JPH0557716A - タイル壁用タイルの製造法とそれに使用するスペーサー - Google Patents
タイル壁用タイルの製造法とそれに使用するスペーサーInfo
- Publication number
- JPH0557716A JPH0557716A JP3240192A JP24019291A JPH0557716A JP H0557716 A JPH0557716 A JP H0557716A JP 3240192 A JP3240192 A JP 3240192A JP 24019291 A JP24019291 A JP 24019291A JP H0557716 A JPH0557716 A JP H0557716A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- mounting table
- bodies
- tile bodies
- hanging
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 押し出し成型後のタイル素体が乾燥または焼
成工程において乾燥または焼成台車に載せたときの衝撃
や、移動による振動、自重などによって、垂下部に変形
を生じないようにすること。その垂下部の下端にも施釉
できるようにすること。 【構成】 タイル素体a′,a′を、その下側脚部3,
3により載置台10に乗載支持することによって、その
両タイル素体の垂下部4,4が載置台10および基板9
との間に所要の間隔をあけた状態とし、慣行にしたがい
所定の乾燥および焼成を行うこと。
成工程において乾燥または焼成台車に載せたときの衝撃
や、移動による振動、自重などによって、垂下部に変形
を生じないようにすること。その垂下部の下端にも施釉
できるようにすること。 【構成】 タイル素体a′,a′を、その下側脚部3,
3により載置台10に乗載支持することによって、その
両タイル素体の垂下部4,4が載置台10および基板9
との間に所要の間隔をあけた状態とし、慣行にしたがい
所定の乾燥および焼成を行うこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の建築物にタイ
ル壁を構築するのに使用するタイルの製造法とその製造
法の実施に直接使用するスペーサーに関する。
ル壁を構築するのに使用するタイルの製造法とその製造
法の実施に直接使用するスペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物に専用の支持部材を取り付
け、その支持部材の突条に係合溝を嵌合することによっ
て多数のタイルを所要の配置で装架固定し、タイル壁を
構築することは、広く行われているところである。
け、その支持部材の突条に係合溝を嵌合することによっ
て多数のタイルを所要の配置で装架固定し、タイル壁を
構築することは、広く行われているところである。
【0003】また、上記係合溝を脚部の間に形成する構
成のタイルを製造する方法として、本出願人は、特開平
2−74305号公報に記載のように、一対のタイルを
連結部で連結した状態において、所要の成型機で押し出
し成型し、それを乾燥,焼成し、そのあと上記連結部を
割砕あるいは割落することにより、2個のタイルを得る
製造法を開発提供している。
成のタイルを製造する方法として、本出願人は、特開平
2−74305号公報に記載のように、一対のタイルを
連結部で連結した状態において、所要の成型機で押し出
し成型し、それを乾燥,焼成し、そのあと上記連結部を
割砕あるいは割落することにより、2個のタイルを得る
製造法を開発提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今、図1に示すよう
に、係合溝1を上側脚部2と下側脚部3との間に形成す
るとともに下側脚部3の下方に垂下部4を備えたタイル
aを、上記公知の製造法で、すなわち、図2に示すよう
に、そのタイル素体a′,a′の一対を上側および下側
の連結部5,6で連結した状態で押し出し成型してお
き、これを乾燥,焼成することにより製造しようとする
場合、次のような不都合を生じる。
に、係合溝1を上側脚部2と下側脚部3との間に形成す
るとともに下側脚部3の下方に垂下部4を備えたタイル
aを、上記公知の製造法で、すなわち、図2に示すよう
に、そのタイル素体a′,a′の一対を上側および下側
の連結部5,6で連結した状態で押し出し成型してお
き、これを乾燥,焼成することにより製造しようとする
場合、次のような不都合を生じる。
【0005】 乾燥工程で、所要の成型機から連結部
5,6により連結した状態で押し出したタイル素体
a′,a′を、その押し出し成型直後に乾燥台車7上に
置くと(図6)、その置いたときの衝撃や、その後の乾
燥台車7の移動にともなう振動、タイル素体a′,a′
の自重などによって、垂下部4,4の下端部に変形を生
じ、それがタイル素体a′,a′の外表面である化粧面
に及ぶこともある。
5,6により連結した状態で押し出したタイル素体
a′,a′を、その押し出し成型直後に乾燥台車7上に
置くと(図6)、その置いたときの衝撃や、その後の乾
燥台車7の移動にともなう振動、タイル素体a′,a′
の自重などによって、垂下部4,4の下端部に変形を生
じ、それがタイル素体a′,a′の外表面である化粧面
に及ぶこともある。
【0006】 焼成工程で、乾燥工程を経たタイル素
