JP4560107B2 - 移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末 - Google Patents

移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末 Download PDF

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    • H04W36/008375Determination of triggering parameters for hand-off based on historical data

Description

この発明は、例えばマイクロセル方式でエリアを形成する移動通信システムの改良に関する。
移動通信システムのエリアを形成する方式には、大別してマクロセル方式とマイクロセル方式とがある。前者の代表的なものはいわゆる携帯電話システムであり、1つ1つの無線エリアの半径は数kmにもおよぶ。これに対しPHS(Personal Handy-phone System)は後者の方式を採用し、エリア半径は高々数100m程度と非常に小さい。
マイクロセル方式では地域の通信需要の変化に応じて基地局が頻繁に増設され、また撤去される。このような事情から基地局の設置に際して置局設計を行わないのが普通である。その結果として生じるエリア間の干渉にはそれぞれの基地局が自律的に対処することで混信を回避するようになっている。
この種のシステムではハンドオーバに際して、移動端末からの再発呼によりエリアを切り替えるようになっている。マイクロセル方式のシステムではハンドオーバが頻繁に起こるので端末の高速移動に弱く、これを解決したいというニーズがあるものの、現状ではハンドオーバの性能は端末の能力に大きく依存している(特許文献1を参照)。例えばこの文献の技術を用いて高速移動性能を高めようとすると端末コストが上昇し、ひいてはユーザの負担が大きくなるのでなるべく避けたい。また特許文献1の技術は、その実施にあたり通信領域(ゾーンまたはエリア)の範囲が予め特定されていることが必須であるので置局設計をしないシステムには適用することができない。
特開平5−14265号公報
以上述べたように既存の移動通信システムでは、ハンドオーバ性能を改善するには端末のコストを上げざるを得ない。低コストで、特に端末のコストを抑えるかたちで高速移動性能を向上させることの可能な技術革新が待たれている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、高速移動性能を低コストで向上させることの可能な移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、それぞれ無線ゾーンを形成する複数の基地局と、無線ゾーン間の移動に伴い異なる基地局にハンドオーバする複数の移動端末と、基地局ごとの個別回線を介してそれぞれの基地局を収容する制御装置とを具備する移動通信システムであって、制御装置が、構築手段と、予測手段と、指示手段とを備える移動通信システムが提供される。またこの発明の一態様によれば、前記指示手段からの指示に基づいてハンドオーバを行うハンドオーバ処理部を備える移動端末が提供される。
構築手段は、移動通信システムに生じたハンドオーバの履歴が蓄積されるに伴い、ハンドオーバのタイミングとその相手先の基地局とを予測するためのデータベースを構築する。このデータベースは、例えば3つの基地局を順に配列した順列ごとに、その順列が生じた頻度と、その順列の1番目、2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間の比率を示す統計情報とを対応付けたデータベースである。
3つの基地局を順に配列した順列とは、例えば複数の基地局CS1,CS2,CS3,CS4があるとすれば、これらから3つを取り出した順列(CS1,CS2,CS3)、(CS1,CS2,CS4)、(CS1,CS3,CS2)、(CS1,CS3,CS4)、(CS1,CS4,CS2)、(CS1,CS4,CS3)、(CS2,CS1,CS3)、(CS2,CS1,CS4)、(CS2,CS3,CS1)、(CS2,CS3,CS4)、(CS2,CS4,CS1)、(CS2,CS4,CS3)、(CS3,CS1,CS2)、(CS3,CS1,CS4)、(CS3,CS2,CS1)、(CS3,CS2,CS4)、(CS3,CS4,CS1)、(CS3,CS4,CS2)、(CS4,CS1,CS2)、(CS4,CS1,CS3)、(CS4,CS2,CS1)、(CS4,CS2,CS3)、(CS4,CS3,CS1)、(CS4,CS3,CS2)を意味する。例えば順列(CS2,CS1,CS4)において、1番目は基地局CS2、2番目はCS1、3番目はCS4である。
移動端末が基地局へのハンドオーバを重ねて、時間が経過するにしたがって例えば(CS1,CS4,CS2)→(CS4,CS2,CS3)というように接続先基地局を順番に並べた順列が次々に生じる。データベースは各順列ごとにその生じた頻度、あるいは回数を対応付けたものである。なお、基地局の配列によっては生じ得ない順列もある。例えば互いに離れた場所に有る基地局どうしは、どれだけ時間が経過しても同じ順列に含まれないことが考えられる。そのような順列に対してはデータ蓄積領域を設けなくとも良い。
さらに、各順列ごとに時間の統計情報が対応付けられる。統計情報は順列の中の1番目、2番目の基地局における移動端末の通信時間の比である。例えば或る移動端末がCS1に30秒間、CS4に120秒間接続したとすれば、上記の順列(CS1,CS4,CS2)には30と120の比である4が対応付けられる。
この統計情報を用いてハンドオーバの生じるタイミングを予測できる。例えば別の移動端末がCS1に接続した期間が15秒であったとすれば、現時点で接続中の基地局CS4への接続期間は15秒×4(統計情報)=60秒と見積もることができる。この値を基地局CS4へのハンドオーバ時刻に加算すれば、次の接続先CS2へのハンドオーバのタイミングを予測することができる。
さらに、相手先となり得る基地局をも予測することが可能になる。例えばCS1からCS4にハンドオーバした移動端末の次のハンドオーバ先は、複数の順列(CS1,CS4,CS2)、(CS1,CS4,CS3)のうち頻度を基準として、例えば頻度が最大の順列を特定すれば、その3番目の基地局として選択することができる。
以上のようなデータベースは構築手段により構築され、ハンドオーバ先とそのタイミングは予測手段により予測される。その結果をもとに指示手段により、通信中の移動端末に指示が送られる。
