すると共に今まで保持していた切替前のTC
Hを切断し、さらに基地局CSjからの応答を受信した
のち、新たな基地局CSjとの間で通信を再開する。
【0038】また以上の切替制御期間中に、移動局PS
1は切替制御中である旨のメッセージを制御部5から液
晶表示器9に供給して表示させる。メッセージの内容と
しては、例えば「アンテナサーチ中」、「基地局切替
中」、「ハンドオーバ中」などが使用される。
【0039】かくして、ユーザによるベストコネクトボ
タン10の操作に伴う接続先基地局の切替えがなされ
る。従ってユーザは、通話中に受信品質が劣化して受話
音声を聞き取り難くなった場合でも、ベストコネクトボ
タン10を押下して移動局PS1にハンドオーバを行わ
せることで、より受信レベルの高い基地局との間で品質
の良好な通話を続けることができる。
【0040】なお、ユーザがベストコネクトボタン10
を押下せずに通話を続けていた場合には、受信レベル/
受信品質が所定レベル以下に劣化したことが検出された
時点で、移動局PS1は自動的にハンドオーバを実行す
る。このときの切替制御手順も図3に示した場合と同じ
である。
【0041】また、本実施形態の移動局では、1回の通
信中にベストコネクトボタン10の押下に伴い実行され
る基地局切替制御の回数を所定回数に、例えば3回に制
限している。これは次のような理由による。
【0042】すなわち、一般に、ハンドオーバ手順が実
行されると、その制御情報が公衆網INWを介してコン
トロールセンタCCに転送され、これによりコントロー
ルセンタCCに記憶されている該当する移動局に関する
管理情報が更新される。つまり、ハンドオーバ手順が1
回実行されるごとに、公衆網INWを介して基地局CS
1〜CSmからコントロールセンタCCへ制御情報が転
送される。このため、ハンドオーバ手順が頻繁に実行さ
れると、公衆網INWのトラフィックが増大する恐れが
ある。
【0043】しかし、上記したように1回の通信中にお
ける切替制御の実行回数を3回以内に制限すれば、公衆
網INWにおけるトラフィックの増加を抑制することが
できる。
【0044】(2)他の基地局への切替:移動局再発呼
型 図4はその制御シーケンスを示す図である。通信中に移
動局PS1は、RSSI16から出力された受信電界強
度の検出信号をもとに受信レベル/受信品質劣化の監視
を行うと共に、ベストコネクトボタン10の操作監視を
行っている。
【0045】この状態でユーザがベストコネクトボタン
10を押下したとする。そうすると移動局PS1は、図
4に示すように即時基地局検索動作(CSサーチ)を行
う。このCSサーチは、先に述べたように、TCHの受
信を一時中止したのち電波を受信可能な全ての基地局か
らの制御チャネルを順次受信して、その受信レベルをそ
れぞれ検出し、電波を受信できた基地局を受信レベルの
大きい順に並べ替えることにより行う。
【0046】そして、CSサーチが終了すると移動局P
S1は、次に上記CSサーチの結果をもとに受信レベル
が最大の基地局CSjを選び、この基地局CSjに対し
リンクチャネル確立要求を送信する。この要求に対し切
替先の基地局CSjからリンクチャネル割当が到来する
と、このリンクチャネル割当により指定された情報チャ
ネル(TCH)を捕捉するための手順を実行する。そし
て、この新たなTCHが捕捉できると、以後切替先の基
地局CSjとの間で、図4に示すように呼制御のための
ネゴシエーションを実行し、このネゴシエーションを終
了すると以後基地局CSjとの間で通信を再開する。
【0047】このシーケンスでは、切替元の基地局CS
iとの間で行われるTCH切替要求とTCH切替指示の
送受手順が省略されるので、その分切替えに要する時間
を短縮することが可能である。
【0048】(3)他の基地局への通信中TCH切替:
移動局要求付きTCH切替型 図5はその制御シーケンスを示す図である。通信中に移
動局PS1は、RSSI16から出力された受信電界強
度の検出信号をもとに受信レベル/受信品質劣化の監視
を行うと共に、ベストコネクトボタン10の操作監視を
行っている。
【0049】この状態でユーザがベストコネクトボタン
10を押下したとする。そうすると移動局PS1は、図
5に示すように通信中の基地局CSiに対しTCH切替
要求を送出する。このTCH切替要求を受信すると切替
元の基地局CSiは、自局とその周辺の基地局が保有す
るTCHの中から適当なTCHを選択し、このTCHを
指定する情報をTCH切替指示に含めて要求元の移動局
PS1に送出する。
【0050】いま周辺基地局CSjのTCHが指定され
たとする。そうすると移動局PS1は、この指定された
切替先の基地局CSjとの間で同期バーストの送受信を
行う。そして、これによりTCHの同期が確立される
と、SABM(Set Asynchronous Balanced Mode)を送
信し、その応答を受信した後、切替先の基地局CSjと
の間で通信を再開する。
【0051】(4)同一基地局での通信中TCH切替 図6はその制御シーケンスを示す図である。通信中に移
動局PS1は、RSSI16から出力された受信電界強
度の検出信号をもとに受信レベル/受信品質劣化の監視
を行うと共に、ベストコネクトボタン10の操作監視を
行っている。
【0052】この状態でユーザがベストコネクトボタン
10を押下したとする。そうすると移動局PS1は、図
6に示すように通信中の基地局CSiに対しTCH切替
要求を送出する。このTCH切替要求を受信すると切替
