JP3271673B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP3271673B2
JP3271673B2 JP2007592A JP2007592A JP3271673B2 JP 3271673 B2 JP3271673 B2 JP 3271673B2 JP 2007592 A JP2007592 A JP 2007592A JP 2007592 A JP2007592 A JP 2007592A JP 3271673 B2 JP3271673 B2 JP 3271673B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車電話シス
テムや携帯電話システム、コードレス電話システムなど
の移動無線通信システムにおいて移動局として使用され
る無線通信装置に係わり、特に無線通信方式としてデュ
アルモードを採用した無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線通信システムの一つとし
て、デュアルモードの無線通信方式を採用したシステム
が提唱されている。デュアルモードとは、アナログモー
ドとディジタルモードとを併用した方式のことである。
【0003】アナログモードは、送信側の通信装置で音
声信号およびデータにより搬送波を例えばFM変調して
送信し、受信側の通信装置で送信側から送られた被変調
波を受信してFM復調することにより音声およびデータ
を再生する方式である。一方ディジタルモードは、送信
側の通信装置で音声信号およびデータを符号化して、こ
の符号化された信号により搬送波を例えばπ/4シフト
DQPSK方式によりディジタル変調して送信し、受信
側の通信装置で上記送信側から送られた被変調波を受信
してディジタル復調したのち、この復調信号を復号する
ことにより音声信号およびデータを再生する方式であ
る。このディジタルモードによる無線通信では、1つの
無線周波数で複数のタイムスロットを時分割多重して伝
送する方式が用いられる。
【0004】図7は、この種のシステムの構成の一例を
示すものである。このシステムは、有線通信網NWに対
し有線回線CLを介して接続された制御局CSと、この
制御局CSに対し各々有線回線CL1〜CL3を介して
接続された複数の基地局BS1,BS2,…と、複数の
移動局MS1,MS2,…とを備えている。上記各基地
局BS1,BS2,…は、各々無線ゾーンE1,E2,
…を形成している。移動局MS1,MS2,…は、上記
各基地局BS1,BS2,…の無線ゾーンE1,E2,
…内において、各基地局BS1,BS2,…に対し無線
通話チャネルを介して接続される。
【0005】このような構成において、例えば移動局M
S1において発呼操作が行なわれると、この移動局MS
1からはアクセスチャネル(A−CH)と呼ばれる制御
チャネルを用いて発呼信号が送信される。このとき各基
地局BS1,BS2,…では、アクセスチャネルにより
発呼信号の到来が監視されている。この状態で、例えば
基地局BS1で上記発呼信号が受信されたとすると、こ
の基地局BS1では自局が保有する複数のアナログ通話
チャネルおよびディジタル通話チャネルの中から空きの
通話チャネルが選択され、この選択された通話チャネル
が発呼応答信号に挿入されて発呼元の移動局MS1へ通
知される。そうすると、基地局BS1と移動局MS1と
の間では、上記選択された通話チャネルの設定が行なわ
れ、この通話チャネルが設定されると以後無線通話が可
能となる。つまり、無線通信方式としてアナログモード
を選択するかまたはディジタルモードを選択するかは、
無線通話チャネルの空きの状態などに応じて、一般に基
地局BS1,BS2,…において決定される。
【0006】ところで、最近この種のシステムにおい
て、無線通信方式の選択を移動局においても行えるよう
にすることが提案されている。この方式は、例えば移動
局にモード指定スイッチを設けておき、このスイッチで
指定されたモードを発呼時または着呼時に基地局に通知
し、基地局がこの通知されたモードに従って空きの通話
チャネルを探して通話チャネルを設定する。また、通話
中においても上記モード指定スイッチの操作を監視し、
このスイッチが操作された場合にモード変更要求信号を
基地局に通知し、基地局がこの要求に従って空きの無線
通話チャネルを探して通話チャネルを変更するものであ
る。このような方式を使用すれば、例えばディジタル通
話チャネルを使用して音声通話を行なっている状態から
アナログ通話チャネルを使用するファクシミリ通信にそ
のまま移行したり、またアナログ通話チャネルを使用し
