JPH09130858A - デジタル無線電話システム - Google Patents
デジタル無線電話システムInfo
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- JPH09130858A JPH09130858A JP7280530A JP28053095A JPH09130858A JP H09130858 A JPH09130858 A JP H09130858A JP 7280530 A JP7280530 A JP 7280530A JP 28053095 A JP28053095 A JP 28053095A JP H09130858 A JPH09130858 A JP H09130858A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PHS電話機を用いて脅迫電話等を行った犯
人の居場所を直ちに特定すると共に、犯人がその場から
立ち去った場合でも追跡探査を可能にする。 【解決手段】 犯人がPHS電話機5を用いて脅迫電話
等を行った場合、センタ装置2は電話機5に対して追跡
モードを設定し、追跡モードが設定された電話機は通話
の終了時点及び、通話終了後の一定時間毎にPHS基地
局3に追跡情報を送信する。基地局3は追跡情報を受信
すると自身の位置情報を追跡データとして交換機1を介
しセンタ装置2へ送りセンタ装置2ではこの位置情報を
表示する。この結果、犯人の居場所を直ちに特定できる
と共に、犯人がその通話の場所から立ち去った場合でも
追跡探査を行うことができる。
人の居場所を直ちに特定すると共に、犯人がその場から
立ち去った場合でも追跡探査を可能にする。 【解決手段】 犯人がPHS電話機5を用いて脅迫電話
等を行った場合、センタ装置2は電話機5に対して追跡
モードを設定し、追跡モードが設定された電話機は通話
の終了時点及び、通話終了後の一定時間毎にPHS基地
局3に追跡情報を送信する。基地局3は追跡情報を受信
すると自身の位置情報を追跡データとして交換機1を介
しセンタ装置2へ送りセンタ装置2ではこの位置情報を
表示する。この結果、犯人の居場所を直ちに特定できる
と共に、犯人がその通話の場所から立ち去った場合でも
追跡探査を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル無線電話機
を収容したデジタル無線電話システムに関する。
を収容したデジタル無線電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今年からPHS(パーソナル・ハンディ
ホン・システム)と呼ばれるデジタル無線電話のサービ
スが開始され、そのサービス範囲は現在急速に拡大され
つつある。このようなシステムは、そのサービス範囲内
であれば、PHS電話機(即ち、デジタル無線電話機)
を携帯して最寄りのPHS基地局を介し自在に通話を行
うことができる。また、このようなシステムでは、PH
S基地局とPHS電話機間には8個のタイムスロットが
用意され、このうち1台のPHS電話機は上り及び下り
の各1個のタイムスロットを介して通話を行うものであ
ることから、同時に4台のPHS電話機による通話が可
能である。ところで、このようなPHS電話機を用い
て、例えば誘拐等を行った犯人が脅迫電話を行ったとき
には、一般電話機の場合と同様に逆探知を行って発信中
の電話機を特定するようなことが考えられる。
ホン・システム)と呼ばれるデジタル無線電話のサービ
スが開始され、そのサービス範囲は現在急速に拡大され
つつある。このようなシステムは、そのサービス範囲内
であれば、PHS電話機(即ち、デジタル無線電話機)
を携帯して最寄りのPHS基地局を介し自在に通話を行
うことができる。また、このようなシステムでは、PH
S基地局とPHS電話機間には8個のタイムスロットが
用意され、このうち1台のPHS電話機は上り及び下り
の各1個のタイムスロットを介して通話を行うものであ
ることから、同時に4台のPHS電話機による通話が可
能である。ところで、このようなPHS電話機を用い
て、例えば誘拐等を行った犯人が脅迫電話を行ったとき
には、一般電話機の場合と同様に逆探知を行って発信中
の電話機を特定するようなことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような逆
探知の方法では、犯人が何処の電話機を用いて通話をし
ているかを特定するまでに時間がかかるという問題があ
る。また、犯人が通話を終了して直ちにその場から移動
してしまうと、せっかく逆探知をしても犯人を捕らえる
ことが不可能になる等の不具合があった。従って本発明
は、PHS電話機を用いて脅迫電話等を行った犯人の居
場所を直ちに特定すると共に、犯人がその場から立ち去
った場合でも追跡探査を可能にすることを目的とする。
探知の方法では、犯人が何処の電話機を用いて通話をし
ているかを特定するまでに時間がかかるという問題があ
る。また、犯人が通話を終了して直ちにその場から移動
してしまうと、せっかく逆探知をしても犯人を捕らえる
ことが不可能になる等の不具合があった。従って本発明
は、PHS電話機を用いて脅迫電話等を行った犯人の居
場所を直ちに特定すると共に、犯人がその場から立ち去
った場合でも追跡探査を可能にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、PHS基地局を収容した交換機と、
PHS基地局と無線接続されるPHS電話機とからなる
デジタル無線電話システムにおいて、PHS無線電話機
の所在を追跡する追跡装置(センタ装置)を交換機に接
続したものである。従って、誘拐等を行った犯人がPH
S電話機を用いて脅迫電話等を行った場合、このPHS
電話機の所在は追跡装置により追跡される。また、追跡
装置はPHS電話機を追跡する場合にPHS無線電話機
に対して追跡モードを設定する設定手段を有し、PHS
無線電話機は追跡モードが設定されると追跡情報を送信
する追跡情報送信手段を備え、かつPHS基地局はPH
S電話機から送信された追跡情報を受信して自身の位置
情報を追跡装置に送信する位置情報送信手段を備え、追
跡装置はPHS基地局から送信された位置情報を受信し
て表示するようにしたものである。従って、犯人の所持
するPHS電話機に対して追跡装置から追跡モードが設
