JP2566228Y2 - 瓦 - Google Patents

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JP2566228Y2
JP2566228Y2 JP4004892U JP4004892U JP2566228Y2 JP 2566228 Y2 JP2566228 Y2 JP 2566228Y2 JP 4004892 U JP4004892 U JP 4004892U JP 4004892 U JP4004892 U JP 4004892U JP 2566228 Y2 JP2566228 Y2 JP 2566228Y2
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JP
Japan
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tile
block
drying
roof tile
fitting portion
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JP4004892U
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Inventor
勇 川上
Original Assignee
有限会社川上窯業所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、瓦の製造工程におい
て、プレス成形された瓦を乾燥させる台として用いられ
る乾燥パレットに横ぶれが少なくなるようにして載せる
ことができる瓦に関する。
【0002】
【従来技術】瓦の製造は一般に、捏ねた粘土を押出機よ
り押出して一定寸法に裁断し、これをプレス機によりプ
レス成形したのち個々の乾燥パレット上にそれぞれ一つ
ゞつ載せ、ついで乾燥機に入れて乾燥するようになって
おり、乾燥後は釉薬を塗り、窯に入れて焼成することに
より行っている。
【0003】図1は、桟瓦の乾燥時に用いられる乾燥パ
レットについて示すもので、矩形状の枠1上に高さを異
にした三個のブロック2a、2b、2cを並設し、その
上にプレス成形された桟瓦3が横向きに寝かせて載置さ
れるようにしてあり、各ブロック上面は桟瓦3の形状に
合わせてそれぞれ傾斜ないし彎曲面に形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】瓦の乾燥時において
は、乾燥及び焼成工程で瓦が収縮することが避けられ
ず、その収縮量は乾燥及び焼成工程でそれぞれ5%程度
にも達する。瓦の収縮は乾燥工程においてことに問題と
なる。乾燥前の瓦はまだ柔らかくて変形し易いため、ブ
ロックが瓦の所定位置よりずれると、ブロックのコーナ
ー部分が瓦に喰い込んで窪みを形成したり,瓦のバラン
スが崩れて一方の側にずれ、ずれた側が垂れ下がって変
形することがあるためである。
【0005】本考案は、乾燥パレット上に載せた瓦の一
部を拘束して該箇所での瓦のずれを解消することができ
る瓦を提供することを第1の目的とし、ずれを少なくす
ることができる瓦を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題の解決手段】第1の目的を達成するための瓦は、
乾燥パレット上に載せたとき、乾燥パレットのブロック
が当たる部分に上記ブロックが嵌合する嵌合部を設けた
ことを特徴とするものであり、第2の目的を達成するた
めの瓦は、上記嵌合部を瓦の中央部に設けたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】乾燥パレット上に載せた瓦は、嵌合部がブロッ
クに嵌合することにより動きが拘束される。乾燥時には
嵌合部でのずれは生じないが、嵌合部より離れるに従
い、収縮によるずれが多くなり、嵌合部より最も離れた
端でずれは最大となる。したがって嵌合部は瓦中央部に
設けると、一端に設けるよりもずれが半減する。
【0008】本考案の掛合部は、例えばブロックの上面
と合致した形状を有し、瓦に直接形成されるか或いは瓦
に突設される突部に形成される窪み、ブロックを挟む一
対の突起等より構成される。
【0009】
【実施例】図2は、図1に示すような桟瓦用の乾燥パレ
ットに置かれる洋風瓦について示すもので、洋風瓦4の
ブロック2aが当たる箇所には、突部6が複数か所形成
され、各突部6にはブロック2aの彎曲した上面形状と
合致する窪み7が形成されている。この窪み7は瓦に直
接形成してもよい。
【0010】乾燥時においては、図3に示すようにプレ
ス成形された洋風瓦4を乾燥パレット上にブロック2b
が窪み7に当てがわれるようにして載せる。図4は、図
2に示す洋風瓦4の突部6の代りに一対の突起9を設け
た例を示すものである。図5及び図6は、桟瓦11の裏
面中央に一対の突起12を設けた例を示すもので、乾燥
時においては、桟瓦11が乾燥パレット1上に中央のブ
ロック2bが突起間に嵌まるようにして載せられる。
【0011】
【考案の効果】本考案の瓦は以上のように、乾燥パレッ
ト上に嵌合部がブロックに嵌まるようにして載せらるよ
うになっており、乾燥時に瓦が収縮しても嵌合部が所定
のブロックに嵌合してその動きが拘束されるため、ブロ
ックのコーナー部分が喰い込むことによって窪みが形成
されるのを防ぐことができるほか、瓦が一方の側に垂れ
下がって変形するのを防ぐことができる。
【0012】また、嵌合ブロックを瓦の中央部に設けれ
ば、瓦の収縮により両端において生ずる最大のずれ量を
半減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 桟瓦用乾燥パレットに載せた従来の桟瓦の断
面図。
【図2】 洋風瓦の斜視図。
【図3】 同洋風瓦を桟瓦用乾燥パレットに載せたとき
の断面図。
【図4】 洋風瓦の別の実施例の斜視図。
【図5】 桟瓦の斜視図。
【図6】 同桟瓦を乾燥パレット上に載せたときの断面
図。
【符号の説明】
1 枠 2a、2b、2c
ブロック 3 桟瓦 4 洋風瓦 6 突部 7 窪み 9、11 突起 11 桟瓦

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥パレット上に載せたとき、乾燥パレ
    ットのブロックが当たる部分に上記ブロックが嵌合する
    嵌合部を設けたことを特徴とする瓦。
  2. 【請求項2】 ブロックが乾燥パレット上に三ケ所並設
    されるとともに嵌合部が瓦の中央部に設けられる請求項
    1記載の瓦。
  3. 【請求項3】 嵌合部はブロックの上端と合致した形状
    の窪みを有する突部である請求項1記載の瓦。
  4. 【請求項4】 嵌合部はブロックを挟む一対の突起より
    なる請求項1記載の瓦。
JP4004892U 1991-06-11 1992-06-11 Expired - Lifetime JP2566228Y2 (ja)

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JP3-43577 1991-06-11
JP4357791 1991-06-11
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JPH0519411U JPH0519411U (ja) 1993-03-12
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JP5216608B2 (ja) * 2009-01-23 2013-06-19 株式会社鶴弥

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JPH0519411U (ja) 1993-03-12

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