て通常の通話を行なっている状態からディジタル通話チ
ャネルを使用した秘話通話にそのまま移行することなど
が可能となり、大変便利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方式を実現するために従来より考えられている移動局装
置には、次のような改善すべき課題があった。すなわ
ち、移動局においてモード指定を行なっても、この希望
するモードに対応する通話チャネルに空きがなかった
り、また対向する基地局がアナログ通話チャネルもしく
はディジタル通話チャネルのいずれか一方しか保有して
いない場合には、必ずしも移動局が希望したモードが設
定されるとは限らない。このような場合使用者は、設定
中のモードが希望するモードに変更されるまで、モード
指定スイッチを何度も繰返し操作しなければならない。
このため、操作が著しく面倒だった。また、使用者はこ
の再指定操作を任意のタイミングで行なうことになるた
め、一般には希望するモードへ少ない操作回数で早い段
階に変更される確率は低かった。
【0008】本発明は上記情報に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、希望する無線接続方式が
設定されなかった場合に、無線通信が可能な状態を保持
しつつ、使用者が面倒な操作を必要とすることなく希望
する無線接続方式への変更が行えるようにし、これによ
り操作性の向上を図り得る無線通信装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の無線接続方式を備え、これらの無線接
続方式を選択的に使用して基地局と無線通信を行う無線
通信装置において、選択される無線接続方式を受け付け
る選択受付手段と、前記選択受付手段にて受け付けた無
線接続方式が、使用可能な場合には当該無線接続方式を
優先して設定し、使用可能でない場合には当該無線接続
方式以外の無線接続方式を設定する設定手段と、この設
定手段により設定された無線接続方式が、前記選択受付
手段にて受け付けた無線接続方式である場合には当該無
線接続方式で利用される無線回線により通信を行い、前
記選択受付手段にて受け付けた無線接続方式とは異なる
場合には、所定の時間的或いは回数的限度をもって前記
選択受付手段にて受け付けた無線接続方式で利用される
無線回線の捕捉を試み、捕捉できた場合には当該無線回
線により通信を行う通信制御手段とを備えている。
【0010】また、本発明は、通信制御手段が、前記選
択受付手段にて受け付けた無線接続方式とは異なる無線
接続方式が設定された場合には、この無線接続方式が設
定されて一定時間経過後から所定の期間、前記選択受付
手段にて受け付けた無線接続方式で利用される無線回線
の捕捉を試みることを特徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】この結果本発明によれば、第1のモード設定制
御手段により、選択受付手段にて受付けた無線接続方式
とは異なる無線接続方式が設定された場合には、第2の
モード設定制御手段により選択受付手段にて受付けた無
線接続方式に無線接続方式を設定し直すための制御が自
動的に行われることになる。このため、無線通信が可能
な状態が保持されつつ、使用者は無線接続方式を設定し
直すための無線接続方式の指定操作を行なわなくても、
所望の無線接続方式に設定でき、これにより操作性を改
善することができる。
【0013】また本発明によれば、無線接続方式を設定
し直すための制御の実行タイミングを適宜設定しておく
ことにより、希望する無線接続方式への変更を少ない制
御回数で早い段階で完了することが可能になる。つま
り、希望する無線接続方式への変更を効率良く行うこと
ができる。
【0014】さらに本発明によれば、無線接続方式を設
定し直すための制御が選択受付手段にて受付けた無線接
続方式が設定されるまで繰り返し行われるので、希望す
る無線接続方式に対応する通信チャネルに空きチャネル
が少ない場合でも、比較的確実に選択受付手段にて受付
けた無線接続方式に変更することが可能となる。また、
その際制御の繰返し数の最大値が規定されているので、
例えば希望する無線接続方式に対応する通信チャネルを
基地局が保有していない場合のように、無駄な制御が際
限なく行われる不具合を防止することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に係わる移動局装置の構成を示す
ものである。
【0016】同図において、図示しない基地局から所定
のタイムスロットにより送られた無線通信信号は、アン
