JPH08294164A - 無線電話機 - Google Patents

無線電話機

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JPH08294164A
JPH08294164A JP12091195A JP12091195A JPH08294164A JP H08294164 A JPH08294164 A JP H08294164A JP 12091195 A JP12091195 A JP 12091195A JP 12091195 A JP12091195 A JP 12091195A JP H08294164 A JPH08294164 A JP H08294164A
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wireless telephone
telephone
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notification
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Kenju Oishi
健樹 大石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無線基地局から送信される無線ゾ
ーン識別信号を無線電話機の位置認識情報として利用す
ることにより、位置(無線ゾーン)に基づいて各種処理
を実行する無線電話機を提供することを目的としてい
る。 【構成】 自動送信処理では、当該無線電話機が現在位
置する地点において受信される無線ゾーンIDコード
が、位置登録情報として登録されている無線ゾーンID
コードと一致するか否かを判別し、両無線ゾーンIDコ
ードが一致した場合、すなわち、当該無線電話機が位置
登録を行った無線ゾーン内に位置している場合は、その
位置に対応して登録されている出力データに基づいて、
相手先ダイアル番号をダイアル出力し、回線接続後、音
声メッセージを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PHS(パーソナル・
ハンディホン・システム)に適用して好適な無線電話機
に係り、詳細には、無線基地局から送信される無線ゾー
ン識別信号を無線電話機の位置認識情報として利用する
無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ディジタル技術の急速な進歩に伴
って、移動体通信システムもアナログ通信方式からディ
ジタル通信方式に移行しつつある。移動体通信システム
では、通信回線網に接続されている無線基地局と携帯電
話機との間の制御信号の授受が欠かせないが、この制御
信号にディジタル信号を利用することにより高効率、高
品質の無線伝送を実現する基本システムを構築すること
ができる。また、移動体通信システムにおけるディジタ
ル技術の応用は、無線基地局と携帯電話機の、より一層
の小型化を可能とし、携帯電話機の携帯性を向上するこ
とができる。
【0003】このため、最近では、ディジタル技術を利
用した携帯電話機の普及台数が急増している。これは、
従来のアナログ方式における、利用周波数の割当て制限
から加入者の増大に対する対応が難しいという問題点及
び秘匿性に難があるという問題を解決している。
【0004】また、最近、ディジタル技術を広範に利用
した第2世代コードレス電話システム(以下、PHS:
Personal Handyphone Systemと略称する)についての検
討が進められている。このPHSで利用される無線電話
機は、携帯電話機として利用できる他に、親機の子機と
しても利用できるという特徴を有している。
【0005】つまり、PHSで利用される無線電話機
は、公衆用無線基地局との間及び自機の親機である自営
用無線基地局との間で別々に通信チャネルを確立するよ
うになっており、各基地局と自機との間で通信チャネル
を確立できる無線ゾーンは、あらかじめ設定されてい
る。但し、公衆用無線基地局は、どの無線電話機からも
利用できるが、自営用無線基地局は、その自営用無線基
地局の子機となる無線電話機からしか利用できない。
【0006】また、このPHSでは、無線電話機の使用
エリアをマイクロセルという半径数百メートル程の小ゾ
ーンに分割し、周波数の繰り返し利用を可能にして膨大
なチャネル数を創造し、限られた周波数資源を有効に活
用するシステムとなっている。加えて、ゾーン(セルと
もいう)を小さくしているので、従来の携帯電話機や自
動車電話機に比べて無線電話機の送信出力を低減できる
ので、無線電話機の小型化や消費電力の低減、電池の小
型化や動作時間の長時間化が可能となる。
【0007】そして、無線電話機と公衆用無線基地局と
の間の無線通信区間では、通信を有効に行うために、以
下のようにして、無線電話機の発信加入者識別情報(以
下、無線電話機IDコードと略称する)及び無線ゾーン
識別情報(以下、無線ゾーンIDコードと略称する)を
用いた制御がなされている。
【0008】すなわち、公衆用無線基地局では、当該公
衆用無線基地局の所有する無線ゾーンIDコードを所定
時間毎に送信しており、当該公衆用無線基地局の無線ゾ
ーン内に位置する無線電話機は、前記無線ゾーンIDコ
ードを受信すると、この無線ゾーンIDコードを制御部
に逐次格納するとともに、この無線ゾーンIDコードを
所有する公衆用無線基地局に対して、当該無線電話機の
所有する無線電話機IDコードを送信する。
【0009】したがって、公衆用無線基地局では、所定
時間毎に送信する無線ゾーンIDコードに応じて、当該
公衆用無線基地局の無線ゾーン内に位置する無線電話機
から返送される無線電話機IDコードを受信することに
より、当該公衆用無線基地局の無線ゾーン内に位置する
無線電話機の無線電話機IDコードを把握している。ま
た、この公衆用無線基地局では、自局の無線ゾーンに位
置する無線電話機の情報を、公衆用無線基地局を局線、
通信回線網を介して統括管理するコントロールセンター
に送信しており、コントロールセンターでは、図2に示
すように、複数の無線電話機の無線電話機ダイアル番号
データ、各無線電話機の無線電話機IDコード及び各無
線電話機が現在位置している在圏無線ゾーンIDコード
を格納するためのメモリエリアを形成し、公衆用無線基
地局から自局の無線ゾーンに位置する無線電話機の情報
が局線、通信回線網を介して入力されると、その情報を
前記メモリエリアに格納する。
【0010】そして、コントロールセンターでは、発呼
者によりPHSの無線電話機が呼出された場合、発呼者
から通信回線網を介して入力される相手先無線電話機ダ
イアル番号データに基づいて、前記メモリエリアを検索
し、相手先無線電話機機ダイアル番号データに対応して
登録されている無線電話機IDコード及び無線ゾーンI
Dコードに基づいて、前記無線ゾーンIDコードを所有
する公衆用無線基地局に対して、前記無線電話機IDコ
ードを所有する無線電話機の呼出を要求する旨を指示す
る。
【0011】また、PHSの無線電話機から発呼する場
合、無線電話機では、制御部に格納している、当該無線
電話機が現在位置する地点において受信される無線ゾー
ンIDコードを所有する公衆用無線基地局に対して発呼
信号を送信する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のPHSにおける前記無線ゾーンIDコードの