定されると共に、追跡モードが設定されたPHS電話機
からの追跡情報によりPHS基地局から位置情報が追跡
装置に送信されて追跡装置側でその位置情報が表示され
る。この結果、犯人の居場所を直ちに特定できる。
るために本発明は、PHS基地局を収容した交換機と、
PHS基地局と無線接続されるPHS電話機とからなる
デジタル無線電話システムにおいて、PHS無線電話機
の所在を追跡する追跡装置(センタ装置)を交換機に接
続したものである。従って、誘拐等を行った犯人がPH
S電話機を用いて脅迫電話等を行った場合、このPHS
電話機の所在は追跡装置により追跡される。また、追跡
装置はPHS電話機を追跡する場合にPHS無線電話機
に対して追跡モードを設定する設定手段を有し、PHS
無線電話機は追跡モードが設定されると追跡情報を送信
する追跡情報送信手段を備え、かつPHS基地局はPH
S電話機から送信された追跡情報を受信して自身の位置
情報を追跡装置に送信する位置情報送信手段を備え、追
跡装置はPHS基地局から送信された位置情報を受信し
て表示するようにしたものである。従って、犯人の所持
するPHS電話機に対して追跡装置から追跡モードが設
定されると共に、追跡モードが設定されたPHS電話機
からの追跡情報によりPHS基地局から位置情報が追跡
装置に送信されて追跡装置側でその位置情報が表示され
る。この結果、犯人の居場所を直ちに特定できる。
【0005】また、追跡装置はPHS電話機と通話中に
PHS電話機に追跡モードを設定し、追跡情報送信手段
は追跡装置とPHS電話機との通話が終了後に追跡情報
を送信するようにしたものである。従って、犯人の所持
するPHS電話機に対し的確に追跡モードを設定でき
る。また、追跡情報送信手段は、追跡装置とPHS電話
機との通話が終了後に繰り返し追跡情報を送信するよう
にしたものである。この結果、犯人がその通話の場所か
ら立ち去った場合でも追跡探査を行うことができる。ま
た、追跡装置は追跡情報送信手段により繰り返し送信さ
れる追跡情報の送信周期を追跡モードの設定時にPHS
電話機に設定するようにしたものである。この結果、追
跡情報送信周期は任意に設定することができ、上記送信
周期を短く設定すれば犯人の足どりを的確に把握するこ
とができる。また、追跡装置はPHS電話機に設定され
た追跡モードを所定の解除操作に応じて解除するように
したものである。
PHS電話機に追跡モードを設定し、追跡情報送信手段
は追跡装置とPHS電話機との通話が終了後に追跡情報
を送信するようにしたものである。従って、犯人の所持
するPHS電話機に対し的確に追跡モードを設定でき
る。また、追跡情報送信手段は、追跡装置とPHS電話
機との通話が終了後に繰り返し追跡情報を送信するよう
にしたものである。この結果、犯人がその通話の場所か
ら立ち去った場合でも追跡探査を行うことができる。ま
た、追跡装置は追跡情報送信手段により繰り返し送信さ
れる追跡情報の送信周期を追跡モードの設定時にPHS
電話機に設定するようにしたものである。この結果、追
跡情報送信周期は任意に設定することができ、上記送信
周期を短く設定すれば犯人の足どりを的確に把握するこ
とができる。また、追跡装置はPHS電話機に設定され
た追跡モードを所定の解除操作に応じて解除するように
したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図4は本発明に係るデジタル無線電話シス
テムの構成の一例を示す図であり、PHSと呼称される
本システムは、交換機1A,1Bと、各交換機1A,1
Bに収容されるセンタ装置2と、交換機1Aに接続され
る各PHS基地局(BS)3Aと、交換機1Bに接続さ
れる各PHS基地局3Bと、各PHS基地局に無線接続
されるPHS電話機5A,5Bとからなる。なお、各P
HS基地局は、それぞれ図中に示す円状の無線エリアを
有している。
て説明する。図4は本発明に係るデジタル無線電話シス
テムの構成の一例を示す図であり、PHSと呼称される
本システムは、交換機1A,1Bと、各交換機1A,1
Bに収容されるセンタ装置2と、交換機1Aに接続され
る各PHS基地局(BS)3Aと、交換機1Bに接続さ
れる各PHS基地局3Bと、各PHS基地局に無線接続
されるPHS電話機5A,5Bとからなる。なお、各P
HS基地局は、それぞれ図中に示す円状の無線エリアを
有している。
【0007】次に図1は本システムの要部構成を示すブ
ロック図である。同図において、交換機1は、ISDN
回線を収容し所定のプロトコルを行うIインタフェース
部11、収容した各PHS基地局間の通話パスの接続や
各PHS基地局とセンタ装置2との間の通話パスの接続
を行う通話路部12、及びこれらを制御する制御部13
からなる。そして、Iインタフェース部11に収容した
各ISDN回線の先に各PHS基地局3が接続される。
また、Iインタフェース部11に収容したISDN回線
を介してセンタ装置2が接続される。ここでセンタ装置
3は、Iインタフェース部21、音声メッセージを送出
する音声送出部22、表示部23、キーボード24、こ
れの各部を制御する制御部25、及び通話回路や送受器
からなる通話部26により構成される。
ロック図である。同図において、交換機1は、ISDN
回線を収容し所定のプロトコルを行うIインタフェース
部11、収容した各PHS基地局間の通話パスの接続や
各PHS基地局とセンタ装置2との間の通話パスの接続
を行う通話路部12、及びこれらを制御する制御部13
からなる。そして、Iインタフェース部11に収容した
各ISDN回線の先に各PHS基地局3が接続される。
また、Iインタフェース部11に収容したISDN回線
を介してセンタ装置2が接続される。ここでセンタ装置
3は、Iインタフェース部21、音声メッセージを送出
する音声送出部22、表示部23、キーボード24、こ
れの各部を制御する制御部25、及び通話回路や送受器
からなる通話部26により構成される。
【0008】また、図2はISDN回線を介して交換機
1に接続される上述のPHS基地局3の構成を示すブロ
ック図である。同図において、31はPHS電話機と無
線信号を送受する無線送受信部、32は基地局3の制御
を行うCPU、33は受信信号を復調するモデム復調
器、34,36はチャネルコーディック、35は音声コ
ーディック、37はモデム変調器である。なお、音声コ
ーディック35には2線4線変換部37が接続される。