すなわちハンドオーバ先の基地局とそのタイミングとをシステム側において予測することが可能になるので、移動端末自身の制御によらず、ネットワーク側の主導によりハンドオーバを実行することができる。従って潤沢なシステムリソースを活用することでハンドオーバの高速化を促進することが可能になる。そればかりか移動端末の処理に負う部分を可能な限り削減できるので、その分、端末コストを下げることも可能になる。
この発明によれば、高速移動性能を低コストで向上させることの可能な移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末を提供することができる。
図1は、この発明に係わる移動通信システムの実施の形態を示すシステム図である。図1の移動通信システムSは、複数の基地局CS(CS1〜CSn)と、これらの基地局CS1〜CSnを個別回線を介して収容する制御装置4とを中核にして形成される。個別回線は、有線回線、ISDN(Integrated Service Digital Network)回線、またはIP(Internet Protocol)網3を経由するパケット回線などである。あるいは無線回線もあり得る。実施形態においては個別回線のプロトコルをIPに統一するとシステム実装の面から都合が良い。このほか固定電話機2が制御装置4に接続されてもよい。
基地局CS1〜CSnはそれぞれ無線ゾーンを形成し、移動端末PS(PS1、PS2)はいずれかの無線ゾーンにおいて基地局に無線収容される。移動端末PSは無線ゾーン間を移動するに伴ってハンドオーバを行い、接続先の基地局を順次切り替える。もちろん、移動端末の数は2個に限られるものではない。
制御装置4はゲートウェイ1を介して通信ネットワークに接続される。通信ネットワークはISDN40などの交換網、あるいはインターネットサービスプロバイダ(ISP)5を経由するIPネットワーク6などである。IPネットワーク6は広域イーサネット(登録商標)、あるいはIP−VPN(IP-Virtual Private Network)接続サービスなどのパケット通信網である。ゲートウェイ1はこれらの異種網と移動通信システムSとを接続するためのプロトコル変換機能を備える。
図2は図1の制御装置4を示す機能ブロック図である。制御装置4はパケットスイッチ部41、基地局インタフェース部42、ネットワークインタフェース部43、メモリ44、および主制御部45を備える。このうち基地局インタフェース部42は個別回線を介して基地局CS1〜CSnを収容するためのインタフェース処理を行う。ネットワークインタフェース部43はゲートウェイ1を介して通信ネットワークと接続するためのインタフェース処理を行う。
基地局インタフェース部42、ネットワークインタフェース部43はいずれもIPパケットを授受し、その間に配設されるパケットスイッチ部41によりパケット交換が実施される。パケット交換を含む装置内部の各種の動作は主制御部45により統括的に制御され、そのためのプログラムおよび各種設定データはメモリ44に記憶される。
すなわち制御装置4は、移動端末PSとその通信相手先との間で授受される音声データ、映像データ、画像データなどのディジタル信号、および各種サービスを提供するためのデータを、指定の通信種別に従って処理する。また制御装置4は異種網間でのプロトコル変換が必要であれば通信プロトコル変換を行ない、対向装置(インターネットゲートウェイなど)との間で通信種別に従って通信路を形成してエンド・ツウ・エンドの通信を実現する。
図3は、図2の主制御部45に備わる機能を示すブロック図である。主制御部45は通信時間算出部45a、通信時間比算出部45b、データベース作成部45c、接続先予測部45d、タイミング予測部45e、ハンドオーバ制御部45f、および、リンク形成部45gを備える。これらは、いずれもメモリ44に記憶されるプログラムに記載される命令に基づくCPU(Central Processing Unit)の演算処理によって実現される処理機能である。
通信時間算出部45a、通信時間比算出部45bはいずれも移動端末PSがハンドオーバを行うことで生成されるデータを取得し、処理する。これらのデータは移動端末の発呼、接続、移動、終話などのイベントが発生するに伴って、また時間の経過に伴って履歴として蓄積される。この履歴は制御装置4に蓄積されるが、イベント情報を収集するサーバ(図示せず)などに蓄積しても良い。
通信時間算出部45aは、移動端末PSがハンドオーバを重ねるにつれ各基地局CSと通信した時間を算出する。この通信時間は、ある基地局へのハンドオーバが完了してからその次の基地局へのハンドオーバが完了した時点までと定めても良い。あるいはハンドオーバに拘わらず基地局ごとに、最初のパケットの送出時点から最後のパケットの送出時点までと定めても良い。要するに通信時間は、移動端末PSが接続していた時間(あるいは期間)を基地局ごとにデータ化した情報である。
通信時間比算出部45bは、同じ移動端末がハンドオーバを重ねた場合、基地局ごとの通信時間の比を算出する。この比は隣接する基地局間で定義される。例えば移動端末PS1が基地局CS1,CS2,CS3にこの順でハンドオーバし、各通信時間が30秒、120秒、45秒であったとすれば、CS1に対するCS2の通信時間比は4、CS2に対するCS3の通信時間比は0.375となる。データベース作成部45cは、算出された通信時間比とハンドオーバの履歴とに基づいて図5に示すようなデータベースを構築する。このデータベースは、ハンドオーバされた基地局の順番を順列で表し、その生じた回数(頻度)と、通信時間比とを対応付けたデータベースである。なお詳しくは後述する。
接続先予測部45dは、通信中の移動端末PSの次のハンドオーバ先の基地局を、データベースに記録された回数に基づいて予測する。タイミング予測部45eは、予測された基地局へのハンドオーバが生じるタイミングを、通信時間比に基づいて予測する。ハンドオーバ制御部45fはそのタイミングで移動端末のハンドオーバが実施されるべく、予測された基地局へのハンドオーバを移動端末に指示する。この指示はメッセージパケットなどの形態をとり、上記予測されたタイミングの到来する以前に与えられる。相手先の識別子とハンドオーバのコマンドのみをメッセージに載せるのであれば、メッセージはタイミングの到来と同時か、あるいはその直前に出すこととなる。
メッセージにタイミングの時刻情報を明記するようにすれば、移動端末はこの時刻情報からタイミングを読み取り、そのタイミングが到来したときにハンドオーバを行う。このようにすればタイミングの到来するまでに、ある程度の余裕を持たせてメッセージを送出することができる。
リンク形成部45gは、移動端末PSのハンドオーバが完了する前に、そのハンドオーバ先の基地局CSにおける個別回線に通信リンクを形成する。この通信リンクは、通信中の移動端末とその相手先との通信を継続させるためのリンクである。このようにハンドオーバのタイミングに先行してリンクを形成することによって呼の切断を防止できるばかりでなく、無駄な時間の消費をなくしてハンドオーバの高速化を促進することができる。これはこの実施形態において、ハンドオーバ先の基地局とそのタイミングとを予測可能になることで得られるメリットの一つである。