利用方法は、前述するように無線電話機と無線基地局と
の間の無線通信区間で、通信を有効に行うための制御用
信号として利用されているだけであった。したがって、
例えば、従来のPHSの無線電話機を利用して通勤電車
乗車時に降車駅が近付いたことを報知するには、無線電
話機に備わる、時刻に基づくアラーム機能を使用するし
かなかった。
【0013】この場合、使用者は、降車駅付近に到達す
る時刻を推定して、その推定時刻を無線電話機に登録
し、無線電話機では、登録された時刻に基づいて報知動
作を実行して、使用者に対して降車駅が近付いたことを
報知していた。
【0014】しかし、この方法は、時刻に基づいた報知
動作指令であるために、電車の運航ダイアが何らかの理
由により乱れた場合には、報知動作実行地点が降車駅付
近からずれてしまうこと、あるいは、通勤時間が一定で
ない場合は、その都度、報知動作実行時刻を登録し直さ
なければならず面倒であること等、使い勝手が悪いとい
う問題点があった。
【0015】そこで、本発明は、上記実情を考慮してな
されたものであり、PHSにおいて、無線電話機の使用
エリアが各々半径数百メートル程の小ゾーンに分割され
ていることに着目して、無線基地局から送信される無線
ゾーンIDコードを、無線電話機と無線基地局との間の
無線通信区間で、通信を有効に行うための制御用信号と
して用いるだけでなく、さらに、無線電話機の位置認識
情報として活用することにより、位置(無線ゾーン)に
基づいて各種処理を実行する無線電話機を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
無線基地局から送信される無線ゾーン識別信号を検出す
る検出手段と、任意の場所において前記検出手段により
検出される前記無線ゾーン識別信号を位置登録情報とし
て登録する位置登録手段と、当該無線電話機が現在位置
する地点において、前記検出手段により検出される前記
無線ゾーン識別信号と、前記位置登録手段に位置登録情
報として登録されている前記無線ゾーン識別信号とを比
較する比較手段と、前記比較手段により両者が同一であ
ると判別された場合に、使用者に対して登録位置である
ことを報知する報知手段と、を備えたことにより上記目
的を達成している。
【0017】この場合、請求項2に記載するように、前
記位置登録手段は、前記無線ゾーン識別信号を位置登録
情報として複数登録する手段を備えることが有効であ
る。
【0018】また、請求項3に記載するように、前記位
置登録手段に位置登録情報として登録されている前記無
線ゾーン識別信号に対応させて報知形態を登録する報知
形態登録手段を備え、前記比較手段により両者が同一で
あると判別された場合に、前記報知手段は、同一である
と判別された無線ゾーン識別信号に対応して前記報知形
態登録手段に登録されている報知形態により、使用者に
対して登録位置であることを報知することが有効であ
る。
【0019】さらに、請求項4記載の発明は、無線基地
局から送信される無線ゾーン識別信号を検出する検出手
段と、任意の場所において前記検出手段により検出され
る前記無線ゾーン識別信号を位置登録情報として登録す
る位置登録手段と、前記位置登録手段に位置登録情報と
して登録されている前記無線ゾーン識別信号に対応させ
て出力データを記憶する記憶手段と、当該無線電話機が
現在位置する地点において、前記検出手段により検出さ
れる前記無線ゾーン識別信号と、前記位置登録手段に位
置登録情報として登録されている前記無線ゾーン識別信
号とを比較する比較手段と、前記比較手段により両者が
同一であると判別された場合に、同一であると判別され
た無線ゾーン識別信号に対応して前記記憶手段に記憶さ
れている前記出力データに基づいて、オートダイアルを
行うとともに、回線接続後、メッセージを送信する自動
発信手段と、を備えたことにより上記目的を達成してい
る。
【0020】この場合、請求項5に記載するように、前
記位置登録手段は、前記無線ゾーン識別信号を位置登録
情報として複数登録する手段を備え、前記記憶手段は、
前記位置登録手段に位置登録情報として登録されている
各々の無線ゾーン識別信号に対応させて出力データを複
数記憶する手段を備えることが有効である。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、無線電話機にお
いて、比較手段が、当該無線電話機が現在位置する地点
において、検出手段により検出される無線ゾーン識別信
号と、位置登録手段に登録されている、任意の場所にお
いて前記検出手段により検出され、位置登録情報として
登録している無線ゾーン識別信号とを比較して、両者が
同一であると判別した場合に、報知手段により使用者に
対して登録位置であることを報知することが可能とな
る。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、前記
位置登録手段は、無線ゾーン識別信号を位置登録情報と
して複数登録することが可能となる。
【0023】したがって、無線基地局から送信される前
記無線ゾーン識別信号に基づいて、複数の、位置登録を
行った特定の半径数百メートル程の無線ゾーンに対する
報知手段の動作設定が可能となるので、例えば、通勤電
車乗車時に、降車駅が近付いたことを報知するための手
段として活用すれば、降車駅の一駅前の駅を報知手段の
動作地点として位置登録することで、電車の運航ダイア
の乱れに係わらず、降車駅の一駅手前の駅で使用者に対
して報知動作を実行することが可能となり、目覚しや発
呼指示のための報知として利用することができるように
なる。
【0024】また、この方法では、時間を基準として報
知動作を実行するのではなく、位置(無線ゾーン)を基
準としていることから、通勤時間が一定でない場合で
も、その都度、報知手段の動作設定を登録し直す必要も
ない等、無線電話機の携帯機器としての機能をより一層
充実させることができる。その結果、無線電話機の使い
勝手を向上することができる。
【0025】そして、請求項3記載の発明によれば、前
記位置登録手段に位置登録情報として登録されている前
記無線ゾーン識別信号に対応させて報知形態を登録する
報知形態登録手段を備えることにより、前記比較手段が
両者が同一であると判別した場合に、報知手段により、
同一であると判別された無線ゾーン識別信号に対応して
前記報知形態登録手段に登録されている報知形態に基づ
いて、使用者に対して登録位置であることを報知するこ
とが可能となる。
【0026】したがって、報知動作を設定する際に、報
知実行時の周囲の状況に応じて、音、光、振動等の報知
形態を使い分けることができるので、報知機能をより一
層充実させることが可能になるとともに、例えば、降車
駅が近付いたことを報知するための手段として活用する
際に、降車駅の一駅前の駅では振動のみ、そして降車駅
では音と振動というように報知形態を設定することで、
窓の外の景色やアナウンス等に頼ることなく現在位置を
把握することができる等、各位置登録情報に応じて報知
形態を使い分けることにより、報知実行時に、実行され
る報知形態により現在位置を認識することが可能となる
等、無線電話機の携帯機器としての機能をより一層充実
させることができる。その結果、無線電話機の使い勝手
を向上することができる。
【0027】さらに、請求項4記載の発明によれば、無
線電話機において、比較手段が、当該無線電話機が現在