テナ1および共用器(DUP)2を介して受信回路(R
X)3に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)4から出力されるディジタル通話チャネルに対応し
た局部発振信号と合成されて中間周波信号に変換され
る。そして、この受信中間周波信号は、ディジタル変復
調回路(MOD)6によりフレーム同期およびビット同
期が確立された上でディジタル復調される。尚、上記フ
レーム同期およびビット同期により得られた同期情報は
制御回路20に供給される。上記ディジタル変復調回路
6から出力されたディジタル復調信号には、ディジタル
通話信号とディジタル制御信号とがあり、このうちディ
ジタル制御信号は制御回路20に供給されて識別され
る。一方ディジタル通話信号は等化器(EQL)7に供
給され、ここで復調波形の信号等化が行なわれたのち、
誤り訂正符号復号回路(CH−COD)8で誤り訂正復
号化される。そして、音声符号復号回路(SP−CO
D)9で復号化処理されてアナログ通話信号に戻された
のち、音声スイッチ10を介して受話器11に供給さ
れ、この受話器11から拡声出力される。
【0017】一方、話者の送話音声は、送話器12によ
り集音されて音声信号に変換されたのち、音声スイッチ
13を介して音声符号復号回路9に入力され、ここで符
号化される。この符号化により得られたディジタル送話
信号は、制御回路20から出力されるディジタル制御信
号と共に誤り訂正符号復号回路8で誤り訂正符号化され
たのち、ディジタル変復調回路6に入力される。このデ
ィジタル変復調回路6では、上記誤り訂正符号復号回路
8から供給されたディジタル送信信号に応じた中間周波
数の変調信号が発生され、送信回路(TX)5に入力さ
れる。送信回路5では、上記変調信号が周波数シンセサ
イザ4から出力されるディジタル通話チャネルに対応し
た局部発振信号と合成されて高周波信号に変換され、こ
の高周波信号は高周波増幅されたのち共用器2を介して
アンテナ1から基地局へ向けて送信される。
【0018】また本実施例の移動局装置は、ディジタル
方式と現行のアナログ方式とを共存させたシステム、つ
まりデュアルモードの無線電話システムに適用可能な構
成を有している。すなわち、ディジタルモードではなく
アナログモードで無線通話を行なう場合には、制御回路
20の制御により音声スイッチ10,13が音声符号復
号回路9側からアナログ音声処理回路(A−AUD)1
4側に切換わる。そして、受信回路3から出力された受
信中間周波信号は、アナログ音声処理回路14に入力さ
れてここでFM復調されたのち音声増幅され、しかるの
ち音声スイッチ10を介して受話器11に供給され、こ
の受話器11から拡声出力される。これに対し、送話器
12から出力された送話信号は、音声スイッチ13を介
してアナログ音声処理回路14に入力され、ここで中間
周波信号に変換されたのち送信回路5により高周波信号
に変換されてアンテナ1から送信される。
【0019】尚、15は入力表示部であり、この入力表
示部15にはダイヤルキーや発信スイッチなどに加え
て、図示するごとくモード指定スイッチ51および液晶
表示器(LCD)52が設けられている。モード指定ス
イッチ51は、無線通信方式としてアナログモード、デ
ィジタルモードあるいはモードを特に指定しないデュア
ルモードを選択的に指定するために使用される。また1
6は電源回路であり、バッテリ17の出力を基に所望の
動作電圧Vccを生成して上記各回路に供給する。
【0020】ところで、制御回路20は例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として備えたもので、発着呼に
係わる接続制御や通話制御などの通常の制御手段に加え
て、第1のモード変更制御手段21と、第2のモード変
更制御手段22とを有している。
【0021】第1のモード変更制御手段21は、通話中
に入力表示部15のモード指定スイッチ51が操作され
た場合に、無線通信方式をこのスイッチにより指定され
たモードに変更するためのハンドオフ制御を所定の手順
で実行する。
【0022】第2のモード変更制御手段22は、上記第
1のモード変更制御手段21によるモード変更の結果、
モード指定スイッチ51により指定入力された希望モー
ドに無線通信方式が設定されたか否かを判定する。そし
て、希望するモードとは異なるモードに設定されたと判
定された場合に、希望するモードに変更されるまで、一
定の時間間隔で無線通信方式を上記希望モードに変更す
るためのハンドオフ制御を繰返し実行する。その際、ハ
