JPH11313369A - 移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置 - Google Patents

移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置

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JPH11313369A
JPH11313369A JP10119115A JP11911598A JPH11313369A JP H11313369 A JPH11313369 A JP H11313369A JP 10119115 A JP10119115 A JP 10119115A JP 11911598 A JP11911598 A JP 11911598A JP H11313369 A JPH11313369 A JP H11313369A
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JP
Japan
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data communication
mobile terminal
connection
routing information
base station
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Application number
JP10119115A
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English (en)
Inventor
Mutsuko Nakano
睦子 中野
Tomoo Mizuno
智雄 水野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基地局切り替え発生時に、移動端末装置とデー
タ通信装置との間で切替先の基地局経由でデータ通信を
継続できるようにする。 【解決手段】移動端末装置PS1〜PSm が、サーバ装置AS
とデータ通信を行なう際に、自装置を識別させるための
端末識別情報と、ゲートウェイGWに対し新規接続か再接
続かを判別させるための判別情報とを接続要求信号とし
てゲートウェイGWに送信している。ゲートウェイGW
は、到来する接続要求信号を受信して判別情報を抽出す
ることにより、移動端末装置PS1 〜PSm がサーバ装置AS
に対し新規接続であるか再接続であるかを判断し、この
判断結果に基づいて、移動端末装置PS1 〜PSm とサーバ
装置ASとの間のデータ伝送経路を設定するために必要な
ルーティング情報の作成もしくは変更を行ない、このル
ーティング情報に基づいてデータ通信を行なえるように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handy-phone System )を利用して、その移
動端末装置と通信網に接続されたサーバ装置との間のデ
ータ通信を可能とした移動データ通信システムとその移
動端末装置及びデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSに代表されるデジタル移動
通信システムが急速に普及している。そして、この種の
システムでは、音声通話サービスに加え、移動端末装置
として携帯電話機に接続したパーソナル・コンピュータ
や無線通信機能を有する携帯情報端末を使用したデータ
通信サービスの提供が開始されている。
【0003】例えば、ユーザがインターネット等のコン
ピュータ・ネットワーク上の情報提供者から所望の情報
を取得しようとする場合には、携帯情報端末から所望の
情報提供者に対し発呼する。そうすると、先ず携帯情報
端末と最寄りの基地局との間が無線回線を介して接続さ
れ、続いてこの基地局から公衆網さらにはインターネッ
トを介して情報提供者のサーバがアクセスされる。そし
て、携帯情報端末とサーバとの間に通信パスが確立され
ると、携帯情報端末の要求に応じた情報が上記通信パス
を介してサーバから携帯情報端末へ伝送される。
【0004】ところで、上記移動通信システムでは、通
常、例えば音声通話における通信状態で、移動等により
例えば移動端末装置における受信電界強度が弱くなった
場合、あるいは基地局における受信電界強度が弱くなり
基地局からハンドオーバ要求が送信された場合には、移
動端末装置はハンドオーバ処理を行ない、接続する基地
局を切り替えることにより継続して通話を行なう。
【0005】一方、上記移動通信システムでデータ通信
を行なう場合においても、データ通信中、移動等により
移動端末装置と基地局との間の通信状況が悪化した場合
に、データ通信を継続して行なうために、移動端末装置
は接続する基地局を切り替え、またサーバはコンピュー
タ・ネットワークから受信した端末宛のデータを、切り
替えた基地局経由で移動端末装置に送信することが必要
となる。この接続する基地局の切り替えは、音声通話と
同様、データ通信中の移動端末装置の受信電界強度、あ
るいは基地局から送信されるハンドオーバ要求に基づい
て判定する。
【0006】ここで、切替条件が成立した場合、移動端
末装置は切り替え先の基地局との間で呼接続をやり直
し、また切り替え先の基地局はサーバとの間でコネクシ
ョンの開設を行なう。この動作により、移動端末装置
は、切り替え先の基地局を経由して、ゲートウェイ等を
介してコンピュータ・ネットワーク上のサーバにデータ
を送信することができる。
【0007】ところが、上記の方法では、ゲートウェイ
もしくはサーバは、基地局切り替えにより移動端末装置
の属する基地局が変更されたことを認識しておらず、こ
のため、コンピュータ・ネットワーク上のサーバから端
末宛に送信される基地局切り替え以前の継続データを、
切り替え先の基地局を経由して移動端末装置に送信する
ことができない。このため、基地局切り替えが発生した
場合に、移動端末装置は、切り替え前のデータ通信を継
続して行なうことができないという不具合が生じてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記移
動通信システムでは、移動端末装置の属する基地局が他
の基地局に切り替わると、サーバもしくはゲートウェイ
が基地局切り替えが生じたことを認識できず、新たに接
続要求したものとして新規データを移動端末装置に送信
するようにしているので、移動端末装置はデータ通信を
継続して行なうことができないという不具合を有してい
る。
【0009】この発明の目的は、データ通信中に基地局
切り替えが発生した場合にも、移動端末装置とデータ通
信装置との間で切り替え先の基地局を経由してデータ通
信を継続し得る移動データ通信システムとその移動端末
装置及びデータ通信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、無線エリア
を構成する少なくとも1つの基地局装置と、この基地局
装置に対し無線回線を介して接続される移動端末装置
と、基地局装置に対し有線回線を含む通信網を介して接
続されるデータ通信装置とを具備し、移動端末装置とデ
ータ通信装置との間にコネクションを設定してデータ通
信を行なう移動データ通信システムを対象にしている。
【0011】そして、上記目的を達成するために、移動
端末装置は、自装置を識別させるための端末識別情報を
生成する端末識別情報生成手段と、移動端末装置とデー
タ通信装置との間でデータ通信を行なう際に、この端末
識別情報生成手段により生成される端末識別情報を接続
要求信号として基地局装置を介してデータ通信装置に送
信する接続要求送信手段とを備えるように構成してお
り、データ通信装置は、移動端末装置とデータ通信装置
