JPS632212Y2 - - Google Patents

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JPS632212Y2
JPS632212Y2 JP19126784U JP19126784U JPS632212Y2 JP S632212 Y2 JPS632212 Y2 JP S632212Y2 JP 19126784 U JP19126784 U JP 19126784U JP 19126784 U JP19126784 U JP 19126784U JP S632212 Y2 JPS632212 Y2 JP S632212Y2
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water
rolled
descaling
scraper
roll
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JP19126784U
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JPS61107409U (ja
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼板用の熱間圧延機において、被圧
延材料のデスケーリングの目的で噴射される高圧
水の水切装置に関するものである。
(従来の技術) 鋼板用の熱間圧延機においては、被圧延材料の
表面に酸化スケールの被膜が付着しており、これ
をそのまま圧延用作業ロールに噛み込ませると、
作業ロールの表面や被圧延材料自体にキズが入り
製品の品位を低下させる。そこで、被圧延材料が
圧延用作業ロールに噛み込む直前にこの酸化スケ
ールの除去を行つている。
デスケーリング方法として、例えば100〜200気
圧程度の高圧水を被圧延材料の表面に噴き付ける
方法が一部で利用されている。ところが、このデ
スケーリング噴射水方式は、非常に高圧であるた
め被圧延材料に衝突して酸化スケールを除去した
後も、材料全体の表面を被い、被圧延材料の温度
を著しく低下させており、被圧延材料の材質を確
保するため、このデスケーリング噴射水による温
度低下を見込んで、この被圧延材料の加熱温度を
高くしており、省エネルギー上大きな損失とな
る。
そればかりでなく、圧延機の制御や管理の目的
で被圧延材料の温度を測定する場合が多いが、被
圧延材料の表面に僅かな水膜でも存在すると、正
確な測温が不可能となる。
このような状況から、デスケーリング噴射水の
水切技術がこれまでもいくつか考案されて来た
が、完全に水切の出来る技術がなかつた。
更に別のデスケーリング水水切装置としては、
ワイパー板のみを取り付けたもの(実開昭54−
69133号公報)等が知られている。しかし、ワイ
パー板のみでデスケーリング水をすくい取ろうと
すると、ワイパー板の先端を被圧延板に接触させ
なければならず、被圧延材にキズをつける難点が
ある。また、キズをつけないように、ワイパー板
の先端を被圧延材から少しでも離すと、高圧水が
ワイパー板と被圧延材のスキマから抜けてしまい
水切の用を果さない。
また、低圧水の場合には水切ロールとその後面
に配置されたスプレーとの組合せによつて水を切
る技術も一部試みられてきた。しかし、デスケー
リング水の様な大量な高圧水を対象とする場合
は、該水切ロールの入側に水プールが出来これが
被圧延材を冷却する、あるいは該水切ロールと被
圧延材の間に高圧水が注入され該水切ロールが浮
き上つてしまう。これを防止するためには、大き
な圧下力が必要であり、該水切ロールの駆動化、
架台類の強化等設備費の増大を招き、さらに該水
切ロールが直接高圧水にさらされ短時間の内に摩
耗してしまうという問題があり、出来るだけ低コ
ストで確実にデスケーリング水の水切が可能な、
しかも、被圧延材料にキズをつけないデスケーリ
ング噴射水水切装置が望まれていた。
(考案の目的) 本考案は上記の様な現状技術の状況を踏まえ
て、熱間圧延機のデスケーリング噴射水を効率よ
く確実に除去する目的で、該デスケーリング噴射
水水切装置を考案した。
(考案の構成) 本考案の要旨は、熱間圧延機の入側に鋼板表面
に浮遊するスケールを除去する水噴射ノズルを設
け、該水噴射ノズルの上流側に噴射水を回収する
スクレパーを通板表面より若干すきまを設けて配
置し、更に該スクレパーの上流側に通板表面と接
触する水切ロールを設けたことを特徴とするデス
ケーリング噴射水の水切り装置である。
(実施例) 以下に本考案を図面に示す実施例装置により詳
細に説明する。
第1図において、被圧延材料Mは、搬送用ロー
ラーテーブル2によつて運ばれ、圧延用作業ロー
ル1により圧延される。該作業ロールの入側には
デスケーリングヘツダー3が通板方向に直角に配
置され、該ヘツダーの軸方向にそつてデスケーリ
ングノズル4が一列もしくは二列に取り付けられ
ており、150〜190気圧の高圧の噴射水5が被圧延
材Mの表面に吹きつけられ、酸化スケールの除去
を行なう。該デスケーリングヘツダーのさらに上
流側にはスクレーパー6が回転可能な支点7によ
つて、デスケーリングカバー13の内側に取り付
けられており、規定値以上にスクレーパー6が下
がらないように規制している。この時の被圧延材
料Mとスクレーパー6の先端とのスキマLは、被
圧延材Mの平坦度や板厚によつて異なるが、10〜
50mm程度が良く、被圧延材料Mにぶつかつてはね
返されたデスケーリング噴射水5をすくい取り、
デスケーリングカバー13の内側に固定された樋
11によつて回収され、オフラインに排水され
る。又、デスケーリングカバー内仕切壁12はス
クレーパー6によつてすくわれたデスケーリング
水が、樋付仕切壁11に当つて飛散し、後述の水
切ロール9を飛び越さないためのものである。一