体a′,a′は、直ちに焼成台車8上に多段に積層され
(図7)、そのとき、上下のタイル素体a′とa′との
接触面には、融着を防ぐために珪砂を撒布介在させる
が、その珪砂がタイル素体a′,a′に付着してしまう
とか、付着しなかった場合でも痕跡を残すおそれがあっ
て、当該製品の商品価値を下げることがある。
体a′,a′は、直ちに焼成台車8上に多段に積層され
(図7)、そのとき、上下のタイル素体a′とa′との
接触面には、融着を防ぐために珪砂を撒布介在させる
が、その珪砂がタイル素体a′,a′に付着してしまう
とか、付着しなかった場合でも痕跡を残すおそれがあっ
て、当該製品の商品価値を下げることがある。
【0007】 タイル素体a′,a′は、その垂下部
4,4で荷重を支えるから、下段のものほど荷重がかか
り、垂下部4,4および化粧面に歪みを生じるおそれが
あるとともに、上段のタイル素体a′に塗布した釉薬が
下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と連続してしまう
ことがあり、かつ、上下のタイル素体a′とa′との接
触面には釉薬を塗布することができない。
4,4で荷重を支えるから、下段のものほど荷重がかか
り、垂下部4,4および化粧面に歪みを生じるおそれが
あるとともに、上段のタイル素体a′に塗布した釉薬が
下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と連続してしまう
ことがあり、かつ、上下のタイル素体a′とa′との接
触面には釉薬を塗布することができない。
【0008】発明者は、かかる欠点を解消すべく鋭意研
究の結果、上記乾燥工程および焼成工程において、タイ
ル素体a′,a′を所要のスペーサーで支持することに
よって所期の効果を挙げることができることを見出し、
この発明をなすに至ったものである。
究の結果、上記乾燥工程および焼成工程において、タイ
ル素体a′,a′を所要のスペーサーで支持することに
よって所期の効果を挙げることができることを見出し、
この発明をなすに至ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のスペーサーの
構成は次のとおりである。基板9の上面に載置台10を
一体に突設形成してなる。その載置台10の厚さtが、
成型機から連結部5,6により連結した状態で押し出し
たタイル素体a′,a′の互いに対向する垂下部4,4
の間隔sより小さい。その載置台10の基板9の上面か
らの高さhが、タイル素体a′,a′の垂下部4,4の
長さlより小さい。その載置台10の上面が、タイル素
体a′,a′の下側脚部3,3の下面の形状に適合する
形状に形成されている。
構成は次のとおりである。基板9の上面に載置台10を
一体に突設形成してなる。その載置台10の厚さtが、
成型機から連結部5,6により連結した状態で押し出し
たタイル素体a′,a′の互いに対向する垂下部4,4
の間隔sより小さい。その載置台10の基板9の上面か
らの高さhが、タイル素体a′,a′の垂下部4,4の
長さlより小さい。その載置台10の上面が、タイル素
体a′,a′の下側脚部3,3の下面の形状に適合する
形状に形成されている。
【0010】この発明のタイル壁用タイルの製造法の構
成は次のとおりである。乾燥台車7上に上記構成のスペ
ーサーbを所要の間隔で列設し、その各々に、同じく上
記構成のタイル素体a′,a′を跨架する状態で載置す
る。こさによって、タイル素体a′,a′の下側脚部
3,3の下面が載置台10の上面に乗り、垂下部4,4
が載置台10および基板9との間に所要の間隔をあけた
状態となる。その後、慣行にしたがい所定の乾燥を行
う。
成は次のとおりである。乾燥台車7上に上記構成のスペ
ーサーbを所要の間隔で列設し、その各々に、同じく上
記構成のタイル素体a′,a′を跨架する状態で載置す
る。こさによって、タイル素体a′,a′の下側脚部
3,3の下面が載置台10の上面に乗り、垂下部4,4
が載置台10および基板9との間に所要の間隔をあけた
状態となる。その後、慣行にしたがい所定の乾燥を行
う。
【0011】焼成台車8に上記構成のスペーサーbを所
要の間隔で列設し、その各々に、乾燥工程を経たタイル
素体a′,a′を上記と同様にして跨架載置する。その
跨架載置したタイル素体a′,a′の上に次段のスペー
サーbを所要の間隔で列設し、それにタイル素体a′,
a′を同様にして跨架載置することを所要回数繰り返し
てタイル素体a′,a′の積層体を形成する。その後、
慣行にしたがい所定の焼成を行う。
要の間隔で列設し、その各々に、乾燥工程を経たタイル
素体a′,a′を上記と同様にして跨架載置する。その
跨架載置したタイル素体a′,a′の上に次段のスペー
サーbを所要の間隔で列設し、それにタイル素体a′,
a′を同様にして跨架載置することを所要回数繰り返し
てタイル素体a′,a′の積層体を形成する。その後、
慣行にしたがい所定の焼成を行う。
【0012】
【作用】タイル素体a′,a′の下側脚部3,3の下面
が載置台10の上面に乗り、垂下部4,4が載置台10
および基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるこ
とによって、タイル素体a′,a′の自重は下側脚部
3,3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷
重を支えることはないから、その垂下部4,4さらには
タイル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるようなこ
とがなく、垂下部4,4を従来に比べて肉厚を薄くする
ことができる。
が載置台10の上面に乗り、垂下部4,4が載置台10
および基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるこ
とによって、タイル素体a′,a′の自重は下側脚部
3,3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷
重を支えることはないから、その垂下部4,4さらには
タイル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるようなこ
とがなく、垂下部4,4を従来に比べて肉厚を薄くする
ことができる。
【0013】上下のタイル素体a′とa′との間に接触
を生じないから、そこに珪砂を使用する必要がなく、し
たがって、従来のように珪砂による弊害を惹起するおそ
れがない。
を生じないから、そこに珪砂を使用する必要がなく、し
たがって、従来のように珪砂による弊害を惹起するおそ
れがない。
【0014】タイル素体a′,a′の垂下部4,4の下
端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるか
ら、その下端への施釉もできることになるとともに、積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるか
ら、その下端への施釉もできることになるとともに、積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
【0015】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0016】bはスペーサーである。このスペーサーb
は、基板9の上面に中心線に沿って載置台10を一体に
突設形成してなる。載置台10の厚さtは、所要の成型
機から連結部5,6により連結した状態で押し出した前
記タイル素体a′,a′において、互いに対向する垂下
部4,4の間隔sより小さい。載置台10の基板9の上
面からの高さhは、タイル素体a′,a′の垂下部4,
4の長さlより小さい。また、載置台10の上面は、タ
イル素体a′,a′の下側脚部3,3の下面の形状に適
合する形状、すなわち、図示の実施例ではV形に形成し
ている。
は、基板9の上面に中心線に沿って載置台10を一体に
突設形成してなる。載置台10の厚さtは、所要の成型
機から連結部5,6により連結した状態で押し出した前
記タイル素体a′,a′において、互いに対向する垂下
部4,4の間隔sより小さい。載置台10の基板9の上
面からの高さhは、タイル素体a′,a′の垂下部4,
4の長さlより小さい。また、載置台10の上面は、タ
イル素体a′,a′の下側脚部3,3の下面の形状に適
合する形状、すなわち、図示の実施例ではV形に形成し
ている。
【0017】乾燥工程においては、図4に示すように、
乾燥台車7の上に上記構成のスペーサーbを所要の間隔
で列設し、その各々に、所要の成型機から連結部5,6
により連結した状態で押し出し成型したタイル素体
a′,a′を跨架する状態で載置し、慣行にしたがい所
定の乾燥を行う。
乾燥台車7の上に上記構成のスペーサーbを所要の間隔
で列設し、その各々に、所要の成型機から連結部5,6
により連結した状態で押し出し成型したタイル素体
a′,a′を跨架する状態で載置し、慣行にしたがい所
定の乾燥を行う。
【0018】上記載置は、タイル素体a′,a′の下側
脚部3,3の下面が載置台10の上面に乗り、垂下部
4,4が載置台10および基板9との間に所要の間隔を
あけた状態となること、上記構成からして明らかであ
る。
脚部3,3の下面が載置台10の上面に乗り、垂下部
4,4が載置台10および基板9との間に所要の間隔を
あけた状態となること、上記構成からして明らかであ
る。
【0019】したがって、タイル素体a′,a′の自重
は下側脚部3,3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,
4が荷重を支えることはないから、その垂下部4,4さ
らにはタイル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるよ
うなことがなく、垂下部4,4を従来に比べて肉厚を薄
くすることができる。
は下側脚部3,3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,
4が荷重を支えることはないから、その垂下部4,4さ
らにはタイル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるよ
うなことがなく、垂下部4,4を従来に比べて肉厚を薄
くすることができる。
【0020】焼成工程においては、図5に示すように、
焼成台車8の上に上記構成のスペーサーbを所要の間隔
で列設し、その各々に、上記乾燥工程を経たタイル素体
a′,a′を跨架する状態で載置する。その後、跨架状
態のタイル素体a′,a′の上に次段のスペーサーbを
所要の間隔で列設し、それに、同じく乾燥工程を経たタ