との間でデータ通信を行なう際に、移動端末装置から基
地局装置を介して到来する接続要求信号を受信して端末
識別情報を抽出することにより、接続する移動端末装置
が新規接続であるか再接続であるかを判定する接続状態
判定手段と、この接続状態判定手段で新規接続と判定さ
れた場合に、受信した端末識別情報に基づいて、コネク
ションが設定された移動端末装置とデータ通信装置との
間のデータ伝送経路を示す情報を含むルーティング情報
を生成するルーティング生成手段と、このルーティング
生成手段で生成されたルーティング情報を登録するルー
ティング情報登録手段と、接続状態判定手段で再接続と
判定された場合に、ルーテイング情報登録手段に登録さ
れているルーティング情報のうち、該当する端末識別情
報に対応する元のルーティング情報を、新たに基地局装
置と接続された移動端末装置とデータ通信装置との間の
データ伝送経路を示す情報を含むルーティング情報に変
更するルーティング情報変更手段と、ルーティング情報
登録手段に登録されたルーティング情報もしくはルーテ
ィング情報変吏手段で変更されたルーテイング情報に基
づいて、移動端末装置とデータ通信装置との間のデータ
通信を制御するデータ通信制御手段とを備えるように構
成している。
【0012】この構成によれば、移動端末装置が、デー
タ通信装置とデータ通信を行なう際に、自装置を識別さ
せるための端末識別情報を接続要求信号としてデータ通
信装置に送信しているので、データ通信装置は、到来す
る接続要求信号を受信して端末識別情報を抽出すること
により、移動端末装置がデータ通信装置に対し新規接続
であるか再接続であるかを判断でき、この判断結果に基
づいて、移動端末装置とデータ通信装置との間のデータ
伝送経路を設定するための情報を含むルーティング情報
の作成もしくは変更を行ない、このルーティング情報に
基づいてデータ通信を行なえるようにしている。つま
り、データ通信装置は、ルーティング情報を参照するこ
とにより、移動端末装置に対する通信状況を容易に把握
して管理できるようにしている。
【0013】このため、データ通信中に移動端末装置が
属する基地局装置が他の基地局装置に切り替わった場合
に、データ通信装置は登録してあるルーティング情報を
変更し、端末宛データ送信時に変更したルーティング情
報に従ってデータ送信を行なうことで、切り替え先の基
地局装置を経由して、移動端末装置とデータ通信装置と
の間でデータ通信を継続して行なうことが可能となる。
【0014】また、この発明に係る移動データ通信シス
テムは、上記対象において、移動端末装置とデータ通信
装置との間でデータ通信を行なう際に、移動端末装置か
らデータ通信装置に送信される接続要求信号には、デー
タ通信装置に対し新規接続であるか再接続であるかを判
別させるための判別情報が予め含めておくようにし、デ
ータ通信装置は、移動端末装置から基地局装置を介して
到来する接続要求信号を受信して判別情報を抽出するこ
とにより、接続する移動端末装置が新規接続であるか再
接続であるかを判定する接続状態判定手段と、この接続
状態判定手段で新規接続と判定した場合に、移動端末装
置を識別するための端末識別子を生成する端末識別子生
成手段と、この端末識別子生成手段で生成された端末識
別子を接続許可信号として接続された移動端末装置に送
信する端末識別子送信手段と、端末識別子生成手段で生
成された端末識別子に基づいて、コネクションが設定さ
れた移動端末装置とデータ通信装置との間のデータ伝送
経路を示す情報を含むルーティング情報を生成するルー
ティング情報生成手段と、このルーティング情報生成手
段で生成されたルーティング情報を登録するルーティン
グ情報登録手段と、接続状態判定手段で再接続と判定さ
れた場合に、ルーテイング情報登録手段に登録されてい
るルーティング情報のうち、該当する端末識別情報の元
のルーティング情報を、新たに基地局装置と接続された
移動端末装置とデータ通信装置との間のデータ伝送経路
を示す情報を含むルーティング情報に変更するルーティ
ング情報変更手段と、ルーティング情報登録手段に登録
されたルーティング情報もしくはルーティング情報変更
手段で変更されたルーティング情報に基づいて、移動端
末装置とデータ通信装置との間のデータ通信を制御する
データ通信制御手段とを備えるように構成されており、
移動端末装置は、新規接続時にデータ通信装置から基地
局装置を介して到来する接続許可信号を受信して端末識
別子を抽出する端末識別子抽出手段と、この端末識別子
抽出手段で抽出された端末識別子を記憶する端末識別子
記憶手段と、再接続時に、自装置とデータ通信装置との
間のデータ通信に先立って、端末識別子記憶手段に記憶
された端末識別子を接続要求信号に含めて前記データ通
信装置に送信する端末識別子送信手段とを備えるように
構成している。
【0015】この構成によれば、移動端末装置からデー
タ通信装置に送信される接続要求信号に新規接続か再接
続かを判別させるための判別情報を付与しておき、デー
タ通信装置は、到来する接続要求信号を受信して判別情
報を抽出することにより、接続要求した移動端末装置が
新規接続であるか再接続であるかを判断することがで
き、この判断結果が新規接続である場合に、移動端末装
置を識別するための端末識別子を生成して該移動端末装
置に接続許可信号として送信するとともに、該移動端末
装置とデータ通信装置との間のデータ伝送経路を設定す
るために必要なルーティング情報を生成し、判断結果が
再接続である場合に、このルーティング情報の変更を行
なうようにしている。また、移動端末装置は、新規接続
時に、到来する端末識別子を取得して記憶しておくよう
にし、再接続時に記憶された端末識別子を接続要求信号
に含めてデータ通信装置に送信するようにしている。す
なわち、基地局切り替えにおける接続もしくは変更処理
を実行する機能をデータ通信装置に持たせるようにして
いる。
【0016】このため、移動端末装置に端末識別情報生
成機能が無い場合にも、基地局切り替えが生じた際に、
切り替え先の基地局装置を経由して、移動端末装置とデ
ータ通信装置との間でデータ通信を継続して行なうこと
が可能となる。また、移動端末装置では端末識別情報生
成処理を実行させる必要がなくなる分プロセッサの処理
能力も低くできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
に係わる移動データ通信システムの一実施形態を示す概
略構成図であり、CS1〜CSnは基地局を示してい
る。これらの基地局CS1〜CSnは、システムがカバ
ーするサービスエリアに地理的に分散配設されており、
それぞれセルと呼ばれる無線エリアを形成している。
【0018】移動端末装置PS1〜PSmは、上記各基
地局CS1〜CSnが形成するセル内において、最寄り
の基地局に無線回線を介して接続される。この基地局と
移動端末装置との間の無線アクセス方式としては、例え
ばTDMA−TDD(Time Division Multiple Access
−Time Division Duplex)方式が使用される。移動端末
装置PS1〜PSmには、通話機能のみを有する携帯電
話機の他に、データ通信機能と無線アクセス機能を備え
た携帯情報端末と、携帯電話機にパーソナル・コンピュ
ータPCを接続したものとがある。
【0019】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ有線回線を介して通信網に接続される。通信網は、統
合サービスディジタル網(ISDN)IN1と、このI
SDN IN1に上記各基地局CS1〜CSnを収容す
るためのI′インタフェース網IN2と、専用線網PN
とを有する。通信網には多くの加入者有線端末装置の他
に、コンピュータ・ネットワークや企業内ネットワーク
等が接続される。また、ISDN IN1及び専用線網
