JP3105258U - タイル - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のタイルを組み合わせて施工する手間がなく、一枚のタイルの中に既に異なるタイル表面が存在し、一装飾材アイテムとして部分的使用にも好適なタイルを提供する。
【解決手段】本考案のタイル1は、第1のタイル表面2と、第1のタイル表面2内に区画して設けられた第2のタイル表面3とを有している。このため、複数のタイルを組み合わせて施工する手間を要せず、既に一枚のタイルに複数のタイル表面が存在して、一装飾材アイテムとして部分的使用にも好適なタイルとなる。
【選択図】図2
【解決手段】本考案のタイル1は、第1のタイル表面2と、第1のタイル表面2内に区画して設けられた第2のタイル表面3とを有している。このため、複数のタイルを組み合わせて施工する手間を要せず、既に一枚のタイルに複数のタイル表面が存在して、一装飾材アイテムとして部分的使用にも好適なタイルとなる。
【選択図】図2
Description
本考案は、内外装飾材として使用されるタイルに関するものである。
従来より、内外装飾材として使用されるタイルには多種多様なものが存在し、同種同色のタイルを複数組み合わせたり、色調の異なる同種タイルを組み合わせたり、複数種のタイルを組み合わせたりして、床面や壁面等を構成している。すなわち、従来は一つのタイル面を有するタイルを複数隣接配置して組み合わせて模様等を形成し床面や壁面等を構成していた。
しかし、近年、嗜好の多様化により、和洋等様々なタイルを効果的に組み合わせて建造物のアクセントとして部分的に使用するなど、自由な組み合わせによる、柔軟で、かつ変化に富んだタイルが求められている。
本願考案者は、このような変化に富むタイルの一つとして、一枚のタイルの中に複数のタイル表面が存在する本考案を想起したものであり、すなわち、本考案の課題は、複数のタイルを組み合わせて施工する手間がなく、一枚のタイルの中に既に異なるタイル表面が存在し、一装飾材アイテムとして部分的使用にも好適なタイルを提供することにある。
上記課題を解決するものは、第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有することを主要な特徴とするタイルである。
また、上記課題を解決するものは、第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有するタイルであって、前記第2のタイル表面を有する第2のタイルは、前記第1のタイル表面を有する第1のタイルの表面側に張り付けられていることを特徴とするタイルである。
さらに、上記課題を解決するものは、第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有するタイルであって、前記第2のタイル表面を有する第2のタイルは、前記第1のタイルの表面側に設けられた凹部内に嵌入されて張り付けられていることを特徴とするタイルである。
前記第2のタイルは、前記凹部内に接着剤を介して固着されていることが好ましい。前記第1のタイル表面と前記第2のタイル表面は、略面一に形成されていることが好ましい。前記第2のタイル表面は、前記第1のタイル表面に複数設けられていてもよい。前記第1のタイルの前記凹部は凹条部であり、前記第2のタイルは、該凹条部内に複数嵌入されて張り付けられていてもよい。前記第1のタイルと前記第2のタイルは、異なる種類のタイルであることが好ましい。
請求項1に記載の考案によれば、複数のタイルを組み合わせて施工する手間がなく、一枚のタイルの中に既に異なるタイル表面が存在し、一装飾材アイテムとして部分的使用にも好適なタイルとなる。
請求項2に記載の考案によれば、原材料や焼成温度等が異なるタイル同士を組み合わせてより変化に富むタイルを作製できる。
請求項3に記載の考案によれば、第2のタイルを第1のタイルにより固定できる。
請求項4に記載の考案によれば、第2のタイルを第1のタイルにより強固に固定できる。
請求項5に記載の考案によれば、タイル表面が略平面となるタイルを作製できる。
請求項6に記載の考案によれば、第1のタイル表面内に複数の第2のタイル表面が存在し、より変化に富んだタイルを作製できる。
請求項7に記載の考案によれば、第1のタイル表面内に第2のタイル表面が線状に配され、より変化に富んだタイルを作製できる。。
請求項8に記載の考案によれば、異なる種類のタイル表面が存在し、より変化に富んだタイルを作製できる。
請求項2に記載の考案によれば、原材料や焼成温度等が異なるタイル同士を組み合わせてより変化に富むタイルを作製できる。
請求項3に記載の考案によれば、第2のタイルを第1のタイルにより固定できる。
請求項4に記載の考案によれば、第2のタイルを第1のタイルにより強固に固定できる。
請求項5に記載の考案によれば、タイル表面が略平面となるタイルを作製できる。
請求項6に記載の考案によれば、第1のタイル表面内に複数の第2のタイル表面が存在し、より変化に富んだタイルを作製できる。
請求項7に記載の考案によれば、第1のタイル表面内に第2のタイル表面が線状に配され、より変化に富んだタイルを作製できる。。
請求項8に記載の考案によれば、異なる種類のタイル表面が存在し、より変化に富んだタイルを作製できる。
本考案のタイル1は、第1のタイル表面2と、第1のタイル表面2内に区画して設けられた第2のタイル表面3とを有している。以下、図面に示した本考案の一実施例を用いて、各構成について順次詳述する。
図1は、本考案のタイルの一実施例の平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図であり、図3を図1に示したタイルの作製方法を説明するための斜視図である。
第1のタイル表面2は、図1に示すように、第1のタイル4の表面で構成されており、第2のタイル表面3は、第2のタイル5の表面で構成されている。第2のタイル表面3は、第1のタイル表面2内においてその一部を区画するように設けられている。
なお、この実施例では、第2のタイル表面3を有する第2のタイル5が、第1のタイル表面2を有する第1のタイル4の表面側に張り合わされることにより、第1のタイル表面2内に区画して設けられた第2のタイル表面3が形成されている。
ただし、本考案は、第1のタイル表面を有する第1のタイルに、第2のタイル表面を有する第2のタイルを張り合わせたものに限定されるものではなく、第1のタイル表面と、第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面を有するタイルを広く包含するものであり、例えば、複数のタイルを組み合わせず、第1のタイルにおける第1のタイル表面内に、釉薬の異なる、或いは釉薬の有無との差による第2の表面を区画して設けたタイルなども本考案の範疇に包含される。