位置する地点において、検出手段により検出される無線
ゾーン識別信号と、位置登録手段に登録されている、任
意の場所において前記検出手段により検出され、位置登
録情報として登録している無線ゾーン識別信号とを比較
して、両者が同一であると判別した場合に、自動送信手
段により、同一であると判別された無線ゾーン識別信号
に対応して記憶手段に記憶されている出力データに基づ
いて、オートダイアルを行うとともに、回線接続後、メ
ッセージを送信することが可能となる。
【0028】加えて、請求項5記載の発明によれば、前
記位置登録手段は、無線ゾーン識別信号を位置登録情報
として複数登録することが、また、前記記憶手段は、前
記位置登録手段に位置登録情報として登録されている各
々の無線ゾーン識別信号に対応させて出力データを複数
記憶することが可能となる。
【0029】したがって、例えば、帰宅する際に自宅に
対して“これから帰る”というコールを送信する場合、
帰宅途中の通過駅等を自動送信地点として位置登録する
とともに、その位置登録情報に対応させて相手先ダイア
ル番号データと“これから帰る”というメッセージデー
タを登録し、自動送信モードに切替えておくことによ
り、無線電話機が位置登録を行った無線ゾーンを通過し
た際に、位置登録情報に対応して登録されているダイア
ル番号データとメッセージデータに基づいて自動的に送
信を行うことができ、また、このような位置情報と当該
位置情報に対応するダイアル番号データやメッセージデ
ータ等の出力データを複数登録することができるので、
使用者の操作負担を軽減することができる。その結果、
無線電話機の使い勝手を向上することができる。
【0030】
【実施例】以下、図1〜図12を参照して本発明に好適
な実施例を説明する。図1〜図7は、請求項1乃至3記
載の発明の無線電話機をPHSに適用した場合の一実施
例を示す図である。まず、構成を説明する。図1は、P
HSの全体システム構成を示す図である。この図1にお
いて、PHSは、通信回線網10と、この通信回線網1
0に局線19により接続される電話機11、自営用無線
基地局(宅内親機、BS)12、公衆用無線基地局(C
S)13、14、コントロールセンター18とにより構
成され、自営用無線基地局12に対しては、当該自営用
無線基地局12を親機とする子機である無線電話機(P
S)17のみが、当該自営用無線基地局12の無線ゾー
ン内に位置している場合にアクセス可能となり、また、
公衆用無線基地局13、14に対しては、各公衆用無線
基地局13、14の無線ゾーン内に位置しているPHS
における無線電話機(PS)15、16がアクセスする
ことができる。
【0031】なお、無線電話機15、16は、図示しな
い自機の親機である自営用無線基地局にアクセスするこ
とができる。また、無線電話機17は、屋外に持出した
場合、PHSにおける携帯電話機として活用することが
可能であり、各公衆用無線基地局13、14の無線ゾー
ン内に位置している場合に、各公衆用無線基地局13、
14に対してアクセスすることができる。
【0032】また、図1において、コントロールセンタ
ー18は、PHSを統括管理しており、図2に示すよう
に、複数の無線電話機ダイアル番号データ、各無線電話
機の無線電話機IDコード及び各無線電話機が現在位置
している在圏無線ゾーンIDコードを格納するためのメ
モリエリアを形成している。
【0033】なお、前記メモリエリアに格納、管理され
る在圏無線ゾーンIDコードは、複数の公衆用無線基地
局で1つの在圏無線ゾーンIDコードとして登録されて
いる場合もある。
【0034】そして、コントロールセンター18は、電
話機11から局線19、通信回線網10を介して、ある
いは、無線電話機15、16から公衆用無線基地局1
3、14、局線19及び通信回線網10を介して発呼信
号を受信した場合、前記発呼信号に含まれる相手先無線
電話機ダイアル番号データに基づいて前記メモリエリア
を検索し、前記相手先無線電話機ダイアル番号データに
対応して格納されている無線電話機IDコード及び在圏
無線ゾーンIDコードに基づいて、前記在圏無線ゾーン
IDコードを所有する公衆用無線基地局に対して、前記
無線電話機IDコードを所有する無線電話機に呼出信号
の送信を要求する旨を指示する。
【0035】また、複数の公衆用無線基地局で1つの在
圏無線ゾーンIDコードを所有している場合、コントロ
ールセンター18は、各々の公衆用無線基地局に対し
て、呼出信号の送信を要求する旨を指示した後、各々の
公衆用無線基地局で受信される無線電話機からの応答信
号の受信レベルの大きさにより、最も高い受信レベルの
公衆用無線基地局を選択して、回線を接続する。
【0036】なお、通信回線網10としては、PSTN
(公衆電話網)でもよいし、ISDN(サービス総合デ
ジタル網)でもよい。以上が、PHSの全体構成であ
る。
【0037】次に、PHSにおいて携帯電話機、あるい
は、子機として利用される無線電話機の構成について、
図3〜図5に基づいて説明する。図3は、上記図1にお
ける無線電話機15、16、17の外観図である。図3
において、無線電話機は、公衆用無線基地局及び自機の
親機である自営用無線基地局との間で無線信号を送・受
信するアンテナ21と、キー入力部23におけるキー入
力内容及び各種機能ガイダンス等を表示する液晶表示部
22と、テンキー、登録キー等から構成されるキー入力
部23と、受話音声を再生する受話用スピーカ24と、
送話音声を入力するマイク25及び着信状態にあること
や登録位置であることを音響的に使用者に知らせるため
のスピーカ26により構成されている。
【0038】図4は、図3に示した無線電話機のブロッ
ク構成図である。この図4において、無線電話機は、上
記図3に示したアンテナ21、液晶表示部22、キー入
力部23、受話用スピーカ24、マイク25及びスピー
カ26と、スイッチ(SW)27、受信部28、送信部
29、シンセサイザ30、ディジタル変復調部31、T
DMA処理部32、スピーチコーディック部33、音声
変換回路部34、制御部35、ROM36、RAM3
7、バイブレータ38及びLED39により構成されて
いる。
【0039】アンテナ21は、公衆用無線基地局、ある
いは、自機の親機である自営用無線基地局との間で所定
の周波数帯の、無線ゾーンIDコードや無線電話機ID
コード、あるいは、呼出信号や音声信号を含む送・受信
信号を送・受信し、スイッチ27を介して受信した受信
信号を受信部28に出力するとともに、スイッチ27を
介して送信部29から入力される送信信号を送信する。
【0040】スイッチ27は、制御部35により切換え
制御され、アンテナ21に対して受信部28及び送信部
29を切換えて接続し、通常は、アンテナ21と受信部
28を接続し、送信時にアンテナ21と送信部29を接
続する。受信部28は、シンセサイザ30によって設定
される受信周波数帯の受信信号をスイッチ27を介して
アンテナ21から受信すると、その受信信号を所定の増
幅率で増幅してディジタル変復調部31に出力する。
【0041】送信部29は、ディジタル変復調部31か
ら送信信号が入力されると、シンセサイザ30によって
設定される送信周波数帯でスイッチ27を介してアンテ
ナ21から送信する。シンセサイザ30は、制御部35
により発振周波数帯が指示されると、その周波数帯を受
信部28及び送信部29に設定する。
【0042】ディジタル変復調部31は、受信部28か
