JPS6322264Y2 - - Google Patents

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JPS6322264Y2
JPS6322264Y2 JP1982053758U JP5375882U JPS6322264Y2 JP S6322264 Y2 JPS6322264 Y2 JP S6322264Y2 JP 1982053758 U JP1982053758 U JP 1982053758U JP 5375882 U JP5375882 U JP 5375882U JP S6322264 Y2 JPS6322264 Y2 JP S6322264Y2
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JP
Japan
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sole
tile
foot
feet
tiles
Prior art date
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JP1982053758U
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JPS58156829U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 タイルの裏面には、従来より種々の型の裏足が
形成されている。この裏足には、第1図及び同図
A−A線で切断した中間省略拡大断面図の第2図
に示す如く、突条を多数平行して設けたものや、
図示しない突起を規則的に多数配設したり、ある
いは不規則に分散配設するものなど各種のものが
ある。これらの裏足は、タイルを下地に貼り着け
施工した場合の接着強度を向上させると共に、複
数のタイルを互に接近した状態で焼成する場合
に、隣り合うタイル同志の接触点を分散せしめ
て、施釉表面に局部的な型写を生ぜしめないよう
にする利点がある。
ところが、この裏足は、タイルの製造過程中の
匣鉢詰め工程で、別のトラブルを生ぜしめてい
た。裏足付きタイルは、その生素地が型押成形さ
れ、素焼き施釉の後、本焼き準備のためベルトコ
ンベア等により匣鉢詰め工程へと移送され、移送
の途中では、本焼き前のタイルは2枚が1組とさ
れ、互にその裏面同志が合され、順次に匣鉢詰め
作業員の前に並べられる。作業員は、第3図に示
す如く2枚1組の本焼き前のタイルイ,ロを片手
で掴み取り、匣鉢ハの中へ整列して詰め込むので
あるが、本焼き前のタイルイ,ロは互にずれを生
じていることが多く、これを整合状態に矯正しよ
うとしても、裏足同志が係り合つて、片手をもつ
てしては容易に矯正できない状況にあつた。この
場合、作業員の他方の手は、匣鉢ハ中に不完全に
詰められた本焼き前のタイルを保持しておく必要
があるから、整合のために他方の手を利用するこ
とは不可能である。そのため、本焼き前のタイル
イ,ロはややもすると不整合のままで匣鉢ハ内に
詰め込まれる傾向があり、そのまま本焼工程へ持
ち込まれたりすると、運搬や焼成途中において詰
め崩れを起こし、これが原因して損傷するなどに
より不良品を発生することがしばしばあつた。
本考案は、前記従来の欠点を解消する目的をも
つて、裏足の形成に改良を施したものであり、匣
鉢詰め時に、片手によつても、よくそのずれを矯
正することができるように配慮し、焼成時の詰め
崩れによる不良品の発生を防止し、併せて、下地
へ貼り着け施工する際の接着強度を、一層向上せ
しめるべく配慮したものである。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
第4図は本考案に係るタイル裏面を正面視した
図であり、第5図は第4図のものをB−B線で切
断し、中間省略して示した拡大断面図である。1
は、四周辺近傍の平滑領域2を除く中央部の広範
囲を占める裏足形成領域であり、この裏足形成領
域1内には、突条をなす裏足3が多数平行して形
成されている。また、この裏足形成領域1の四つ
の隅角部の外側には、相隣して延びる2辺によつ
てL字状をなした外郭裏足4a,4b,4c,4
d(全部を総称して4とする)が形成され、この
外郭裏足4a,4b,4c,4dはそれぞれの隅
角部を2側方から囲むように配されている。そし
て、この外郭裏足4を形成した点が本考案の要部
である。これを断面で示す第5図で見れば、側縁
近傍を占める周辺平滑域2の外側寄りがクツシヨ
ン部5になつており、このクツシヨン部5に続く
水平部6に外郭裏足4b,4cが形成され、その
内側に多数の突条裏足3が連続して形成されてて
いる。前記クツシヨン部5は、タイル周縁部の面
取り部として機能する。従つて、運搬時や施工時
等において、タイルが他の部材等に当たつたとし
ても、タイル周縁部が容易に欠損するというよう
なことはない。つまり、前記クツシヨン部5は、
タイル周縁部を保護する働きがある。
外郭裏足4cが形成された部分を更に拡大して
示せば第6図の如くである。この実施例における
各部の寸法関係を具体的に示せば、タイル厚さh
は4.5〜5.0mm、クツシヨン部5の面取高さh0は0.4
mm、外郭裏足4cの高さh1は0.4〜0.5mm、裏足3
の高さh2は0.3〜0.4mm、平滑域2の幅bは10mm、
クツシヨン部5の幅b0は5mm、水平部6の幅b1
5mm、外郭裏足4cの頂面幅b2は3〜4mm、裏足
3の幅b3は3mmそして外郭裏足4cの長さlは10
mm以上とされている。この寸法中、重要なのは外
郭裏足4cの高さh1、その頂面幅b2及びその長さ
lである。外郭裏足4は、本焼き前の2枚のタイ
ルの裏面を互に対面せしめて合せたとき、裏足3
同志の係り合いを防止するためのものであるか
ら、その高さh1は裏足3の高さh2と同等かそれ以
上であることを要し、外郭裏足4の頂面幅b2は本
焼き前の2枚のタイル相互間にずれが生じている
ときに、片手でも摺動矯正の操作が可能なような
平面とするためのものであり、外郭裏足4の長さ
lは匣鉢詰め工程へ本焼き前のタイルが移送され
てきたときの1組の本焼き前のタイル相互間に生
じ得るずれ量を、充分にカバーし得る長さでなけ
ればならない。1組の本焼き前のタイル相互間に
生じるずれ量は最大10〜15mm程度であることが経