そして、PHS基地局3はこの2線4線変換部37及び
これに接続されるIインタフェース部38を介し交換機
1と接続される。
1に接続される上述のPHS基地局3の構成を示すブロ
ック図である。同図において、31はPHS電話機と無
線信号を送受する無線送受信部、32は基地局3の制御
を行うCPU、33は受信信号を復調するモデム復調
器、34,36はチャネルコーディック、35は音声コ
ーディック、37はモデム変調器である。なお、音声コ
ーディック35には2線4線変換部37が接続される。
そして、PHS基地局3はこの2線4線変換部37及び
これに接続されるIインタフェース部38を介し交換機
1と接続される。
【0009】ここで、PHS基地局3の無線送受信部3
1は次のように構成されている。即ち、311はアンテ
ナATの送受信を切り換えるアンテナスイッチ、312
は受信信号を増幅する受信アンプ、313は第1ミキ
サ、314は第2ミキサ、315は中間周波発生部であ
る。また、316は直交変調器、317は第3ミキサ、
318は送信信号を増幅する送信アンプ、319は第1
〜第3ミキサ及び直交変調器316に対しそれぞれ所定
の各周波数帯の信号を供給するPLLシンセサイザであ
る。
1は次のように構成されている。即ち、311はアンテ
ナATの送受信を切り換えるアンテナスイッチ、312
は受信信号を増幅する受信アンプ、313は第1ミキ
サ、314は第2ミキサ、315は中間周波発生部であ
る。また、316は直交変調器、317は第3ミキサ、
318は送信信号を増幅する送信アンプ、319は第1
〜第3ミキサ及び直交変調器316に対しそれぞれ所定
の各周波数帯の信号を供給するPLLシンセサイザであ
る。
【0010】図3は、PHS基地局3と無線接続される
PHS電話機5の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、無線送受信部等の構成はPHS基地局3と同一
であるため、同一部分は同一符号を付してその説明を省
略する。なお、PHS基地局3との構成の違いは、CP
U51にキーボード52及び表示部53が接続されるこ
とと、音声信号のD/A変換またはA/D変換を行う音
声コーディック35にスピーカSP及びマイクMICが
接続されることである。この他、CPU51には図示し
ないブザーが接続され、着信時に鳴動するようになって
いる。
PHS電話機5の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、無線送受信部等の構成はPHS基地局3と同一
であるため、同一部分は同一符号を付してその説明を省
略する。なお、PHS基地局3との構成の違いは、CP
U51にキーボード52及び表示部53が接続されるこ
とと、音声信号のD/A変換またはA/D変換を行う音
声コーディック35にスピーカSP及びマイクMICが
接続されることである。この他、CPU51には図示し
ないブザーが接続され、着信時に鳴動するようになって
いる。
【0011】このように構成されたPHS電話機5を携
帯し、そのキーボード5を操作してダイヤル発信を行う
と、その操作情報は無線送受信部31の制御チャネルを
介して最寄りのPHS基地局3へ送信される。PHS基
地局3ではこの操作情報を受信すると、Iインタフェー
ス部38が交換機1との間で発呼のプロトコルを行うこ
とによって交換機1に収容される相手電話端末、または
この交換機1を経由し他の交換機に収容される相手電話
端末に対する呼出を行う。そして、相手電話端末の応答
によりこの電話端末とPHS電話機5との間で通話が開
始される。
帯し、そのキーボード5を操作してダイヤル発信を行う
と、その操作情報は無線送受信部31の制御チャネルを
介して最寄りのPHS基地局3へ送信される。PHS基
地局3ではこの操作情報を受信すると、Iインタフェー
ス部38が交換機1との間で発呼のプロトコルを行うこ
とによって交換機1に収容される相手電話端末、または
この交換機1を経由し他の交換機に収容される相手電話
端末に対する呼出を行う。そして、相手電話端末の応答
によりこの電話端末とPHS電話機5との間で通話が開
始される。
【0012】一方、PHS基地局3側から無線送受信部
31の制御チャネルを介して着信信号が到来すると、P
HS電話機5のCPU51はこの着信信号を検出して、
図示しないブザーの鳴動やランプの点滅等を行い着信を
報知する。ここで、PHS電話機5側でキーボード52
が操作されこれが着信応答信号としてPHS基地局3側
へ送信されると、PHS基地局3ではPHS電話機5と
の間の通話チャネルを確立し、この結果、PHS電話機
5による着信応答通話が行われる。
31の制御チャネルを介して着信信号が到来すると、P
HS電話機5のCPU51はこの着信信号を検出して、
図示しないブザーの鳴動やランプの点滅等を行い着信を
報知する。ここで、PHS電話機5側でキーボード52
が操作されこれが着信応答信号としてPHS基地局3側
へ送信されると、PHS基地局3ではPHS電話機5と
の間の通話チャネルを確立し、この結果、PHS電話機
5による着信応答通話が行われる。
【0013】このように、この無線電話システムは、そ
のサービス範囲内であれば、PHS電話機5を携帯し
て、最寄りのPHS基地局を介し自在に通話を行うこと
ができる。ここで例えば、誘拐等を行った犯人がこのP
HS電話機を用いて脅迫電話を行ったときには、一般電
話機の場合と同様な逆探知を行い、発信中の電話機を特
定することが考えられる。しかし、このような逆探知の
方法では、犯人を特定するまでに時間がかかり、また、
犯人が通話を終了して直ちにその場から移動してしまう
と、せっかく逆探知をしても犯人を捕らえることができ
ない。このため、PHS電話機を用いて脅迫電話等を行
った犯人の居場所を直ちに特定すると共に、犯人がその
場から立ち去った場合でも追跡探査を可能にする。
のサービス範囲内であれば、PHS電話機5を携帯し
て、最寄りのPHS基地局を介し自在に通話を行うこと
ができる。ここで例えば、誘拐等を行った犯人がこのP
HS電話機を用いて脅迫電話を行ったときには、一般電
話機の場合と同様な逆探知を行い、発信中の電話機を特
定することが考えられる。しかし、このような逆探知の
方法では、犯人を特定するまでに時間がかかり、また、
犯人が通話を終了して直ちにその場から移動してしまう