ら入力されるディジタル変調された受信信号をディジタ
ル復調してTDMA処理部32に出力するとともに、T
DMA処理部32から入力される送信信号をディジタル
変調して送信部29に出力する。
【0043】TDMA(Time Division Multiple Acces
s :時分割多元接続)処理部32は、ディジタル変復調
部31とスピーチコーディック部33との間で送・受信
音声信号を授受し、また、制御部35との間で通信用制
御信号を授受し、所定のタイムスロットで受信したディ
ジタルデータの実データを抽出するとともに、無線電話
機内部で作成されるディジタルデータ(音声データ)に
制御部35から入力されるヘッダ部を付加して所定のデ
ータフォーマットに変換し、所定のタイムスロットに挿
入してディジタル変復調部31に出力する。
【0044】スピーチコーディック部33は、TDMA
処理部32から入力されるADPCM方式等により圧縮
されたディジタル音声データを伸張して音声変換回路部
34に出力するとともに、音声変換回路部34から入力
されるディジタル音声データをADPCM方式等により
圧縮してTDMA処理部32に出力する。
【0045】音声変換回路部34は、A/D変換器、D
/A変換器等から構成され、スピーチコーディック部3
3から入力されるディジタル音声データをアナログ音声
信号に変換して、受話用スピーカ24に出力するととも
に、マイク25から入力されるアナログ音声信号をディ
ジタル音声データに変換してスピーチコーディック部3
3に出力する。
【0046】制御部35は、CPU(Central Processi
ng Unit)等から構成され、ROM36内に格納されてい
る各種制御プログラムに従って無線電話機の各部を制御
する。
【0047】また、制御部35は、公衆用無線基地局か
ら各々の無線ゾーン内に所定時間毎に送信される無線ゾ
ーンIDコードを逐次格納するための、図示しないメモ
リエリアを形成しており、TDMA処理部32から無線
ゾーンIDコードが入力されると前記メモリエリアに格
納するとともに、前記メモリエリアに格納されている無
線ゾーンIDコードと入力された無線ゾーンIDコード
を比較して、両者が異なった場合、ROM36に格納さ
れている当該無線電話機の所有する無線電話機IDコー
ドをTDMA処理部32に出力し、前記無線電話機ID
コードを前記入力された無線ゾーンIDコードを所有す
る公衆用無線基地局に対して送信する旨を関係する各部
に指示する。
【0048】さらに、制御部35は、ROM36に格納
されている、後述する報知処理フローに従って報知処理
を実行し、無線電話機があらかじめ位置登録を行った無
線ゾーンに位置している場合に、この無線ゾーンの無線
ゾーンIDコードに対応してRAM37に格納されてい
る報知形態データに基づいて、スピーカ26やバイブレ
ータ38、あるいは、LED39に登録位置報知信号を
出力して、使用者に対して登録位置であることを報知す
る。
【0049】ROM(Read Only Memory)36は、通信
制御処理プログラムや位置・報知形態登録処理プログラ
ム、あるいは、報知処理プログラム等の、制御部35に
より実行される、無線電話機の各部を制御するための各
種制御プログラムを格納する。
【0050】RAM(Random Access Memory)37は、
制御部35が通信制御処理等を実行する際に各種データ
を一時的に格納するデータエリアを形成する。また、R
AM37は、図5に示すように、無線ゾーンIDコード
及び報知形態データを複数格納するためのメモリエリア
を形成しており、後述する位置・報知形態登録処理フロ
ーに従って、位置登録情報としての無線ゾーンIDコー
ドと、その位置登録情報に対応させる報知形態データと
を格納する。液晶表示部22は、制御部35から入力さ
れる各種表示データを表示する。
【0051】スピーカ26は、着呼時に制御部35から
入力されるリンガ信号により駆動されてリンガ音を発生
する。また、制御部35から入力される登録位置報知信
号に基づいて報知音を発生し、使用者に着信状態にある
ことや登録位置であることを音により報知する。バイブ
レータ38は、制御部35から入力される着信報知信号
や登録位置報知信号に基づいて振動し、使用者に着信状
態にあることや登録位置であることを振動により報知す
る。
【0052】LED39は、制御部35から入力される
着信報知信号や登録位置報知信号に基づいて点滅し、使
用者に着信状態にあることや登録位置であることを光点
滅により報知する。以上が、PHSにおいて携帯電話
機、あるいは、子機として利用される無線電話機の構成
である。
【0053】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
無線電話機に位置と報知形態を登録する方法について、
図6に示す、無線電話機の制御部35で実行される位置
・報知形態登録処理のフローチャートに基づいて説明す
る。位置・報知形態登録処理は、報知動作を実行する位
置(無線ゾーン)と、その位置において実行する報知形
態を登録する処理であり、図3に示すキー入力部23に
より位置・報知形態登録モードが指定された場合に(ス
テップS1)、ROM36に格納される位置・報知形態
登録処理に関するプログラムを読込み、その処理を開始
する。
【0054】まず、制御部35では、使用者により図3
に示すキー入力部23の登録キーが押された場合に、制
御部35内のメモリエリアに格納される、当該無線電話
機が現在位置する地点において受信される無線ゾーンI
Dコードを位置登録情報として、図5に示すデータ構成
に従ってRAM37に格納する(ステップS2)。
【0055】そして、制御部35では、登録位置である
ことを報知する際の報知形態の選択を音、光、振動の中
から使用者に促し、使用者により報知形態の選択指定が
行われると、指定された報知形態を報知形態データとし
て、図5に示すように無線ゾーンIDコードに対応させ
てRAM37に格納して(ステップS3)、位置・報知
形態登録処理を終了する。以上が、無線電話機の制御部
35で実行される位置・報知形態登録処理の動作手順で
ある。
【0056】次に、無線電話機で実行される報知処理に
ついて、図7に示す、無線電話機の制御部35で実行さ
れる報知処理のフローチャートに基づいて説明する。報
知処理は、前述した位置・報知形態登録処理フローによ
り登録された位置(無線ゾーン)と、その位置に対応す
る報知形態に基づいて、当該無線電話機が位置登録を行
った無線ゾーン内に位置している場合に、使用者に対す
る報知動作を実行させる処理であり、図3に示すキー入
力部23により報知モードが指定された場合に、ROM
36に格納される報知処理に関するプログラムを読込
み、その処理を開始する。
【0057】制御部35では、まず、制御部35内のメ
モリエリアに格納される、当該無線電話機が現在位置す
る地点において受信される無線ゾーンIDコードが、R
AM37に位置登録情報として格納している無線ゾーン
IDコードと一致しているか否かの判別を行い(ステッ
プS11)、両無線ゾーンIDコードが一致した場合、
すなわち、当該無線電話機が位置登録を行った無線ゾー
ン内に位置している場合は、前記無線ゾーンIDコード
に対応してRAM37に格納されている報知形態データ
に基づいて、スピーカ26やバイブレータ38、あるい
は、LED39を用いて使用者に対して報知動作を実行
