JPH0579162A - 装飾タイル及びその装飾タイルの製造方法 - Google Patents

装飾タイル及びその装飾タイルの製造方法

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Publication number
JPH0579162A
JPH0579162A JP26831191A JP26831191A JPH0579162A JP H0579162 A JPH0579162 A JP H0579162A JP 26831191 A JP26831191 A JP 26831191A JP 26831191 A JP26831191 A JP 26831191A JP H0579162 A JPH0579162 A JP H0579162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
decorative
main body
clay
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP26831191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kagami
和雄 各務
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TOKO PROCESS KK
Original Assignee
TOKO PROCESS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体感,ボリューム感に優れたデザインが施
せる装飾タイル、及び、その製造方法を提供する。 【構成】 装飾タイル1(L)は、粘土で成形したタイ
ル本体3に、該タイル本体3と同じ材料で成形され、且
つ、タイル本体3と合体して1つのデザインを構成する
1以上の装飾補助部品4を接合してなり、柱の表面又は
出入口、窓等の周縁を囲う壁面に固着する。また、前記
装飾タイル1の製造方法は、乾燥前の前記タイル本体3
に、同じく乾燥前の前記装飾補助部品4を貼着し、この
タイル本体3と装飾補助部品4の合体品を除湿乾燥した
後に焼成するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物を装飾するため
に使用する装飾タイル及びその装飾タイルの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装飾タイルは、陶磁器製の平らな
板に模様を描いたものと、表面に凹凸を形成して立体模
様にしたものがある。後者は、型に素地を押し付けて立
体模様をプレス成形するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装飾タ
イルの立体模様は、プレス成形後、型から抜ける形状で
なければならないという制約があったため、装飾タイル
のデザインが立体感,ボリューム感に乏しいものになっ
ていた。一方、装飾タイルの立体模様を型によらずに手
作業で加工するようにすれば、上記のような問題点は解
消される。しかし、装飾タイルの全てを手作業で仕上げ
ると、量産性に欠け、製品ごとにばらつきが生じ、さら
に熟練工でなければ良い物ができない等、別の厄介な問
題があった。本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は、立体感,ボリューム感に優れたデザ
インが施せる装飾タイル、及び、その製造方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、粘土で成形したタイル本体に、該タイル本
体と同じ材料で成形され、且つ、タイル本体と合体して
1つのデザインを構成する1以上の装飾補助部品を接合
してなり、柱の表面又は出入口、窓等の周縁を囲う壁面
に固着するようにした装飾タイルを提供するものであ
る。
【0005】また、前記装飾タイルの製造方法は、乾燥
前の前記タイル本体に、同じく乾燥前の前記装飾補助部
品を貼着し、このタイル本体と装飾補助部品の合体品を
除湿乾燥した後に焼成するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】図1に示したように、タイル本体は、装飾補助
部品を付ける箇所が平か又は僅かに窪んでおり、全体が
型抜き可能な形状である。一方、装飾補助部品は、タイ
ル本体にプラスして全体のデザインを完成させる形状で
ある。前記タイル本体に装飾補助部品を結合してできた
装飾タイルは、従来の装飾タイルでは達成できない立体
感,ボリューム感のあるデザインが可能である。また、
タイル本体と装飾補助部品が同じ粘土であり、かつ、粘
土が乾燥する前に両者を結合させるから、焼成時に割れ
ることがなく、焼成後において両者は完全に一体化し、
しかも結合部が全く目立たない。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。なお、図1はタイル本体と装飾補助部品を分離
して示す斜視図、図2は装飾タイルの斜視図、図3は装
飾タイルの正面図、図4は使用状態を示す柱の一部正面
図、図5は使用状態を示す柱の要部縦断面図、図6は使
用状態を示す柱の要部横断面図である。
【0008】装飾タイル1は、図4〜図6のように、柱
2の柱頭部分の表面に木ネジや釘等で固着するものであ
り、底辺が柱2の横幅の2分の1程度の長さを有するタ
イル本体3と、図1に示したような3個の装飾補助部品
4とからなる。タイル本体3は、左辺のみが斜めの正面
視逆台形々状である。そして、その左辺は図6のように
端面が略45度の角度に面取りされ、さらに上下辺が図
5のようにタイル本体3を傾けた状態で水平になるよう
予め傾きを設けた形状になっている。タイル本体3の表
面には植物の葉等を形取った凹凸模様5が全面に形成さ
れている。凹凸模様5には装飾補助部品4が付く平坦部
6や窪み部7が合計3箇所設けられている。
【0009】タイル本体3の製造方法は、タイル本体3