PNには、データ中継装置としてのゲートウェイGWが
接続され、このゲートウェイGWを介してサーバ装置A
Sが接続される。このため、インターネットを行なう場
合には、TCP/IPプロトコルを使用することで、加
入者有線端末は勿論のこと上記移動端末装置PS1〜P
Smからもアクセスが可能となっている。
【0020】また、サーバ装置ASは、加入者有線端末
および移動端末装置PS1〜PSmの要求に応じて、各
種情報をダウンロードする機能を有する。次に、上記移
動データ通信システムの一実施の形態における各装置の
構成とその動作について図2〜図5を参照して説明す
る。なお、図2は上記移動端末装置PS1〜PSmの回
路ブロック図であり、図3は上記移動端末装置PS1〜
PSmから送信される接続要求信号の構成を示す図であ
り、図4は上記基地局CS1〜CSnの回路ブロック図
であり、図5は上記ゲートウェイGWの回路ブロック図
である。
【0021】まず、移動端末装置PS1〜PSmの構成
について図2を参照して説明すると、アンテナ11を備
えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通話
部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ通信部7
とを備えている。
【0022】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は制御部5より無線チャ
ネル周波数に対応する値に指示される。また、無線部1
には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられて
いる。この受信電界強度検出部16では、移動局PS1
〜PSmから到来した無線搬送波信号の受信電界強度が
検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示を
行うために制御部5に通知される。
【0023】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0024】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データをインタフェース部4
に入力する。一方、分離したスロットのデータが非制限
ディジタルデータや制御データであれば、これらのデー
タをデータ通信部7に入力する。
【0025】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation )トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0026】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、表示部8に供給して表示させる。
【0027】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データや情報データは、データ通信部7を
経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0028】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0029】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSn
に向け送信される。
【0030】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、無線接続制御機能や通
話制御機能、データ通信制御機能等に加え、端末識別情
報生成手段51と、端末識別情報送信制御手段52と、
コネクション情報通信制御手段53とを備えている。
【0031】このうち、端末識別情報生成手段51は、
自装置を識別させるための端末識別情報を生成する。ま
た、端末識別情報送信制御手段52は、自装置とサーバ
装置ASとの間でデータ通信を行なう際に、図3
(a),(b)に示すように、端末識別情報生成手段5
1により生成される端末識別情報に加えて自装置がサー
バASに対し新規接続であるか再接続であるかを判別さ
せるための判別情報を接続要求信号としてゲートウェイ
GWに送信する。さらに、コネクション情報通信制御手
段53は、後述する基地局CS1〜CSnがゲートウェ
イGWとの間にコネクションを開設する際に、開設に必
要なパラメータ情報を基地局CS1〜CSnとの間で送
受信するものである。
【0032】また、制御部5には、図示しないがTCP
/IPによるデータ通信に先立ち、この通信に必要とな
る制御情報を基地局CS1〜CSnとの間で送受信する
TCP/IP情報通信制御手段も設けられている。
【0033】なお、図中符号9はダイヤルキー、発信キ
ー、各種機能キー、手書き入力部等を収容した入力部で
ある。次に、基地局CS1〜CSnの構成について図4
を参照して説明する。
【0034】基地局CS1〜CSnは、アンテナ111
を備えた無線部10と、モデム部20と、TDMA部3
0と、インタフェース部40と、制御部50と、情報記
憶部60と、データ通信部70とを備えている。
【0035】すなわち、移動端末装置PS1〜PSmか
ら到来した無線搬送波信号は、アンテナ111で受信さ
れたのち無線部10の高周波スイッチ(SW)112を
介して受信部113に入力される。この受信部113で
は、上記受信された無線搬送波信号がシンセサイザ11
4から発生された局部発振信号とミキシングされて受信
中間周波信号にダウンコンバートされる。なお、上記シ
ンセサイザ114から発生される局部発振周波数は無線
チャネル周波数に応じて制御部50より指示される。ま
た、無線部10には受信電界強度検出部(RSSI)1
16が設けられている。この受信電界強度検出部116
では、移動端末装置PS1〜PSmから到来した無線搬
送波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は空き
チャネルサーチや移動端末装置のハンドオーバ等のため
に制御部50に通知される。
【0036】上記受信部113から出力された受信中間
周波信号は、モデム部20の復調部221に入力され
る。復調部221では上記受信中間周波信号のディジタ
ル復調が行なわれ、これによりディジタル復調信号が再
生される。
【0037】TDMA部30のTDMAデコード部33
1は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロット
ごとに分離する。そして、分離したスロットのデータが
音声データであればこの音声データをインタフェース部
40に入力する。一方、分離したスロットのデータが非
制限ディジタルデータや制御データであれば、これらの
データをデータ通信部70に入力する。
【0038】インタフェース部40は、ADPCM(Ad
aptive Differential Pulse Code Modulation )トラン
スコーダ441と、公衆回線インタフェース442と、
専用線インタフェース443とから構成される。ADP
CMトランスコーダ441は、上記TDMAデコード部
331から出力された音声データを復号する。上記AD
PCMトランスコーダ441で復号されたディジタル音
声信号は、公衆回線インタフェース442からI’網I
N2へ送出される。公衆回線インタフェース442は、
制御部50の指示に従い、I’網IN2に対する呼接続
処理およびデータ通信を行う。専用線インタフェース4
43は、制御部50の指示に従い、専用線網PNに対す
る呼接続処理及びデータ通信を行なう。
【0039】データ通信部70は、移動端末装置PS1
〜PSmから到来したデータが自局宛の制御データであ
ればこの制御データを制御部50に入力する。制御部5