する(ステップS12)。
【0058】また、両無線ゾーンIDコードが一致しな
かった場合、すなわち、当該無線電話機が位置登録を行
った無線ゾーン内に位置していない場合は、引き続い
て、両無線ゾーンIDコードが一致するか否かの監視を
行う。
【0059】次いで、ステップS13では、制御部35
内のメモリエリアに格納される、当該無線電話機が現在
位置する地点において受信される無線ゾーンIDコード
が、上記ステップS11において一致した無線ゾーンI
Dコードから変化したか否かを判別し、無線ゾーンID
コードが変化していない場合、すなわち、当該無線電話
機が、上記ステップS11において一致した無線ゾーン
IDコードに該当する無線ゾーン内にまだ留まっている
場合は、引き続いて、制御部35内のメモリエリアに格
納される、当該無線電話機が現在位置する地点において
受信される無線ゾーンIDコードが、上記ステップS1
1において一致した無線ゾーンIDコードから変化した
か否かの監視を行う。
【0060】また、無線ゾーンIDコードが変化した場
合、すなわち、当該無線電話機が、上記ステップS11
において一致した無線ゾーンIDコードに該当する無線
ゾーン外に移動した場合は、ステップS11に戻り、報
知処理を再び開始する。したがって、位置登録情報に基
づく報知動作は、当該無線電話機が位置登録を行った無
線ゾーン内に位置していることを感知した最初の1回に
限られる。なお、報知処理フローでは、図3に示すキー
入力部23により報知モードが解除された場合に、報知
処理を終了する。以上が、無線電話機の制御部35で実
行される報知処理の動作手順である。
【0061】よって、本実施例のPHSにおいて携帯電
話機、あるいは、子機として利用される無線電話機にお
いては、制御部35が、前記制御部35内のメモリエリ
アに格納される、当該無線電話機が現在位置する地点に
おいて受信される無線ゾーンIDコードと、RAM37
に格納されている、前述した位置・報知形態登録処理フ
ローにより位置登録情報として登録した無線ゾーンID
コードとを比較して、両者が同一であると判別した場合
に、使用者に対して登録位置であることを報知すること
が可能となる。また、前記RAM37は、無線ゾーンI
Dコードを位置登録情報として複数登録することができ
る。
【0062】したがって、無線基地局から送信される前
記無線ゾーンIDコードに基づいて、複数の、位置登録
を行った特定の半径数百メートル程の無線ゾーンに対す
る報知手段の動作設定が可能となるので、例えば、通勤
電車乗車時に、降車駅が近付いたことを報知するための
手段として活用すれば、降車駅の一駅前の駅を報知手段
の動作地点として位置登録することで、電車の運航ダイ
アの乱れに係わらず、降車駅の一駅手前の駅で使用者に
対して報知動作を実行することが可能となり、目覚しや
発呼指示のための報知として利用することができるよう
になる。
【0063】また、この方法では、時間を基準として報
知動作を実行するのではなく、位置(無線ゾーン)を基
準としていることから、通勤時間が一定でない場合で
も、その都度、報知手段の動作設定を登録し直す必要も
ない等、無線電話機の携帯機器としての機能をより一層
充実させることができる。
【0064】さらに、前記RAM37に位置登録情報と
して登録されている前記無線ゾーンIDコードに対応さ
せて報知形態を登録することにより、前記制御部35
が、前記制御部35内のメモリエリアに格納される、当
該無線電話機が現在位置する地点において受信される無
線ゾーンIDコードと、前記RAM37に位置登録情報
として格納されている前記無線ゾーンIDコードとを比
較して、両者が同一であると判別した場合に、同一であ
ると判別された前記無線ゾーンIDコードに対応して前
記RAM37に格納されている報知形態に基づいて、ス
ピーカ26やバイブレータ38、あるいは、LED39
を用いて、使用者に対して登録位置であることを報知す
ることが可能となる。
【0065】したがって、報知動作を設定する際に、報
知実行時の周囲の状況に応じて、音、光、振動等の報知
形態を使い分けることができるので、報知機能をより一
層充実させることが可能になるとともに、例えば、降車
駅が近付いたことを報知するための手段として活用する
際に、降車駅の一駅前の駅では振動のみ、そして降車駅
では音と振動というように報知形態を設定することで、
窓の外の景色やアナウンス等に頼ることなく現在位置を
把握することができる等、各位置登録情報に応じて報知
形態を使い分けることにより、報知実行時に、実行され
る報知形態により現在位置を認識することが可能となる
等、無線電話機の携帯機器としての機能をより一層充実
させることができる。
【0066】なお、本実施例では、スピーカ26やバイ
ブレータ38、あるいは、LED39により、使用者に
対して登録位置であることを報知する構成としている
が、これは、前記内容に限定される訳ではなく、例え
ば、音声メッセージを用いるものであってもよいことは
勿論である。
【0067】また、本実施例では、スピーカ26やバイ
ブレータ38、あるいは、LED39を用いて、音、
光、振動等の報知形態を使い分けることにより報知機能
の充実を図っているが、この、報知形態の使い分けに
は、例えば、報知音の鳴り方や大きさを変化させるとい
った内容も含まれる。
【0068】さらに、本実施例では、報知処理による報
知動作を、当該無線電話機が位置登録を行った無線ゾー
ン内に位置していることを感知した最初の1回に限定し
ているが、これは、前記内容に限定される訳ではなく、
例えば、当該無線電話機が位置登録を行った無線ゾーン
内に位置している全期間において繰り返し報知動作を実
行するようにしてもよいし、あるいは、報知動作を何回
行うか、回数を設定できるようにしてもよい。以上が、
請求項1乃至3記載の発明の無線電話機をPHSに適用
した場合の実施例の説明である。
【0069】次に、図8〜図12は、請求項4及び5記
載の発明の無線電話機をPHSに適用した他の実施例を
示す図である。まず、構成について説明する。図8は、
請求項4及び5記載の発明を適用した無線電話機のブロ
ック構成を示す図であり、前記図4で示した無線電話機
のブロック構成と同一の構成部分には、同一番号を付し
ている。
【0070】この図8において、無線電話機は、前記図
3に示したアンテナ21、液晶表示部22、キー入力部
23、受話用スピーカ24、マイク25及びスピーカ2
6と、前記図4に示したスイッチ(SW)27、受信部
28、送信部29、シンセサイザ30、ディジタル変復
調部31、TDMA処理部32、スピーチコーディック
部33及び音声変換回路部34と、制御部40、ROM
41及びRAM42により構成されている。
【0071】制御部40は、CPU等から構成され、R
OM41内に格納されている各種制御プログラムに従っ
て無線電話機の各部を制御する。また、制御部40は、
公衆用無線基地局から自局の無線ゾーン内に所定時間毎
に送信される無線ゾーンIDコードを逐次格納するため
の、図示しないメモリエリアを形成しており、TDMA
処理部32から無線ゾーンIDコードが入力されると前
記メモリエリアに格納するとともに、前記メモリエリア
に格納されている無線ゾーンIDコードと入力された無
線ゾーンIDコードを比較して、両者が異なった場合、
ROM41に格納されている当該無線電話機の所有する
無線電話機IDコードをTDMA処理部32に出力し、