ンドオフ制御の最大繰返し数は例えば5回に設定され
る。次に、以上のように構成された移動局装置の動作
を、制御回路20の制御手順に従って説明する。
【0023】待受状態(非通話状態)において、制御回
路20は図2に示すごとくステップ3a,3bでそれぞ
れ着呼の到来監視および発呼の発生監視を行ないなが
ら、ステップ3cでモード指定スイッチ51の操作監視
を行なっている。そして、この状態でモード指定スイッ
チ51が操作されると、制御回路20はステップ3dに
移行してここで上記モード指定スイッチ51により指定
入力されたモードを制御回路20内のRAMに記憶す
る。また、この指定入力されたモード(要求モード)の
表示パターンがLCD52に表示される。
【0024】一方、この状態でいま仮に使用者が発呼操
作を行なったとする。そうすると制御回路20は、次の
ように発呼に応じた回線接続制御を実行する。すなわ
ち、図3に示すごとく先ずステップ4aでアクセスチャ
ネルと呼ばれる制御チャネルを捕捉設定し、続いてステ
ップ4bでRAMから指定入力モードを読出して、この
指定入力モードを表わす情報を含んだ発呼信号をステッ
プ4cで作成する。そして、この作成された発呼信号を
ステップ4dにより図6のSに示すごとく基地局に向け
て送信する。また制御回路20は、この発呼信号の送信
後にステップ4eにて基地局からの発呼応答信号の返送
を監視する。そして、図6のSに示すように発呼応答信
号が返送されると、この発呼応答信号に挿入されている
通話チャネル指示情報に応じて、該当する通話チャネル
を捕捉し設定する。そして、制御回路20はステップ4
gで設定した通話チャネルを判定し、この判定結果に従
ってアナログモードまたはディジタルモードに応じた通
話制御に移行する。
【0025】例えば、いま要求モードとして図6(b)
に示すごとくデュアルモードが指定されており、これに
応じて基地局からアナログ通話チャネルが指示されたと
する。そうすると制御回路20は、ステップ4fで装置
内の動作モードをアナログモードに設定するとともに、
上記基地局から指示されたアナログ通話チャネルを捕捉
して設定し、ステップ4gを経てアナログ通話制御に移
行する。したがって、以後使用者は図6(c)に示すご
とくアナログモードによる通話または通信が可能とな
る。
【0026】尚、基地局からディジタル通話チャネルが
指示された場合には、制御回路20は指示されたディジ
タル通話チャネルを捕捉設定したのち、ステップ4gを
経てディジタル通話制御に移行する。
【0027】さて、例えばいま上記したようにアナログ
通話制御に移行したとする。そうすると制御回路20
は、図4に示すごとく先ずステップ5aで制御フラグf
をリセット(f=0)したのち、ステップ5b、ステッ
プ5cおよびステップ5dでそれぞれ終話監視、基地局
からのハンドオフ指令の到来監視、およびモード指定ス
イッチ51の操作監視を繰返し行なう。
【0028】この状態で、例えば通話内容を通常通話か
ら秘話通話に切替えるべく、使用者がモード指定スイッ
チ51を操作して「ディジタルモード」を指定入力した
とする。そうすると、制御回路20はこの操作をステッ
プ5dで検出して、これにより入力指定されたディジタ
ルモードを制御回路20内のRAMに記憶するととも
に、モード指定状態となる。次に制御回路20は、ステ
ップ5eに移行してここで制御フラグfがセットされて
いるか否かを判定する。そして、いま制御フラグfはセ
ットされていないのでステップ5fに移行して、ここで
上記指定入力モード(ディジタルモード)を表わす情報
を含んだモード変更要求メッセージを作成し、このモー
ド変更要求メッセージを図6(a)のH0に示すように
基地局へ向け送信する。このとき上記モード変更要求メ
ッセージの送信は、アナログ通話信号に割り込むかまた
は重畳することにより行なわれる。このモード変更要求
メッセージの送信後に制御回路20は、図示しないステ
ップにて基地局からの変更要求承認(ACK)応答メッ
セージの返送を監視し、一定時間以内に、例えば200mse
c 以内に、基地局からACK応答メッセージが返送され
ると、次にステップ5cでハンドオフ指令の到来監視を
行なう。
【0029】この状態で基地局からハンドオフ指令が到
来したとする。そうすると制御回路20は、ステップ5
gに移行してここで上記ハンドオフ指令により指示され
たモードが要求した希望モードであるか否かを判定す
る。そして、希望モードであったとすると、ステップ5
mに移行してここでアナログモードをディジタルモード
に切替えるためのモード切替え処理を行なう。すなわ
ち、上記ハンドオフ指令にはディジタル通話チャネルの