元の基地局CSiは、自局とその周辺の基地局が保有す
るTCHの中から適当なTCHを選択し、このTCHを
指定する情報をTCH切替指示に含めて要求元の移動局
PS1に送出する。
【0053】いま通信中の基地局CSjの別のTCHが
指定されたとする。そうすると移動局PS1は、この指
定に従い通信中の基地局CSjとの間で、上記指定され
たTCHの同期を確立するために同期バーストの送受信
を行う。そして、これにより指定されたTCHの同期が
確立されると、SABM(Set Asynchronous Balanced
Mode)を送信し、その応答を受信した後に、基地局CS
jとの間で通信を再開する。
【0054】上記(3)及び(4)のシーケンスでは、
ハンドオーバ手順を用いず、情報チャネル(TCH)の
切替え手順により、移動局PS1にとってより最適なT
CHに切り替えられて通信が継続される。このため、ハ
ンドオーバ手順の場合のような公衆網INWを介した制
御情報の転送は行われず、また呼設定等の呼制御手順も
省略されるので、簡単かつ短時間のTCH切替が可能と
なる。このシーケンスは、繁華街や駅の構内等のように
同一エリアに複数の基地局が多重配置されている場合
に、有効である。
【0055】なお、ベストコネクトボタン10が押下さ
れた場合に、上記(1),(2)のハンドオーバのシー
ケンスを実行するか、また(3),(4)のTCH切替
のシーケンスを実行するかは、予め固定的に決めておい
てもよいが、電波を受信可能な基地局の数や、受信され
るTCHの受信レベル/受信品質の程度に応じて、選択
するようにしてもよい。
【0056】以上述べたようにこの発明の一実施形態で
は、移動局PS1〜PSnにベストコネクトボタン10
を設け、通信中にこのベストコネクトボタン10が押下
された場合に、最適基地局選択制御手段51によりハン
ドオーバ手順又はTCH切替手順を実行して、通信品質
のより良好な基地局又はTCHを選択しTCHを切り替
えて通信を継続するようにしている。
【0057】従って本実施形態によれば、ユーザのベス
トコネクトボタン10の押下によりハンドオーバ手順又
はTCH切替手順を起動することができる。このため、
通話中に受信レベルが劣化した場合にユーザは、受信レ
ベル/受信品質の劣化に応じて自動的にハンドオーバが
実行されるまで待つことなく、自身の操作によりハンド
オーバ又はTCH切替を行わせて通話品質を積極的に改
善することができる。これによりユーザは、例えば繁華
街や駅のホームのように周辺雑音が大きい環境下で通話
を行っている場合や、通話相手の声量が小さく聞き取り
難いような場合に、劣悪な通話品質に耐えながら通話を
続けなくても済む。
【0058】また本実施形態では、ハンドオーバ又はT
CH切替の手順実行中に、接続切替中である旨のメッセ
ージが移動局の液晶表示器9に表示されるので、ユーザ
は接続先切替中であることを確認することができる。な
お、接続切替中である旨の報知方式としては、メッセー
ジを液晶表示器9に表示する以外に、接続切替中である
ことを表す所定パターンのトーン又は音声メッセージを
サウンダ或いは受話用スピーカ43から拡声出力するよ
うにしてもよい。
【0059】さらに本実施形態では、1回の通信中にお
いて、ベストコネクトボタン10の操作に応じたハンド
オーバの実行回数を計数して、この実行回数が3回を超
えると、それ以降のハンドオーバの実行を行わないよう
にしている。このようにするると、ハンドオーバによる
公衆網INWのトラフィックの増加を抑制することがで
きる。
【0060】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態では操作入力手
段としてのベストコネクトボタン10をキー入力部とは
独立して設けた場合について述べたが、キー入力部10
の機能キーと数字キーとの組み合わせ操作により実現し
てもよい。
【0061】また前記実施形態では、通信中にベストコ
ネクトボタン10が押下された場合に最適基地局の選択
し直しを行うようにしたが、待ち受け中にベストコネク
トボタン10が押下された場合にも最適基地局の選択し
直しを行うようにしてもよい。このようにすると、発着
信が発生した場合に常に通信条件が最適な基地局との間
で通信を開始することができ、これにより通信品質をよ
り一層高めることができる。また、通話中のハンドオー
バを減少させて、通信品質の安定化と公衆網のトラフィ
ックの低減を図ることができる。
【0062】さらに、移動通信端末装置はPHS端末に
限るものではなく、同様のシステム構成を有するその他
の移動通信システムで使用される移動通信端末装置に適
用してもよい。その他、移動通信端末装置の構成や、ベ
ストコネクトボタンが操作された時のハンドオーバ又は
チャネル切替のシーケンス等についても、この発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、サー
ビスエリアに配置された複数の基地局のいずれかと無線
通信チャネルを介して接続され通信を行う移動局におい
て、基地局の選択し直し指示を入力するための操作入力
手段と、最適基地局選択制御手段とを新たに備え、基地
局との通信中に上記操作入力手段により基地局の選択し
直し指示が入力された場合に、上記最適基地局選択制御
手段により、通信中の基地局を含む上記複数の基地局の
中から通信条件が最適な基地局を選択し直し、接続先を
この選択した基地局に切り替える制御を実行するように
している。