前記無線電話機IDコードを前記入力された無線ゾーン
IDコードを所有する公衆用無線基地局に対して送信す
る旨を関係する各部に指示する。
【0072】さらに、制御部40は、ROM41に格納
されている、後述する自動送信処理フローに従って自動
送信処理を実行し、無線電話機があらかじめ位置登録を
行った無線ゾーンに位置している場合に、この無線ゾー
ンの無線ゾーンIDコードに対応してRAM42に格納
されている相手先ダイアル番号データ及び音声メッセー
ジデータに基づいて、前記相手先ダイアル番号データを
ダイアル出力するとともに、回線接続後、前記音声メッ
セージデータを送信する。
【0073】ROM41は、通信制御処理プログラムや
位置・送信用データ登録処理プログラム、あるいは、自
動送信処理プログラム等の、制御部40により実行され
る、無線電話機の各部を制御するための各種制御プログ
ラムを格納する。
【0074】RAM42は、制御部40が通信制御処理
等を実行する際に各種データを一時的に格納するデータ
エリアを形成する。また、RAM42は、図9に示すよ
うに、無線ゾーンIDコード、相手先ダイアル番号デー
タ及び音声メッセージデータを複数格納するためのメモ
リエリアを形成しており、後述する位置・送信用データ
登録処理フローに従って、位置登録情報としての無線ゾ
ーンIDコードと、その位置登録情報に対応させる相手
先ダイアル番号データ及び音声メッセージデータを格納
する。以上が、請求項4及び5記載の発明を適用した無
線電話機の構成である。
【0075】次に、動作について説明する。まず、無線
電話機に位置と送信用データを登録する方法について、
図10に示す、無線電話機の制御部40で実行される位
置・送信用データ登録処理のフローチャートに基づいて
説明する。位置・送信用データ登録処理は、自動送信処
理を実行する位置(無線ゾーン)と、その位置において
送信する送信用データの登録を行う処理であり、図3に
示すキー入力部23により位置・送信用データ登録モー
ドが指定された場合に(ステップS21)、ROM36
に格納される位置・送信用データ登録処理に関するプロ
グラムを読込み、その処理を開始する。
【0076】まず、制御部40では、使用者により図3
に示すキー入力部23の登録キーが押された場合に、制
御部40内のメモリエリアに格納される、当該無線電話
機が現在位置する地点において受信される無線ゾーンI
Dコードを位置登録情報として、図9に示すデータ構成
に従ってRAM42に格納する(ステップS22)。そ
して、制御部40では、自動送信を行う際の相手先ダイ
アル番号の入力を使用者に促し(ステップS23)、使
用者により相手先ダイアル番号が入力されると、入力さ
れた相手先ダイアル番号データを、図9に示すように無
線ゾーンIDコードに対応させてRAM42に格納する
(ステップS24)。
【0077】次いで、制御部40は、回線接続後に送信
する音声メッセージの入力を使用者に促し(ステップS
25)、使用者により音声メッセージが入力されると、
入力された音声メッセージデータを、図9に示すように
無線ゾーンIDコードに対応させてRAM42に格納し
て(ステップS26)、位置・送信用データ登録処理を
終了する。以上が、無線電話機の制御部40で実行され
る位置・送信用データ登録処理の動作手順である。
【0078】次に、無線電話機で実行される自動送信処
理について、図11に示す、無線電話機の制御部40で
実行される自動送信処理のフローチャートに基づいて説
明する。自動送信処理は、前述した位置・送信用データ
登録処理フローにより登録された位置(無線ゾーン)
と、その位置に対応する相手先ダイアル番号データ及び
音声メッセージデータに基づいて、当該無線電話機が位
置登録を行った無線ゾーン内に位置している場合に、使
用者に代って、オートダイアルを行い、音声メッセージ
を送信する処理であり、図3に示すキー入力部23によ
り自動送信モードが指定された場合に、ROM41に格
納される自動送信処理に関するプログラムを読込み、そ
の処理を開始する。
【0079】制御部40では、まず、制御部40内のメ
モリエリアに格納される、当該無線電話機が現在位置す
る地点において受信される無線ゾーンIDコードが、R
AM42に位置登録情報として格納されている無線ゾー
ンIDコードと一致しているか否かの判別を行い(ステ
ップS31)、両無線ゾーンIDコードが一致した場
合、すなわち、当該無線電話機が位置登録を行った無線
ゾーン内に位置している場合は、前記無線ゾーンIDコ
ードに対応してRAM42に格納されている相手先ダイ
アル番号データを前記無線ゾーンIDコードを所有する
公衆用無線基地局に対して、ダイアル出力する(ステッ
プS32)。
【0080】また、両無線ゾーンIDコードが一致しな
かった場合、すなわち、当該無線電話機が位置登録を行
った無線ゾーン内に位置していない場合は、引き続い
て、両無線ゾーンIDコードが一致するか否かの監視を
行う。
【0081】次いで、上記ステップS32において、オ
ートダイアルを行った場合、制御部40は、制御部40
に内蔵する図示しないタイマを始動させて(ステップS
33)、オートダイアルを行った相手先との間に通話回
線が接続したか否かを判別し(ステップS34)、相手
先との間に通話回線が接続した場合は、ダイアル出力し
た相手先ダイアル番号データとともに、前記無線ゾーン
IDコードに対応してRAM42に格納されている音声
メッセージデータを読み出して、当該音声メッセージデ
ータを前記無線ゾーンIDコードを所有する公衆用無線
基地局に送信する旨を関係する各部に指示する(ステッ
プS35)。そして、制御部40は、自動オンフックを
行うことにより、相手先との間に開設した通話回線を閉
じて(ステップS36)、ステップS38に移行する。
【0082】一方、上記ステップS34で、相手先との
間に通話回線が接続しなかった場合は、上記ステップS
33で始動させたタイマの値を参照し、タイマ始動後か
ら、すなわち、オートダイアルを行った直後から所定時
間経過しているか否かを判別して(ステップS37)、
所定時間経過している場合は、自動オンフックを行い、
通話回線接続処理を中止して、ステップS38に移行
し、また、所定時間経過していない場合は、ステップS
34に戻り、引き続いてオートダイアルを行った相手先
との間に通話回線が接続したか否かの監視を行う。
【0083】次いで、ステップS38では、制御部40
内のメモリエリアに格納される、当該無線電話機が現在
位置する地点において受信される無線ゾーンIDコード
が、上記ステップS31において一致した無線ゾーンI
Dコードから変化したか否かを判別し、前記無線ゾーン
IDコードが変化していない場合、すなわち、当該無線
電話機が、上記ステップS31において一致した無線ゾ
ーンIDコードに該当する無線ゾーン内にまだ留まって
いる場合は、引き続いて、制御部40内のメモリエリア
に格納される、当該無線電話機が現在位置する地点にお
いて受信される無線ゾーンIDコードが、上記ステップ
S31において一致した無線ゾーンIDコードから変化
したか否かの監視を行う。
【0084】また、無線ゾーンIDコードが変化した場
合、すなわち、当該無線電話機が、上記ステップS31
において一致した無線ゾーンIDコードに該当する無線
ゾーン外に移動した場合は、ステップS31に戻り、自
動送信処理を再び開始する。したがって、位置登録情報
に基づく自動送信処理は、当該無線電話機が位置登録を