指示情報が挿入されており、制御回路20はこの指示情
報に従って該当するディジタル通話チャネルを捕捉し、
かつこのディジタル通話チャネルの送受信タイミングの
調整などを行なったのち、基地局と同期して現在設定中
のアナログ通話チャネルを上記新たなディジタル通話チ
ャネルに切替える。またそれとともに音声スイッチ1
0,13を、ディジタルアナログ音声処理回路(A−A
UD)14側から音声符号復号回路9側に切替える。そ
して、この切替え終了後に制御回路20は、希望するモ
ードへの切替えが完了したと判断してステップ5nでモ
ード指定状態をリセットし、しかるのちディジタル通話
制御に移行する。
【0030】これに対し、いま仮にディジタル通話チャ
ネルに空きがなく、図6(a)のH0に示すように上記
ハンドオフ指令によりアナログモードが指示されたとす
る。そうすると制御回路20は、ステップ5gで希望し
ないモードが指示されたと判定してステップ5hに移行
し、ここで制御フラグfをセット(f=1)したのち、
ステップ5iによりモード切替え処理を行なう。すなわ
ち、上記ハンドオフ指令には新たなアナログ通話チャネ
ルを指示する情報が挿入されており、この情報に従って
該当するアナログ通話チャネルを捕捉したのち、基地局
と同期して通話チャネルをこの新たなアナログ通話チャ
ネルに切替える。そしてこの通話チャネルの切替えが終
了すると、制御回路20はステップ5jでタイマを起動
したのち、ステップ5b以降の通話制御に戻る。
【0031】さて、この通話制御では、まだ希望モード
への切替えが完了しておらずモード指定状態は依然有効
となっており、かつ制御フラグfはセット(f=1)さ
れているので、制御回路20はステップ5bからステッ
プ5c,ステップ5dおよびステップ5eを経てステッ
プ5kに移行し、このステップ5kで上記タイマがタイ
ムアウトしたか否かを判定したのちステップ5bに戻る
ルーチンを実行する。このとき上記タイマの計時時間
は、例えば30秒程度に設定されており、30秒が経過
すると制御回路20はステップ5lでタイムアウトの回
数が5回に達したか否かを判定し、達していなければス
テップ5fに移行する。そして、このステップ5fでデ
ィジタルモードへの変更を要求するためのモード変更要
求メッセージを再度作成し、このメッセージを図6
(a)のH1に示すごとく基地局へ向け送出する。つま
り、モード変更要求メッセージの自動再送出が行なわれ
る。
【0032】このモード変更要求メッセージを送出する
と制御回路20は、ステップ5cで基地局からのハンド
オフ指令の返送を監視し、変更要求承認(ACK)応答
メッセージに続いてハンドオフ指令が返送されると、ス
テップ5gでこのハンドオフ指令で指示されたモードが
希望したディジタルモードであるか否かを判定する。こ
の判定の結果、図6(a)のH1に示すごとく、今度も
またアナログモードが指示されたとすると、制御回路2
0はステップ5hを経てステップ5iに移行し、ここで
現在設定中のアナログ通話チャネルから、上記ハンドオ
フ指令により新たに指示されたアナログ通話チャネルへ
モードを切替えるための制御を実行する。そして、ステ
ップ5jでタイマを再度起動させたのち、ステップ5b
〜ステップ5kによる通話制御に戻る。
【0033】そして、30秒が経過して上記タイマがタ
イムアウトすると、制御回路20はステップ5lを経て
ステップ5fに移行し、ここでディジタルモードへの変
更を要求するためのモード変更要求メッセージをまた作
成し、このメッセージを図6(a)のH2に示すごとく
基地局へ向け送出する。つまり、モード変更要求メッセ
ージの再々送出が行なわれる。そして、このモード変更
要求メッセージの送出後、制御回路20は上記2回目の
送出の場合と同様にステップ5cで基地局からのハンド
オフ指令の返送を監視する。
【0034】ところで、この状態で基地局においてディ
ジタル通話チャネルに空きができたとする。そうすると
基地局は、変更要求承認(ACK)応答メッセージを返
送したのち、上記空きのディジタル通話チャネルの指示
情報を挿入したハンドオフ指令を作成して、図6(a)
のH2のように移動局へ送出する。そうすると移動局の
制御回路20は、ステップ5cで上記ハンドオフ指令を
受信してステップ5gに移行し、ここでこの受信したハ
ンドオフ指令で指示されたモードが希望したディジタル
モードであるか否かを判定する。そして、希望していた
ディジタルモードが指示されたと判定すると、ステップ
5gからステップ5mに移行し、ここでアナログ通話チ
ャネルからディジタル通話チャネルへ切替えるためのモ
ード切替え処理を実行する。かくして、移動局の無線通