図4は、図3のメモリ44に記憶される情報の一例を示す図である。メモリ44は隣接基地局データベース44a、経過時間44b、通信時間44c、および統計情報データベース44dを記憶する。このうち隣接基地局データベース44aは、基地局ごとに、他の隣接する基地局との組み合わせをデータベース化したもので、置局設計を行わないPHSのようなシステムでは例えばハンドオーバの履歴の蓄積に伴って構築される。このデータベースは図5に示す統計情報データベース44dの基礎となるデータを含む。
経過時間44bは、現在通信中の移動端末PSがハンドオーバしてから経過した時間を管理するためのデータベースである。どの移動端末がどの基地局にハンドオーバしたか、を示す情報はイベント通知の形でシステムに通知され、システム内で逐次管理される。経過時間44bはこのような通知に基づいて、現時点で張られているリンクごとに経過時間44bを管理する。通信時間44cは図3の通信時間算出部45aにより算出されるデータであり、例えば、移動端末PSごとにハンドオーバから次のハンドオーバまでに経過した時間をデータベース化したものである。
図5は、図4の統計情報データベース44dの一例を示す図である。統計情報データベース44dはハンドオーバの履歴が蓄積されるに伴ってデータベース作成部45cにより構築される。統計情報データベース44dは、基地局CS1〜CSnのそれぞれごとに、直前基地局と、複数の基地局(基地局No.1,No.2,No.3,…)とを対応付けた形態をしている。直前基地局とは或る基地局(現局と称する)に着目したとき、その現局の前に移動端末が接続していた基地局(前局)を意味する。図5には、基地局CS1に対する直前基地局がCS2,CS3,CS4であることが示され、これは基地局CS2,CS3,CS4のいずれからも基地局CS1へのハンドオーバが生じた履歴が有ることを意味する。これに対し、例えば基地局CS1に対してCS10がまったくかけ離れた場所にあればこのような関係は生じない。その意味で、統計情報データベース44dと隣接基地局データベース44aとは密接な関係を持つ。
基地局No.1,No.2,No.3,…は、着目した基地局の次にハンドオーバされる可能性のある基地局のリストである。これは、前局と現局との関係に対してリストにされる。例えば或る移動端末PSがCS2→CS1の順にハンドオーバしたとすると、次にハンドオーバする可能性の有る基地局はCS3,CS4,CS5,…のいずれかであることが示される。これらの組み合わせごとに通信時間比(時間比)、および回数が対応付けられる。
このようなデータベース構造に着目すると、統計情報データベース44dは、3つの基地局を順に配列した順列ごとに、通信時間比と回数とをパラメータとして対応付けたデータベースと見ることができる。例えば順列(CS2,CS1,CS3)には時間比として2、回数として138が対応付けられ、順列(CS3,CS1,CS5)には時間比として2.5、回数として236が対応付けられている。これらはいずれも、移動通信システムS内に生じたハンドオーバの履歴をもとに算出されるデータである。
パラメータのうち回数は、その順列が生じた頻度である。つまり移動端末がCS2→CS1→CS3の順でハンドオーバした回数は合計で138回である。どの移動端末によるハンドオーバかは問われず、ハンドオーバの回数のみが記録される。通信時間比は、順列の1番目の基地局における通信時間と、2番目の基地局における通信時間との比を、3番目の基地局に対して対応付けた値である。
例えば移動端末がCS2→CS1→CS3の順でハンドオーバしたとき、CS2に対するCS1への通信時間の比は2であることが示される。この値は例えば138回にわたる履歴の平均値である。CS2→CS1→CS5の順では、CS2に対するCS1への通信時間の比は2.5であることが示される。このように統計情報データベース44dは、3つの基地局を順に配列した順列ごとに、その順列が現れた回数と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間比とを対応付けたデータベースである。
図6は、図1の基地局CSを示す機能ブロック図である。基地局CSは、アンテナANT、無線部(RF)102、通信制御部103、データ交換部104、ネットワークインタフェース部105、および、制御部106を備える。
無線部102は高周波の無線信号をアンテナANTを介して移動端末PSとの間で授受する。通信制御部103は通信データの変調や復調などの、無線送受信に係わる信号処理及び制御を行う。データ交換部104は、TDMA−TDDあるいはOFDMAなどの規定の変調方式に従い、送信データの多重化、受信データの分離処理などを行う。ネットワークインタフェース部105は個別回線を介して制御装置4に接続され、基地局CSおよび移動端末PSを通信ネットワークに接続するためのインタフェース処理を行う。
制御部106は、呼処理部106aと、ハンドオーバ制御部106bとを備える。呼処理部106aは移動端末PSとその相手先との呼を接続するための制御全般を担う。ハンドオーバ制御部106bは、移動端末PSの移動に伴うハンドオーバに関わる制御全般を担う。
図7は、図1の移動端末PSを示す機能ブロック図である。移動端末PS1は、無線部10、モデム部20、コーデック部30、通話部50、メモリ部60、ユーザインターフェイス部70、および、制御部400を備える。図7において、基地局CSから無線通話チャネルを介して送られる無線周波信号は無線部10のアンテナ11で受信され、高周波スイッチ(SW)12を介して受信部13に入力される。受信部13では、この無線周波信号が周波数シンセサイザ14から発生された受信局部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号に周波数変換される。周波数シンセサイザ14の発振周波数は無線チャネル周波数に応じて制御部400から指示される。無線部10には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられる。この受信電界強度検出部16では基地局CSから到来する無線周波信号の受信電界強度(RSSI値)が検出され、その検出値は制御部400に通知される。
受信部13から出力された受信中間周波信号はモデム部20の復調部21に入力される。復調部21は受信中間周波信号をディジタル復調し、これによりディジタル通話信号が再生される。コーデック部30のデコード部31では、制御部400の指示に従ってタイムスロットごとに上記ディジタル通話信号が分解される。この分解された複数のディジタル通話信号のうち、自機宛てのスロットのディジタル通話信号が通話部50に入力される。