行った無線ゾーン内に位置していることを感知した最初
の1回に限られる。なお、自動送信処理フローでは、図
3に示すキー入力部23により自動送信モードが解除さ
れた場合に、自動送信処理を終了する。以上が、無線電
話機の制御部40で実行される自動送信処理の動作手順
である。
【0085】次に、請求項4及び5記載の発明の無線電
話機を、図1のPHSで利用される無線電話機15に適
用し、当該無線電話機15から電話機11に発呼する場
合の発信側(無線電話機15)、ネットワーク(公衆用
無線基地局13、通信回線網10、コントロールセンタ
ー18)、着信側(電話機11)間で実行される通信制
御手順について、図12に示す、各種信号の流れ図を参
照して説明する。
【0086】図12において、まず、発信側である無線
電話機15では、前述した自動送信処理フローを実行し
て、制御部40内のメモリエリアに格納される、無線電
話機15が現在位置する地点において受信される無線ゾ
ーンIDコードが、RAM42に位置登録情報として格
納されている無線ゾーンIDコードと一致した場合に、
無線電話機15内の送信部29及びアンテナ21から回
線割当要求信号を無線信号により公衆用無線基地局13
に送信する。
【0087】公衆用無線基地局13では、受信した回線
割当要求信号に基づいて、無線電話機15との間に割当
てる無線通話チャネルを決定すると、割当てた無線通話
チャネルの情報に基づく割当信号を無線信号により無線
電話機15に送信する。次いで、前述した自動送信処理
フローにより、発呼する相手先電話機11のダイアル番
号のオートダイアルが行われる際、無線電話機15で
は、ダイアル出力される相手先ダイアル番号データに基
づいて、無線電話機15内の送信部29及びアンテナ2
1から、発呼信号を公衆用無線基地局13に送信する。
【0088】この発呼信号は、公衆用無線基地局13か
ら局線19、通信回線網10を介して、コントロールセ
ンター18に送信され、コントロールセンター18で
は、無線電話機15からの発呼信号を受信すると、受信
した発呼信号に基づいて、通信回線網10、局線19を
介し、相手先電話機11に呼出信号を送信し、また、同
時に、発信側の無線電話機15に対しては、呼出中であ
ることを伝えるためのRBT(Ring Back Tone)信号を
送信する。
【0089】一方、無線電話機15では、RBT信号を
受信してからの時間計測を制御部40に内蔵するタイマ
を利用して実行しており、所定時間内に相手先電話機1
1から応答信号が返送されない場合は、自動オンフック
を行い、通話回線接続処理を中止する。
【0090】また、コントロールセンター18からの呼
出信号に応じて、相手先電話機11においてオフフック
がなされ、所定時間内に相手先電話機11からネットワ
ークを介して無線電話機15に応答信号が返送された場
合、無線電話機15と相手先電話機11との間に通話回
線が接続され、無線電話機15は、ダイアル出力を行っ
た相手先ダイアル番号データとともに、前記無線ゾーン
IDコードに対応してRAM42に格納されている音声
メッセージデータを音声信号として、無線電話機15内
の送信部29及びアンテナ21から、前記割当信号によ
り定められる無線通話チャネルに基づく無線信号により
公衆用無線基地局13に送信する。
【0091】この音声信号は、公衆用無線基地局13か
ら局線19、通信回線網10を介して相手先電話機11
に送信される。そして、無線電話機15では、音声信号
の送信終了後、自動オンフックを行い、無線電話機15
内の送信部29及びアンテナ21から回線切断要求信号
を無線信号により公衆用無線基地局13に送信し、この
回線切断要求信号に基づいて、公衆用無線基地局13で
は、無線電話機15との間に割当てた無線通話チャネル
を閉じるとともに、回線切断要求信号を局線19、通信
回線網10を介して、コントロールセンター18に送信
する。
【0092】コントロールセンター18では、無線電話
機15からの回線切断要求信号を受信すると、受信した
回線切断要求信号に基づいて、通信回線網10、局線1
9を介し、相手先電話機11に話中音信号を送信した
後、相手先電話機11がオンフックされることにより送
信される終話信号を受信すると、無線電話機15と相手
先電話機11との間に接続した通話回線を閉じて、一連
の通信制御処理を終了する。以上が、無線電話機15か
ら発呼する際のネットワーク及び相手先電話機11との
間の通信制御手順である。
【0093】よって、本実施例のPHSにおいて携帯電
話機、あるいは、子機として利用される無線電話機にお
いては、制御部40が、前記制御部40内のメモリエリ
アに格納される、当該無線電話機が現在位置する地点に
おいて受信される無線ゾーンIDコードと、RAM42
に格納されている、前述した位置・送信用データ登録処
理フローにより位置登録情報として登録した無線ゾーン
IDコードとを比較して、両者が同一であると判別した
場合に、同一であると判別された無線ゾーンIDコード
に対応して前記RAM42に格納されているダイアル番
号データ及び音声メッセージデータに基づいて、前記ダ
イアル番号データをダイアル出力するとともに、回線接
続後、前記音声メッセージデータを送信することが可能
となる。また、前記RAM42は、位置登録情報として
の無線ゾーンIDコードと、当該無線ゾーンIDコード
に対応する前記ダイアル番号データ及び前記音声メッセ
ージデータを複数登録することができる。
【0094】したがって、例えば、帰宅する際に自宅に
対して“これから帰る”というコールを送信する場合、
帰宅途中の通過駅等を自動送信地点として位置登録する
とともに、その位置登録情報に対応させて相手先ダイア
ル番号データと“これから帰る”という音声メッセージ
データを登録し、自動送信モードに切替えておくことに
より、無線電話機が位置登録を行った無線ゾーンを通過
した際に、位置登録情報に対応して登録されているダイ
アル番号データと音声メッセージデータに基づいて自動
的に送信を行うことができ、また、このような位置情報
と当該位置情報に対応するダイアル番号データやメッセ
ージデータ等の出力データを複数登録することができる
ので、使用者の操作負担を軽減することができる。
【0095】なお、本実施例では、位置・送信用データ
登録処理により登録を行った音声メッセージデータを送
信する構成としているが、これは、前記内容に限定され
る訳ではなく、例えば、あらかじめ無線電話機にメッセ
ージ用として登録されているメッセージデータや電子音
メロディ等を送信する構成としてもよいことは勿論であ
る。
【0096】また、本実施例では、自動送信処理による
音声メッセージデータの送信を、当該無線電話機が位置
登録を行った無線ゾーン内に位置していることを感知し
た最初の1回に限定しているが、これは、前記内容に限
定される訳ではなく、例えば、通話回線が接続しなかっ
た場合は、所定時間経過後に再度自動送信を行うように
してもよい。以上が、請求項4及び5記載の発明の無線
電話機をPHSに適用した場合の実施例の説明である。
【0097】以上、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であ
ることは勿論である。例えば、前述した2つの実施例で
は、公衆用無線基地局に対して位置登録される無線電話
機に本発明を適用した場合について説明したが、これ
は、事業所用の無線基地局に対して位置登録される無線