と、せっかく逆探知をしても犯人を捕らえることができ
ない。このため、PHS電話機を用いて脅迫電話等を行
った犯人の居場所を直ちに特定すると共に、犯人がその
場から立ち去った場合でも追跡探査を可能にする。
【0014】図5は、このような本発明の要部動作を示
すシーケンス図であり、センタ装置2,PHS基地局3
及びPHS電話機5の各動作を示すものである。即ち、
ステップS1においては、犯人がPHS電話機5を用い
PHS基地局3及び交換機1を介してセンタ装置2(勿
論、一般電話機でも可)に発信して通話(脅迫電話)を
行っているものとする。この場合、センタ装置2側では
脅迫電話をしている犯人を追跡するために、キーボード
24を用いて追跡モードの設定操作を行う。すると、制
御部25はこの操作を検出してステップS2でモードデ
ータを交換機1を経由してPHS基地局3へ送信する。
この場合、PHS基地局3のCPU32ではIインタフ
ェース部38を介してモードデータを受信すると、ステ
ップS3でこのモードデータを無線送受信部31の制御
チャネルを介し無線信号として犯人の所持するPHS電
話機5へ送信する。
すシーケンス図であり、センタ装置2,PHS基地局3
及びPHS電話機5の各動作を示すものである。即ち、
ステップS1においては、犯人がPHS電話機5を用い
PHS基地局3及び交換機1を介してセンタ装置2(勿
論、一般電話機でも可)に発信して通話(脅迫電話)を
行っているものとする。この場合、センタ装置2側では
脅迫電話をしている犯人を追跡するために、キーボード
24を用いて追跡モードの設定操作を行う。すると、制
御部25はこの操作を検出してステップS2でモードデ
ータを交換機1を経由してPHS基地局3へ送信する。
この場合、PHS基地局3のCPU32ではIインタフ
ェース部38を介してモードデータを受信すると、ステ
ップS3でこのモードデータを無線送受信部31の制御
チャネルを介し無線信号として犯人の所持するPHS電
話機5へ送信する。
【0015】PHS電話機5のCPU51は、無線送受
信部31を介して基地局3からのモードデータを受信す
ると、EEPROM54を参照し、EEPROM54に
追跡モードが設定されていなければEEPROM54に
追跡モードを設定する。また追跡モードが設定されてい
ればこれの解除を行う。その後、PHS電話機5で終話
操作が行われると、CPU51はEEPROM54に追
跡モードが設定されている場合は、所定時間の発信タイ
マをスタートさせる。また、ステップS4で終話データ
を無線送受信部31の制御チャネルを介しPHS基地局
3へ送信する。
信部31を介して基地局3からのモードデータを受信す
ると、EEPROM54を参照し、EEPROM54に
追跡モードが設定されていなければEEPROM54に
追跡モードを設定する。また追跡モードが設定されてい
ればこれの解除を行う。その後、PHS電話機5で終話
操作が行われると、CPU51はEEPROM54に追
跡モードが設定されている場合は、所定時間の発信タイ
マをスタートさせる。また、ステップS4で終話データ
を無線送受信部31の制御チャネルを介しPHS基地局
3へ送信する。
【0016】PHS基地局3では終話データを受信する
と、PHS電話機5との間の無線チャネルを開放すると
共に、ステップS5でIインタフェース部38を介し交
換機1側と終話のプロトコルを行い、この結果、今まで
通話で使用されていたPHS基地局,交換機1,センタ
装置2間の回線が開放される。そしてその後、PHS電
話機5において終話時にスタートした発信タイマがタイ
ムアップすると、PHS電話機5は無線送受信部31の
制御チャネルを介しステップS6で自動的にPHS基地
局3に対して追跡情報を送信する。すると、PHS基地
局3では交換機1に対しセンタ装置2宛の発呼を行う。
と、PHS電話機5との間の無線チャネルを開放すると
共に、ステップS5でIインタフェース部38を介し交
換機1側と終話のプロトコルを行い、この結果、今まで
通話で使用されていたPHS基地局,交換機1,センタ
装置2間の回線が開放される。そしてその後、PHS電
話機5において終話時にスタートした発信タイマがタイ
ムアップすると、PHS電話機5は無線送受信部31の
制御チャネルを介しステップS6で自動的にPHS基地
局3に対して追跡情報を送信する。すると、PHS基地
局3では交換機1に対しセンタ装置2宛の発呼を行う。
【0017】そしてセンタ装置2がこの発呼に応答する
と、自身の配設されている位置(場所)の情報をステッ
プS7で追跡データとしてセンタ装置2へ送信する。セ
ンタ装置2ではこの追跡データを受信すると表示部23
にPHS基地局3の位置等を表示する追跡データ処理を
行う。そしてその後、発信タイマが再度タイムアップす
ると、PHS電話機5から同様な追跡情報がPHS基地
局3側へ送信され、センタ装置2側で同様な追跡データ
処理が行われる。このようにして、通話が終了後の発信
タイマのタイムアップ毎に追跡情報の送信及びこれに対
応する追跡データ処理が繰り返し実行される。
と、自身の配設されている位置(場所)の情報をステッ
プS7で追跡データとしてセンタ装置2へ送信する。セ
ンタ装置2ではこの追跡データを受信すると表示部23
にPHS基地局3の位置等を表示する追跡データ処理を
行う。そしてその後、発信タイマが再度タイムアップす
ると、PHS電話機5から同様な追跡情報がPHS基地
局3側へ送信され、センタ装置2側で同様な追跡データ
処理が行われる。このようにして、通話が終了後の発信
タイマのタイムアップ毎に追跡情報の送信及びこれに対
応する追跡データ処理が繰り返し実行される。
【0018】次に図6〜図8はそれぞれこうして追跡動
作を行うPHS電話機5,PHS基地局3及びセンタ装
置2の詳細な動作を示すフローチャートである。まず、
図6のフローチャートを参照してPHS電話機5の動作
から具体的に説明する。PHS電話機5に電源が投入さ
れてステップS11でイニシャル処理を行いこれの終了
後、CPU51はステップS12でこのPHS電話機5
に対しセンタ装置2側からの要求に基づく追跡モードの
セットの有無を判断する。ここで追跡モードをセットす
る場合は、電気的に書込・消去が可能なEEPROM5
4の所定エリアに追跡モードをセットし(ステップS1
3)、続いて所定時間のタイマをセットする(ステップ
S14)と共にこの発信タイマをスタートさせる(ステ