信方式は、図6(c)に示すごとくアナログモードから
ディジタルモードに切替えられ、以後移動局はディジタ
ルモードによる例えば秘話通話が可能となる。
【0035】なお、ディジタルモードにより通話が行な
われている状態からアナログモードに切替える場合に
も、以上の制御手順と同様に行なわれる。図5はその制
御手順および制御内容を示すフローチャートである。
【0036】以上のように本実施例であれば、通話中に
モード指定スイッチ51のモード指定操作に応じてモー
ド変更要求メッセージを送出した結果、基地局から希望
モードへのハンドオフ指令が到来しなかった場合に、一
定時間後にモード変更要求メッセージを再送出するよう
にしたので、最初のモード変更要求メッセージ送出時に
は例えば空きの通話チャネルがなく希望するモードへの
ハンドオフが行なわれなかった場合でも、上記再送出に
より希望モードへのハンドオフを実現することが可能と
なる。またその際、モード変更要求メッセージの再送出
は自動的に行なわれるので、使用者はモード指定スイッ
チ51の再操作をわざわざ行なう必要がなく、これによ
り使用者の操作上の負担を軽減して操作性を向上させる
ことができる。
【0037】また本実施例であれば、モード変更要求メ
ッセージの再送出を、希望モードへのハンドオフ指令が
到来するまで一定の時間(30秒)間隔で繰り返し行な
うようにしたので、例えば基地局における通話トラヒッ
クが高く、1回目の再送出で希望するモードへのハンド
オフが行なわれなかった場合でも、希望するモードへの
ハンドオフを略確実に実現することができる。またその
際に、モード変更要求メッセージを再送出する時間間隔
を、統計的に空き通話チャネルがもっとも多く生じる値
に設定しておけば、少ない送出で早い段階でハンドオフ
を実現することができる。
【0038】さらに、モード変更要求メッセージの再送
出回数の上限(5回)を規定したことにより、例えば対
向する基地局が希望するモードに対応する通話チャネル
を保有していない場合のように、ハンドオフが事実上不
可能な場合に、無駄な制御が半永久的に繰り返される不
具合を防止することができる。
【0039】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では通話中にハンドオ
フのためのモード変更要求を行なった結果、希望するモ
ードへのハンドオフが行なわれなかった場合に、モード
変更要求メッセージの自動再送出を行なうようにした
が、発呼または着呼に伴う無線回線接続時に希望するモ
ード以外のモードが設定された場合に、モード変更要求
メッセージを自動的に送出して、希望するモードへのハ
ンドオフが行なわれるように構成してもよい。
【0040】また前記実施例では、モード変更要求メッ
セージの送出の結果、現在設定中のモードと同じモード
へのハンドオフが指示された場合にも、この指示に応じ
てハンドオフ処理を行なうようにしたが、現在設定中の
モードと同じモードへのハンドオフが指示された場合に
はハンドオフ処理を行なわないようにしてもよい。この
様にすれば、ハンドオフに伴う通話信号の瞬断などが発
生しないようにすることができ、これにより通話品質の
劣化を防止することができる。
【0041】さらに、前記実施例ではモード変更要求メ
ッセージを再送出する際の時間間隔を一定値(30秒)
に固定したが、モード変更要求メッセージの送出回数に
応じて可変したり、またその都度ランダムに設定するよ
うにしてもよい。
【0042】また、希望するモードにハンドオフできな
かった旨、もしくはハンドオフできた旨を報知するよう
にしてもよい。その報知方法としては、例えばLCD5
2に表示されるモードの表示パターンを点滅させたり、
また発光ダイオードを点灯または点滅させる方法を用い
ることができ、さらには鳴音を発生させたり、音声合成
回路により音声メッセージを生成して出力することによ
り報知することも可能である。
【0043】その他、適用するシステムや移動局の種
類、無線通信装置の構成、第1のモード設定制御手段お
よび第2のモード設定制御手段の制御手順や制御内容な
どについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述に説明したように本発明によれ
ば、複数の無線接続方式を備え、これらの無線接続方式
を選択的に使用して基地局と無線通信を行う無線通信装
置において、選択される無線接続方式を受付ける選択受
付手段と、前記選択受付手段にて受付けた無線接続方式
を優先して設定する設定手段と、この設定手段により設
定された無線接続方式が、前記選択受付手段にて受け付