0は、この制御データを基に後述するコネクション開設
制御やデータ転送制御などを行う。これに対し移動端末
装置PS1〜PSmから到来したデータが外部通信網宛
のデータであれば、データ通信部70はこのデータを公
衆回線インタフェース442もしくは専用線インタフェ
ース443を介してI’網IN2もしくは専用線網PN
へ転送する。
【0040】一方、I’網IN2から到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、公衆回線インタフェース
442でそれぞれ受信される。そして、上記ディジタル
通信信号が音声データであれば、ADPCMトランスコ
ーダ441で圧縮符号化処理が施されてTDMAエンコ
ード部332に入力される。これに対し上記ディジタル
通信信号が制御データや情報データであればデータ通信
部70に入力される。
【0041】データ通信部70は、この入力された制御
データ及び情報データの宛先が移動端末装置PS1〜P
Smであれば、当該制御データ及び情報データをTDM
Aエンコード部332に入力する。これに対し入力され
たデータが自局宛のデータであれば、当該データを制御
部50に入力する。制御部50は、この入力されたデー
タを解析して種々制御を行う。また制御部50は、移動
端末装置PS1〜PSm宛の制御データを、データ通信
部70を介して上記TDMAエンコード部332に入力
する。
【0042】また、専用線網PNから到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、専用線インタフェース4
43でそれぞれ受信され、以後、データ通信部70に入
力される。そして、データ通信部70は、この入力され
たディジタル通信信号に含まれる制御データ及び情報デ
ータの宛先が移動端末装置PS1〜PSmであれば、当
該制御データ及び情報データをTDMAエンコード部3
32に入力する。これに対し入力されたデータが自局宛
のデータであれば、当該データを制御部50に入力す
る。制御部50は、入力されたデータを解析して種々制
御を行なう。また制御部50は、移動端末装置PS1〜
PSm宛の制御データを、データ通信部70を介して上
記TDMAエンコード部332に入力する。
【0043】TDMAエンコード部332は、上記AD
PCMトランスコーダ441から出力された各チャネル
のディジタル音声データ、およびデータ通信部70から
出力された情報データ及び制御データを、制御部50か
ら指示された送信タイムスロットに挿入して多重化す
る。変調部222は、上記TDMAエンコード部332
から出力された多重化ディジタル通信信号により送信中
間周波信号をディジタル変調し、この変調した送信中間
周波信号を送信部115に入力する。
【0044】送信部115は、上記変調された送信中間
周波信号をシンセサイザ114から発生された局部発振
信号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバ
ートし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この
送信部115から出力された無線搬送波信号は、高周波
スイッチ112を介してアンテナ111から移動端末装
置PS1〜PSmに向け送信される。
【0045】ところで、制御部50はマイクロコンピュ
ータを主制御部とするもので、その制御機能として、コ
ネクション情報通信制御手段551と、コネクション設
定制御手段552とを備えている。
【0046】コネクション情報通信制御手段551は、
上記コネクションの開設に際し、移動端末装置PS1〜
PSmとの間でコネクション開設に必要なパラメータ情
報の授受を行う。コネクション設定制御手段552は、
移動端末装置PS1〜PSmとサーバ装置ASとの間で
データ通信を行なう際に、自局とサーバ装置ASとの間
にコネクションを開設または解放するための制御を実行
する。なお、コネクション情報通信制御手段551及び
コネクション設定制御手段552は、それぞれ情報記憶
部60に記憶されているプロトコル実行用のプログラム
に従って、制御処理を実行するようにしている。
【0047】次に、上記ゲートウェイGWについて図5
を参照して説明する。すなわち、ゲートウェイGWは、
回線インタフェース部711と、専用線インタフェース
部712と、パケット通信制御部713と、ルーティン
グテーブル部714と、バッファ部715と、ネットワ
ークインタフェース部716と、装置制御部717とを
備えている。なお、これら各回路は、制御バスを介して
互いに接続されている。
【0048】ここで、回線インタフェース部711は、
装置制御部717の指示に従い、ISDN IN1と
I’網 IN2とを統合する回線交換網に対する呼接続
処理及びデータ通信を行なう。専用線インタフェース部
712は、装置制御部717の指示に従い、専用線網P
Nに対する呼接続処理及びデータ通信を行なう。ネット
ワークインタフェース部716は、装置制御部717の
指示に従い、サーバ装置ASに対する呼接続処理及びデ
ータ通信を行なう。
【0049】パケット通信制御部713は、サーバ装置
ASから到来するパケットデータをパケット記憶部71
31に記憶する。そして、装置制御部717の指示に従
い、サーバ装置ASから到来したデータが自装置宛の制
御データであればこの制御データを装置制御部717に
入力する。すると、装置制御部717は、この制御デー
タを基にコネクション接続制御やTCP/IPによるデ
ータ伝送制御などを行なう。これに対しサーバ装置AS
から到来したデータが外部通信網宛のデータであれば、
パケット通信制御部713はこのデータを回線インタフ
ェース部711もしくは専用線インタフェース部712
を介して通信網へ伝送する。
【0050】また、バッファ部715は、回線インタフ
ェース部711もしくは専用線インタフェース部712
を介して到来したデータを格納する。ここで、到来した
データが自装置宛の制御データである場合には、この制
御データは、装置制御部717に入力されて、以後、基
地局装置CS1〜CSnとのコネクション接続制御やT
CP/IPによるデータ伝送制御等の処理に供される。
【0051】装置制御部717は、マイクロコンピュー
タを主制御部として、各回路の総括的な制御を行なうも
ので、また、接続状態判定手段717aと、ルーティン
グ情報生成手段717bと、ルーティング情報変更手段
717cと、データ通信制御手段717dとを有してい
る。
【0052】接続状態判定手段717aは、基地局CS
1〜CSnとゲートウェイGWとの間の通信網上にコネ
クションが設定された状態で、回線インタフェース部7
11もしくは専用線インタフェース712を介して到来
したデータが接続要求信号(図3(a),(b)参照)
である場合に、この接続要求信号から判別情報を抽出し
て、接続する移動端末装置が新規接続であるか再接続で
あるかを判定する。そして、新規接続と判定された場合
に、ルーティング情報生成手段717bは、接続要求信
号に含まれる端末識別情報に基づいて、コネクションが
設定された移動端末装置とサーバ装置ASとの間のデー
タ伝送経路を示す情報を含むルーティング情報を生成し
てルーティングテーブル部714に登録する。
【0053】ルーティング情報変更手段717cは、接
続状態判定手段717aにて再接続と判定された場合、
ルーティングテーブル部714に登録された複数のルー
ティング情報のうち、該当する端末識別情報に対応する
元のルーティング情報を、新たに基地局と接続された移
動端末装置とサーバ装置ASとの間のデータ伝送経路を
示す情報を含むルーティング情報に変更する。以後、デ
ータ通信制御手段717dは、この作成もしくは変更さ
れたルーティング情報に基づいて、移動端末装置PS1
〜PSmとサーバ装置ASとの間のデータ通信を制御す
る。
