JP3433704B2 - 便器及びその製造方法 - Google Patents

便器及びその製造方法

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俊也 西川
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東陶機器株式会社
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用時に床に当接される便器の側
縁部と、前記側縁部に取り囲まれ、かつ床に当接しない
底面部とを有する陶器製便器の焼成工程においては、底
面部の焼成変形及び亀裂等の破損を防止するために、焼
成前の品物の各々に対して底面部下方にヨリ土で待ち受
けを設けたり、あるいは、製品形状固有の栃を焼成窯の
焼成台上に設置したり(図3)した後に、焼成するとい
う技術が知られていた。また、乾燥工程においては、便
器成形体底面部の移動運搬時の振動による破損防止のた
め、乾燥受けの形状改良(成形体底面部と受けとの間の
接触面積を増やし、且つ通気を悪化させない改良)や緩
衝材を敷く等の技術が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術を用
いた場合には、焼成工程においては、便器1個毎に待ち
受けを作製する作業や栃を設置する作業等が必要とな
り、かつそれが毎回の焼成毎に必要となるため多大の手
間を要する。また、毎回の焼成毎にヨリ土や栃等の炉材
が必要となり、生産コストがかさむ。また、乾燥工程に
おいては、便器成形体の移動運搬時の振動により品物が
破損しやすい。また、上記破損を防止しようとすると、
毎回余計な緩衝材等の破損防止材が必要となり、生産コ
ストがかさむという問題があった。そこで本発明では、
上記課題を解決するために、上記製造工程において、変
形、破損せず且つ余計な作業工程及び破損・変形防止材
を必要としない便器及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決すべく、使用時に床に当接される便器の側縁部と、前
記側縁部に取り囲まれ、かつ床に当接しない底面部とを
有する便器であって、前記底面部の下面側には、荷重を
分散して、焼成工程や乾燥工程において、変形、破損を
防止する突起構造がほぼ床に当接するように形成され、
しかも、突起構造は複数のリブを連結させた構造である
ことを特徴とする便器を提供する。
【0005】底面部の下面側には、前記側縁部以外にも
突起構造が形成されていることにより、製品荷重が分散
されるので、焼成工程や乾燥工程において、変形、破損
せず且つ余計な作業工程及び炉材、緩衝材等の破損、変
形防止材を必要としない便器が提供可能となる。
【0006】記突起構造は、複数設けられているように
することで、より製品荷重が分散されやすくなる。
【0007】突起構造は、ほぼ床に当接するように設け
られているようにすることで、製品荷重受け面(床接触
面)の面積が増加し、より製品荷重が分散されやすくな
る。
【0008】本発明の好ましい態様においては、突起構
造の下端は、床面より1〜2mm上方に位置するようにす
る。そうすることにより、焼成過程で該突起構造の押し
上げによる製品の変形、破損を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい態様に
ついて図に基づいて説明するが、本発明は以下に限定さ
れるものではない。図1は、本発明の一実施態様に係る
小便器の底平面図及びA−A’断面図である。図1の小
便器の底面部分は、使用時に床に当接される便器の側縁
部2と、前記側縁部2に取り囲まれ、かつ床に当接しな
い底面部3とを有している。底面部3の下面側には、突
起構造1が形成されている。突起構造1は、複数のリブ
を連結させた構造からなり、2箇所に設けられている。
各々の突起構造1は、A−A’断面図に示されるよう
に、ほぼ床に当接するように設けられている。このよう
な構造にすることにより、製品荷重受け面(床接触面)
の面積が増加し、製品荷重が分散されるので、焼成工程
や乾燥工程において、変形、破損が防止される。
【0010】上記小便器は、以下の方法により製造可能
である。 (1)基本的工程は、従来の小便器と同様であり、成形
工程、施釉工程、乾燥工程、焼成工程による。突起構造
1は、上記成形工程において、便器本体を同時に鋳込み
成形することにより形成する。この場合、突起構造は二
重鋳込み成形により形成すると、着肉時間が短縮でき、
好ましい。 (2)基本的工程は、従来の小便器と同様であり、成形
工程、施釉工程、乾燥工程、焼成工程による。突起構造
1は、上記成形工程において、鋳込み成形により小便器
本体の成形体を作成した後に接着することにより形成す
る。
【0011】成形体における突起構造1の下端は、焼成
台に載せたときに、その上面より1〜2mm上方に位置
するようにするのが好ましい。そうすることにより、焼
成過程で該突起構造の押し上げによる製品の変形、破損
を防止することができる。
【0012】図2は、本発明の一実施態様に係る大便器
の底平面図である。図2の大便器の底面部分は、使用時
に床に当接される便器の側縁部2と、前記側縁部2に取
り囲まれ、かつ床に当接しない底面部3とを有してい
る。底面部3の下面側には、突起構造1が形成されてい
る。突起構造1は、複数のリブを連結させた構造からな
り、ほぼ床に当接するように設けられている。このよう
な構造にすることにより、製品荷重受け面(床接触面)
の面積が増加し、製品荷重が分散されるので、焼成工程
や乾燥工程において、変形、破損が防止される。
【0013】上記小便器は、以下の方法により製造可能
である。 (1)基本的工程は、従来の大便器と同様であり、成形
工程、施釉工程、乾燥工程、焼成工程による。突起構造
1は、上記成形工程において、便器本体を同時に鋳込み
成形することにより形成する。この場合、突起構造は二
重鋳込み成形により形成すると、着肉時間が短縮でき、
好ましい。 (2)基本的工程は、従来の大便器と同様であり、成形
工程、施釉工程、乾燥工程、焼成工程による。突起構造
1は、上記成形工程において、鋳込み成形により大便器
本体の成形体を作成した後に接着することにより形成す
る。
【0014】成形体における突起構造11の下端は、焼
成台に載せたときに、その上面より1〜2mm上方に位
置するようにするのが好ましい。そうすることにより、
焼成過程で該突起構造の押し上げによる製品の変形、破
損を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、各製造工程において、
変形、破損せず且つ余計な作業行程、及び炉材、緩衝材
等の破損、変形防止材を必要としない便器を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小便器の一実施態様の底平面図及び
A−A’断面図。
【図2】 本発明の大便器の一実施態様の底平面図。
【図3】 従来の小便器の底平面図及びB−B’断面
図。
【符号の説明】
1…突起構造 2…側縁部 3…便器底面部 4…敷栃 ページ(1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用時に床に当接される便器の側縁部と、
    前記側縁部に取り囲まれ、かつ床に当接しない底面部と
    を有する便器であって、 前記底面部の下面側には、荷重を分散して、焼成工程や
    乾燥工程において、変形、破損を防止する突起構造が
    ぼ床に当接するように形成され、しかも、突起構造は複
    数のリブを連結させた構造であることを特徴とする便
    器。
  2. 【請求項2】使用時に床に当接される便器の側縁部と、
    前記側縁部に取り囲まれ、かつ床に当接しない底面部と
    を有し、前記底面部の下面側には、突起構造が形成され
    た便器成形体を形成する工程、 前記便器成形体上に施釉する工程、 焼成する工程を含んでなり、 同焼成する工程は、前記便器成形体を焼成台に載置する
    工程と、炉内焼成する工程とを含んでなり、前記載置す
    る工程では前記便器成形体における前記突起構造の下端
    は、前記焼成台上面より1〜2mm上方に位置するよう
    に載置されることを特徴とする便器の製造方法
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