通話部50はトランスコーダ(TRANS CODER)51とPCMコーデック(PCM CODEC)52とを備え、ディジタル通話信号はこのトランスコーダ51およびPCMコーデック52で順次復号されてアナログ通話信号に再生される。そして、このアナログ通話信号は受話増幅器(図示せず)で増幅されスピーカSPから拡声出力される。
一方、マイクロホンMに入力された送話音声は、PCMコーデック52およびトランスコーダ51で順次符号化されてディジタル通話信号となり、エンコード部32に入力される。エンコード部32では、トランスコーダ51から出力されるディジタル通話信号が制御部400から指示されたタイムスロットに挿入され、変調部22に入力される。変調部22は搬送波信号をディジタル通話信号でディジタル変調する。このようにして変調された搬送波信号は送信部15に入力される。
送信部15では、変調された搬送波信号が周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミキシングされることにより、制御部400から指示される無線チャネル周波数に周波数変換されて所定の送信電力レベルに増幅される。そして送信部15にて周波数変換および信号増幅された無線周波信号は高周波スイッチ12を介してアンテナ11から基地局CSに向け送信される。
メモリ部60は半導体メモリを記憶媒体とするもので、この記憶媒体には制御部400の制御プログラムや認証に必要な自端末のIDデータのほか、種々の制御データ、各種設定データ、短縮ダイヤルや電話帳などのダイヤルデータが記憶される。ユーザインターフェイス部70は、表示部71とキー入力部72とからなる。表示部71は、自端末の状態(発信/着信、バッテリ残量、受信強度)やメモリ部60から読み出したダイヤルデータなどを例えばLCD(Liquid Crystal Display)に表示し、ユーザに各種情報を視覚的に示す。キー入力部72は、ダイヤル番号入力を行なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の機能を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設定を行なうための機能設定キーを備える。制御部400はマイクロコンピュータを主制御部として備え、図7の各部を制御して移動通信を実現したり、キー入力部72から与えられるユーザの要求に応じてメモリ部60に記憶されるダイヤルデータの編集制御などの、種々の制御を行う。
ところで、制御部400は、呼処理部400aと、ハンドオーバ処理部400bとを備える。呼処理部400aはユーザの発信操作に応じて発呼要求を移動通信システムS宛に送出する。ハンドオーバ処理部400bは、接続中の基地局CSを介して次の基地局へのハンドオーバ指示メッセージが与えられると、このメッセージを与えられた時点で、あるいはこのメッセージにおいて明示されるタイミングで次の基地局CSにハンドオーバする。次に、以上の構成に基づくシステムの動作を2つに実施形態に分けて説明する。
[第1の実施形態]
図8は、現実のハンドオーバの一例を示す模式図である。図8において、基地局CS1〜CS4はそれぞれ無線通信エリア(無線ゾーン)A301〜A304を展開し、移動端末PSが無線通信エリアA301からA304へとエリア内を順次移動するとする。移動端末PSは、無線通信エリアA301と無線通信エリアA302との境界付近に差し掛かると基地局CS2にハンドオーバする。制御装置4はこのハンドオーバを実施した時点の時間を保持する。この時間は日本標準時による時刻でも良いし、あるいは呼が通信を開始してから経過した時間でも良い。同様に、制御装置4は移動端末PSが基地局CS3にハンドオーバした時点の時間と、基地局CS4にハンドオーバを実施した時点の時間も保持する。
制御装置4はこれらの時間の差から、移動端末PSが基地局CS1と通信した時間、基地局CS2と通信した時間、および基地局CS3と通信した時間を通信時間44cに保持する。これらの情報から通信時間比が算出され、データベースが構築される。なお移動端末PSが基地局CS1と通信した時間は、呼が生起された場所によって次にハンドオーバするまでの時間に規則性がないので、データベース構築のためには必ずしも考慮しない。すなわち、無線通信エリアA301の最左で生起された呼が基地局CS2にハンドオーバするまでの時間と、無線通信エリアA301と無線通信エリアA302の境界付近で生起された呼が基地局CS2にハンドオーバするまでの時間とは大きく異なるので、これらの間には規則性が無く、データベースを作成するための情報としては向いていない。
図9は、通信時間比の算出に係わる手順の一例を示すシーケンス図である。移動端末PSはまず基地局CS1と通信し、制御装置4から受けたハンドオーバ指示に応じて次の基地局CS2にハンドオーバする。この基地局CS2との通信中にハンドオーバ指示を受けると次の基地局CS3に、またその次の基地局CS4に、というように移動端末PSはハンドオーバ指示を受けると接続先基地局を順次切り替える。
ここまでの過程で、基地局CS2,CS3,CS4とのそれぞれの通信開始時間が出揃い、基地局CS2,基地局CS3と移動端末PSとの各通信時間が算出される。例えば移動端末PSが基地局CS2と通信した時間を30秒、基地局CS3と通信した時間を60秒とすると、通信時間比は1:2となる。なお比は1:X(Xは任意の数字)で示されることが望ましいがこれに限るものではない。
制御装置4は通信時間比を算出すると、その値の算出に関わる基地局を図5に示す統計情報データベース44dから検索し、過去の統計値と統合してデータを再登録する。例えば、移動端末PSとCS2との通信時間と、同じ移動端末PSとCS3との通信時間との比が1:4と算出されたとする。図5によれば過去の比率が1:2であり統計回数が138回である。このことから、通信時間比は以下の式により算出される。
新たな通信時間比 = 1:(統計情報比×統計回数)+通信時間比/(統計回数+1)
= 1:(2×138)+4/(138+1)
= 1:2.01
算出された2.01は新たに統計情報データベース44dに登録される。このように統計情報データベース44dは、ハンドオーバの履歴が蓄積されるに伴って更新される。
図10を参照してハンドオーバ先基地局とそのタイミングとの予測につき詳しく説明する。図10においては基地局CS1、CS2、CS4が制御装置4に個別回線で接続され、各基地局CS1、CS2、CS4はそれぞれ無線通信エリアA301、A302、A304を展開する。移動端末PSはハンドオーバにより基地局CS1の無線通信エリアA301に至り、このエリアA301から点線矢印に沿ってエリアA302,A304と移動するとする。なお、図5の統計情報データベース44dの構築を始めてから基地局の新設、削除は無いと仮定する。