イル素体a′,a′を同様にして跨架載置することを所
要回数繰り返し、タイル素体a′,a′の積層体を形成
し、慣行にしたがい所定の焼成を行う。
焼成台車8の上に上記構成のスペーサーbを所要の間隔
で列設し、その各々に、上記乾燥工程を経たタイル素体
a′,a′を跨架する状態で載置する。その後、跨架状
態のタイル素体a′,a′の上に次段のスペーサーbを
所要の間隔で列設し、それに、同じく乾燥工程を経たタ
イル素体a′,a′を同様にして跨架載置することを所
要回数繰り返し、タイル素体a′,a′の積層体を形成
し、慣行にしたがい所定の焼成を行う。
【0021】この場合においても、乾燥工程のときと同
じように、タイル素体a′,a′の自重は下側脚部3,
3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷重を
支えることはないから、その垂下部4,4さらにはタイ
ル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるおそれがな
い。
じように、タイル素体a′,a′の自重は下側脚部3,
3がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷重を
支えることはないから、その垂下部4,4さらにはタイ
ル素体a′,a′の化粧面に変形を生じるおそれがな
い。
【0022】また、上下のタイル素体a′とa′とを直
接積み重ねる従来の場合のようにその接触面に珪砂を使
用する必要がないから、珪砂による弊害すなわち製品の
美観を損ない商品価値を低下させるおそれもない。
接積み重ねる従来の場合のようにその接触面に珪砂を使
用する必要がないから、珪砂による弊害すなわち製品の
美観を損ない商品価値を低下させるおそれもない。
【0023】さらに、タイル素体a′,a′の垂下部
4,4の下端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態
となるから、その下端への施釉もできることになる。積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
4,4の下端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態
となるから、その下端への施釉もできることになる。積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
【0024】乾燥および焼成の後、上記連結部5,6を
割砕あるいは割落することにより、2個のタイルa,a
を得る(図1)。
割砕あるいは割落することにより、2個のタイルa,a
を得る(図1)。
【0025】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
この発明によれば次の効果を奏するものである。
この発明によれば次の効果を奏するものである。
【0026】すなわち、この発明のスペーサーによれ
ば、タイル素体a′,a′の下側脚部3,3の下面が載
置台10の上面に乗り、垂下部4,4が載置台10およ
び基板9との間に所要の間隔をあけた状態となることに
よって、タイル素体a′,a′の自重を下側脚部3,3
がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷重を支
えることはないから、その垂下部4,4およびタイル素
体a′,a′の化粧面に変形を生じさせるようなことが
ない。したがって、タイル素体a′,a′の垂下部4,
4を従来に比べて肉厚を薄くすることができる。
ば、タイル素体a′,a′の下側脚部3,3の下面が載
置台10の上面に乗り、垂下部4,4が載置台10およ
び基板9との間に所要の間隔をあけた状態となることに
よって、タイル素体a′,a′の自重を下側脚部3,3
がスペーサーbにつたえ、垂下部4,4が直接荷重を支
えることはないから、その垂下部4,4およびタイル素
体a′,a′の化粧面に変形を生じさせるようなことが
ない。したがって、タイル素体a′,a′の垂下部4,
4を従来に比べて肉厚を薄くすることができる。
【0027】また、この発明の製造法によれば、上下の
タイル素体a′とa′との間に接触を生じないから、そ
こに珪砂を使用する必要がなく、したがって、従来のよ
うに珪砂による弊害を惹起するおそれがない。
タイル素体a′とa′との間に接触を生じないから、そ
こに珪砂を使用する必要がなく、したがって、従来のよ
うに珪砂による弊害を惹起するおそれがない。
【0028】タイル素体a′,a′の垂下部4,4の下
端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるか
ら、その下端への施釉もできることになるとともに、積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
端が基板9との間に所要の間隔をあけた状態となるか
ら、その下端への施釉もできることになるとともに、積
層された上下のタイル素体a′は、スペーサーbを介し
て所要の間隔を保持するので、上段のタイル素体a′に
塗布した釉薬が下段のタイル素体a′に塗布した釉薬と
連続してしまうようなことも生じない。
【図1】この発明によって製造しようとしているタイル
の2個の斜視図である。
の2個の斜視図である。
【図2】同上のタイルを分割製出するタイル素体の斜視
図である。