【0054】次に、以上のように構成されたシステムに
よるデータ通信動作を説明する。なお、ここでは移動端
末装置PS1が基地局CS1のセル内でサーバ装置AS
との間でデータ通信を行なう場合を例にとって図6及び
図7を参照して説明する。図6はその手順を示すシーケ
ンス図であり、図7はゲートウェイGWの動作を示すフ
ローチャートである。
【0055】図6において、移動端末装置PS1がサー
バ装置ASに対し発呼すると、基地局CS1と移動端末
装置PS1との間及び基地局CS1とサーバ装置ASと
の間でまず呼接続が行われる。呼接続が終了すると、基
地局CS1は情報記憶部60に格納されているプロトコ
ル実行用のプログラムに従って、ゲートウェイGWとの
間にコネクションを開設する。ここで、移動端末装置P
S1がゲートウェイGWに対して新規に接続を要求する
場合には、端末識別情報生成手段51が端末識別情報を
生成し、端末識別情報送信制御手段52にて端末識別情
報に自装置が新規接続である旨を示す判別情報を付加し
て接続要求信号(図3(a)参照)としてゲートウェイ
GWに送信する。
【0056】以下、接続要求信号を受信したゲートウェ
イGWの動作を図7を参照して説明する。まず、接続要
求信号を受信すると(ステップS101)、ゲートウェ
イGWは、装置制御部717の接続状態判定手段717
aにて接続要求信号から判別情報を抽出し(ステップS
102)、この判別情報から新規接続か再接続かを判定
する(ステップS103)。ここで、新規接続と判定し
た場合に、ルーティング情報生成手段717bは、接続
要求信号に付与された端末識別情報を取得し(ステップ
S104)、この端末識別情報と該移動端末装置PS1
へのデータ伝送経路を含むルーティング情報を作成し、
ルーティングテーブル部714に登録する(ステップS
105)。ここまでの処理が終了した後、移動端末装置
PS1とサーバ装置ASとの間のデータ通信が可能とな
る(図6参照)。
【0057】次に、移動端末装置PS1の移動等で、移
動端末装置PS1が属する基地局CS1が基地局CS2
に切り替わった場合について説明する。まず、移動端末
装置PS1は、切り替え先の基地局CS2との間で呼接
続を行ない、基地局CS2はゲートウェイGWとの間で
コネクションを開設する。移動端末装置PS1の端末識
別情報送信制御手段52は、新規接続の際に通知した端
末識別情報に再接続である旨を示す判別情報を付与し、
接続要求信号(図3(b)参照)としてゲートウェイG
Wに送信する。
【0058】この接続要求信号を受信したゲートウェイ
GWは、再び図7に示すように、接続状態判定手段71
7aで新規接続か再接続かを判定する(ステップS10
3)。ここでは再接続であるので、再接続処理に移行
し、受信した接続要求信号から端末識別情報を取得し
(ステップS106)、ルーティング情報変更手段71
7cにてルーティングテーブル部714に登録してある
ルーティング情報のうち該当する移動端末装置PS1の
ルーティング情報を、基地局CS2経由のデータ伝送経
路を示すルーティング情報に変更する(ステップS10
7)。以後、移動端末装置PS1へのデータ送信は、変
更したルーティング情報に基づいて行われる。
【0059】したがって、上記実施の形態によれば、移
動端末装置PS1が、サーバ装置ASとデータ通信を行
なう際に、自装置を識別させるための端末識別情報と、
ゲートウェイGWに対し新規接続か再接続かを判別させ
るための判別情報とを接続要求信号としてゲートウェイ
GWに送信しているので、ゲートウェイGWは、到来す
る接続要求信号を受信して判別情報を抽出することによ
り、移動端末装置PS1がサーバ装置ASに対し新規接
続であるか再接続であるかを判断でき、この判断結果に
基づいて、移動端末装置PS1とサーバ装置ASとの間
のデータ伝送経路を設定するために必要なルーティング
情報の作成もしくは変更を行ない、このルーティング情
報に基づいてデータ通信を行なえるようにしている。つ
まり、ゲートウェイGWは、ルーティング情報を参照す
ることにより、移動端末装置PS1に対する通信状況を
容易に把握して管理できるようにしている。
【0060】このため、データ通信中に移動端末装置P
S1が属する基地局CS1が他の基地局CS2に切り替
わった場合に、ゲートウェイGWはルーティングテーブ
ル部714に登録してあるルーティング情報を変更し、
端末宛データ送信時に変更したルーティング情報に従っ
てデータ送信を行なうことで、切り替え先の基地局CS
2を経由して、移動端末装置PS1とサーバ装置ASと
の間でデータ通信を継続して行なうことが可能となる。
【0061】なお、上記実施の形態では、移動端末装置
PS1が新規接続か再接続かを接続要求信号に付与され
た判別情報により判定しているが、端末識別情報もしく
はルーティング情報から判定する方法等も可能である。
【0062】次に、上記移動データ通信システムの第2
の実施の形態について図8〜図10を参照して説明す
る。図8は上記ゲートウェイGWの回路ブロック図であ
り、図9は上記移動端末装置PS1〜PSm及びゲート
ウェイGWから送信される接続要求信号及び接続許可信
号の構成を示す図であり、図10は上記移動端末装置P
S1〜PSmの回路ブロック図である。
【0063】図8において、図5と同一機能を有する部
分には同一符号を付して説明し、異なる部分のみ説明す
る。すなわち、装置制御部717は、端末識別子生成手
段717eと、端末識別子送信制御手段717fとを有
している。端末識別子生成手段717eは、移動端末装
置PS1〜PSmから到来する接続要求信号について、
接続状態判定手段717aで新規接続と判定された場合
に、移動端末装置PS1〜PSmを識別するための端末
識別子を生成する。端末識別子送信制御手段717f
は、端末識別子生成手段717eで生成された端末識別
子を図9(b)に示すように、接続許可信号に付与して
該当する移動端末装置PS1〜PSmに送信する。
【0064】次に、上記移動端末装置PS1〜PSmの
構成について図10を参照して説明する。図10におい
て、図2と同一機能を有する部分には同一符号を付して
説明し、異なる部分のみを説明する。すなわち、制御部
5は端末識別子送信制御手段54を有し、情報記憶部6
は端末識別子記憶部61を有している。
【0065】端末識別子送信制御手段54は、新規接続
時に、図9(a)に示すような新規接続である旨を示す
判別情報を接続要求信号としてゲートウェイGWに送信
する。そして、ゲートウェイGWから到来する接続許可
信号(図9(b)参照)を受信して端末識別子を抽出
し、この端末識別子を情報記憶部の端末識別子記憶部6
1に記憶させている。また、端末識別子送信制御手段5
4は、再接続時に、自装置とサーバ装置ASとの間のデ
ータ通信に先立って、端末識別子記憶部61に記憶され
た端末識別子を図9(c)に示すように接続要求信号に
付与してゲートウェイGWに送信する。
【0066】次に、以上のようなシステムの第2の実施
の形態によるデータ通信動作を説明する。なお、ここで
は移動端末装置PS1が基地局CS1のセル内でサーバ
装置ASとの間でデータ通信を行なう場合を例にとって
図11及び図12を参照して説明する。図11はその手
順を示すシーケンス図であり、図12はゲートウェイG
Wの動作を示すフローチャートである。
【0067】図11において、先の実施の形態と同様、
移動端末装置PS1は、無線回線を介して基地局CS1
に接続され、ゲートウェイGWは通信網を介して基地局
CS1に接続される。そして、移動端末装置PS1と基
地局CS1との間の呼接続、及び基地局CS1とゲート
ウェイGWとの間のコネクション開設後、移動端末装置
PS1の端末識別子送信制御手段54は、ゲートウェイ
GWに対して、新規接続要求信号を送信する。
【0068】以下、接続要求信号を受信したゲートウェ