電話機でもよく、要は、位置登録される無線電話機であ
れば本発明を適用することができる。
【0098】また、前述した2つの実施例では、本発明
の無線電話機をPHSの無線電話機に適用した場合につ
いて説明したが、これは、前記内容に限定される訳では
なく、要は無線電話機であれば、本発明を適用すること
ができる。
【0099】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、無
線基地局から送信される無線ゾーン識別信号に基づい
て、複数の、位置登録を行った特定の半径数百メートル
程の無線ゾーンに対する報知手段の動作設定が可能とな
るので、無線電話機の携帯機器としての機能をより一層
充実させることができる。その結果、無線電話機の使い
勝手を向上することができる。
【0100】そして、請求項3記載の発明によれば、報
知動作を設定する際に、報知実行時の周囲の状況に応じ
て報知形態を使い分けることができるので、報知機能を
より一層充実させることが可能になるとともに、各位置
登録情報に応じて報知形態を使い分けることにより、報
知実行時に、実行される報知形態により現在位置を認識
することが可能となる等、無線電話機の携帯機器として
の機能をより一層充実させることができる。その結果、
無線電話機の使い勝手を向上することができる。
【0101】また、請求項4及び5記載の発明によれ
ば、無線電話機が位置登録を行った無線ゾーン内に位置
している場合、位置登録情報に対応して登録されている
出力データに基づいて、オートダイアルを行うととも
に、回線接続後、メッセージを送信することができ、ま
た、このような位置情報と当該位置情報に対応する出力
データを複数登録することができるので、使用者の操作
負担を軽減することができる。その結果、無線電話機の
使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線電話機を第2世代コードレス電話
システムに適用した実施例のシステム構成図。
【図2】図1のコントロールセンターに格納されるメモ
リエリアの構成図。
【図3】図1において携帯電話、あるいは、子機として
利用される無線電話機の外観図。
【図4】図3の無線電話機のブロック構成図。
【図5】図3の無線電話機のRAM内に格納される無線
ゾーンIDコード及び報知形態データのデータ構成を示
す図。
【図6】図4の無線電話機の制御部で実行される位置・
報知形態登録処理のフローチャート。
【図7】図4の無線電話機の制御部で実行される報知処
理のフローチャート。
【図8】本発明の他の実施例における無線電話機のブロ
ック構成図。
【図9】図8の無線電話機のRAM内に格納される無線
ゾーンIDコード、相手先ダイアル番号データ及びメッ
セージデータのデータ構成を示す図。
【図10】図8の無線電話機の制御部で実行される位置
・送信用データ登録処理のフローチャート。
【図11】図8の無線電話機の制御部で実行される自動
送信処理のフローチャート。
【図12】図8の無線電話機から発呼する際のネットワ
ーク及び相手先との間の通信制御手順の流れを示す図。
【符号の説明】
1 PHS 10 通信回線網 11 電話機 12 自営用無線基地局 13、14 公衆用無線基地局 15、16、17 無線電話機 18 コントロールセンター 19 局線 21 アンテナ 22 液晶表示部 23 キー入力部 24 受話用スピーカ 25 マイク 26 スピーカ 27 スイッチ 28 受信部 29 送信部 30 シンセサイザ 31 ディジタル変復調部 32 TDMA処理部 33 スピーチコーディック部 34 音声変換回路部 35 制御部 36 ROM 37 RAM 38 バイブレータ 39 LED 40 制御部 41 ROM 42 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線基地局から送信される無線ゾーン識別
    信号を検出する検出手段と、 任意の場所において前記検出手段により検出される前記
    無線ゾーン識別信号を位置登録情報として登録する位置
    登録手段と、 当該無線電話機が現在位置する地点において、前記検出
    手段により検出される前記無線ゾーン識別信号と、前記
    位置登録手段に位置登録情報として登録されている前記
    無線ゾーン識別信号とを比較する比較手段と、 前記比較手段により両者が同一であると判別された場合
    に、使用者に対して登録位置であることを報知する報知
    手段と、 を備えたことを特徴とする無線電話機。
  2. 【請求項2】前記位置登録手段は、前記無線ゾーン識別
    信号を位置登録情報として複数登録する手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線電話機。
  3. 【請求項3】前記位置登録手段に位置登録情報として登
    録されている前記無線ゾーン識別信号に対応させて報知
    形態を登録する報知形態登録手段を備え、 前記比較手段により両者が同一であると判別された場合
    に、前記報知手段は、同一であると判別された無線ゾー
    ン識別信号に対応して前記報知形態登録手段に登録され
    ている報知形態により、使用者に対して登録位置である
    ことを報知することを特徴とする請求項1、又は、2記
    載の無線電話機。
  4. 【請求項4】無線基地局から送信される無線ゾーン識別
    信号を検出する検出手段と、 任意の場所において前記検出手段により検出される前記
    無線ゾーン識別信号を位置登録情報として登録する位置
    登録手段と、 前記位置登録手段に位置登録情報として登録されている
    前記無線ゾーン識別信号に対応させて出力データを記憶
    する記憶手段と、 当該無線電話機が現在位置する地点において、前記検出
    手段により検出される前記無線ゾーン識別信号と、前記
    位置登録手段に位置登録情報として登録されている前記
    無線ゾーン識別信号とを比較する比較手段と、 前記比較手段により両者が同一であると判別された場合
    に、同一であると判別された無線ゾーン識別信号に対応
    して前記記憶手段に記憶されている前記出力データに基
    づいて、オートダイアルを行うとともに、回線接続後、
    メッセージを送信する自動発信手段と、 を備えたことを特徴とする無線電話機。
  5. 【請求項5】前記位置登録手段は、前記無線ゾーン識別
    信号を位置登録情報として複数登録する手段を備え、 前記記憶手段は、前記位置登録手段に位置登録情報とし
    て登録されている各々の無線ゾーン識別信号に対応させ
    て出力データを複数記憶する手段を備えることを特徴と
    する請求項4記載の無線電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002345010A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Nec Saitama Ltd 携帯型通信装置
JP2018201172A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 京セラ株式会社 電子機器及びその制御方法

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