移動端末PSが基地局CS2にハンドオーバすると、前局であるCS1と、現局であるCS2と、CS1のエリアA301における通信時間とから統計情報データベース44dを参照して、次のハンドオーバ先の基地局とそのタイミングとを算出することができる。図4を参照すると、CS1→CS2の順序の次に移動した基地局は、図中下段にCS4,CS5,CS3の順で記載がある。これらのうち移動した頻度の最も高いのは回数として568が記録されている基地局CS4であることがわかる。言い換えれば順列(CS1,CS2,CS4)の生じた履歴は568回である。これが最も多いことから、CS1からCS2に移動した移動端末PSが次にハンドオーバする基地局は、CS4である可能性が最も高いことがわかる。
接続先予測部45dはこのように、統計情報データベース44dにおいて前局(CS1)が1番目で、現局(CS2)が2番目である順列のうち、回数が最も多い順列(CS1,CS2,CS4)を特定する。そして、この特定した順列における3番目の基地局(CS4)を、移動端末PSの次のハンドオーバ先の基地局として選択する。
接続先予測部45dにより次のハンドオーバ先の基地局が予測されると、このハンドオーバのタイミングがタイミング予測部45eにより予測される。タイミング予測部45eは、特定された順列(CS1,CS2,CS4)において記録される通信時間比である数値3で、CS1との通信時間を比例配分することによりCS2との通信時間を算出する。例えば、CS1との通信時間が30秒であったとすると、CS2の通信時間はこれと1:3の関係にあるので、比例配分すればCS2における通信時間は90秒であることがわかる。これは、移動端末PSが基地局CS2にハンドオーバしてから次にハンドオーバするまでに時間が90秒であることを意味する。
これらの情報が算出されると、ハンドオーバ制御部45fは、予測された基地局CS4へのハンドオーバを、少なくとも前記90秒の経過する以前に移動端末PSに指示する。このとき、基地局CS4の個別回線におけるリンクの形成に3秒を要することがわかっていれば、リンク形成部45gは移動端末がCS2にハンドオーバした時点から87秒後に基地局CS4の個別回線におけるリンク形成を開始する。
このように第1の実施形態では、移動通信システム内で複数の移動端末PSが基地局間のハンドオーバを繰り返し、その履歴が蓄積されるに伴って統計情報データベース44dを構築する。このデータベースにおいては、3つの基地局を順に配列した順列ごとに、その順列が生じた回数と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間比とをパラメータとして対応付ける。そうして、現在通信中の移動端末が過去にハンドオーバした基地局の順序をキーに統計情報データベース44dを検索し、次にハンドオーバし得る可能性の最も高い基地局を回数パラメータをもとに特定する。次の基地局が特定されれば、直前の基地局との通信時間を通信時間比パラメータで比例配分して、特定した基地局へのハンドオーバの生じるタイミングを決定するようにしている。
以上の処理は移動通信システムS内の制御装置4において実施される。従ってシステム側の機器である制御装置4において、ハンドオーバの生じる契機と接続先とを予測することが可能になり、システム側の主導でハンドオーバを実行できるようになる。すなわち制御装置4のハンドオーバ制御部45fが指示メッセージを送出し、これを受けた移動端末PSが指示に答えるかたちでのハンドオーバを実現することができる。
従って、移動端末PSが電界強度を検出したりハンドオーバ先を決定したりなどといった処理を行う必要がなくなるので、移動端末PSのハンドオーバ機能を必要最小限にすることができ、よって端末コストを下げられる。そればかりか、ハンドオーバが実際に必要になる前に先手を打ってシステム側から指示を出すことができるので、端末の移動速度が如何に速くなろうともハンドオーバ性能が劣化するおそれが無い。しかもハンドオーバが生じる前に、予測された基地局CSの個別回線におけるリンクを形成することができる。
つまり次の基地局を予測できれば、呼(通話)を継続させるための呼接続シーケンスをハンドオーバの前に済ませておくことができる。これは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)のような複雑な手順を要するシステムにあっては特に大きなメリットになる。さらに、ハンドオーバ接続開始後の通信制御が遅れて通信が切断されるといった不具合をなくすこともでき、通信の高速化を促進できるほか、高速移動性能をさらに高めることも可能になる。これは高速道路や新幹線など、移動端末PSの移動速度がある程度一定で、移動方向もほぼ一定のケースにおいては特に大きな効果をもたらす。
また、予測したタイミングに合わせて個別回線部分のリンク形成を開始するので、それまでは当該リンクに関わるリソースを解放しておくことができる。よってリソースの有効利用が可能になる。
さらには、統計情報データベース44dはハンドオーバの生じた回数に加えて時間的な統計情報、すなわち通信時間比を記録したものであり、この通信時間比を考慮することによってハンドオーバのタイミングを高い精度で予測することも可能になる。また回数それ自体も、ハンドオーバの履歴が積み重なるに従って特定の順列に次第に偏り、ハンドオーバ先の予測の精度も時間の結果とともに次第に高まってゆく。これらのことから、ハンドオーバ先の基地局も高い精度で予測することが可能になる。既存の技術ではこのような予測の精度に課題があったが、この実施形態によればこのような難点を解決することが可能になる。
既存の技術では端末側で自身のハンドオーバ履歴を管理し、これをもとに次のハンドオーバを予測するようにしているので、端末の負荷が重い。あるいは基地局間で授受されるデータに基づいてハンドオーバに関わる予測を行うようにしているので、精度の点でも難点がある。
これに対しこの実施形態では制御装置4の主導により予測を行うようにしているので、負荷の分散、予測精度を向上のいずれも容易に実現できる。さらには、移動端末PSが接続したことがない経路についても予測することが可能になる。つまり、移動端末PS1が基地局CS1からCS2にハンドオーバした経緯がなくても、他の移動端末がそのような経路を辿った履歴があれば、ハンドオーバ先として基地局CS1を特定することが可能になる。これは移動端末PSでなく制御装置4に統計情報データベース44dを持たせ、このデータベースを移動端末PSから独立させていることで得られるメリットである。これらのことから、高速移動性能を低コストで向上させることの可能な移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末を提供することが可能となる。
[第2の実施形態]