イGWの動作を図12を参照して説明する。まず、接続
要求信号を受信すると(ステップS201)、ゲートウ
ェイGWは、装置制御部717の接続状態判定手段71
7aで、判別情報を抽出し(ステップS202)、接続
要求が新規接続か再接続かを判定する(ステップS20
3)。ここで、新規接続と判定した場合に、端末識別子
生成手段717eは、接続要求した移動端末装置PS1
を識別するための端末識別子を生成する(ステップS2
04)。また、ルーティング情報生成手段717bは、
生成された端末識別子に対応させて該移動端末装置PS
1へのデータ伝送経路を含むルーティング情報を作成
し、ルーティングテーブル部714に登録する(ステッ
プS205)。さらに、端末識別子送信制御手段717
fは、生成された端末識別子を接続許可信号として該当
する移動端末装置PS1に送信する。
【0069】一方、移動端末装置PS1では、到来した
接続許可信号を受信して端末識別子を抽出し、この端末
識別子を端末識別子記憶部61に記憶しておく。ここま
での処理が終了した後、移動端末装置PS1とサーバ装
置ASとの間のデータ通信が可能となる(図11参
照)。ここで、ゲートウェイGWは、サーバ装置ASか
ら移動端末装置PS1宛のデータを受信した場合、ある
いは移動端末装置PS1宛のデータを送信する場合に、
ルーティングテーブル部714に登録されているルーテ
ィング情報に基づいて、移動端末装置PS1が接続され
る基地局CS1に対してデータを送信する。
【0070】次に、移動端末装置PS1の移動等で、移
動端末装置PS1が属する基地局CS1が基地局CS2
に切り替わった場合について説明する。まず、移動端末
装置PS1は、切り替え先の基地局C S2との間で呼接
続を行ない、基地局CS2はゲートウェイGWとの間で
コネクションを開設する。移動端末装置PS1の端末識
別子送信制御手段54は、端末識別子記憶部61に記憶
された端末識別子に再接続である旨を示す判別情報を付
与し、接続要求信号(図9(c)参照)としてゲートウ
ェイGWに送信する。
【0071】この接続要求信号を受信したゲートウェイ
GWは、再び図12に示すように、接続状態判定手段7
17aで新規接続か再接続かを判定する(ステップS2
03)。ここでは再接続であるので、再接続処理に移行
し、受信した接続要求信号から端末識別子を取得し(ス
テップS207)、ルーティング情報変更手段717c
にてルーティングテーブル部714に登録してあるルー
ティング情報のうち該当する移動端末装置PS1のルー
ティング情報を、基地局CS2経由のデータ伝送経路を
示すルーティング情報に変更する(ステップS20
8)。以後、移動端末装置PS1へのデータ送信は、変
更したルーティング情報に基づいて行われる。
【0072】したがって、上記第2の実施の形態によれ
ば、移動端末装置PS1からゲートウェイGWに送信さ
れる接続要求信号に新規接続か再接続かを判別させるた
めの判別情報を付与しておき、ゲートウェイGWは、到
来する接続要求信号を受信して判別情報を抽出すること
により、接続要求した移動端末装置PS1が新規接続で
あるか再接続であるかを判断することができ、この判断
結果が新規接続である場合に、移動端末装置PS1を識
別するための端末識別子を生成して該移動端末装置PS
1に接続許可信号として送信するとともに、該移動端末
装置PS1とサーバ装置ASとの間のデータ伝送経路を
設定するために必要なルーティング情報を生成し、判断
結果が再接続である場合に、このルーティング情報の変
更を行なうようにしている。つまり、ゲートウェイGW
は、移動端末装置PS1を識別するための端末識別子を
生成して該移動端末装置PS1に与えることにより、移
動端末装置PS1に対する通信状況の管理を容易に行な
えるようにしている。
【0073】また、移動端末装置PS1は、新規接続時
に、到来する端末識別子を取得して端末識別子記憶部6
1に記憶しておくようにし、再接続時に端末識別子記憶
部61に記憶された端末識別子を接続要求信号に含めて
ゲートウェイGWに送信するようにしている。すなわ
ち、基地局切り替えにおける接続もしくは変更処理を実
行する機能をゲートウェイGWに持たせるようにしてい
る。
【0074】このため、移動端末装置PS1に端末識別
情報生成機能を持たせなくとも、基地局切り替えが生じ
た際に、切り替え先の基地局CS2を経由して、移動端
末装置PS1とサーバ装置ASとの間でデータ通信を継
続して行なうことが可能となる。また、移動端末装置P
S1では端末識別情報生成処理を実行させる必要がなく
なる分プロセッサの処理能力も低くできる。
【0075】なお、上記第2の実施の形態において、ゲ
ートウェイGWは、移動端末装置PS1〜PSmを識別
するための端末識別子を新規接続の場合のみ生成してい
るが、基地局切り替えが発生するたびに、端末識別子を
生成、登録、送信するようにしてもよい。
【0076】また、上記各実施の形態では、移動端末装
置とサーバ装置ASとの間でデータ通信を行なう場合を
例にとって説明したが、インターネット上のWWWサー
バや、通信網に接続されたサーバとの間でデータ通信を
行なう場合にも基地局切り替えに応じたデータ通信の継
続を行なうことが可能となり、またゲートウェイGWと
の間でも基地局切り替えに応じたデータ通信の継続を行
なうことが可能である。
【0077】なお、この発明は、上記各実施の形態の範
囲に必ずしも限定されるものではなく、その他にも要旨
を変更しない範囲で種々変形して実施可能なことはもち
ろんのことである。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
移動端末装置とデータ通信装置との間のデータ通信中に
基地局切り替えが発生した場合に、移動端末装置が自装
置を識別させるための端末識別情報を接続要求信号とし
てデータ通信装置に送信することにより、データ通信装
置は、基地局切り替えにより移動端末装置が新たにデー
タ通信を行なうものであるのか継続して行なうものであ
るのかを認識することができ、移動端末装置とデータ通
信装置との間のデータ伝送経路を設定するために必要な
ルーティング情報を新規接続か再接続かという判断に基
づいて、作成もしくは内容変更を行なうようにして、こ
のルーティング情報に基づいて、データ通信を制御する
ようにしている。
【0079】このため、データ通信中に基地局切り替え
が発生した場合にも、移動端末装置とデータ通信装置と
の間で切り替え先の基地局を経由してデータ通信を継続
させることが可能な移動データ通信システムとその移動
端末装置及びデータ通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動データ通信システムの一
実施形態を示す概略構成図。
【図2】同システムの一実施の形態としての移動端末装
置の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図2に示す移動端末装置が送信する接続要求信
号の構成を示す図。
【図4】同システムの一実施の形態としての基地局の構
成を示す回路ブロック図。
【図5】同システムの一実施の形態としてのゲートウェ
イの構成を示す回路ブロック図。
【図6】同実施の形態における移動端末装置とサーバと
の間でデータ通信を行う際のプロトコルシーケンスを示
す図。
【図7】図6に示すシーケンス中のゲートウェイの動作
を示すフローチャート。
【図8】図1に示すシステムの第2の実施の形態として
のゲートウェイの構成を示す回路ブロック図。
【図9】同第2の実施の形態における移動端末装置が送
信する接続要求信号とゲートウェイが送信する接続許可
信号のそれぞれの構成を示す図。
【図10】図1に示すシステムの第2の実施の形態とし
ての移動端末装置の構成を示す回路ブロック図。
【図11】同第2の実施の形態における移動端末装置と