図である。
【図3】この発明のスペーサーの実施例の斜視図であ
る。
る。
【図4】この発明の製造法による乾燥工程における正面
図である。
図である。
【図5】この発明の製造法による焼成工程における正面
図である。
図である。
【図6】従来公知の製造法による乾燥工程における正面
図である。
図である。
【図7】従来公知の製造法による焼成工程における正面
図である。
図である。
a タイル a′ タイル素体 b スペーサー h 載置台の高さ l 垂下部の長さ s 垂下部間の間隔 t 載置台の厚さ 1 係合溝 2 上側脚部 3 下側脚部 4 垂下部 5 連結部 6 連結部 7 乾燥台車 8 焼成台車 9 基板 10 載置台
Claims (2)
- 【請求項1】基板9の上面に載置台10を一体に突設形
成してなること、その載置台10の厚さtが、成型機か
ら連結部5,6により連結した状態で押し出した一対の
タイル素体a′,a′の互いに対向する垂下部4,4の
間隔sより小さいこと、その載置台10の基板9の上面
からの高さhが、タイル素体a′,a′の垂下部4,4
の長さlより小さいこと、その載置台10の上面が、タ
イル素体a′,a′の係合溝1を区画する下側脚部3,
3の下面の形状に適合する形状に形成されていることを
特徴とするタイル壁用タイルの製造法において使用する
スペーサー。 - 【請求項2】乾燥台車7上に請求項1記載のスペーサー
bを所要の間隔で列設し、その各々に、同じく請求項1
記載のタイル素体a′,a′を跨架する状態で載置する
ことによって、タイル素体a′,a′の下側脚部3,3
の下面が載置台10の上面に乗り、垂下部4,4が載置
台10および基板9との間に所要の間隔をあけた状態と
し、慣行にしたがい所定の乾燥を行うことと、焼成台車
8に請求項1記載のスペーサーbを所要の間隔で列設
し、その各々に、乾燥工程を経たタイル素体a′,a′
を上記と同様にして跨架載置し、その跨架載置したタイ
ル素体a′,a′の上に次段のスペーサーbを所要の間
隔で列設し、それにタイル素体a′,a′を同様にして
跨架載置することを所要回数繰り返してタイル素体
a′,a′の積層体を形成し、慣行にしたがい所定の焼
成を行うことを特徴とするタイル壁用タイルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240192A JPH0818311B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | タイル壁用タイルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240192A JPH0818311B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | タイル壁用タイルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557716A true JPH0557716A (ja) | 1993-03-09 |
JPH0818311B2 JPH0818311B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17055832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3240192A Expired - Lifetime JPH0818311B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | タイル壁用タイルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0818311B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172610U (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-09 | ||
JPS6445136U (ja) * | 1987-09-04 | 1989-03-17 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200925A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-09 | Hitachi Ltd | Working method for tape contacting surface |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3240192A patent/JPH0818311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172610U (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-09 | ||
JPS6445136U (ja) * | 1987-09-04 | 1989-03-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0818311B2 (ja) | 1996-02-28 |
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