図11は、この発明の第2の実施形態において主制御部45(制御装置4)に備わる機能を示すブロック図である。図12はこの第2の実施形態において、図3のメモリ44に記憶される情報の一例を示す図である。図11において図3と共通する部分には同じ符号を付して示し、図12において図4と共通する部分には同じ符号を付して示す。ここでは異なる部分についてのみ説明する。第2の実施形態では、主制御部45は図3の構成に加え、残リソース管理部45hを備える。残リソース管理部45hは、基地局CS1〜CSnのそれぞれの残リソース量を管理し、把握する。すなわち残リソース管理部45hは、時々刻々と変化する残リソース量をリアルタイムで把握する機能を持つ。このリソースには通信チャネルの残り、あるいは個別回線に形成可能なリンクの残数なども含まれる。把握された最新の残リソース量は、図12の残リソースデータ44eに保持される。
接続先予測部45dは、次のハンドオーバ先の基地局を第1の実施形態とは異なる基準で予測する。すなわち接続先予測部45dは、統計情報データベース44dに記録される順列から回数の多い順に、複数の順列を特定する。そして、これらの特定した順列のうちから残リソース量の最も多い基地局を、次のハンドオーバ先として選択する。例えば移動端末がCS1→CS2と移動したとき、図5によれば回数の多い順列として(CS1,CS2,CS4)と(CS1,CS2,CS5)を特定できる。このうち基地局CS5の残リソース量のほうが多ければ、接続先予測部45dは基地局CS5を次のハンドオーバ先として選択する。
図13は、現実のハンドオーバの他の例を示す模式図である。図13においては基地局CS1、CS2、CS3、CS4が制御装置4に個別回線で接続され、各基地局CS1、CS2、CS3、CS4はそれぞれ無線通信エリアA301、A302、A303、A304を展開する。移動端末PSはハンドオーバにより基地局CS1の無線通信エリアA301に至り、このエリアA301から点線矢印に沿って移動するとする。ここでも、統計情報データベース44dの構築を始めてから基地局の新設、削除は無いと仮定する。
移動端末PSが基地局CS2にハンドオーバすると、前局であるCS1と、現局であるCS2と、CS1のエリアA301における通信時間とから統計情報データベース44dを参照して、次のハンドオーバ先の基地局とそのタイミングとを算出することができる。接続先予測部45dは、ハンドオーバ先の候補として3つの基地局を特定する。図5を参照すればCS4,CS5,CS3がその候補となり、回数に着目すればこの順になる。
一方で、接続先予測部45dは図12の残リソースデータ44eを参照し、これらの候補のうちから残リソース量の最も多い基地局を選択する。仮に基地局CS4の残リソース量が最も多ければ、接続先予測部45dはこの基地局CS4を次のハンドオーバ先として選択する。
以上の手順のように複数の基地局を候補として特定し、残リソースが多い順に優先度を高くして選択することで、基地局CS1〜CSnごとの使用リソースの偏りをなくすことができる。一つの基地局をハンドオーバ先として選択できれば、通信時間比を用いて、第1の実施形態と同様の手順でハンドオーバのタイミングを算出することができる。
このように第2の実施形態では、基地局CS1〜CSnごとの残リソース量を実時間で管理する。またハンドオーバ先として複数の基地局を統計情報データベース44dから特定する。そして、複数の候補のうちから残リソース量の最も多い基地局をハンドオーバ先基地局として選択するようにしている。
これにより第1の実施形態と同様のメリットを得られるに加え、個別回線のリソースはもとより、基地局CS1〜CSnのリソースをさらに有効に活用することができるようになる。これらのことから第2の実施形態においても、高速移動性能を低コストで向上させることの可能な移動通信システムとその制御装置、ハンドオーバ制御方法、および移動端末を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えばリンク形成部45gにより個別回線にリンクを形成したのち通話が終了して、ハンドオーバが実施されなくなることがある。このようなケースでリンクを接続したままでいると却ってリソースを有効利用できなくなるので、リンク形成ののちハンドオーバの無い状態がある程度継続すれば、このリンクを開放するようにしても良い。また、リンクを形成したのちハンドオーバのタイミングが来てもハンドオーバがなされなければ、同様にリンクを解放しても良い。
また図5の統計情報データベース44dを作成するにあたり、通信時間比を算出するにはハンドオーバした際の通信時間が有効であると考えられる。これに限らず、移動端末が待ち受けしている基地局が切り替わる際の、待ち受けしていた時間を利用するようにしても良い。
また、ハンドオーバを指示するメッセージを制御装置4から移動端末PSに与える手法には、種々の形態が考えられる。実施形態では、予測したタイミングの直前に、制御装置4から基地局CSを経由して指示メッセージを移動端末PSに送信するようにした。あるいは、タイミングの時刻情報を含む指示メッセージを制御装置4から基地局CSを経由して移動端末PSに送信し、移動端末PSが時刻情報から読み取ったタイミングでハンドオーバを行うようにした。
このほか、指示メッセージを基地局CSで一旦、バッファリングするようにしても良い。すなわちハンドオーバタイミングの時刻情報を含む指示メッセージを、制御装置4から現局の基地局CSに送信する。これを受けた基地局CSは時刻情報からタイミングを読み取り、適切な時点にハンドオーバの指示を移動端末PSに送信するようにしても良い。このようにすれば制御装置4と基地局CSとで負荷を分散することが可能になる。
さらに、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる移動通信システムの実施の形態を示すシステム図。 図1の制御装置4を示す機能ブロック図。 図2の主制御部45に備わる機能を示すブロック図。 図3のメモリ44に記憶される情報の一例を示す図。 図4の統計情報データベース44dの一例を示す図。 図1の基地局CSを示す機能ブロック図。 移動端末PSを示す機能ブロック図。 現実のハンドオーバの一例を示す模式図。 通信時間比の算出に係わる手順の一例を示すシーケンス図。 ハンドオーバ先基地局とそのタイミングとの予測につき説明するための図。 この発明の第2の実施形態において主制御部45に備わる機能を示すブロック図。 この発明の第2の実施形態においてメモリ44に記憶される情報の一例を示す図。 現実のハンドオーバの他の例を示す模式図。
符号の説明