方、スクレーパー6の先端と被圧延材料Mとのス
キマLからスクレーパー6の後方に抜けたデスケ
ーリング水は、被圧延材Mより幅広の水切ロール
9によつて遮られ、被圧延材Mの両サイドに排水
される。しかし、この水の一部は水切ロール9の
回転につれて、該ロールの上流側に持つて行かれ
るので、これをロールスクレーパー8によつて、
水切ロール9の下流側に落下される。以上スクレ
ーパー6と水切ロール9により大部分のデスケー
リング水排水は除去されるが、被圧延材料Mの平
坦度によつては、該水切ロール9と被圧延材料M
のスキマより洩水する。これを除去し、仕上げ切
りをするのが流体噴射スプレー14,16から噴
出するスプレー15,17である。この場合スプ
レー15は18Kg/cm2の水、スプレー17は4〜7
Kg/cm2の圧縮空気を用いた例を示したが、水切ロ
ール9からの洩水量によつては15を2〜3Kg/
cm2の低圧水としたり、17のエアースプレーを使
用しなくても良い。
以上本考案の主要機能について説明したが、以
下に設備保護について説明する。
被圧延材料Mはその先端、及び、尾端が若干変
形し、上に反つている場合がある。この変形部が
水切ロール9に衝突するとこれを破損するので、
これを防ぐ目的で、図面には示していないが、被
圧延材料の先端、及び、尾端を検出し、水切ロー
ル昇降用シリンダー10により、上方に退避させ
ることは有効である。
次にスクレーパーの保護について説明する。
スクレーパー6は、ストツパー18によつて最
下限は規定されているが、上方にはストツパーを
取り付けていない。したがつて、被圧延材Mの一
部がスクレーパー6に当ると該スクレーパーは、
支点7を中心にしてはね上げられ、その後元の位
置にもどる。また、腐食及び摩耗対策として、ス
クレーパー先端や水切ロール表面に13Cr系硬化
肉盛等をすることが望ましい。
(考案の効果) 本考案は下記の様な優れた効果が得られる。
(a) デスケーリング噴射水の完全な水切りが出来
るようになり、その分抽出温度が下げられるの
で、加熱燃料原単位が向上し、大幅な省エネル
ギーが可能になる。
(b) スクレーパーの先端を被圧延材から離すこと
により、被圧延材料へのキズ入りが防止出来
る。
(c) 水切ロールをスクレーパーの影にかくすこと
により、水切ロール寿命が大幅に伸びる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例装置の概要図である。 1:圧延用作業ロール、2:搬送用テーブルロ
ーラー、3:デスケーリング噴射水ヘツダー、
4:デスケーリングノズル、5:デスケーリング
噴射水、6:スクレーパー、7:スクレーパー支
持ピン、8:ロール用スクレーパー、9:水切ロ
ール、10:水切ロール昇降用シリンダー、1
1:デスケーリングカバーの樋付き仕切壁、1
2:デスケーリングカバー仕切壁、13:デスケ
ーリング本体、14,15,16,17:水切流
体用のノズルとスプレー、18:スクレーパー用
ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱間圧延機の入側に鋼板表面に浮遊するスケー
    ルを除去する水噴射ノズルを設け、該水噴射ノズ
    ルの上流側に噴射水を回収するスクレパーを通板
    表面より若干すきまを設けて配置し、更に該スク
    レパーの上流側に通板表面と接触する水切りロー
    ルを設けたことを特徴とするデスケーリング噴射
    水の水切り装置。
JP19126784U 1984-12-17 1984-12-17 Expired JPS632212Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19126784U JPS632212Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

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JP19126784U JPS632212Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS61107409U JPS61107409U (ja) 1986-07-08
JPS632212Y2 true JPS632212Y2 (ja) 1988-01-20

Family

ID=30748703

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745057B2 (ja) * 1987-07-03 1995-05-17 株式会社日立製作所 熱間圧延材のデスケ−リング装置
DE19938705A1 (de) * 1999-08-14 2001-02-15 Sms Demag Ag Entzunderungsvorrichtung für ein stranggegossenes Metallband
KR100797950B1 (ko) * 2001-10-13 2008-01-25 주식회사 포스코 고압 냉각수의 차단장치
KR100743191B1 (ko) 2006-05-19 2007-07-27 주식회사 포스코 열간 교정기에 채용된 체류수 유도장치
JP2010099725A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Jfe Steel Corp 表面性状に優れた厚鋼板の製造方法および製造装置列

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JPS61107409U (ja) 1986-07-08

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