サーバとの間でデータ通信を行う際のプロトコルシーケ
ンスを示す図。
【図12】図11に示すシーケンス中のゲートウェイの
動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…移動端末装置 IN1…ISDN IN2…I’網 PN…専用線網 AS…サーバ装置 GW…ゲートウェイ 1,10…無線部 2,20…モデム部 3,30…TDMA部 4,40…通話部 5,50…制御部 6,60…情報記憶部 7,70…データ通信部 11,111…アンテナ 12,112…高周波スイッチ(SW) 13,113…受信部 14,114…シンセサイザ 15,115…送信部 16,116…受信電界強度検出部(RSSI) 21,221…復調部 22,222…変調部 31,331…TDMAデコード部 32,332…TDMAエンコード部 41,441…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 442…公衆回線インタフェース部 443,712…専用線インタフェース部 711…回線インタフェース部 713…パケット通信制御部 714…ルーティングテーブル部 715…バッファ部 716…ネットワークインタフェース部 717…装置制御部 51…端末識別情報生成手段 52…端末識別情報送信制御手段 53…コネクション情報通信制御手段 54…端末識別子送信制御手段 61…端末識別子記憶部 551…コネクション情報通信制御手段 552…コネクション設定制御手段 717a…接続状態判定手段 717b…ルーティング情報生成手段 717c…ルーティング情報変更手段 717d…データ通信制御手段 717e…端末識別子生成手段 717f…端末識別子送信制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置に対し無線回線を介して
    接続される移動端末装置と、前記基地局装置に対し有線
    回線を含む通信網を介して接続されるデータ通信装置と
    を具備し、前記移動端末装置と前記データ通信装置との
    間にコネクションを設定してデータ通信を行なう移動デ
    ータ通信システムにおいて、 前記移動端末装置は、 自装置を識別させるための端末識別情報を生成する端末
    識別情報生成手段と、 前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でデータ
    通信を行なう際に、この端末識別情報生成手段により生
    成される端末識別情報を接続要求信号として前記基地局
    装置を介して前記データ通信装置に送信する接続要求送
    信手段とを具備し、 前記データ通信装置は、 前記移動端末装置との間でデータ通信を行なう際に、前
    記移動端末装置から前記基地局装置を介して到来する接
    続要求信号を受信して前記端末識別情報を抽出すること
    により、接続する移動端末装置が新規接続であるか再接
    続であるかを判定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続と判定された場合に、
    受信した端末識別情報に基づいて、前記コネクションが
    設定された前記移動端末装置と前記データ通信装置との
    間のデータ伝送経路を示す情報を含むルーティング情報
    を生成するルーティング情報生成手段と、 このルーティング情報生成手段で生成されたルーティン
    グ情報を登録するルーティング情報登録手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記ルーティング情報登録手段に登録されているルーティ
    ング情報のうち、該当する端末識別情報に対応する元の
    ルーティング情報を、新たに基地局装置と接続された移
    動端末装置と前記データ通信装置との間のデータ伝送経
    路を示す情報を含むルーティング情報に変更するルーテ
    ィング情報変更手段と、 前記ルーティング情報登録手段に登録されたルーティン
    グ情報もしくは前記ルーティング情報変更手段で変更さ
    れたルーティング情報に基づいて、前記移動端末装置と
    前記データ通信装置との間のデータ通信を制御するデー
    タ通信制御手段とを具備してなることを特徴とする移動
    データ通信システム。
  2. 【請求項2】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置に無線回線を介して接続され、前記基地局装
    置と有線回線を含む通信網を介して接続されるデータ通
    信装置との間にコネクションを設定してデータ通信を行
    なう移動端末装置において、 自装置を識別させるための端末識別情報を生成する端末
    識別情報生成手段と、 自装置と前記データ通信装置との間でデータ通信を行な
    う際に、自装置と前記データ通信装置との間にコネクシ
    ョンが設定された状態で、この端末識別情報生成手段に
    より生成される端末識別情報を接続要求信号として前記
    基地局装置を介して前記データ通信装置に送信する接続
    要求送信手段とを具備し、 前記データ通信装置にて前記接続要求信号を受信して端
    末識別情報を抽出することで、接続要求する移動端末装
    置が新規接続であるか再接続であるかを判定でき、この
    判定結果に基づいて移動端末装置と前記データ通信装置
    との間のデータ通信を行なえるようにしたことを特徴と
    する移動端末装置。
  3. 【請求項3】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置に無線回線を介して接続される移動端末装置
    とコネクションを設定してデータ通信を行なうデータ通
    信装置において、 データ通信開始前に、前記移動端末装置から前記基地局
    装置を介して到来する接続要求信号に、前記移動端末装
    置を識別させるための端末識別情報が含まれるとき、 前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でデータ
    通信を行なう際に、前記移動端末装置から前記基地局装
    置を介して到来する接続要求信号を受信して前記端末識
    別情報を抽出することにより、接続要求する移動端末装
    置が新規接続であるか再接続であるかを判定する接続状
    態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続と判定された場合に、
    受信した端末識別情報に基づいて、前記移動端末装置と
    前記データ通信装置との間のデータ伝送経路を示す情報
    を含むルーティング情報を生成するルーティング情報生
    成手段と、 このルーティング情報生成手段で生成されたルーティン
    グ情報を登録するルーティング情報登録手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記ルーティング情報登録手段に登録されているルーティ
    ング情報のうち、該当する端末識別情報の元のルーティ
    ング情報を、新たに基地局装置と接続された移動端末装
    置と前記データ通信装置との間のデータ伝送経路を示す
    情報を含むルーティング情報に変更するルーティング情
    報変更手段と、 前記ルーティング情報登録手段に登録されたルーティン
    グ情報もしくは前記ルーティング情報変更手段で変更さ
    れたルーティング情報に基づいて、前記移動端末装置と
    前記データ通信装置との間のデータ通信を制御するデー
    タ通信制御手段とを具備してなることを特徴とするデー
    タ通信装置。