けた無線接続方式とは異なる場合に、前記選択受付手段
にて受け付けた無線接続方式で利用される無線回線を補
足して通信を行う通信制御手段とを具備したことを特徴
とし、希望する無線接続方式が設定されなかった場合
に、無線通信が可能な状態を保持しつつ、面倒な操作を
必要とすることなく、希望する無線接続方式への変更が
行えるようにし、これにより操作性の向上を図り得る無
線通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる無線通信装置の構成
を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の制御回路が実行する待受状
態における制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図3】図1に示した装置の制御回路が実行する回線接
続制御の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図4】図1に示した装置の制御回路が実行するアナロ
グ通話制御の制御手順および制御内容を示すフローチャ
ート。
【図5】図1に示した装置の制御回路が実行するディジ
タル通話制御の制御手順および制御内容を示すフローチ
ャート。
【図6】図1に示した装置のモード変更時におけるシー
ケンスを説明するための図。
【図7】デュアルモード方式を採用した移動無線通信シ
ステムの概略構成を示す図。
【符号の説明】
NW…有線通信網、CS…制御局、BS1,BS2,…
基地局、MS1,MS2,…移動局、E1,E2,…無
線ゾーン、1…アンテナ、2…共用器(DUP)、3…
受信回路(RX)、4…周波数シンセサイザ(SY
N)、5…送信回路(TX)、6…ディジタル変復調回
路(MOD)、7…等化器(EQL)、8…誤り訂正符
号復号回路(CH−COD)、9…音声符号復号回路
(SP−COD)、10,13…音声スイッチ、11…
受話器、12…送話器、14…アナログ音声処理回路
(A−AUD)、15…入力表示部、16…電源回路、
17…バッテリ、20…制御回路、21…第1のモード
変更制御手段、22…第2のモード変更制御手段、51
…モード指定スイッチ、52…液晶表示器(LCD)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/30 (56)参考文献 特開 昭63−99662(JP,A) 特開 平1−282930(JP,A) 特開 平3−227148(JP,A) 特開 平3−247065(JP,A) 特開 平4−249455(JP,A) 実開 平3−90160(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/20 - 7/38 H04M 1/725

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線接続方式を備え、これらの無
    線接続方式を選択的に使用して基地局と無線通信を行う
    無線通信装置において、 選択される無線接続方式を受け付ける選択受付手段と、 前記選択受付手段にて受け付けた無線接続方式が、使用
    可能な場合には当該無線接続方式を優先して設定し、使
    用可能でない場合には当該無線接続方式以外の無線接続
    方式を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された無線接続方式が、前記選
    択受付手段にて受け付けた無線接続方式である場合には
    当該無線接続方式で利用される無線回線により通信を行
    い、前記選択受付手段にて受け付けた無線接続方式とは
    異なる場合には、所定の時間的或いは回数的限度をもっ
    て前記選択受付手段にて受け付けた無線接続方式で利用
    される無線回線の捕捉を試み、捕捉できた場合には当該
    無線回線により通信を行う通信制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 通信制御手段は、前記選択受付手段にて
    受け付けた無線接続方式とは異なる無線接続方式が設定
    された場合には、この無線接続方式が設定されて一定時
    間経過後から所定の期間、前記選択受付手段にて受け付
    けた無線接続方式で利用される無線回線の捕捉を試みる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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