S…移動通信システム、CS(CS1〜CSn)…基地局、2…固定電話機、3…IP網、4…制御装置、5…インターネットサービスプロバイダ、PS(PS1,PS2)…移動端末、6…IPネットワーク、40…ISDN、41…パケットスイッチ部、42…基地局インタフェース部、43…ネットワークインタフェース部、44…メモリ、44a…隣接基地局データベース、44b…経過時間、44c…通信時間、44d…統計情報データベース、44e…残リソースデータ、45…主制御部、45a…通信時間算出部、45b…通信時間比算出部、45c…データベース作成部、45d…接続先予測部、45e…タイミング予測部、45f…ハンドオーバ制御部、45g…リンク形成部、45h…残リソース管理部、ANT…アンテナ、102…無線部、103…通信制御部、104…データ交換部、105…ネットワークインタフェース部、106…制御部、106a…呼処理部、106b…ハンドオーバ制御部、10…無線部、11…アンテナ、12…高周波スイッチ、13…受信部、14…周波数シンセサイザ、15…送信部、16…受信電界強度検出部、20…モデム部、21…復調部、22…変調部、30…コーデック部、31…デコード部、32…エンコード部、50…通話部、51…トランスコーダ、52…PCMコーデック、60…メモリ部、70…ユーザインターフェイス部、71…表示部、72…キー入力部、400…制御部、400a…呼処理部、400b…ハンドオーバ処理部、SP…スピーカ、M…マイクロホン

Claims (22)

  1. それぞれ無線ゾーンを形成し、当該無線ゾーン間をハンドオーバして移動する移動端末を無線収容する複数の基地局と、これらの基地局ごとの個別回線を介して前記複数の基地局を収容する制御装置とを具備する移動通信システムであって、
    前記制御装置は、
    3つの基地局を順に配列した順列ごとに、前記移動通信システムに生じたハンドオーバの履歴においてその順列が現れた頻度と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間の比率を示す統計情報とを対応付けたデータベースを前記履歴の蓄積に伴い構築する構築手段と、
    通信中の移動端末の次のハンドオーバ先の基地局を前記頻度に基づき予測し、当該通信中の移動端末の前記予測された基地局へのハンドオーバのタイミングを前記統計情報に基づき予測する予測手段と、
    前記予測された基地局へのハンドオーバを、前記タイミングの到来する以前に前記通信中の移動端末に指示する指示手段とを備えることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記指示手段は、前記タイミングで前記指示を与えることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記指示手段は、前記タイミングを示す時刻情報を含むメッセージにより前記指示を与えることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  4. 前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記予測手段は、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列のうち前記頻度が最も多い順列を特定し、この特定された順列における3番目の基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列における統計情報で比例配分して、前記現局における通信時間を予測し、その結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記制御装置は、さらに、前記複数の基地局の個別の残リソース量を把握する把握手段を備え、
    前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記予測手段は、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列から前記頻度の高い順に複数の順列を特定し、これらの特定された順列における3番目の基地局のうち前記残リソース量が最も多い基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列のうち前記選択された基地局を含む順列における統計情報で比例配分して、前記現局における通信時間を予測し、その結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  6. 前記制御装置は、さらに、
    前記通信中の移動端末とその相手先との通信を継続させるためのリンクを、前記ハンドオーバ先の基地局の個別回線に前記タイミングに先行して形成するリンク形成手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  7. 前記リンク形成手段は、前記ハンドオーバ先の基地局において前記タイミングの経過後にハンドオーバが実施されなければ前記リンクを解放することを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. それぞれ無線ゾーンを形成し、当該無線ゾーン間をハンドオーバして移動する移動端末を無線収容する複数の基地局を具備する移動通信システムに設けられ、前記基地局ごとの個別回線を介して前記複数の基地局を収容する制御装置であって、
    3つの基地局を順に配列した順列ごとに、前記移動通信システムに生じたハンドオーバの履歴においてその順列が現れた頻度と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間の比率を示す統計情報とを対応付けたデータベースを前記履歴の蓄積に伴い構築する構築手段と、
    通信中の移動端末の次のハンドオーバ先の基地局を前記頻度に基づき予測し、当該通信中の移動端末の前記予測された基地局へのハンドオーバのタイミングを前記統計情報に基づき予測する予測手段と、
    前記予測された基地局へのハンドオーバを、前記タイミングの到来する以前に前記通信中の移動端末に指示する指示手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  9. 前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記予測手段は、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列のうち前記頻度が最も多い順列を特定し、この特定された順列における3番目の基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列における統計情報で比例配分して、前記現局における通信時間を予測し、その結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. さらに、前記複数の基地局の個別の残リソース量を把握する把握手段を備え、