験上知られているから、この実施例の場合、総て
の外郭裏足4の長さをそれぞれ10mm以上としてお
けば、最大ずれ量15mmのときでも、外郭裏足4の
頂面同志は必ず接触し合う関係にあり、裏足3同
志の係り合いを防止し、かつ、ずれ量を容易に矯
正操作することができるものである。
外郭裏足4はまた、裏足形成領域1の隅角部近
傍だけでなく、裏足形成領域1のほぼ全域を囲む
ように形成してもよい。その場合の例を示せば第
7図の如くである。この場合は、タイルの生素地
を型押成形する場合に、裏足形成領域1内に滞溜
する空気を抜き出すための空気抜き溝7を設けて
おくのがよい。
この実施例では、裏足3群は突条多数を平行し
て形成するものとしたが、それらの形状は図示の
ものに限定されるものではない。例えば交錯した
様々の突条を成形してもよいし、小さなピラミツ
ド状の裏足を不規則に分散配置するものであつて
もよい。
本考案に係るタイルは以上の如き構成になつて
いるため、2枚1組の本焼き前のタイルが裏面合
せされて、匣鉢詰め工程に移送されてきたとき
に、本焼き前のタイル相互間にずれが生じていて
も、外郭裏足4が形成されていることによつて、
裏足形成領域1の裏足3同志が係り合うことがな
いから、そのずれを容易に矯正操作することがで
き、整然とした匣鉢詰めが可能となり、よつて焼
成工程における詰め崩れを防ぎ、損傷のない焼上
りタイルを得ることができる。また、この外郭裏
足4は従来の裏足3と協力して、下地への貼着施
工時の接着強度を補強するだけでなく、完全接着
が行なわれるまでの養生中に、ややもすると生じ
やすい貼着ずれを防止する効果をも有している。
これは裏足突条の方向を垂直にして、壁面下地に
貼着する場合にも効果を奏し得るものである。こ
れは、外郭裏足4がL字状に形成されているため
の投錨効果によるものである。更にまた、本願考
案は外殻裏足4を周辺平滑域2の水平部6に形成
しており、水平部6の外周側にクツシヨン部5を
そのまま残すことが可能である。従つて、クツシ
ヨン部5によるタイル周縁を保護する効果を喪失
することなく、外殻裏足4による前述した各効果
を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のタイル裏面の裏足形
成状態を示すものであつて、第1図はタイル裏面
を平面視した図、第2図は第1図のA−A線で切
断したところを示す中間省略拡大断面図、第3図
は従来の裏足が付された本焼き前のタイルを匣鉢
詰めしている状態を示す部分断面図、第4図乃至
第7図は本考案に係る裏足付きタイルを示すもの
であつて、第4図はタイル裏面を平面視した図、
第5図は第4図のB−B線で切断したところを示
す中間省略拡大断面図、第6図は外郭裏足が形成
された近傍を更に拡大した断面図、第7図は他の
実施例におけるタイル裏面を平面視した図であ
る。 1……裏足形成領域、2……周辺平滑域、3…
…裏足、4……外郭裏足、5……クツシヨン部、
6……水平部、7……空気抜き溝、h……タイル
厚さ、h0……クツシヨン部の面取り高さ、h1……
外郭裏足の高さ、h2……裏足の高さ、b……周辺
平滑域の幅、b0……クツシヨン部の幅、b1……水
平部の幅、b2……外郭裏足の頂面幅、b3……裏足
の幅、l……外郭裏足の長さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 裏面の四周辺平滑域を、タイル中央寄りの水平
    部と、該水平部に連続し、タイル周縁へ至る下り
    勾配の傾斜面とされたクツシヨン部とで形成し、
    前記四周辺平滑域を除く裏足形成域に凹凸状の多
    数の裏足が形成されてなるタイルにおいて、前記
    裏足形成領域の四つの隅角部外側の前記水平部
    に、相隣り合つて延びる2つの辺によつて前記隅
    角部を囲むように外殻裏足を設けると共に、裏足
    形成領域に前記外殻裏足よりも高さの低い裏足を
    多数形成して成り、前記外殻裏足は各辺方向の長
    さが夫々10mm以上であることを特徴とする裏足付
    きタイル。
JP5375882U 1982-04-13 1982-04-13 裏足付きタイル Granted JPS58156829U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5375882U JPS58156829U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 裏足付きタイル

Applications Claiming Priority (1)

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JP5375882U JPS58156829U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 裏足付きタイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58156829U JPS58156829U (ja) 1983-10-19
JPS6322264Y2 true JPS6322264Y2 (ja) 1988-06-20

Family

ID=30064404

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JP5375882U Granted JPS58156829U (ja) 1982-04-13 1982-04-13 裏足付きタイル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154539U (ja) * 1983-04-01 1984-10-17 積水化学工業株式会社 タイル片
JP5868632B2 (ja) * 2011-08-11 2016-02-24 ケイミュー株式会社 壁材

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Publication number Publication date
JPS58156829U (ja) 1983-10-19

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