ップS15)。続いてCPU51は、ステップS16で
無線送受信部31の制御チャネルを介しPHS基地局3
側からの着信要求の有無を判断し、着信要求があれば着
信音の鳴動処理を行う(ステップS17)。
作を行うPHS電話機5,PHS基地局3及びセンタ装
置2の詳細な動作を示すフローチャートである。まず、
図6のフローチャートを参照してPHS電話機5の動作
から具体的に説明する。PHS電話機5に電源が投入さ
れてステップS11でイニシャル処理を行いこれの終了
後、CPU51はステップS12でこのPHS電話機5
に対しセンタ装置2側からの要求に基づく追跡モードの
セットの有無を判断する。ここで追跡モードをセットす
る場合は、電気的に書込・消去が可能なEEPROM5
4の所定エリアに追跡モードをセットし(ステップS1
3)、続いて所定時間のタイマをセットする(ステップ
S14)と共にこの発信タイマをスタートさせる(ステ
ップS15)。続いてCPU51は、ステップS16で
無線送受信部31の制御チャネルを介しPHS基地局3
側からの着信要求の有無を判断し、着信要求があれば着
信音の鳴動処理を行う(ステップS17)。
【0019】ステップS18ではPHS基地局3側から
の追跡モードデータの受信の有無を判断し、追跡モード
データが受信されると、続いてEEPROM54に追跡
モードがセットされているか否かをステップS19で判
断する。ここで、追跡モードがセットされていない場合
は、EEPROM54の所定エリアに追跡モードをセッ
トし(ステップS20)、追跡モードデータとともに受
信したデータに基づいて発信タイマのタイマ値を設定し
(ステップS21)、この発信タイマをスタートさせる
(ステップS22)。なお、追跡モードデータを受信し
たときに既にEEPROM54に追跡モードがセットさ
れている場合は、EEPROM54の追跡モードを消去
して解除する(ステップS23)。
の追跡モードデータの受信の有無を判断し、追跡モード
データが受信されると、続いてEEPROM54に追跡
モードがセットされているか否かをステップS19で判
断する。ここで、追跡モードがセットされていない場合
は、EEPROM54の所定エリアに追跡モードをセッ
トし(ステップS20)、追跡モードデータとともに受
信したデータに基づいて発信タイマのタイマ値を設定し
(ステップS21)、この発信タイマをスタートさせる
(ステップS22)。なお、追跡モードデータを受信し
たときに既にEEPROM54に追跡モードがセットさ
れている場合は、EEPROM54の追跡モードを消去
して解除する(ステップS23)。
【0020】次に、CPU51はステップS24でキー
操作の有無を判断する。ここで、通話キーが押下されス
テップS25で「Y」の場合は、発信通話や着信応答通
話等の通話処理を行う(ステップS26)。即ち、この
場合は、犯人がこのPHS電話機5のキーボードを操作
してセンタ装置2側へ発信しセンタ装置2がこの呼出に
応答したことに基づく発信通話、或いは、センタ装置2
側から犯人の所持するPHS電話機5へ呼出を行い、こ
の呼出に対してPHS電話機5側のキー操作に基づく着
信応答通話が行われる。その後、こうした通話中にCP
U51はPHS基地局3側からの追跡モードデータの受
信の有無を判断し、受信したデータが追跡モードセット
データでありステップS28の判定が「Y」となると、
EEPROM54の所定エリアに追跡モードをセットし
(ステップS29)、続いて追跡モードデータとともに
受信したデータに基づき発信タイマのタイマ値をセット
する(ステップS30)。また、受信データが追跡モー
ド解除データでありステップS31の判定が「Y」とな
ると、追跡モードを解除する(ステップS32)。
操作の有無を判断する。ここで、通話キーが押下されス
テップS25で「Y」の場合は、発信通話や着信応答通
話等の通話処理を行う(ステップS26)。即ち、この
場合は、犯人がこのPHS電話機5のキーボードを操作
してセンタ装置2側へ発信しセンタ装置2がこの呼出に
応答したことに基づく発信通話、或いは、センタ装置2
側から犯人の所持するPHS電話機5へ呼出を行い、こ
の呼出に対してPHS電話機5側のキー操作に基づく着
信応答通話が行われる。その後、こうした通話中にCP
U51はPHS基地局3側からの追跡モードデータの受
信の有無を判断し、受信したデータが追跡モードセット
データでありステップS28の判定が「Y」となると、
EEPROM54の所定エリアに追跡モードをセットし
(ステップS29)、続いて追跡モードデータとともに
受信したデータに基づき発信タイマのタイマ値をセット
する(ステップS30)。また、受信データが追跡モー
ド解除データでありステップS31の判定が「Y」とな
ると、追跡モードを解除する(ステップS32)。
【0021】このようにして、PHS電話機5の通話中
にセンタ装置2から追跡モードの設定/解除を行うこと
ができる。その後、PHS電話機5の終話操作が検出さ
れステップS27の判定が「Y」となると、ステップS
33で終話処理を行い、その後ステップS34へ移行し
て追跡モードの設定の有無を判断する。ここで、追跡モ
ードがセットされている場合は、ステップS35で発信
タイマをスタートさせる。そして、その後発信タイマが
タイムアップしてステップS37の判定が「Y」となる
と、ステップS38でPHS基地局3側へ追跡情報を送
信する。こうした追跡情報の送信は、追跡モードが解除
されるまで発信タイマのタイムアップ毎に繰り返し行わ
れる。なお、ステップS35で発信タイマをスタートさ
せた時点で1回目の追跡情報を送信するようにしても良
い。
にセンタ装置2から追跡モードの設定/解除を行うこと
ができる。その後、PHS電話機5の終話操作が検出さ
れステップS27の判定が「Y」となると、ステップS
33で終話処理を行い、その後ステップS34へ移行し
て追跡モードの設定の有無を判断する。ここで、追跡モ
ードがセットされている場合は、ステップS35で発信
タイマをスタートさせる。そして、その後発信タイマが
タイムアップしてステップS37の判定が「Y」となる
と、ステップS38でPHS基地局3側へ追跡情報を送
信する。こうした追跡情報の送信は、追跡モードが解除
されるまで発信タイマのタイムアップ毎に繰り返し行わ
れる。なお、ステップS35で発信タイマをスタートさ
せた時点で1回目の追跡情報を送信するようにしても良