    前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記予測手段は、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列から前記頻度の高い順に複数の順列を特定し、これらの特定された順列における3番目の基地局のうち前記残リソース量が最も多い基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列のうち前記選択された基地局を含む順列における統計情報で比例配分して、前記現局における通信時間を予測し、その結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  11. さらに、前記通信中の移動端末とその相手先との通信を継続させるためのリンクを、前記ハンドオーバ先の基地局の個別回線に前記タイミングに先行して形成するリンク形成手段を具備することを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  12. 前記リンク形成手段は、前記ハンドオーバ先の基地局において前記タイミングの経過後にハンドオーバが実施されなければ前記リンクを解放することを特徴とする請求項11に記載の制御装置。
  13. それぞれ無線ゾーンを形成し、当該無線ゾーン間をハンドオーバして移動する移動端末を無線収容する複数の基地局を具備する移動通信システムのハンドオーバ制御方法において、
    3つの基地局を順に配列した順列ごとに、前記移動通信システムに生じたハンドオーバの履歴においてその順列が現れた頻度と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間の比率を示す統計情報とを対応付けたデータベースを前記履歴の蓄積に伴い構築し、
    通信中の移動端末の次のハンドオーバ先の基地局を前記頻度に基づき予測し、
    当該通信中の移動端末の前記予測された基地局へのハンドオーバのタイミングを前記統計情報に基づき予測し、
    前記予測された基地局へのハンドオーバを、前記タイミングの到来する以前に前記通信中の移動端末に前記移動通信システムから指示し、
    前記複数の移動端末が、前記指示に基づいて前記ハンドオーバを行うことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  14. 前記タイミングで前記指示を与え、
    前記複数の移動端末が、前記指示を受けた時点でハンドオーバを行うことを特徴とする請求項13に記載のハンドオーバ制御方法。
  15. 前記タイミングを示す時刻情報を含むメッセージにより前記指示を与え、
    前記複数の移動端末が、前記メッセージに含まれる時刻情報のタイミングでハンドオーバを行うことを特徴とする請求項13に記載のハンドオーバ制御方法。
  16. 前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列のうち前記頻度が最も多い順列を特定し、
    この特定された順列における3番目の基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列における統計情報で比例配分して前記現局における通信時間を予測し、
    この通信時間の予測の結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項13に記載のハンドオーバ制御方法。
  17. さらに、前記移動通信システムが前記複数の基地局の個別の残リソース量を把握し、
    前記通信中の移動端末が接続中の基地局を現局と称し、この現局の前に当該移動端末が接続した基地局を前局と称するとき、
    前記データベースにおいて前記前局が1番目で前記現局が2番目である順列から前記頻度の高い順に複数の順列を特定し、
    これらの特定された順列における3番目の基地局のうち前記残リソース量が最も多い基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として選択し、
    前記通信中の移動端末と前記前局との通信時間を前記特定された順列のうち前記選択された基地局を含む順列における統計情報で比例配分して前記現局における通信時間を予測し、
    この通信時間の予測の結果に基づいて前記タイミングを予測することを特徴とする請求項13に記載のハンドオーバ制御方法。
  18. 前記移動通信システムは前記基地局ごとの個別回線を介して前記複数の基地局を収容し、
    前記通信中の移動端末とその相手先との通信を継続させるためのリンクを、前記ハンドオーバ先の基地局の個別回線に前記タイミングに先行して形成することを特徴とする請求項13に記載のハンドオーバ制御方法。
  19. 前記ハンドオーバ先の基地局において前記タイミングの経過後にハンドオーバが実施されなければ前記リンクを解放することを特徴とする請求項18に記載のハンドオーバ制御方法。
  20. 複数の基地局を収容する制御装置を具備する移動通信システムの前記複数の基地局により個別に形成される無線ゾーン間をハンドオーバして移動する移動端末において、
    前記制御装置が、3つの基地局を順に配列した順列ごとに、前記移動通信システムに生じたハンドオーバの履歴においてその順列が現れた頻度と、その順列の1番目の基地局および2番目の基地局への同じ移動端末による通信時間の比率を示す統計情報とを対応付けたデータベースを前記履歴の蓄積に伴い構築する構築手段と、通信中の移動端末の次のハンドオーバ先の基地局を前記頻度に基づき予測し、当該通信中の移動端末の前記予測された基地局へのハンドオーバのタイミングを前記統計情報に基づき予測する予測手段と、前記予測された基地局へのハンドオーバを、前記タイミングの到来する以前に前記通信中の移動端末に指示する指示手段とを備える場合に、
    前記移動通信システムから前記基地局を経由して受信した前記指示手段からの指示に基づいて、当該指示に基づくタイミングで前記ハンドオーバを行うハンドオーバ処理部を備えることを特徴とする移動端末。
  21. 前記指示手段は、前記タイミングで前記指示を与え、
    前記ハンドオーバ処理部は、前記指示を受けた時点でハンドオーバを行うことを特徴とする請求項20に記載の移動端末。
  22. 前記指示手段は、前記タイミングを示す時刻情報を含むメッセージにより前記指示を与え、
    前記ハンドオーバ処理部は、前記メッセージに含まれる時刻情報のタイミングでハンドオーバを行うことを特徴とする請求項20に記載の移動端末。
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