【0064】また他の発明では、基地局の選択し直し指
示を入力するための操作入力手段と、最適通信チャネル
選択制御手段とを備え、基地局との通信中に、上記操作
入力手段により基地局の選択し直し指示が入力された場
合に、上記最適チャネル切替制御手段により、通信中の
基地局へ無線通信チャネルの切替要求を送信し、この要
求に対し通信中の基地局から無線通信チャネルの切替指
示が通知された場合に、この切替指示により指示された
無線通信チャネルへの切り替えを行うようにしている。
【0065】従ってこれらの発明によれば、通信品質が
劣化している状態において、自動的に行われるハンドオ
ーバに頼ることなく通信品質を改善することが可能な移
動通信端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信システムの一例で
あるPHSの概略構成図。
【図2】 この発明に係わる移動局の一実施形態を示す
回路ブロック図。
【図3】 図2に示した移動局における通信中の最適基
地局切替制御の第1の動作例を示すシーケンス図。
【図4】 図2に示した移動局における通信中の最適基
地局切替制御の第2の動作例を示すシーケンス図。
【図5】 図2に示した移動局における通信中の最適通
信チャネル切替制御の第1の動作例を示すシーケンス
図。
【図6】 図2に示した移動局における通信中の最適通
信チャネル切替制御の第2の動作例を示すシーケンス
図。
【符号の説明】
CS1〜CSm…PHS基地局 Z1〜Zm…無線ゾーン PS1〜PSn…移動局 INW…ISDN網 SNW…加入電話網 PNW…パケット網 PM…PHS接続装置 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…通話部 5…制御部 6…情報記憶部 7…データ通信部 8…キー入力部 9…液晶表示部(LCD) 10…ベストコネクトボタン 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 51…最適基地局選択制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアに配置された複数の基地
    局のいずれかと無線通信チャネルを介して接続され通信
    を行う移動通信端末装置において、 基地局の選択し直し指示を入力するための操作入力手段
    と、 前記基地局との通信中に、前記操作入力手段により基地
    局の選択し直し指示が入力された場合に、通信中の基地
    局を含む前記複数の基地局の中から通信条件が最適な基
    地局を選択し、接続先をこの選択した基地局に切り替え
    る制御を行う最適基地局選択制御手段とを具備したこと
    を特徴とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記最適基地局選択制御手段は、前記操
    作入力手段により基地局の選択し直し指示が入力された
    場合に、通信中の基地局を含む前記複数の基地局が送信
    している信号の検索を行い、この信号の検索結果をもと
    に通信条件が最適な基地局を選択して、接続先をこの選
    択した基地局に切り替えることを特徴とする請求項1記
    載の移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記最適基地局選択制御手段は、前記操
    作入力手段により基地局の選択し直し指示が入力された
    場合に、通信中の基地局との間でチャネル切替の要求を
    通知する手順を実行したのち、通信中の基地局を含む前
    記複数の基地局から送信されている信号の検索を行い、
    この信号の検索結果をもとに通信条件が最適な基地局を
    選択して、接続先をこの選択した基地局に切り替えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記最適基地局選択制御手段は、前記操
    作入力手段により基地局の選択し直し指示が入力されて
    から、接続先を選択した基地局に切り替えるまでの期間
    中に、接続先を切替中である旨の情報を使用者に報知す
    る機能を備えることを特徴とする請求項1記載の移動通
    信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記最適基地局選択制御手段は、1回の
    通信中における切り替え制御の実行回数を所定回数以内
    に制限する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 サービスエリアに配置された複数の基地
    局のいずれかと無線通信チャネルを介して接続され通信
    を行う移動通信端末装置において、 基地局の選択し直し指示を入力するための操作入力手段
    と、 前記基地局との通信中に、前記操作入力手段により基地
    局の選択し直し指示が入力された場合に、通信中の基地
    局へ無線通信チャネルの切替要求を送信し、この要求に
    対し通信中の基地局から無線通信チャネルの切替指示が
    通知された場合に、この切替指示により指示された無線
    通信チャネルへの切り替え制御を行う最適チャネル切替
    制御手段とを具備したことを特徴とする移動通信端末装
    置。
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