い。
【0022】このようなPHS電話機5の動作に対し、
PHS基地局3は次のように動作する。即ち、PHS基
地局3のCPU32は図7に示すフローチャートのステ
ップS41でイニシャル処理を行った後、ステップS4
2で無線送受信部31を介してPSデータ(即ち、PH
S電話機5からのデータ)の受信の有無を判断する。こ
こで、PHS電話機5からデータが受信されると、この
受信データが上述の追跡情報か否かをステップS43で
判断する。そして、これが追跡情報である場合は、自身
の配設されている位置(場所)をこの追跡情報に付加し
て追跡データとする追跡データ処理をステップS44で
行い、続いてこの追跡データをステップS45でIイン
タフェース部38を介し交換機1側に送信する。この結
果、この追跡データはセンタ装置2へ送信され上述した
ように表示部23に表示される。
PHS基地局3は次のように動作する。即ち、PHS基
地局3のCPU32は図7に示すフローチャートのステ
ップS41でイニシャル処理を行った後、ステップS4
2で無線送受信部31を介してPSデータ(即ち、PH
S電話機5からのデータ)の受信の有無を判断する。こ
こで、PHS電話機5からデータが受信されると、この
受信データが上述の追跡情報か否かをステップS43で
判断する。そして、これが追跡情報である場合は、自身
の配設されている位置(場所)をこの追跡情報に付加し
て追跡データとする追跡データ処理をステップS44で
行い、続いてこの追跡データをステップS45でIイン
タフェース部38を介し交換機1側に送信する。この結
果、この追跡データはセンタ装置2へ送信され上述した
ように表示部23に表示される。
【0023】即ち、PHS電話機5から追跡情報が送信
されてくると、PHS基地局3では追跡されているこの
PHS電話機5が自身の圏内に存在するものとして自身
の配設場所をセンタ装置2側へ通知する。この結果、セ
ンタ装置2側ではこのPHS基地局3の配設場所の画像
表示等を行うことにより、追跡している電話機5が現在
どの位置に居るかを一目瞭然に認識することができる。
なお、PHS電話機5からの受信データが追跡情報では
ない場合は、ステップS46でその他の受信データ処理
を行う。
されてくると、PHS基地局3では追跡されているこの
PHS電話機5が自身の圏内に存在するものとして自身
の配設場所をセンタ装置2側へ通知する。この結果、セ
ンタ装置2側ではこのPHS基地局3の配設場所の画像
表示等を行うことにより、追跡している電話機5が現在
どの位置に居るかを一目瞭然に認識することができる。
なお、PHS電話機5からの受信データが追跡情報では
ない場合は、ステップS46でその他の受信データ処理
を行う。
【0024】一方、交換機1を介しセンタ装置2からデ
ータを受信した場合は、ステップS47の「センタデー
タ受信」が「Y」となる。この場合、CPU32はステ
ップS48でこの受信データが追跡モードデータか否か
を判断し、追跡モードデータの場合はステップS49で
追跡モードセットデータ或いは追跡モード解除データを
PHS電話機5へ送信する。この結果、PHS電話機5
側では追跡モードの設定または解除が行われる。なお、
受信データが追跡モードデータではない場合はステップ
S50でその他の受信データ処理を行い、その後ステッ
プS51でその他の処理を行った後ステップS42へ戻
る。
ータを受信した場合は、ステップS47の「センタデー
タ受信」が「Y」となる。この場合、CPU32はステ
ップS48でこの受信データが追跡モードデータか否か
を判断し、追跡モードデータの場合はステップS49で
追跡モードセットデータ或いは追跡モード解除データを
PHS電話機5へ送信する。この結果、PHS電話機5
側では追跡モードの設定または解除が行われる。なお、
受信データが追跡モードデータではない場合はステップ
S50でその他の受信データ処理を行い、その後ステッ
プS51でその他の処理を行った後ステップS42へ戻
る。
【0025】図8は以上のような動作を行うPHS基地
局3に応動するセンタ装置2の動作を示すフローチャー
トである。制御部25は、キーボード24が操作される
と、これを検出してステップS61でこの操作情報が犯
人の所持するPHS電話機5を追跡するための追跡モー
ド要求か否かを判断する。ここで、これが追跡モード要
求である場合は、ステップS62でセンタ装置2がPH
S電話機5と通話中か否かを判断する。そして通話中で
あれば、ステップS63で該当PHS電話機5に追跡モ
ードをセットするか否かを判断し、追跡モードをセット
する場合は、ステップS64で追跡モードセットデータ
を交換機1を介してPHS基地局3へ送る。この結果、
PHS電話機5に追跡モードが設定される。
局3に応動するセンタ装置2の動作を示すフローチャー
トである。制御部25は、キーボード24が操作される
と、これを検出してステップS61でこの操作情報が犯
人の所持するPHS電話機5を追跡するための追跡モー
ド要求か否かを判断する。ここで、これが追跡モード要
求である場合は、ステップS62でセンタ装置2がPH
S電話機5と通話中か否かを判断する。そして通話中で
あれば、ステップS63で該当PHS電話機5に追跡モ
ードをセットするか否かを判断し、追跡モードをセット
する場合は、ステップS64で追跡モードセットデータ
を交換機1を介してPHS基地局3へ送る。この結果、
PHS電話機5に追跡モードが設定される。
【0026】また、該当PHS電話機5の追跡モードを
解除する場合は、ステップS65で追跡モード解除デー
タを交換機1を介してPHS基地局3へ送信する。する
と、この解除データがPHS電話機5へ送られ追跡モー
ドが解除される。一方、キーボード24の操作情報が追
跡モード要求であるときに本装置2がPHS電話機5と
非通話である場合は、制御部25は、引き続いてキーボ
ード24の操作による相手番号の入力の有無をステップ
S66で判断する。そして相手番号が入力されると、ス
テップS67で相手番号送信、即ちIインタフェース部
21を制御してこの番号に基づく相手への発呼を行うこ
とにより該当のPHS電話機5の呼出を行う。その後、
ステップS63以降の処理で相手PHS電話機5に対し
追跡モードの設定または解除を行う。なお、このような
相手発呼により追跡モードを設定するような場合は相手
番号が予め判明していることが前提となる。
