JPS6316653Y2 - - Google Patents

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JPS6316653Y2
JPS6316653Y2 JP1983104251U JP10425183U JPS6316653Y2 JP S6316653 Y2 JPS6316653 Y2 JP S6316653Y2 JP 1983104251 U JP1983104251 U JP 1983104251U JP 10425183 U JP10425183 U JP 10425183U JP S6316653 Y2 JPS6316653 Y2 JP S6316653Y2
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JP
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wear
resistant
conveyor belt
chips
belt
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JP1983104251U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンベアベルト特に耐摩耗性にすぐ
れたコンベアベルトに関する。
耐摩耗性にすぐれたコンベアベルトとして、コ
ンベアベルトの上部に、耐摩耗性粒状物を埋設し
たコンベアベルトが知られている。この従来のコ
ンベアベルトは、コンベアベルト上面の耐摩材に
よりコンベアベルト上部のゴムが保護され耐摩耗
性が向上する。しかし、耐摩材の間に表出してい
るコンベアベルトのゴム表面部が広いために、比
較的速く摩耗劣化する。このために、耐久性の向
上は十分でない。
本考案は、さらに耐摩耗性がすぐれ、耐久性の
あるコンベアベルトを提供することを目的とす
る。
即ち、本考案のコンベアベルトは、断面形状が
ほぼ一定で帯状であり、主としてゴムで構成され
たベルト本体と、該ベルト本体の上面に保持さ
れ、該ベルトの上面を覆う多数のセラミツクス耐
摩チツプとで構成され、該耐摩チツプは少なくと
も上面が平坦な略多角形状で、互いに隣り合う2
個の該耐摩チツプの間にはほぼ一定巾の間隙が形
成され、該耐摩チツプの間の間隙で該ベルト本体
の斜め方向に伸びる間隙の少なくとも一部は該ベ
ルト本体を斜め方向に横断する直線状の間隙を形
成し、該耐摩チツプの間の間隙で該ベルト本体の
長手方向に伸びる間隙は他の該耐摩チツプにさえ
ぎられ線分状であることを特徴とするものであ
る。
本考案のコンベアベルトを構成するベルト本体
は、実質的に従来のゴムを主体として構成される
コンベアベルトと同一のものである。即ち、ベル
ト本体は、断面形状がほぼ一定の帯状であり、通
常エンドレス状で使用される。このベルト本体の
中央部には、帆布、鋼索等の補強材が埋設されて
いる。そして、ゴム本体は、帆布等の補強材の上
下にゴム層が一体的に結合されている。
本考案のコンベアベルトの他の構成要素である
セラミツクス耐摩チツプは、上記ベルト本体の上
部に保持固定されている。この耐摩チツプは、セ
ラミツクス製でその形状は少なくとも上面が平坦
な略多角形状である。具体的には、耐摩チツプの
形状は三角形、四角形、五角形等の略多角形であ
る。なお、耐摩チツプの側面はベルト本体に機械
的に保持されやすくするために、側周部の中央が
突出したビヤダル状、あるいは逆に側周部の中央
が凹部となるつつみ状とすることができる。又、
この耐摩チツプの裏面は、略平坦でかつゴムベル
ト本体との接着性を増すために、多数の凹凸を有
するものが好ましい。比較的大きな耐摩チツプを
使用する場合には、耐摩チツプの裏側に孔を設
け、この孔にゴムを挿入させ上部ゴムと耐摩チツ
プの結合を強化することも好ましい。また耐摩チ
ツプ同志を結合するため耐摩チツプの裏面に柔軟
性のあるネツト状等の連結材で一体的に固定して
もよい。耐摩チツプの大きさは、上面の表面積で
0.2〜7.0cm2が適当である。尚、耐摩チツプの大き
さは使用されるコンベアベルトの大きさ、用途等
によつて自由に選択できる。耐摩チツプの材料