の原型を粘土で作り、該原型を元にして石膏型を製造
し、この石膏型に泥漿状の粘土を流し込む。そうする
と、石膏型に粘土の水分が吸収されて石膏型に接してい
る部分から次第に固まる。粘土の厚みが所定のものにな
ったところで石膏型から泥漿を出し、型内に張り付いて
いる粘土の固まりを取り出す。これを乾燥させてタイル
本体3が出来上がる。
【0010】一方、前記装飾補助部品4は、タイル本体
3のデザインのうちの欠落部分を補完する形状であり、
底面がタイル本体3の平坦部6や窪み部7に合致する形
状である。装飾補助部品4の製造方法は、前記タイル本
体3と同じでも良いし、或いは、泥漿状の粘土をある程
度の固さにして、その粘土を直接型に入れる等して成形
しても良い。
【0011】タイル本体3と装飾補助部品4は以上のよ
うに形成されるもので、この両者を組み合わせて装飾タ
イル1を製造する方法について説明する。先ず、前記タ
イル本体3と装飾補助部品4が完全に乾燥する前の段階
でタイル本体3の平坦部6又は窪み部7に装飾補助部品
4を貼着する。貼着はタイル本体3に装飾補助部品4を
載せて押さえる程度で十分であるが、接合面に櫛目を入
れたり、或いは、前記粘土の泥漿を接合面に塗るように
してもよい。そして、タイル本体3と装飾補助部品4の
合体品を除湿乾燥した後、通常のタイルと同様の工程で
焼成する。
【0012】次に装飾タイル1の使用態様の一例につい
て説明する。前記のように本実施例の装飾タイル1は、
柱2の柱頭部表面を装飾するために使用するもので、角
柱状の柱2に対して、図2,3の左用の装飾タイル1
(L)と、この左用の装飾タイル1(L)と左右対称形
状である右用の装飾タイル1(R)を夫々4枚づつ用意
し、図4のように柱2の一面に左用の装飾タイル1
(L)と右用の装飾タイル1(R)を1枚づつ並べて固
着する。そして、柱2の全周面に装飾タイル1(L,
R)を交互に固着すると、柱2のコーナー部分では隣合
う左用の装飾タイル1(L)と右用の装飾タイル1
(R)の斜辺同士が突き合わせ状になり、全装飾タイル
1(L,R)が図5のように前傾状態で安定する。こう
して柱頭に装飾タイル1(L,R)を固着すると、中世
ヨーロッパの宮殿に採用されたような柱頭飾りが簡単に
表現できる。なお、従来の柱頭飾りは、殆ど石の彫刻品
であり、一つ一つが手作りであるから工期が長く、コス
トも高かったが、本発明の装飾タイル1(L,R)を利
用すれば、極めて簡単・低コストに洋風の柱頭飾りを作
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の装飾タイルは、タ
イル本体と装飾補助部品を分割して成形し、両者を結合
して1つのデザインを完成させるようにしたため、従来
の装飾タイルでは達成できない立体感,ボリューム感の
あるデザインが可能である。また、本発明の装飾タイル
の製造方法は、タイル本体と装飾補助部品を同じ粘土で
形成し、且つ、粘土が乾燥する前に両者を結合させるよ
うにしているため、焼成後において両者は完全に一体化
し、しかも結合部が全く目立たない効果がある。なお、
本発明の装飾タイルを利用すれば、その特有のボリュー
ム感により、中世ヨーロッパ風建築物の柱頭飾りが極め
て簡単、且つ、低コストに提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイル本体と装飾補助部品を分離して示す斜視
図である。
【図2】装飾タイルの斜視図である。
【図3】装飾タイルの正面図である。
【図4】使用状態を示す柱の一部正面図である。
【図5】使用状態を示す柱の要部縦断面図である。
【図6】使用状態を示す柱の要部横断面図である。
【符号の説明】
1(L,R) … 装飾タイル 2 … 柱 3 … タイル本体 4 … 装飾補助部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘土で成形したタイル本体に、該タイル
    本体と同じ材料で成形され、且つ、タイル本体と合体し
    て1つのデザインを構成する1以上の装飾補助部品を接
    合してなり、柱の表面又は出入口、窓等の周縁を囲う壁
    面に固着するようにしたことを特徴とする装飾タイル。
  2. 【請求項2】 柱の表面又は出入口、窓等の周縁に固着
    する装飾タイルの製造方法であって、 粘土で成形したタイル本体と、 該タイル本体と同じ材料で成形され、且つ、タイル本体
    と合体して1つのデザインを構成する形状である1以上
    の装飾補助部品を使用し、 乾燥前のタイル本体に、同じく乾燥前の装飾補助部品を
    貼着し、 このタイル本体と装飾補助部品の合体品を除湿乾燥した
    後に焼成するようにしたことを特徴とする装飾タイルの
    製造方法。
JP26831191A 1991-09-18 1991-09-18 装飾タイル及びその装飾タイルの製造方法 Pending JPH0579162A (ja)

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JPH0579162A true JPH0579162A (ja) 1993-03-30

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ID=17456774

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JP26831191A Pending JPH0579162A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 装飾タイル及びその装飾タイルの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160008334A (ko) * 2014-07-14 2016-01-22 이희복 판 접합 청자 제작 기법을 이용한 도자기의 제조방법

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