解除する場合は、ステップS65で追跡モード解除デー
タを交換機1を介してPHS基地局3へ送信する。する
と、この解除データがPHS電話機5へ送られ追跡モー
ドが解除される。一方、キーボード24の操作情報が追
跡モード要求であるときに本装置2がPHS電話機5と
非通話である場合は、制御部25は、引き続いてキーボ
ード24の操作による相手番号の入力の有無をステップ
S66で判断する。そして相手番号が入力されると、ス
テップS67で相手番号送信、即ちIインタフェース部
21を制御してこの番号に基づく相手への発呼を行うこ
とにより該当のPHS電話機5の呼出を行う。その後、
ステップS63以降の処理で相手PHS電話機5に対し
追跡モードの設定または解除を行う。なお、このような
相手発呼により追跡モードを設定するような場合は相手
番号が予め判明していることが前提となる。
【0027】次に、制御部25は交換機1及びIインタ
フェース部21を介しPHS基地局3から追跡データ
(即ち、PHS基地局3の位置情報;PHS電話機5の
位置情報でもある)の受信の有無をステップS68で判
断する。ここで、追跡データが受信できれば、制御部2
5は内部の図示しない画像処理部によりこの追跡データ
の画像処理を行わせてステップS69で表示部23に表
示させる。また、制御部25は追跡データを受信すると
ステップS70で音声送出部22を制御して、例えば
「該当のPHS電話機の現在地は○○付近にあります」
旨の音声メッセージを送出させる。
フェース部21を介しPHS基地局3から追跡データ
(即ち、PHS基地局3の位置情報;PHS電話機5の
位置情報でもある)の受信の有無をステップS68で判
断する。ここで、追跡データが受信できれば、制御部2
5は内部の図示しない画像処理部によりこの追跡データ
の画像処理を行わせてステップS69で表示部23に表
示させる。また、制御部25は追跡データを受信すると
ステップS70で音声送出部22を制御して、例えば
「該当のPHS電話機の現在地は○○付近にあります」
旨の音声メッセージを送出させる。
【0028】このように誘拐等を行った犯人がPHS電
話機を用いて脅迫電話中にこの電話機に対し追跡モード
を設定するようにしたので、通話の終了後には直ちにそ
の電話機の圏内にあるPHS基地局から位置情報が送ら
れて表示されるため、犯人が何処に居るかを直ちに識別
できる。また、通話の終了後にも犯人の所持するPHS
電話機の位置情報が一定時間毎に送られて表示されるた
め、犯人の追跡が極めて容易になる。なお、犯人の所持
するPHS電話機の場所を特定した時点でその電話機に
対しセンタ装置2側から呼出を行って応答させることに
より、犯人を確定することができる。また、上述のセン
タ装置2は被害者の自宅に配置しても良く、また警察署
に配置しても良い。また、センタ装置2としては、一般
の電話機に音声送出部22,表示部23及び画像処理部
を設けるように構成しても良い。
話機を用いて脅迫電話中にこの電話機に対し追跡モード
を設定するようにしたので、通話の終了後には直ちにそ
の電話機の圏内にあるPHS基地局から位置情報が送ら
れて表示されるため、犯人が何処に居るかを直ちに識別
できる。また、通話の終了後にも犯人の所持するPHS
電話機の位置情報が一定時間毎に送られて表示されるた
め、犯人の追跡が極めて容易になる。なお、犯人の所持
するPHS電話機の場所を特定した時点でその電話機に
対しセンタ装置2側から呼出を行って応答させることに
より、犯人を確定することができる。また、上述のセン
タ装置2は被害者の自宅に配置しても良く、また警察署
に配置しても良い。また、センタ装置2としては、一般
の電話機に音声送出部22,表示部23及び画像処理部
を設けるように構成しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
HS無線電話機の所在を追跡する追跡装置を交換機に接
続したので、誘拐等を行った犯人がPHS電話機を用い
て脅迫電話等を行った場合、このPHS電話機の所在を
追跡装置により的確に追跡できる。また、犯人の所持す
るPHS電話機に対して追跡装置から追跡モードを設定
すると共に、追跡モードが設定されたPHS電話機から
の追跡情報を受信したPHS基地局から、この基地局の
位置情報が追跡装置に送信され表示されるため、犯人の
居場所を直ちに特定することができる。また、追跡装置
はPHS電話機と通話中に追跡モードを設定し、追跡情
報送信手段は追跡装置とPHS電話機との通話が終了後
に追跡情報を送信するようにしたので、犯人の所持する
PHS電話機に対し的確に追跡モードを設定できる。ま
た、追跡装置とPHS電話機との通話が終了後に繰り返
し追跡情報を送信するようにしたので、犯人がその通話
の場所から立ち去った場合でも追跡探査を行うことがで
きる。また、追跡情報送信手段により繰り返し送信され
る追跡情報の送信周期を追跡モードの設定時にPHS電
話機に設定するようにしたので、追跡情報送信周期を任
意に設定することができ、従って上記送信周期を短く設
定すれば犯人の足どりを的確に把握することができる。
HS無線電話機の所在を追跡する追跡装置を交換機に接
続したので、誘拐等を行った犯人がPHS電話機を用い
て脅迫電話等を行った場合、このPHS電話機の所在を
追跡装置により的確に追跡できる。また、犯人の所持す
るPHS電話機に対して追跡装置から追跡モードを設定
すると共に、追跡モードが設定されたPHS電話機から
の追跡情報を受信したPHS基地局から、この基地局の
位置情報が追跡装置に送信され表示されるため、犯人の
居場所を直ちに特定することができる。また、追跡装置
はPHS電話機と通話中に追跡モードを設定し、追跡情
報送信手段は追跡装置とPHS電話機との通話が終了後
に追跡情報を送信するようにしたので、犯人の所持する
PHS電話機に対し的確に追跡モードを設定できる。ま
た、追跡装置とPHS電話機との通話が終了後に繰り返
し追跡情報を送信するようにしたので、犯人がその通話
の場所から立ち去った場合でも追跡探査を行うことがで
きる。また、追跡情報送信手段により繰り返し送信され
る追跡情報の送信周期を追跡モードの設定時にPHS電
話機に設定するようにしたので、追跡情報送信周期を任
意に設定することができ、従って上記送信周期を短く設