は、アルミナ、窒化珪素等の構造用セラミツクス
である。
耐摩チツプがベルト本体の上面に配設されてい
る状態は、耐摩チツプが互いに隣り合う2個の耐
摩チツプの間にほぼ一定巾の間隙が形成されるよ
うに配置される。そして、この相隣り合う耐摩チ
ツプの間の間隙の一部は、ベルト本体を斜め方向
に横断する直線状の間隙を形成している。又、ベ
ルト本体の長手方向に伸びる間隙は、他の耐摩チ
ツプにさえぎられ、線分状に分断されている。
なお、耐摩チツプ間に形成される間隙にはベル
ト本体の上部ゴムが表出している。上部ゴムはこ
の間隙を埋めるものでもよい。また間隙は空間と
して残つているものでもよい。この耐摩チツプ間
の間隙は、コンベアベルトが屈曲する場合の歪を
吸収する部分となる。この間隙の巾は0.1mm〜3
mmが好ましい。尚、ななめ方向に伸びる一直線状
の間隙は、ベルト本体を垂直方向に横断する方向
を0度とした場合に45度以下、好ましくは、20度
前後が良い。尚、このななめ方向に横断する直線
状の間隙はコンベアベルトを接続したり、あるい
はエンドレス状に両下端を接合するために必要と
するものである。
ベルト本体の上面に保持固定される耐摩チツプ
の種類は1種類でも2種類あるいはそれ以上の形
状の耐摩チツプを組み合わせてもよい。組み合わ
せ方としては、上記したように、互いに隣り合う
耐摩チツプ間に一定巾の間隙を設けながらななめ
方向に横断する直線状の間隙を形成し、ベルトの
延長方向には間隙が長く伸びるのを防止するため
に線分状に分断し、可能な限りコンベアベルトの
上面を耐摩チツプの上面で覆うことである。具体
的な耐摩チツプの配置模様を第1図、第3図およ
び第4図に示す。第1図は後で説明する本実施例
のコンベアベルトの上面を示す長方形の耐摩チツ
プを配置したものである。第3図は三角形状の耐
摩チツプの配置を、第4図は、正六角形状の耐摩
チツプと四辺形の耐摩チツプを組合わせた配置を
示す。
耐摩チツプをベルト本体の上面に埋め込む方法
は、耐摩チツプを所定の模様に配列した後、生ゴ
ムのシートをその上面に配置し、あるいは配置し
た後シートを押圧して耐摩チツプ間の間隙に生ゴ
ムを充填し、加硫硬化することによりコンベアベ
ルトの上層部が形成される。この上層部とベルト
本体の芯部あるいは裏面側の下層とを一体的に接
着あるいは加硫することによりコンベアベルトが
得られる。なお、ベルト本体の芯部、下層部を未
加硫状態で積層した後、一体的に加硫してもよ
い。
本考案のコンベアベルトではそのベルト本体の
上面に保持固定されている耐摩チツプの形状が略
多角形であるために、互いに隣り合う2個の耐摩
チツプの間の間隙はほぼ一定巾を持つものとな
る。この間隙には、コンベアベルトのゴムが表出
するが、その表出する面積を最も少なくすること
ができる。尚、この耐摩チツプ間の間隙は、コン
ベアベルトが屈曲する場合の歪を吸収する部分と
なる。耐摩チツプ間の間隙がコンベアベルトをな
なめに直線状に横断している。このため、この間
隙にナイフを入れることにより、このコンベアベ
ルトを容易に切断し、接続することができる。ま
た、ベルトの長手方向に伸びている耐摩チツプ間
の間隙は、他の耐摩チツプにより分断され、線分
状となつているため、コンベアベルト上を運ばれ
る被搬送物によりコンベアベルトの上部ゴムが傷
ついたり、切取られたりする程度が少ない。従つ
て耐摩耗性がすぐれた耐久性のあるものになる。
次に実施例を示す。
実施例 本考案の代表的な実施例であるコンベアベルト
の上面の一部を第1図に、又コンベアベルトの断
面の一部を第2図に示す。このコンベアベルトは
ベルト本体1とセラミツクス耐摩チツプ2で構成
されている。ベルト本体1は数プライ(1〜7
枚)の帆布11を芯材とし、上面下面を覆う上部
ゴム12と下部ゴム13とで構成されている。耐
摩チツプ2はこのベルト本体1の上部ゴム12の
上面に保持固定された横16.5mm、縦11.5mm、厚さ
2.5mmのアルミナ製である。耐摩チツプ2はコン
ベアベルトを斜め方向に横断する様に斜め方向に
ほぼ平行に配列されている。尚、各列の耐摩チツ
プ2は少しずらされており、コンベアベルトの延
長方向(矢印で示す)に対する耐摩チツプ間の間
隙が直線状に伸びない様に配置されている。この