  4. 【請求項4】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置の各々に対し無線回線を
    介して接続される移動端末装置と、前記基地局装置に対
    し有線回線を含む通信網を介して接続されるデータ通信
    装置とを具備し、前記移動端末装置と前記データ通信装
    置との間にコネクションを設定してデータ通信を行なう
    移動データ通信システムにおいて、 前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でデータ
    通信を行なう際に、前記移動端末装置から前記データ通
    信装置に送信される接続要求信号には、前記データ通信
    装置に対し新規接続であるか再接続であるかを判別させ
    るための判別情報を予め含めておくようにし、 前記データ通信装置は、 前記移動端末装置から前記基地局装置を介して到来する
    前記接続要求信号を受信して前記判別情報を抽出するこ
    とにより、接続要求した移動端末装置が新規接続である
    か再接続であるかを判定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続と判定した場合に、前
    記移動端末装置を識別するための端末識別子を生成する
    端末識別子生成手段と、 この端末識別子生成手段で生成された端末識別子を接続
    許可信号に含めて接続された前記移動端末装置に送信す
    る端末識別子送信手段と、 前記端末識別子生成手段で生成された端末識別子に基づ
    いて、前記コネクションが設定された前記移動端末装置
    と前記データ通信装置との間のデータ伝送経路を示す情
    報を含むルーティング情報を生成するルーティング情報
    生成手段と、 このルーティング情報生成手段で生成されたルーティン
    グ情報を登録するルーティング情報登録手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定した場合に、前記
    ルーテイング情報登録手段に登録されているルーティン
    グ情報のうち、該当する端末識別子の元のルーティング
    情報を、新たに基地局装置と接続された移動端末装置と
    前記データ通信装置との間のデータ伝送経路を示す情報
    を含むルーティング情報に変更するルーティング情報変
    更手段と、 前記ルーティング情報登録手段に登録されたルーティン
    グ情報もしくは前記ルーティング情報変更手段で変更さ
    れたルーティング情報に基づいて、前記移動端末装置と
    前記データ通信装置との間のデータ通信を制御するデー
    タ通信制御手段とを具備し、 前記移動端末装置は、 新規接続時に前記データ通信装置からコネクション及び
    前記基地局装置を介して到来する接続許可信号を受信し
    て前記端末識別子を抽出する端末識別子抽出手段と、 この端末識別子抽出手段で抽出された前記端末識別子を
    記憶する端末識別子記憶手段と、 再接続時に、自装置と前記データ通信装置との間のデー
    タ通信に先立って、前記端末識別子記憶手段に記憶され
    た端末識別子を前記接続要求信号に含めて前記データ通
    信装置に送信する端末識別子送信手段とを具備してなる
    ことを特徴とする移動データ通信システム。
  5. 【請求項5】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置に無線回線を介して接続され、前記基地局装
    置に対し有線回線を含む通信網を介して接続されるデー
    タ通信装置との間にコネクションを設定し、かつ当該デ
    ータ通信装置に新規接続であるか再接続であるかを判別
    させるための判別情報を接続要求信号として送信し、前
    記データ通信装置から端末識別子を含む接続許可信号を
    受信した後にデータ通信を行なう移動端末装置におい
    て、 新規接続時に前記データ通信装置からコネクション及び
    前記基地局装置を介して到来する接続許可信号を受信し
    て前記端末識別子を抽出する端末識別子抽出手段と、 この端末識別子抽出手段で抽出された前記端末識別子を
    記憶する端末識別子記憶手段と、 再接続時に、自装置と前記データ通信装置との間のデー
    タ通信に先立って、前記端末識別子記憶手段に記憶され
    た端末識別子を前記接続要求信号として前記データ通信
    装置に送信するための端末識別子送信制御手段とを具備
    してなることを特徴とする移動端末装置。
  6. 【請求項6】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置に無線回線を介して接続される移動端末装置
    との間にコネクションを設定し、前記移動端末装置から
    到来する移動端末装置が新規接続であるか再接続である
    かを判別するための判別情報を含み、かつ再接続時には
    当該移動端末装置を識別するための端末識別子を含む接
    続要求信号を受信するデータ通信装置において、 前記移動端末装置から前記基地局装置を介して到来する
    前記接続要求信号を受信して前記判別情報を抽出するこ
    とにより、接続要求した移動端末装置が新規接続である
    か再接続であるかを判定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続と判定した場合に、前
    記移動端末装置を識別するための端末識別子を生成する
    端末識別子生成手段と、 この端末識別子生成手段で生成された端末識別子を接続
    許可信号として接続された前記移動端末装置に送信する
    端末識別子送信手段と、 前記端末識別子生成手段で生成された端末識別子に基づ
    いて、前記コネクションが設定された前記移動端末装置
    との間のデータ伝送経路を示す情報を含むルーティング
    情報を生成するルーティング情報生成手段と、 このルーティング情報生成手段で生成されたルーティン
    グ情報を登録するルーティング情報登録手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記ルーテイング情報登録手段に登録されているルーティ
    ング情報のうち、該当する端末識別子の元のルーティン
    グ情報を、新たに基地局装置と接続された移動端末装置
    との間のデータ伝送経路を示す情報を含むルーティング
    情報に変更するルーティング情報変更手段と、 前記ルーティング情報登録手段に登録されたルーティン
    グ情報もしくは前記ルーティング情報変更手段で変更さ
    れたルーティング情報に基づいて、前記移動端末装置と
    の間のデータ通信を制御するデータ通信制御手段とを具
    備してなることを特徴とするデータ通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234380A (ja) * 2000-01-04 2011-11-17 Qualcomm Incorporated パケット・データ・サービス・ネットワークからポイント対ポイント・プロトコル(ppp)催促を要求するための方法及び装置
US8363616B2 (en) 2000-01-04 2013-01-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for channel optimization during point-to-point protocol (PPP) session requests

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