また、この実施例の第1のタイル4は、無釉タイルで構成されているため、第1のタイル表面はレンガ調或いは土ものタイル調となっている。他方、第2のタイル5は施釉タイルにて構成されており、第2のタイル表面3は光沢を有したタイル面となっている。ただし、本考案はこれに限定されるものでなく、第1のタイルまたは第2のタイルは、どのような陶磁器質タイル(例えば、磁器質タイル、せっき質タイル、陶器質タイル、土器質タイルなど)で構成されていてもよい。なお、本願請求項8に記載された「異なる種類のタイル」とは、基材層の原材料、釉薬の種類、焼成温度のいずれかが異なるタイルを言う。
そして、第2のタイル5は、図2に示すように、第1のタイル4の表面側に設けられた凹部6内に嵌入されている。より具体的には、第2のタイル5は、凹部6内に接着剤7を介して固着されている。接着剤7としては、第2のタイル5が第1のタイル4より分離しない程度に固着できるものであればどのようなものでもよいが、タイル張り用モルタルやエポキシ樹脂などが好適に使用できる。
この実施例の凹部6は、焼成した第1のタイル4の表面側を切削して形成されているが、これに限定されるものではなく、焼成前の成形時(通常はプレス成形時)に凹部6が形成されてもよい。
また、この実施例のタイルの凹部6は、図3に示すように、第1のタイル4の長手方向の中央付近を横断した設けられた凹条部であり、第2のタイル5は、この凹条部内に複数(21枚)嵌入されている。
ただし、凹部の形態は、嵌入する第2のタイルの形態に対応して、第2のタイルを嵌入できる形態であればどのような形態でもよく、例えば、複数の凹部が形成され、第2のタイル表面が第1のタイル表面に点在して複数設けられたものでもよく、また、異なる形態の凹部が複数形成されて、それらの凹部に形態や表面態様の異なる第2のタイルがそれぞれ嵌入されたものなどでもよい。
また、この実施例の凹部6の深さは、第1のタイル表面2と第2のタイル表面3とが略面一となるように、第2のタイル5の厚みと略同一に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2のタイル表面3が第1のタイル表面2より若干突出するように、凹部を第2のタイルの厚みより小さくしたようなものも本考案の範疇に包含される。
さらに、この実施例の第1のタイル4は二丁掛けタイルで構成され、他方、第2のタイル5は10mm角タイルであるが、これに限定されるものではなく、第1のタイルのタイル表面内に、第2のタイルのタイル表面を配することができる組み合わせのものであれば、どのような寸法のサイズの組み合わせでもよい。
この実施例のタイル1の作製方法としては、基材となる第1のタイル4と第2のタイルをそれぞれ焼成して形成し、つぎに、図3に示すように、第1のタイル4の表面側に切削機を用いて凹部6を形成し、さらに、凹部6の内面に接着剤を塗布した後、凹部6内に第2のタイル5を嵌入して作製されている。
この実施例のタイル1の使用方法(施工方法)としては、図2に示すように、第1のタイル4が裏面側に裏足8(係止部)を有しているため、通常のタイルと同様である。なお、このタイル1は、建物の胴差部を構成する装飾材として使用して好適なタイルである。
1 タイル
2 第1のタイル表面
3 第2のタイル表面
4 第1のタイル
5 第2のタイル
6 凹部
7 接着剤
8 裏足
2 第1のタイル表面
3 第2のタイル表面
4 第1のタイル
5 第2のタイル
6 凹部
7 接着剤
8 裏足
Claims (8)
- 第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有することを特徴とするタイル。
- 第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有するタイルであって、前記第2のタイル表面を有する第2のタイルは、前記第1のタイル表面を有する第1のタイルの表面側に張り付けられていることを特徴とするタイル。
- 第1のタイル表面と、前記第1のタイル表面内に区画して設けられた第2のタイル表面とを有するタイルであって、前記第2のタイル表面を有する第2のタイルは、前記第1のタイルの表面側に設けられた凹部内に嵌入されて張り付けられていることを特徴とするタイル。
- 前記第2のタイルは、前記凹部内に接着剤を介して固着されている請求項3に記載のタイル。
- 前記第1のタイル表面と前記第2のタイル表面は、略面一に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のタイル。
- 前記第2のタイル表面は、前記第1のタイル表面に複数設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載のタイル。
- 前記第1のタイルの前記凹部は凹条部であり、前記第2のタイルは、該凹条部内に複数嵌入されて張り付けられている請求項3ないし6のいずれかに記載のタイル。
- 前記第1のタイルと前記第2のタイルは、異なる種類のタイルである請求項2ないし7のいずれかに記載のタイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002714U JP3105258U (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002714U JP3105258U (ja) | 2004-05-17 | 2004-05-17 | タイル |
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JP (1) | JP3105258U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8033838B2 (en) | 1996-02-21 | 2011-10-11 | Formfactor, Inc. | Microelectronic contact structure |
-
2004
- 2004-05-17 JP JP2004002714U patent/JP3105258U/ja not_active Expired - Fee Related
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