定すれば犯人の足どりを的確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデジタル無線電話システムの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】 上記システムを構成するPHS基地局のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】 上記システムを構成するPHS電話機のブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】 上記システムの一般的な構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】 上記システムの要部動作を示すシーケンス図
である。
である。
【図6】 PHS電話機の要部動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】 PHS基地局の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】 センタ装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
1,1A,1B…交換機、2…センタ装置、3,3A,
3B…PHS基地局(BS)、5,5A,5B…PHS
電話機(PS)、11,21,38…Iインタフェース
部、13,25…制御部、22…音声送出部、23…表
示部、31…無線送受信部、32,51…CPU、54
…EEPROM、L…ISDN回線。
3B…PHS基地局(BS)、5,5A,5B…PHS
電話機(PS)、11,21,38…Iインタフェース
部、13,25…制御部、22…音声送出部、23…表
示部、31…無線送受信部、32,51…CPU、54
…EEPROM、L…ISDN回線。
Claims (6)
- 【請求項1】 無線基地局を収容した交換機と、無線基
地局と無線接続されるデジタル無線電話機とからなるデ
ジタル無線電話システムにおいて、 前記デジタル無線電話機の所在を追跡する追跡装置を前
記交換機に接続したことを特徴とするデジタル無線電話
システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記追跡装置はデジタル無線電話機を追跡する場合に該
デジタル無線電話機に対して追跡モードを設定する設定
手段を有し、前記デジタル無線電話機は追跡モードが設
定されると追跡情報を送信する追跡情報送信手段を備
え、かつ無線基地局はデジタル無線電話機から送信され
た追跡情報を受信して自身の位置情報を追跡装置に送信
する位置情報送信手段を備え、追跡装置は無線基地局か
ら送信された位置情報を受信して表示することを特徴と
するデジタル無線電話システム。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記追跡装置はデジタル無線電話機と通話中にデジタル
無線電話機に対し追跡モードを設定し、前記追跡情報送
信手段は追跡装置とデジタル無線電話機との通話が終了
後に追跡情報を送信することを特徴とするデジタル無線
電話システム。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記追跡情報送信手段は追跡装置とデジタル無線電話機
との通話が終了後に繰り返し追跡情報を送信することを
特徴とするデジタル無線電話システム。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記追跡装置は追跡情報送信手段により繰り返し送信さ
れる追跡情報の送信周期を前記追跡モードの設定時にデ
ジタル無線電話機に設定することを特徴とするデジタル
無線電話システム。 - 【請求項6】 請求項2または請求項3において、 前記追跡装置はデジタル無線電話機に設定された追跡モ
ードを所定の解除操作に応じて解除することを特徴とす
るデジタル無線電話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280530A JPH09130858A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | デジタル無線電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280530A JPH09130858A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | デジタル無線電話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09130858A true JPH09130858A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17626387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7280530A Pending JPH09130858A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | デジタル無線電話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09130858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103907A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Nec Corp | 犯人端末特定追跡支援方法及び犯人端末特定追跡支援システム及びサーバ及び基地局 |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP7280530A patent/JPH09130858A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103907A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Nec Corp | 犯人端末特定追跡支援方法及び犯人端末特定追跡支援システム及びサーバ及び基地局 |
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