間隙の巾は1.5mmである。このコンベアベルトは、
耐摩チツプ2を第1図に示すように、所定の成形
板状に配列し、その上よりベルト本体の上部ゴム
12を形成する生ゴムシートを押圧して耐摩チツ
プ2の間隙に生ゴムを圧入し、更に補強材である
帆布11を重ね合わせ、最後にコンベアベルトの
下部ゴム13を形成する生ゴムシートを積層し、
一体的に加硫したものである。尚、耐摩チツプ2
間の直線状に斜め方向に横断する角度は、ベルト
本体の垂直方向に横断する角度を基準として20度
とされている。
本実施例のコンベアベルトは、コンベアベルト
の上面がアルミナ製の耐摩チツプ2により覆われ
ているために、コンベアベルトによつて運れる被
搬送材によりコンベアベルトの摩耗が押えられ
る。特にこの実施例のコンベアベルトにおいて
は、コンベアベルト上面に表出している上部ゴム
12が極めて少ない。従つて、被搬送材は耐摩チ
ツプ2の表面と接触し、耐摩チツプ2により上部
ゴム12の摩耗が防止される。又、コンベアベル
トと被搬送材は、コンベアベルトの運動方向に対
して相対運動を起す。本実施例のコンベアベルト
においては、コンベアベルトの運動方向に伸びる
耐摩チツプ2間の間隙の長さが短いために、被搬
送材がコンベアベルトの運動方向に相対移動する
ような場合にあつても、それによりコンベアベル
トの上部ゴム12が傷つけられたり、摩耗したり
する恐れがそれだけ少ない。又、本実施例のコン
ベアベルトにおいては、耐摩チツプ2間の斜め方
向に走る間隙が直線状に伸びているために、コン
ベアベルトを接続したり、あるいはエンドレス状
に加工する場合に、耐摩チツプを切断する必要が
なく、この間隙に刃物を挿入して切断、あるいは
接合することができる。このために従来のコンベ
アベルトの接合方法をそのまま利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本実施例のコンベアベルトを
示し、第1図はそのコンベアベルトの上面の部分
図、第2図はコンベアベルトの断面部分図、第3
図は三角形状の耐摩チツプの配列を示す図、第4
図は六角形状の耐摩チツプと四角形状の耐摩チツ
プの配列を示す図である。 1……ベルト本体、2……耐摩チツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面形状がほぼ一定で帯状であり、主として
    ゴムで構成されたベルト本体と、 該ベルト本体の上面に保持され、該ベルトの
    上面を覆う多数のセラミツクス耐摩チツプとで
    構成され、 該耐摩チツプは少なくとも上面が平坦な略多
    角形状で、互いに隣り合う2個の該耐摩チツプ
    の間にはほぼ一定巾の間隙が形成され、該耐摩
    チツプの間の間隙で該ベルト本体の斜め方向に
    伸びる間隙の少なくとも一部は該ベルト本体を
    斜め方向に横断する直線状の間隙を形成し、該
    耐摩チツプの間の間隙で該ベルト本体の長手方
    向に伸びる間隙は他の該耐摩チツプにさえぎら
    れ線分状であることを特徴とするコンベアベル
    ト。 (2) 耐摩チツプは略平板状である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のコンベアベルト。 (3) 耐摩チツプの側周部はその中央が突出したビ
    ヤダル状である実用新案登録請求の範囲第2項
    記載のコンベアベルト。 (4) 耐摩チツプの側周部はその中央が凹部となつ
    たつつみ状である実用新案登録請求の範囲第2
    項記載のコンベアベルト。 (5) セラミツクス耐摩チツプは少なくとも三角
    形、四角形形状の一種類を含む実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のコンベアベルト。
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JPS5522004U (ja) * 1978-07-27 1980-02-13
JPS5746511B2 (ja) * 1976-01-28 1982-10-04

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